JPH09111191A - 成形接着剤層を含む基材及びその製造法 - Google Patents
成形接着剤層を含む基材及びその製造法Info
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- JPH09111191A JPH09111191A JP8255931A JP25593196A JPH09111191A JP H09111191 A JPH09111191 A JP H09111191A JP 8255931 A JP8255931 A JP 8255931A JP 25593196 A JP25593196 A JP 25593196A JP H09111191 A JPH09111191 A JP H09111191A
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- C09J183/00—Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J183/04—Polysiloxanes
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
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Abstract
(57)【要約】
【目的】基材と、基材の少なくとも1つの面に付加され
る接着剤層間の接着性を改善することである。 【構成】本発明は、射出成形工程中に付加される接着剤
組成物の層を少なくとも1つの面に有する硬質基材を提
供する。接着剤組成物の層と基材間の接着度は、基材に
接着剤組成物をコーティングする従来の方法を用いて得
られる値より大である。
る接着剤層間の接着性を改善することである。 【構成】本発明は、射出成形工程中に付加される接着剤
組成物の層を少なくとも1つの面に有する硬質基材を提
供する。接着剤組成物の層と基材間の接着度は、基材に
接着剤組成物をコーティングする従来の方法を用いて得
られる値より大である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも片面に
接着剤層を有する基材に関する。特に、本発明は、成形
作業中に接着剤層が基材の少なくとも片面に凝集接着さ
れる硬質基材に関する。また、本発明は、これらの接着
剤被覆基材の新規製造法に関する。
接着剤層を有する基材に関する。特に、本発明は、成形
作業中に接着剤層が基材の少なくとも片面に凝集接着さ
れる硬質基材に関する。また、本発明は、これらの接着
剤被覆基材の新規製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】最終コーテッド品の形状を有するキヤビ
テイに基材が拘束されている間に有機および無機基材を
コーティング又はカプセル化する方法は特許および定期
刊行文献に記載されているが、これらの材料は固体状態
において不粘着性である。この開示の従来技術は次の刊
行物に示されている:特願昭54−32565、54−
102355、56−142045、62−25341
8、63−1111267、63−270107、特願
平1−280517および5−269919;JP−B
64/16657、NL−A85/01897およびU
S−A4,327,369、4,386,042、4,
810,590、5,002,548および5,16
0,780。
テイに基材が拘束されている間に有機および無機基材を
コーティング又はカプセル化する方法は特許および定期
刊行文献に記載されているが、これらの材料は固体状態
において不粘着性である。この開示の従来技術は次の刊
行物に示されている:特願昭54−32565、54−
102355、56−142045、62−25341
8、63−1111267、63−270107、特願
平1−280517および5−269919;JP−B
64/16657、NL−A85/01897およびU
S−A4,327,369、4,386,042、4,
810,590、5,002,548および5,16
0,780。
【0003】従来技術に教示されている共通界面に沿っ
て2つの基材を接着させる方法は、典型的に液体又はフ
ィルム状の接着剤層を被接着面の少なくとも片面に塗布
し、それらの面を相互に接触させ、接着剤の凝固および
/または硬化中に望ましくは加圧下でそれらの面を密着
させる工程から成る。その接着剤は、被接着面の片方に
噴霧、浸漬又は接着剤の予備成形層を配置することによ
って被覆することができる。
て2つの基材を接着させる方法は、典型的に液体又はフ
ィルム状の接着剤層を被接着面の少なくとも片面に塗布
し、それらの面を相互に接触させ、接着剤の凝固および
/または硬化中に望ましくは加圧下でそれらの面を密着
させる工程から成る。その接着剤は、被接着面の片方に
噴霧、浸漬又は接着剤の予備成形層を配置することによ
って被覆することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】予備成形接着剤を被接
着基材の1つに付加することによって調製した積層品の
欠点は、接着剤が最初に付加される基材と接着剤間の凝
集接着が弱いことである。
着基材の1つに付加することによって調製した積層品の
欠点は、接着剤が最初に付加される基材と接着剤間の凝
集接着が弱いことである。
【0005】本発明の目的は、基材と該基材の少なくと
も片面に被覆される接着剤層間の接着を改善することで
ある。本発明の目的は、硬質基材の少なくとも片面に接
着剤層を成形することによって達成される。被覆される
基材の表面は接着剤を注入されるキャビティの少なくと
も1つの面を形成する。そのキヤビテイの形状は接着剤
層の形状に対応する。
も片面に被覆される接着剤層間の接着を改善することで
ある。本発明の目的は、硬質基材の少なくとも片面に接
着剤層を成形することによって達成される。被覆される
基材の表面は接着剤を注入されるキャビティの少なくと
も1つの面を形成する。そのキヤビテイの形状は接着剤
層の形状に対応する。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は、(1)開口キ
ヤビテイの型と上面を有する硬質基材から該上面と開口
キヤビテイの型とを合せて密閉キヤビテイを形成させ; (2)環境条件下で非流動性の接着剤組成物を加圧下お
よび該組成物が流動し前記密閉キヤビテイを完全に充て
んして前記上面に接着させるのに十分な温度で該キヤビ
テイに圧入させ; (3)前記組成物の生成層を非流動性材料に転化させ; (4)前記組成物を被覆した基材を前記開口キヤビテイ
の型から分離させる工程から成ることを特徴とする、接
着剤組成物の層を上面を有する硬質基材へ接着させる方
法を提供する。
ヤビテイの型と上面を有する硬質基材から該上面と開口
キヤビテイの型とを合せて密閉キヤビテイを形成させ; (2)環境条件下で非流動性の接着剤組成物を加圧下お
よび該組成物が流動し前記密閉キヤビテイを完全に充て
んして前記上面に接着させるのに十分な温度で該キヤビ
テイに圧入させ; (3)前記組成物の生成層を非流動性材料に転化させ; (4)前記組成物を被覆した基材を前記開口キヤビテイ
の型から分離させる工程から成ることを特徴とする、接
着剤組成物の層を上面を有する硬質基材へ接着させる方
法を提供する。
【0007】本発明に使用する接着剤組成物は、典型的
に有機重合体又はポリオルガノシロキサンである少なく
とも1つの塗膜形成成分を含有する。その重合体は架橋
反応によって硬化できることが望ましく、その組成物は
重合体用架橋剤を含有する。
に有機重合体又はポリオルガノシロキサンである少なく
とも1つの塗膜形成成分を含有する。その重合体は架橋
反応によって硬化できることが望ましく、その組成物は
重合体用架橋剤を含有する。
【0008】本発明の重要な特徴は接着剤組成物を基材
に付加するために用いる成形法である。この方法は、接
着剤を溶融材、溶液又は予備成形フイルムとして基材に
付加する従来法に比べて接着強度が著しく改善される。
基材への接着剤の成形は、接着剤と第2の基材(これに
基材の接着剤被覆表面が後で付加されて一体に接着され
た積層品を形成する)間の接着も改善する。
に付加するために用いる成形法である。この方法は、接
着剤を溶融材、溶液又は予備成形フイルムとして基材に
付加する従来法に比べて接着強度が著しく改善される。
基材への接着剤の成形は、接着剤と第2の基材(これに
基材の接着剤被覆表面が後で付加されて一体に接着され
た積層品を形成する)間の接着も改善する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい形態において、
成形工程中に接着剤層を付加する基材はリヤビユーミラ
ー用の金属又はセラミック取付ベースであって、接着剤
層はそのベースを自動車のウインドシールドに接着させ
るために使用される。上に接着剤組成物を成形する硬質
基材を形成するために使用する材料の種類に実質的な制
限はない。
成形工程中に接着剤層を付加する基材はリヤビユーミラ
ー用の金属又はセラミック取付ベースであって、接着剤
層はそのベースを自動車のウインドシールドに接着させ
るために使用される。上に接着剤組成物を成形する硬質
基材を形成するために使用する材料の種類に実質的な制
限はない。
【0010】硬化性接着剤組成物をコーティングする基
材は金属、特に鋼又はアルミニウム;ポリエステル、ポ
リカーボネートおよびポリスルホンのような構造用プラ
スチックおよび他の種類の有機重合体である。それらの
重合体はガラス繊維や他の補強剤を含有して、成形工程
中に接着剤組成物を流動させる必要のある温度および圧
力下で実質的に非変形性にさせることが望ましい。
材は金属、特に鋼又はアルミニウム;ポリエステル、ポ
リカーボネートおよびポリスルホンのような構造用プラ
スチックおよび他の種類の有機重合体である。それらの
重合体はガラス繊維や他の補強剤を含有して、成形工程
中に接着剤組成物を流動させる必要のある温度および圧
力下で実質的に非変形性にさせることが望ましい。
【0011】硬質基材の寸法は同様に硬化性接着剤組成
物を付加する本法に関して重要でない。実際の成形工程
には、被覆面が1m以下であることが望ましい。
物を付加する本法に関して重要でない。実際の成形工程
には、被覆面が1m以下であることが望ましい。
【0012】上に接着剤を成形する面は平面が望まし
い。望ましい基材は添付図面に示す。
い。望ましい基材は添付図面に示す。
【0013】図面に示した基材は上面1と下面2から成
るブロックである。これらの上下面は平らな小側面3
と、曲線部7によって結合された2つの平部分5と6か
ら成る主側面4によって結合されている。上面1と下面
2は平らで実質的に平行である。そのブロックは、必要
な剛性を与えるために金属や任意の補強剤を有する有機
重合体のような硬質材料で成形される。
るブロックである。これらの上下面は平らな小側面3
と、曲線部7によって結合された2つの平部分5と6か
ら成る主側面4によって結合されている。上面1と下面
2は平らで実質的に平行である。そのブロックは、必要
な剛性を与えるために金属や任意の補強剤を有する有機
重合体のような硬質材料で成形される。
【0014】本発明の望ましい形態(ブロックが自動車
のリヤビユ−ミラ−用取付板として使用される場合)に
おいて、側面4の曲線部7は0.5〜2.5cmの曲率
半径を示す。
のリヤビユ−ミラ−用取付板として使用される場合)に
おいて、側面4の曲線部7は0.5〜2.5cmの曲率
半径を示す。
【0015】図1〜4に示したブロックの上下面および
側面の寸法および形状は本法に関して重要ではなく、本
法によって製造した接着剤被覆基材の最終用途によって
決まる。上面1の長さおよび幅は1.3cm〜1m又は
それ以上、そしてブロックの厚さは0.25〜25cm
又はそれ以上にすることができる。
側面の寸法および形状は本法に関して重要ではなく、本
法によって製造した接着剤被覆基材の最終用途によって
決まる。上面1の長さおよび幅は1.3cm〜1m又は
それ以上、そしてブロックの厚さは0.25〜25cm
又はそれ以上にすることができる。
【0016】側面4の部分5と6の相互の配向は、ブロ
ックの少なくとも1面の本発明による被覆能に関して重
要でない。部分5と6は相互に実質的に平行、又は添付
図面に示したように、相互に少し収斂して、寸法aが寸
法bより0.1mm又はそれ以上大きくできる。
ックの少なくとも1面の本発明による被覆能に関して重
要でない。部分5と6は相互に実質的に平行、又は添付
図面に示したように、相互に少し収斂して、寸法aが寸
法bより0.1mm又はそれ以上大きくできる。
【0017】図面に示した望ましい実施の形態におい
て、側面3と4は10〜45度の斜角を付け、側面1の
寸法が側面2の対応する寸法より若干小さくなってい
る。
て、側面3と4は10〜45度の斜角を付け、側面1の
寸法が側面2の対応する寸法より若干小さくなってい
る。
【0018】成形して特許請求している接着剤被覆基材
を形成する接着組成物は、接着性を示す既知の有機又は
有機ケイ素重合体である少なくとも1つの塗膜形成成分
を含有する。その重合体の接着性が必要な接着強度を与
えるのに不十分の場合には、組成物は我々の組成物の接
着強度を改善するために既知の粘着付与樹脂および/ま
たは接着促進剤を1種以上含む。フィルム型の接着剤と
して従来の技術に開示されている重合体は、限定ではな
いが、天然および合成有機エラストマーおよび既知接着
促進成分を含有する硬化性オルガノシロキサンを含む。
を形成する接着組成物は、接着性を示す既知の有機又は
有機ケイ素重合体である少なくとも1つの塗膜形成成分
を含有する。その重合体の接着性が必要な接着強度を与
えるのに不十分の場合には、組成物は我々の組成物の接
着強度を改善するために既知の粘着付与樹脂および/ま
たは接着促進剤を1種以上含む。フィルム型の接着剤と
して従来の技術に開示されている重合体は、限定ではな
いが、天然および合成有機エラストマーおよび既知接着
促進成分を含有する硬化性オルガノシロキサンを含む。
【0019】本法の接着剤組成物の要件は(1)成形工
程中に非変形性基剤上に凝集塗膜を形成するのに十分な
組成物の流動性;(2)組成物が成形工程中に接触する
表面および組成物の硬化前に接着剤層が接触配置される
基材への接着剤の凝集接着能;および接着剤組成物が環
境温度および圧力、典型的に25℃および1気圧下24
時間の間に測定される測定可動な流動性を示さないこと
である。硬化性接着剤組成物は硬化前に環境温度および
圧力下で非流動性が望ましい。
程中に非変形性基剤上に凝集塗膜を形成するのに十分な
組成物の流動性;(2)組成物が成形工程中に接触する
表面および組成物の硬化前に接着剤層が接触配置される
基材への接着剤の凝集接着能;および接着剤組成物が環
境温度および圧力、典型的に25℃および1気圧下24
時間の間に測定される測定可動な流動性を示さないこと
である。硬化性接着剤組成物は硬化前に環境温度および
圧力下で非流動性が望ましい。
【0020】成形工程中の温度は本発明の接着剤組成物
中の全成分の分解温度以下でなければなない。組成物が
硬化性の場合の温度は硬化反応の初期温度以下にしなけ
ればならない。
中の全成分の分解温度以下でなければなない。組成物が
硬化性の場合の温度は硬化反応の初期温度以下にしなけ
ればならない。
【0021】望ましい接着剤組成物は環境条件下で固体
であって、25〜100℃の温度、0.69〜13.8
MPaのゲージ圧力下で硬化することなく流動する。こ
こでの用語「固体」は乾燥、粘着性表面を示す材料を意
味する。
であって、25〜100℃の温度、0.69〜13.8
MPaのゲージ圧力下で硬化することなく流動する。こ
こでの用語「固体」は乾燥、粘着性表面を示す材料を意
味する。
【0022】本発明の望ましい接着剤組成物は硬化性で
あって、別の硬化剤および/または硬化用触媒と共に硬
化性有機重合体又はポリオルガノシロキサンから成る。
あって、別の硬化剤および/または硬化用触媒と共に硬
化性有機重合体又はポリオルガノシロキサンから成る。
【0023】単独又はロジン酸エステルのような粘着付
与樹脂と共に本発明の接着剤組成物の塗膜形成成分とし
ての使用に適する有機重合体は、限定ではないが、ポリ
エチレンおよびポリプロピレンのような熱可塑性ポリオ
レフイン;縮合や遊離基反応を用いて調製されるポリカ
ーボネートを含むポリエステル;ポリアミド;ポリウレ
タン;ポリスルホン;ビニルエステルの可塑化重合体お
よびポリビニルアセテートおよびポリビニルブチラール
のようなビニルアセタール;エポキシド重合体;フエノ
ール樹脂;ニトリルエラストマー;ポリイミド;エチレ
ンとアクリル酸のようなエチレン性不飽和カルボン酸と
の共重合体を含む。
与樹脂と共に本発明の接着剤組成物の塗膜形成成分とし
ての使用に適する有機重合体は、限定ではないが、ポリ
エチレンおよびポリプロピレンのような熱可塑性ポリオ
レフイン;縮合や遊離基反応を用いて調製されるポリカ
ーボネートを含むポリエステル;ポリアミド;ポリウレ
タン;ポリスルホン;ビニルエステルの可塑化重合体お
よびポリビニルアセテートおよびポリビニルブチラール
のようなビニルアセタール;エポキシド重合体;フエノ
ール樹脂;ニトリルエラストマー;ポリイミド;エチレ
ンとアクリル酸のようなエチレン性不飽和カルボン酸と
の共重合体を含む。
【0024】硬化して弾性材料を生成するポリオルガノ
シロキサンは、加工性および接着性に基づいて接着剤組
成物の重合体成分として使用するのが望ましい。ポリオ
ルガノシロキサンのような熱硬化性塗膜形成オルガノシ
ロキサン重合体を含有する組成物の接着性は、カップリ
ング剤;接着促進剤;および/またはR3 SiO1/ 2
およびSiO4 単位を含有するオルガノシロキサン(式
中のRは炭化水素基、最適には炭素原子数が1〜4のア
ルキル基を示す)の存在によって改善される。これらの
オルガノシロキサン樹脂とエラストマーのポリオルガノ
シロキサンの組合せは、既知クラスの感圧性接着剤を構
成する。
シロキサンは、加工性および接着性に基づいて接着剤組
成物の重合体成分として使用するのが望ましい。ポリオ
ルガノシロキサンのような熱硬化性塗膜形成オルガノシ
ロキサン重合体を含有する組成物の接着性は、カップリ
ング剤;接着促進剤;および/またはR3 SiO1/ 2
およびSiO4 単位を含有するオルガノシロキサン(式
中のRは炭化水素基、最適には炭素原子数が1〜4のア
ルキル基を示す)の存在によって改善される。これらの
オルガノシロキサン樹脂とエラストマーのポリオルガノ
シロキサンの組合せは、既知クラスの感圧性接着剤を構
成する。
【0025】有機およびオルガノシロキサン重合体組成
物の接着性を高めるために接着促進剤および/またはプ
ライマーとして使用するのに適した望ましいクラスの化
合物は少なくとも1つの加水分解性基およびケイ素原子
に結合した1つの有機官能基を含有するオルガノシロキ
サンおよびシランである。加水分解性基はメトキシ又は
エトキシが望ましく、有機官能基はアルケニル、エポキ
シ、アミノ又は(メタ)アクリルオキシアルキルが望ま
しい。アルケニル基は2〜5個の炭素原子を含有する。
官能基の選択は典型的に基材の種類、すなわち、接着剤
組成物に存在する有機又は無機および重合体に左右され
る。
物の接着性を高めるために接着促進剤および/またはプ
ライマーとして使用するのに適した望ましいクラスの化
合物は少なくとも1つの加水分解性基およびケイ素原子
に結合した1つの有機官能基を含有するオルガノシロキ
サンおよびシランである。加水分解性基はメトキシ又は
エトキシが望ましく、有機官能基はアルケニル、エポキ
シ、アミノ又は(メタ)アクリルオキシアルキルが望ま
しい。アルケニル基は2〜5個の炭素原子を含有する。
官能基の選択は典型的に基材の種類、すなわち、接着剤
組成物に存在する有機又は無機および重合体に左右され
る。
【0026】接着強さおよび耐水性を改良するために、
ポリオルガノシロキサンは架橋性が望ましい。接着剤組
成物は典型的に一液型、すなわち、組成物の全成分が単
一容器に入れられるから、長期の貯蔵安定性が必要な場
合には、重合体の架橋に用いる反応は有効速度で硬化を
達成する加熱を必要とするものである。
ポリオルガノシロキサンは架橋性が望ましい。接着剤組
成物は典型的に一液型、すなわち、組成物の全成分が単
一容器に入れられるから、長期の貯蔵安定性が必要な場
合には、重合体の架橋に用いる反応は有効速度で硬化を
達成する加熱を必要とするものである。
【0027】本接着剤組成物に望ましい硬化反応は、ヒ
ドロシレーション(硬化剤に存在するSiに結合した水
素原子とポリオルガノシロキサンに存在するアルケニル
基間の反応)および50℃の分解温度で有機過酸化物の
分解によって開始される遊離基反応である。
ドロシレーション(硬化剤に存在するSiに結合した水
素原子とポリオルガノシロキサンに存在するアルケニル
基間の反応)および50℃の分解温度で有機過酸化物の
分解によって開始される遊離基反応である。
【0028】少なくとも1つの硬化性ポリオルガノシロ
キサンおよび任意の接着促進剤の外に、硬化性オルガノ
シロキサン組成物は補強剤、架橋剤、および任意に硬化
反応用触媒を含有することが望ましい。微粉砕のシリカ
が望ましい補強剤である。そのシリカはヒュームド又は
沈殿型のものにすることができる。望ましい種類の補強
シリカはアルキルオルトシリケートから調製し、「クレ
ーピング(creping)」と呼ばれる現象を防止す
るためにシラノール又は加水分解性基を含有する有機ケ
イ素化合物で処理する。この種のシリカの調製法はUS
−A4,344,800号に詳しく記載されている。
キサンおよび任意の接着促進剤の外に、硬化性オルガノ
シロキサン組成物は補強剤、架橋剤、および任意に硬化
反応用触媒を含有することが望ましい。微粉砕のシリカ
が望ましい補強剤である。そのシリカはヒュームド又は
沈殿型のものにすることができる。望ましい種類の補強
シリカはアルキルオルトシリケートから調製し、「クレ
ーピング(creping)」と呼ばれる現象を防止す
るためにシラノール又は加水分解性基を含有する有機ケ
イ素化合物で処理する。この種のシリカの調製法はUS
−A4,344,800号に詳しく記載されている。
【0029】本法において、接着剤組成物は射出成形工
程中に基材の少なくとも一面に付加される。被覆基材の
表面が金型キヤビテイの一部分を画定する。
程中に基材の少なくとも一面に付加される。被覆基材の
表面が金型キヤビテイの一部分を画定する。
【0030】環境条件下で固体であって、任意の加熱と
共に圧力を受けたとき流動する組成物を射出成形する方
法および装置は文献に十分に記載されている。この主題
の完全な議論は、ハーマンマーク(Herman Ma
rk)らの編集によりJonWiley and So
nsによって出版されている「Encyclopedi
a of Polymer Science and
Engineering」に含まれている。
共に圧力を受けたとき流動する組成物を射出成形する方
法および装置は文献に十分に記載されている。この主題
の完全な議論は、ハーマンマーク(Herman Ma
rk)らの編集によりJonWiley and So
nsによって出版されている「Encyclopedi
a of Polymer Science and
Engineering」に含まれている。
【0031】接着剤組成物で硬質基材をコーティングす
る本発明の方法において、被覆表面は密閉型キヤビテイ
の一部分として作用する。成形法の第1工程中に密閉型
キャビテイの残部として作用する開口キヤビテイの型の
外周は被覆面の上又は回りに配置される。接着剤組成物
は後続の成形工程中にこの密閉キヤビテイ内に保持され
る。開口キヤビテイを構成する面の形状は平らであるこ
とが望ましい。
る本発明の方法において、被覆表面は密閉型キヤビテイ
の一部分として作用する。成形法の第1工程中に密閉型
キャビテイの残部として作用する開口キヤビテイの型の
外周は被覆面の上又は回りに配置される。接着剤組成物
は後続の成形工程中にこの密閉キヤビテイ内に保持され
る。開口キヤビテイを構成する面の形状は平らであるこ
とが望ましい。
【0032】成形工程の第2工程は、接着剤組成物を流
動性に転化させるのに必要な加熱と共に十分な圧力下で
接着剤組成物を密閉型キヤビテイに注入することから成
る。組成物の量は密閉型キヤビテイを完全に充てんする
量である。
動性に転化させるのに必要な加熱と共に十分な圧力下で
接着剤組成物を密閉型キヤビテイに注入することから成
る。組成物の量は密閉型キヤビテイを完全に充てんする
量である。
【0033】組成物の射出に使用するゲージ圧力は成形
工程の温度における組成物の粘度に少なくとも部分的に
依存する。この圧力は0.69〜13.8MPa又はそ
れ以上の範囲内であって、8.3〜11.7MPaが望
ましい。加熱を要するときの組成物の温度は典型的に3
0〜150℃である。
工程の温度における組成物の粘度に少なくとも部分的に
依存する。この圧力は0.69〜13.8MPa又はそ
れ以上の範囲内であって、8.3〜11.7MPaが望
ましい。加熱を要するときの組成物の温度は典型的に3
0〜150℃である。
【0034】本法の第3工程は接着剤組成物の非流動性
材料への転化を含む。成形工程中に組成物を加熱した場
合には、組成物の層はそれが凝固する程度に放冷しなけ
ればならない。
材料への転化を含む。成形工程中に組成物を加熱した場
合には、組成物の層はそれが凝固する程度に放冷しなけ
ればならない。
【0035】本法の第4工程は、接着剤の接着層を被覆
した基材を成形工程中に密閉キヤビテイの残部を形成し
た開口キヤビテイの型から分離することを含む。この工
程は、本法の成形工程前に開口キヤビテイの型の表面を
接着剤組成物の粘着せずかつ成形工程中に接着剤層の表
面へトランスファ−しない材料でコーティングすること
によって促進される。適当な剥離材料はポリテトラフル
オロエチレン、フッ化ポリビニリデンおよびフルオロシ
リコーン重合体のようなフッ素化固体重合体を含む。
した基材を成形工程中に密閉キヤビテイの残部を形成し
た開口キヤビテイの型から分離することを含む。この工
程は、本法の成形工程前に開口キヤビテイの型の表面を
接着剤組成物の粘着せずかつ成形工程中に接着剤層の表
面へトランスファ−しない材料でコーティングすること
によって促進される。適当な剥離材料はポリテトラフル
オロエチレン、フッ化ポリビニリデンおよびフルオロシ
リコーン重合体のようなフッ素化固体重合体を含む。
【0036】キヤビテイの残部からの接着剤被覆基材の
分離は基材の被覆面へ正圧を加えることによってさらに
促進される。その圧力はピストンやラムのような機械的
手段又は空気や窒素のような加圧ガスによって加えられ
る。
分離は基材の被覆面へ正圧を加えることによってさらに
促進される。その圧力はピストンやラムのような機械的
手段又は空気や窒素のような加圧ガスによって加えられ
る。
【0037】接着剤組成物と基材間の適切な接着を得る
には、成形工程前に被覆表面へのプライマー又はカップ
リング剤の付加および/または接着剤組成物に接着促進
剤の存在を要する。プライマーおよび接着促進剤として
使用するのに適当な化合物は本明細書の前記部分で議論
した。
には、成形工程前に被覆表面へのプライマー又はカップ
リング剤の付加および/または接着剤組成物に接着促進
剤の存在を要する。プライマーおよび接着促進剤として
使用するのに適当な化合物は本明細書の前記部分で議論
した。
【0038】接着剤組成物が架橋性の場合に射出成形工
程中のプロセス条件は本組成物に存在する塗膜形成重合
体の顕著な架橋を回避するように制御する。接着剤組成
物は、成形接着剤層を含有する基材の表面が第2の基材
と接触して配置された後に架橋されて本発明の製品用の
望ましい最終用途を示す積層品を形成する。これらの積
層品は本接着剤組成物の1つの層によって相互に接着さ
れる2つの基材から成る。
程中のプロセス条件は本組成物に存在する塗膜形成重合
体の顕著な架橋を回避するように制御する。接着剤組成
物は、成形接着剤層を含有する基材の表面が第2の基材
と接触して配置された後に架橋されて本発明の製品用の
望ましい最終用途を示す積層品を形成する。これらの積
層品は本接着剤組成物の1つの層によって相互に接着さ
れる2つの基材から成る。
【0039】
【実施例】次の実施例は望ましい基材、接着剤組成物お
よび成形条件を記載する。特にことわらない限り、実施
例の部およびパーセントは全て重量表示であって、示し
た粘度値は25℃で測定した。基材は微粉砕の鋼粒子を
焼結して図面の図1〜4に示したユニット構造を成形し
た実質的に矩形のブロックであった。
よび成形条件を記載する。特にことわらない限り、実施
例の部およびパーセントは全て重量表示であって、示し
た粘度値は25℃で測定した。基材は微粉砕の鋼粒子を
焼結して図面の図1〜4に示したユニット構造を成形し
た実質的に矩形のブロックであった。
【0040】そのブロックは厚さが0.43cmで、2
つの平らな部分5と6および曲線部7から成る平らな側
面3と4によって結合された上面1と下面2から成っ
た。側面3の長さは2.5cm、側面4の2つの平らな
部分の長さは1.9cm、そして曲線部分7の曲率半径
は1.1cmであった。下面2の長さは3.0cmであ
った。側面の平らな部分5と6は相互に相互の方向、曲
線部分7の方向に少し傾斜し、その結果寸法aは2.5
cmそして寸法bは2.3cmであった。
つの平らな部分5と6および曲線部7から成る平らな側
面3と4によって結合された上面1と下面2から成っ
た。側面3の長さは2.5cm、側面4の2つの平らな
部分の長さは1.9cm、そして曲線部分7の曲率半径
は1.1cmであった。下面2の長さは3.0cmであ
った。側面の平らな部分5と6は相互に相互の方向、曲
線部分7の方向に少し傾斜し、その結果寸法aは2.5
cmそして寸法bは2.3cmであった。
【0041】側面4の部分5、6および7には29度の
斜角をつけた。この斜角の結果として、上面1の最大長
は3cmそしてこの面の最大幅は2.2cmであった。
斜角をつけた。この斜角の結果として、上面1の最大長
は3cmそしてこの面の最大幅は2.2cmであった。
【0042】上面1は吹付けによってプライマー組成物
を被覆した。そのプライマー組成物は4重量%のアリル
トリメトキシシラン、1重量%のチタン酸テトラブチル
および95重量%のヘプタンを含有した。
を被覆した。そのプライマー組成物は4重量%のアリル
トリメトキシシラン、1重量%のチタン酸テトラブチル
および95重量%のヘプタンを含有した。
【0043】プライマー組成物か乾燥したとき、ブロッ
クを水平に配置して被覆上面(1)を上方に向けた。接
着剤組成物を後で圧入した密閉型キヤビテイの一部分を
形成するために使用した開口型キヤビテイは、ブロック
の上面(1)のが外周の形状に対応する形状を有したが
上面の対応する寸法および0.76mmの深さより短い
最大長と0.5mmの幅を有した。開口型キヤビテイの
側面は、そのキヤビテイに材料を圧入する通路を含む平
らな面から始まり、この面に実質的に垂直であった。開
口型キヤビテイの内面には剥離剤としてポリテトラフル
オロエチレンの層を被覆した。。
クを水平に配置して被覆上面(1)を上方に向けた。接
着剤組成物を後で圧入した密閉型キヤビテイの一部分を
形成するために使用した開口型キヤビテイは、ブロック
の上面(1)のが外周の形状に対応する形状を有したが
上面の対応する寸法および0.76mmの深さより短い
最大長と0.5mmの幅を有した。開口型キヤビテイの
側面は、そのキヤビテイに材料を圧入する通路を含む平
らな面から始まり、この面に実質的に垂直であった。開
口型キヤビテイの内面には剥離剤としてポリテトラフル
オロエチレンの層を被覆した。。
【0044】開口型キヤビテイの外周は、ブロックと開
口型キヤビテイの長軸が同一直線上にあるようにブロッ
クの被覆面上に配置した。ブロックの露出下面(2)へ
十分な圧力を加えて、ブロックの表面と開口型キヤビテ
イの外周間にシールを形成し、それによって後続の射出
成形工程中にキヤビテイ内の接着組成物の全てを保持し
た。この圧力は接着剤組成物の圧入中維持された。
口型キヤビテイの長軸が同一直線上にあるようにブロッ
クの被覆面上に配置した。ブロックの露出下面(2)へ
十分な圧力を加えて、ブロックの表面と開口型キヤビテ
イの外周間にシールを形成し、それによって後続の射出
成形工程中にキヤビテイ内の接着組成物の全てを保持し
た。この圧力は接着剤組成物の圧入中維持された。
【0045】硬化性オルガノシロキサン接着剤組成物は
次の成分を均一に混合することによって調製した。
次の成分を均一に混合することによって調製した。
【0046】US−A4,344,800号に記載され
た方法を用いて処理剤としてアルキルシリケートおよび
適当な有機ケイ素化合物から調製した粒子の表面にジメ
チルシロキシ、メチルビニルシロキシおよびメチルシロ
キサン基を含有すシリカ72部;0.142モル%のメ
チルビニルシロキサン単位を含有し、ウイリアムス可塑
度150mmを示すジメチルビニルシロキシを末端基と
するポリジメチルシロキサン・ガム12部;0.5モル
%のメチルビニルシロキサン単位を含有しウイリアムス
可塑度159mmを示すガムタイプのジメチルビニルシ
ロキシを末端基とするジメチルシロキサン/メチルビニ
ルシロキサン共重合体12部;グリセリンのモノアリル
エーテル0.26部;メチル〔トリス(1,1−ジメチ
ル−2−プロピニルオキシ〕シラン0.03部;0.7
重量%の白金含量を得るのに十分な量の液体のジメチル
ビニルシロキシを末端基とするポリジメチルシロキサン
で希釈したヘキサクロロ白金酸とシムーテトラメチルジ
ビニルジシロキサンの反応生成物0.14部;3−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン0.5部;3
−グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン0.5
部;および1.6重量%のSiに結合した水素含量を有
する液体のトリメチルシロキシを末端基とするポリメチ
ル水素シロキサン1.9部。
た方法を用いて処理剤としてアルキルシリケートおよび
適当な有機ケイ素化合物から調製した粒子の表面にジメ
チルシロキシ、メチルビニルシロキシおよびメチルシロ
キサン基を含有すシリカ72部;0.142モル%のメ
チルビニルシロキサン単位を含有し、ウイリアムス可塑
度150mmを示すジメチルビニルシロキシを末端基と
するポリジメチルシロキサン・ガム12部;0.5モル
%のメチルビニルシロキサン単位を含有しウイリアムス
可塑度159mmを示すガムタイプのジメチルビニルシ
ロキシを末端基とするジメチルシロキサン/メチルビニ
ルシロキサン共重合体12部;グリセリンのモノアリル
エーテル0.26部;メチル〔トリス(1,1−ジメチ
ル−2−プロピニルオキシ〕シラン0.03部;0.7
重量%の白金含量を得るのに十分な量の液体のジメチル
ビニルシロキシを末端基とするポリジメチルシロキサン
で希釈したヘキサクロロ白金酸とシムーテトラメチルジ
ビニルジシロキサンの反応生成物0.14部;3−メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン0.5部;3
−グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン0.5
部;および1.6重量%のSiに結合した水素含量を有
する液体のトリメチルシロキシを末端基とするポリメチ
ル水素シロキサン1.9部。
【0047】密閉型キヤビテイを完全に充てんするのに
十分なこの硬化性組成物の所定量をポンプによってその
キヤビテイにゲージ圧11MPaで送った。次にゲージ
圧0.5MPaでエアジエットをキヤビテイに入れて被
覆ブロックを密閉型キヤビテイの残部から分離した。
十分なこの硬化性組成物の所定量をポンプによってその
キヤビテイにゲージ圧11MPaで送った。次にゲージ
圧0.5MPaでエアジエットをキヤビテイに入れて被
覆ブロックを密閉型キヤビテイの残部から分離した。
【0048】被膜を被覆するのに使用したものと同じ寸
法の第2の開口型キヤビテイを第1のキヤビテイと同じ
方法でブロックの被覆面上に配置し、接着剤層に十分な
圧力を加えて成形工程で残ったスプルーを接着剤組成物
の本体中に平らに押し込んだ。次に0.5MPaのゲー
ジ圧の空気流を密閉型キヤビテイに送って被覆ブロック
を射出した。
法の第2の開口型キヤビテイを第1のキヤビテイと同じ
方法でブロックの被覆面上に配置し、接着剤層に十分な
圧力を加えて成形工程で残ったスプルーを接着剤組成物
の本体中に平らに押し込んだ。次に0.5MPaのゲー
ジ圧の空気流を密閉型キヤビテイに送って被覆ブロック
を射出した。
【0049】それらのブロックを24時間貯蔵した後、
フロックの被覆面を45kgの力でガラス板のシートヘ
プレスすることによって試験試料を調製した。次に接着
ブロックを含むガラスシートを141℃の温度に維持し
たオーブン内に1時間入れて接着剤層を硬化させた。
フロックの被覆面を45kgの力でガラス板のシートヘ
プレスすることによって試験試料を調製した。次に接着
ブロックを含むガラスシートを141℃の温度に維持し
たオーブン内に1時間入れて接着剤層を硬化させた。
【0050】環境温度へ冷却後、第1のグループの5試
料(A)をブロックの面取り縁部の回りにクランプを固
定しガラスシートを適切な位置に固定し、クランプに十
分な引張力を加えてブロックをガラス板から引離すこと
によって接着性を試験した。この接着を破壊するのに必
要な力を記録した。第2のグループの5試料(B)を室
温の水に24時間入れた後試験した。
料(A)をブロックの面取り縁部の回りにクランプを固
定しガラスシートを適切な位置に固定し、クランプに十
分な引張力を加えてブロックをガラス板から引離すこと
によって接着性を試験した。この接着を破壊するのに必
要な力を記録した。第2のグループの5試料(B)を室
温の水に24時間入れた後試験した。
【0051】比較のために、ブロックの上面1上に成形
した同じ硬化性接着剤組成物を厚さ0.76mmのカレ
ンダ加工シートの形で調製した。そのシートからブロッ
クの上面(1)の形状に対応する片をカットして、この
面にオーバーレイ剥離層と共に手動圧力又はハンドヘル
ド(手持型)ローラを使用して付加した。比較試料に使
用したブロックは前記図1〜図4を参照して記載したも
のと同一であった。
した同じ硬化性接着剤組成物を厚さ0.76mmのカレ
ンダ加工シートの形で調製した。そのシートからブロッ
クの上面(1)の形状に対応する片をカットして、この
面にオーバーレイ剥離層と共に手動圧力又はハンドヘル
ド(手持型)ローラを使用して付加した。比較試料に使
用したブロックは前記図1〜図4を参照して記載したも
のと同一であった。
【0052】剥離材層の除去後、ブロックの接着剤被覆
側をガラスシートに配置し、接着剤を硬化し、ブロック
のガラスへの接着性を前記のように評価した。
側をガラスシートに配置し、接着剤を硬化し、ブロック
のガラスへの接着性を前記のように評価した。
【0053】接着試験の結果を次表に示す。比較試料
(水に浸漬前および浸漬後に試験した)はそれぞれCお
よびDとして示した。
(水に浸漬前および浸漬後に試験した)はそれぞれCお
よびDとして示した。
【0054】試験番号 力(kg) A 204.9 B 140.9 C 186.6 D 89.8 比較試料CおよびDに対して本法を用いて調製したブロ
ックAおよびBをガラスから分離させるのに必要な力が
大きいことは、従来技術による接着剤の予備カット・シ
ートをブロックに付加するよりも本発明による接着剤被
膜を基材に成形することによって接着性が改善されるこ
とを明示している。
ックAおよびBをガラスから分離させるのに必要な力が
大きいことは、従来技術による接着剤の予備カット・シ
ートをブロックに付加するよりも本発明による接着剤被
膜を基材に成形することによって接着性が改善されるこ
とを明示している。
【図1】本発明法の接着剤層を被覆するのに望ましい基
材の平面図である。
材の平面図である。
【図2】図1の線2−2に関する基材の側面図である。
【図3】図1の線3−3に関する基材の断面図である。
【図4】図1の基材の斜視図である。
1 基材の上面 2 基材の下面 3,4 側面 5,6 平らな部分 7 曲線部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエイン ユーゲン レイスター アメリカ合衆国ミシガン州48640 ミッド ランド メニトウ トライアル 1717 (72)発明者 ブラディミアー アザロフ アメリカ合衆国ミシガン州48642 ミッド ランド トッド ストリート 3805
Claims (1)
- 【請求項1】(1)開口キヤビテイの型と上面を有する
硬質基材から該上面と開口キヤビテイの型とを合せて密
閉キヤビテイを形成させ; (2)環境条件下で非流動性の接着剤組成物を加圧下お
よび該組成物が流動し前記密閉キヤビテイを完全に充て
んして前記上面に接着させるのに十分な温度で該キヤビ
テイに圧入させ; (3)前記組成物の生成層を非流動性材料に転化させ; (4)前記組成物を被覆した基材を前記開口キヤビテイ
の型から分離させる工程から成ることを特徴とする、接
着剤組成物の層を上面を有する硬質基材へ接着させる方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US49828295A | 1995-10-02 | 1995-10-02 | |
US498282 | 1995-10-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111191A true JPH09111191A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=23980380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8255931A Withdrawn JPH09111191A (ja) | 1995-10-02 | 1996-09-27 | 成形接着剤層を含む基材及びその製造法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5997786A (ja) |
EP (1) | EP0767040A1 (ja) |
JP (1) | JPH09111191A (ja) |
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DE50313526D1 (de) * | 2002-01-22 | 2011-04-21 | Weidmann Plastics Tech Ag | Verfahren zur herstellung eines verklebbaren formteils sowie ein nach diesem verfahren hergestelltes formteil |
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US8181327B2 (en) | 2008-02-08 | 2012-05-22 | Zephyros, Inc | Mechanical method for improving bond joint strength |
US9194408B2 (en) | 2008-02-08 | 2015-11-24 | Zephyros, Inc. | Mechanical method for improving bond joint strength |
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US7984919B2 (en) | 2009-05-18 | 2011-07-26 | Zephyros, Inc. | Structural mounting insert having a non-conductive isolator |
BR112013023808A2 (pt) | 2011-03-17 | 2016-12-13 | Zephyros Inc | montagem de ligação |
US20130116783A1 (en) * | 2011-11-07 | 2013-05-09 | Applied Silicone Corporation | Method for forming bilayer patches |
GB201318595D0 (en) | 2013-10-21 | 2013-12-04 | Zephyros Inc | Improvements in or relating to laminates |
CN105916651B (zh) | 2013-12-17 | 2018-11-02 | 泽菲罗斯公司 | 一种包括纤维嵌入体的补强结构及其制造方法 |
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