JPS63111267A - バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造 - Google Patents

バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造

Info

Publication number
JPS63111267A
JPS63111267A JP25886086A JP25886086A JPS63111267A JP S63111267 A JPS63111267 A JP S63111267A JP 25886086 A JP25886086 A JP 25886086A JP 25886086 A JP25886086 A JP 25886086A JP S63111267 A JPS63111267 A JP S63111267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
balancer
cylinder block
bottom deck
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25886086A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Sasaki
晋 佐々木
Shigeki Hamada
茂樹 濱田
Kazuaki Nishimura
一明 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP25886086A priority Critical patent/JPS63111267A/ja
Publication of JPS63111267A publication Critical patent/JPS63111267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンの不釣合慣性力を打ち消すバランサ
を備えたエンジンの、シリンダブロックの構造に関する
ものである。
[従来技術] 騒音や振動の原因となる、エンジンのパワープラント系
の曲げ振動モードを励起する、不釣合慣性力を打ち消す
ために、バランサが設けられることはよく知られている
。このようなバランサを回転自在に軸支するため、通常
、シリンダブロックのスカート部にバランサ軸受が設け
られるが、このため、シリンダブロックがかさばるとい
った問題があり、これを改善すべく、シリンダボアの外
周位置に2本のバランサを配置してシリンダブロックの
コンパクト化を図ったもの(特開昭58−106248
号公報参照)等が提案されているか、上記実施例におい
てもバランサ軸受部が依然シリンダブロック外周に張り
出しており、コンパクト化の要求は完全には満足されて
いない。
一方、燃費性を向上させろという見地から、エンジンを
軽量化するため、シリンダブロックを、その肉厚を薄く
したり、肉抜きをしたり、また、アルミニウムを主成分
とする軽合金で形成したりすることはよく知られている
ところが、このような軽量化したシリンダブロック、特
に軽合金は軽量というメリットを有する−方、剛性が低
いというデメリットを有するため、前記のような両スカ
ート部にパランサ軸受を設けた軽合金製シリンダブロッ
クにおいては、爆発荷重がクランク軸受に下向きにかか
り、あるいは、これと同位相でさらにバランサの慣性力
かパランサ軸受に下向きにかかった場合には、上記シリ
ンダブロックは容易に変形を起こす。以下、このような
変形について、シミュレーションによる計算モデルをも
とに説明する。
第3図(a)に示すように、シリンダブロックlに、爆
発荷重がかからず、かつ、バランサ2の慣性力がかかっ
ていないときには、シリンダブロックlには、その変形
を起こすスケールの力としては、ベアリングキャップ3
の取付ボルト6の上向きの締付力だけが働いており、原
形A、のシリンダブロックlは、B1のように、ベアリ
ングキャップ3が上向きに圧縮されるような変形が生ず
るだけで、バランサ軸受4.4には実質的に変形は生じ
ない。このときのベクトル変形図を第3図(b)に示す
次に、クランク軸受5に下向きの爆発荷重がかかったと
きには、第4図(a)に示すように、原形A、のシリン
ダブロックlはB、て示すように、左右のバランサ軸受
4.4が夫々クランク軸受5方向に移動するような変形
が生じろ。このときのベクトル変形図を第4図(b)に
示す。この場合、左右のパランサ軸受4.4の内面の横
方向の変位量は、夫々6μm、 5μmであり、縦方向
の変位量は、夫々32μm、38μmである。
さらに、爆発荷重に加えて、バランサ2.2の慣性力が
バランサ軸受4.4に下向きにかかったときには、第5
図(a)に示すように、爆発荷重のみの場合と定性的に
は同様の変形となるが、その変形は非常に大きくなり、
左右のパランサ軸受4゜4の内面横方向の変位量は、夫
々25μm、24μmとなり、縦方向の変位量は、夫々
69μm、 79μmとなる。このときのベクトル変形
図を第5図(b)に示す。
スカート部にパランサ軸受を設けた従来の軽量化が図ら
れたシリンダブロック、特に軽合金製シリンダブロック
では、このようなパランサ軸受の変位が生ずる一方、パ
ランサ軸受のオイルクリアランスは一般に50〜80μ
m程度であるため、上記変位量がオイルクリアランスを
オーバーする場合があり、この場合には、パランサ軸受
の焼付が起こる恐れがあるといった問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたちので、
爆発荷重とバランサの慣性力に対して、パランサ軸受の
変位を抑制し、パランサ軸受の焼付を防止するとともに
、コンパクトな形状の、バランサ付エンジンのシリンダ
ブロック構造を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明は上記の目的を達するため、パランサ軸受とクラ
ンク軸受を備えた、バランサ付エンジンのシリンダブロ
ックにおいて、 ボトムデツキとクランク軸受とを結合するリブを、クラ
ンク軸受を構成するベアリングキャップの取付ボルトの
軸中心線上に設けるとともに、パランサ軸受を、」二記
リブよりシリンダの半径方向内側で、上記ボトムデツキ
と連接させて配設したことを特徴とするバランサ付エン
ジンのシリンダブロック構造を提供する。
[発明の効果] 本発明によれば、クランク軸受に下向きの爆発荷重がか
かり、あるいは、さらにバランサの慣性力がパランサ軸
受に下向きにかかつてら、パランサ軸受はボトムデツキ
に連接するとともに垂直方向(シリンダ軸方向)のリブ
の内側にこれと近接して配設されているので、パランサ
軸受の水平方向(左右方向)の変位はボトムデツキによ
って抑制され、一方、垂直方向の変位は上記リブによっ
て抑制されるので、パランサ軸受の変位をオイルクリア
ランスの範囲内に抑制でき、パランサ軸受の焼付が確実
に防止される。
また、パランサ軸受がシリンダブロックのスカート部に
配設されていないので、該スカート部は外側へ張り出さ
ず、シリンダブロックのコンパクト化、軽量化か図れる
さらに、パランサ軸受がシリンダブロックのスカート部
に配設されていないので、クランク軸受からのオフセッ
トが小さくなり、スカート部にはモーメントが発生せず
、したがって、スカート部の変形が小さくなり、オイル
パンの加振源となるオイルパンレールの振動が低減でき
、オイルパンからの放射音を低減できる。また、バラン
サがスカート部の加振源とはならないので、シリンダブ
ロックからの放射音を低減できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を軽合金化によって軽量化が図ら
れたシリンダブロックについて、添付の図面を参照しつ
つ具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、肉厚を薄くしたり、あるいは肉抜きをしたり
して軽量化が図られたシリンダブロックについても同様
に有効であることはもちろんである。
第1図と第2図とは、夫々、本発明の実施例を示すバラ
ンサ付エンジンの軽合金製シリンダブロックの、平面断
面図と正面断面図である。
これらの図に示すように、シリンダブロック11は、上
端部と下端部とが夫々トップデツキ12とボトムデツキ
13とに嵌められたシリンダライナ14を内部に把持す
るシリンダ部15と、クランク軸!6、バランサ17、
コネクチングロッド(図示していない)等を、内部に形
成された空間部24に収納するスカート部18とで基本
的に構成されている。
上記シリンダ部15には、エンジンを冷却するために、
ウォータポンプ(図示していない)から吐出される冷却
水を通す冷却水通路21がシリンダライナ14の外面と
シリンダ部15の内面とで形成されている。
一方、上記スカート部18によってその内部に形成され
る空間部24には、ベアリングキャップ22aとクラン
ク軸受部22bとが第2図左右の取付ボルト23.23
を介してその締付力によって接合されて形成されたクラ
ンク軸受22が設けられ、該クランク軸受22はクラン
ク軸16を回転自在に軸支するようになっている。上記
クランク軸受部22bは、第2図左右方向の両端部近傍
で、夫々、取付ボルト23.23の軸中心線上に設けら
れた垂直リブ25,25を介してボトムデツキ13及び
スカート部18上端部と結合されているとともに、第2
図の左右方向外向きに夫々伸長する水平リプ26,26
によって、スカート部18の左右の両側面に夫々結合さ
れている。
ところで一方、エンジンとトランスミッションで構成さ
れるいわゆるパワープラント系の出力軸の曲げ振動モー
ドを励起するエンジンの不釣合慣性力を打ち消すために
、2本のバランサ17.17が設けられ、かかるバラン
サ17.17は、夫々所定の位置に複数個の偏心重量部
30を備え(第1図参照)、クランク軸16と同期して
回転し、偏心重量部30によって不釣合に生じる慣性力
なN1シ遠心力を利用して上記エンジンの不釣合慣性力
を打ち消すようにしている。
そして、上記2本のバランサ17.17をその軸受部3
2.32で回転自在に軸支するために、第2図の左右の
両垂直リブ25.25の上端部近傍には、バランサ軸受
31.31が夫々対応する取付ポル1−23.23の軸
の中心線より内側で、ボトムデツキ13に連接して穿設
されて形成されている。
以下、本実施例の作用について説明する。
前記のように、クランク軸受22の下向きに爆発荷重が
かかったときには、パランサ軸受31゜31は、夫々、
クランク軸受22方向に変位しようとしく第4図(a)
参照)、さらに、バランサ17゜17の慣性ツノがバラ
ンサ軸受31.31の下向きにかかったときには、その
作用が大きくなる(第5図(a)参照)。
ところが、左右の両バランサ軸受31.31は、左右力
゛向の剛性が高いボトムデツキ13に連接して設けられ
ているので、バランサ軸受31.31はボトムデツキ1
3の剛性に支えられて、左右方向にはほとんど変位しな
いようになっている。−方、垂直リブ25,25は、取
付ボルト23.23の軸中心線上でこれと同方向に伸長
しているので、この中心線方向すなわち垂直方向の剛性
は非常に高くなっている。そして、上記パランサ軸受3
1.31は、この垂直リブ25,25の取付ボルト23
.23の軸の中心線に近接して、該中心線の内側の位置
において、垂直リブ25,25の上端部近傍に穿設して
形成されているので、バランサ軸受31.31は垂直リ
ブ25,25の剛性に支えられて、垂直方向にもほとん
ど変位しない。
したがって、軽合金製シリンダブロック11の爆発荷重
あるいは、バランサの慣性力によるパランサ軸受31.
31の変位は非常に小さくなるため、このような変位は
オイルクリアランスを越えろことがなくなり、軽合金の
軽量さを生かしつつパランサ軸受の焼付が確実に防止さ
れるようになっている。
また、バランサ軸受31.31は、シリンダブロック1
1のスカート部18に配設されていないので、スカート
部18にはモーメントが発生せず、よって、シリンダブ
ロックlの振動が防止されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々、本発明の実施例を示すシリ
ンダブロックの平面断面図及び正面断面図である。 第3図(a)、第4図(a)及び第5図(a)は、夫々
、取付ボルト締付力のみ、取付ボルト締付力と爆発荷重
、及び取付ボルト締付力と爆発荷重とバランサの慣性力
とがかかった場合の軽合金製シリンダブロックの変形の
状態を示す計算モデルである。 第3図(b)、第4図(b)及び第5図(b)は、夫々
、第3図(a)、第4図(a)及び第5図(a)の状態
におけるベクトル変形を示す図である。 II・・・シリンダブロック、13・・・ボトムデツキ
、16・・・クランク軸、17・・・バランサ、22・
・・クランク軸受、22a・・・ベアリングキャップ、
23・・・取付ボルト、25・・垂直リブ、31・・・
パランサ軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バランサ軸受とクランク軸受とを備えた、バラン
    サ付エンジンのシリンダブロックにおいて、ボトムデッ
    キとクランク軸受とを結合するリブを、クランク軸受を
    構成するベアリングキャップの取付ボルトの軸中心線上
    に設けるとともに、バランサ軸受を、上記リブよりシリ
    ンダの半径方向内側で、上記ボトムデッキと連接させて
    配設したことを特徴とするバランサ付エンジンのシリン
    ダブロック構造。
JP25886086A 1986-10-30 1986-10-30 バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造 Pending JPS63111267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25886086A JPS63111267A (ja) 1986-10-30 1986-10-30 バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25886086A JPS63111267A (ja) 1986-10-30 1986-10-30 バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63111267A true JPS63111267A (ja) 1988-05-16

Family

ID=17326039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25886086A Pending JPS63111267A (ja) 1986-10-30 1986-10-30 バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63111267A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997786A (en) * 1995-10-02 1999-12-07 Dow Corning Corporation Method for bonding rigid substrates

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997786A (en) * 1995-10-02 1999-12-07 Dow Corning Corporation Method for bonding rigid substrates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6320847Y2 (ja)
KR890001732B1 (ko) 다기통 내연기관의 크랭크축 지지장치
JPS6352202B2 (ja)
US6357412B1 (en) Crankcase made of light metal for an internal combustion engine
US4729351A (en) Cylinder block construction of engine
JPS63111267A (ja) バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造
JPS5847585B2 (ja) 多気筒エンジンの振動防止装置
JPH017847Y2 (ja)
JPS5916568Y2 (ja) クランクシヤフトの構造
JP4525237B2 (ja) V型内燃機関
JP3087106B2 (ja) クランクケース一体型シリンダブロック
JPS6029657Y2 (ja) 自動車用低騒音エンジン
JPH05321982A (ja) バランサシャフト付きエンジンの本体構造
JP3157175B2 (ja) エンジンのブロック構造
JPS63111265A (ja) バランサ付エンジンのシリンダブロツク構造
JPS6327082Y2 (ja)
KR940001940B1 (ko) 래더프레임구조
JPH0533719Y2 (ja)
JPH037565Y2 (ja)
US3377925A (en) Internal combustion engines
JPH04121445A (ja) エンジンのブロック構造
JPH0219565Y2 (ja)
JPH05157005A (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPH08277747A (ja) 直列4気筒型内燃機関の構造
JP3071547B2 (ja) エンジン構造