JPH091098A - 瓶内部洗浄方法及び装置 - Google Patents
瓶内部洗浄方法及び装置Info
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- JPH091098A JPH091098A JP15290395A JP15290395A JPH091098A JP H091098 A JPH091098 A JP H091098A JP 15290395 A JP15290395 A JP 15290395A JP 15290395 A JP15290395 A JP 15290395A JP H091098 A JPH091098 A JP H091098A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面に細かい凹凸が形成されている瓶3を倒
立させた状態で洗浄する場合であっても、瓶内に残留す
る洗浄液量を少なくできるようにする。 【構成】 無端状のチェーン11には、複数のグリッパ
8が取り付けられている。グリッパ8は、回動可能な反
転アーム13と、これに取り付けられており瓶3を把持
可能な開閉爪12と、を有している。搬送経路15の所
定位置と対応して、反転アーム13を反転させるように
案内可能な瓶倒立ガイド16が設けられている。搬送経
路15のさらに下流側には、グリッパ8によって瓶3が
倒立支持された状態で、瓶3を搬送経路15に沿って移
動させている間に、洗浄液噴射領域Bにおいて瓶3内部
に洗浄液を噴射可能な噴射ノズル18が設けられてい
る。上記搬送経路15には、洗浄液噴射領域Bの次に、
瓶3内に残留した洗浄液を振り落すように瓶3を加振す
る瓶加振領域Cが設けられている。瓶加振領域Cは、瓶
加振ガイド17によって形成されている。
立させた状態で洗浄する場合であっても、瓶内に残留す
る洗浄液量を少なくできるようにする。 【構成】 無端状のチェーン11には、複数のグリッパ
8が取り付けられている。グリッパ8は、回動可能な反
転アーム13と、これに取り付けられており瓶3を把持
可能な開閉爪12と、を有している。搬送経路15の所
定位置と対応して、反転アーム13を反転させるように
案内可能な瓶倒立ガイド16が設けられている。搬送経
路15のさらに下流側には、グリッパ8によって瓶3が
倒立支持された状態で、瓶3を搬送経路15に沿って移
動させている間に、洗浄液噴射領域Bにおいて瓶3内部
に洗浄液を噴射可能な噴射ノズル18が設けられてい
る。上記搬送経路15には、洗浄液噴射領域Bの次に、
瓶3内に残留した洗浄液を振り落すように瓶3を加振す
る瓶加振領域Cが設けられている。瓶加振領域Cは、瓶
加振ガイド17によって形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓶内部洗浄方法及び装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の瓶内部洗浄装置としては、特開昭
62−287893号公報に示されるようなものがあ
る。この瓶内部洗浄装置は、グリッパによって倒立した
状態に支持した瓶を搬送経路に沿って移動させている間
に、これと同期して移動するように構成した噴射ノズル
から瓶内に洗浄液を噴射して瓶内部を洗浄するようにし
ている。これにより、洗浄液が無駄なく瓶内に噴射する
ことができ、しかも瓶洗浄時間を従来よりも長く設定で
きるようにしている。上記のようにして瓶を洗浄した後
には、瓶内の洗浄液は、大部分が自然落下によって瓶の
口元部から外部に排出され、一部の洗浄液が瓶内壁部に
付着して残留することになる。この瓶内の残留液の量
は、所定値(たとえば2リットル瓶の場合、2cc)以
下であるように規定されているのが一般的であり、この
ような規定に合格させるために、洗浄後、倒立した状態
のままの瓶内部に圧縮空気を噴射して、残留液を強制的
に排出させるようにすることが多い。
62−287893号公報に示されるようなものがあ
る。この瓶内部洗浄装置は、グリッパによって倒立した
状態に支持した瓶を搬送経路に沿って移動させている間
に、これと同期して移動するように構成した噴射ノズル
から瓶内に洗浄液を噴射して瓶内部を洗浄するようにし
ている。これにより、洗浄液が無駄なく瓶内に噴射する
ことができ、しかも瓶洗浄時間を従来よりも長く設定で
きるようにしている。上記のようにして瓶を洗浄した後
には、瓶内の洗浄液は、大部分が自然落下によって瓶の
口元部から外部に排出され、一部の洗浄液が瓶内壁部に
付着して残留することになる。この瓶内の残留液の量
は、所定値(たとえば2リットル瓶の場合、2cc)以
下であるように規定されているのが一般的であり、この
ような規定に合格させるために、洗浄後、倒立した状態
のままの瓶内部に圧縮空気を噴射して、残留液を強制的
に排出させるようにすることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、コ
スト低減などの理由から、瓶を軽量化したいという要望
が強くなってきており、これに対応するために、瓶の表
面に細かい凹凸を多数形成することにより、瓶の強度を
向上させるようにした形状の瓶が多くなっている。これ
により、瓶の薄肉軽量化を図ることが可能になる。しか
しながら、上記のような従来の瓶内部洗浄装置では、洗
浄後に瓶内部に圧縮空気を送るための圧縮空気供給装
置、空気配管、空気バルブ、空気ノズルなどを必要とす
るので、装置の価格が高くなるだけでなく、装置の構成
が複雑になるという問題点がある。また、上述のような
凹凸の多い形状の瓶の場合には、瓶内に圧縮空気を噴射
して残留液を強制的に排出させようとしても、瓶に形成
された細かい凹凸部が邪魔して残留液が排出されにくい
のが実情であり、実際の残留液の量が規定値よりも多く
なることがあるという問題点がある。本発明は、このよ
うな課題を解決することを目的としている。
スト低減などの理由から、瓶を軽量化したいという要望
が強くなってきており、これに対応するために、瓶の表
面に細かい凹凸を多数形成することにより、瓶の強度を
向上させるようにした形状の瓶が多くなっている。これ
により、瓶の薄肉軽量化を図ることが可能になる。しか
しながら、上記のような従来の瓶内部洗浄装置では、洗
浄後に瓶内部に圧縮空気を送るための圧縮空気供給装
置、空気配管、空気バルブ、空気ノズルなどを必要とす
るので、装置の価格が高くなるだけでなく、装置の構成
が複雑になるという問題点がある。また、上述のような
凹凸の多い形状の瓶の場合には、瓶内に圧縮空気を噴射
して残留液を強制的に排出させようとしても、瓶に形成
された細かい凹凸部が邪魔して残留液が排出されにくい
のが実情であり、実際の残留液の量が規定値よりも多く
なることがあるという問題点がある。本発明は、このよ
うな課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄液を噴射
した後に、瓶を加振することにより、上記課題を解決す
る。すなわち、本発明の請求項1記載の瓶内部洗浄方法
は、瓶を倒立支持した状態で、瓶内部に洗浄液を噴射し
て洗浄する洗浄液噴射工程を行い、次に、瓶を加振する
ことにより瓶内に付着した洗浄液を振り落す瓶加振工程
を行うことを特徴としている。また、上記方法を実施す
る請求項2記載の装置は、グリッパ(8)によって瓶
(3)を倒立支持した状態で、搬送経路(15)に沿っ
て移動させている間に、噴射ノズル(18)から瓶
(3)内部に洗浄液を噴射して洗浄するものを対象にし
ており、上記搬送経路(15)には、洗浄液噴射領域
(B)の次に、瓶(3)内に残留した洗浄液を振り落す
ように瓶(3)を加振する瓶加振領域(C)が設けられ
ていることを特徴としている。さらに、本発明の請求項
3記載の装置においては、上記搬送経路(15)の瓶加
振領域(C)は、瓶(3)が、倒立位置から、所定の角
度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立位置に急激に戻る
ように上記グリッパ(8)を案内する瓶加振ガイド(1
7)によって形成されていることを特徴としている。な
お、かっこ内の符号は、実施例の対応する部材を示す。
した後に、瓶を加振することにより、上記課題を解決す
る。すなわち、本発明の請求項1記載の瓶内部洗浄方法
は、瓶を倒立支持した状態で、瓶内部に洗浄液を噴射し
て洗浄する洗浄液噴射工程を行い、次に、瓶を加振する
ことにより瓶内に付着した洗浄液を振り落す瓶加振工程
を行うことを特徴としている。また、上記方法を実施す
る請求項2記載の装置は、グリッパ(8)によって瓶
(3)を倒立支持した状態で、搬送経路(15)に沿っ
て移動させている間に、噴射ノズル(18)から瓶
(3)内部に洗浄液を噴射して洗浄するものを対象にし
ており、上記搬送経路(15)には、洗浄液噴射領域
(B)の次に、瓶(3)内に残留した洗浄液を振り落す
ように瓶(3)を加振する瓶加振領域(C)が設けられ
ていることを特徴としている。さらに、本発明の請求項
3記載の装置においては、上記搬送経路(15)の瓶加
振領域(C)は、瓶(3)が、倒立位置から、所定の角
度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立位置に急激に戻る
ように上記グリッパ(8)を案内する瓶加振ガイド(1
7)によって形成されていることを特徴としている。な
お、かっこ内の符号は、実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】搬送経路の洗浄液噴射領域において、倒立支持
された状態の瓶の内部に洗浄液を噴射した後、瓶加振領
域において瓶を加振する。これにより、瓶の細かい凹凸
部などに付着している洗浄液が払い落されて、外部に排
出されやすくなるので、瓶内に残留する洗浄液の量は、
従来よりも著しく少なくされる。瓶の加振は、請求項3
の構成のように、瓶加振ガイドを設けて、瓶が、倒立位
置から、所定の角度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立
位置に急激に戻るように搬送経路を形成すれば、簡単な
部材を追加するだけで、従来の瓶内部洗浄装置に容易に
本発明を実施することができる。
された状態の瓶の内部に洗浄液を噴射した後、瓶加振領
域において瓶を加振する。これにより、瓶の細かい凹凸
部などに付着している洗浄液が払い落されて、外部に排
出されやすくなるので、瓶内に残留する洗浄液の量は、
従来よりも著しく少なくされる。瓶の加振は、請求項3
の構成のように、瓶加振ガイドを設けて、瓶が、倒立位
置から、所定の角度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立
位置に急激に戻るように搬送経路を形成すれば、簡単な
部材を追加するだけで、従来の瓶内部洗浄装置に容易に
本発明を実施することができる。
【0006】
【実施例】図1及び2に本発明の瓶内部洗浄装置を示
す。なお、図2は、図1のA−A線に沿った断面を示
す。瓶内部洗浄装置30の入口側(図1中下部右の矢印
側)に搬入コンベア1が配置されており、これの図中上
下の両側にはガイド2が設けられている。搬入コンベア
1の下流(図中左端)側の下端部には、スクリューフィ
ーダ4が配置されている。スクリューフィーダ4の下流
側には、入口スターホイール5が配置されている。入口
スターホイール5には、これの外周側に、スクリューフ
ィーダ4のスクリューピッチと対応させて合計8つの半
円切込6が形成されている。入口スターホイール5と対
向して、これの円弧の略1/4を覆うように部分円筒状
に形成された転送ガイド7が配置されている。入口スタ
ーホイール5の図中右斜め上方に駆動スプロケット9が
配置されており、また、左斜め上方に従動スプロケット
10が配置されている。両スプロケット9、10には、
チェーン11が巻き掛けられている。チェーン11は、
多数のグリッパ8を有している。グリッパ8は、瓶3を
把持可能な開閉爪12と、瓶3を開閉爪12とともに倒
立させるように反転可能な反転アーム13と、を有して
いる。開閉爪12は、図示してないスプリングによっ
て、常時爪部が閉じられる方向の力を受けている。図中
下側に位置するグリッパ8に接近して爪開閉ガイド14
が配置されている。爪開閉ガイド14は、対応する搬送
領域に送られてきたグリッパ8の開閉爪12を開くこと
が可能である。これにより、グリッパ8が瓶3を受け入
れることができるようになっている。入口スターホイー
ル5の図中上部から駆動スプロケット9の図中下端側周
辺まで、弧を描いて伸びる瓶倒立ガイド16が配置され
ている。瓶倒立ガイド16は、グリッパ8に把持された
正立状態の瓶3を徐々に倒立させるように案内可能であ
る。図2に示すように、駆動スプロケット9の駆動軸2
0には、ローターシール21が取り付けられている。ロ
ーターシール21には、これの入口端部側に送水元管1
9が接続されており、また、これの出口端部側に配水分
管22が接続されている。図示のように、駆動スプロケ
ット9の周辺には、複数の噴射ノズル18が設けられて
いる。噴射ノズル18は、上述の配水分管22、ロータ
ーシール21を介して送水元管19と接続されている。
噴射ノズル18は、送水元管19から供給された洗浄液
を、倒立された瓶3の口元から内部に噴射可能である。
入口スターホイール5と対向して、出口スターホイール
24が配置されている。出口スターホイール24は、入
口スターホイール5と同様に、合計8つの半円切込6が
形成されている。従動スプロケット10の図中左端側周
辺から出口スターホイール24の図中上部まで、弧を描
いて伸びる瓶正立ガイド23が配置されている。瓶正立
ガイド23は、グリッパ8に把持された倒立状態の瓶3
を徐々に正立させるように案内可能である。出口スター
ホイール24に隣接して搬出コンベア25が配置されて
いる。本実施例においては、図1に示すように、駆動ス
プロケット9から従動スプロケット10に至る、瓶3を
把持したグリッパ8の搬送経路15に対応する位置に、
瓶加振領域Cを形成する瓶加振ガイド17が設けられて
おり、これにより、図示のように、瓶3が、倒立位置か
ら、所定の角度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立位置
に急激に戻るように搬送経路15が構成されている。す
なわち、搬送経路15は、洗浄前の瓶3を正立状態で装
置に搬入する搬入領域、瓶3を把持する把持領域、これ
を正立状態から倒立させる倒立領域、倒立させた瓶3に
洗浄液を噴射する洗浄液噴射領域B、倒立状態から一旦
正立方向に所定角度だけ傾斜させた後、再び倒立状態に
急激に戻す瓶加振領域C、及び瓶3を倒立状態から正立
状態に戻した後、把持状態を解除して、外部に搬出する
搬出領域を有する構成とされている。これにより瓶3
は、洗浄液噴射領域Bにおいて、噴射ノズル18から噴
射された洗浄液によって洗浄された後、瓶加振領域Cに
おいて、瓶3の軸心が斜めになるように一旦上方に持ち
上げられた後、軸心が再び垂直になるように急激に降下
させられることにより下向きの衝撃が加えられて、瓶3
内に付着している洗浄液が振り落され、外部に排出され
るようになっている。
す。なお、図2は、図1のA−A線に沿った断面を示
す。瓶内部洗浄装置30の入口側(図1中下部右の矢印
側)に搬入コンベア1が配置されており、これの図中上
下の両側にはガイド2が設けられている。搬入コンベア
1の下流(図中左端)側の下端部には、スクリューフィ
ーダ4が配置されている。スクリューフィーダ4の下流
側には、入口スターホイール5が配置されている。入口
スターホイール5には、これの外周側に、スクリューフ
ィーダ4のスクリューピッチと対応させて合計8つの半
円切込6が形成されている。入口スターホイール5と対
向して、これの円弧の略1/4を覆うように部分円筒状
に形成された転送ガイド7が配置されている。入口スタ
ーホイール5の図中右斜め上方に駆動スプロケット9が
配置されており、また、左斜め上方に従動スプロケット
10が配置されている。両スプロケット9、10には、
チェーン11が巻き掛けられている。チェーン11は、
多数のグリッパ8を有している。グリッパ8は、瓶3を
把持可能な開閉爪12と、瓶3を開閉爪12とともに倒
立させるように反転可能な反転アーム13と、を有して
いる。開閉爪12は、図示してないスプリングによっ
て、常時爪部が閉じられる方向の力を受けている。図中
下側に位置するグリッパ8に接近して爪開閉ガイド14
が配置されている。爪開閉ガイド14は、対応する搬送
領域に送られてきたグリッパ8の開閉爪12を開くこと
が可能である。これにより、グリッパ8が瓶3を受け入
れることができるようになっている。入口スターホイー
ル5の図中上部から駆動スプロケット9の図中下端側周
辺まで、弧を描いて伸びる瓶倒立ガイド16が配置され
ている。瓶倒立ガイド16は、グリッパ8に把持された
正立状態の瓶3を徐々に倒立させるように案内可能であ
る。図2に示すように、駆動スプロケット9の駆動軸2
0には、ローターシール21が取り付けられている。ロ
ーターシール21には、これの入口端部側に送水元管1
9が接続されており、また、これの出口端部側に配水分
管22が接続されている。図示のように、駆動スプロケ
ット9の周辺には、複数の噴射ノズル18が設けられて
いる。噴射ノズル18は、上述の配水分管22、ロータ
ーシール21を介して送水元管19と接続されている。
噴射ノズル18は、送水元管19から供給された洗浄液
を、倒立された瓶3の口元から内部に噴射可能である。
入口スターホイール5と対向して、出口スターホイール
24が配置されている。出口スターホイール24は、入
口スターホイール5と同様に、合計8つの半円切込6が
形成されている。従動スプロケット10の図中左端側周
辺から出口スターホイール24の図中上部まで、弧を描
いて伸びる瓶正立ガイド23が配置されている。瓶正立
ガイド23は、グリッパ8に把持された倒立状態の瓶3
を徐々に正立させるように案内可能である。出口スター
ホイール24に隣接して搬出コンベア25が配置されて
いる。本実施例においては、図1に示すように、駆動ス
プロケット9から従動スプロケット10に至る、瓶3を
把持したグリッパ8の搬送経路15に対応する位置に、
瓶加振領域Cを形成する瓶加振ガイド17が設けられて
おり、これにより、図示のように、瓶3が、倒立位置か
ら、所定の角度だけ正立方向に傾いた後、再び倒立位置
に急激に戻るように搬送経路15が構成されている。す
なわち、搬送経路15は、洗浄前の瓶3を正立状態で装
置に搬入する搬入領域、瓶3を把持する把持領域、これ
を正立状態から倒立させる倒立領域、倒立させた瓶3に
洗浄液を噴射する洗浄液噴射領域B、倒立状態から一旦
正立方向に所定角度だけ傾斜させた後、再び倒立状態に
急激に戻す瓶加振領域C、及び瓶3を倒立状態から正立
状態に戻した後、把持状態を解除して、外部に搬出する
搬出領域を有する構成とされている。これにより瓶3
は、洗浄液噴射領域Bにおいて、噴射ノズル18から噴
射された洗浄液によって洗浄された後、瓶加振領域Cに
おいて、瓶3の軸心が斜めになるように一旦上方に持ち
上げられた後、軸心が再び垂直になるように急激に降下
させられることにより下向きの衝撃が加えられて、瓶3
内に付着している洗浄液が振り落され、外部に排出され
るようになっている。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。洗浄
すべき瓶3は、搬入コンベア1上をガイド2によって1
列に整列案内されながら搬送され、スクリューフィーダ
4に移乗され、ここで所定のピッチを与えられて、転送
ガイド7によって案内されながら、入口スターホイール
5の半円切込6にはめ合わされる(搬入領域)。次いで
瓶3は、入口スターホイール5によって約半周移動され
たところで対向する位置に待機しているグリッパ8に挟
持され始める。すなわち、対応するグリッパ8の開閉爪
12が爪開閉ガイド14によってスプリングの力に抗し
て開かれることにより、瓶3が、開閉爪12に受け入れ
られ、さらにグリッパ8が移動して爪開閉ガイド14が
開閉爪12から離れるところまで移動した時点で、スプ
リングの力によって開閉爪12が瓶3をグリッパ8に押
し付けて挟持することになる(把持領域)。さらに、瓶
3を把持したグリッパ8が、瓶倒立ガイド16によって
案内されて上下が反転されることにより、瓶3が倒立し
た状態とされる(倒立領域)。この状態で、駆動スプロ
ケット9の外周に沿って搬送経路15を水平に移動させ
られている間に、洗浄液噴射領域Bに至り、所定の時間
だけ噴射ノズル18から洗浄液が瓶3内に噴射されて洗
浄が行われる。洗浄液の噴射が止められた後、瓶3内の
洗浄液は、搬送途中において大部分が自然落下して瓶の
口元部から外部に排出されるが、洗浄液の一部は、瓶3
内の凹凸部などに付着したままとなっている。この状態
で瓶加振領域Cに至り、反転アーム13が瓶加振ガイド
17に案内されるのに対応して、瓶3は、倒立状態か
ら、一旦所定角度だけ正立方向に傾けられ、次いで急激
に倒立状態に戻されることにより、下向きの衝撃を受
け、瓶3内に付着している洗浄液の大部分が振り落され
る。その後、瓶3は、瓶正立ガイド23によって倒立状
態から正立状態に戻された後、グリッパ8による把持状
態を解除されながら、出口スターホイール24に受け渡
され、搬出コンベア25によって外部に搬出される(搬
出領域)。
すべき瓶3は、搬入コンベア1上をガイド2によって1
列に整列案内されながら搬送され、スクリューフィーダ
4に移乗され、ここで所定のピッチを与えられて、転送
ガイド7によって案内されながら、入口スターホイール
5の半円切込6にはめ合わされる(搬入領域)。次いで
瓶3は、入口スターホイール5によって約半周移動され
たところで対向する位置に待機しているグリッパ8に挟
持され始める。すなわち、対応するグリッパ8の開閉爪
12が爪開閉ガイド14によってスプリングの力に抗し
て開かれることにより、瓶3が、開閉爪12に受け入れ
られ、さらにグリッパ8が移動して爪開閉ガイド14が
開閉爪12から離れるところまで移動した時点で、スプ
リングの力によって開閉爪12が瓶3をグリッパ8に押
し付けて挟持することになる(把持領域)。さらに、瓶
3を把持したグリッパ8が、瓶倒立ガイド16によって
案内されて上下が反転されることにより、瓶3が倒立し
た状態とされる(倒立領域)。この状態で、駆動スプロ
ケット9の外周に沿って搬送経路15を水平に移動させ
られている間に、洗浄液噴射領域Bに至り、所定の時間
だけ噴射ノズル18から洗浄液が瓶3内に噴射されて洗
浄が行われる。洗浄液の噴射が止められた後、瓶3内の
洗浄液は、搬送途中において大部分が自然落下して瓶の
口元部から外部に排出されるが、洗浄液の一部は、瓶3
内の凹凸部などに付着したままとなっている。この状態
で瓶加振領域Cに至り、反転アーム13が瓶加振ガイド
17に案内されるのに対応して、瓶3は、倒立状態か
ら、一旦所定角度だけ正立方向に傾けられ、次いで急激
に倒立状態に戻されることにより、下向きの衝撃を受
け、瓶3内に付着している洗浄液の大部分が振り落され
る。その後、瓶3は、瓶正立ガイド23によって倒立状
態から正立状態に戻された後、グリッパ8による把持状
態を解除されながら、出口スターホイール24に受け渡
され、搬出コンベア25によって外部に搬出される(搬
出領域)。
【0008】(試験結果)表面に細かい凹凸が形成され
て薄肉軽量化された容量2リットルの瓶3を用いて、従
来の瓶内洗浄装置により、洗浄及び圧縮空気吹付けによ
る洗浄液除去作業を行った後、洗浄液の残留液量を測定
したところ、平均すると2ccであったが、一部の瓶
は、規定値よりも多い残留液量であった。これに対し
て、本発明の装置を用いて、洗浄液噴射領域Bから瓶加
振領域Cに至る落差を瓶口で30mmに設定し、洗浄及
び洗浄液除去作業を行った後、洗浄液の残留液量を測定
したところ、平均して0.3ccとなり、従来の約1/
7の残留液量であり、最も多いものでも、規定値を大幅
に下回っていた。
て薄肉軽量化された容量2リットルの瓶3を用いて、従
来の瓶内洗浄装置により、洗浄及び圧縮空気吹付けによ
る洗浄液除去作業を行った後、洗浄液の残留液量を測定
したところ、平均すると2ccであったが、一部の瓶
は、規定値よりも多い残留液量であった。これに対し
て、本発明の装置を用いて、洗浄液噴射領域Bから瓶加
振領域Cに至る落差を瓶口で30mmに設定し、洗浄及
び洗浄液除去作業を行った後、洗浄液の残留液量を測定
したところ、平均して0.3ccとなり、従来の約1/
7の残留液量であり、最も多いものでも、規定値を大幅
に下回っていた。
【0009】なお、上記実施例の説明においては、瓶加
振ガイド17を瓶正立ガイド23から少し離れた位置に
設けるものとしたが、瓶加振ガイド17を瓶正立ガイド
23と一体に設けるようにすることもできる。また、上
記実施例の説明においては、加振部を1箇所だけ設ける
ものとしたが、必要に応じて加振部を複数箇所に設ける
ようにすることもできる。さらに、上記実施例の説明に
おいては、移動経路が上から下へ変化するように加振部
を形成するものとしたが、加振部としては、瓶内に残留
した洗浄液を振り落すように加振できればよく、たとえ
ば瓶3に左右方向の振動を与えるように加振部を構成す
ることもできる。
振ガイド17を瓶正立ガイド23から少し離れた位置に
設けるものとしたが、瓶加振ガイド17を瓶正立ガイド
23と一体に設けるようにすることもできる。また、上
記実施例の説明においては、加振部を1箇所だけ設ける
ものとしたが、必要に応じて加振部を複数箇所に設ける
ようにすることもできる。さらに、上記実施例の説明に
おいては、移動経路が上から下へ変化するように加振部
を形成するものとしたが、加振部としては、瓶内に残留
した洗浄液を振り落すように加振できればよく、たとえ
ば瓶3に左右方向の振動を与えるように加振部を構成す
ることもできる。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、表面に細かい凹凸が形成された瓶を洗浄する場合で
あっても、瓶に残留する洗浄液の量を、従来よりも大幅
に少なくすることができる。また、従来必要であった圧
縮空気供給装置や、これに付属する空気配管などを設け
なくて済むので、装置を安価なものにすることができ
る。請求項3の構成のように、瓶加振ガイドを設けて、
瓶が、倒立位置から、所定の角度だけ正立方向に傾いた
後、再び倒立位置に急激に戻るように瓶加振領域を形成
する場合には、瓶加振ガイドのような簡単な部材を追加
するだけで、従来の瓶内部洗浄装置に容易に本発明を実
施することができる。
と、表面に細かい凹凸が形成された瓶を洗浄する場合で
あっても、瓶に残留する洗浄液の量を、従来よりも大幅
に少なくすることができる。また、従来必要であった圧
縮空気供給装置や、これに付属する空気配管などを設け
なくて済むので、装置を安価なものにすることができ
る。請求項3の構成のように、瓶加振ガイドを設けて、
瓶が、倒立位置から、所定の角度だけ正立方向に傾いた
後、再び倒立位置に急激に戻るように瓶加振領域を形成
する場合には、瓶加振ガイドのような簡単な部材を追加
するだけで、従来の瓶内部洗浄装置に容易に本発明を実
施することができる。
【図1】本発明の実施例の瓶内部洗浄装置を示す平面図
である。
である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】洗浄液噴射領域から瓶加振領域に至る搬送経路
の、瓶の上下方向の移動軌跡の一例を示す図である。
の、瓶の上下方向の移動軌跡の一例を示す図である。
1 搬入コンベア 3 瓶 8 グリッパ 11 チェーン 12 開閉爪 13 反転アーム 14 爪開閉ガイド 15 搬送経路 16 瓶倒立ガイド 17 瓶加振ガイド 18 噴射ノズル 23 瓶正立ガイド B 洗浄液噴射領域 C 瓶加振領域
Claims (3)
- 【請求項1】 瓶を倒立支持した状態で、瓶内部に洗浄
液を噴射して洗浄する洗浄液噴射工程を行い、次に、瓶
を加振することにより瓶内に付着した洗浄液を振り落す
瓶加振工程を行うことを特徴とする瓶内部洗浄方法。 - 【請求項2】 グリッパ(8)によって瓶(3)を倒立
支持した状態で、搬送経路(15)に沿って移動させて
いる間に、噴射ノズル(18)から瓶(3)内部に洗浄
液を噴射して洗浄する瓶内部洗浄装置において、 上記搬送経路(15)には、洗浄液噴射領域(B)の次
に、瓶(3)内に残留した洗浄液を振り落すように瓶
(3)を加振する瓶加振領域(C)が設けられているこ
とを特徴とする瓶内部洗浄装置。 - 【請求項3】 上記搬送経路(15)の瓶加振領域
(C)は、瓶(3)が、倒立位置から、所定の角度だけ
正立方向に傾いた後、再び倒立位置に急激に戻るように
上記グリッパ(8)を案内する瓶加振ガイド(17)に
よって形成されていることを特徴とする請求項2記載の
瓶内部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290395A JPH091098A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 瓶内部洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290395A JPH091098A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 瓶内部洗浄方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091098A true JPH091098A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15550659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15290395A Pending JPH091098A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 瓶内部洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091098A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-20 JP JP15290395A patent/JPH091098A/ja active Pending
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