JP3876330B2 - キャップ供給装置 - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はキャッパに設けられているキャップ供給装置に係り、特に、シュートから送り出されてきたキャップを一個ずつ受け取って、キャッピングヘッドに供給するキャップ供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャッパは、一般に、ホッパに投入された多数のキャップをキャップソータで天面が上を向くように整列させた後、キャップシュートを介して送り出し、このキャップをキャップシュートの出口からピッカーによって一個ずつ受け取ってキャッピングヘッドに供給する。キャッピングヘッドは、このキャップを保持し、下方に搬送されてきた容器に向かって下降して、その容器の口部に装着するようになっている。
【0003】
前記キャッパによって容器に装着されるキャップは、前述のようなホッパ、キャップソータ、キャップシュートおよびピッカー等によって順次移送される間に、その内部に塵や埃等の異物が付着したり、製造時の汚れ等が残っている場合がある。従って、キャッピングを行う前に、キャップからこのような異物や汚れを除去しておかないと、このキャップが装着される容器内に異物や汚れ等が混入してしまう。
【0004】
そこで、通常は、キャッピングを行う前に、キャップの内部に付着している異物や汚れ等の除去を行うようにしている。このような異物や汚れを除去するための装置は、従来のキャッパでは、キャップシュートの途中に設けるようにしていた(例えば、実開昭55−56293号の明細書および図面参照)。
【0005】
前記明細書等に記載された「容器やキャップ類の除塵装置」は、シュートの中途部の下側に、加圧空気をキャップに吹き付けるようにした吹き込みノズルを備えており、この吹き込みノズルは、開口端を前記シュートの下側に、近接させ、かつキャップの径よりも大径の減圧吸塵筒体のほぼ中心に配置された構成を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の装置のように、キャップを送り出すキャップシュートの途中に、塵や埃等の異物を除去する装置を設けた構成では、キャップ内部の異物や汚れの除去を行った後、そのキャップが、シュートの下流部を通りさらにピッカー等によって搬送される間に、再び汚染されてしまうおそれがある。また、前記明細書に記載された従来の構成では、シュート内を落下していくキャップに対し、固定した吹き込みノズルから瞬間的に加圧空気を吹き込むだけなので、エアの吹きつけおよび吸引に充分な時間を確保することができず、キャップに付着している異物等を完全に除去することができない場合がある。
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、キャップ内面に付着している塵や埃等の異物を確実に除去することができ、しかも、そのキャップが、キャッピングヘッドに供給される前に再び汚染されてしまうおそれのないキャップ供給装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るキャップ供給装置は、キャップを移送するキャップシュートと、キャップ支持部を有し、前記キャップシュートから受け取ったキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ支持手段と、このキャップ支持手段を前記キャップシュートとキャッピングヘッドとの間で移動させる駆動手段とを備えており、さらに、前記キャップ支持部に気体噴射通路と吸引通路とを設け、キャップ支持手段が支持しているキャップを、キャッピングヘッドへ移送する間に、キャップの内面に前記気体噴射通路から気体を噴射するとともに、キャップ内部を吸引通路から吸引することにより、キャップ内面に付着している異物を除去するようにしたものである。
【0009】
この発明に係るキャップ供給装置では、キャップ内に気体を吹き込む噴射通路と、キャップ内を吸引する吸引通路を、キャップ支持手段のキャップ支持部に設けているので、キャップ支持手段の移動中に気体の噴射および吸引を行うことができ、充分な噴射時間および吸引時間を確保することが可能であり、キャップ内面に付着している塵や埃等の異物を確実に除去することができる。しかも、キャッピングヘッドにキャップを供給するキャップ支持手段において、異物や汚れの除去を行うので、キャッピング前にキャップが再度汚染されてしまうおそれがない。
【0010】
また、請求項2に記載の発明に係るキャップ供給装置は、前記吸引通路からの吸引量を、前記気体噴射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことを特徴とするものである。
【0011】
この発明に係るキャップ供給装置では、キャップ内を吸引する力を、キャップ内に気体を吹き込む力よりも強くしているので、キャップ支持手段によってキャッピングヘッドへ移送するキャップの姿勢を安定させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るキャップ供給装置の全体の構成を簡略化して示す正面図、図2はその平面図であり、このキャップ供給装置は、多数のキャップ2を連続的に送り出すキャップシュート4と、このキャップシュート4から1個ずつキャップ2を受け取って、キャッピングヘッド6にこのキャップ2を引き渡すキャップ支持手段8とを備えている。
【0013】
前記キャップシュート4は、図示しないホッパに投入され、キャップソータによって天面が上を向いた状態に整列された多数のキャップ2を、連続的に移送して、このキャップシュート4の先端のキャップ取り出し位置Aに順次送り出すようになっている。
【0014】
キャップ2が装着される容器10は、キャッパ本体に設けられた容器搬送手段12のびん台14上に載せられ、グリッパ16によって保持されてキャップ装着位置Bまで搬送される。容器搬送手段12による容器搬送経路のキャップ装着位置Bの上方には、前記キャッピングヘッド6が昇降および回転可能に設けられており、このキャッピングヘッド6が、キャップ2を保持して下降および回転することによって、容器10の口部10aに前記キャップ2を装着する。
【0015】
前記キャップ供給装置は、中央の垂直軸18を中心に所定角度往復回動するキャップ支持手段(ポケットピッカー)8と、このポケットピッカー8の外周部に形成されているキャップ支持部(ポケット)20内に収容されたキャップ2が、キャップシュート4の前記取り出し位置Aからキャッピングヘッド6のキャップ受け渡し位置C(前記キャップ装着位置Bの上方に位置している)まで移送される間、ポケット20から抜け出さないようにガイドする外周ガイド部材22と、同様に取り出し位置Aから受け渡し位置Cまでの移送中にキャップ2がポケット20から飛び出さないようにその天面を案内する天面ガイド部材24と、ポケットピッカー8がキャップシュート4から1個のキャップ2を取り出した後、後続のキャップ2をキャップシュート4の出口部に停止させておくエアシリンダからなるキャップストッパ26とを備えている。
【0016】
前記外周ガイド部材22は、キャップシュート4に隣接する位置から始まり、キャッピングヘッド6が配置されている位置(キャップ受け渡し位置C)の手前まで設けられている。この外周ガイド部材22は、キャッピングヘッド6がキャップ2を掴む際に干渉することを避けるため、キャッピングヘッド6が設けられている位置には設置されていない。また、天面ガイド部材24も、同様に、キャップシュート4に隣接する位置から始まり、キャッピングヘッド6が配置されている位置(キャップ受け渡し位置C)の手前まで設けられている。
【0017】
前記ポケットピッカー8は、図2および図3に示すように、扇状のプレート28と、この扇状プレート28の外周部の上面に重ねられた上部プレート30とを備えている。これら両プレート28、30の外周側に前記キャップ支持部(ポケット)20が形成されている。上部プレート30の外周部には、キャップ2の直径よりもやや径の大きい円弧状部を有するほぼU字状の切欠き30aが形成されており、このU字状の切欠き30aの周面が、収容したキャップ2を保持する側壁を構成している。この側壁の高さは、キャッピングヘッド6がキャップ2を掴む際に、干渉しない高さに設定されている。
【0018】
このU字状の切欠き30aの開口部30bの幅は、キャップ2の直径よりも大きく、シュート4から送り出されたキャップ2を、この開口部30bからポケット20内に受け入れることができるようになっており、一方、この開口部30bの底部側には、ポケット20内に収容されたキャップ2が抜け出すことを阻止する抜け止め部材30cが両側に設けられている。また、これら切欠き30aの側壁および両側の抜け止め部材30cに囲まれた部分の底面(扇状のプレート28の上面)20aがキャップ2を乗せる載置部になっている。従って、キャップ2は、U字状の切欠き30aの開口部30bの、抜け止め部材30cよりも上方からポケット20内に入ることができ、ポケット20内に入って載置部20a上に落ち込んだ後は、両側の抜け止め部材30cによって水平方向への抜け出しが阻止されるようになっている。
【0019】
前記扇状プレート28の基部が取付け部材32を介して中央の垂直軸18に固定されており、ポケットピッカー8は、垂直軸18の回転によってキャップシュート4の前面のキャップ取り出し位置Aと、キャッピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Cの間で往復回動できるようになっている。このポケットピッカ10を往復回動させる駆動手段は、図示しないが各種構成の機構を用いることができる。例えば、特願2001−231843号の図3に示す構成により往復回動させることができる。
【0020】
前記ポケットピッカー8の内部には、気体噴射通路(この実施の形態ではエア噴射通路)34および吸引通路36が形成されており、これら両通路34、36の先端部34a、36aが、前記ポケット20の底面に開口している。エア噴射通路34および吸引通路36は、図1に示すように、それぞれエアチューブ38および真空チューブ40を介して図示しないエア供給源および真空源に接続されている。これらエア噴射通路34および吸引通路36の開閉は、電磁弁(図示せず)によって行われる。なお、前記両通路34、36から噴射され、吸引される気体は、エアに限定されるものではない。
【0021】
前記エア噴射通路34および吸引通路36は、キャップシュート4から送り出されたキャップ2が、ポケットピッカー8のポケット20内に収容され、ポケットピッカー8がキャッピングヘッド6方向に向かって回動を開始した後に開放される。前述のようにエアの噴射および吸引の開始は、図示しない電磁弁によって行われるようになっており、キャッパ本体の回転軸(図示せず)に取り付けた位相検出手段の信号(例えば、エンコーダのパルス信号)により、前記ポケットピッカー8の角度を検出して噴射および吸引のタイミングを図るようになっている。
【0022】
そして、ポケットピッカー8がキャッピングヘッド6へのキャップ受け渡し位置Cまで到達して停止した後、エア噴射通路34および吸引通路36が閉鎖される。この実施の形態では、図2に示すように、D位置(エアの噴射および吸引の開始位置)からE位置(エアの噴射および吸引の終了位置)までの区間でエアの噴射および吸引が行われる。また、この実施の形態では、エアの吸引量を噴射量よりも多くしている。なお、エアの噴射および吸引は、必ずしも同時に開始して同時に停止する必要はなく、例えば、先に吸引を開始した後、エアの噴射を開始し、先にエアの噴射を停止した後、吸引を停止するというように、噴射区間を吸引区間よりも短くするようにしても良い。
【0023】
以上の構成に係るキャップ供給装置の作動について説明する。キャップシュート4内を連続的に落下してくるキャップ2は、このキャップシュート4の出口に設けられているキャップストッパ26によってキャップシュート4内に停止している。ポケットピッカー8が回転移動して、そのポケット20の開口部30bがキャップシュート4に向かい合う位置(キャップ取り出し位置A)まで来ると、キャップストッパ26が後退して、先頭のキャップ2がポケット20内に送り出される。先頭のキャップ2が送り出された後、直ちにキャップストッパ26が突出して後続のキャップ2をキャップシュート4内に停止させる。
【0024】
キャップシュート4からポケットピッカー8のポケット20内に送り込まれたキャップ2は、抜け止め部材30cの上方を通過して、ポケット20の内部に入り込んで載置部20a上に落ち込む。このように周囲が側壁(U字状切欠き30aの側壁)と抜け止め部材30cによって囲まれ、かつ、載置部20a上に載った状態でポケット20内に収容されたキャップ2は、前面側(ポケットピッカー8の回転方向外方側)の下部が両側の抜け止め部材30cに押さえられているので、移動できない状態で保持される。
【0025】
ポケット20内にキャップ2を保持したポケットピッカー8は、図示しない駆動手段によって垂直軸18が回転されることにより、キャッピングヘッド6方向に向けて回転を開始する。ポケットピッカー8が所定角度回転して図2のD位置に到達すると、電磁弁(図示せず)の作動により、エア噴射通路34および吸引通路36からエアの噴射および吸引が開始される。この実施の形態では、ポケットピッカー8がD位置に到達したときからエアの噴射および吸引を開始するようにしている。このようにポケットピッカー8がキャップシュート4からキャップ2を受け取る時点ではエアの噴射を行わないようにすることにより、キャップシュート4からポケット内にキャップ2を投入する際に、キャップ2の姿勢が乱れることを防止している。
【0026】
ポケットピッカー8は、エアの噴射および吸引を行いつつ、キャッピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Cまで回転移動する。このようにエアの噴射および吸引を行うことにより、キャップ2の内面に付着している塵や埃その他の異物等を吹き飛ばすとともに、この異物等を吸引してポケット20内から外部に排出する。
【0027】
ポケットピッカー8がキャップ受け渡し位置Cまで移動して停止した後、前記電磁弁によりエアの噴射通路34および吸引通路36を遮断する。続いて、上方のキャッピングヘッド6が下降してポケット12内に収容されているキャップ2を保持する。キャップ2を保持したキャッピングヘッド6は上昇し、その後、ポケットピッカー8がこのキャッピングヘッド6の下方から退避した後、再び下降して、下方に供給されている容器10にキャッピングを行う。
【0028】
キャッピングヘッド6にキャップ2を引き渡したポケットピッカー8は、前記垂直軸18が駆動手段によって逆方向に回転されることにより、キャッピングヘッド6への受け渡し位置Cからキャップシュート4の取り出し位置Aへ向かって移動する。このキャップシュート4へ向かうポケットピッカー8の復路の移動中は、エアの噴射および吸引は行わないようになっている。キャップシュート4のキャップ取り出し位置Aに戻ったポケットピッカー8は、次のキャップ2を受け取り、以後も前記動作を繰り返す。
【0029】
前述のように、ポケットピッカー8によってキャップ2を移送する間に、キャップ2の内部にエアを噴射しつつ吸引も行うようにしているので、キャップ2の内面に塵や埃のような異物や汚れが付着していた場合でも、確実に除去することができる。しかも、除去した異物等を吸引して排出しており、周囲にまき散らすことがないので清潔な状態を維持することができる。また、キャップ2をキャッピングヘッド6に引き渡す直前まで、エアの噴射および吸引を行っているので、従来のように、清浄化後の搬送中にキャップ2が再度汚染されてしまうおそれがない。さらに、この実施の形態では、エアの吸引量を噴射量よりも多くしているので、ポケットピッカー8による搬送中のキャップ2が吹き飛ばされたりすることがなく、その搬送姿勢を安定させることができる。
【0030】
前記第1の実施の形態では、キャップシュート4から送り出されたキャップ2をポケット20内に受け入れてキャッピングヘッド6に供給するポケットタイプのピッカー8を用いていたが、キャップ支持手段の構成は、前記ポケットピッカー8に限定されるものではなく、その他の構成のものを用いることもできる。図4は、第2の実施の形態に係るキャップ供給装置を示すもので、この実施の形態では、キャップ2の内面に係合してこのキャップ2をキャップシュート4から取り出す引っ掛けタイプのキャップ支持手段(ピッカー)108を使用している。なお、キャップ支持手段108の構成を除いて、前記第1の実施の形態と同一の構成を有しているので、同一または相当する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】
この実施の形態のピッカー108は、前記キャップシュート4とキャッピングヘッド6との間に、昇降および回転可能に配置された垂直軸118の下端に固定されて、この垂直軸118とともに昇降および回転する。ピッカー108は、基端部が前記垂直軸118の下端に固定された水平のプレート128と、この水平プレート128の先端(回転端)に直立して固定されたピン(キャップ支持部)130とを有している。
【0032】
水平のプレート128が固定された垂直軸118は、図示しない駆動手段によって往復回動されるようになっており、ピッカー108の直立ピン130が、キャップシュート4の先端部のキャップ取り出し位置Aと、前記キャッピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Cとの間で往復移動する。また、垂直軸118およびピッカー108は、前記直立ピン130がキャップシュート4の先端に停止しているキャップ2の下方に位置してこのキャップ2に干渉しない高さと、キャップ2の内部に挿入されてこのキャップ2に係合して取り出すことができる高さの間で昇降されるようになっており、キャップシュート4からキャップ2を取り出してキャッピングヘッド6へ搬送する間は上昇位置で移動し、キャッピングヘッド6からキャップシュート4への移動は下降位置で行う。
【0033】
前記水平プレート128の内部および直立ピン130の内部には、エア噴射通路134および吸引通路136が形成されている。これら両通路134、136は、一端134a、136aが直立ピン130の上端面に開口するとともに、水平プレート128の後部側の他端は、エアチューブ138、140を介して図示しないエア供給源および真空源にそれぞれ接続されている。なお、エア噴射通路134および吸引通路136は必ずしも直立ピン130の上端面に開口しなくても良く、上端面にエア噴射通路を開口させ、吸引通路は側面に開口させるようにしても良い。
【0034】
この実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様に、ポケットピッカー108がキャップシュート4からキャップ2を受け取った後、所定角度回転して図2のD位置に到達したときに、電磁弁(図示せず)の作動により、エア噴射通路134および吸引通路136が開放されて、エアの噴射および吸引が開始される。また、ポケットピッカー108がキャップ受け渡し位置Cまで移動して停止した後、前記電磁弁を作動させて、エアの噴射および吸引を停止するようになっている。この実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0035】
なお、本発明は、前記各実施の形態のように、キャップ支持手段8、108がキャップ2を1個づつ受け取ってキャッピングヘッド6に供給する構成に限るものではなく、回転ディスクの外周に円周方向等間隔で複数のキャップ支持部が設けられたロータリタイプのキャップ支持手段に適用することもできる。このようなロータリタイプの場合には、各キャップ支持部にロータリジョイントを介してエア噴射通路と吸引通路とを連通させても良いし、回転ディスクの下方にエア噴射区間と吸引区間が開口された固定ディスクを配置して、前記両区間にキャップ支持部が搬送されたときに、キャップ内部にエア噴射と吸引とを行う構成にしても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、キャップを移送するキャップシュートと、キャップ支持部を有し、前記キャップシュートから受け取ったキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ支持手段と、このキャップ支持手段を前記キャップシュートとキャッピングヘッドとの間で移動させる駆動手段とを備えたキャップ供給装置において、前記キャップ支持部に気体噴射通路と吸引通路とを設け、キャップ支持手段が支持しているキャップを、キャッピングヘッドへ移送する間に、キャップの内面に前記気体噴射通路から気体を噴射するとともに、キャップ内部を吸引通路から吸引することにより、キャップ内面に付着している異物を除去するようにしたので、キャップの内面に塵や埃のような異物や汚れが付着していた場合でも、確実に除去することができる。しかも、除去した異物等を吸引して外部に排出しており、周囲にまき散らすことがないので清潔な状態を維持することができる。また、キャップをキャッピングヘッドに引き渡す直前まで、気体の噴射および吸引を行っているので、塵や埃が除去されたキャップが搬送中に再度汚染されてしまうおそれがない。
【0037】
また、請求項2に記載の発明に係るキャップ供給装置は、前記吸引通路からの吸引量を、前記気体噴射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことにより、キャップ支持手段によって搬送されているキャップの姿勢を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るキャップ供給装置の全体の構成を簡略化して示す正面図である。
【図2】前記キャップ供給装置の平面図である。
【図3】前記キャップ供給装置のキャップ支持手段を示す斜視図である。
【図4】第2の実施の形態に係るキャップ供給装置の全体の構成を簡略化して示す正面図である。
【符号の説明】
2 キャップ
4 キャップシュート
6 キャッピングヘッド
8 キャップ支持手段
20 キャップ支持部(ポケット)
34 気体噴射通路
36 吸引通路

Claims (2)

  1. キャップを移送するキャップシュートと、キャップ支持部を有し、前記キャップシュートから受け取ったキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ支持手段と、このキャップ支持手段を前記キャップシュートとキャッピングヘッドとの間で移動させる駆動手段とを備えたキャップ供給装置において、
    前記キャップ支持部に気体噴射通路と吸引通路とを設け、キャップ支持手段が支持しているキャップを、キャッピングヘッドへ移送する間に、キャップの内面に前記気体噴射通路から気体を噴射するとともに、キャップ内部を吸引通路から吸引することにより、キャップ内面に付着している異物を除去することを特徴とするキャップ供給装置。
  2. 前記吸引通路からの吸引量を、前記気体噴射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことを特徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。
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