JP2018067458A - リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、不織布基材と、無機粒子を含有する塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータにおいて、電池組立時の加熱乾燥処理による凹凸やカールが発生しにくいセパレータを提供することである。【解決手段】無機粒子を含有する塗工層を設けることによってリチウムイオン二次電池用セパレータとなるリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材において、該リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材が不織布基材であり、該不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材。【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池は、鉛蓄電池、ニッケル水素電池等の二次電池と比較して、高いエネルギー密度が得られることから、近年急激に用途が拡大している。リチウムイオン二次電池用セパレータ(以下、「セパレータ」と略記する場合がある)としては、従来、ポリエチレン、ポリプロピレンのフィルムを延伸法等の方法により多孔質とした多孔質フィルムが広く用いられてきた。しかし、多孔質フィルムは、安全上重大な問題を抱えている。すなわち、このような多孔質フィルムをセパレータとして用いた電池は、内部短絡等の原因によって電池内部で局部的な発熱が生じた場合、発熱部位周辺のセパレータが収縮して内部短絡がさらに拡大し、暴走的に発熱して発火・破裂等の重大な事象に至ることがある。この問題を解決するために、耐熱性の高いセパレータが求められている。
このような問題に対し、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の耐熱性の高い繊維からなる不織布基材と、アルミナ等の無機粒子を含有する塗工層とを有するセパレータが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。しかし、このセパレータは、電池組立時の加熱乾燥処理により、凹凸やカールが発生しやすく、電池の生産性が悪くなる問題があった。
特表2005−536857号公報 特開2009−230975号公報 特開2012−134024号公報
本発明の課題は、不織布基材と、無機粒子を含有する塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータにおいて、電池組立時の加熱乾燥処理による凹凸やカールが発生しにくいセパレータを提供することである。
以下の本発明によって、上記課題は解決された。
(1)無機粒子を含有する塗工層を設けることによってリチウムイオン二次電池用セパレータとなるリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材において、該リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材が不織布基材であり、該不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材。
(2)上記(1)記載のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材と、該基材の少なくとも片面に設けられてなる、無機粒子を含有する塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータ。
(3)不織布原布を製造する工程、及び、不織布原布を150℃以上の温度で30秒以上加熱して、150℃における熱収縮率が2.0%以下である不織布基材を製造する工程をこの順で含む、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法。
(4)上記(1)記載のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の少なくとも一方の面に塗工層を設ける工程を含む、リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法。
本発明により、不織布基材と、無機粒子を含有する塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータにおいて、電池組立時の加熱乾燥処理による凹凸やカールが発生しにくいセパレータを提供することができる。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材(以下、「セパレータ用基材」と略記する場合がある)は、無機粒子を含有する塗工層を設けることによってリチウムイオン二次電池用セパレータとなるものであり、リチウムイオン二次電池用セパレータの前駆体シートである。そして、本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材は不織布基材であり、該不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であることを特徴とする。
不織布基材と、無機粒子を含有する塗工層とを有するセパレータでは、不織布基材の熱収縮率と塗工層の熱収縮率が異なることによって発生する面方向に不均一な内部応力が原因となって、電池組立時にセパレータが加熱乾燥された場合、セパレータに凹凸が発生する問題があった。本発明のセパレータ用基材では、不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であることによって、不織布基材の熱収縮率と塗工層の熱収縮率が近似しているために、不均一な内部応力が発生し難く、電池組立時にセパレータが加熱乾燥された場合でも、セパレータに凹凸が発生し難いという効果が達成できる。
特に、セパレータ用基材の二つの表面における塗工層の厚みが異なるセパレータにおいては、電池組立時にセパレータが加熱乾燥された場合、セパレータに凹凸が発生する問題に加え、塗工層の厚みが薄い側に向けてカールが発生する問題もあった。本発明により、セパレータが加熱乾燥された場合、凹凸が発生する問題とカールが発生する問題の両方が解決されるので、セパレータ用基材の二つの表面における塗工層の厚みが異なるセパレータに対しては、本発明は特に有用である。セパレータ用基材の二つの表面における塗工層の厚みが異なるセパレータとは、セパレータ用基材の一方の面のみに塗工層を有するセパレータ、セパレータ用基材の両面に塗工層を有するが、一方の面と他方の面とにおいて、塗工層の厚みが異なるセパレータ等が挙げられる。
次に、不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であるリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法について説明する。本発明において、不織布基材は合成樹脂繊維を主体としてなる。合成樹脂繊維は高分子化合物によって構成される。不織布基材の熱収縮は、該高分子化合物が、熱により結晶化し、体積が収縮することによって発生する。本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法では、不織布原布を製造する工程、及び、不織布原布を150℃以上の温度で加熱して、150℃における熱収縮率が2.0%以下である不織布基材を製造する工程をこの順で含むことによって、高分子化合物が結晶化され、不織布基材の熱収縮を抑制することができる。高分子化合物を十分に結晶化させるのに必要な加熱時間は、30秒以上であり、好ましくは3分以上である。もしくは、結晶化温度が150℃よりも高い高分子化合物によって構成される合成樹脂繊維の含有量を60質量%以上とした不織布原布を製造し、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材とすることで、150℃における熱収縮率を2.0%以下とすることができる。
不織布原布の製造方法としては、繊維ウェブを形成し、繊維ウェブ内の繊維を接着・融着・絡合させて不織布原布を得る製造方法を用いることができる。得られた不織布原布は、そのまま不織布原布として使用しても良いし、複数枚の不織布原布からなる積層体として使用することもできる。繊維ウェブの製造方法としては、例えば、カード(carding)法、エアレイ(airlay)法、スパンボンド(spunbond)法、メルトブロー(meltblow)法等の乾式法;湿式抄紙法等の湿式法;静電紡糸(electrospinning)法等が挙げられる。このうち、湿式法によって得られるウェブは、均質かつ緻密であり、不織布原布として好適に用いることができる。湿式法は、繊維を水中に分散して均一な抄紙スラリーとし、この抄紙スラリーを円網式、長網式、傾斜式等の抄紙方式の少なくとも1つを有する抄紙機を用いて、繊維ウェブを得る方法である。
繊維ウェブから不織布原布を製造する方法としては、水流交絡(スパンレース、spun lace)法、ニードルパンチ(needle punch)法、バインダー接着法(サーマルボンド、thermal bond)等を使用することができる。特に、均一性を重視して前記湿式法を用いる場合、バインダー接着法を施して、繊維ウェブに含まれているバインダー用合成樹脂繊維を接着することが好ましい。バインダー接着法により、均一なウェブから均一な不織布原布が形成される。このようにして製造した不織布原布に対して、カレンダー(calender)等によって圧力を加えて、厚さを調整することや、あるいは厚さを均一化することが好ましい。また、不織布を構成する繊維の交点を接着し、強度の高い不織布を得るために、熱カレンダー等によって圧力と熱を加える処理をしても良い。熱カレンダー処理では、厚さの調整と厚さの均一化も同時に行うことができる。カレンダー処理や熱カレンダー処理では、バインダー用合成樹脂繊維が皮膜化しない温度(バインダー用合成樹脂繊維の融点又は軟化点よりも20℃以上低い温度)で加圧するのが好ましい。
湿式抄紙法によって不織布原布を製造する工程においては、シリンダードライヤー、ヤンキードライヤー等によって、抄き上げられた繊維ウェブが乾燥される。水分を含んだ繊維ウェブの温度は、水の沸点である100℃を大きく上回ることができないことから、この乾燥における加熱の間には、高分子化合物の結晶化は進行しない。また、不織布原布の製造工程において行われる場合がある熱カレンダー処理では、加熱時間は0.1秒〜10秒であり、高分子化合物を十分に結晶化させることは難しい。
本発明において、熱収縮率が2.0%以下である不織布基材を製造するために必要な熱量は、不織布原布そのものを加熱するために必要な熱量のみであり、水分を揮発させるため等の余分な熱量を含まない。そのため、多量の加熱空気を吹き付ける、シリンダードライヤー、ヤンキードライヤー、熱カレンダーロール等に密着させる等の方法は必要ではない。本発明において、不織布原布を150℃以上の温度で30秒以上加熱する方法としては、長い熱空気炉内で不織布原布を搬送して加熱する方法、巻き取られてロール状の不織布原布をそのまま熱空気炉に入れて加熱する方法等が挙げられる。
本発明において、不織布基材における合成樹脂繊維の含有量は70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。合成樹脂繊維の含有量が70質量%よりも少ない場合、不織布基材の強度が弱くなる場合がある。
合成樹脂繊維の平均繊維径は1〜20μmが好ましく、1〜15μmがより好ましく、1〜10μmがさらに好ましい。平均繊維径が1μm未満の場合、繊維が細すぎて、塗工層が不織布基材内部に滲み込みにくくなり、セパレータの厚み増加を抑制することが難しくなることがある。平均繊維径が20μmより太い場合、不織布基材自体の厚みを薄くすることが困難になり、セパレータの厚み増加を抑制することが難しくなることがある。
本発明における平均繊維径とは、不織布基材断面の走査型電子顕微鏡写真より、不織布基材を形成する繊維について、繊維の長さ方向に対して垂直な断面又は垂直に近い断面の繊維を30本選択し、その繊維径を測定した平均値である。合成樹脂繊維は熱や圧力によって溶融する場合や変形する場合がある。その場合は、断面積を測定して、真円換算の繊維径を算出する。
合成樹脂繊維の繊維長は1〜15mmが好ましく、2〜10mmがより好ましく、2〜5mmがさらに好ましい。繊維長が1mmより短い場合、不織布基材から脱落することがあり、15mmより長い場合、繊維がもつれてダマになることがあり、厚みむらが生じることがある。
合成樹脂繊維を構成する高分子化合物としては、ポリエステル(polyester)系、ポリアミド(polyamide)系、アクリル(acrylic)系、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride)系、ポリ塩化ビニリデン(polyvinylidene chloride)系、ポリビニルエーテル(polyvinyl ether)系、ポリビニルケトン(polyvinylketone)系、ポリエーテル(polyether)系、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)系、ポリウレタン(polyurethane)系、フェノール(phenol)系、メラミン(melamine)系、フラン(furan)系、尿素(urea formaldehyde)系、アニリン(aniline)系、不飽和ポリエステル(Unsaturated polyester)系、アルキド(alkyd)系、フッ素(fluorocarbon)系、シリコーン(silicone)系、ポリアミドイミド(polyamide imide)系、ポリフェニレンスルフィド(polyphenylene sulfide)系、ポリイミド(polyimide)系、ポリカーボネート(polycarbonate)系、ポリアゾメチン(polyazomethine)系、ポリエステルアミド(polyesteramide)系、ポリエーテルエーテルケトン(polyetheretherketone)系、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール(poly−p−phenylenebenzobisoxazole)系、ポリベンゾイミダゾール(polybenzimidazole)系、エチレン−ビニルアルコール共重合体(ethylene−vinylalcohol copolymer)系等の樹脂が挙げられる。また、これらの樹脂の誘導体も使用できる。これらの樹脂の中で、セパレータの耐熱性を向上させるためには、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂を使用することが好ましい。
ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)系、ポリブチレンテレフタレート(polybutylene terephthalate、PBT)系、ポリトリメチレンテレフタレート(polytrimethylen terephtalate、PTT)系、ポリエチレンナフタレート(polyethylene naphthalate、PEN)系、ポリブチレンナフタレート系(polybutylene naphthalate)、ポリエチレンイソフタレート(polyethylene isophthalate)系、全芳香族ポリエステル(fully aromatic polyester)系等の樹脂が挙げられる。また、これらの樹脂の誘導体も使用できる。これらの樹脂の中で、耐熱性、耐電解液性、塗工層との接着性を向上させるためには、ポリエチレンテレフタレート系樹脂が好ましい。
アクリル系樹脂としては、アクリロニトリル(acrylonitrile)100%の重合体からなるもの、アクリロニトリルに対して、アクリル酸(acrylic acid)、メタクリル酸(methacrylic acid)、アクリル酸エステル(acrylic ester、acrylate)、メタクリル酸エステル(methacrylic ester、acrylate)等の(メタ)アクリル酸誘導体、酢酸ビニル等を共重合させたもの等が挙げられる。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン(nylon)などの脂肪族ポリアミド(aliphatic polyamide)、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド(poly−paraphenylene terephthalamide)、コポリ(パラ−フェニレン−3,4′−オキシジフェニレンテレフタルアミド)(copoly(para−phenylene−3,4′−oxydiphenyleneterephthalic amide))、ポリ−m−フェニレンイソフタルアミド(poly−m−phenyleneisophthalamide)などの全芳香族ポリアミド(wholly aromatic polyamide、aramid)、全芳香族ポリアミドにおける主鎖の一部に脂肪鎖を有する半芳香族ポリアミド(semi−aromatic polyamide)が挙げられる。
半芳香族とは、主鎖の一部に例えば脂肪鎖などを有するものを指す。全芳香族ポリアミドはパラ(para)型、メタ(meta)型いずれでも良い。
合成樹脂繊維は、単一の樹脂からなる繊維(単繊維)であっても良いし、2種以上の樹脂からなる繊維(複合繊維)であっても良い。また、不織布基材に含まれる合成樹脂繊維は、1種でも良いし、2種類以上を組み合わせて使用しても良い。複合繊維としては、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海島型、オレンジ型、多重バイメタル型が挙げられる。複合繊維を分割した繊維を使用しても良い。
不織布基材は、合成樹脂繊維以外の繊維を含有しても良い。例えば、溶剤紡糸セルロースや再生セルロースの短繊維、溶剤紡糸セルロースや再生セルロースのフィブリル化物、天然セルロース繊維、天然セルロース繊維のパルプ化物やフィブリル化物、無機繊維等を含有しても良い。
不織布基材の坪量は、好ましくは6〜20g/mであり、より好ましくは7〜18g/mであり、さらに好ましくは8〜15g/mである。坪量が20g/mを超える場合、セパレータの薄膜化が難しくなる場合がある。坪量が6g/m未満の場合、十分な強度を得ることが難しい場合がある。なお、坪量はJIS P 8124(紙及び板紙−坪量測定法)に規定された方法に基づき測定される。
不織布基材の厚みは、好ましくは9〜30μmであり、より好ましくは10〜27μmであり、さらに好ましくは11〜24μmである。厚みが9μm未満の場合、十分な不織布基材の強度が得られない場合がある。厚みが30μmを超える場合、セパレータの薄膜化が難しくなる場合がある。なお、厚みは、JIS B 7502に規定された外側マイクロメーターを使用して測定した値であり、5N荷重時の外側マイクロメーターにより測定された値である。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータは不織布基材に塗工層を設けてなる。セパレータの耐熱性を向上させるために、塗工層には無機粒子を含むことが好ましい。
無機粒子としては、アルミナ、ギブサイト、ベーマイト、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、シリカ、酸化チタン、チタン酸バリウム、酸化ジルコニウムなどの無機酸化物、窒化アルミニウムや窒化珪素などの無機窒化物、アルミニウム化合物、ゼオライト、マイカなどが挙げられる。
無機粒子の平均粒子径は0.1〜3.0μmが好ましく、0.3〜2.5μmがより好ましく、0.5〜2.0μmがさらに好ましい。0.1μm未満であると、不織布基材内部に無機粒子が滲み込みやすく、基材表面に均一な塗工層を形成するのが難しくなり、ピンホールが発生する場合がある。3.0μmを超えると、セパレータの厚みを薄くしにくくなる場合や、内部抵抗が高くなる場合がある。
本発明における平均粒子径とは、レーザー回折法による粒度分布測定から求められる体積平均粒子径(D50)である。
無機粒子を含む塗液を調製するための媒体としては、バインダーや無機粒子等を均一に溶解又は分散できるものであれば特に限定されず、例えば、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフランなどのフラン類、メチルエチルケトンなどのケトン類、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水などを必要に応じて用いることができる。また、必要に応じてこれらの媒体を混合して用いても良い。なお、使用する媒体は不織布基材を溶解させないものが好ましい。
塗工層は、無機粒子を含む塗液を不織布基材上に塗工・乾燥することによって、設けることができる。塗工方式としては、例えばブレード、ロッド、リバースロール、リップ、ダイ、カーテン、エアーナイフ等各種の塗工方式、フレキソ、スクリーン、オフセット、グラビア、インクジェット等の各種印刷方式、ロール転写、フィルム転写などの転写方式、ディッピング等の引き上げ方式等挙げることができる。
塗工層の塗工量(絶乾)は、5〜20g/mが好ましく、8〜18g/mがより好ましく、10〜15g/mがさらに好ましい。20g/mを超えると、セパレータの薄膜化が難しい場合があり、5g/m未満であると、セパレータにピンホールが発生しやすくなる場合がある。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータの坪量は、好ましくは14〜40g/mであり、より好ましくは16〜36g/mであり、さらに好ましくは18〜30g/mである。坪量が40g/mを超えた場合、内部抵抗が高くなり過ぎる場合がある。坪量が14g/m未満の場合、ピンホールが発生しやすくなる場合や、十分な強度を得ることが難しくなる場合がある。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータの厚みは、好ましくは10〜40μmであり、より好ましくは11〜30μmであり、さらに好ましくは12〜25μmである。厚みが40μmを超えた場合、リチウムイオン二次電池用セパレータが厚くなり過ぎてしまい、内部抵抗が高くなる場合がある。厚みが10μm未満の場合、ピンホールが発生しやすくなる場合や、十分な強度を得ることが難しくなる場合がある。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
表1に示した原料と配合量に従って、抄紙用スラリーを調製した。
<表1中の略語の説明>
PET1:平均繊維径2.5μm、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート繊維
PET2:平均繊維径3.2μm、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート繊維
PET3:平均繊維径4.3μm、繊維長3mmの単一成分型未延伸ポリエチレンテレフタレート繊維(バインダー、軟化点120℃、融点230℃)
PA1:平均繊維径8.1μm、繊維長5mmの全芳香族ポリアミド繊維(コポリ(パラ−フェニレン−3,4′−オキシジフェニレンテレフタルアミド)、copoly(p−phenylene−3,4′−oxydiphenylene terephthalamide))
Figure 2018067458
<リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材>
下記方法で、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材として、不織布基材を作製した。
<不織布基材1>
スラリー1を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、坪量8.0g/m、厚み12μmの不織布原布1を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布原布1を熱空気炉内に通し、150℃で1分間、加熱処理することで、表2に示す不織布基材1を作製した。
<不織布基材2>
スラリー2を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、坪量10.0g/m、厚み15μmの不織布原布2を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布原布2を熱空気炉内に通し、150℃で3分間、加熱処理することで、表2に示す不織布基材2を作製した。
<不織布基材3>
スラリー3を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、坪量15.0g/m、厚み24μmの不織布原布3を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布原布3を熱空気炉内に通し、150℃で5分間、加熱処理することで、表2に示す不織布基材3を作製した。
<不織布基材4>
スラリー1を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、坪量6.0g/m、厚み9μmの不織布原布4を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布原布4を熱空気炉内に通し、150℃で0.5分間(30秒間)、加熱処理することで、表2に示す不織布基材4を作製した。
<不織布基材5>
スラリー1を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、坪量20.0g/m、厚み30μmの不織布原布5を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布原布4を熱空気炉内に通し、150℃で5分間、加熱処理することで、表2に示す不織布基材5を作製した。
<不織布基材6>
スラリー1を円網・傾斜コンビネーション抄紙機を用いて、湿式抄紙し、表2に示す坪量8.0g/m、厚み12μmの不織布基材6を作製した。厚みは、金属ロール−樹脂ロール(ショア硬度D92)の構成の熱カレンダー装置を使用して、金属ロール温度195℃、線圧200kN/m、加工速度10m/min、1ニップ(nip)の条件で熱カレンダー処理を行うことで調整した。不織布基材6には、熱空気炉内に通す加熱処理はしなかった。
Figure 2018067458
[不織布基材の150℃熱収縮率]
不織布基材1〜6を、150℃の恒温槽に入れ、60分間加熱処理を行い、熱収縮率を測定した。熱収縮率の測定は、以下のようにして行った。各不織布基材から50mm×50mmのシートサンプルを切り出し、サンプルのCD辺をクリップで固定して耐熱ガラス板に挟んで、150℃の恒温槽内に60分間保管した後に取り出し、シートサンプルのMD辺の中央部の長さを測定し、試験前の長さと比較して、長さの減少割合の百分率を熱収縮率とした。結果を表3に示す。
<塗液a1の調製>
平均粒子径0.5μmのベーマイト100質量部を、水150質量部に分散したものに、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩2質量%水溶液75質量部を添加・攪拌混合し、ガラス転移点−18℃、体積平均粒子径0.2μmのカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂エマルション(固形分濃度50質量%)10部を添加・攪拌混合し、最後に調製水を加えて固形分濃度を25質量%に調製し、塗液a1を調製した。
<塗液a2の調製>
平均粒子径1.0μmの水酸化マグネシウム100質量部を、水150質量部に分散したものに、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩2質量%水溶液75質量部を添加・攪拌混合し、ガラス転移点−18℃、体積平均粒子径0.2μmのカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合樹脂エマルション(固形分濃度50質量%)10質量部を添加・攪拌混合し、最後に調製水を加えて固形分濃度を25質量%に調製し、塗液a2を調製した。
<リチウムイオン二次電池用セパレータ>
(実施例1)
不織布基材1上に、塗液a1を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が3.9g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液a1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が3.9g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(実施例2)
不織布基材2上に、塗液a2を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が4.9g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液a2をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が4.9g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(実施例3)
不織布基材3上に、塗液a2を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が7.4g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液a2をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が7.4g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(実施例4)
不織布基材4上に、塗液a1を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が2.4g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液a1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が2.4g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(実施例5)
不織布基材5上に、塗液a1を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.8g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに不織布基材5のもう一方の面上に、塗液a1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が6.8g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(比較例1)
不織布基材6上に、塗液a1を、キスリバース(kiss reverse)方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が4.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに同じ塗工面に、塗液a1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が4.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
(比較例2)
不織布基材6上に、塗液a1を、キスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が5.0g/mとなるように塗工・乾燥した後、さらに不織布基材6のもう一方の面上に、塗液a1をキスリバース方式のグラビアコーターにて塗工量(絶乾)が5.0g/mとなるように塗工・乾燥し、リチウムイオン二次電池用セパレータを得た。
実施例及び比較例のリチウムイオン二次電池用セパレータについて、下記の評価を行い、その結果を表3に示した。
[セパレータの凹凸評価]
実施例及び比較例のリチウムイオン二次電池用セパレータから、20cm×20cmのシートサンプルを切り出し、150℃の恒温槽に入れ、10分間加熱処理を行った。その後、シートサンプル表面の凹凸を目視にて確認し、次の度合いで評価した。
<判断基準>
○:凹凸が見られない
△:凹凸が一部に見られる
×:凹凸が全面に見られる
[セパレータのカール評価]
実施例及び比較例のリチウムイオン二次電池用セパレータから、20cm×20cmのシートサンプルを切り出し、150℃の恒温槽に入れ、10分間加熱処理を行った。その後、平坦な床面にシートサンプルを静置し、反り上がったシートサンプルの角の床面からの高さを測定した。4つの角における高さの平均を「カール高さ」とし、次の度合いで評価した。
<判断基準>
○:カール高さが1cm以下
△:カール高さが1cm超、2cm以下
×:カール高さが2cmより大きい(シートサンプルが丸まってしまい、測定不可となった場合も含む)
Figure 2018067458
表3に示した通り、実施例1〜5で作製したリチウムイオン二次電池用セパレータは、セパレータ用基材が150℃における熱収縮率が2.0%以下である不織布基材であり、該基材に設けられてなる塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータであり、加熱処理時の不織布基材の熱収縮率と塗工層の熱収縮率とが近似しており、不均一な内部応力が発生し難いことから、凹凸やカールが発生しにくく、優れていた。
一方、比較例1で作製したリチウムイオン二次電池用セパレータは、セパレータ用基材が150℃における熱収縮率が2.0%超である不織布基材であり、該基材の一方の面に設けられてなる塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータであることから、加熱処理時に不均一な内部応力が発生しやすく、凹凸やカールが発生した。
一方、比較例2で作製したリチウムイオン二次電池用セパレータは、セパレータ用基材が150℃における熱収縮率が2.0%超である不織布基材であり、該基材の両表面に設けられてなる塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータである。比較例1と比べて、両面に塗工層を設けた場合、加熱処理時にカールは発生しにくかった。しかし、凹凸の発生が見られた。
実施例1〜5を比較すると、不織布基材の熱収縮率がより小さい実施例1〜3及び5のセパレータは、加熱処理時に凹凸やカールがより発生し難いことがわかる。
本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータは、リチウムイオン二次電池に利用可能である。

Claims (4)

  1. 無機粒子を含有する塗工層を設けることによってリチウムイオン二次電池用セパレータとなるリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材において、該リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材が不織布基材であり、該不織布基材の150℃における熱収縮率が2.0%以下であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材。
  2. 請求項1記載のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材と、該基材の少なくとも片面に設けられてなる、無機粒子を含有する塗工層とを有するリチウムイオン二次電池用セパレータ。
  3. 不織布原布を製造する工程、及び、不織布原布を150℃以上の温度で30秒以上加熱して、150℃における熱収縮率が2.0%以下である不織布基材を製造する工程をこの順で含む、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法。
  4. 請求項1記載のリチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の少なくとも一方の面に塗工層を設ける工程を含む、リチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法。
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