JPH09109909A - 作業車の転舵装置 - Google Patents

作業車の転舵装置

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JPH09109909A
JPH09109909A JP7273127A JP27312795A JPH09109909A JP H09109909 A JPH09109909 A JP H09109909A JP 7273127 A JP7273127 A JP 7273127A JP 27312795 A JP27312795 A JP 27312795A JP H09109909 A JPH09109909 A JP H09109909A
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瀬 晋 六 百
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    • B60Y2200/223Ridable lawn mowers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小の旋回半径で迅速にUターンすることが
でき、かつUターン時に車輪が芝を傷めることがない作
業車の転舵装置を提供する。 【解決手段】 芝刈り作業車1がUターンする際には、
まず、左右の後輪11R、11Lを転舵しない状態でリ
ヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40を伸縮させ、
リヤアクスルケース10を転舵方向に揺動させる。これ
により後輪11R、11Lに横滑りを生じさせることな
くリヤアクスルケース10を揺動させることができるの
で、芝を傷めることがないばかりでなく、リヤアクスル
ケース10を迅速に揺動させることができる。次いで、
後輪転舵用油圧シリンダ23を伸縮させると、アッカー
マン転舵機構の作用により左右の後輪11R、11Lが
横滑りを生じることなく転舵されて左右の後輪11R、
11Lの舵角が大きくなるから、作業車1の旋回半径を
最小とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芝刈り作業や農作
業、建設作業等に使用される作業車の車輪を転舵する転
舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芝刈り作業や農作業、建設作業等
に種々の作業車が用いられているが、これらの作業車に
おいては、一般的に旋回半径がより小さい方が好まし
い。
【0003】そこで、例えば特開昭59−6170号公
報には、ステアリングホイールを回動させるとアクスル
ケースが転舵方向に揺動されるとともに、このアクスル
ケースの揺動に伴ってアクスルケース両端の車輪が転舵
されるリンク機構を備えた「車両の舵取り装置」が記載
されている。
【0004】また、特開昭63−203473号公報に
は、ステアリングホイールを回動させると、前輪が所定
の角度だけ転舵された後、アクスルケースが転舵方向に
揺動して車輪の舵角をさらに増加させるように構成され
た「前輪舵取り車両における旋回機構」が記載されてい
る。
【0005】また、特開昭61−18567号公報に
は、ステアリングホイールを回動させると前輪が転舵さ
れるとともに、車体が中折れして前輪の舵角をより一層
増加させる構成とされた「トラクターの操向装置」が記
載されている。
【0006】また、特開平1−108909号公報に
は、前輪と後輪とを逆相方向に転舵することにより旋回
半径を減少させることができる、いわゆる4輪操舵機構
を備えた「自動走行式芝刈り作業車の操向制御装置」が
記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ゴル
フ場の芝刈り作業を無人で行う自律走行型の芝刈り作業
車が提案されているが、ゴルフ場の芝刈り作業において
は、順目に芝を刈った刈り条と逆目に芝を刈った刈り条
とが交互に、かつ正確に並ぶように芝刈り作業を行う必
要がある。したがって、このような自律走行型芝刈り作
業車には、最小の旋回半径で迅速に次の刈り条に移動す
ることができる優れた旋回性能と、次の刈り条に正確に
移動することができる優れた制御性とを有するととも
に、Uターン旋回時に車輪が芝を傷めることがなく、か
つ構造が簡単で軽量な転舵装置が求められる。
【0008】しかしながら、上述した「特開昭59−6
170号公報」および「特開昭63−203473号公
報」、「特開昭61−18567号公報」に記載された
転舵装置は、旋回半径を最小とすることはできるが、い
ずれも車輪が点舵された後にアクスルケースを転舵方向
に揺動させるので、車輪の横滑り成分が大きく、芝を傷
めてしまう。また、車輪の全舵角をステアリングホイー
ルの回動によって生じさせるので迅速な旋回動作が困難
である。また、「特開平1−108909号公報」に記
載された転舵装置は、いわゆる4輪操舵を行うものであ
るから、前後輪の舵角の制御に高度な技術が必要で製造
コストが上昇するばかりでなく、車体の重量が増して車
輪の接地圧が高くなり芝を傷めてしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、最小の旋回半径で迅速にU
ターン旋回することができる優れた旋回性能と、Uター
ン旋回動作を正確に行うことができる優れた制御性とを
有するとともに、Uターン旋回時に車輪が芝を傷めるこ
とがなく、かつ構造が簡単で軽量な転舵装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の作業車の転舵装
置は、転舵方向に揺動可能に車体に支持されたアクスル
ケースと、このアクスルケースを揺動させるアクスルケ
ース揺動用油圧シリンダと、前記アクスルケースの両端
にそれぞれ転舵可能に取り付けられた車輪を転舵するア
ッカーマン転舵機構と、このアッカーマン転舵機構およ
び前記アクスルケース揺動用油圧シリンダの作動を制御
する制御手段とを備える。前記アクスルケース揺動用油
圧シリンダは、一方のロッドの先端が前記アクスルケー
スに接続されるとともに他方のロッドの先端が前記車体
に接続され、かつシリンダ同士が一体とされた一対の油
圧シリンダを有している。前記制御手段は、前記アクス
ルケース揺動用油圧シリンダが、その一対のロッドが共
に伸張した最大伸張状態と、その一対のロッドが共に短
縮した最大短縮状態と、一方のロッドが伸張するととも
に他方のロッドが短縮した中間状態のいずれかの状態を
取るように前記アクスルケース揺動用油圧シリンダを制
御する。また、Uターン転舵の場合には、前記制御手段
は、前記アクスルケース揺動用油圧シリンダを前記最大
伸張状態若しくは前記最大短縮状態とした後に、前記ア
ッカーマン転舵機構により前記車輪を転舵する。
【0011】すなわち、本発明の転舵装置は、アクスル
ケースの転舵方向の揺動とアッカーマン転舵機構による
車輪の転舵とを組み合わせたものであるから、車輪の舵
角を大きく取ることができ、旋回半径を最小とすること
ができる。また、アクスルケースの揺動をアクスルケー
ス転舵用油圧シリンダのロッドの伸縮により行うので、
転舵動作を迅速に行うことができる。また、アクスルケ
ース転舵用油圧シリンダは、一対の油圧シリンダを組み
合わせた構造とされ、その全長を最伸張状態、最短縮状
態、中間状態の3つの状態に確実に固定することができ
るから、転舵動作を正確に制御することができる。ま
た、Uターンの際には、アッカーマン転舵機構が車輪を
転舵する前にアクスルケースを揺動させるので、アクス
ルケースを揺動させても車輪が横滑りせず、芝を傷める
ことが無い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態の
作業車の転舵装置を、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】まず、図1を参照して本実施形態の転舵装
置を備えた作業車について概説すると、この作業車1は
ゴルフ場の芝を刈る自律走行型芝刈り作業車で、GPS
航法と地磁気センサ、および車輪の回転数を測定するエ
ンコーダ等を用いた位置認識と、刈り跡センサによる倣
い走行、および走行プログラムによる経路選択等の組み
合わせにより、無人で、かつ自動的にゴルフ場の各ホー
ルの芝を刈ることができるようにされている。シャシフ
レーム2の後部に搭載されたエンジン3が発生する駆動
力は、プロペラシャフト4を介してHST型変速機5に
伝達されて変速された後、フロントアクスルケース6に
内蔵された差動歯車を介して左右の前輪7を駆動する。
同時に、前記フロントアクスルケース6に一体に設けら
れたギヤボックス8を介して後方に取り出された駆動力
は、プロペラシャフト9を介してリヤアクスルケース1
0に内蔵された差動歯車に伝達され、左右の後輪11を
駆動する。すなわち、この作業車1は一対の前輪6およ
び一対の後輪11を駆動して走行する、4輪駆動型の芝
刈り作業車である。そして、前記シャシフレーム2の前
方には、図示されない懸架機構を介して懸架された芝刈
り作業機12が取り付けられている。
【0014】前記リヤアクスルケース10の左右両端部
には、図2に示したように、キングピン軸13の廻りに
揺動可能とされた、左右一対のベベルナックル14R、
14Lが支持されている。そして、これらのベベルナッ
クル14R、14Lに内蔵された歯車駆動機構により駆
動される左右のハブ15に、それぞれ後輪11R、11
Lが取り付けられている。また、図3および図4に示し
たように、リヤアクスルケース10の下部に取り付けら
れたロワープレート17には、支軸18により軸支され
て水平面内で車体の幅方向に揺動自在とされたコントロ
ールプレート19が取り付けられている。そして、この
コントロールプレート19の先端には、左右一対のタイ
ロッド20の一端が接続されている。また、これらのタ
イロッド20の他端は、それぞれ左右のベベルナックル
14R、14Lに接続され、もってアッカーマン転舵機
構が構成されている。
【0015】図3および図4に示したように、リヤアク
スルケース10の上部に取り付けられたアッパープレー
ト21と、右側のベベルナックル14Rの上部に固着さ
れたアーム22との間には、後輪転舵用油圧シリンダ2
3が介装されている。これにより、この後輪転舵用油圧
シリンダ23を伸張させると左右の後輪11R、11L
はリヤアクスルケース10に対して右側に相対的に転舵
され、反対に後輪転舵用油圧シリンダ23を短縮させる
と左右の後輪11R、11Lはリヤアクスルケース10
に対して左側に相対的に転舵される。なお、この作業車
1は後輪11を転舵し操向する構成とされているので、
後輪11を右側に転舵すると作業車1は左旋回し、後輪
11を左側に転舵すると作業車1は右旋回する。
【0016】さらに、図3に示したように、リヤアクス
ルケース10の左端に取り付けられた舵角センサ25を
作動させる揺動レバー26と、左側のベベルナックル1
4Lの上部に固着されたレバー27とが、ロッド28に
より接続されている。これにより、左側の後輪11Lの
リヤアクスルケース10に対する相対舵角、すなわちリ
ヤアクスルケース10の長手方向の軸線RCと左側の後
輪11Lの回転軸線WLとがなす角度を、舵角センサ2
5により検出することができる。
【0017】また、図4に示したように、リヤアクスル
ケース10の上部は、シャシフレーム2の後部に固着さ
れたリヤクロスメンバ31に、アッパーボールジョイン
ト32により枢支されている。一方、シャシフレーム2
の後端33には、リヤアクスルケース10の下部に向か
って斜め下前方に延びるトレーリングロッド34の基端
が、一対のゴム製ブッシュ35を介して螺着されてい
る。そして、このトレーリングロッド34の先端に取り
付けられたロワーボールジョイント36が、リヤアクス
ルケース10の下部に取り付けられている前記ロワープ
レート17に螺着されている。これにより、リヤアクス
ルケース10は前記アッパーボールジョイント32と前
記ロワーボールジョイント36との中心を結ぶ略鉛直方
向に延びる揺動軸37の廻りに、転舵方向(ヨー方向)
に揺動可能とされている。また、リヤアクスルケース1
0は前記アッパーボールジョイント32を支点としてロ
ール方向に揺動可能とされ、走行路面の不整に追従でき
るようになっている。なお、リヤアクスルケース10が
ロール方向に揺動するときには、前記トレーリングロッ
ド34の先端が車体の幅方向に往復変位するが、これに
伴うトレーリングロッド34の揺動は、前記ブッシュ3
5の撓みにより吸収可能である。
【0018】一方、図2および図3に示したように、リ
ヤアクスルケース10の上部に取り付けられた前記アッ
パープレート21と車体側ブラケット29との間には、
リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40が介装され
ている。このリヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ4
0は、図5に示したように、隔壁41を介して同軸に接
続された左右一対のシリンダ42、43と、これらのシ
リンダ42、43の先端開口を閉塞する一対のストッパ
44、45と、シリンダ42、43内に形成された油圧
室46、47内にスライド自在に挿入された一対のピス
トン48、49と、これらのピストン48、49にそれ
ぞれ基端が固着された左右一対のピストンロッド50、
51とを備えている。そして、一方のピストンロッド5
0の先端は前記アッパープレート21にボールジョイン
ト52を介して接続され、かつ他方のピストンロッド5
1の先端は、ボールジョイント53を介して車体側ブラ
ケット29に接続されている。すなわち、このリヤアク
スルケース揺動用油圧シリンダ40は、ストロークの等
しい一対の油圧シリンダのシリンダ同士を、同軸に一体
とした構造とされている。
【0019】また、前記隔壁41および前記シリンダ4
2、43には、圧油を供給する配管がそれぞれ接続され
るA〜Dの各ポートが形成されている。Aポートおよび
Bポートに圧油を供給すると、各ピストン48、49は
シリンダ42、43内を変位して隔壁41に当接する。
これに伴い、ロッド50、51はシリンダ42、43内
に入り込み、このリヤアクスルケース揺動用油圧シリン
ダ40の全長Lは最短状態となる。(最大短縮状態) CポートおよびDポートに圧油を供給すると、各ピスト
ン48、49はシリンダ42、43内を変位してそれぞ
れストッパ44、45に当接する。これに伴いロッド5
0、51はシリンダ42、43から突出し、このリヤア
クスルケース揺動用油圧シリンダ40の全長は最長状態
となる。(最大伸張状態) 一方、AポートおよびCポートに圧油を供給してロッド
50をシリンダ42内に入り込ませるとともにロッド5
1をシリンダ43から突出させた状態、若しくはDポー
トおよびBポートに圧油を供給して、ロッド50をシリ
ンダ42から突出させるとともにロッド51をシリンダ
43内に入り込ませた状態においては、リヤアクスルケ
ース揺動用油圧シリンダ40の全長は、前記最短状態と
前記最長状態における全長の平均値とされる。(中間状
態) したがって、各ピストン48、49が隔壁41若しくは
一対のストッパ44、45にそれぞれ密着するように圧
油をA〜Dの各ポートに供給することにより、このリヤ
アクスルケース揺動用油圧シリンダ40を、前記最大短
縮状態、前記最大伸張状態、前記中間状態のいずれかの
状態に確実に固定することができる。
【0020】リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ4
0が最大短縮状態に固定された時には、リヤアクスルケ
ース10は前記揺動軸37の廻りに平面視で時計回りに
所定角度(本実施形態においては15度)だけ揺動した
状態で固定される。また、リヤアクスルケース揺動用油
圧シリンダが最大伸張状態に固定された時には、リヤア
クスルケース10は前記揺動軸37の廻りに平面視で反
時計回りに前記所定角度(15度)だけ揺動した状態で
固定される。これに対して、リヤアクスルケース揺動用
油圧シリンダ40が中間状態に固定された時には、リヤ
アクスルケース10は、前記揺動軸37の廻りに揺動し
ない状態、すなわちリヤアクスルケース10の長手方向
に延びる軸線RCが車体の進行方向に対して直角に延び
るように固定される。
【0021】また、リヤアクスルケース揺動用油圧シリ
ンダ40のシリンダ42、43には、それぞれ帯板をL
字形に折り曲げたブラケット54が取付られている。ま
た、ロッド50、51には、ストッププレート55がそ
れぞれ取り付けられている。そして、シリンダ42側の
ブラケット54には、前記ストッププレート55と当接
してロッド50が最も伸張した状態および最も短縮した
状態をそれぞれ検出する、リミットスイッチ56、57
が取り付けられている。また、シリンダ43側のブラケ
ット54には、ストッププレート55と当接してロッド
51が最も伸張した状態および最も短縮した状態をそれ
ぞれ検出する、リミットスイッチ58、59が取り付け
られている。
【0022】次に、上述した後輪転舵用油圧シリンダ2
3とリヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40の作動
を制御する油圧回路について、図6を参照して説明す
る。図6に示したように、前記後輪転舵用油圧シリンダ
23の作動は、4ポート3位置型の電磁切換弁61によ
って制御される。また、前記リヤアクスルケース揺動用
油圧シリンダ40の作動は、一対の4ポート3位置型の
電磁切換弁62、63によって制御される。そして、こ
れらの電磁切換弁61、62、63には、エンジン3に
よって駆動されるオイルポンプ64から圧油が供給され
る。
【0023】一方、図7に示したように、これらの電磁
切換弁61、62、63の作動を制御する油圧制御コン
トローラ65には、前記舵角センサ25、前記リミット
スイッチ56、57、58、59がそれぞれ接続されて
いる。また、前記油圧制御コントローラ65には、この
作業車1の自律走行を制御する自律走行コントローラ6
6から転舵指令が送られる。そして、油圧制御コントロ
ーラ65は、この転舵指令に基づいて電磁切換弁61、
62、63を切り換え、後輪転舵用油圧シリンダ23と
リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40の作動を制
御することにより後輪11を転舵し、この作業車1の走
行方向を制御する。
【0024】前記油圧制御コントローラ65による転舵
制御は、図8に示したUターン制御ルーチンに従って行
われる。すなわち、作業車1が刈り条の端部に達したこ
とを自律走行コントローラ66が認識し、Uターン動作
が必要と判断されると、自律走行コントローラ66の右
側Uターン指令スイッチ67若しくは左側Uターン指令
スイッチ68のいずれかがオンとされる。そこで、油圧
制御コントローラ65は、まずステップ(以下、Sと表
す)71でUターン指令スイッチの状態が変化したか否
かを判別する。そして、判別結果がYESの場合には、
S72で右側Uターン指令スイッチ67がオンとなって
いるか否かを判別する。次いで、右側Uターン指令スイ
ッチ67がオンとなっている場合には、S73に進んで
右側Uターン動作を実行する。これに対して右側Uター
ン指令スイッチ67がオフの場合にはS74に進み、左
側Uターン指令スイッチ68がオンとなっているか否か
を判別する。そして、左側Uターン指令スイッチ68が
オンとなっている場合には、S75に進んで左側Uター
ン動作を実行する。S73における右側Uターン動作、
若しくはS75における左側Uターン動作が完了する
と、再びS71でUターン指令スイッチの状態が変化し
たか否かを判別する。そして、判別結果がNOの場合に
は、Uターン指令スイッチの状態が変化するまで、所定
時間ごとにS71を繰り返す。一方、Uターン指令スイ
ッチの状態が変化し、右側Uターン指令スイッチ67お
よび左側Uターン指令スイッチ68の両方がオフとなっ
ていることがS76で判別されると、S77に進み、直
進戻し動作を開始する。
【0025】次に、上述した右側Uターン動作につい
て、図9および図10に分割して示した右側Uターン動
作ルーチンを参照して説明する。右側Uターン動作が開
始されると、油圧制御コントローラ65は、まずS81
で舵角センサ25のデータを読み込み、後輪11Lのリ
ヤアクスルケース10に対する相対舵角を検出する。そ
の結果、後輪11Lが中立位置よりも右側に振れている
ことがS82で検出された場合には、油圧制御コントロ
ーラ65はS83において電磁切換弁61のa端側ソレ
ノイドに通電し、後輪転舵用油圧シリンダ23を短縮さ
せて左右の後輪11R、11Lを左側に転舵し、その相
対舵角を修正する。これとは反対に、後輪11Lが中立
位置よりも左側に振れていることがS84で検出された
場合は、油圧制御コントローラ65はS85において電
磁切換弁61のb端側ソレノイドに通電し、後輪転舵用
油圧シリンダ23を伸張させて左右の後輪11R、11
Lの舵角を修正する。そして、再びS82およびS84
でリヤアクスルケース10に対する後輪11Lの相対舵
角がゼロとなったこと、すなわちリヤアクスルケース1
0の長手方向の軸線RCと後輪11Lの回転軸線WLと
が平行となったことが確認されると、S86で電磁切換
弁61を中立位置とする。これにより、後輪転舵用油圧
シリンダ23は、その全長が変化しないように固定され
るので、左右の後輪11R、11Lのリヤアクスルケー
ス10に対する相対舵角は変化しないように固定され
る。
【0026】次いで、S87でリヤアクスルケース揺動
用油圧シリンダ40の作動を制御する電磁切換弁62の
a端側、および電磁切換弁63のb端側に通電すると、
リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40の一対のロ
ッド50、51は共に徐々にシリンダ42、43から突
出し、リヤアクスルケース10をその揺動軸37の廻り
に平面視で反時計方向に揺動させる。そして、S89お
よびS90でそれぞれリミットスイッチ56、59の作
動が検出され、リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ
40が最大伸張状態となったことが確認されると、S9
1、92で電磁切換弁62、63は共に中立位置とさ
れ、リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ40は最大
伸張状態に固定される。これにより、リヤアクスルケー
ス10は、図10に示したように、揺動軸37の廻り
に、平面視で反時計方向にθ°(本実施形態ではθ=1
5度)だけ揺動した状態で固定される。
【0027】すなわち、本実施形態の作業車1において
は、S81乃至S86で、リヤアクスルケース10の長
手方向の軸線RCと左右の後輪11R、11Lの回転軸
線WR、WLとを平行とした後に、S87乃至S92に
かけてリヤアクスルケース10を揺動軸37の廻りに揺
動させる。これにより、リヤアクスルケース10を揺動
させる際には、左右の後輪11R、11Lのリヤアクス
ルケース10に対する相対舵角がゼロとされているの
で、左右の後輪11R、11Lに横滑りが生じない。ま
た、リヤアクスルケース10に内蔵された差動歯車によ
り、左右の後輪11R、11L間の内外輪差が吸収され
るので、車輪の転動方向にも滑りが生じない。したがっ
て、本実施形態の作業車1においては、芝を傷めること
無くリヤアクスルケース10を揺動させることができ
る。
【0028】リヤアクスルケース10の揺動および固定
が完了すると、油圧制御コントローラ65は、図10に
示したS93で電磁切換弁61のa端側ソレノイドに通
電し、後輪転舵用油圧シリンダ23を短縮させる。これ
により、アッカーマン転舵機構により左右の後輪11
R、11Lは徐々に左側に転舵される。この時、リヤア
クスルケース10を固定した状態で、アッカーマン転舵
機構により左右の後輪11R、11Lを転舵するので、
舵角センサ25を用いて左右の後輪11R、11Lの車
体中心線Cに対する舵角(絶対舵角)を正確に知ること
ができる。これにより、左右の後輪11R、11Lの転
舵制御を正確に行うことができるから、芝刈り作業にお
いてUターンする際に、隣の刈り条へ正確に移動するこ
とができる。なお、後輪転舵用油圧シリンダ23の伸縮
によって左右の後輪11R、11Lを転舵する時には、
アッカーマン機構の作用によって左右の後輪11R、1
1Lには横滑りが生じないから、芝を傷めることが無
い。
【0029】次いで、S94でリヤアクスルケース10
に対する左後輪11Lの相対舵角を読み込み、S95で
左後輪11Lの相対舵角が左一杯となったことが判別さ
れると、油圧制御コントローラ65はS96で電磁切換
弁61を中立状態とし、後輪転舵用油圧シリンダ23の
全長が変化しないように固定する。これにより、左右の
後輪11R、11Lは左側一杯に転舵された状態で固定
される。この状態においては、図13に示したように、
左後輪11Lの相対舵角はα度、右後輪11Rの相対舵
角はβ度とされている。そして、本実施形態の作業車1
においては、図13に示したように、左後輪11Lの回
転軸線WLおよび右後輪11Rの回転軸線WRは、共に
左右一対の前輪7の回転軸線FCと点Pにおいて交差す
る。これにより、この作業車1は前記点Pを中心として
旋回する。なお、本実施形態の作業車1においては、旋
回中心Pが芝刈り作業機12による刈り幅の内側に設定
されているので、旋回中心Pを中心としてUターンする
と、Uターンの前後において隣り合う刈り条の幅方向の
端部同士が重なり合うこととなり、刈り残しが生じるこ
とがない。
【0030】次に、上述した右側Uターン動作が終了し
た後に行われる直進戻し動作について、図14に示した
直進戻し動作ルーチンを参照して説明する。この作業車
1の自律走行を制御する自律走行コントローラ66は、
図1に示したようにマストMの上端に設けられた磁気方
位センサDによって、作業車1の進行方向を検出してい
る。そして、作業車1が右側にUターンし、その進行方
向がほぼ180度反転したことを検出すると、自律走行
コントローラ66は、右転舵指令スイッチをオフとす
る。すると、油圧制御コントローラ65は、図8に示し
たUターン転舵制御ルーチンのS76で左右の転舵指令
スイッチ67、68が共にオフとなったことを検出し、
S77の直進戻し動作を実行する。
【0031】この直進戻し動作が開始されると、油圧制
御コントローラ65は、図14に示したS101で舵角
センサ25のデータを読み込む。右側Uターン動作から
直進戻し動作を行う際には、後輪11の舵角は左側に振
れているので、S102でNOと判別してS104に進
んだ後、油圧制御コントローラ65はS105で後輪転
舵用油圧シリンダ23の作動を制御している電磁切換弁
61のb端側ソレノイドに通電する。これにより、油圧
シリンダ61は徐々に伸張して後輪11は右側に振ら
れ、その舵角が徐々に減少する。この時、アッカーマン
機構の作用によって左右の後輪11R、11Lには横滑
りが生じないから、芝を傷めることが無い。
【0032】そして、再びS101、S102、S10
4を通じて後輪11の舵角がゼロとなったことが確認さ
れると、S106で電磁切換弁61は中立位置とされ
る。これにより、後輪転舵用油圧シリンダ23は、その
全長が変化しないように固定され、左右の後輪11R、
11Lのリヤアクスルケース10に対する相対舵角はゼ
ロに維持され、図11に示した状態となる。
【0033】後輪11のリヤアクスルケース10に対す
る相対舵角がゼロに戻されると、油圧制御コントローラ
65は、S107で、リヤアクスルケース揺動用油圧シ
リンダ40の作動を制御している電磁切換弁62のb端
側に通電し、リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダ4
0の一方のロッド50をシリンダ42内に徐々に引き込
ませる。これにより、リヤアクスルケース10は前記揺
動軸37の廻りに揺動させられるが、後輪11のリヤア
クスルケース10に対する相対舵角はゼロに維持されて
いるので、後輪11が横滑りして芝を傷めることが無
い。なお、リヤアクスルケース10の戻し動作を行う際
には、電磁切換弁63のa端側に通電し、リヤアクスル
ケース揺動用油圧シリンダ40の他方のロッド51をシ
リンダ43内に引き込むこととしても良い。
【0034】そして、S108でリミットスイッチ57
の作動が確認されると、S109で電磁切換弁62は中
立位置とされる。これにより、リヤアクスルケース揺動
用油圧シリンダ40は、一方のロッド50がシリンダ4
2内に完全に入り込み、かつ他方のロッド51がシリン
ダ43から完全に突出している前記中間状態となる。し
たがって、リヤアクスルケース10は、その長手方向の
軸線RCが車体の進行方向に対して直角方向に延びた状
態に固定され、作業車1は直進走行状態となる。
【0035】なお、左側Uターン動作については、上述
した右側Uターン動作の場合と全く同様に行われること
は言うまでもない。また、Uターン転舵動作以外の通常
の転舵動作は、油圧制御コントローラ65が、リヤアク
スルケース揺動用油圧シリンダ40を前記中間状態に固
定し、リヤアクスルケース10の長手方向の軸線RCが
車体中心線Cに対して直角な方向に延びた状態で後輪転
舵用油圧シリンダ23のみを動作させ、アッカーマン転
舵機構の作用により左右の後輪11R、11Lを転舵す
ることにより行われる。
【0036】以上、本発明による一実施形態の作業車の
転舵装置について詳しく説明したが、本発明は上述した
実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更
が可能であることは言うまでもない。例えば、上述した
実施形態においては、後輪が転舵される構成とされてい
るが、フロントアクスルケースを転舵方向に揺動可能と
するとともに、前輪をアッカーマン転舵機構により転舵
する構成としても良い。また、上述した実施形態におい
ては、リヤアクスルケースを揺動させるリヤアクスルケ
ース揺動用油圧シリンダが、一対の油圧シリンダを同軸
に一体とした構造とされているが、一対の油圧シリンダ
のシリンダ同士を互いに平行に配設して一体とする構成
としても良い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の作業車の転舵装置は、Uターン転舵する際に、まずア
クスルケースを所定角度だけ揺動させた後に、アッカー
マン転舵機構により車輪をさらに転舵する構造とされて
いるので、車輪の絶対転舵角を大きく取ることができ、
旋回半径を極めて小さくすることができる。また、アク
スルケースの揺動をアクスルケース揺動用油圧シリンダ
の伸縮により行うので、アクスルケースを迅速に揺動さ
せることができる。これにより、Uターン旋回時の転舵
動作を迅速に行うことができ、迅速にUターン旋回する
ことができる。また、アクスルケース揺動用油圧シリン
ダは、一対の油圧シリンダを組み合わせた構造とされて
いるので、その全長を最大伸張状態、最大短縮状態、中
間状態の3つの状態に確実に固定することができる。こ
れにより、アッカーマン転舵機構により車輪を転舵する
際に、車輪の絶対舵角を正確に制御することができるか
ら、正確な操向制御を行うことができる。また、Uター
ンの際には、アクスルケースに対する車輪の相対舵角を
ゼロとした後にアクスルケースを揺動させるので、アク
スルケースを揺動させる際に車輪が横滑りせず、芝を傷
めることが無い。また、アクスルケースとアッカーマン
転舵機構とを組み合わせた簡単な構造であるから、作業
車の製造コストを低減することができるばかりでなく、
車体重量を軽減して車輪の接地圧を低下させることがで
きるから、芝刈り作業の際に芝を傷めることが無い。し
たがって、本発明によれば、最小の旋回半径で迅速にU
ターン旋回することができる優れた旋回性能と、Uター
ン旋回動作を正確に行うことができる優れた制御性とを
有するとともに、Uターン旋回時に車輪が芝を傷めるこ
とがなく、かつ構造が簡単で軽量な転舵装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転舵装置を適用する作業車のシャ
シ構造を模式的に示した側面図。
【図2】図1中に示したリヤアクスルケースの後方正面
図。
【図3】図2に示したリヤアクスルケースの平面図。
【図4】図3に示したリヤアクスルケースの側面図。
【図5】リヤアクスルケース揺動用油圧シリンダの縦断
面図。
【図6】後輪転舵用油圧シリンダおよびリヤアクスルケ
ース揺動用油圧シリンダの作動を制御する油圧回路図。
【図7】転舵装置の制御系統を示したシステムブロック
図。
【図8】Uターン転舵制御ルーチンを示したチャート
図。
【図9】右側Uターン動作ルーチンの前半分を示したチ
ャート図。
【図10】右側Uターン動作ルーチンの後半分を示した
チャート図。
【図11】リヤアクスルケースを揺動させた状態を示し
た平面図。
【図12】後輪をフル転舵した状態を示した平面図。
【図13】図1に示した作業車が右側にUターンする状
態を示した平面図。
【図14】直進戻し動作ルーチンを示したチャート図。
【符号の説明】
1 作業車 2 シャシフレーム 3 エンジン 4、9 プロペラシャフト 5 HST変速機 6 フロントアクスルケース 7 前輪 8 ギヤボックス 10 リヤアクスルケース 11 後輪 12 芝刈り作業機 13 キングピン軸 14 ベベルナックル 15 ハブ 17 ロワープレート 18 支軸 19 コントロールプレート 20 タイロッド 21 アッパープレート 23 後輪転舵用油圧シリンダ 25 舵角センサ 34 トレーリングロッド 40 リヤアクスル転舵用油圧シリンダ 41 隔壁 42、43 シリンダ 44、45 ストッパ 46、47 油圧室 48、49 ピストン 50、51 ロッド 55 ストッププレート 56、57、58、59 リミットスイッチ 61、62、63 電磁切換弁 64 油圧ポンプ 65 油圧制御コントローラ 66 自律走行制御コントローラ 67、68 転舵指令スイッチ C 車体中心線 FC フロントアクスルケース軸線 RC リヤアクスルケース軸線 WL 左後輪の回転軸線 WR 右後輪の回転軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転舵方向に揺動可能に車体に支持されたア
    クスルケースと、このアクスルケースと前記車体との間
    に介装された、前記アクスルケースを揺動させるアクス
    ルケース揺動用油圧シリンダと、前記アクスルケースの
    両端にそれぞれ転舵可能に取り付けられた車輪を転舵す
    るアッカーマン転舵機構と、このアッカーマン転舵機構
    および前記アクスルケース揺動用油圧シリンダの作動を
    制御する制御手段とを備え、 前記アクスルケース揺動用油圧シリンダは、一方のロッ
    ドの先端が前記アクスルケースに接続されるとともに他
    方のロッドの先端が前記車体に接続され、かつシリンダ
    同士が一体とされた一対の油圧シリンダを有し、 かつ前記制御手段は、前記アクスルケース揺動用油圧シ
    リンダが、その一対のロッドが共にシリンダから突出し
    た最大伸張状態と、その一対のロッドが共にシリンダ内
    に入り込んだ最大短縮状態と、一方のロッドがシリンダ
    から突出するとともに他方のロッドがシリンダ内に入り
    込んだ中間状態のいずれかの状態を取るように前記アク
    スルケース揺動用油圧シリンダを制御するようにされて
    いることを特徴とする作業車の転舵装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、Uターン転舵の場合に
    は、前記アクスルケース揺動用油圧シリンダを前記最大
    伸張状態若しくは前記最大短縮状態とした後に、前記ア
    ッカーマン転舵機構を作動させて前記車輪を転舵するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の作業車の転舵装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段が、Uターン転舵の以外の場
    合には、前記アクスルケース揺動用油圧シリンダを前記
    中間状態に保持した状態で、前記アッカーマン転舵機構
    を作動させて前記車輪を転舵することを特徴とする請求
    項1に記載の作業車の転舵装置。
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