JPH09111191A - 成形接着剤層を含む基材及びその製造法 - Google Patents

成形接着剤層を含む基材及びその製造法

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JPH09111191A
JPH09111191A JP8255931A JP25593196A JPH09111191A JP H09111191 A JPH09111191 A JP H09111191A JP 8255931 A JP8255931 A JP 8255931A JP 25593196 A JP25593196 A JP 25593196A JP H09111191 A JPH09111191 A JP H09111191A
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adhesive
cavity
adhesive composition
substrate
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JP8255931A
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Steven Paul Arthur
ポール アーシュ スチーブン
Brian Dale Kruse
デール クルス ブライアン
Wayne Eugene Reister
ユーゲン レイスター ウエイン
Vladimir Azaroff
アザロフ ブラディミアー
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Dow Silicones Corp
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Dow Corning Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J183/00Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J183/04Polysiloxanes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/0097Glues or adhesives, e.g. hot melts or thermofusible adhesives

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Abstract

(57)【要約】 【目的】基材と、基材の少なくとも1つの面に付加され
る接着剤層間の接着性を改善することである。 【構成】本発明は、射出成形工程中に付加される接着剤
組成物の層を少なくとも1つの面に有する硬質基材を提
供する。接着剤組成物の層と基材間の接着度は、基材に
接着剤組成物をコーティングする従来の方法を用いて得
られる値より大である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも片面に
接着剤層を有する基材に関する。特に、本発明は、成形
作業中に接着剤層が基材の少なくとも片面に凝集接着さ
れる硬質基材に関する。また、本発明は、これらの接着
剤被覆基材の新規製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】最終コーテッド品の形状を有するキヤビ
テイに基材が拘束されている間に有機および無機基材を
コーティング又はカプセル化する方法は特許および定期
刊行文献に記載されているが、これらの材料は固体状態
において不粘着性である。この開示の従来技術は次の刊
行物に示されている:特願昭54−32565、54−
102355、56−142045、62−25341
8、63−1111267、63−270107、特願
平1−280517および5−269919;JP−B
64/16657、NL−A85/01897およびU
S−A4,327,369、4,386,042、4,
810,590、5,002,548および5,16
0,780。
【0003】従来技術に教示されている共通界面に沿っ
て2つの基材を接着させる方法は、典型的に液体又はフ
ィルム状の接着剤層を被接着面の少なくとも片面に塗布
し、それらの面を相互に接触させ、接着剤の凝固および
/または硬化中に望ましくは加圧下でそれらの面を密着
させる工程から成る。その接着剤は、被接着面の片方に
噴霧、浸漬又は接着剤の予備成形層を配置することによ
って被覆することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】予備成形接着剤を被接
着基材の1つに付加することによって調製した積層品の
欠点は、接着剤が最初に付加される基材と接着剤間の凝
集接着が弱いことである。
【0005】本発明の目的は、基材と該基材の少なくと
も片面に被覆される接着剤層間の接着を改善することで
ある。本発明の目的は、硬質基材の少なくとも片面に接
着剤層を成形することによって達成される。被覆される
基材の表面は接着剤を注入されるキャビティの少なくと
も1つの面を形成する。そのキヤビテイの形状は接着剤
層の形状に対応する。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は、(1)開口キ
ヤビテイの型と上面を有する硬質基材から該上面と開口
キヤビテイの型とを合せて密閉キヤビテイを形成させ; (2)環境条件下で非流動性の接着剤組成物を加圧下お
よび該組成物が流動し前記密閉キヤビテイを完全に充て
んして前記上面に接着させるのに十分な温度で該キヤビ
テイに圧入させ; (3)前記組成物の生成層を非流動性材料に転化させ; (4)前記組成物を被覆した基材を前記開口キヤビテイ
の型から分離させる工程から成ることを特徴とする、接
着剤組成物の層を上面を有する硬質基材へ接着させる方
法を提供する。
【0007】本発明に使用する接着剤組成物は、典型的
に有機重合体又はポリオルガノシロキサンである少なく
とも1つの塗膜形成成分を含有する。その重合体は架橋
反応によって硬化できることが望ましく、その組成物は
重合体用架橋剤を含有する。
【0008】本発明の重要な特徴は接着剤組成物を基材
に付加するために用いる成形法である。この方法は、接
着剤を溶融材、溶液又は予備成形フイルムとして基材に
付加する従来法に比べて接着強度が著しく改善される。
基材への接着剤の成形は、接着剤と第2の基材(これに
基材の接着剤被覆表面が後で付加されて一体に接着され
た積層品を形成する)間の接着も改善する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい形態において、
成形工程中に接着剤層を付加する基材はリヤビユーミラ
ー用の金属又はセラミック取付ベースであって、接着剤
層はそのベースを自動車のウインドシールドに接着させ
るために使用される。上に接着剤組成物を成形する硬質
基材を形成するために使用する材料の種類に実質的な制
限はない。
【0010】硬化性接着剤組成物をコーティングする基
材は金属、特に鋼又はアルミニウム;ポリエステル、ポ
リカーボネートおよびポリスルホンのような構造用プラ
スチックおよび他の種類の有機重合体である。それらの
重合体はガラス繊維や他の補強剤を含有して、成形工程
中に接着剤組成物を流動させる必要のある温度および圧
力下で実質的に非変形性にさせることが望ましい。
【0011】硬質基材の寸法は同様に硬化性接着剤組成
物を付加する本法に関して重要でない。実際の成形工程
には、被覆面が1m以下であることが望ましい。
【0012】上に接着剤を成形する面は平面が望まし
い。望ましい基材は添付図面に示す。
【0013】図面に示した基材は上面1と下面2から成
るブロックである。これらの上下面は平らな小側面3
と、曲線部7によって結合された2つの平部分5と6か
ら成る主側面4によって結合されている。上面1と下面
2は平らで実質的に平行である。そのブロックは、必要
な剛性を与えるために金属や任意の補強剤を有する有機
重合体のような硬質材料で成形される。
【0014】本発明の望ましい形態(ブロックが自動車
のリヤビユ−ミラ−用取付板として使用される場合)に
おいて、側面4の曲線部7は0.5〜2.5cmの曲率
半径を示す。
【0015】図1〜4に示したブロックの上下面および
側面の寸法および形状は本法に関して重要ではなく、本
法によって製造した接着剤被覆基材の最終用途によって
決まる。上面1の長さおよび幅は1.3cm〜1m又は
それ以上、そしてブロックの厚さは0.25〜25cm
又はそれ以上にすることができる。
【0016】側面4の部分5と6の相互の配向は、ブロ
ックの少なくとも1面の本発明による被覆能に関して重
要でない。部分5と6は相互に実質的に平行、又は添付
図面に示したように、相互に少し収斂して、寸法が寸
より0.1mm又はそれ以上大きくできる。
【0017】図面に示した望ましい実施の形態におい
て、側面3と4は10〜45度の斜角を付け、側面1の
寸法が側面2の対応する寸法より若干小さくなってい
る。
【0018】成形して特許請求している接着剤被覆基材
を形成する接着組成物は、接着性を示す既知の有機又は
有機ケイ素重合体である少なくとも1つの塗膜形成成分
を含有する。その重合体の接着性が必要な接着強度を与
えるのに不十分の場合には、組成物は我々の組成物の接
着強度を改善するために既知の粘着付与樹脂および/ま
たは接着促進剤を1種以上含む。フィルム型の接着剤と
して従来の技術に開示されている重合体は、限定ではな
いが、天然および合成有機エラストマーおよび既知接着
促進成分を含有する硬化性オルガノシロキサンを含む。
【0019】本法の接着剤組成物の要件は(1)成形工
程中に非変形性基剤上に凝集塗膜を形成するのに十分な
組成物の流動性;(2)組成物が成形工程中に接触する
表面および組成物の硬化前に接着剤層が接触配置される
基材への接着剤の凝集接着能;および接着剤組成物が環
境温度および圧力、典型的に25℃および1気圧下24
時間の間に測定される測定可動な流動性を示さないこと
である。硬化性接着剤組成物は硬化前に環境温度および
圧力下で非流動性が望ましい。
【0020】成形工程中の温度は本発明の接着剤組成物
中の全成分の分解温度以下でなければなない。組成物が
硬化性の場合の温度は硬化反応の初期温度以下にしなけ
ればならない。
【0021】望ましい接着剤組成物は環境条件下で固体
であって、25〜100℃の温度、0.69〜13.8
MPaのゲージ圧力下で硬化することなく流動する。こ
こでの用語「固体」は乾燥、粘着性表面を示す材料を意
味する。
【0022】本発明の望ましい接着剤組成物は硬化性で
あって、別の硬化剤および/または硬化用触媒と共に硬
化性有機重合体又はポリオルガノシロキサンから成る。
【0023】単独又はロジン酸エステルのような粘着付
与樹脂と共に本発明の接着剤組成物の塗膜形成成分とし
ての使用に適する有機重合体は、限定ではないが、ポリ
エチレンおよびポリプロピレンのような熱可塑性ポリオ
レフイン;縮合や遊離基反応を用いて調製されるポリカ
ーボネートを含むポリエステル;ポリアミド;ポリウレ
タン;ポリスルホン;ビニルエステルの可塑化重合体お
よびポリビニルアセテートおよびポリビニルブチラール
のようなビニルアセタール;エポキシド重合体;フエノ
ール樹脂;ニトリルエラストマー;ポリイミド;エチレ
ンとアクリル酸のようなエチレン性不飽和カルボン酸と
の共重合体を含む。
【0024】硬化して弾性材料を生成するポリオルガノ
シロキサンは、加工性および接着性に基づいて接着剤組
成物の重合体成分として使用するのが望ましい。ポリオ
ルガノシロキサンのような熱硬化性塗膜形成オルガノシ
ロキサン重合体を含有する組成物の接着性は、カップリ
ング剤;接着促進剤;および/またはR3 SiO1/
およびSiO4 単位を含有するオルガノシロキサン(式
中のRは炭化水素基、最適には炭素原子数が1〜4のア
ルキル基を示す)の存在によって改善される。これらの
オルガノシロキサン樹脂とエラストマーのポリオルガノ
シロキサンの組合せは、既知クラスの感圧性接着剤を構
成する。
【0025】有機およびオルガノシロキサン重合体組成
物の接着性を高めるために接着促進剤および/またはプ
ライマーとして使用するのに適した望ましいクラスの化
合物は少なくとも1つの加水分解性基およびケイ素原子
に結合した1つの有機官能基を含有するオルガノシロキ
サンおよびシランである。加水分解性基はメトキシ又は
エトキシが望ましく、有機官能基はアルケニル、エポキ
シ、アミノ又は(メタ)アクリルオキシアルキルが望ま
しい。アルケニル基は2〜5個の炭素原子を含有する。
官能基の選択は典型的に基材の種類、すなわち、接着剤
組成物に存在する有機又は無機および重合体に左右され
る。
【0026】接着強さおよび耐水性を改良するために、
ポリオルガノシロキサンは架橋性が望ましい。接着剤組
成物は典型的に一液型、すなわち、組成物の全成分が単
一容器に入れられるから、長期の貯蔵安定性が必要な場
合には、重合体の架橋に用いる反応は有効速度で硬化を
達成する加熱を必要とするものである。
【0027】本接着剤組成物に望ましい硬化反応は、ヒ
ドロシレーション(硬化剤に存在するSiに結合した水
素原子とポリオルガノシロキサンに存在するアルケニル
基間の反応)および50℃の分解温度で有機過酸化物の
分解によって開始される遊離基反応である。
【0028】少なくとも1つの硬化性ポリオルガノシロ
キサンおよび任意の接着促進剤の外に、硬化性オルガノ
シロキサン組成物は補強剤、架橋剤、および任意に硬化
反応用触媒を含有することが望ましい。微粉砕のシリカ
が望ましい補強剤である。そのシリカはヒュームド又は
沈殿型のものにすることができる。望ましい種類の補強
シリカはアルキルオルトシリケートから調製し、「クレ
ーピング(creping)」と呼ばれる現象を防止す
るためにシラノール又は加水分解性基を含有する有機ケ
イ素化合物で処理する。この種のシリカの調製法はUS
−A4,344,800号に詳しく記載されている。
【0029】本法において、接着剤組成物は射出成形工
程中に基材の少なくとも一面に付加される。被覆基材の
表面が金型キヤビテイの一部分を画定する。
【0030】環境条件下で固体であって、任意の加熱と
共に圧力を受けたとき流動する組成物を射出成形する方
法および装置は文献に十分に記載されている。この主題
の完全な議論は、ハーマンマーク(Herman Ma
rk)らの編集によりJonWiley and So
nsによって出版されている「Encyclopedi
a of Polymer Science and
Engineering」に含まれている。
【0031】接着剤組成物で硬質基材をコーティングす
る本発明の方法において、被覆表面は密閉型キヤビテイ
の一部分として作用する。成形法の第1工程中に密閉型
キャビテイの残部として作用する開口キヤビテイの型の
外周は被覆面の上又は回りに配置される。接着剤組成物
は後続の成形工程中にこの密閉キヤビテイ内に保持され
る。開口キヤビテイを構成する面の形状は平らであるこ
とが望ましい。
【0032】成形工程の第2工程は、接着剤組成物を流
動性に転化させるのに必要な加熱と共に十分な圧力下で
接着剤組成物を密閉型キヤビテイに注入することから成
る。組成物の量は密閉型キヤビテイを完全に充てんする
量である。
【0033】組成物の射出に使用するゲージ圧力は成形
工程の温度における組成物の粘度に少なくとも部分的に
依存する。この圧力は0.69〜13.8MPa又はそ
れ以上の範囲内であって、8.3〜11.7MPaが望
ましい。加熱を要するときの組成物の温度は典型的に3
0〜150℃である。
【0034】本法の第3工程は接着剤組成物の非流動性
材料への転化を含む。成形工程中に組成物を加熱した場
合には、組成物の層はそれが凝固する程度に放冷しなけ
ればならない。
【0035】本法の第4工程は、接着剤の接着層を被覆
した基材を成形工程中に密閉キヤビテイの残部を形成し
た開口キヤビテイの型から分離することを含む。この工
程は、本法の成形工程前に開口キヤビテイの型の表面を
接着剤組成物の粘着せずかつ成形工程中に接着剤層の表
面へトランスファ−しない材料でコーティングすること
によって促進される。適当な剥離材料はポリテトラフル
オロエチレン、フッ化ポリビニリデンおよびフルオロシ
リコーン重合体のようなフッ素化固体重合体を含む。
【0036】キヤビテイの残部からの接着剤被覆基材の
分離は基材の被覆面へ正圧を加えることによってさらに
促進される。その圧力はピストンやラムのような機械的
手段又は空気や窒素のような加圧ガスによって加えられ
る。
【0037】接着剤組成物と基材間の適切な接着を得る
には、成形工程前に被覆表面へのプライマー又はカップ
リング剤の付加および/または接着剤組成物に接着促進
剤の存在を要する。プライマーおよび接着促進剤として
使用するのに適当な化合物は本明細書の前記部分で議論
した。
【0038】接着剤組成物が架橋性の場合に射出成形工
程中のプロセス条件は本組成物に存在する塗膜形成重合
体の顕著な架橋を回避するように制御する。接着剤組成
物は、成形接着剤層を含有する基材の表面が第2の基材
と接触して配置された後に架橋されて本発明の製品用の
望ましい最終用途を示す積層品を形成する。これらの積
層品は本接着剤組成物の1つの層によって相互に接着さ
れる2つの基材から成る。
【0039】
【実施例】次の実施例は望ましい基材、接着剤組成物お
よび成形条件を記載する。特にことわらない限り、実施
例の部およびパーセントは全て重量表示であって、示し
た粘度値は25℃で測定した。基材は微粉砕の鋼粒子を
焼結して図面の図1〜4に示したユニット構造を成形し
た実質的に矩形のブロックであった。
【0040】そのブロックは厚さが0.43cmで、2
つの平らな部分5と6および曲線部7から成る平らな側
面3と4によって結合された上面1と下面2から成っ
た。側面3の長さは2.5cm、側面4の2つの平らな
部分の長さは1.9cm、そして曲線部分7の曲率半径
は1.1cmであった。下面2の長さは3.0cmであ
った。側面の平らな部分5と6は相互に相互の方向、曲
線部分7の方向に少し傾斜し、その結果寸法は2.5
cmそして寸法は2.3cmであった。
【0041】側面4の部分5、6および7には29度の
斜角をつけた。この斜角の結果として、上面1の最大長
は3cmそしてこの面の最大幅は2.2cmであった。
【0042】上面1は吹付けによってプライマー組成物
を被覆した。そのプライマー組成物は4重量%のアリル
トリメトキシシラン、1重量%のチタン酸テトラブチル
および95重量%のヘプタンを含有した。
【0043】プライマー組成物か乾燥したとき、ブロッ
クを水平に配置して被覆上面(1)を上方に向けた。接
着剤組成物を後で圧入した密閉型キヤビテイの一部分を
形成するために使用した開口型キヤビテイは、ブロック
の上面(1)のが外周の形状に対応する形状を有したが
上面の対応する寸法および0.76mmの深さより短い
最大長と0.5mmの幅を有した。開口型キヤビテイの
側面は、そのキヤビテイに材料を圧入する通路を含む平
らな面から始まり、この面に実質的に垂直であった。開
口型キヤビテイの内面には剥離剤としてポリテトラフル
オロエチレンの層を被覆した。。
【0044】開口型キヤビテイの外周は、ブロックと開
口型キヤビテイの長軸が同一直線上にあるようにブロッ
クの被覆面上に配置した。ブロックの露出下面(2)へ
十分な圧力を加えて、ブロックの表面と開口型キヤビテ
イの外周間にシールを形成し、それによって後続の射出
成形工程中にキヤビテイ内の接着組成物の全てを保持し
た。この圧力は接着剤組成物の圧入中維持された。
【0045】硬化性オルガノシロキサン接着剤組成物は
次の成分を均一に混合することによって調製した。
【0046】US−A4,344,800号に記載され
た方法を用いて処理剤としてアルキルシリケートおよび
適当な有機ケイ素化合物から調製した粒子の表面にジメ
チルシロキシ、メチルビニルシロキシおよびメチルシロ
キサン基を含有すシリカ72部;0.142モル%のメ
チルビニルシロキサン単位を含有し、ウイリアムス可塑
度150mmを示すジメチルビニルシロキシを末端基と
するポリジメチルシロキサン・ガム12部;0.5モル
%のメチルビニルシロキサン単位を含有しウイリアムス
可塑度159mmを示すガムタイプのジメチルビニルシ
ロキシを末端基とするジメチルシロキサン/メチルビニ
ルシロキサン共重合体12部;グリセリンのモノアリル
エーテル0.26部;メチル〔トリス(1,1−ジメチ
ル−2−プロピニルオキシ〕シラン0.03部;0.7
重量%の白金含量を得るのに十分な量の液体のジメチル
ビニルシロキシを末端基とするポリジメチルシロキサン
で希釈したヘキサクロロ白金酸とシムーテトラメチルジ
ビニルジシロキサンの反応生成物0.14部;3−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン0.5部;3
−グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン0.5
部;および1.6重量%のSiに結合した水素含量を有
する液体のトリメチルシロキシを末端基とするポリメチ
ル水素シロキサン1.9部。
【0047】密閉型キヤビテイを完全に充てんするのに
十分なこの硬化性組成物の所定量をポンプによってその
キヤビテイにゲージ圧11MPaで送った。次にゲージ
圧0.5MPaでエアジエットをキヤビテイに入れて被
覆ブロックを密閉型キヤビテイの残部から分離した。
【0048】被膜を被覆するのに使用したものと同じ寸
法の第2の開口型キヤビテイを第1のキヤビテイと同じ
方法でブロックの被覆面上に配置し、接着剤層に十分な
圧力を加えて成形工程で残ったスプルーを接着剤組成物
の本体中に平らに押し込んだ。次に0.5MPaのゲー
ジ圧の空気流を密閉型キヤビテイに送って被覆ブロック
を射出した。
【0049】それらのブロックを24時間貯蔵した後、
フロックの被覆面を45kgの力でガラス板のシートヘ
プレスすることによって試験試料を調製した。次に接着
ブロックを含むガラスシートを141℃の温度に維持し
たオーブン内に1時間入れて接着剤層を硬化させた。
【0050】環境温度へ冷却後、第1のグループの5試
料(A)をブロックの面取り縁部の回りにクランプを固
定しガラスシートを適切な位置に固定し、クランプに十
分な引張力を加えてブロックをガラス板から引離すこと
によって接着性を試験した。この接着を破壊するのに必
要な力を記録した。第2のグループの5試料(B)を室
温の水に24時間入れた後試験した。
【0051】比較のために、ブロックの上面1上に成形
した同じ硬化性接着剤組成物を厚さ0.76mmのカレ
ンダ加工シートの形で調製した。そのシートからブロッ
クの上面(1)の形状に対応する片をカットして、この
面にオーバーレイ剥離層と共に手動圧力又はハンドヘル
ド(手持型)ローラを使用して付加した。比較試料に使
用したブロックは前記図1〜図4を参照して記載したも
のと同一であった。
【0052】剥離材層の除去後、ブロックの接着剤被覆
側をガラスシートに配置し、接着剤を硬化し、ブロック
のガラスへの接着性を前記のように評価した。
【0053】接着試験の結果を次表に示す。比較試料
(水に浸漬前および浸漬後に試験した)はそれぞれCお
よびDとして示した。
【0054】試験番号 力(kg) A 204.9 B 140.9 C 186.6 D 89.8 比較試料CおよびDに対して本法を用いて調製したブロ
ックAおよびBをガラスから分離させるのに必要な力が
大きいことは、従来技術による接着剤の予備カット・シ
ートをブロックに付加するよりも本発明による接着剤被
膜を基材に成形することによって接着性が改善されるこ
とを明示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法の接着剤層を被覆するのに望ましい基
材の平面図である。
【図2】図1の線2−2に関する基材の側面図である。
【図3】図1の線3−3に関する基材の断面図である。
【図4】図1の基材の斜視図である。
【符号の説明】
1 基材の上面 2 基材の下面 3,4 側面 5,6 平らな部分 7 曲線部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエイン ユーゲン レイスター アメリカ合衆国ミシガン州48640 ミッド ランド メニトウ トライアル 1717 (72)発明者 ブラディミアー アザロフ アメリカ合衆国ミシガン州48642 ミッド ランド トッド ストリート 3805

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)開口キヤビテイの型と上面を有する
    硬質基材から該上面と開口キヤビテイの型とを合せて密
    閉キヤビテイを形成させ; (2)環境条件下で非流動性の接着剤組成物を加圧下お
    よび該組成物が流動し前記密閉キヤビテイを完全に充て
    んして前記上面に接着させるのに十分な温度で該キヤビ
    テイに圧入させ; (3)前記組成物の生成層を非流動性材料に転化させ; (4)前記組成物を被覆した基材を前記開口キヤビテイ
    の型から分離させる工程から成ることを特徴とする、接
    着剤組成物の層を上面を有する硬質基材へ接着させる方
    法。
JP8255931A 1995-10-02 1996-09-27 成形接着剤層を含む基材及びその製造法 Withdrawn JPH09111191A (ja)

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