JP2999343B2 - 四輪操舵装置 - Google Patents

四輪操舵装置

Info

Publication number
JP2999343B2
JP2999343B2 JP5095271A JP9527193A JP2999343B2 JP 2999343 B2 JP2999343 B2 JP 2999343B2 JP 5095271 A JP5095271 A JP 5095271A JP 9527193 A JP9527193 A JP 9527193A JP 2999343 B2 JP2999343 B2 JP 2999343B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
wheels
wheel
state
hydraulic cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5095271A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06278636A (ja
Inventor
英義 小菅
ブイ.マルセル ジェラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP5095271A priority Critical patent/JP2999343B2/ja
Publication of JPH06278636A publication Critical patent/JPH06278636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2999343B2 publication Critical patent/JP2999343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、四輪バギーなどの小
型四輪自動車のほか、農業用機械や建設用機械などの作
業自動車に好適な四輪操舵装置に関するもので、特に後
輪の操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の四輪操舵装置としては、前輪の
操舵角度をシャフトやギヤなどを用いて機械的に後輪の
操舵部に連係するものや、前輪の操舵角度を検出して油
圧シリンダ装置などの駆動手段により後輪を操舵するも
のなど各種構造のものが実用化されている。
【0003】しかしいずれも、高速走行時には前輪の小
操舵角度で後輪が前輪と同位相に操舵され、低速走行時
には前輪の大操舵角度で後輪が前輪と逆位相に操舵され
るように構成されており、また同位相および逆位相のど
ちらに操舵される場合も、後輪の操舵角度は1〜5゜程
度に設定されている。
【0004】なお、四輪操舵装置の先行技術に、例えば
特開昭64−83474号公報に記載のものがあるが、
この装置は、前輪の操舵角度に連動して回転する後輪操
舵用入力軸に回転カムを固定し、この回転カムのカム面
を一対の回転ローラで挟持するとともに、これらの回転
ローラを揺動ヨークの一端に取り付け、揺動ヨークの他
端をリンク機構を介して後輪に接続した構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の四輪操舵装置には、次のような点で改良の余地
がある。
【0006】a)後輪の操舵は、高速走行時の操舵の際
に後輪の尻振りを防ぐなど走行安定性の観点や低速走行
時の操舵の際に回転半径を前輪のみの操舵よりも小さく
するなどの観点から、補助的に行われており、したがっ
て上記したように後輪の操舵角度は5゜以下と非常に小
さい範囲で設定されている。このため、例えば後輪を前
輪と逆位相に操舵させても、前輪だけの操舵に比べて回
転半径があまり小さくはならない。また、後輪を前輪と
同位相に操舵させたときにも、顕著な走行変化は見られ
ない。
【0007】b)後輪の操舵の開始時期やその操舵角度
などは、前輪の操舵特性に依存させているため、上記公
報に記載の装置のように回転カムなどを用いて前輪の操
舵機構と後輪の操舵機構とを機械的に連動させる必要が
あり、構造が非常に複雑になる。しかも、長期間使用す
ると、各部材間にガタが生じたり、後輪の応答性が低下
したりするおそれがある。
【0008】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、自動車の最小回転半径を大幅に小さくでき、また狭
いスペースでの縦列駐車が可能になり、構造が簡単で、
製造コストが安く、メンテナンス面でも優れた、四輪操
舵装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ためにこの発明の四輪操舵装置は、請求項1に記載のよ
うに、a)前二輪の操舵に対応して後二輪が前二輪と同位
相、逆位相若しくは非操舵状態保持のいずれかにあらか
じめ選択可能な切換スイッチ(18)を有する四輪操舵
装置において、b)前二輪を最大操舵角付近まで操舵した
ときにON−OFFするスイッチ(17 L ・17 R )と、
後二輪を前二輪と同位相方向あるいは逆位相方向かつ所
定操舵角度に操舵又は非操舵状態に保持する油圧シリン
ダ装置(32)と、該油圧シリンダ装置(32)に圧油
を供給する油圧ポンプ(33)と、前記スイッチ(17
L ・17 R )の作動状態を検知して作動し、かつ前記切換
スイッチ(18)の選択状態に対応して後二輪を前二輪
と同位相の所定操舵角度、逆位相の所定操舵角度または
非操舵状態に保持するように、前記油圧ポンプ(33)
から油圧シリンダ装置(32)への圧油の供給を制御す
る制御バルブ(35)とを設け、c)前二輪を最大操舵角
付近まで操舵したときに後二輪が、前記切換スイッチ
(18)により選択した上記のいずれかの状態に保持さ
れるように構成している。請求項2記載のように、d)
前二輪を操舵する操舵機構の、左右の車輪の支持部の近
傍に操作部材(16L・16R)を、車体の両側フレーム
に配設した左右一対のON−OFFスイッチ(17L
17R)に臨ませて突設し、前二輪を最大操舵角付近ま
で操舵したときに一方の操作部材を介して対応する前記
スイッチが操作されるように構成することができる。
【0010】請求項3記載のように、c)前記前二輪が最
大操舵角付近まで操舵されたときに、制御バルブを介し
て前記後二輪が油圧シリンダ装置により操舵されるよう
に構成するとともに、d)該油圧シリンダ装置は、一対の
片ロッド形油圧シリンダの基端側同士を突き合わせて一
体に連結し、各油圧シリンダは最大収縮状態又は最大伸
長状態又は最大収縮状態と最大伸長状態の中間の中立状
態での保持との3段階に操作できるように構成すること
が望ましい。
【0011】請求項4記載のように、e)後二輪の前記操
舵角度を、前二輪と逆位相に操舵されたときに前後輪に
内外輪差が生じない角度に設定することができる
【0012】
【0013】
【作用】上記の構成を有するこの発明の四輪操舵装置で
は、前二輪を最大操舵角付近まで操舵、すなわち操舵ハ
ンドルにより前二輪を最大限又は最大限近くまで回転さ
せたときに、操作部材が回転してON−OFFスイッチ
を操作(ON状態又はOFF状態に操作)したときで、
あらかじめ切換スイッチにより選択したときにだけ、後
二輪が所定の角度に操舵されるもので、このように前二
輪を操舵ハンドルを介して最大操舵角度付近まで操舵さ
せることは通常の走行状態では行われない(低速走行時
にのみ行われる)から、車速を検出する手段などの高価
で特別な手段が不要になり、ON−OFFスイッチなど
の簡単な手段だけで済む。前二輪の最大操舵角度付近を
ON−OFFスイッチを用いて検知し、この検知に基づ
き制御バルブを介しての油圧シリンダ装置が制御され、
後二輪が所定の状態に操舵あるいは保持される。また、
後二輪の操舵は上記したように低速走行時にのみ行われ
るから、後二輪の操舵角度を大きく(例えば30〜40
゜)設定することが可能になり、この作用に基づいて後
二輪が前二輪と逆位相に操舵されるときには、自動車の
最小回転半径が大幅に小さくなり、逆に後二輪が前二輪
と同位相に操舵されるときには、自動車の前後方向と直
交する方向に近い角度に沿って平行移動でき、狭いスペ
ース(車両の長さに近いスペース)での縦列駐車が可能
になる。もちろん、後二輪を操舵させる必要がない場合
には、操舵角度0の非操舵状態に保持することもでき
る。さらに、前二輪の最大操舵角度又はその近傍状態を
検知するだけで済み、その途中の過程の検知は不要なう
え、後二輪の操舵角度も一定であるから、前二輪の操舵
角度と後二輪の操舵部(駆動部)とを常時連係する必要
がなく、また後二輪の駆動に油圧シリンダ装置などの油
圧機器を用いており、特に両者を機械的に連係する必要
がないために、構造が簡単になる。
【0014】請求項2記載の四輪操舵装置によっても、
請求項1の発明とおおむね同様の作用が生じる。すなわ
ち、前二輪を最大操舵角付近まで操舵、すなわちハンド
ルなどの操舵操作部により前二輪を最大限又は最大限近
くまで略垂直な軸を中心に水平回転させたときに、一方
の操作部材が対応するON−OFFスイッチを操作した
ときで、あらかじめ切換スイッチにより選択したときに
だけ、後二輪が所定の角度に操舵されるもので、このよ
うに前二輪を操舵操作部を介して最大操舵角度付近まで
操舵させることは通常の走行状態では行われない(低速
走行時にのみ行われる)から、車速を検出する手段など
高価で特別な手段が不要になり、操作部材とON−O
FFスイッチとの簡単な手段だけで済む。また、後輪の
操舵は上記したように低速走行時にのみ行われるから、
後輪の操舵角度を大きく(例えば30〜40゜)設定す
ることが可能になり、この作用に基づいて後二輪が前二
輪と逆位相に操舵されるときには、自動車の最小回転半
径が大幅に小さくなり、逆に後二輪が前二輪と同位相に
操舵されるときには、自動車の前後方向と直交する方向
に近い角度に沿って平行移動でき、狭いスペース(車両
の長さに近いスペース)での縦列駐車が可能になる。も
ちろん、後二輪を操舵させる必要がない場合には、操舵
角度0の非操舵状態に保持することもできる。
【0015】請求項3記載の四輪操舵装置は上記請求項
1又は2に関する作用の後段に記載した具体例を示すも
ので、前二輪の最大操舵角度付近を操作手段とON−O
FFスイッチを用いて検知し、この検知に基づき制御バ
ルブを介して駆動装置として の油圧シリンダ装置が制御
される。この制御は、油圧シリンダ装置を構成する2つ
の油圧シリンダのピストンロッドを最大収縮状態又は最
大伸長状態又は中立状態の3段階に操作して保持するこ
とで達成されることになるから、油圧シリンダのピスト
ンロッドを移動過程の途中で停止させるような制御の複
雑さがない。
【0016】請求項4記載の四輪操舵装置によれば、自
動車の回転時に前二輪の走行軌跡上を後二輪が走行する
から、ゴルフ場などでの芝地走行の際に芝のダメージを
最小限に抑えることができる
【0017】
【実施例】以下、この発明の四輪操舵装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図3は本実施例にかかる四輪操舵装
置を備えた小型四輪自動車(四輪バギー)を示し、図4
は四輪操舵装置および同装置に用いた油圧シリンダ装置
の動作を示す。
【0019】最初に四輪バギーの全体構造を図1〜図3
により説明する。図1および図2に示すように、四輪バ
ギー1はフロントエンジン・リヤドライブ(FR)方式
の自動車で、メインフレーム2の前部中央にエンジン3
が搭載されている。エンジン3の後部に変速機4が一体
に連結され、メインフレーム2のほぼ中央位置に搭載さ
れた副変速機5と変速機4とが、ドライブシャフト6で
接続されている。メインフレーム2の後部中央にデファ
レンシャルギヤ7が搭載され、このデファレンシャルギ
ヤ7と副変速機5とが第2のドライブシャフト8で接続
されている。
【0020】図1のように、メインフレーム2のほぼ中
央位置を境にしてその前方が運転室1aに、後方がフレ
ーム式荷台1bに構成されている。運転室1aは前部を
上部後方へ傾斜させたパイプ状の箱形フレーム9で囲ま
れ、運転室1a内の後部にL形フレーム9aを介して座
席シート10が取り付けられ、座席シート10の後端上
方に背もたれシート10aが取り付けられている。また
運転室1a内の前部には、計器盤やスイッチ類の取付台
11が設置されている。さらに運転室1aの両側には、
それらの前部に“略L”の字状フレーム9bが、後部の
シート10付近に“略U”の字状フレーム9cがそれぞ
れ配設されている。
【0021】図2のように、左右の前輪12L ・12R
は、メインフレーム2の前部の両側方に垂直軸13aを
支点に水平旋回可能に枢支されたナックルアーム13L
・13R に、それぞれ転回自在に支承されている。メイ
ンフレーム2の前部両側に、二等辺三角形状のリンク1
L ・14R の頂部が垂直軸14aを支点に水平旋回可
能にそれぞれ枢支され、各リンク14L ・14R が対応
するナックルアーム13L ・13R とロッド15L ・1
R で枢支連結されている。各リンク14L ・14R
頂部に前方へ向けて支持片16aがそれぞれ一体回転可
能に装着され、各支持片16aに操作部材としての押圧
部材16L ・16R が内側に向けて突設されている。そ
して左右の押圧部材16L ・16R に対向してON−O
FFスイッチとしての電気スイッチ17L ・17R が、
メインフレーム2上にそれぞれ固設されている。
【0022】左側の電気スイッチ17L は、左側の前輪
12L が時計方向(右方向)へ最大操舵角度付近まで水
平回転したときにナックルアーム13L およびロッド1
Lを介してリンク14L が時計方向へ最大角度回転し
て、押圧部材16L が当接することによってON状態に
なる。右側の電気スイッチ17R は、同様に右側の前輪
12R が反時計方向(左方向)へ最大操舵角度付近まで
水平回転したときにナックルアーム13R およびロッド
15R を介してリンク14R が反時計方向へ最大角度回
転して、押圧部材16R が当接することによってON状
態になる。そして左右の電気スイッチ17L ・17R
は、それぞれ押圧部材16L ・16R による押圧作用が
解除されると、OFF状態になる。なお、各押圧部材1
L ・16 の支持片16aの内側への突出量は、外側の
調整ネジ16bの回転で調整できるようになっている。
【0023】図1のように運転室1a内の取付台11の
上方に配置された操舵ハンドル20は、ステアリングコ
ラムシャフト20aを介して図2のようにステアリング
ギヤ21に接続され、このステアリングギヤ21でハン
ドル20の回転運動が往復運動に変換されて、タイロッ
ド22L ・22R を介して左右のリンク14L ・14
接続されている。これによりハンドル20を操舵方向へ
回転させることにより、ステアリングコラムシャフト2
0a−ステアリングギヤ21−タイロッド22L ・22
R −リンク14L ・14R −ロッド15L ・15R −ナ
ックルアーム13L ・13R を経て、左右の前輪12L
・12R が操舵方向へ水平回転する。
【0024】後輪25L ・25R は、図2のようにメイ
ンフレーム2の後部の両側に配置されたナックルアーム
26L ・26R に、それぞれ転回自在に支承されてい
る。各ナックルアーム26L ・26R は、図3に示すよ
うにアッパーアーム27の端部とロアアーム28の端部
とで上下から挟持され、垂直軸26aを中心にして水平
旋回可能に支持されている。アッパーアーム27は円弧
状に緩やかに湾曲するリーフスプリングからなり、その
中央部がフレーム式荷台1bの下端に支持ブラケット2
7aで固定されている。またロアアーム28は左右一対
で構成され、各ロアアーム28の基端部が前後方向の水
平軸28aで、メインフレーム2の後部の下部フレーム
2cの両側に上下方向に揺動自在に枢支されている。
【0025】また、下部フレーム2c上に、図2のよう
に一対の略正三角形のリンク29L・29R がそれぞれ
垂直軸29aで水平旋回自在に枢支され、各リンク29
L ・29R がロッド30で枢支連結されている。さら
に、各リンク29L・29Rが対応するナックルアーム2
L ・26R とタイロッド31L ・31R で枢支連結さ
れている。左側のリンク29L には、別体のリンク片2
9cが一体回転可能に重合されている。なお、各後輪2
L ・25R は、デファレンシャルギヤ7とドライブシ
ャフト7aを介してそれぞれ接続されている。
【0026】図4(a)に示すように、油圧シリンダ装置
32は、一対の片ロッド形の油圧シリンダ32A・32
Bの基端側同士を突き合わせて一体に連結して構成さ
れ、油圧シリンダ32Aのピストンロッド32aの先端
部がメインフレーム2に、枢着されている。また、油圧
シリンダ32Bのピストンロッド32bの先端部が左側
のリンク29L のリンク片29cの端部に、枢支連結さ
れている。油圧シリンダ装置32は、図4(b)に示すよ
うに、2つの油圧シリンダ32A・32Bのピストンロ
ッド32a・32bをそれぞれ最大伸長位置まで移動さ
せ保持したときが伸長状態L、この伸長状態Lから油圧
シリンダ32Bのピストンロッド32bを最大収縮位置
へ移動させ保持したときが中立状態N、この中立状態N
から最大収縮位置へ移動させ保持したときが収縮状態S
になり、3段階に操作される。
【0027】そして、油圧シリンダ装置32が中立状態
Nのときに後二輪25L ・25R は前後方向(直進方
向)を向いており、この操舵角度0を基準にして、油圧
シリンダ装置32が伸長状態Lになると、一対のリンク
29L ・29R がロッド30を介して同時に反時計方向
に旋回し、それぞれタイロッド31L ・31R を介しナ
ックルアーム26L ・26R が反時計方向(左側)へ旋
回して、後二輪25L ・25R が同時に左側へ所定角度
ずつ操舵される。一方、油圧シリンダ装置32が収縮状
態Sになると、一対のリンク29L ・29R がロッド3
0を介して同時に時計方向に旋回し、それぞれタイロッ
ド31L ・31R を介しナックルアーム26L ・26R
が時計方向(右側)へ旋回して、後二輪25L ・25R
が同時に右側へ所定角度ずつ操舵される。
【0028】油圧シリンダ装置32は、油圧ポンプ33
により加圧された圧油により、制御バルブ35を介して
操作される。油圧ポンプ33は、図2に示すようにメイ
ンフレーム2の最前部中央に配設され、エンジン3によ
り作動される。図2に示すように、メインフレーム2の
中央位置の右側のステップ34上にオイルタンク36が
搭載され、図4のようにこのオイルタンク36から配管
37により油圧ポンプ33に油が送られる。メインフレ
ーム2の中央位置付近に制御バルブ35(図2)が配設
されており、この制御バルブ35は油圧ポンプ33と配
管38により、オイルタンク36と配管39によりそれ
ぞれ接続されている。また制御バルブ35は、左右の電
気スイッチ17L ・17R とも配線40・41によりそ
れぞれ接続されている。さらに制御バルブ35と、油圧
シリンダ32A・32Bの基端および先端との間が、ゴ
ムチューブ42によりそれぞれ接続されている。
【0029】ところで、前二輪12L ・12R が最大操
舵角度付近まで操舵されたときに、後二輪25L ・25
R の操舵を、同位相sと逆位相oと操舵角度0で保持n
と(図4参照)のうちの1つに切り換えるための切換ス
イッチ18が、図1のように運転室1a内の取付台11
に設けられている。この切換スイッチ18は、図4のよ
うに制御バルブ35と配線19で接続されている。
【0030】そのほか、図2に示すように、左側のステ
ップ34上に燃料タンク43が搭載されている。また、
四輪バギー1のメインフレーム2の両側後端に作業機
(図示せず)の連結具44が設けられ、この作業機に動
力を供給するための出力軸45aが、ギヤボックス45
に着脱自在に取り付けられるようになっている。そして
ギヤボックス45には、エンジン3の回転力が、プーリ
ー46−ベルト47−プーリー48−電磁クラッチ49
−ドライブシャフト50を介して伝達される。
【0031】次に、上記の実施例からなる四輪バギー1
について四輪操舵装置の動作を図4に基づいて説明す
る。
【0032】 まず運転者が後輪25L ・25R の操
舵状態を切換スイッチ18により設定する。例えば、四
輪バギー1をターンする場合には、切換スイッチ18を
逆位相oの位置に切り換える。これにより、制御バルブ
35は、前輪12L ・12Rの操舵方向と逆位相に後輪
25L ・25R を操舵するモードになる。
【0033】 運転者は四輪バギー1の走行速度を低
速に落とした状態で、操舵ハンドル20をターンする方
向(ここでは右方向とする)に回転させることにより、
前二輪12L ・12R が右方向に最大操舵角度付近まで
操舵される。
【0034】このとき、リンク14L ・14R が同時に
右方向に旋回し、左側リンク14Lの先端の押圧部材1
L が左側の電気スイッチ17L に当接することによ
り、電気スイッチ17L がON状態になる。
【0035】 左側の電気スイッチ17L がON状態
になることで、前輪12L ・12Rが右方向に最大操舵
角度付近まで操舵されたことが制御バルブ35で検知さ
れ、制御バルブ35は後二輪25L ・25R を左方向に
操舵するため、油圧シリンダ装置32が伸長状態L(図
4(b))になるように圧油を供給する。すなわち、油圧
シリンダ32Bのピストンロッド32bが伸長する方向
にオイルタンク36からの油が油圧ポンプ33で加圧さ
れ、制御バルブ35を経由して油圧シリンダ32Bへ供
給されることにより、ピストンロッド32bが最大伸長
位置まで伸長し保持される。
【0036】 油圧シリンダ装置32が伸長状態Lに
なることにより、リンク29L ・29R がロッド30を
介して反時計方向に同時に旋回し、タイロッド31L
31 を介してナックルアーム26L ・26R が反時計方
向に同時に旋回して、後二輪25L ・25R は同時に左
方向に所定角度ずつ操舵される。
【0037】このときの後二輪25L ・25R の操舵角
度は、油圧シリンダ装置32のピストンロッドの伸縮量
などによって任意に設定できるので、前二輪12L ・1
Rの最大操舵角度(例えば40゜)での走行軌跡上を
後二輪25L ・25R が走行するように操舵角度(例え
ば35゜)を設定しておけば、芝地での走行時に芝に与
えるダメージを最小限に抑えることができる。
【0038】 四輪バギー1を右方向へターンさせた
のち、操舵ハンドル20を元の状態へ回転させて戻せ
ば、前二輪12L ・12R が反時計方向に水平回転して
左側の電気スイッチ17L に当接していた左側リンク1
L の先端の押圧部材16L が離れるから、左側の電気
スイッチ17LがOFFになり、ピストンロッド32b
を最大収縮位置へ収縮する方向へ制御バルブ35を介し
て圧油が油圧シリンダ32Bへ供給され油圧シリンダ装
置32が中立状態Nに戻されて、後二輪25L ・25R
が元の状態(直進状態)に戻る。
【0039】 一方、運転者が操舵ハンドル20を左
方向に回転させることにより、前二輪12L ・12R
左方向に最大操舵角度付近まで操舵されると、リンク1
L・14R が同時に左方向に水平旋回し、右側リンク
14R の先端の押圧部材16 が右側の電気スイッチ17
R に当接することにより、電気スイッチ17R がON状
態になる。そして前輪12L ・12R が左方向に操舵さ
れたことが制御バルブ35で検知され、制御バルブ35
は後二輪25L ・25R を左方向に操舵するため、油圧
シリンダ装置32が収縮状態S(図4(b))になるよう
に圧油を供給する。すなわち、油圧シリンダ32Aのピ
ストンロッド32aが収縮する方向に圧油が制御バルブ
35を経由して油圧シリンダ32Aへ供給され、ピスト
ンロッド32aが最大収縮位置まで収縮し保持される。
こうして、油圧シリンダ装置32が収縮状態Sになるこ
とにより、リンク29L ・29R がロッド30を介して
時計方向に同時に旋回し、タイロッド31L ・31R
介してナックルアーム26L ・26R が時計方向に同時
に旋回して、後二輪25L ・25R は同時に右方向に所
定角度ずつ操舵される。
【0040】なお、四輪バギー1を狭いスペースに縦列
駐車する場合には、切換スイッチ18を同位相sの位置
へ切り換えておけば、操舵ハンドル20により前二輪1
L・12R を最大操舵角度付近まで操舵させることに
より、後二輪25L ・25Rが前二輪12L ・12R
同位相に操舵されるから、この状態の下に走行させれ
ば、四輪バギー1は前後輪12L ・12R ・25L ・2
R の操舵角度に沿って平行移動する。したがって、作
業自動車1の全長とほとんど同程度のスペースにも、簡
単に駐車することができる。また、通常走行時(ターン
や縦列駐車以外の時)には切換スイッチ18を中立位置
n(図4)に切り換えておけば、前輪12 ・12R を最
大操舵角度付近まで操舵させても、後輪25L ・25R
が操舵されることはない。
【0041】以上、本発明の四輪操舵装置の一実施例を
および小型四輪自動車の一例を示したが、次のように実
施することもできる。
【0042】(a) 油圧シリンダ装置32の代わりに、両
ロッド形油圧シリンダなどの単一のシリンダ装置を用
い、ピストンロッドの移動位置を制御するようにしても
よい。さらにピストンロッドの移動位置を変更できるよ
うにすれば、後輪25L ・25 の操舵角度を運転者が任
意に設定することも可能になる。
【0043】(b) 前輪12L ・12R の最大操舵角度を
検知する手段は接触式の電気スイッチ18のほか、ロー
タリースイッチやセンサーなどを用いることができる。
【0044】(c) 本発明の四輪操舵装置は、四輪バギー
1のほか、一般の小型四輪自動車やトラクター、ショベ
ルカーなどの作業用自動車にも適用できる。(d) 後二輪
25L ・25R の支持用アッパーアーム27に、横置き
リーフスプリングを用いて弾性的に支持したので、コイ
ルスプリングなどの懸架装置を省いても良好な乗り心地
が得られるが、これに限定するものではなく、一端を支
持フレームに枢支する揺動式のアッパーアームとコイル
スプリングなどを組み合わせて、後輪25L ・25R
支持してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の四輪操舵装置には、次のような効果がある。
【0046】(1) 請求項1記載の四輪操舵装置では、切
換スイッチを切り換えることにより、後二輪の操舵角度
を変化しないように0°に保つことができるとともに、
例えば30〜40゜と大きく設定することができるか
ら、自動車の最小回転半径が大幅に小さくなるととも
に、狭いスペースでの縦列駐車が可能で、楽に駐車でき
る。後二輪の操舵を前二輪の操舵状態と機械的に連動さ
せる必要がないので、構造が簡単で、製造コストが安
く、メンテナンスも容易で、長期間使用してもガタが生
じにくく、動作も安定している。また、請求項2記載の
装置では、前二輪を最大操舵角付近まで操舵させたとき
に、一方の操作部材が対応するON−OFFスイッチを
操作するから、最大操舵角付近まで操舵されたことを確
実に検知できる。
【0047】(2) 請求項3記載の四輪操舵装置では、
圧シリンダのピストンロッドの制御が簡単になるため、
油圧シリンダ装置の伸縮動作が安定する。特に、中立位
置における位置決めが正確になる。
【0048】(3) 請求項4記載の四輪操舵装置では、
二輪の走行軌跡上を後二輪が走行するから、芝地走行の
際に芝のダメージを最小限に抑えるられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる四輪操舵装置を備えた
四輪バギーを示す左側面図である。
【図2】図1の四輪バギーを示す平面図である。
【図3】図1の四輪バギーの後部を示す背面図である。
【図4】図4(a)は本発明の四輪操舵装置の実施例を概
略的に示す上方より見た動作説明図、図4(b)は同装置
に用いられた油圧シリンダ装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 四輪バギー 2 メインフレーム 12L・12R 前輪 13L・13R・26L・26R ナックルアーム 14L・14R・29L・29R リンク 15L・15R・30 ロッド 16L・16R 押圧部材 17L・17R 電気スイッチ 20 操舵ハンドル 22L・22R・31L・31R タイロッド 25L・25R 後輪 27 アッパーアーム 28 ロアアーム 32 油圧シリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−113567(JP,A) 特開 平1−249567(JP,A) 特開 昭62−6870(JP,A) 実開 昭62−80759(JP,U) 実開 平3−70575(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前二輪の操舵に対応して後二輪が前二輪
    と同位相、逆位相若しくは非操舵状態保持のいずれかに
    あらかじめ選択可能な切換スイッチ(18)を有する四
    輪操舵装置において、 前二輪を最大操舵角付近まで操舵したときにON−OF
    Fするスイッチ(17 L ・17 R )と、後二輪を前二輪と
    同位相方向あるいは逆位相方向かつ所定操舵角度に操舵
    又は非操舵状態に保持する油圧シリンダ装置(32)
    と、該油圧シリンダ装置(32)に圧油を供給する油圧
    ポンプ(33)と、前記スイッチ(17 L ・17 R )の作
    動状態を検知して作動し、かつ前記切換スイッチ(1
    8)の選択状態に対応して後二輪を前二輪と同位相の所
    定操舵角度、逆位相の所定操舵角度または非操舵状態に
    保持するように、前記油圧ポンプ(33)から油圧シリ
    ンダ装置(32)への圧油の供給を制御する制御バルブ
    (35)とを設け、 前二輪を最大操舵角付近まで操舵したときに後二輪が、
    前記切換スイッチ(18)により選択した上記のいずれ
    かの状態に保持されるように構成した ことを特徴とする
    四輪操舵装置。
  2. 【請求項2】 前二輪を操舵する操舵機構の、左右の車
    輪の支持部の近傍に操作部材(16L・16R)を、車体
    の両側フレームに配設した左右一対のON−OFFスイ
    ッチ(17L・17R)に臨ませて突設し、前二輪を最大
    操舵角付近まで操舵したときに一方の操作部材を介して
    対応する前記スイッチ(17L・17R)が操作されるよ
    うに構成した請求項1記載の四輪操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧シリンダ装置は、一対の片ロッ
    ド形油圧シリンダの基端側同士を突き合わせて一体に連
    結し、両油圧シリンダが最大伸長状態、両油圧シリンダ
    が最大収縮状態あるいは両油圧シリンダのいずれか一方
    が最大伸長状態で他方が最大収縮状態の3段階に保持で
    きるように構成した請求項1又は2記載の四輪操舵装
    置。
  4. 【請求項4】 後二輪の前記操舵角度を、前二輪と逆位
    相に操舵されたときに前後輪に内外輪差が生じない角度
    に設定した請求項1〜3のいずれかに記載の四輪操舵装
    置。
JP5095271A 1993-03-29 1993-03-29 四輪操舵装置 Expired - Fee Related JP2999343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5095271A JP2999343B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 四輪操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5095271A JP2999343B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 四輪操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06278636A JPH06278636A (ja) 1994-10-04
JP2999343B2 true JP2999343B2 (ja) 2000-01-17

Family

ID=14133116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5095271A Expired - Fee Related JP2999343B2 (ja) 1993-03-29 1993-03-29 四輪操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2999343B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1545980B1 (en) * 2002-10-03 2006-11-22 Cryovac, Inc. Apparatus and method for loading a bag train
US11352055B2 (en) 2018-05-31 2022-06-07 Bombardier Recreational Products Inc. Rear steering assembly for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06278636A (ja) 1994-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0592776A (ja) トラクターのステアリング機構
WO2000071459A1 (en) Fork lift with traverse system
JPH0774000B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
KR20030046396A (ko) 가로주행 시스템을 갖는 포크리프트
JP2002046994A (ja) 横行システムを持った作業車両
JP2999343B2 (ja) 四輪操舵装置
JP3214719B2 (ja) 走行車両
JP2001097237A (ja) トラクタの操向装置
JP4109361B2 (ja) 走行車両のステアリング装置
JP2528460B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JP3140012B2 (ja) 横行システムを持ったフォークリフト
JPH0321390B2 (ja)
JP3761056B2 (ja) 後2軸車両の後前輪操舵制御装置
JP3249105B2 (ja) 横行システムを持った作業車両
JP2666342B2 (ja) 4輪操舵装置
JPH0344033B2 (ja)
JPH0730419Y2 (ja) 移動農機の回向装置
JPH05272B2 (ja)
JPH0525709B2 (ja)
JP2002362889A (ja) 横行システムを持った作業車両
JPH0214990A (ja) 自動二輪車の前後輪操舵装置
JPS5815262Y2 (ja) 多方向走行車両
JPS61193967A (ja) 車輌のパワ−ステアリング装置
JPH01215675A (ja) 車両の後輪操舵装置
JPH01127454A (ja) 操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees