JP2011082148A - リチウムイオン二次電池用基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ - Google Patents

リチウムイオン二次電池用基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2011082148A
JP2011082148A JP2010197504A JP2010197504A JP2011082148A JP 2011082148 A JP2011082148 A JP 2011082148A JP 2010197504 A JP2010197504 A JP 2010197504A JP 2010197504 A JP2010197504 A JP 2010197504A JP 2011082148 A JP2011082148 A JP 2011082148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithium ion
secondary battery
ion secondary
base material
pet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010197504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5265636B2 (ja
Inventor
Shinichi Esumi
真一 江角
Keisuke Oyama
圭介 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2010197504A priority Critical patent/JP5265636B2/ja
Publication of JP2011082148A publication Critical patent/JP2011082148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5265636B2 publication Critical patent/JP5265636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/409Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
    • H01M50/44Fibrous material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/409Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
    • H01M50/411Organic material
    • H01M50/414Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/403Manufacturing processes of separators, membranes or diaphragms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/409Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
    • H01M50/443Particulate material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、過充電時の安全性が高く、複合化に適したリチウムイオン二次電池用基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータを提供することにある。
【解決手段】ポリエステル系短繊維の不織布からなるリチウムイオン二次電池用基材において、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のポリエステル系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用基材及びこの基材を用いたリチウムイオン二次電池用セパレータ。ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800であること、及び、不織布に対するポリエステル系極短繊維の含有量が1〜30質量%であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等のリチウムイオン二次電池に好適に使用できるリチウムイオン二次電池用基材及びこの基材を用いたリチウムイオン二次電池用セパレータに関する。
近年の携帯電子機器の普及及びその高性能化に伴い、高エネルギー密度を有する二次電池が望まれている。この種の電池として、有機電解液(非水電解液)を使用するリチウムイオン二次電池が注目されてきた。このリチウムイオン二次電池は、平均電圧として従来の二次電池であるアルカリ二次電池の約3倍である3.7V程度が得られることから高エネルギー密度となるが、アルカリ二次電池のように水系の電解液を用いることができないため、十分な耐酸化還元性を有する非水電解液を用いている。非水電解液は可燃性であるため発火等の危険性があり、その使用において安全性には細心の注意が払われている。発火等の危険に曝されるケースとしていくつか考えられるが、特に過充電が危険である。
過充電を防止するために、現状の非水系二次電池では定電圧・定電流充電が行われ、電池に精密なIC(保護回路)が装備されている。この保護回路にかかるコストは大きく、非水系二次電池をコスト高にしている要因にもなっている。
保護回路で過充電を防止する場合、当然保護回路がうまく作動しないことも想定され、本質的に安全であるとは言い難い。現状の非水系二次電池には、過充電時に保護回路が壊れ、過充電された時に安全に電池を破壊する目的で、安全弁・PTC素子の装備、セパレータには熱ヒューズ機能を有する工夫がなされている。しかし、上記のような手段を装備していても、過充電される条件によっては、確実に過充電時の安全性が保証されているわけではなく、実際には非水系二次電池の発火事故は現在でも起こっている。
セパレータとしては、ポリエチレン等のポリオレフィンからなるフィルム状の多孔質フィルムが多く使用されており、電池内部の温度が130℃近傍になった場合、溶融して微多孔を塞ぐことで、リチウムイオンの移動を防ぎ、電流を遮断させる熱ヒューズ機能(シャットダウン機能)があるが、何らかの状況により、さらに温度が上昇した場合、ポリオレフィン自体が溶融してショートし、熱暴走する可能性が示唆されている。そこで、現在、200℃近くの温度でも溶融及び収縮しない耐熱性セパレータが開発されている。
耐熱性セパレータとしては、ポリエステル系繊維で構成した不織布、ポリエステル系繊維に耐熱性繊維であるアラミド繊維を配合した不織布があるが、孔径が大きく内部短絡が起きるため、実用的ではない(例えば、特許文献1〜3参照)。一方、ポリオレフィンからなるフィルム状の多孔質フィルムに、ポリエステル系繊維で構成した不織布を積層させて複合化する例や、不織布や織布にフィラー粒子の含有や、樹脂の表面塗工による複合化にて耐熱性を持たせる例が報告されている(例えば、特許文献4〜6参照)。しかしながら、基材として用いられている不織布については、孔が大きく、表面の平滑性が低いため、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが大きく、また、フィラー粒子や樹脂等の複合化物の脱落を招き易いなどの品質的な問題があった。
特開2003−123728号公報 特開2007−317675号公報 特開2006−19191号公報 特開2005−293891号公報 特表2005−536857号公報 特開2007−157723号公報
本発明の課題は、過充電時の安全性が高く、複合化に適したリチウムイオン二次電池用基材及びこの基材を用いたリチウムイオン二次電池用セパレータを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、
(1)ポリエステル系短繊維の不織布からなるリチウムイオン二次電池用基材において、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のポリエステル系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用基材、
(2)ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800である上記(1)記載のリチウムイオン二次電池用基材、
(3)不織布に対するポリエステル系極短繊維の含有量が1〜30質量%である上記(1)または(2)記載のリチウムイオン二次電池用基材、
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池用基材に、無機又は有機のフィラー粒子を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、樹脂を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、多孔質フィルムを積層一体化する処理、固体電解質やゲル状電解質を含浸又は塗工する処理から選ばれる少なくとも1つの処理を施してなることを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータ、
を見出した。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材(1)はポリエステル系短繊維の不織布からなり、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のポリエステル系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とし、従来のリチウムイオン二次電池用基材に比べて、緻密性及び均一性に優れている。これにより、表面塗工によって、複合化した際の表面のバラつきが小さく、また、複合化物の脱落が起こり難くなり、良好な品質を実現できる。また、ポリエステル系短繊維で構成されているため、耐熱性が高く、過充電時の安全性が高い。
ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800であるリチウムイオン二次電池用基材(2)及びポリエステル系極短繊維を1〜30質量%含有してなる不織布からなるリチウム二次電池用基材(3)は、基材として必要な緻密性及び均一性がより優れている。
以下、本発明のリチウムイオン二次電池用基材について詳説する。本発明のリチウムイオン二次電池用基材は、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のポリエステル系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とするポリエステル系短繊維の不織布である。なお、平均繊維径とは、顕微鏡で3000倍の拡大写真をとって測定した繊維10本の繊維径の算術平均値をいう。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材において、ポリエステル系極短繊維の平均繊維径が5.0μmを超えた場合、厚さ方向における繊維本数が少なくなるため、必要とされる緻密性を確保できなくなる。また、繊維長が2mmを超えると、繊維同士の重なりが多くなり、また、全体における繊維本数が少なくなるため、必要とされる均一性を確保できなくなる。ポリエステル系極短繊維のより好ましい平均繊維径は0.5〜5.0μmであり、より好ましい繊維長は0.05〜2mmである。
さらに、緻密性と均一性のバランスを取るために、ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800であることがより好ましく、80〜700であることがさらに好ましい。
本発明のリチウム二次電池用基材において、ポリエステル系極短繊維の好ましい含有量は1〜30質量%であり、より好ましくは5〜20質量%である。1質量%未満では、緻密性及び均一性が向上しなくなることがあり、30質量%を超えると、基材として必要な強度が発現しなくなることがある。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材に含まれるポリエステル系極短繊維以外の短繊維における平均繊維径は、0.1〜10.0μmであるのが好ましい。10.0μmを超える場合、厚さ方向における繊維本数が少なくなるため、必要とされる緻密性を確保できなくなる場合があり、0.1μm未満では繊維を安定的に製造するのが難しい。より好ましい平均繊維径は0.5〜5.0μmである。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材の目付けは、6.0〜30.0g/mであるのが好ましい。30.0g/mを超えると基材だけでセパレータの大半を占めることになり、複合化による効果を得られ難くなり、6.0g/m未満であると均一性を得ることが難しくなり、複合化後の表面に大きなバラつきが発生し易くなる傾向があるためである。より好ましくは8.0〜20.0g/mである。なお、目付けはJIS P 8124(紙及び板紙−坪量測定法)に規定された方法に基づく坪量を意味する。
ポリエステル系(極)短繊維は、熱融着(極)短繊維(バインダー用(極)短繊維)でも、非熱融着(極)短繊維でも構わない。熱融着(極)短繊維として用いる際は、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海島型、オレンジ型、多重バイメタル型の複合繊維、あるいは単一成分タイプなどが挙げられるが、均一性を得るという点から特に単一成分タイプであることが好ましい。
本発明において、ポリエステル系とは、例えば、ポリエチレンテレフタレート系、ポリブチレンテレフタレート系、ポリトリメチレンテレフタレート系、ポリエチレンナフタレート系、ポリブチレンナフタレート系、ポリエチレンイソフタレート系などが挙げられる。これらは、単独又は2種類以上を併用しても良い。これらの中でも、リチウムイオン二次電池用基材に使用する場合には、耐熱性に優れているポリエチレンテレフタレート系が好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材に各種複合化処理を施すことにより、本発明のリチウムイオン二次電池用セパレータが得られる。本発明のリチウムイオン二次電池用基材の複合化としては、特に限定されるものではないが、本発明のリチウムイオン二次電池用基材に、無機又は有機のフィラー粒子を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、樹脂を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、多孔質フィルムを積層一体化する処理、固体電解質やゲル状電解質を含浸又は塗工する処理等が挙げられる。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材において、不織布の製造方法としては、繊維ウェブを形成し、繊維ウェブ内の繊維を接着・融着・絡合させる方法を用いることができる。得られた不織布は、そのまま使用しても良いし、複数枚からなる積層体として使用することもできる。繊維ウェブの製造方法としては、例えば、カード法、エアレイ法等の乾式法、抄紙法等の湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法等がある。このうち、湿式法によって得られるウェブは、均質かつ緻密であり、リチウムイオン二次電池用基材として好適に用いることができる。湿式法は、繊維を水中に分散して均一な抄紙スラリーとし、この抄紙スラリーを円網、長網、傾斜式等のワイヤーの少なくとも1つを有する抄紙機を用いて、繊維ウェブを得る方法である。
繊維ウェブから不織布を製造する方法としては、水流交絡法、ニードルパンチ法、バインダー接着法等を使用することができる。特に、均一性を重視して前記湿式法を用いる場合、バインダー接着法を施して熱融着(極)短繊維を接着することが好ましい。バインダー接着法により、均一なウェブから均一な不織布が形成される。このようにして製造した湿式不織布に対して、カレンダーなどによって圧力を加えて、厚さを調整したり、あるいは厚さを均一化することが好ましい。ただし、熱融着(極)短繊維が皮膜化しない温度(熱融着(極)短繊維の融点よりも20℃以上低い温度)で加圧するのが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材において、湿式法で不織布を製造する場合、ポリエステル系極短繊維以外の繊維の繊維長としては、2mmを超えて7mm以下が好ましく、3〜5mmがより好ましい。繊維長が7mmを超えた場合、平均繊維径との兼ね合いから湿式法では繊維の分散が難しくなることがあり、地合不良等が発生し、良好な繊維ウェブの形成ができなくなるといった問題が生じることがある。一方、ポリエステル系極短繊維以外の繊維は、ポリエステル系極短繊維と絡み合って、基材の強度を向上させることができるため、ポリエステル系極短繊維以外の繊維における繊維長が2mm以下の場合、基材として必要な強度が発現しなくなることがある。
ここで基材に必要とされる強度とは、セパレータに仕上げた後、電池へ捲回した際の短絡に耐え得る強度であり、突刺強度が1つの指標になり得る。突刺強度は30g以上であることが好ましい。より好ましくは50g以上である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。なお、実施例中における部や百分率は断りのない限り、すべて質量によるものである。
実施例1
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維を40部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長1mm、アスペクト比329の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.2g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.2g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例2
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を49部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長1mm、アスペクト比329の配向結晶化させたPET系極短繊維を1部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.6g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.6g/m、厚さ18μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例3
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を49.3部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長1mm、アスペクト比329の配向結晶化させたPET系極短繊維を0.7部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.5g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.5g/m、厚さ18μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例4
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長1mm、アスペクト比329の配向結晶化させたPET系極短繊維を30部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.8g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.8g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例5
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を17部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長1mm、アスペクト比329の配向結晶化させたPET系極短繊維を33部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.6g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.6g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例6
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を40部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長2mm、アスペクト比658の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.0g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.0g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例7
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を40部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長0.6mm、アスペクト比197の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.9g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.9g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例8
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を40部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長1mm、アスペクト比232のバインダー用PET系極短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を30部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系極短繊維とバインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.1g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.1g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例9
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長1mm、アスペクト比424の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を30部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長1mm、アスペクト比232のバインダー用PET系極短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を30部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系極短繊維とバインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.3g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.3g/m、厚さ18μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例10
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長1mm、アスペクト比424の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を30部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長0.1mm、アスペクト比23のバインダー用PET系極短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を30部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系極短繊維とバインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.8g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.8g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例11
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長1mm、アスペクト比424の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を30部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長0.05mm、アスペクト比11のバインダー用PET系極短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を30部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系極短繊維とバインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.3g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.3g/m、厚さ16μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例12
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長0.6mm、アスペクト比254の配向結晶化させたPET系極短繊維を20部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を60部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.1g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.1g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例13
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長2mm、アスペクト比849の配向結晶化させたPET系極短繊維を20部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を60部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.4g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.4g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例14
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長1mm、アスペクト比424の配向結晶化させたPET系極短繊維を20部と、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.3dtex(平均繊維径5.3μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.9g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.9g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例15
繊度0.004dtex(平均繊維径0.70μm)、繊維長0.5mm、アスペクト比714の配向結晶化させたPET系極短繊維を10部、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.7g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.7g/m、厚さ16μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
実施例16
繊度0.004dtex(平均繊維径0.70μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を10部、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長1mm、アスペクト比424の配向結晶化させたPET系極短繊維を20部と、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を20部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量9.8g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量9.8g/m、厚さ16μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
(比較例1)
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を50部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.2g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.2g/m、厚さ17μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
(比較例2)
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維を40部と、繊度0.3dtex(平均繊維径5.3μm)、繊維長2mmの配向結晶化させたPET系極短繊維を10部と、繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmのバインダー用PET系短繊維を50部とを一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、120℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10.5g/m、幅50cmの不織布を作製した。次に、ロール温度180℃でカレンダー処理を行い、坪量10.5g/m、厚さ19μmの不織布を製造し、リチウムイオン二次電池用基材とした。
<評価>
実施例及び比較例で得られたリチウムイオン二次電池用基材について、下記の評価を行い、結果を表1に示した。
[基材の加熱特性]
実施例1〜16及び比較例1〜2の基材並びに比較例3として従来公知のセパレータである20μmの厚さのポリエチレン(PE)製微多孔膜を、150℃の恒温槽内に30分間放置し、各基材の収縮率を測定して加熱特性を評価した。収縮率の測定は次のようにして行った。5cm×5cmに切り出した基材片を、クリップで固定した2枚のガラス板で挟みこみ、150℃の恒温槽内に30分放置した後に取り出し、各基材片の長さを測定し、試験前の長さと比較して長さの減少割合を収縮率とした。
[セパレータの作製]
板状ベーマイト(平均粒径:1μm、アスペクト比:10)1000g、水800g、イソプロピルアルコール200g、ポリビニルブチラール375gを容器に入れ、撹拌機(商品名:スリーワンモーター、新東化学社製)で1時間撹拌して分散させ、均一なスラリーとした。このスラリー中に、実施例1〜16及び比較例1〜2の不織布をそれぞれ通し、引き上げ塗布によりスラリーを塗布した後、所定の間隔を有するギャップの間を通し、その後乾燥して、片面あたりの厚さが3μmの多孔膜を有するセパレータを得た。
[基材の塗布性評価]
作製したセパレータについて、任意の10ヶ所の厚さ測定を実施し、その差が1μm以下であれば○、1μmを超えて2μm以下であれば△、2μmを超えていれば×で表した。なお、厚さはJIS B 7502に規定された方法により測定した値、つまり、5N荷重時の外側マイクロメーターにより測定された値を意味する。
[基材の強度]
実施例1〜16及び比較例1〜2の基材を、50mm幅の短冊状に切り揃えた。試験片を卓上型材料試験機(商品名:STA−1150、(株)オリエンテック製)に据え付けた40mmφの固定枠に装着し、先端に丸み(曲率1.6)をつけた直径1.0mmの金属針((株)オリエンテック製)を試料面に対して直角に50mm/分の一定速度で貫通するまで降ろした。この時の最大荷重(g)を計測し、これを突刺強度とした。1試料について5ヶ所以上突刺強度を測定し、全測定値の中で最も小さい突刺強度について、50g以上であれば○、30g以上50g未満であれば△、30g未満であれば×で表した。
Figure 2011082148
実施例で得られたリチウムイオン二次電池用基材は、PET系短繊維の不織布からなり、平均繊維径が5μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のPET系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とし、従来のリチウムイオン二次電池用基材に比べて緻密性及び均一性に優れていた。これにより、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが小さいという良好な結果が得られた。また、PET系繊維で構成されているため、150℃において熱収縮がほとんど見られず、目視レベルでは実質的に変形が生じていなかった。よって、耐熱性が高く、過充電時の安全性が高い。
ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800であり、かつ、ポリエステル系極短繊維の含有量が1〜30質量%である実施例1、2、4、6〜10、12、15及び16は、塗布性及び強度に優れていた。ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20未満である実施例11、ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が800を超えている実施例13及びポリエステル系極短繊維の含有量が1質量%未満である実施例3では、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが少し大きかった。ポリエステル系極短繊維の含有量が30質量%を超えている実施例5では、強度が若干低かった。
また、ポリエステル系極短繊維以外の繊維として、平均繊維径が5μmを超えている繊維を含有してなる実施例14においても、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが大きくなる傾向が見られた。
一方、比較例1で得られたリチウムイオン二次電池用基材は、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のPET系極短繊維を含有しないため、リチウムイオン二次電池用基材に必要とされる均一性で十分な要求を満たさない。これにより、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが発生するという結果になった。
比較例2で得られたリチウムイオン二次電池用基材は、繊維長が2mm以下のPET系極短繊維の平均繊維径が5.0μmを超えているため、緻密性で十分な要求を満たさない。これにより、表面塗工により複合化した際の表面のバラつきが発生するという結果になった。
従来のセパレータに相当する比較例3では、熱収縮率が大きく、これを電池に用いると、内部温度が150℃に達する異常な過充電時にはセパレータの収縮が生じて、正極と負極が接触することによる短絡が生じる恐れがあり、安全性に問題がある。
本発明のリチウムイオン二次電池用基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータは、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等のリチウムイオン二次電池に好適に使用できる。

Claims (4)

  1. ポリエステル系短繊維の不織布からなるリチウムイオン二次電池用基材において、平均繊維径が5.0μm以下であり、かつ、繊維長が2mm以下のポリエステル系極短繊維を必須成分として含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用基材。
  2. ポリエステル系極短繊維のアスペクト比(繊維長/繊維径)が20〜800である請求項1記載のリチウムイオン二次電池用基材。
  3. 不織布に対するポリエステル系極短繊維の含有量が1〜30質量%である請求項1又は2記載のリチウムイオン二次電池用基材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池用基材に、無機又は有機のフィラー粒子を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、樹脂を含有するスラリーを含浸又は塗工する処理、多孔質フィルムを積層一体化する処理、固体電解質やゲル状電解質を含浸又は塗工する処理から選ばれる少なくとも1つの処理を施してなることを特徴とするリチウムイオン二次電池用セパレータ。
JP2010197504A 2009-09-09 2010-09-03 リチウムイオン二次電池用セパレータの基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ Active JP5265636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197504A JP5265636B2 (ja) 2009-09-09 2010-09-03 リチウムイオン二次電池用セパレータの基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009207917 2009-09-09
JP2009207917 2009-09-09
JP2009210282 2009-09-11
JP2009210282 2009-09-11
JP2010197504A JP5265636B2 (ja) 2009-09-09 2010-09-03 リチウムイオン二次電池用セパレータの基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011082148A true JP2011082148A (ja) 2011-04-21
JP5265636B2 JP5265636B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=43732476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010197504A Active JP5265636B2 (ja) 2009-09-09 2010-09-03 リチウムイオン二次電池用セパレータの基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5265636B2 (ja)
KR (1) KR101606157B1 (ja)
CN (1) CN102498591B (ja)
WO (1) WO2011030807A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013118639A1 (ja) 2012-02-09 2013-08-15 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池セパレータ用基材の製造方法及びリチウムイオン二次電池セパレータ
JP2013258069A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd リチウムイオン電池用セパレータ用塗液およびリチウムイオン電池用セパレータ
WO2014123033A1 (ja) 2013-02-05 2014-08-14 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材及びリチウムイオン二次電池セパレータ
JP2014519683A (ja) * 2011-05-20 2014-08-14 ドリームウィーバー・インターナショナル・インコーポレイテッド 単層リチウムイオンバッテリーのセパレーター
US9306202B2 (en) 2012-11-20 2016-04-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Separator for a secondary battery and secondary battery including the same
JP2018067458A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法
WO2018193915A1 (ja) 2017-04-19 2018-10-25 ニッポン高度紙工業株式会社 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
WO2019102958A1 (ja) 2017-11-21 2019-05-31 ニッポン高度紙工業株式会社 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
JP2021144838A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 三菱製紙株式会社 リチウム二次電池セパレータ用基材

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2984760B1 (fr) 2011-12-22 2014-01-17 IFP Energies Nouvelles Catalyseur utilisable en hydroconversion comprenant au moins une zeolithe et des metaux des groupes viii et vib et preparation du catalyseur
CN102728144B (zh) * 2012-06-27 2015-09-16 吕凯 湿法造纸成型电池电容器隔膜过滤材料及其制备方法
CN104518188B (zh) * 2013-09-26 2018-06-08 三菱制纸株式会社 锂二次电池用隔板用基材和锂二次电池用隔板
KR101525492B1 (ko) * 2014-05-23 2015-06-03 주식회사 애솔 에너지 회수 전열교환소자용 다공성 필름형 부직포 전열막의 제조방법
CN108933217A (zh) * 2018-05-28 2018-12-04 河南科高辐射化工科技有限公司 一种极细聚酯纤维非织布型锂离子电池隔膜的制备方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126595A (ja) * 1997-10-21 1999-05-11 Nippon Glass Fiber Co Ltd アルカリ電池セパレータおよびその製造方法
JP2000030687A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Mitsubishi Paper Mills Ltd 非水電解液電池用セパレーター
JP2002124239A (ja) * 2000-08-10 2002-04-26 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
JP2003142065A (ja) * 2001-08-15 2003-05-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気化学素子用セパレーターおよびその製造方法
JP2003157897A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Japan Vilene Co Ltd 固体電解質用支持体
JP2005190778A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ及びこれを用いた電池
JP2010232202A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 蓄電デバイス用セパレータ
JP2010238448A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mitsubishi Paper Mills Ltd リチウムイオン二次電池用セパレータ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070207693A1 (en) * 2004-03-12 2007-09-06 Takahiro Tsukuda Heat-Resistant Nonwoven Fabric
JP5128988B2 (ja) * 2008-03-21 2013-01-23 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池用セパレータ基材

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126595A (ja) * 1997-10-21 1999-05-11 Nippon Glass Fiber Co Ltd アルカリ電池セパレータおよびその製造方法
JP2000030687A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Mitsubishi Paper Mills Ltd 非水電解液電池用セパレーター
JP2002124239A (ja) * 2000-08-10 2002-04-26 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
JP2003142065A (ja) * 2001-08-15 2003-05-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気化学素子用セパレーターおよびその製造方法
JP2003157897A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Japan Vilene Co Ltd 固体電解質用支持体
JP2005190778A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ及びこれを用いた電池
JP2010232202A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 蓄電デバイス用セパレータ
JP2010238448A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mitsubishi Paper Mills Ltd リチウムイオン二次電池用セパレータ

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519683A (ja) * 2011-05-20 2014-08-14 ドリームウィーバー・インターナショナル・インコーポレイテッド 単層リチウムイオンバッテリーのセパレーター
US9570726B2 (en) 2012-02-09 2017-02-14 Mitsubishi Paper Mills Limited Base for lithium ion secondary battery separators, method for producing base for lithium ion secondary battery separators, and lithium ion secondary battery separator
WO2013118639A1 (ja) 2012-02-09 2013-08-15 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池セパレータ用基材の製造方法及びリチウムイオン二次電池セパレータ
JP2013258069A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Mitsubishi Paper Mills Ltd リチウムイオン電池用セパレータ用塗液およびリチウムイオン電池用セパレータ
US9306202B2 (en) 2012-11-20 2016-04-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Separator for a secondary battery and secondary battery including the same
US10230087B2 (en) 2013-02-05 2019-03-12 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric base material for lithium ion secondary battery separator and lithium ion secondary battery separator
WO2014123033A1 (ja) 2013-02-05 2014-08-14 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池セパレータ用不織布基材及びリチウムイオン二次電池セパレータ
US9768430B2 (en) 2013-02-05 2017-09-19 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric base material for lithium ion secondary battery separator and lithium ion secondary battery separator
EP3246970A1 (en) 2013-02-05 2017-11-22 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric base material for lithium ion secondary battery separator and lithium ion secondary battery separator
JP2018067458A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 三菱製紙株式会社 リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材、リチウムイオン二次電池用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ用基材の製造方法、及びリチウムイオン二次電池用セパレータの製造方法
WO2018193915A1 (ja) 2017-04-19 2018-10-25 ニッポン高度紙工業株式会社 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
KR20190138789A (ko) 2017-04-19 2019-12-16 닛폰 고도시 코포레이션 전기 화학 소자용 세퍼레이터 및 전기 화학 소자
US11588207B2 (en) 2017-04-19 2023-02-21 Nippon Kodoshi Corporation Separator for electrochemical element and electrochemical element
WO2019102958A1 (ja) 2017-11-21 2019-05-31 ニッポン高度紙工業株式会社 電気化学素子用セパレータ及び電気化学素子
KR20200089672A (ko) 2017-11-21 2020-07-27 닛폰 고도시 코포레이션 전기 화학 소자용 세퍼레이터 및 전기 화학 소자
US11538639B2 (en) 2017-11-21 2022-12-27 Nippon Kodoshi Corporation Separator for electrochemical elements, and electrochemical element
JP2021144838A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 三菱製紙株式会社 リチウム二次電池セパレータ用基材
JP7256140B2 (ja) 2020-03-11 2023-04-11 三菱製紙株式会社 リチウム二次電池セパレータ用基材

Also Published As

Publication number Publication date
KR20120068811A (ko) 2012-06-27
WO2011030807A1 (ja) 2011-03-17
CN102498591A (zh) 2012-06-13
JP5265636B2 (ja) 2013-08-14
KR101606157B1 (ko) 2016-03-24
CN102498591B (zh) 2015-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5265636B2 (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータの基材及びリチウムイオン二次電池用セパレータ
JP5225173B2 (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ
KR102250930B1 (ko) 나노섬유 및 마이크로섬유 성분을 구비한 단일층 리튬 이온 배터리 세퍼레이터를 제조하기 위한 방법
KR102202167B1 (ko) 저수축도를 보이는 단일―층 리튬―이온 배터리 세퍼레이터
JP5128988B2 (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ基材
TWI644798B (zh) 多孔性片
JP5613069B2 (ja) リチウム二次電池用セパレータ
KR102184264B1 (ko) 나노섬유 및 마이크로섬유 성분을 갖는 다용도의 단일-층 리튬 이온 배터리 세퍼레이터
JP5613063B2 (ja) リチウム二次電池用セパレータ
JP5552040B2 (ja) リチウム二次電池用セパレータ
KR20120101341A (ko) 리튬 2 차 전지용 기재 및 리튬 2 차 전지용 세퍼레이터
JP5485728B2 (ja) 多孔性セパレータ膜
JP2011249008A (ja) リチウムイオン二次電池用セパレータ
JP6347690B2 (ja) 電気化学素子用セパレータ
JP2012003873A (ja) リチウム二次電池用基材
JP2011187346A (ja) リチウムイオン二次電池用基材
JP2012195162A (ja) リチウム二次電池用基材及びリチウム二次電池用セパレータ
CN110892551B (zh) 电化学元件用隔膜
JP2014179279A (ja) 電気化学素子用セパレータ
JP2008269795A (ja) 電池用セパレータ及びその製造方法ならびにそれからなる電池
JP4584702B2 (ja) 不織布及び不織布の製造方法、並びに不織布を用いた電気二重層キャパシタ用セパレータ、リチウムイオン二次電池用セパレータ、電気二重層キャパシタ又はリチウムイオン二次電池
JP2012134097A (ja) リチウム二次電池用セパレータ
JP2014049222A (ja) リチウム二次電池用セパレータ及びリチウム二次電池
JP6088166B2 (ja) リチウムイオン二次電池セパレータ用基材及びリチウムイオン二次電池セパレータ
JP2011021289A (ja) 薄葉材、その製造方法およびそれを用いた電気電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111108

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20111108

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20111221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121024

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121101

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20121207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5265636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250