JPH09111589A - パイル布帛 - Google Patents
パイル布帛Info
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- JPH09111589A JPH09111589A JP7273194A JP27319495A JPH09111589A JP H09111589 A JPH09111589 A JP H09111589A JP 7273194 A JP7273194 A JP 7273194A JP 27319495 A JP27319495 A JP 27319495A JP H09111589 A JPH09111589 A JP H09111589A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】パイル布帛のパイル部構成繊維がH型断面
繊維を20〜100重量%含み、該H型断面繊維の縦横
の長さ比b/aが1.2以下であり、かつ縦の長さbと
連結部の幅cとの関係が(b−c)/2≧2μmであっ
て、さらにパイル部構成繊維が艶消剤1.5重量%以上
のポリエステル繊維Aを20重量%以上、艶消剤0.7
重量%以下のポリエステル繊維Bを20重量%以上、カ
チオン染料可染ポリエステル繊維Cを20重量%以上含
んでなることを特徴とするパイル布帛。 【効果】本発明によれば、プリント発色性が良好で、3
杢感を有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリン
グ性、耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いを有する良好
な杢調パイル布帛を提供することができる。
繊維を20〜100重量%含み、該H型断面繊維の縦横
の長さ比b/aが1.2以下であり、かつ縦の長さbと
連結部の幅cとの関係が(b−c)/2≧2μmであっ
て、さらにパイル部構成繊維が艶消剤1.5重量%以上
のポリエステル繊維Aを20重量%以上、艶消剤0.7
重量%以下のポリエステル繊維Bを20重量%以上、カ
チオン染料可染ポリエステル繊維Cを20重量%以上含
んでなることを特徴とするパイル布帛。 【効果】本発明によれば、プリント発色性が良好で、3
杢感を有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリン
グ性、耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いを有する良好
な杢調パイル布帛を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内装用、家庭
内装用、オフィス内装用、展示場内装用あるいは衣料用
等に使用するパイル布帛に好適なパイル布帛に関するも
のである。
内装用、オフィス内装用、展示場内装用あるいは衣料用
等に使用するパイル布帛に好適なパイル布帛に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両内装用の布帛としては織物、
編物、パイル織編物、レザー、レザー調の布帛など種々
の布帛が使用されている。この中で特に多く使用されて
いる布帛は、モケットと呼ばれるパイル織物、トリコッ
トの起毛布帛、ダブルラッセル編物がある。
編物、パイル織編物、レザー、レザー調の布帛など種々
の布帛が使用されている。この中で特に多く使用されて
いる布帛は、モケットと呼ばれるパイル織物、トリコッ
トの起毛布帛、ダブルラッセル編物がある。
【0003】これらパイル布帛の改良についても、例え
ば、特開平5−321060号公報に見られるように使
用時に毛倒れしないように収縮率の異なる繊維を混用す
る方法が提案されている。
ば、特開平5−321060号公報に見られるように使
用時に毛倒れしないように収縮率の異なる繊維を混用す
る方法が提案されている。
【0004】また、パイル布帛特有の白ボケ現象を改良
するため、例えば、特開昭62−268855号公報、
特開昭63−105143号公報では、パイル糸として
用いるポリエステル繊維が芯鞘構造で、鞘成分は芯成分
より濃く染まりやすいような成分を使用したものであ
る。
するため、例えば、特開昭62−268855号公報、
特開昭63−105143号公報では、パイル糸として
用いるポリエステル繊維が芯鞘構造で、鞘成分は芯成分
より濃く染まりやすいような成分を使用したものであ
る。
【0005】さらに、シルク調パイル布帛を得るため、
例えば、特公平6−21398号公報では変形十字ある
いはT字断面形状繊維の繊度ミックス繊維を使用するこ
とが提案されている。特開昭62−21842号公報、
特開昭63−59454号公報では扁平糸を用いてソフ
トな風合いを有し、立毛感や地透け感を改善したものも
提案されている。
例えば、特公平6−21398号公報では変形十字ある
いはT字断面形状繊維の繊度ミックス繊維を使用するこ
とが提案されている。特開昭62−21842号公報、
特開昭63−59454号公報では扁平糸を用いてソフ
トな風合いを有し、立毛感や地透け感を改善したものも
提案されている。
【0006】さらにまた、特開昭63−126941号
公報にはソフトな風合いで毛倒れしない立毛パイル布帛
を得る方法として、少なくとも2種類のフイラメントか
らなり、繊度の小さいフィラメントが繊度の大きいフィ
ラメントを中心にして周囲を囲むように配列され、かつ
繊度の小さいフィラメントの先端が繊度の大きいフィラ
メントの先端よりも高く突出してカットパイル先端面に
凹凸が形成されている立毛布帛が提案されている。
公報にはソフトな風合いで毛倒れしない立毛パイル布帛
を得る方法として、少なくとも2種類のフイラメントか
らなり、繊度の小さいフィラメントが繊度の大きいフィ
ラメントを中心にして周囲を囲むように配列され、かつ
繊度の小さいフィラメントの先端が繊度の大きいフィラ
メントの先端よりも高く突出してカットパイル先端面に
凹凸が形成されている立毛布帛が提案されている。
【0007】しかしながら、上記いずれの従来技術にお
いてもソフトな風合いを有しながら、耐毛倒れ性が良好
で、かつパイル面のカバリング性が高く、パイル表面に
明度差あるいは色相差の3杢感を有し、しかもプリント
発色性に優れるという特性を兼ね備えた杢調パイル布帛
は得られていない。
いてもソフトな風合いを有しながら、耐毛倒れ性が良好
で、かつパイル面のカバリング性が高く、パイル表面に
明度差あるいは色相差の3杢感を有し、しかもプリント
発色性に優れるという特性を兼ね備えた杢調パイル布帛
は得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ソフトな風
合いを有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリン
グ性が高く、パイル表面に明度差あるいは色相差の3杢
感を有し、かつプリント発色性の良好な杢調パイル布帛
を提供することを目的とするものである。
合いを有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリン
グ性が高く、パイル表面に明度差あるいは色相差の3杢
感を有し、かつプリント発色性の良好な杢調パイル布帛
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のパイル布帛は、
前記の課題を解決するために、以下の構成を有する。す
なわち、パイル布帛のパイル部構成繊維がH型断面繊維
を20〜100重量%含み、該H型断面繊維の縦横の長
さ比b/aが1.2以下であり、かつ縦の長さbと連結
部の幅cとの関係が(b−c)/2≧2μmであって、
さらにパイル部構成繊維が艶消剤1.5重量%以上のポ
リエステル繊維Aを20重量%以上、艶消剤0.7重量
%以下のポリエステル繊維Bを20重量%以上、カチオ
ン染料可染ポリエステル繊維Cを20重量%以上含んで
なることを特徴とするパイル布帛である。
前記の課題を解決するために、以下の構成を有する。す
なわち、パイル布帛のパイル部構成繊維がH型断面繊維
を20〜100重量%含み、該H型断面繊維の縦横の長
さ比b/aが1.2以下であり、かつ縦の長さbと連結
部の幅cとの関係が(b−c)/2≧2μmであって、
さらにパイル部構成繊維が艶消剤1.5重量%以上のポ
リエステル繊維Aを20重量%以上、艶消剤0.7重量
%以下のポリエステル繊維Bを20重量%以上、カチオ
ン染料可染ポリエステル繊維Cを20重量%以上含んで
なることを特徴とするパイル布帛である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパイル布帛につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0011】本発明のパイル布帛は、パイル部構成繊維
にH型断面繊維を含むものである。図1は、本発明のパ
イル布帛を構成するH型断面繊維の断面の一例を示す説
明図である。この断面形状は、本発明の風合い、耐毛倒
れ性、パイル面のカバリング性あるいはプリント発色性
に影響する重要な要素であり、図1のようにH型の形状
を有する断面である。すなわち、本発明でいうH型断面
形状とは、図1でより具体的に説明すると、両側に位置
して上下方向に伸びている部分(以下「足」と称する)
と、その二つの足を結ぶように水平線(左右)方向に伸
びている連結部とから形成されてH型をなす断面形状の
ことをいう。
にH型断面繊維を含むものである。図1は、本発明のパ
イル布帛を構成するH型断面繊維の断面の一例を示す説
明図である。この断面形状は、本発明の風合い、耐毛倒
れ性、パイル面のカバリング性あるいはプリント発色性
に影響する重要な要素であり、図1のようにH型の形状
を有する断面である。すなわち、本発明でいうH型断面
形状とは、図1でより具体的に説明すると、両側に位置
して上下方向に伸びている部分(以下「足」と称する)
と、その二つの足を結ぶように水平線(左右)方向に伸
びている連結部とから形成されてH型をなす断面形状の
ことをいう。
【0012】本発明においては、H型断面形状が、横方
向の長さaと縦方向の長さbとの比b/aが1.2以下
とするものである。ここでいうH型断面形状の横方向の
長さaとは、図1で示すように両足の外側面の接線間の
長さをいう。一つの足の外側面に接する接線L1 と他の
足の外側面に接する接線L2 が平行にならない場合は、
図2に示す各交点から求めるものとする。すなわち、図
2に示すように、足の外側面に接する接線L1 、L2 を
描き、接線L1 と左の足の上端に接する水平線M1 との
交点O、接線L1 と左の足の下端に接する水平線M2 と
の交点P、の接線L2 と足の上端に接する水平線M3 と
の交点Q、接線L2 と右の足の下端に接する水平線M4
との交点Rを求める。次に、交点Oと交点Qをそれぞれ
通過する垂線間の距離a1 と、交点Pと交点Rをそれぞ
れ通過する垂線間の距離a2 を求め、それらの距離の平
均値、すなわち、(a1 +a2 )/2の値を横方向の長
さaとする。
向の長さaと縦方向の長さbとの比b/aが1.2以下
とするものである。ここでいうH型断面形状の横方向の
長さaとは、図1で示すように両足の外側面の接線間の
長さをいう。一つの足の外側面に接する接線L1 と他の
足の外側面に接する接線L2 が平行にならない場合は、
図2に示す各交点から求めるものとする。すなわち、図
2に示すように、足の外側面に接する接線L1 、L2 を
描き、接線L1 と左の足の上端に接する水平線M1 との
交点O、接線L1 と左の足の下端に接する水平線M2 と
の交点P、の接線L2 と足の上端に接する水平線M3 と
の交点Q、接線L2 と右の足の下端に接する水平線M4
との交点Rを求める。次に、交点Oと交点Qをそれぞれ
通過する垂線間の距離a1 と、交点Pと交点Rをそれぞ
れ通過する垂線間の距離a2 を求め、それらの距離の平
均値、すなわち、(a1 +a2 )/2の値を横方向の長
さaとする。
【0013】また、H型断面形状の縦方向の長さbと
は、両足の上部を結ぶ接線と両足下部を結ぶ接線間の長
さをいう。一つの足の長さと他の一つの足の長さが異な
る場合には、先の図2でいうと、左の足の長さとして、
左の足の上端に接する水平線M1 と左の足の下端に接す
る水平線M2 との距離b1 を求め、右の足の長さとし
て、右の足の上端に接する水平線M3 と右の足の下端に
接する水平線M4 との距離b2 を求め、それらの距離の
平均値、すなわち(b1 +b2 )/2の値を縦方向の長
さbとする。
は、両足の上部を結ぶ接線と両足下部を結ぶ接線間の長
さをいう。一つの足の長さと他の一つの足の長さが異な
る場合には、先の図2でいうと、左の足の長さとして、
左の足の上端に接する水平線M1 と左の足の下端に接す
る水平線M2 との距離b1 を求め、右の足の長さとし
て、右の足の上端に接する水平線M3 と右の足の下端に
接する水平線M4 との距離b2 を求め、それらの距離の
平均値、すなわち(b1 +b2 )/2の値を縦方向の長
さbとする。
【0014】H型断面繊維の縦横の長さ比b/aが1.
2を越えると両足の長さが長くなり、両足をつないでい
る連結部の長さが短くなって、両足の占める面積が大き
くなり、いわゆる扁平断面に近くなって耐毛倒れ性が低
下しやすくなる問題がある。また、H型の両足をつない
でいる連結部の幅c(図1で説明すると、連結部の上下
方向の長さ)がbとの関係において、(b−c)/2が
2μm以上である。2μm未満であればH型断面で二つ
の足と連結部によって形成される溝(上側と下側に形成
される凹部)が浅くなり、単純な扁平繊維と同様の形状
となるため耐毛倒れ性が低下しやすくなり、それと共に
ソフトな風合いを保ちながらパイル面の高いカバリング
性や高いプリント発色性を得ることができなくなる問題
がある。 なお、このb/aおよび(b−c)/2は、
パイルの電子顕微鏡断面写真(倍率は1000倍)をと
り、その写真からa、b、cの長さを測定して、パイル
繊維20本の平均を求めたものである。
2を越えると両足の長さが長くなり、両足をつないでい
る連結部の長さが短くなって、両足の占める面積が大き
くなり、いわゆる扁平断面に近くなって耐毛倒れ性が低
下しやすくなる問題がある。また、H型の両足をつない
でいる連結部の幅c(図1で説明すると、連結部の上下
方向の長さ)がbとの関係において、(b−c)/2が
2μm以上である。2μm未満であればH型断面で二つ
の足と連結部によって形成される溝(上側と下側に形成
される凹部)が浅くなり、単純な扁平繊維と同様の形状
となるため耐毛倒れ性が低下しやすくなり、それと共に
ソフトな風合いを保ちながらパイル面の高いカバリング
性や高いプリント発色性を得ることができなくなる問題
がある。 なお、このb/aおよび(b−c)/2は、
パイルの電子顕微鏡断面写真(倍率は1000倍)をと
り、その写真からa、b、cの長さを測定して、パイル
繊維20本の平均を求めたものである。
【0015】次に、本発明のパイル布帛のパイル部構成
繊維に含まれるH型断面繊維の割合は、20重量%以上
100重量%以下とするものである。20重量%未満で
は本発明の狙いであるソフトな風合いを有し、耐毛倒れ
性が良好で、パイル面のカバリング性が高く、かつプリ
ント発色性の良好な杢調パイル布帛が得難くなり、特に
プリント発色性が低くなる問題がある。
繊維に含まれるH型断面繊維の割合は、20重量%以上
100重量%以下とするものである。20重量%未満で
は本発明の狙いであるソフトな風合いを有し、耐毛倒れ
性が良好で、パイル面のカバリング性が高く、かつプリ
ント発色性の良好な杢調パイル布帛が得難くなり、特に
プリント発色性が低くなる問題がある。
【0016】ここでいうプリント発色性とは、通常のオ
ーバープリントの発色性や柄のシャープさ、地染め後の
オーバープリントの発色性や柄のシャープさ、地染め後
の抜染での染料の抜け易さ、地染め抜染後のプリントで
の発色性や柄のシャープさ、地染め後の着抜プリントで
の発色性や柄のシャープさのことをいう。
ーバープリントの発色性や柄のシャープさ、地染め後の
オーバープリントの発色性や柄のシャープさ、地染め後
の抜染での染料の抜け易さ、地染め抜染後のプリントで
の発色性や柄のシャープさ、地染め後の着抜プリントで
の発色性や柄のシャープさのことをいう。
【0017】本発明のパイル布帛のプリント発色性が良
いのは、従来の丸断面性繊維などと比較すると、H型断
面形状によってプリント糊がパイルの深さ方向に深く浸
透し多量に付着し易い形状であり、そのためいわゆる糊
食い性が良いことや、H型断面形状によってパイルが良
く分散して立毛しているため、プリント糊がいずれのパ
イルにも均一に付着し易いためであると考えられる。
いのは、従来の丸断面性繊維などと比較すると、H型断
面形状によってプリント糊がパイルの深さ方向に深く浸
透し多量に付着し易い形状であり、そのためいわゆる糊
食い性が良いことや、H型断面形状によってパイルが良
く分散して立毛しているため、プリント糊がいずれのパ
イルにも均一に付着し易いためであると考えられる。
【0018】また、プリントでは液中染色に比べて繊維
表面のみが染色されるいわゆるリング染色と呼ばれる状
態になる。しかし、本発明のH型断面形状では繊維の断
面において、足あるいは連結部の肉厚が円形断面繊維に
比し薄いために、例えリング染色状態になっても繊維内
部まで染料が拡散されて未染色部分が少なくなること
や、地染め後の抜染で抜染剤が繊維内部まで拡散されて
未抜染部分が少なくなるという作用がある。
表面のみが染色されるいわゆるリング染色と呼ばれる状
態になる。しかし、本発明のH型断面形状では繊維の断
面において、足あるいは連結部の肉厚が円形断面繊維に
比し薄いために、例えリング染色状態になっても繊維内
部まで染料が拡散されて未染色部分が少なくなること
や、地染め後の抜染で抜染剤が繊維内部まで拡散されて
未抜染部分が少なくなるという作用がある。
【0019】さらに、本発明のパイル布帛のパイル部構
成繊維は、艶消剤を1.5重量%以上含んだポリエステ
ル繊維A(以下、繊維Aという)、艶消剤を0.7重量
%以下含んだポリエステル繊維B(以下、繊維Bとい
う)およびカチオン染料可染ポリエステル繊維C(以
下、繊維Cという)から少なくともなるものである。こ
れらポリエステル繊維Aとポリエステル繊維Bおよびカ
チオン染料可染ポリエステル繊維Cの割合は、繊維Aが
20重量%以上、繊維Bが20重量%以上、繊維Cが2
0重量%以上とするものである。
成繊維は、艶消剤を1.5重量%以上含んだポリエステ
ル繊維A(以下、繊維Aという)、艶消剤を0.7重量
%以下含んだポリエステル繊維B(以下、繊維Bとい
う)およびカチオン染料可染ポリエステル繊維C(以
下、繊維Cという)から少なくともなるものである。こ
れらポリエステル繊維Aとポリエステル繊維Bおよびカ
チオン染料可染ポリエステル繊維Cの割合は、繊維Aが
20重量%以上、繊維Bが20重量%以上、繊維Cが2
0重量%以上とするものである。
【0020】各構成繊維の割合の上限は合計が100重
量%を越えない範囲で適宜選ぶことができる。
量%を越えない範囲で適宜選ぶことができる。
【0021】カチオン染料可染ポリエステル繊維Bとし
ては、例えば特公昭34−10497号公報、特公平1
−20248号公報等に記載されている、金属スルホネ
ート基を含有するイソフタル酸成分を共重合、あるいは
金属スルホネート基を含有するイソフタル酸成分と分子
量400〜6000のグリコール成分を共重合する等の
改質ポリエステルを使用することができる。
ては、例えば特公昭34−10497号公報、特公平1
−20248号公報等に記載されている、金属スルホネ
ート基を含有するイソフタル酸成分を共重合、あるいは
金属スルホネート基を含有するイソフタル酸成分と分子
量400〜6000のグリコール成分を共重合する等の
改質ポリエステルを使用することができる。
【0022】これら繊維A、繊維Bおよび繊維Cが分散
染料で同浴染色された場合、まず繊維Aと繊維Bでは繊
維Aを艶消剤1.5重量%以上、繊維Bは艶消剤0.7
重量%以下とするものである。この艶消剤は、パイルが
染色された場合、ほぼ同等の染料が繊維に与えられて
も、艶消剤を多量に含む繊維は、艶消剤の乱反射作用に
より明度が高くなる効果がある。高明度化を効果的にす
るためには艶消剤を1.5重量%以上含有させる必要が
ある。反対に艶消剤の乱反射作用による高明度を抑える
には艶消剤を0.7重量%以下にする必要がある。前記
艶消剤は特に限定されるものではないが、酸化チタンを
代表的なものとして用いることができ、その他、酸化ケ
イ素、酸化アルミニウムなどの無機粒子を用いることが
でき、有機粒子であっても差し支えない。また、繊維A
および繊維Bと繊維Cとでは、ポリエステル繊維Aおよ
びポリエステル繊維Bはカチオン染料可染ポリエステル
繊維Cに比べて染料の吸尽量が少なく明度が高くなる傾
向があるため、明度差による3杢感が表現できる。
染料で同浴染色された場合、まず繊維Aと繊維Bでは繊
維Aを艶消剤1.5重量%以上、繊維Bは艶消剤0.7
重量%以下とするものである。この艶消剤は、パイルが
染色された場合、ほぼ同等の染料が繊維に与えられて
も、艶消剤を多量に含む繊維は、艶消剤の乱反射作用に
より明度が高くなる効果がある。高明度化を効果的にす
るためには艶消剤を1.5重量%以上含有させる必要が
ある。反対に艶消剤の乱反射作用による高明度を抑える
には艶消剤を0.7重量%以下にする必要がある。前記
艶消剤は特に限定されるものではないが、酸化チタンを
代表的なものとして用いることができ、その他、酸化ケ
イ素、酸化アルミニウムなどの無機粒子を用いることが
でき、有機粒子であっても差し支えない。また、繊維A
および繊維Bと繊維Cとでは、ポリエステル繊維Aおよ
びポリエステル繊維Bはカチオン染料可染ポリエステル
繊維Cに比べて染料の吸尽量が少なく明度が高くなる傾
向があるため、明度差による3杢感が表現できる。
【0023】さらに繊維A、繊維Bおよび繊維Cをカチ
オン染料と分散染料の併用で同浴染色した場合、通常ポ
リエステル繊維Aおよび繊維Bは分散染料のみによって
染着し、カチオン染料可染ポリエステル繊維Cはカチオ
ン染料および分散染料共に染着するため繊維繊維Aおよ
び繊維Bと繊維Cとの間を別の色相に染め分けることが
できるため明度差に加えて色相差のある3杢感を容易に
得られる効果がある。3杢感を表現するには繊維A、繊
維Bあるいは繊維Cの割合をそれぞれ20重量%以上に
するのが好ましい。繊維A、繊維Bあるいは繊維Cの割
合が20重量%未満ではそれぞれの繊維で得られる明度
差や色相差のパイル部構成繊維割合が互いに低くなり過
ぎて十分な3杢感が得られなく好ましくない。
オン染料と分散染料の併用で同浴染色した場合、通常ポ
リエステル繊維Aおよび繊維Bは分散染料のみによって
染着し、カチオン染料可染ポリエステル繊維Cはカチオ
ン染料および分散染料共に染着するため繊維繊維Aおよ
び繊維Bと繊維Cとの間を別の色相に染め分けることが
できるため明度差に加えて色相差のある3杢感を容易に
得られる効果がある。3杢感を表現するには繊維A、繊
維Bあるいは繊維Cの割合をそれぞれ20重量%以上に
するのが好ましい。繊維A、繊維Bあるいは繊維Cの割
合が20重量%未満ではそれぞれの繊維で得られる明度
差や色相差のパイル部構成繊維割合が互いに低くなり過
ぎて十分な3杢感が得られなく好ましくない。
【0024】なお、繊維A、繊維Bあるいは繊維Cは本
発明のH型断面繊維のみであってもよいし、H型断面繊
維と他の断面繊維、例えば丸断面繊維、三葉形断面繊
維、扁平断面繊維等との混用であってもよい。特に、H
型断面繊維と丸断面繊維とを組み合わせた場合には、H
型断面繊維をポリエステル繊維で艶消剤を多量に含む繊
維Aと艶消剤の少ない繊維Bとし、丸断面繊維をカチオ
ン染料可染ポリエステル繊維Cで艶消剤の少ない繊維B
とすれば組み合わせの効果によってさらに杢感が明瞭で
かつ耐毛倒れ性や抗フィブリル性を向上させることがで
きるので好ましい。 なお、一般に杢感とは、明度の高
いパイルと明度の低いパイルあるいは色相差や彩度差等
があるパイルが互いに集団で存在し、粒状を呈するもの
をいうが、ここでいう杢感とは、明度が高いパイル、明
度が中程度のパイルおよび明度が低いパイルあるい色相
が異なるパイルが互いに集団で存在し、粒状を呈するも
のの他、これら明度差や色相差がを有するパイルが分散
状態で存在する、いわゆる霜降り状のものもあえて杢感
と定義する。
発明のH型断面繊維のみであってもよいし、H型断面繊
維と他の断面繊維、例えば丸断面繊維、三葉形断面繊
維、扁平断面繊維等との混用であってもよい。特に、H
型断面繊維と丸断面繊維とを組み合わせた場合には、H
型断面繊維をポリエステル繊維で艶消剤を多量に含む繊
維Aと艶消剤の少ない繊維Bとし、丸断面繊維をカチオ
ン染料可染ポリエステル繊維Cで艶消剤の少ない繊維B
とすれば組み合わせの効果によってさらに杢感が明瞭で
かつ耐毛倒れ性や抗フィブリル性を向上させることがで
きるので好ましい。 なお、一般に杢感とは、明度の高
いパイルと明度の低いパイルあるいは色相差や彩度差等
があるパイルが互いに集団で存在し、粒状を呈するもの
をいうが、ここでいう杢感とは、明度が高いパイル、明
度が中程度のパイルおよび明度が低いパイルあるい色相
が異なるパイルが互いに集団で存在し、粒状を呈するも
のの他、これら明度差や色相差がを有するパイルが分散
状態で存在する、いわゆる霜降り状のものもあえて杢感
と定義する。
【0025】本発明のパイル布帛において、パイル部構
成繊維の繊維A、繊維Bおよび繊維Cの単繊維繊度が
1.5デニール以上6デニール以下であることが好まし
い。1.5デニール未満ではソフトな風合いは得られる
が、毛倒れし易く、かつH断面繊維の断面方向の肉厚が
薄くなって、繊維のささくれ現象であるいわゆるフィブ
リル化し易くなって好ましくない。また、6デニールを
越えると繊維の曲げ剛性が高くなってソフトな杢調パイ
ル布帛が得られ難くなって好ましくない。特に、杢調パ
イル布帛が車両用に用いられる場合、パイルとしては風
合い、耐毛倒れ性が重要な要求特性となる。
成繊維の繊維A、繊維Bおよび繊維Cの単繊維繊度が
1.5デニール以上6デニール以下であることが好まし
い。1.5デニール未満ではソフトな風合いは得られる
が、毛倒れし易く、かつH断面繊維の断面方向の肉厚が
薄くなって、繊維のささくれ現象であるいわゆるフィブ
リル化し易くなって好ましくない。また、6デニールを
越えると繊維の曲げ剛性が高くなってソフトな杢調パイ
ル布帛が得られ難くなって好ましくない。特に、杢調パ
イル布帛が車両用に用いられる場合、パイルとしては風
合い、耐毛倒れ性が重要な要求特性となる。
【0026】一般的にパイル部構成繊維パイル側面が表
面に現れやすいため、光がパイル面に当たると鏡面反射
しやすく、見る方向によって鏡面反射光つまり白色光が
高くなる傾向があり白ボケと呼ばれる現象を生じ易い。
そうした白ボケを防止する観点から、本発明においてパ
イル部を構成する繊維Bおよび繊維Cは酸化チタンなど
の艶消剤を0.01重量%以上含有させることは好まし
い。また、繊維Aの艶消剤の上限はその要求に応じて適
宜設定すればよいが、紡糸工程における工程安定性の観
点からは、7重量%以下が好ましい。
面に現れやすいため、光がパイル面に当たると鏡面反射
しやすく、見る方向によって鏡面反射光つまり白色光が
高くなる傾向があり白ボケと呼ばれる現象を生じ易い。
そうした白ボケを防止する観点から、本発明においてパ
イル部を構成する繊維Bおよび繊維Cは酸化チタンなど
の艶消剤を0.01重量%以上含有させることは好まし
い。また、繊維Aの艶消剤の上限はその要求に応じて適
宜設定すればよいが、紡糸工程における工程安定性の観
点からは、7重量%以下が好ましい。
【0027】パイル布帛のパイル部を構成する繊維は少
量羊毛、木綿、絹などの天然繊維やポリアミド、ポリア
クリルなどの合成繊維が含まれても差し支えないが、特
に耐光性が要求される車両用としてはポリエステル10
0重量%からなるのが好ましい。
量羊毛、木綿、絹などの天然繊維やポリアミド、ポリア
クリルなどの合成繊維が含まれても差し支えないが、特
に耐光性が要求される車両用としてはポリエステル10
0重量%からなるのが好ましい。
【0028】本発明の杢調パイル布帛は無地染めであっ
てもプリントであってもソフトな風合いを有し、耐毛倒
れ性が良好で、パイル面のカバリング性が高く、パイル
表面に明度差や色相差の3杢感を有する効果を発揮する
が、特にパイル部を構成する繊維A、繊維BおよびCが
綿染め、糸染めあるいは布帛液中染色のいずれかの地染
めが施され、プリント抜染または抜染後着色プリントま
たは抜染剤入りプリントされたものがより効果的であ
る。これらプリントパイル布帛では、上記ソフトな風合
いを有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリング
性が高く、パイル表面に明度差や色相差の杢感を有する
効果に加えて優れたプリント発色性を発揮する。
てもプリントであってもソフトな風合いを有し、耐毛倒
れ性が良好で、パイル面のカバリング性が高く、パイル
表面に明度差や色相差の3杢感を有する効果を発揮する
が、特にパイル部を構成する繊維A、繊維BおよびCが
綿染め、糸染めあるいは布帛液中染色のいずれかの地染
めが施され、プリント抜染または抜染後着色プリントま
たは抜染剤入りプリントされたものがより効果的であ
る。これらプリントパイル布帛では、上記ソフトな風合
いを有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカバリング
性が高く、パイル表面に明度差や色相差の杢感を有する
効果に加えて優れたプリント発色性を発揮する。
【0029】杢調パイル布帛のパイル糸は紡績糸の形態
でもよいし、フィラメント糸形態、タスラン等のエアー
加工フィラメント糸形態や仮ヨリ等の、フィラメント加
工糸形態、さらには、それら紡績糸とフィラメント糸の
複合糸や交織、交編などの混用形態でもよい。また、パ
イル布帛としては、特に限定されず、モケットと呼ばれ
るパイル織物、トリコット、ダブルラッセル等の編物の
形態でもよい。
でもよいし、フィラメント糸形態、タスラン等のエアー
加工フィラメント糸形態や仮ヨリ等の、フィラメント加
工糸形態、さらには、それら紡績糸とフィラメント糸の
複合糸や交織、交編などの混用形態でもよい。また、パ
イル布帛としては、特に限定されず、モケットと呼ばれ
るパイル織物、トリコット、ダブルラッセル等の編物の
形態でもよい。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例、比較例によりさらに詳
細に説明する。本発明に記載した諸特性の測定法を次に
示す。
細に説明する。本発明に記載した諸特性の測定法を次に
示す。
【0031】[3杢感]パイル布帛の3杢感あるいは3
色霜降り感を目視判定し、優から不可まで7段階で評価
した。
色霜降り感を目視判定し、優から不可まで7段階で評価
した。
【0032】[プリント発色性]地染めのアルカリ抜染
性、オーバープリントや着抜染時のプリントの鮮明性と
柄のシャープさを目視判定し、優から不可までの7段階
で評価した。
性、オーバープリントや着抜染時のプリントの鮮明性と
柄のシャープさを目視判定し、優から不可までの7段階
で評価した。
【0033】[耐毛倒れ性]パイル布帛の上に8cm
φ、2kgの重りをのせた状態で80℃の熱風乾燥機の
中に2時間放置した後、熱風乾燥機からパイル布帛を取
り出し、重りを除いて重りをのせた部分とのせない部分
の状態を目視判定し、優から不可まで7段階で評価し
た。
φ、2kgの重りをのせた状態で80℃の熱風乾燥機の
中に2時間放置した後、熱風乾燥機からパイル布帛を取
り出し、重りを除いて重りをのせた部分とのせない部分
の状態を目視判定し、優から不可まで7段階で評価し
た。
【0034】[カバリング性]パイル布帛の表面地割れ
や虫食いの状態を目視判定し、優から不可まで7段階で
評価した。
や虫食いの状態を目視判定し、優から不可まで7段階で
評価した。
【0035】[ソフト風合い]パイル布帛の表面の触感
を判定し、ソフトから粗剛まで7段階で評価した。
を判定し、ソフトから粗剛まで7段階で評価した。
【0036】[耐白ボケ性]パイル布帛を10×10c
mの方形に4枚カットし上段左に正タテ方向が上下方向
になるように置き、上段右に正ヨコ方向が左右方向にな
るように置き、下段左に逆ヨコ方向が左右方向になるよ
うに置き、下段右に逆タテ方向が上下方向になるように
置いて、種々の角度から目視判定し、優から不可まで7
段階で評価した。
mの方形に4枚カットし上段左に正タテ方向が上下方向
になるように置き、上段右に正ヨコ方向が左右方向にな
るように置き、下段左に逆ヨコ方向が左右方向になるよ
うに置き、下段右に逆タテ方向が上下方向になるように
置いて、種々の角度から目視判定し、優から不可まで7
段階で評価した。
【0037】[実施例1]繊維Aとして酸化チタンを
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51mm
のH型断面形状ステープルを製造した。このステープル
のb/a=1.2、(b−c)/2=8.7であった。
このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿
番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタンを
0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレ
ートを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51m
mのH型断面形状ステープルを製造した。このステープ
ルのb/a=1.2、(b−c)/2=8.7であっ
た。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手
(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維Cとしてジメチ
ル5−ナトリウムスルホイソフタレート(2.7モル
%)/エチレンテレフタレート(97.3モル%)共重
合体で酸化チタンを0.01重量%含有したチップを用
いて溶融紡糸、延伸して、2.5デニール、51mmの
丸断面形状ステープルを製造した。このステープルを用
いて撚係数=3.1の30番手(綿番手)の紡績糸とし
た。前記3種類の紡績糸を用いて上撚係数=3の3子撚
糸とし、通常の分散染料チーズ染色方法でエンジ色に染
色してパイル糸とした。また、地糸はポリエステル65
%、レーヨン35%の30/2(綿番手)の紡績糸を使
用し、パイル経糸密度=40本/in、地経糸密度=4
0本/in、地緯糸密度=40本/in、パイル長=
2.6mmの条件で二重織モケットを製織した後、毛さ
ばき、剪毛してパイル布帛を得た。得られたパイル布帛
を通常のアルカリ抜染、分散染料とカチオン染料の併用
プリント、乾燥、蒸し、洗浄、乾燥して4色の幾何学模
様がプリントされたパイル布帛を得た。得られたパイル
布帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上
にプリントした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色
とプリント部の境界がシャープないわゆるプリント発色
性が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの
順に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによ
るパイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が
高く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じっ
た3杢感を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51mm
のH型断面形状ステープルを製造した。このステープル
のb/a=1.2、(b−c)/2=8.7であった。
このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿
番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタンを
0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレ
ートを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51m
mのH型断面形状ステープルを製造した。このステープ
ルのb/a=1.2、(b−c)/2=8.7であっ
た。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手
(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維Cとしてジメチ
ル5−ナトリウムスルホイソフタレート(2.7モル
%)/エチレンテレフタレート(97.3モル%)共重
合体で酸化チタンを0.01重量%含有したチップを用
いて溶融紡糸、延伸して、2.5デニール、51mmの
丸断面形状ステープルを製造した。このステープルを用
いて撚係数=3.1の30番手(綿番手)の紡績糸とし
た。前記3種類の紡績糸を用いて上撚係数=3の3子撚
糸とし、通常の分散染料チーズ染色方法でエンジ色に染
色してパイル糸とした。また、地糸はポリエステル65
%、レーヨン35%の30/2(綿番手)の紡績糸を使
用し、パイル経糸密度=40本/in、地経糸密度=4
0本/in、地緯糸密度=40本/in、パイル長=
2.6mmの条件で二重織モケットを製織した後、毛さ
ばき、剪毛してパイル布帛を得た。得られたパイル布帛
を通常のアルカリ抜染、分散染料とカチオン染料の併用
プリント、乾燥、蒸し、洗浄、乾燥して4色の幾何学模
様がプリントされたパイル布帛を得た。得られたパイル
布帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上
にプリントした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色
とプリント部の境界がシャープないわゆるプリント発色
性が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの
順に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによ
るパイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が
高く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じっ
た3杢感を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
【0038】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を表1に示す。
帛特性を表1に示す。
【0039】
【表1】 [実施例2]繊維AのH型断面形状ステープル製造時に
紡糸口金のみを変更し、ステープルのb/a=0.6
6、(b−c)/2=5とする他は実施例1と同様にし
てプリントされたパイル布帛を得た。得られたパイル布
帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上に
プリントした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色と
プリント部の境界がシャープないわゆるプリント発色性
が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの順
に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによる
パイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高
く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった
3杢感を有する杢調パイル布帛が得られた。また、この
パイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食い
状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性が
高く、ソフトな風合いが得られた。
紡糸口金のみを変更し、ステープルのb/a=0.6
6、(b−c)/2=5とする他は実施例1と同様にし
てプリントされたパイル布帛を得た。得られたパイル布
帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上に
プリントした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色と
プリント部の境界がシャープないわゆるプリント発色性
が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの順
に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによる
パイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高
く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった
3杢感を有する杢調パイル布帛が得られた。また、この
パイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食い
状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性が
高く、ソフトな風合いが得られた。
【0040】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0041】[実施例3]繊維AのH型断面形状ステー
プル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルのb/
a=0.32、(b−c)/2=2.1とする他は実施
例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得た。得
られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く
抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やかに着色
し、かつ地色とプリント部の境界がシャープないわゆる
プリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維
B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部
は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に
比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と
色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛が得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。
プル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルのb/
a=0.32、(b−c)/2=2.1とする他は実施
例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得た。得
られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時に良く
抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やかに着色
し、かつ地色とプリント部の境界がシャープないわゆる
プリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維C、繊維
B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有り、柄部
は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイル繊維に
比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる明度差と
色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛が得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。
【0042】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0043】[実施例4]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル22重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部
は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢
感(霜降り感)が有り、柄部は繊維Aによるパイル繊維
が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、かつ繊
維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感(霜
降り感)を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル22重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部
は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢
感(霜降り感)が有り、柄部は繊維Aによるパイル繊維
が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、かつ繊
維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感(霜
降り感)を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
【0044】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0045】[実施例5]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル58重量%、繊維Bのステープル22重量%、
繊維Cのステープル22重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部
は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢
感(霜降り感)が有り、柄部は繊維Aによるパイル繊維
が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、かつ繊
維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感(霜
降り感)を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル58重量%、繊維Bのステープル22重量%、
繊維Cのステープル22重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部
は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢
感(霜降り感)が有り、柄部は繊維Aによるパイル繊維
が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、かつ繊
維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感(霜
降り感)を有する杢調パイル布帛が得られた。また、こ
のパイル布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食
い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が高く、ソフトな風合いが得られた。
【0046】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0047】[実施例6]繊維Aとして酸化チタンを
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニール、51
mmのH型断面形状ステープルを製造した。このステー
プルのb/a=0.64、(b−c)/2=2.5であ
った。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番
手(綿番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタ
ンを0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフ
タレートを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニー
ル、51mmのH型断面形状ステープルを製造した。こ
のステープルのb/a=0.64、(b−c)/2=
2.5であった。このステープルを用いて撚係数=3.
1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維C
としてジメチル5−ナトリウムスルホイソフタレート
(2.7モル%)/エチレンテレフタレート(97.3
モル%)共重合体で酸化チタンを0.01重量%含有し
たチップを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニー
ル、51mmの丸断面形状ステープルを製造した。この
ステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。前記3種類の紡績糸を用いる他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐
毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られ
た。
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニール、51
mmのH型断面形状ステープルを製造した。このステー
プルのb/a=0.64、(b−c)/2=2.5であ
った。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番
手(綿番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタ
ンを0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフ
タレートを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニー
ル、51mmのH型断面形状ステープルを製造した。こ
のステープルのb/a=0.64、(b−c)/2=
2.5であった。このステープルを用いて撚係数=3.
1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維C
としてジメチル5−ナトリウムスルホイソフタレート
(2.7モル%)/エチレンテレフタレート(97.3
モル%)共重合体で酸化チタンを0.01重量%含有し
たチップを用いて溶融紡糸、延伸して、1.6デニー
ル、51mmの丸断面形状ステープルを製造した。この
ステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。前記3種類の紡績糸を用いる他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐
毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られ
た。
【0048】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0049】[実施例7]繊維Aとして酸化チタンを
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、5.9デニール、51
mmのH型断面形状ステープルを製造した。このステー
プルのb/a=0.66、(b−c)/2=5.4であ
った。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番
手(綿番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタ
ンを0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフ
タレートを用いて溶融紡糸、延伸して、5.8デニー
ル、51mmのH型断面形状ステープルを製造した。こ
のステープルのb/a=0.66、(b−c)/2=
5.4であった。このステープルを用いて撚係数=3.
1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維C
としてジメチル5−ナトリウムスルホイソフタレート
(2.7モル%)/エチレンテレフタレート(97.3
モル%)共重合体で酸化チタンを0.01重量%含有し
たチップを用いて溶融紡糸、延伸して、5.8デニー
ル、51mmの丸断面形状ステープルを製造した。この
ステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。前記3種類の紡績糸を用いる他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐
毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られ
た。
2.3重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、5.9デニール、51
mmのH型断面形状ステープルを製造した。このステー
プルのb/a=0.66、(b−c)/2=5.4であ
った。このステープルを用いて撚係数=3.1の30番
手(綿番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタ
ンを0.04重量%含有した通常のポリエチレンテレフ
タレートを用いて溶融紡糸、延伸して、5.8デニー
ル、51mmのH型断面形状ステープルを製造した。こ
のステープルのb/a=0.66、(b−c)/2=
5.4であった。このステープルを用いて撚係数=3.
1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。さらに繊維C
としてジメチル5−ナトリウムスルホイソフタレート
(2.7モル%)/エチレンテレフタレート(97.3
モル%)共重合体で酸化チタンを0.01重量%含有し
たチップを用いて溶融紡糸、延伸して、5.8デニー
ル、51mmの丸断面形状ステープルを製造した。この
ステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。前記3種類の紡績糸を用いる他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐
毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られ
た。
【0050】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を表1に示す。
帛特性を表1に示す。
【0051】[実施例8]繊維Aとして酸化チタンを
1.50重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレ
ートを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51m
mのH型断面形状ステープルを製造した。このステープ
ルのb/a=0.66、(b−c)/2=5であった。
このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿
番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタンを
0.7重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51mm
のH型断面形状ステープルを製造した。このステープル
のb/a=0.66、(b−c)/2=5であった。こ
のステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。さらに繊維Cとしてジメチル5−
ナトリウムスルホイソフタレート(2.7モル%)/エ
チレンテレフタレート(97.3モル%)共重合体で酸
化チタンを0.01重量%含有したチップを用いて溶融
紡糸、延伸して、2.5デニール、51mmの丸断面形
状ステープルを製造した。このステープルを用いて撚係
数=3.1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。前記
3種類の紡績糸を用いる他は実施例1と同様にしてプリ
ントされたパイル布帛を得た。得られたパイル布帛は、
チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上にプリン
トした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色とプリン
ト部の境界がシャープないわゆるプリント発色性が良好
で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度
が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによるパイル
繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、か
つ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感
を有する杢調パイル布帛が得られた。また、このパイル
布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食い状の未
パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、
ソフトな風合いが得られた。
1.50重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレ
ートを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51m
mのH型断面形状ステープルを製造した。このステープ
ルのb/a=0.66、(b−c)/2=5であった。
このステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿
番手)の紡績糸とした。繊維Bとしては酸化チタンを
0.7重量%含有した通常のポリエチレンテレフタレー
トを用いて溶融紡糸、延伸して、3デニール、51mm
のH型断面形状ステープルを製造した。このステープル
のb/a=0.66、(b−c)/2=5であった。こ
のステープルを用いて撚係数=3.1の30番手(綿番
手)の紡績糸とした。さらに繊維Cとしてジメチル5−
ナトリウムスルホイソフタレート(2.7モル%)/エ
チレンテレフタレート(97.3モル%)共重合体で酸
化チタンを0.01重量%含有したチップを用いて溶融
紡糸、延伸して、2.5デニール、51mmの丸断面形
状ステープルを製造した。このステープルを用いて撚係
数=3.1の30番手(綿番手)の紡績糸とした。前記
3種類の紡績糸を用いる他は実施例1と同様にしてプリ
ントされたパイル布帛を得た。得られたパイル布帛は、
チーズ染めの染料が抜染時に良く抜け、その上にプリン
トした柄部分の色が鮮やかに着色し、かつ地色とプリン
ト部の境界がシャープないわゆるプリント発色性が良好
で、さらに、地部は繊維C、繊維B、繊維Aの順に明度
が高い明度差3杢感が有り、柄部は繊維Aによるパイル
繊維が繊維Bによるパイル繊維に比べて明度が高く、か
つ繊維Cは色相が異なる明度差と色相の混じった3杢感
を有する杢調パイル布帛が得られた。また、このパイル
布帛はカバリング性良好で(パイル表面に虫食い状の未
パイル部分がない)、耐毛倒れ性や耐白ボケ性が高く、
ソフトな風合いが得られた。
【0052】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0053】[比較例1]繊維AとしてH型断面形状ス
テープル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルの
b/a=1.29、(b−c)/2=12.1とする他
は実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、ソ
フトな風合いが得られた。しかし、繊維AのH型断面形
状の両足の長さが長くなり、両足をつないでいる柱が短
くなって、両足外側面の面積が大きくなって、いわゆる
扁平断面に近くなっているため耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が低く、車両用パイル布帛としては品質的に劣るもので
あった。
テープル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルの
b/a=1.29、(b−c)/2=12.1とする他
は実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、ソ
フトな風合いが得られた。しかし、繊維AのH型断面形
状の両足の長さが長くなり、両足をつないでいる柱が短
くなって、両足外側面の面積が大きくなって、いわゆる
扁平断面に近くなっているため耐毛倒れ性や耐白ボケ性
が低く、車両用パイル布帛としては品質的に劣るもので
あった。
【0054】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0055】[比較例2]繊維AとしてH型断面形状ス
テープル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルの
b/a=0.29、(b−c)/2=1.8とする他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、ソ
フトな風合いが得られた。しかし、H型断面形状両足を
つないでいる柱が長く、耐毛倒れ性がやや低いパイル布
帛としては品質的に劣るものであった。
テープル製造時に紡糸口金のみを変更し、ステープルの
b/a=0.29、(b−c)/2=1.8とする他は
実施例1と同様にしてプリントされたパイル布帛を得
た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料が抜染時
に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色が鮮やか
に着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャープない
わゆるプリント発色性が良好で、さらに、地部は繊維
C、繊維B、繊維Aの順に明度が高い明度差3杢感が有
り、柄部は繊維Aによるパイル繊維が繊維Bによるパイ
ル繊維に比べて明度が高く、かつ繊維Cは色相が異なる
明度差と色相の混じった3杢感を有する杢調パイル布帛
が得られた。また、このパイル布帛はカバリング性良好
で(パイル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、ソ
フトな風合いが得られた。しかし、H型断面形状両足を
つないでいる柱が長く、耐毛倒れ性がやや低いパイル布
帛としては品質的に劣るものであった。
【0056】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0057】[比較例3]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル18重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Aの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル18重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Aの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
【0058】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0059】[比較例4]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル44重量%、繊維Bのステープル18重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Bの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル44重量%、繊維Bのステープル18重量%、
繊維Cのステープル41重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Bの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
【0060】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を表1に示す。
帛特性を表1に示す。
【0061】[比較例5]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル41重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル18重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Cの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル41重量%、繊維Bのステープル41重量%、
繊維Cのステープル18重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Cの混用割合が低く、3杢感
(霜降り感)としては不十分なものであった。
【0062】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を併せて表1に示す。
帛特性を併せて表1に示す。
【0063】[比較例6]実施例2で得られた繊維A、
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル62重量%、繊維Bのステープル19重量%、
繊維Cのステープル19重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Bおよび繊維Cの混用割合が
低く、3杢感(霜降り感)としては不十分なものであっ
た。
繊維Bおよび繊維Cのステープルを用いて、繊維Aのス
テープル62重量%、繊維Bのステープル19重量%、
繊維Cのステープル19重量%の30番手(綿番手)混
紡糸とする他は、実施例2と同様にしてプリントパイル
布帛を得た。得られたパイル布帛は、チーズ染めの染料
が抜染時に良く抜け、その上にプリントした柄部分の色
が鮮やかに着色し、かつ地色とプリント部の境界がシャ
ープないわゆるプリント発色性が良好なものが得られ
た。また、このパイル布帛はカバリング性良好で(パイ
ル表面に虫食い状の未パイル部分がない)、耐毛倒れ性
や耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いが得られた。しか
し、地部、柄部ともに繊維Bおよび繊維Cの混用割合が
低く、3杢感(霜降り感)としては不十分なものであっ
た。
【0064】パイル布帛に使用した原綿特性とパイル布
帛特性を表1に示す。
帛特性を表1に示す。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、プリント発色性が良好
で、3杢感を有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカ
バリング性、耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いを有す
る良好な杢調パイル布帛を提供することができる。
で、3杢感を有し、耐毛倒れ性が良好で、パイル面のカ
バリング性、耐白ボケ性が高く、ソフトな風合いを有す
る良好な杢調パイル布帛を提供することができる。
【図1】本発明のH型断面繊維の一例をモデル的に示す
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図2】H型断面繊維における縦および横の長さを説明
する説明図である。
する説明図である。
a:H型断面繊維の横の長さ b:H型断面繊維の縦の長さ c:H型断面繊維の両足をつなぐ連結部の厚み
Claims (4)
- 【請求項1】パイル布帛のパイル部構成繊維がH型断面
繊維を20〜100重量%含み、該H型断面繊維の縦横
の長さ比b/aが1.2以下であり、かつ縦の長さbと
連結部の幅cとの関係が(b−c)/2≧2μmであっ
て、さらにパイル部構成繊維が艶消剤1.5重量%以上
のポリエステル繊維Aを20重量%以上、艶消剤0.7
重量%以下のポリエステル繊維Bを20重量%以上、カ
チオン染料可染ポリエステル繊維Cを20重量%以上含
んでなることを特徴とするパイル布帛。 - 【請求項2】少なくともパイル部を構成する繊維の単繊
維繊度が1.5〜6デニールであることを特徴とする請
求項1に記載のパイル布帛。 - 【請求項3】少なくともパイル部を構成する繊維がポリ
エステル100重量%であることを特徴とする請求項1
または2に記載のパイル布帛。 - 【請求項4】少なくともパイル部を構成する繊維が綿染
め、糸染めあるいは布帛液中染色のいずれかの地染めが
施されてなり、かつ、着色プリント、プリント抜染、抜
染後着色プリントまたは抜染剤入り着色プリントのいず
れかが施されてなることを特徴とする請求項1、2また
は3に記載のパイル布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273194A JPH09111589A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | パイル布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273194A JPH09111589A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | パイル布帛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111589A true JPH09111589A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17524420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7273194A Pending JPH09111589A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | パイル布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09111589A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017073657A1 (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-04 | 株式会社カネカ | パイル布帛 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP7273194A patent/JPH09111589A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017073657A1 (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-04 | 株式会社カネカ | パイル布帛 |
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