JP2003292092A - キャップ供給装置 - Google Patents

キャップ供給装置

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JP2003292092A JP2002103676A JP2002103676A JP2003292092A JP 2003292092 A JP2003292092 A JP 2003292092A JP 2002103676 A JP2002103676 A JP 2002103676A JP 2002103676 A JP2002103676 A JP 2002103676A JP 2003292092 A JP2003292092 A JP 2003292092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャッピング前にキャップ2の内面側の塵や埃
などの汚れを除去する。 【解決手段】キャップ2を移送するキャップシュート4
と、このキャップシュート4からキャップ2を受け取っ
てキャッピングヘッド6に供給するキャップ支持手段8
とを備えている。キャップ支持手段8はキャップシュー
ト4とキャッピングヘッド6との間で往復移動される。
キャップ支持手段8のキャップ支持部20にエア噴射通
路34および吸引通路36が設けられており、キャップ
シュート4からキャッピングヘッド6へキャップ2を移
送している間に、エア噴射通路34からエアを噴射しつ
つ、吸引通路36から吸引を行う。キャップ2の内面に
付着していた汚れを確実に除去することができる。ま
た、除去した汚れ等によって周囲が汚染されるおそれが
ない。しかも、キャップ2が搬送中に再度汚染されてし
まうこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はキャッパに設けられ
ているキャップ供給装置に係り、特に、シュートから送
り出されてきたキャップを一個ずつ受け取って、キャッ
ピングヘッドに供給するキャップ供給装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】キャッパは、一般に、ホッパに投入され
た多数のキャップをキャップソータで天面が上を向くよ
うに整列させた後、キャップシュートを介して送り出
し、このキャップをキャップシュートの出口からピッカ
ーによって一個ずつ受け取ってキャッピングヘッドに供
給する。キャッピングヘッドは、このキャップを保持
し、下方に搬送されてきた容器に向かって下降して、そ
の容器の口部に装着するようになっている。
【0003】前記キャッパによって容器に装着されるキ
ャップは、前述のようなホッパ、キャップソータ、キャ
ップシュートおよびピッカー等によって順次移送される
間に、その内部に塵や埃等の異物が付着したり、製造時
の汚れ等が残っている場合がある。従って、キャッピン
グを行う前に、キャップからこのような異物や汚れを除
去しておかないと、このキャップが装着される容器内に
異物や汚れ等が混入してしまう。
【0004】そこで、通常は、キャッピングを行う前
に、キャップの内部に付着している異物や汚れ等の除去
を行うようにしている。このような異物や汚れを除去す
るための装置は、従来のキャッパでは、キャップシュー
トの途中に設けるようにしていた(例えば、実開昭55
−56293号の明細書および図面参照)。
【0005】前記明細書等に記載された「容器やキャッ
プ類の除塵装置」は、シュートの中途部の下側に、加圧
空気をキャップに吹き付けるようにした吹き込みノズル
を備えており、この吹き込みノズルは、開口端を前記シ
ュートの下側に、近接させ、かつキャップの径よりも大
径の減圧吸塵筒体のほぼ中心に配置された構成を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置のよう
に、キャップを送り出すキャップシュートの途中に、塵
や埃等の異物を除去する装置を設けた構成では、キャッ
プ内部の異物や汚れの除去を行った後、そのキャップ
が、シュートの下流部を通りさらにピッカー等によって
搬送される間に、再び汚染されてしまうおそれがある。
また、前記明細書に記載された従来の構成では、シュー
ト内を落下していくキャップに対し、固定した吹き込み
ノズルから瞬間的に加圧空気を吹き込むだけなので、エ
アの吹きつけおよび吸引に充分な時間を確保することが
できず、キャップに付着している異物等を完全に除去す
ることができない場合がある。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、キャップ内面に付着している塵や埃等の異
物を確実に除去することができ、しかも、そのキャップ
が、キャッピングヘッドに供給される前に再び汚染され
てしまうおそれのないキャップ供給装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキャップ供
給装置は、キャップを移送するキャップシュートと、キ
ャップ支持部を有し、前記キャップシュートから受け取
ったキャップをキャッピングヘッドに供給するキャップ
支持手段と、このキャップ支持手段を前記キャップシュ
ートとキャッピングヘッドとの間で移動させる駆動手段
とを備えており、さらに、前記キャップ支持部に気体噴
射通路と吸引通路とを設け、キャップ支持手段が支持し
ているキャップを、キャッピングヘッドへ移送する間
に、キャップの内面に前記気体噴射通路から気体を噴射
するとともに、キャップ内部を吸引通路から吸引するこ
とにより、キャップ内面に付着している異物を除去する
ようにしたものである。
【0009】この発明に係るキャップ供給装置では、キ
ャップ内に気体を吹き込む噴射通路と、キャップ内を吸
引する吸引通路を、キャップ支持手段のキャップ支持部
に設けているので、キャップ支持手段の移動中に気体の
噴射および吸引を行うことができ、充分な噴射時間およ
び吸引時間を確保することが可能であり、キャップ内面
に付着している塵や埃等の異物を確実に除去することが
できる。しかも、キャッピングヘッドにキャップを供給
するキャップ支持手段において、異物や汚れの除去を行
うので、キャッピング前にキャップが再度汚染されてし
まうおそれがない。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係るキャッ
プ供給装置は、前記吸引通路からの吸引量を、前記気体
噴射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことを
特徴とするものである。
【0011】この発明に係るキャップ供給装置では、キ
ャップ内を吸引する力を、キャップ内に気体を吹き込む
力よりも強くしているので、キャップ支持手段によって
キャッピングヘッドへ移送するキャップの姿勢を安定さ
せることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るキャップ供給装置の全体の構成を簡略化して示す正面
図、図2はその平面図であり、このキャップ供給装置
は、多数のキャップ2を連続的に送り出すキャップシュ
ート4と、このキャップシュート4から1個ずつキャッ
プ2を受け取って、キャッピングヘッド6にこのキャッ
プ2を引き渡すキャップ支持手段8とを備えている。
【0013】前記キャップシュート4は、図示しないホ
ッパに投入され、キャップソータによって天面が上を向
いた状態に整列された多数のキャップ2を、連続的に移
送して、このキャップシュート4の先端のキャップ取り
出し位置Aに順次送り出すようになっている。
【0014】キャップ2が装着される容器10は、キャ
ッパ本体に設けられた容器搬送手段12のびん台14上
に載せられ、グリッパ16によって保持されてキャップ
装着位置Bまで搬送される。容器搬送手段12による容
器搬送経路のキャップ装着位置Bの上方には、前記キャ
ッピングヘッド6が昇降および回転可能に設けられてお
り、このキャッピングヘッド6が、キャップ2を保持し
て下降および回転することによって、容器10の口部1
0aに前記キャップ2を装着する。
【0015】前記キャップ供給装置は、中央の垂直軸1
8を中心に所定角度往復回動するキャップ支持手段(ポ
ケットピッカー)8と、このポケットピッカー8の外周
部に形成されているキャップ支持部(ポケット)20内
に収容されたキャップ2が、キャップシュート4の前記
取り出し位置Aからキャッピングヘッド6のキャップ受
け渡し位置C(前記キャップ装着位置Bの上方に位置し
ている)まで移送される間、ポケット20から抜け出さ
ないようにガイドする外周ガイド部材22と、同様に取
り出し位置Aから受け渡し位置Cまでの移送中にキャッ
プ2がポケット20から飛び出さないようにその天面を
案内する天面ガイド部材24と、ポケットピッカー8が
キャップシュート4から1個のキャップ2を取り出した
後、後続のキャップ2をキャップシュート4の出口部に
停止させておくエアシリンダからなるキャップストッパ
26とを備えている。
【0016】前記外周ガイド部材22は、キャップシュ
ート4に隣接する位置から始まり、キャッピングヘッド
6が配置されている位置(キャップ受け渡し位置C)の
手前まで設けられている。この外周ガイド部材22は、
キャッピングヘッド6がキャップ2を掴む際に干渉する
ことを避けるため、キャッピングヘッド6が設けられて
いる位置には設置されていない。また、天面ガイド部材
24も、同様に、キャップシュート4に隣接する位置か
ら始まり、キャッピングヘッド6が配置されている位置
(キャップ受け渡し位置C)の手前まで設けられてい
る。
【0017】前記ポケットピッカー8は、図2および図
3に示すように、扇状のプレート28と、この扇状プレ
ート28の外周部の上面に重ねられた上部プレート30
とを備えている。これら両プレート28、30の外周側
に前記キャップ支持部(ポケット)20が形成されてい
る。上部プレート30の外周部には、キャップ2の直径
よりもやや径の大きい円弧状部を有するほぼU字状の切
欠き30aが形成されており、このU字状の切欠き30
aの周面が、収容したキャップ2を保持する側壁を構成
している。この側壁の高さは、キャッピングヘッド6が
キャップ2を掴む際に、干渉しない高さに設定されてい
る。
【0018】このU字状の切欠き30aの開口部30b
の幅は、キャップ2の直径よりも大きく、シュート4か
ら送り出されたキャップ2を、この開口部30bからポ
ケット20内に受け入れることができるようになってお
り、一方、この開口部30bの底部側には、ポケット2
0内に収容されたキャップ2が抜け出すことを阻止する
抜け止め部材30cが両側に設けられている。また、こ
れら切欠き30aの側壁および両側の抜け止め部材30
cに囲まれた部分の底面(扇状のプレート28の上面)
20aがキャップ2を乗せる載置部になっている。従っ
て、キャップ2は、U字状の切欠き30aの開口部30
bの、抜け止め部材30cよりも上方からポケット20
内に入ることができ、ポケット20内に入って載置部2
0a上に落ち込んだ後は、両側の抜け止め部材30cに
よって水平方向への抜け出しが阻止されるようになって
いる。
【0019】前記扇状プレート28の基部が取付け部材
32を介して中央の垂直軸18に固定されており、ポケ
ットピッカー8は、垂直軸18の回転によってキャップ
シュート4の前面のキャップ取り出し位置Aと、キャッ
ピングヘッド6の下方のキャップ受け渡し位置Cの間で
往復回動できるようになっている。このポケットピッカ
10を往復回動させる駆動手段は、図示しないが各種構
成の機構を用いることができる。例えば、特願2001
−231843号の図3に示す構成により往復回動させ
ることができる。
【0020】前記ポケットピッカー8の内部には、気体
噴射通路(この実施の形態ではエア噴射通路)34およ
び吸引通路36が形成されており、これら両通路34、
36の先端部34a、36aが、前記ポケット20の底
面に開口している。エア噴射通路34および吸引通路3
6は、図1に示すように、それぞれエアチューブ38お
よび真空チューブ40を介して図示しないエア供給源お
よび真空源に接続されている。これらエア噴射通路34
および吸引通路36の開閉は、電磁弁(図示せず)によ
って行われる。なお、前記両通路34、36から噴射さ
れ、吸引される気体は、エアに限定されるものではな
い。
【0021】前記エア噴射通路34および吸引通路36
は、キャップシュート4から送り出されたキャップ2
が、ポケットピッカー8のポケット20内に収容され、
ポケットピッカー8がキャッピングヘッド6方向に向か
って回動を開始した後に開放される。前述のようにエア
の噴射および吸引の開始は、図示しない電磁弁によって
行われるようになっており、キャッパ本体の回転軸(図
示せず)に取り付けた位相検出手段の信号(例えば、エ
ンコーダのパルス信号)により、前記ポケットピッカー
8の角度を検出して噴射および吸引のタイミングを図る
ようになっている。
【0022】そして、ポケットピッカー8がキャッピン
グヘッド6へのキャップ受け渡し位置Cまで到達して停
止した後、エア噴射通路34および吸引通路36が閉鎖
される。この実施の形態では、図2に示すように、D位
置(エアの噴射および吸引の開始位置)からE位置(エ
アの噴射および吸引の終了位置)までの区間でエアの噴
射および吸引が行われる。また、この実施の形態では、
エアの吸引量を噴射量よりも多くしている。なお、エア
の噴射および吸引は、必ずしも同時に開始して同時に停
止する必要はなく、例えば、先に吸引を開始した後、エ
アの噴射を開始し、先にエアの噴射を停止した後、吸引
を停止するというように、噴射区間を吸引区間よりも短
くするようにしても良い。
【0023】以上の構成に係るキャップ供給装置の作動
について説明する。キャップシュート4内を連続的に落
下してくるキャップ2は、このキャップシュート4の出
口に設けられているキャップストッパ26によってキャ
ップシュート4内に停止している。ポケットピッカー8
が回転移動して、そのポケット20の開口部30bがキ
ャップシュート4に向かい合う位置(キャップ取り出し
位置A)まで来ると、キャップストッパ26が後退し
て、先頭のキャップ2がポケット20内に送り出され
る。先頭のキャップ2が送り出された後、直ちにキャッ
プストッパ26が突出して後続のキャップ2をキャップ
シュート4内に停止させる。
【0024】キャップシュート4からポケットピッカー
8のポケット20内に送り込まれたキャップ2は、抜け
止め部材30cの上方を通過して、ポケット20の内部
に入り込んで載置部20a上に落ち込む。このように周
囲が側壁(U字状切欠き30aの側壁)と抜け止め部材
30cによって囲まれ、かつ、載置部20a上に載った
状態でポケット20内に収容されたキャップ2は、前面
側(ポケットピッカー8の回転方向外方側)の下部が両
側の抜け止め部材30cに押さえられているので、移動
できない状態で保持される。
【0025】ポケット20内にキャップ2を保持したポ
ケットピッカー8は、図示しない駆動手段によって垂直
軸18が回転されることにより、キャッピングヘッド6
方向に向けて回転を開始する。ポケットピッカー8が所
定角度回転して図2のD位置に到達すると、電磁弁(図
示せず)の作動により、エア噴射通路34および吸引通
路36からエアの噴射および吸引が開始される。この実
施の形態では、ポケットピッカー8がD位置に到達した
ときからエアの噴射および吸引を開始するようにしてい
る。このようにポケットピッカー8がキャップシュート
4からキャップ2を受け取る時点ではエアの噴射を行わ
ないようにすることにより、キャップシュート4からポ
ケット内にキャップ2を投入する際に、キャップ2の姿
勢が乱れることを防止している。
【0026】ポケットピッカー8は、エアの噴射および
吸引を行いつつ、キャッピングヘッド6の下方のキャッ
プ受け渡し位置Cまで回転移動する。このようにエアの
噴射および吸引を行うことにより、キャップ2の内面に
付着している塵や埃その他の異物等を吹き飛ばすととも
に、この異物等を吸引してポケット20内から外部に排
出する。
【0027】ポケットピッカー8がキャップ受け渡し位
置Cまで移動して停止した後、前記電磁弁によりエアの
噴射通路34および吸引通路36を遮断する。続いて、
上方のキャッピングヘッド6が下降してポケット12内
に収容されているキャップ2を保持する。キャップ2を
保持したキャッピングヘッド6は上昇し、その後、ポケ
ットピッカー8がこのキャッピングヘッド6の下方から
退避した後、再び下降して、下方に供給されている容器
10にキャッピングを行う。
【0028】キャッピングヘッド6にキャップ2を引き
渡したポケットピッカー8は、前記垂直軸18が駆動手
段によって逆方向に回転されることにより、キャッピン
グヘッド6への受け渡し位置Cからキャップシュート4
の取り出し位置Aへ向かって移動する。このキャップシ
ュート4へ向かうポケットピッカー8の復路の移動中
は、エアの噴射および吸引は行わないようになってい
る。キャップシュート4のキャップ取り出し位置Aに戻
ったポケットピッカー8は、次のキャップ2を受け取
り、以後も前記動作を繰り返す。
【0029】前述のように、ポケットピッカー8によっ
てキャップ2を移送する間に、キャップ2の内部にエア
を噴射しつつ吸引も行うようにしているので、キャップ
2の内面に塵や埃のような異物や汚れが付着していた場
合でも、確実に除去することができる。しかも、除去し
た異物等を吸引して排出しており、周囲にまき散らすこ
とがないので清潔な状態を維持することができる。ま
た、キャップ2をキャッピングヘッド6に引き渡す直前
まで、エアの噴射および吸引を行っているので、従来の
ように、清浄化後の搬送中にキャップ2が再度汚染され
てしまうおそれがない。さらに、この実施の形態では、
エアの吸引量を噴射量よりも多くしているので、ポケッ
トピッカー8による搬送中のキャップ2が吹き飛ばされ
たりすることがなく、その搬送姿勢を安定させることが
できる。
【0030】前記第1の実施の形態では、キャップシュ
ート4から送り出されたキャップ2をポケット20内に
受け入れてキャッピングヘッド6に供給するポケットタ
イプのピッカー8を用いていたが、キャップ支持手段の
構成は、前記ポケットピッカー8に限定されるものでは
なく、その他の構成のものを用いることもできる。図4
は、第2の実施の形態に係るキャップ供給装置を示すも
ので、この実施の形態では、キャップ2の内面に係合し
てこのキャップ2をキャップシュート4から取り出す引
っ掛けタイプのキャップ支持手段(ピッカー)108を
使用している。なお、キャップ支持手段108の構成を
除いて、前記第1の実施の形態と同一の構成を有してい
るので、同一または相当する部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0031】この実施の形態のピッカー108は、前記
キャップシュート4とキャッピングヘッド6との間に、
昇降および回転可能に配置された垂直軸118の下端に
固定されて、この垂直軸118とともに昇降および回転
する。ピッカー108は、基端部が前記垂直軸118の
下端に固定された水平のプレート128と、この水平プ
レート128の先端(回転端)に直立して固定されたピ
ン(キャップ支持部)130とを有している。
【0032】水平のプレート128が固定された垂直軸
118は、図示しない駆動手段によって往復回動される
ようになっており、ピッカー108の直立ピン130
が、キャップシュート4の先端部のキャップ取り出し位
置Aと、前記キャッピングヘッド6の下方のキャップ受
け渡し位置Cとの間で往復移動する。また、垂直軸11
8およびピッカー108は、前記直立ピン130がキャ
ップシュート4の先端に停止しているキャップ2の下方
に位置してこのキャップ2に干渉しない高さと、キャッ
プ2の内部に挿入されてこのキャップ2に係合して取り
出すことができる高さの間で昇降されるようになってお
り、キャップシュート4からキャップ2を取り出してキ
ャッピングヘッド6へ搬送する間は上昇位置で移動し、
キャッピングヘッド6からキャップシュート4への移動
は下降位置で行う。
【0033】前記水平プレート128の内部および直立
ピン130の内部には、エア噴射通路134および吸引
通路136が形成されている。これら両通路134、1
36は、一端134a、136aが直立ピン130の上
端面に開口するとともに、水平プレート128の後部側
の他端は、エアチューブ138、140を介して図示し
ないエア供給源および真空源にそれぞれ接続されてい
る。なお、エア噴射通路134および吸引通路136は
必ずしも直立ピン130の上端面に開口しなくても良
く、上端面にエア噴射通路を開口させ、吸引通路は側面
に開口させるようにしても良い。
【0034】この実施の形態でも、前記第1の実施の形
態と同様に、ポケットピッカー108がキャップシュー
ト4からキャップ2を受け取った後、所定角度回転して
図2のD位置に到達したときに、電磁弁(図示せず)の
作動により、エア噴射通路134および吸引通路136
が開放されて、エアの噴射および吸引が開始される。ま
た、ポケットピッカー108がキャップ受け渡し位置C
まで移動して停止した後、前記電磁弁を作動させて、エ
アの噴射および吸引を停止するようになっている。この
実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様の作用効
果を奏することができる。
【0035】なお、本発明は、前記各実施の形態のよう
に、キャップ支持手段8、108がキャップ2を1個づ
つ受け取ってキャッピングヘッド6に供給する構成に限
るものではなく、回転ディスクの外周に円周方向等間隔
で複数のキャップ支持部が設けられたロータリタイプの
キャップ支持手段に適用することもできる。このような
ロータリタイプの場合には、各キャップ支持部にロータ
リジョイントを介してエア噴射通路と吸引通路とを連通
させても良いし、回転ディスクの下方にエア噴射区間と
吸引区間が開口された固定ディスクを配置して、前記両
区間にキャップ支持部が搬送されたときに、キャップ内
部にエア噴射と吸引とを行う構成にしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャップを移送するキャップシュートと、キャップ支持部
を有し、前記キャップシュートから受け取ったキャップ
をキャッピングヘッドに供給するキャップ支持手段と、
このキャップ支持手段を前記キャップシュートとキャッ
ピングヘッドとの間で移動させる駆動手段とを備えたキ
ャップ供給装置において、前記キャップ支持部に気体噴
射通路と吸引通路とを設け、キャップ支持手段が支持し
ているキャップを、キャッピングヘッドへ移送する間
に、キャップの内面に前記気体噴射通路から気体を噴射
するとともに、キャップ内部を吸引通路から吸引するこ
とにより、キャップ内面に付着している異物を除去する
ようにしたので、キャップの内面に塵や埃のような異物
や汚れが付着していた場合でも、確実に除去することが
できる。しかも、除去した異物等を吸引して外部に排出
しており、周囲にまき散らすことがないので清潔な状態
を維持することができる。また、キャップをキャッピン
グヘッドに引き渡す直前まで、気体の噴射および吸引を
行っているので、塵や埃が除去されたキャップが搬送中
に再度汚染されてしまうおそれがない。
【0037】また、請求項2に記載の発明に係るキャッ
プ供給装置は、前記吸引通路からの吸引量を、前記気体
噴射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことに
より、キャップ支持手段によって搬送されているキャッ
プの姿勢を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るキャップ供給装置
の全体の構成を簡略化して示す正面図である。
【図2】前記キャップ供給装置の平面図である。
【図3】前記キャップ供給装置のキャップ支持手段を示
す斜視図である。
【図4】第2の実施の形態に係るキャップ供給装置の全
体の構成を簡略化して示す正面図である。
【符号の説明】
2 キャップ 4 キャップシュート 6 キャッピングヘッド 8 キャップ支持手段 20 キャップ支持部(ポケット) 34 気体噴射通路 36 吸引通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップを移送するキャップシュート
    と、キャップ支持部を有し、前記キャップシュートから
    受け取ったキャップをキャッピングヘッドに供給するキ
    ャップ支持手段と、このキャップ支持手段を前記キャッ
    プシュートとキャッピングヘッドとの間で移動させる駆
    動手段とを備えたキャップ供給装置において、 前記キャップ支持部に気体噴射通路と吸引通路とを設
    け、キャップ支持手段が支持しているキャップを、キャ
    ッピングヘッドへ移送する間に、キャップの内面に前記
    気体噴射通路から気体を噴射するとともに、キャップ内
    部を吸引通路から吸引することにより、キャップ内面に
    付着している異物を除去することを特徴とするキャップ
    供給装置。
  2. 【請求項2】前記吸引通路からの吸引量を、前記気体噴
    射通路から噴射される気体の量よりも多くしたことを特
    徴とする請求項1に記載のキャップ供給装置。
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CN112456107A (zh) * 2020-11-04 2021-03-09 杭州蓝徒科技有限公司 一种新型功能涂层材料自动灌装桶盖输料系统

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