JP2017519127A - メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む熱安定性不織布ウェブ - Google Patents

メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む熱安定性不織布ウェブ Download PDF

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Abstract

ポリ(ブチレンテレフタレート)とポリ(エチレンテレフタレート)とのブレンドを含有するブレンドポリマーメルトブローン繊維を含む熱安定性不織布ウェブ。

Description

メルトブローンは、熱可塑性ポリマー繊維の不織布繊維ウェブを形成するためのプロセスである。典型的なメルトブローンプロセスにおいて、1つ以上の溶融ポリマー流を、ダイオリフィスを通して押し出し、高速の空気(「吹出し」空気)の収束流で細径化(attenuated)することにより、繊維を形成し、これを捕集して、メルトブローン不織布繊維ウェブを形成する。メルトブローン不織布繊維ウェブは、特に、防音及び断熱、濾過媒体、手術用ドレープ、並びに拭き取り布を含む様々な用途で使用される。
概要として、本明細書において、ポリ(ブチレンテレフタレート)とポリ(エチレンテレフタレート)とのブレンドを含むブレンドポリマーメルトブローン繊維を含む、熱安定性不織布ウェブが開示される。本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の詳細な説明より明らかとなろう。しかしながら、かかる主題が、最初に出願された出願の特許請求の範囲において提示されたか、又は補正後の特許請求の範囲においてか、さもなければ特許審査中に提示されたかに関係なく、この広範な概要は、いかなる場合にも請求可能な主題を限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書に開示される代表的な熱安定性不織布ウェブの一部の概略的側断面図である。
図は、正確な縮尺ではなく、本発明の異なる実施形態を図示する目的のために選択される。特に、様々な構成要素の寸法は、例示的な用語としてのみ記述され、様々な構成要素の寸法間の関係が、図面から推測されるべきではない。いくつかの要素は、多数存在することがある。このような場合、1つ以上の代表的な要素のみが参照番号によって示されている場合があるが、こうした参照番号は全てのこのような要素に適用されるものであることは理解されるであろう。「最上部」、「底部」、「上側」、「下側」、「下」、「上」、「前」、「後ろ」、「外側に」、「内側に」、「上に」、「下に」、並びに「第1」及び「第2」などの用語が本開示中で使用され得るが、特に記載のない限り、これらの用語は相対的な意味においてのみ使用されることを理解すべきである。
本明細書において、ある特性又は属性に対する修飾語として用いられる「概ね」なる用語は、特に定めのない限り、その特性又は属性が当業者により直ちに認識されるものであるが、絶対的な精度又は完全な一致を必要としないことを意味する(例えば、定量化可能な特性の場合、+/−20%の範囲内)。特に定めのない限り、「実質的に」なる用語は、高い程度の近似(例えば、定量化可能な特性の場合、+/−10%の範囲内)を意味するが、この場合もやはり絶対的な精度又は完全な一致を必要としない。同一、等しい、均一、一定、厳密になどの用語は、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするよりむしろ、特定の環境に当てはまる通常の許容差又は測定誤差の範囲内であると理解されるべきである。本明細書で使用するとき、「実質的に〜しない」、「実質的に〜を含まない」などの用語は、例えば日常的な洗浄手順に供される大規模な生産設備を使用する場合に生じ得るような、きわめて少量(例えば0.1%以下)の物質がある程度存在するのを排除しないことを、当業者は理解するであろう。
用語集
熱安定性ウェブとは、本明細書の実施例に記載されるように試験される場合、10%未満の熱収縮を呈するウェブを意味する。
短繊維とは、既定の長さに切断又は剪断され、固体形態で不織布ウェブに組み込まれる繊維を意味する。
メルトブローン繊維/ウェブとは、メルトブローンにより調製された繊維/ウェブを意味する。
メルトブローンとは、溶融フィラメントを提供するためにダイの複数のオリフィスを通して溶融繊維形成材料を押し出すことを意味する。本明細書において後に詳細に記載されるように、フィラメントは、本質的に、オリフィスを退出した直後、高速の気体流(例えば空気)と接触することによりフィラメントを(メルトブローン)繊維に細径化し、その後、これを捕集する。
「フィラメント」とは、一式のオリフィスから押し出しされる熱可塑性材料の溶融流を意味し、繊維とは、固化したフィラメントを意味する。ウェブとは、捕集した繊維の塊を意味し、その少なくとも一部は、従来のロール・ツー・ロール機器でウェブを取り扱うのに十分な機械一体性を有する十分な程度まで互いに固着されている。
とは、本明細書の実施例に記載されるように測定される、半結晶ポリマーの結晶融点を意味する。
ポリマーとは、少なくとも約10,000の数平均分子量を有する巨大分子で作製された材料を意味する。用語ポリマーは、説明の便宜上使用され、具体的にはコポリマーを包含し、特に指示がない限り、非ポリマー添加剤の存在(例えば様々な目的のために熱可塑性ポリマーにしばしば存在するように)も許容する。
非ポリマーとは、10000を下回る数平均分子量を有することを意味する。
図面の例示的な実施形態に示されるように、本明細書において熱安定性不織布繊維ウェブ1が開示される。ウェブ1は、複数のメルトブローン繊維100を含み、このメルトブローン繊維100は、以下に詳細に論じられるように、少なくともある程度のブレンドポリマー繊維を含む。ウェブ1は、本明細書において後に詳細に論じられるように、少なくともある程度の短繊維200を更に含む。
メルトブローン繊維100は、少なくともある程度のブレンドポリマー繊維を含む。ブレンドポリマー繊維とは、少なくとも2つの別個のポリマーを含む繊維を意味し、これは共通の押出成形機において加工され(例えばペレットとして挿入される)、よって溶融ブレンドされてポリマーブレンドを形成する。ポリマーブレンドのフローストリームは、多数のメルトブローンオリフィスを通して押し出されて溶融ブレンドポリマーフィラメントを形成し、これを細径化することによりメルトブローンブレンドポリマー繊維を形成する。このような繊維において、(固化した)ポリマーの巨大分子は、例えば使用されるポリマーの比率及び加工条件により、様々な微細構造体を呈し得る。例えば、1つのポリマーは、他のポリマーの連続相にわたって分散される微小パーセル(minute parcel)(例えばアイランド、小球など)として存在し得る。あるいは、両ポリマーは、連続又は準連続相として(例えば相互貫入網目構造として)存在し得る。あるいは、例えば、ポリマーが少なくとも部分的に混和性である場合(及びプロセス条件、例えば混合が行われ得る間の押出成形機の温度、並びに押出成形機及びダイ中の滞留時間にも依存する)、ポリマーの少なくとも一部は巨大分子レベルで混合(混在)され得る。典型的には、ブレンドポリマー繊維の全体的な組成物は、繊維の長さに沿って少なくとも概ね均一、多くの場合ほぼ均一である。
所与のメルトブローンブレンドポリマー繊維に見られる特定の微細構造体にかかわらず、用語ブレンドポリマー繊維は、定義により、具体的に多層繊維及びシースコア繊維を除外する。ブレンドポリマー繊維は時折、ある程度繊維の長軸に沿って広がる1つのポリマー相を呈し得るが、そのような不安定かつ予測不能な発生は既定の多層繊維と同等と見なされないことを当業者は理解するであろう。
メルトブローンブレンドポリマー繊維100は、少なくとも、結晶化が速いポリマーであるポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)、及び結晶化が遅いポリマーであるポリ(エチレンテレフタレート)(PET)から構成される。結晶化が速いポリマーとは、従来のメルトブローンプロセスにおいて利用される比較的急速な冷却条件下で、固化したメルトブローン繊維が、ポリマーがよりゆっくりな冷却プロセスに供された場合に呈するであろう値と概ね類似する結晶化の程度を示す、十分に速い速度で結晶性領域を形成するポリマーを意味する。対照的に、結晶化が遅いポリマーとは、従来のメルトブローンプロセスにおいて利用される冷却条件下で、固化したメルトブローン繊維が、ポリマーがよりゆっくりな冷却プロセスに供された場合に呈するであろう値を大幅に下回る結晶化の程度を示す、十分に遅い速度で結晶性領域を形成するポリマーを意味する。
PBT及びPETは、メルトブローン繊維において、約80:20(PBT:PET)〜約30:70の重量比で存在し得、ウェブのメルトブローン繊維中のPBT及びPETの総重量に基づいて計算され、ブレンドポリマー繊維に加えて存在する単一構成要素メルトブローン繊維に存在し得るいずれかの種類の任意のポリマーを含むが、短繊維に存在し得るいかなるPBT又はPETも含まない。様々な実施形態では、PBT対PETの重量比は最大でも約75:25、70:30、65:35、60:40、50:50、40:60、又は35:65であり得る。更なる実施形態では、PBT対PETの重量比は、少なくとも約35:65、40:60、50:50、60:40、65:35、70:30、又は75:25であり得る。いくつかの実施形態では、PBT及びPETは、メルトブローンブレンドポリマー繊維100に存在する実質的に唯一のポリマーであり得る。
実施例において明らかであるように、本明細書に開示される配置は、高レベルのPBTによってのみ付与されると予測され得る(例えば単一構成要素PBT繊維からなる不織布ウェブにより)有利な特性(例えば低レベルの熱収縮)を保持しつつ、かなりの量のPBTがPETに置き換えられることを可能にすることができる。具体的には、結晶化が速いPBTの存在は、メルトブローンにおいて主流である比較的急速な冷却のこのような条件下でさえ、PETの結晶化を大幅に加速することができるように思える(そうでなければ結晶化が遅い)。これは、このように形成された不織布ウェブが、単一構成要素PETウェブが呈するものよりも単一構成要素PBTウェブが呈するものに類似する熱収縮を呈することをもたらすことができる。よって、満足のいく特性を維持しつつ、大部分のPBTをPETに置き換えることができ、これは、PBTが典型的にはPETよりも非常に高価であるため、大きな利益をもたらすことができる。
メルトブローン繊維の平均直径(例えば代表的な繊維のサンプリングを用いて、光学顕微鏡により測定される)は、任意の所望の範囲内であり得る。メルトブローン(例えば溶融フィラメントの直径を減少させる高速「吹出し」空気の傾向により)は、いわゆるマイクロファイバ(10マイクロメートル以下の平均直径を有する繊維の意味)の形成に特に非常に適している。よって、様々な実施形態では、メルトブローン繊維の平均直径は、約30、20、15、10、5、2、又は1マイクロメートル未満であり得る。更なる実施形態では、メルトブローン繊維の平均直径は、少なくとも約0.5、1、2、又は5マイクロメートルであり得る。
少なくともいくつかの実施形態では、ウェブ1は、図の例示的な実施形態に示されるように、短繊維200を更に含む。ウェブ1において、短繊維200は、メルトブローン繊維の網目構造にわたって分配され、かつその網目構造内に混在している。様々な実施形態では、短繊維200は、ウェブの繊維材料(例えばメルトブローン繊維と短繊維)の総重量の少なくとも約5、10、20、30、40、又は50重量%を構成し得る。更なる実施形態では、短繊維200は、ウェブの繊維材料の総重量の最大で約60、50、40、30、又は20重量%を構成し得る。
特定の製造プロセス又は組成物にかかわらず、短繊維は典型的には、特定の既定の長さ又は識別可能な長さに機械切断され、固化形態で不織布ウェブに加えられる。短繊維の長さは、多くの場合、メルトブローン繊維よりも非常に短く、様々な実施形態では、約1〜8cm、又は約2.5cm〜6cmであり得る。短繊維の平均繊維直径は、多くの場合、平均約15μm超、及び様々な実施形態では、20、30、40、又は50μm超であり得る。よって、多くの実施形態では、短繊維の平均繊維直径は、メルトブローンブレンドポリマー繊維の平均直径の少なくとも約2、4、又は8倍であり得る。短繊維は、例えば米国特許第4,118,531号(Hauser)に記載の繊維のような捲縮繊維であってもよい。捲縮繊維は、連続的な波状で縮れた、又はギザギザの形状を長さに沿って有し得る。短繊維は、例えば1cm当たり約10〜30個の捲縮を備える捲縮繊維を含み得る。短繊維は、単一構成要素繊維、又は多構成要素繊維であり得る。
いくつかの実施形態では、短繊維は、合成ポリマー材料を含み得る。いくつかの実施形態では、短繊維は、天然繊維(例えば、竹、綿、羊毛、黄麻、アガーベ、サイザル、ココナッツ、大豆、麻布などに由来する繊維から選択される)を含み得る。所望する場合、短繊維の少なくとも一部の組成物は、それらが成形プロセス(不織布ウェブを含む成形物品を形成するために使用され得るなど)の間に互いに及び/又はメルトブローン繊維に溶融接着(meltbonded)され得るように選択され得る。あるいは、それらは、成形プロセスの間に互いに又はメルトブローン繊維に結合しないように、特性(例えば、融点)を有する材料から作製することができる。
好適な短繊維は、例えば、任意の好適なポリエステル及びそのコポリマー、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、及びそれらのコポリマーなど、ポリスルホンアミド、ポリアミド、又はこれらの任意の組み合わせから調製され得る。特定の実施形態では、短繊維は、有利に安価でありかつ広く入手可能であるPET繊維である。本明細書の実施例に示されるように、メルトブローンPBT:PETブレンドポリマー繊維を含む不織布ウェブに短繊維を含むことにより、熱収縮を増加させず、いくつかの場合では、短繊維が全体としてウェブのPET対PBTの重量比を増加させるPET繊維である場合でも、更に有利に熱収縮を減少させることが分かった。
様々な目的に所望されるように、様々な他の構成要素がウェブ1、特にメルトブローンブレンドポリマー繊維100に存在し得る。例えば、任意の所望の種類の特定の添加剤がウェブ1に存在し得る。特に、ウェブ1が、濾過目的、任意の好適な吸着、触媒、化学反応性などに使用される場合、粒子状の添加剤が存在し得る。メルトブローンブレンドポリマー繊維100は特に、その中に任意の好適な補助的構成要素を有し得る。このような構成要素は、そのままで、例えば上述のPBT及び/又はPETに存在し得、例えば、加工添加剤、抗酸化剤、UV安定剤、難燃剤などを含み得る。いくつかの実施形態では、PET及び/又はPBTは、1つ以上の非ポリマー成核剤(例えば溶融添加剤(melt additive))を含み得、これは、例えば様々なステアレート、カルボン酸塩、窒素含有複素芳香族化合物などから選択され得る。しかしながら、特定の実施形態では、PET及びPBTは各々、約5、2、1、又は0.5重量%未満の任意の非ポリマー成核剤を含む。特定の実施形態では、PET及びPBTの両方は、いかなる非ポリマー成核剤も実質的に含まない。
いくつかの更なる実施形態では、ウェブ1は、少なくともある程度の量のポリマー成核剤を含んでもよく、これは、PBT及び/又はPETと共に例えば溶融添加剤として添加され得る。このような材料は、例えば、ポリエステル−スルホン酸塩、ある特定のポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレンなど)、並びにこれらのコポリマー及びブレンドを含み得る。このような材料は、容認できないほど影響を及ぼす(例えば得られたウェブの熱収縮)ような量で存在しない限り、やはり利益を提供し得る。よって、様々な実施形態では、メルトブローンブレンドポリマー繊維100は、最大約5、2、1、又は0.5重量%、及びそれ以下の任意のポリマー成核剤を含み得る。特定の実施形態では、メルトブローン繊維100は、いかなるポリマー成核剤も実質的に含まない。
いくつかの実施形態では、不織布ウェブにおいて200℃未満のTを呈するポリマーの量を最小限にすることが有利であり得る。(この分脈において、200℃未満のTを呈する、用語ポリマーは具体的に、単にポリマーのホモポリマー鎖だけでなく、コポリマー巨大分子に存在し得るこのような材料の任意のセグメントも含む。)よって、様々な実施形態において、200℃未満のTを有する任意のポリマーが、ウェブの総繊維材料(例えば短繊維を含む)に基づいて約20、10、5、2、1、又は0.5重量未満で存在する。更なる実施形態では、不織布ウェブは、200℃未満のTを有するポリマー材料を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、特にウェブのメルトブローン繊維において、200℃未満のTを呈するポリマーの量を最小限にすることが有用であり得る。よって、様々な実施形態において、200℃未満のTを有する任意のポリマーが、約20、10、5、2、1、又は0.5重量%未満でウェブのメルトブローン繊維(任意の非ブレンドポリマーメルトブローン繊維を含む)に存在する。更なる実施形態では、ウェブのメルトブローン繊維は、200℃未満のTを有するポリマーを実質的に含まない。
様々な実施形態において、本明細書に開示されるウェブ1は、約10、8、6、5、4、2、又は1%未満の熱収縮(本明細書の実施例に開示されるように測定される)を呈し得る。本明細書に論じられるように、このような特性は、ある特定の用途において大きな利点を提供し得る。
述べたように、本明細書に開示される不織布ウェブは、上に定義されるメルトブローン繊維を利用する。メルトブローンプロセス、並びにこのようなプロセスにより形成されたメルトブローン繊維及びメルトブローン不織布ウェブが、例えば溶融紡糸などのプロセス、並びに溶融紡糸繊維及び溶融紡糸(例えばスパンボンド)不織布ウェブなどの得られた製品と区別されることを当業者は理解するであろう。用語「溶融紡糸」及び「溶融紡糸された」は、一組のオリフィスから溶融フィラメントを押し出すことによって、またフィラメントの冷却を助けるためにフィラメントを空気空間(移動する空気流が含まれてもよい)に通すことにより、フィラメントを冷却及び固化させて繊維を形成することによって、繊維を形成することを指す当該技術分野の用語である。次いで、冷却したフィラメントは、フィラメントを少なくとも部分的に延伸するために延伸ユニットを通過する(例えば、配向及び物理的特性の強化を誘導するために)。メルトブローンは、押出オリフィスにごく近接して配置される空気吹出しオリフィスによって導入される、収束する高速の空気流に、融フィラメントを押し出すことを伴う点で、溶融紡糸は、よって、メルトブローンと区別することができる。当業者は、メルトブローンと溶融紡糸が、よって、得られる繊維及びウェブに異なる特徴(例えば分子配向及び得られる物理的特性の)を付与する(繊維/ウェブが同じ組成物のものであっても)ことを理解し、よって、メルトブローン繊維と溶融紡糸繊維が互いに容易に区別することができることを理解するであろう。
よって、本明細書に記載のメルトブローンブレンドポリマー繊維は、メルトブローンに慣習的に使用される、溶融ブレンドポリマーフィラメントをそこから放出することが可能なメルトブローンダイ、フィラメントをメルトブローン繊維に細径化するために、本質的にメルトブローンダイのオリフィスを退出した直後に(例えば、メルトブローンダイのオリフィスを退出して約1センチメートル以内)溶融フィラメントに対して高速「吹出し」空気を衝突させるための装置、メルトブローン繊維を捕集するための捕集器、及び様々な補助的機器(例えば押出成形機、温度制御機器など)の使用により生産され得る。特に、PET及びPBTの原材料(例えばペレット)は、溶融され、互いに混合され、その後メルトブローンダイに送達され得るように、共通の押出成形機内に分配され得る。このような装置は、例えば、van Wente,「Superfine Thermoplastic Fibers」,Industrial Engineering Chemistry,Vol.48,pages 1342 et sec(1956)、又はvan Wente,A.,Boone,C.D.,及びFluharty,E.L.による「Manufacture of Superfine Organic Fibers」という題でNaval Research Laboratoriesの報告書番号4364(1954年5月25日発行)に教示されている一般的な種類のものであり得る。
ある特定のプロセス条件、具体的にはメルトブローンダイのオリフィスから出てくるときに溶融フィラメントに対して衝突する高速「吹出し」空気の温度が、それにより生産された不織布ウェブの性能を更に増強するように操作され得ることが分かった。具体的には、熱収縮は、吹出し空気の公称温度が例えば約340〜350℃〜最大約400℃に増加されるとき、有利に減少され得る。(用語公称温度は、当業者がよく理解しているように、本明細書において、この温度が設定値温度であり、移動する溶融フィラメントに対する実際の衝突点での高速空気が公称設定値とはわずかに異なる場合があることを認識するために使用される。)よって、様々な実施形態では、メルトブローン装置は、少なくとも約340、350、360、380、又は400℃である吹出し空気の公称設定値で動作され得る。
いくつかの実施形態では、メルトブローン繊維は、平坦な表面(例えば多孔質捕集ベルト又はネット)又は単一捕集ドラムの表面上に捕集され得る。他の実施形態では、メルトブローン繊維は、収束する捕集表面間、例えば第1の捕集ドラムと第2の捕集ドラムとの間の間隙に捕集され得る。このような配置は、メルトブローン繊維100が少なくとも概ね、又は実質的に「C」形状の断面構成でウェブ1に存在することを提供し得る。このような配置(米国特許第7476632号(Olson)に詳細に記載されており、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)は、例えば、膨らみ(loft)の増加及び/又は他の有益な特性を提供し得る。
少なくともいくつかの実施形態では、短繊維は、上述のように不織布ウェブ1に組み込まれ得る。これは、例えば、短繊維の空中流を、細径化したフィラメント/繊維の空中流内に注入することにより行うことができる。(ダイのオリフィスから捕集器への飛行中に溶融フィラメントが固化して繊維を形成するプロセスは、統計的プロセスであるため、用語フィラメント及び繊維は幾分、プロセスのこの段階で交換可能である。)これは、メルトブローンブレンドポリマー繊維と短繊維との混在空気流を形成し、この空気流が捕集器上で衝突して、繊維の塊として、混在したブレンドポリマーメルトブローン繊維と短繊維を捕集することができる。短繊維を、例えばメルトブローン繊維の細流の中に注入するための装置及びプロセスは、例えば米国特許第7989371号(Angadjivand)及び同第4118531号(Hauser)に更に詳細に記載されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも一部の短繊維は、先に述べたように、接着繊維として機能し得る。あるいは、又はこれに付随して、メルトブローン繊維の少なくとも一部は、(例えば捕集の様式などにより)互いに接着、例えば溶融接着され得る。所望する場合、任意の好適な接着後プロセスが使用されてもよい(例えば、圧延動作による点接着など)。
上記の考察は短繊維(例えばPET)の、メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布ウェブへの組み込みを開示してきたが、いくつかの実施形態では(例えばメルトブローンブレンドポリマー繊維における十分に高いPBT対PETの比率で)、少なくともいくつかの用途に満足のいく性能(例えば約10%を下回る熱収縮)は、低レベルの短繊維で、又は更には短繊維の不在下で得ることができることに留意されたい。よって、実施例4及び5に示されるように、少なくとも約45:55のPBT:PET比でブレンドポリマーメルトブローン繊維を含む不織布ウェブは、短繊維の不在下で、満足のいく低熱収縮を提供し得る。よって、様々な実施形態では、本明細書において、少なくとも選択されたメルトブローン繊維が、各々ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリ(エチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドを含むブレンドポリマー繊維である、メルトブロー繊維を含む熱安定性不織布ウェブが開示され、このメルトブローン繊維は、約40:60〜約80:20のPBT対PETの平均重量比を呈する。様々な実施形態では、そのようなウェブのメルトブローン繊維は、約45:55〜70:30、又は約50:50〜約65:35のPBT対PETの平均重量比を呈し得る。更なる実施形態では、このようなウェブは、約20、10、5、2、1、又は0.5重量%未満の短繊維(ウェブの総繊維材料に基づく)を含み得る。特定の実施形態では、このようなウェブは短繊維を実質的に含まない場合がある。ある特定の実施形態では、このようなウェブは、それに積層されたいずれの他の層(例えば、スパンボンドウェブ又はスクリムなどの他の不織布ウェブ)も有しない単層メルトブローンウェブであってもよい。
本明細書に記載のメルトブローン繊維ウェブは、断熱及び防音物品、作製された液体及び気体フィルタなどの物品に組み込まれ得る(例えば、任意の好適な厚さ、寸法などのウェブ、シート、スクリム、繊維など)。任意の好適な使用が想定されるが、メルトブローンウェブの熱収縮に対する耐性は、このような物品を比較的高温環境での使用に特に好適なものにし得る。このような物品は、多種多様な用途、例えば、自動車若しくは建築構成要素の防音及び/又は断熱、パーソナル保護装置、又は衣類などに用途を見出すことができる。このようなメルトブローンウェブは、断熱物品及び/又は高温防音物品において特に有用であり得、いくつかの使用において(例えば自動車のフードライナーにおいて)、このような物品は両機能を行うことができることに留意されたい。メルトブローン繊維ウェブ1は、特定の物品を形成する際に有益であり得るため、任意の所望の追加層(例えばスクリム、上張りなど)と組み合わされてもよい。ウェブ1は、任意のそのような追加層と共に加工されて(例えば、成形、切断など)、特定の構成の物品を形成し得る。
例示的実施形態の一覧
実施形態1は、熱安定性不織布ウェブであり、この熱安定性不織布ウェブは、メルトブローン繊維であって、少なくとも選択されたメルトブローン繊維が、各々ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリ(エチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドを含むブレンドポリマー繊維であり、約80:20〜約30:70のPBT対PETの平均重量比を呈する、メルトブローン繊維と、短繊維であって、ウェブの繊維材料の総重量の約10重量%〜約60重量%を構成する、短繊維と、を含み、熱安定性不織布ウェブは、約10%未満の熱収縮を呈する。
実施形態2は実施形態1のウェブであり、メルトブローン繊維は、約70:30〜約35:65のPBT対PETの平均重量比を呈する。実施形態3は実施形態1又は2のいずれかのウェブであり、PETは、非ポリマー成核剤を実質的に含まない。実施形態4は実施形態1〜3のいずれかのウェブであり、メルトブローン繊維は集合的に、約10マイクロメートル未満の平均繊維直径を呈する。
実施形態5は実施形態1〜4のいずれかのウェブであり、短繊維は、ウェブの繊維材料の総重量の約20重量%〜約60重量%を構成する。実施形態6は実施形態1〜5のいずれかのウェブであり、短繊維は、ウェブの繊維材料の総重量の約30重量%〜約60重量%を構成する。実施形態7は実施形態1〜6のいずれかのウェブであり、短繊維は、ウェブの繊維材料の総重量の約40重量%〜約60重量%を構成する。実施形態8は実施形態1〜7のいずれかのウェブであり、短繊維は、PET繊維である。
実施形態9は実施形態1〜8のいずれかのウェブであり、ウェブは、約6%未満の熱収縮を呈する。実施形態10は実施形態1〜9のいずれかのウェブであり、ウェブは、約4%未満の熱収縮を呈する。実施形態11は実施形態1〜10のいずれかのウェブであり、ウェブは、約2%未満の熱収縮を呈する。
実施形態12は実施形態1〜11のいずれかのウェブであり、メルトブローン繊維は集合的に、200℃未満のTを呈する、約5重量%以下の任意のポリマー材料を含む。実施形態13は実施形態1〜12のいずれかのウェブであり、メルトブローン繊維は、200℃未満のTを有するいかなるポリマー材料も実質的に含まない。
実施形態14は実施形態1〜13のいずれかの熱安定性不織布ウェブを含む物品であり、この物品は、断熱物品、防音物品、液体濾過物品、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される。実施形態15は実施形態14の物品であり、この物品は、約5%未満の熱収縮を呈する防音物品である。
実施形態16は、メルトブローンダイのオリフィスを通して溶融ブレンドポリマーフローストリームを押し出して、溶融ブレンドポリマーフィラメントを形成することと、高速気体流で溶融ブレンドポリマーフィラメントを細径化して、ブレンドポリマーメルトブローン繊維の空中流を形成することと、短繊維の空中流をブレンドポリマーメルトブローン繊維の空中流に注入することと、混在したメルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を繊維の塊として捕集することとを含む方法であり、少なくとも選択されたメルトブローンブレンドポリマー繊維は、各々、ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリ(エチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドを含み、メルトブローン繊維は、約80:20〜約30:70のPBT対PETの平均重量比を呈し、短繊維は、ウェブの繊維材料の総重量の約10重量%〜約60重量%を構成し、熱安定性不織布ウェブは、約10%未満の熱収縮を呈する。
実施形態17は実施形態16の方法であり、高速気体流は、少なくとも約350℃の公称設定値に設定される。実施形態18は実施形態16の方法であり、高速気体流は、少なくとも約390℃の公称設定値に設定される。実施形態19は実施形態16〜18のいずれかの方法であり、この方法は、繊維の塊の繊維の少なくとも一部を互いに固着させて熱安定性不織布ウェブを形成することを更に含む。
実施形態20は、少なくとも選択されたメルトブローン繊維が、各々ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリエチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドポリマー繊維である、メルトブローン繊維を含む熱安定性不織布ウェブであり、メルトブローン繊維は、約40:60〜約80:20のPBT対PETの平均重量比を呈する。
試験法
熱収縮
熱収縮メルトブローンウェブは、不織布ウェブから取った5つの10cm×10cmのサンプルを用いて得ることができる。各試料の寸法(典型的には、機械方向(MD)及び横方向(CD)の両方)は、170℃で15分間、Fisher Scientific Isotemp Oven(又は等価物)に設置する前及び設置した後に測定される。各サンプルの収縮は、次式により計算される。
Figure 2017519127
式中、Lは試料の初期長さであり、Lは試料の最終長さである。収縮の平均値(典型的には、MD及びCD両方の平均)が計算され、報告される。
メルトブローンウェブを作製する装置及び方法
メルトブローンウェブを、Wente、Van A.,「Superfine Thermoplastic Fibers」Industrial Engineering Chemistry,Vol.48,pages 1342 et seq.(1956)、及びWente,Van A.Boone,C.D.,及びFluharty,E.Lによる「Manufacture of Superfine Organic Fibers」という題のNaval Research Laboratoriesの報告書番号4364(1954年5月25日)に記載されるものと類似する装置及びプロセスを用いて調製した。円形平滑面押出オリフィス(約50.8cmの総有効幅を有する単列で約1mmの中心間間隔で離間される)を有するメルトブローンダイに溶融押出物を供給するように(ギアポンプを介して)構成された、50mmの一軸押出成形機を使用した。個々の押出オリフィスは、約0.6mmの直径、及び約7:1の長さ対直径比を有した。空気供給装置(エアナイフ)は、溶融フィラメントが、本質的に、メルトブローンダイのオリフィスを退出した直後(例えばダイ面の1cm以内)に溶融フィラメントに対して高速空気(収束様式で)を衝突させるために、ダイ面で提供された。短繊維を含んだ不織布ウェブに関して、短繊維の空中流をメルトブローンブレンドポリマー繊維の空中流に注入するために、Hauser(米国特許第4118531号)により開示されたものと概ね類似する種類の装置が使用された。繊維(短繊維が存在したか否かにかかわらず)は、捕集器上に捕集された。
短繊維を用いた実施例
代表的な実施例1
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含む不織布繊維ウェブは、以下に記載されるように動作される、上述の装置及び一般的な方法を用いて作製された。装置は、短繊維をメルトブローン繊維の空中流に注入するための機器を含んだ。メルトブローンに使用されたポリ(エチレンテレフタレート)は、商品名RAMAPET L1としてIndoramaから得た0.58の固有粘度のPET樹脂であった。メルトブローンに使用されたポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)は、商品名VALOX 195−1001としてSabicから得た。使用された短繊維は、商品名942DとしてXDL(China)から得たPET繊維(6デニール、長さ40mm)であった。PBT及びPET樹脂は、約50:50の重量比で押出成形機に注入された。ダイの温度は約320℃に維持された。高速衝突空気の公称設定値は約400℃であった。衝突空気は、約1.5mmのエアナイフ間隙、及び508mmの総有効幅(エアナイフの幅、よって類似する空気流に全てのメルトブローンフィラメントを均一に曝すことを可能にするために、オリフィスの列の両端でメルトブローンのオリフィスの列幅を超えて延在する)で、1分当たり約220標準立方フィート(SCFM)(1分当たり約6230リットル(L/分))の速度で送達された。空気の推定線速度は、1分当たり8175メートルの範囲であった。このように形成された繊維は、約24cmのDCD(ダイ−捕集器間の距離)で通気性ベルト上に捕集された。プロセス条件は、任意の所与の組(例えば短繊維なしの組、又は短繊維を含む組)内のウェブが少なくとも概ね類似する固さ/膨らみのものであるように調節された。
メルトブローン装置は、1平方メートル当たり約200グラムの範囲の坪量のメルトブローンウェブを提供するように、ある時間長にわたって動作された。次に、短繊維注入装置は、PET短繊維の注入を開始するために起動され、これは、少なくとも準定常状態条件の達成後、1平方メートル当たり約300グラムの範囲の総ウェブ坪量(メルトブローン繊維と短繊維)をもたらした。短繊維重量%(ウェブの総繊維材料の)は、よって、約33%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
実施例1a
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含むウェブは、高速衝突空気の公称設定値が350℃であり、ダイの温度が305℃であり、衝突空気が約208SCFM(約5890L/分)の速度で送達されたことを除き、実施例1にあるような概ね類似する様式で作製された。ウェブの短繊維重量%は約40%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
実施例2
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含むウェブは、PBT及びPET樹脂が65:35の重量比(約220SCFM(約6230L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値は400℃であり、ダイの温度は310℃であった)で使用されたことを除き、実施例1にあるような概ね類似する様式で作製された。ウェブの短繊維重量%は約34%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
実施例2a
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含むウェブは、約204SCFM(約5777L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値が350℃であり、ダイの温度が305℃であったことを除き、実施例2(65:35のPBT:PET比)にあるような概ね類似する様式で作製された。ウェブの短繊維重量%は約42%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
実施例3
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含むウェブは、PBT及びPET樹脂が35:65の重量比(約221SCFM(約6258L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値は400℃であり、ダイの温度は335℃であった)で使用されたことを除き、実施例1にあるような概ね類似する様式で作製された。ウェブの短繊維重量%は約33%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
実施例3a
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含むウェブは、約206SCFM(約5833L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値が350℃であり、ダイの温度が315℃であったことを除き、実施例3(35:65のPBT:PET比)にあるような概ね類似する様式で作製された。ウェブの短繊維重量%は約42%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
短繊維を用いた比較例
比較例1
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含む不織布繊維ウェブは、メルトブローン繊維を作製するために100重量%のPBT樹脂(PET樹脂を含まない)が使用されたことを除き、実施例1にあるような概ね類似する様式で作製された。約200SCFM(約6230L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値は340℃であり、ダイの温度は約300℃であった。ウェブの短繊維重量%は約38%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
比較例2
メルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を含む不織布繊維ウェブは、メルトブローン繊維を作製するために100重量%のPET樹脂(PBT樹脂を含まない)が使用されたことを除き、実施例1にあるような概ね類似する様式で作製された。約220SCFM(約6230L/分)で送達された高速衝突空気の公称設定値は350℃であり、ダイの温度は約330℃であった。ウェブの短繊維重量%は約34%であった。得られたウェブの熱収縮データは表1に提供される。
様々なサンプルの熱収縮を表1に報告する。
Figure 2017519127
短繊維を含まない実施例
実施例4
短繊維を含まないメルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、以下に記載されるように動作される、上述の装置(短繊維を注入するためのいかなる機器も使用しない)及び一般的な方法を用いて作製された。使用されたポリ(エチレンテレフタレート)は、商品名RAMAPET L1としてIndoramaから得た0.58の固有粘度のPET樹脂であった。使用されたポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)は、商品名CELANEXとしてTiconaから得た。PBT及びPET樹脂は、約50:50の重量比で押出成形機に注入された。ダイの温度は約320℃に維持された。高速衝突空気の公称設定値は約400℃であった。衝突空気は、1分当たり約220標準立方フィート(SCFM)(1分当たり約6230リットル(L/分))の速度で送達され、空気の推定線速度は、1分当たり8200メートルの範囲であった。
実施例4a
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、高速衝突空気の公称設定値が340℃であったことを除き、実施例4にあるような概ね類似する様式で作製された。衝突空気は、1分当たり約208標準立方フィート(SCFM)(1分当たり約5890リットル(L/分))の速度で送達され、空気の推定線速度は、1分当たり7700メートルの範囲であった。
得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
実施例5
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、PBT及びPET樹脂が65:35の重量比(高速衝突空気の公称設定値は約400℃であり、ダイの温度は310℃であった)で使用されたことを除き、実施例4にあるような概ね類似する様式で作製された。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
実施例5a
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、高速衝突空気の公称設定値が340℃であったことを除き、実施例5にあるような概ね類似する様式で作製された。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
比較例3
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、PBT及びPET樹脂が35:65の重量比(高速衝突空気の公称設定値は約400℃であり、ダイの温度は335℃であった)で使用されたことを除き、実施例4にあるような概ね類似する様式で作製された。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
比較例3a
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含む不織布繊維ウェブは、高速衝突空気の公称設定値が340℃であり、ダイの温度が330℃であったことを除き、比較例2にあるような概ね類似する様式で作製された。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
比較例4
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含むウェブは、PET(PBTなし)樹脂のみが使用されたことを除き、比較例3aにあるような概ね類似する様式で作製された。高速衝突空気の公称設定値は340℃であり、ダイの温度は340℃であった。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
比較例5
メルトブローンブレンドポリマー繊維を含むウェブは、PBT(PETなし)樹脂のみが使用されたことを除き、比較例3aにあるような概ね類似する様式で作製された。高速衝突空気の公称設定値は340℃であり、ダイの温度は300℃であった。得られたウェブの熱収縮データは表2に提供される。
様々なサンプルの熱収縮を表2に報告する。
Figure 2017519127
先の実施例は利用可能な記録により提供され、単に理解を明確にするために提供されたものであり、したがってこれらによって不要に限定するものと理解されるべきではない。実施例に記載した試験及び試験結果は予測的なものではなく、例示的なものであることが意図され、試験方法の変更により、得られる結果も異なるものと予想される。実施例の全ての定量的値は、使用された手順に含まれる周知の許容差の観点から近似値であると理解されるべきである。
本明細書に開示される特定の例示的な要素、構造、特徴、詳細、構成等を、多くの実施形態において修正及び/又は組み合わせることができることは、当業者には自明であろう。全てのかかる変形例及び組み合わせは、発明者によって、考えられる発明の境界内であると企図され、例示的な図示として役立つように選択された単なる代表的な設計ではない。したがって、本発明の範囲は、本明細書に記載される特定の例示的構造に限定されるべきではなく、むしろ少なくとも請求項の文言によって説明される構造、及びそれらの構造に相当する構造にまで拡大する。本明細書に代替物として積極的に記載される要素のいずれも、望ましい任意の組み合わせにおいて、特許請求の範囲に明確に含まれる場合も、又は特許請求の範囲から除外される場合もある。非限定用語(例えば、含む、及びその派生語)で本明細書に記載される要素のいずれか又は要素の組み合わせは、限定用語(例えば、〜からなる、及びその派生語)で、及び部分的な限定用語(例えば、ほぼ〜からなる、及びその派生語)で更に記載されることが考慮される。様々な理論及び可能な機構が本明細書において論じられたが、いかなる場合もこのような考察が請求できる対象物を限定する役割を果たすことはない。記載される本明細書と、参照により本明細書に組み込まれる全ての文書内の開示との間にいずれかの不一致又は矛盾が存在する限りにおいて、記載される本明細書が優先される。

Claims (19)

  1. 熱安定性不織布ウェブであって、
    メルトブローン繊維であって、
    少なくとも選択されたメルトブローン繊維が、各々ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリ(エチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドを含むブレンドポリマー繊維であり、約80:20〜約30:70のPBT対PETの平均重量比を呈する、メルトブローン繊維と、
    短繊維であって、
    前記ウェブの前記繊維材料の総重量の約10重量%〜約60重量%を構成する、短繊維と、を含み、
    前記熱安定性不織布ウェブが、約10%未満の熱収縮を呈する、熱安定性不織布ウェブ。
  2. 前記メルトブローン繊維が、約70:30〜約35:65のPBT対PETの平均重量比を呈する、請求項1に記載のウェブ。
  3. 前記PETが、非ポリマー成核剤を実質的に含まない、請求項1に記載のウェブ。
  4. 前記メルトブローン繊維が集合的に、約10マイクロメートル未満の平均繊維直径を呈する、請求項1に記載のウェブ。
  5. 前記短繊維が、前記ウェブの前記繊維材料の総重量の約20重量%〜約60重量%を構成する、請求項1に記載のウェブ。
  6. 前記短繊維が、前記ウェブの前記繊維材料の総重量の約30重量%〜約60重量%を構成する、請求項1に記載のウェブ。
  7. 前記短繊維が、前記ウェブの前記繊維材料の総重量の約40重量%〜約60重量%を構成する、請求項1に記載のウェブ。
  8. 前記短繊維が、PET繊維である、請求項1に記載のウェブ。
  9. 前記ウェブが、約6%未満の熱収縮を呈する、請求項1に記載のウェブ。
  10. 前記ウェブが、約4%未満の熱収縮を呈する、請求項1に記載のウェブ。
  11. 前記ウェブが、約2%未満の熱収縮を呈する、請求項1に記載のウェブ。
  12. 前記メルトブローン繊維が集合的に、200℃未満のTを呈する、約5重量%以下の任意のポリマー材料を含む、請求項1に記載のウェブ。
  13. 前記メルトブローン繊維が、200℃未満のTを有するいかなるポリマー材料も実質的に含まない、請求項1に記載のウェブ。
  14. 請求項1に記載の熱安定性不織布ウェブを含む物品であって、断熱物品、防音物品、液体濾過物品、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される、物品。
  15. 前記物品が、約5%未満の熱収縮を呈する防音物品である、請求項14に記載の物品。
  16. メルトブローンダイのオリフィスを通して溶融ブレンドポリマーフローストリームを押し出して、溶融ブレンドポリマーフィラメントを形成することと、
    高速気体流で前記溶融ブレンドポリマーフィラメントを細径化して、ブレンドポリマーメルトブローン繊維の空中流を形成することと、
    短繊維の空中流を前記ブレンドポリマーメルトブローン繊維の空中流内に注入すること
    と、
    前記混在したメルトブローンブレンドポリマー繊維及び短繊維を繊維の塊として捕集することと、を含む方法であって、
    少なくとも選択されたメルトブローンブレンドポリマー繊維が、各々、ポリ(ブチレンテレフタレート)(PBT)とポリ(エチレンテレフタレート)(PET)とのブレンドを含み、
    前記メルトブローン繊維が、約80:20〜約30:70のPBT対PETの平均重量比を呈し、
    前記短繊維が、前記ウェブの前記繊維材料の総重量の約10重量%〜約60重量%を構成し、
    前記熱安定性不織布ウェブが、約10%未満の熱収縮を呈する、方法。
  17. 前記高速気体流が、少なくとも約350℃の公称設定値に設定される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記高速気体流が、少なくとも約390℃の公称設定値に設定される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記方法が、前記繊維の塊の前記繊維の少なくとも一部を互いに固着させて熱安定性不織布ウェブを形成することを更に含む、請求項16に記載の方法。
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