JP3894239B2 - カプセル充填機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップポケットが形成されたキャップディスクとボディーポケットが形成されたボディーセグメントとからなるカプセル搬送部に方向規制した空カプセルを供給して、上記キャップポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部に上記空カプセルを収容し、該空カプセルをキャップとボディーとに分離してそれぞれ上記キャップポケットとボディーポケットとに収容して搬送し、薬剤充填部で上記ボディーに薬剤を充填し、カプセル連結部で上記ボディーとキャップとを連結した後、カプセル回収部で薬剤充填済みのカプセルを上記カプセル収容部から取出して回収することにより、カプセル剤を連続的に製造するカプセル充填機に関し、更に詳述すると、上記キャップディスクのキャップポケットと上記ボディーセグメントのボディーポケットからなるカプセル収容部への空カプセルの装填不良の発生を可及的に防止し、また装填不良となった空カプセルを充填機構部から確実に除去し、装填不良に起因する種々の不都合の発生を可及的に防止して安定的に充填作業を行うことができるカプセル充填機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、キャップとボディーとからなる硬カプセル内に薬剤を充填したカプセル剤は、キャップとボディーとを仮連結させた空カプセルを、キャップを上、ボディーを下にした正立状態に方向規制して連続的に供給するカプセル供給部と、供給された空カプセルを整列状態で搬送するカプセル搬送部と、上記空カプセルをキャップとボディーとに分離するカプセル分離部と、分離した空カプセルのボディー内に薬剤を充填する薬剤充填部と、上記キャップとボディーとを再び連結する連結部と、得られたカプセル剤を上記搬送部から取り出して回収するカプセル回収部とを具備したカプセル充填機により自動的に製造することが行われている。
【0003】
このような従来のカプセル充填機としては、図1,2に示したものを例示することができる。
このカプセル充填機は、図1,2に示されているように、モータ等の駆動源(図示せず)が配設されていると共に、装置を制御操作する操作部11を具備した基台1上に、カプセル供給部2、カプセル分離部3、カプセル搬送部4、薬剤充填部5、カプセル連結部6及びカプセル回収部7が設けられたものである。
【0004】
上記カプセル供給部2は、図1に示されているように、キャップとボディーとを仮連結させた状態の空カプセルを連続的に供給するホッパー21と、周面に多数のカプセルポケットが形成された第1ドラム22,第2ドラム23及び第3ドラム(供給ドラム)24からなる方向規制部とを具備しており、上記ホッパー21から空カプセルを上記第1ドラム22のカプセルポケットに収容し、これを上記第2ドラム23のカプセルポケットに移してこの第2ドラム23回転中に該カプセルポケット内でボディーを上にした倒立状態の空カプセルを反転させてキャップを上にした正立状態に方向規制し、これを上記第3ドラム(供給ドラム)24のカプセルポケットに移して一旦全ての空カプセルをボディーを上にした倒立状態とし、これをこの第3ドラム(供給ドラム)24から上記カプセル搬送部4に移すことにより、空カプセルをキャップを上にした正立状態で整列させて上記カプセル搬送部4に連続的に供給するようになっている。
【0005】
上記カプセル搬送部4は、図2〜5に示されているように、多数のキャップポケット411が整列して形成されたリング板状のキャップディスク41の下側に多数のボディーポケット421が形成された複数のボディーセグメント42を配置したものであり、これらキャップディスク41とボディーセグメント42とが同期的に間欠回転するようになっている。そして、上記キャップポケット411とボディーポケット421とで形成されたカプセル収容部内に上記第3ドラム(供給ドラム)24から空カプセルが供給されるようになっている。
【0006】
第3ドラム(供給ドラム)24から上記カプセル収容部への空カプセルの供給は、図3〜5に示されているように、第3ドラム(供給ドラム)24と上記キャップディスク41との間に配設されたトランスファープレート25を介して行われる。
【0007】
即ち、上記第3ドラム(供給ドラム)24と上記キャップディスク41との間には表裏貫通したトランスファーポケット251が多数整列して形成されたトランスファープレート25が進退運動可能に配設されてる。このトランスファープレート25は上記第3ドラム(供給ドラム)24の回転運動と同期して進退するようになっていると共に、このトランスファープレート25の下面側には、シャッター26が配設されており、このシャッター26により上記トランスファーポケット251の下端口が開閉するようになっている。
【0008】
上記第3ドラム(供給ドラム)24のカプセルポケット241に収容されて上記トランスファープレート25上に運ばれた空カプセルAB(キャップAとボディーBとを連結したもの、以下同じ)は、図3,4に示されているように、順次トランスファープレート25のトランスファーポケット251に移され、次いで図5に示されているように、トランスファープレートが前進する(図中、右側に移動する)ことによって上記キャップディスク41上に運ばれ、該キャップディスク41のキャップポケット411と上記ボディーセグメント42のボディーポケット421とからなるカプセル収容部に移される。
【0009】
この場合、上記第3ドラム(供給ドラム)24の下側後方1/4部分がガイド板242により覆われており、このガイド板242により上記カプセルポケット241が閉塞され、内部に収容された空カプセルABがトランスファープレート25に移される前に抜け落ちるようなことがないようになっている。そして、図3,4に示されているように、トランスファープレート25の各トランスファーポケット251上でガイド板242が途切れて、カプセルポケット241が開放され、空カプセルABがトランスファーポケット251に移されるようになっている。
【0010】
また、各カプセルポケット241は第3ドラム(供給ドラム)24に軸方向に沿って設けられた圧空流通路243と連通しており、各カプセルポケット241がトランスファープレート25上に達したとき、該圧空流通路243が供給ドラム24の軸方向一端側に設けられた圧空吹き出し孔244と一致して該圧空流通路243に圧空が供給され、該圧空により空カプセルABが各カプセルポケット241から押し出されると共に、この空カプセルABを受け取る各トランスファーポケット251がトランスファープレート25の下側に配設された排気シュー252と一致して内部が吸引され、これにより空カプセルABがカプセルポケット241からトランスファーポケット251に強制的に移動するようになっている。なお、このときトランスファーポケット251の下端口は上記シャッター26によって空気流通状態で閉じられた状態となっており、空カプセルABはトランスファーポケット251内に保持されるようになっている。
【0011】
そして、トランスファープレート25が前進して空カプセルABを収容した各トランスファーポケット251が上記キャップディスク41の各キャップポケット411上に達すると、図5に示されているように、上記シャッター26が移動して各トランスファーポケット251の下端口が開放され各空カプセルABがキャップディスク41の各キャップポケット411とボディーセグメント42のボディーポケット421とで形成された各カプセル収容部内に投入されるようになっている。
【0012】
なお、図面及び説明の便宜上、上記第3ドラム(供給ドラム)24のカプセルポケット241、上記トランスファープレート25のトランスファーポケット251、上記キャップディスク41のキャップポケット411及び上記ボディーセグメント42のボディーポケット421は、いずれも4個ずつしか示していないが、いずれも同様のポケットが図中前後方向に10列形成されており、即ち4個のポケットからなるポケット列が図中前後方向(例えば、第3ドラム24にあっては軸方向)に10列形成されており、各列において上記と同様の動作が行われるようになっている。
【0013】
次に、上記空カプセルABは、図5に示されているように、上記各キャップポケット411とボディーポケット421とで形成された各カプセル収容部に収容されると直ちにキャップAとボディーBとに分離される。即ち、キャップディスク41のキャップポケット411は、その下部が小径に形成されて、空カプセルABのボディーBは通過し得るが、キャップAは通過できないようになっており、この状態で上記ボディーセグメント42の下側に配設されたカプセル分離用排気シュー31によりカプセル収容部内を吸引し、これにより空カプセルABのボディーBがキャップAをキャップポケット411内に残してボディーポケット421内に吸引収容され、空カプセルABがキャップAとボディーBとに分離される。このように、空カプセルABは、トランスファープレート25からカプセル搬送部4に受け渡されるとすぐにキャップAとボディーBとに分離されるようになっており、このトランスファープレート25からカプセル搬送部4への空カプセルABの受け渡し部分が上記カプセル分離部3となっている。
【0014】
このカプセル分離部3で分離されたキャップAとボディーBは、それぞれ上記キャップポケット411,ボディーポケット421に収容された状態で上記キャップディスク41及びボディーセグメント42が回転することにより、分離不良カプセル排出部8(図1,2では図示せず)を経て薬剤充填部5(図1,2参照)へと搬送される。このとき、上記ボディーセグメント42が徐々に下方へと降下すると同時に外側へと移動し、キャップディスク41の下面から下方へと所定間隔離間すると共に、キャップディスク41の外周縁よりも外側へと突出した状態となる。
【0015】
上記分離不良カプセル排出部8では、キャップディスク41とボディーセグメント42とが一旦停止して、図6に示したように、これらの間にキャップポケット411に対応したカプセル突き出しピン811が突設されたカプセル排出アーム81が挿入された状態となり、図6(B)に示されているように、この状態で該カプセル排出アーム81が上昇動して上記カプセル突き出しピン811がキャップポケット411内に進入し、上記カプセル分離部3でキャップAとボディーBとに分離せずにキャップAとボディーBとが連結されたままの状態でキャップポケット411内に保持された空カプセルABを上方へと押し出して、キャップディスク41上に配置された分離不良カプセル回収容器82内に回収するようになっている。そして、カプセル排出アーム81が降下して上記カプセル突き出しピン811がキャップポケット411から退出した後、キャップディスク41及びボディーセグメント42が再び回転し、キャップA及びボディーBが薬剤充填部5へと送られる。
【0016】
薬剤充填部5は、図7に示したように、周縁部に薬剤の充填量に応じた調量穴511が上記ボディーセグメント42のボディーポケット421に対応して形成された調量円盤51と、この調量円盤51の上記調量穴511内に薬剤を押し込んで円柱状の薬剤成形物Dを成形する押し込みプランジャー(図示せず)と、上記調量穴511内の薬剤成形物DをカプセルボディーB内に充填する充填プランジャー52とを具備しており、図7(A)に示されているように、キャップディスク41の外周縁から外側へと突出したボディーセグメント42上に重なって上記調量円盤51の周縁部が位置し、かつこの調量円盤51周縁部の上方に上記充填プランジャー52が位置するように配置されている。
【0017】
この薬剤充填部5では、上記キャップディスク41及びボディーセグメント42の回転が一旦停止して、図7に示されているように、上記押し込みプランジャー(図示せず)により成形された薬剤成形物Dの充填された上記調量円盤51の調量穴511がボディーセグメント42のボディーポケット421上に一致した状態となり、図7(B)に示されているように、この状態で充填プランジャー52が降下してその先端部が上記調量穴511内に進入し、内部の薬剤充填物Dを調量穴511から押し出して、調量円盤51の下に位置したボディーセグメント42のボディーポケット421内に落とし込み、これにより該ボディーポケット421内に保持されているカプセルボディーB内に薬剤形成物Dが充填されるようになっている。そして、この薬剤充填部5で薬剤が充填されたカプセルのボディーBとキャップAは、キャップディスク41及びボディーセグメント42が再び回転することにより、カプセル連結部6へと搬送される。このとき、上記ボディーセグメント42が徐々に上昇すると同時に内側へと移動し、キャップディスク41の下面に、ボディーセグメント42の上面が密着した状態となる。
【0018】
上記カプセル連結部6は、図8に示したように、キャップディスク41の上面に近接して配設された押え板61と、該押え板61と対向してボディーセグメント42の下側に上下動可能に配設された連結プランジャー62とから構成されている。
【0019】
このカプセル連結部6では、上記キャップディスク41及びボディーセグメント42の回転が一旦停止して、図8に示されているように、上記押え板61がキャップディスク41のキャップポケット411の上端口を閉塞した状態となると共に、上記連結プランジャー62がボディーセグメント42のボディーポケット421と一致した状態となり、この状態で連結プランジャー62が上昇してその先端部がボディーセグメント42のボディーポケット421内に下側から進入する。これにより、ボディーポケット421内のカプセルボディーBが押し上げられ、キャップディスク41のキャップポケット411内に進入し、該キャップポケット411内のキャップAが上記押え板61により押さえられることにより、キャップAと薬剤が充填されたボディーBとが連結され、所定の薬剤が充填されたカプセルAB(以下、「カプセル剤AB」という)が得られる。そして、このカプセル剤ABは、ボディーBの下端部がボディーセグメント42のボディーポケット421内に挿入された状態でキャップディスク41のキャップポケット411内に保持され、キャップディスク41及びボディーセグメント42が再び回転することにより、カプセル回収部7へと搬送される。
【0020】
上記カプセル回収部7は、図9に示したように、上記キャップディスク41の上面から上記基台1の外方に至る四角箱状の回収管71と、該回収管71の基端部内に配置した押出し板731を進退させるエアーシリンダー73と、上記ボディーセグメント42の下側に上下動可能に配設された押し出しプランジャー72とを具備している。この場合、上記回収管71は、キャップディスク41の上面に近接した底壁一端部にキャップディスク41のキャップポケット411に対応した回収孔711が穿設されていると共に、この回収孔711が形成された平坦な基端部より前方が下降傾斜しており、回収孔711から回収管71内に回収されたカプセル剤ABが上記エアーシリンダー73によって進退する押出し板731により傾斜部へと押しやられ、自重により流れていくようになっている。
【0021】
このカプセル回収部7では、上記キャップディスク41及びボディーセグメント42の回転が一旦停止して、図9に示されているように、上記回収管71の回収孔711がキャップディスク41のキャップポケット411と一致した状態となると共に、上記押し出しプランジャー72がボディーセグメント42のボディーポケット421と一致した状態となり、この状態で上記押し出しプランジャー72が上昇し、その先端部がボディーセグメント42のボディーポケット421内に下側から進入してカプセル剤ABを押し上げ、ボディーポケット421及びキャップポケット411内から該カプセル剤ABを排出させると共に、回収管71の回収孔711内に該カプセル剤ABを押し込み、更にカプセル剤ABを押し上げて回収管71内に該カプセル剤ABを排出する。その後、押し出しプランジャー72が降下してその先端部が回収孔711、キャップポケット411及びボディーポケット421から退出して初期状態に戻り、空になったキャップポケット411及びボディーポケット241は、キャップディスク41及びボディーセグメント42が回転することにより、清掃部(図示せず)を経て図3〜5に示したカプセル分離部3へと戻り、上記清掃部(図示せず)で内部が吸引清掃された後、再び第3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレート25を介して空カプセルABを受け取るようになっている。
【0022】
このように、このカプセル充填機によれば、連続的に供給される空カプセルをキャップを上にした正立状態に方向規制し、これをキャップとボディーとに分離し、ボディに所定の薬剤を充填した後、再びキャップとボディとを連結して所定の薬剤が充填されたカプセル剤を連続的に製造することができるものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のカプセル充填機は、空カプセルABを第3ドラム(供給ドラム)24から上記キャップディスク41のキャップポケット411とボディーセグメント42のボディーポケット421とで形成されたカプセル収容部に供給する際や、空カプセルABをキャップAとボディーBとに分離してそれぞれキャップディスク41のキャップポケット411とボディーセグメント42のボディーポケット421とに収容保持する際に、これらの装填不良が発生する場合があり、この装填不良に起因して得られるカプセル剤に変形、割れ、空カプセル(薬剤未充填カプセル)、裂傷、ダブルキャップ、ダブルボディー等の欠陥が発生し、また充填機を連続して運転することができなくなる場合もある。
【0024】
そこで、本発明者は、上記空カプセルの装填不良について検討したところ、充填機の停止を要するような不都合を発生させる装填不良のパターンとして以下の装填不良パターンがあることが分かった。
【0025】
第1のパターンは、図10に示したように、空カプセルの分離不良に起因する装填不良である。
即ち、上述のように、このカプセル充填機は、上記トランスファープレート25からキャップディスク41のキャップポケット411とボディーセグメント42のボディーポケット421とで形成されたカプセル収容部に空カプセルABを供給した直後に、カプセル分離用排気シュー31の吸引により、空カプセルABをキャップAとボディーBとに分離するものであるが、この際図10(A)(B)に示したように、このカプセル分離部3でキャップAとボディーBとに分離せずにキャップAとボディーBとが仮連結されたままの空カプセルABの状態で次の工程に運ばれる場合がある。この場合、図10(C)に示したように、通常はこのような分離不良カプセルABは、上述した分離不良カプセル排出部8で除去されるが、図10(B)に示されているように、カプセル分離部3から分離不良カプセル排出部8へと移動する間にボディーB’がキャップA’から分離し、この分離したボディーB’が所定のボディーポケット421に収容されなかった場合、図10(C)に示されているように、残ったキャップA’は分離不良カプセル排出部8では除去することはできず、そのままキャップポケット411内に残り、更にこれに連結されるカプセルボディーがボディーポケット421に存在しないので、カプセル回収部7でも除去されずに再び空カプセルの供給部へと戻ってくる。その場合、図10(D)に示したように、この分離不良キャップA’によって次に装填されるべき空カプセルAB’の移行が妨げられ、装填不良が発生する。更に、特に図示していないが、この装填不良となった空カプセルAB’はシャッター26に挟まれてそのままトランスファープレート25のトランスファーポケット251内に残り、第3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレート25への空カプセルの移行を妨げ、連鎖的に装填不良が発生して連続運転を行うことができなくなる。
【0026】
また、第2のパターンは、第3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレート25への空カプセルの移行不良に起因する装填不良である。
即ち、図11(A)に示したように、第3ドラム(供給ドラム)24のカプセルポケット241からトランスファープレート25のトランスファーポケット251に空カプセルABを移行させる際に移行不良の空カプセルAB’が生じる場合があり、この不良空カプセルAB’がキャップディスク41上に転がり落ち、図11(B)に示したように、この不良空カプセルAB’がトランスファープレート25とキャップディスク41との間に入り込むと、この不良空カプセルAB’が次にトランスファープレート26から供給される空カプセルAB”の移行を妨げ、装填不良を生じさせる。更に、この移行不良となった空カプセルAB”は、図11(C)に示したように、シャッター26に挟まれてそのままトランスファープレート25のトランスファーポケット251内に残り、第3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレート25への空カプセルの移行を妨げ、連鎖的に装填不良が発生して連続運転を行うことができなくなる。なお、図11(A)の状態において、不良空カプセルAB’がキャップディスク41上に転がり落ちずに装填不良のままトランスファープレート25上に残った場合は、この不良空カプセルAB’が次の空カプセルが第3ドラム(供給ドラム)24のカプセルポケット241からトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行するのを妨げ、その妨げられた空カプセルがキャップディスク25上にこぼれ落ちるなどして、同様の装填不良を発生させることとなる。
【0027】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、上記キャップディスクのキャップポケットと上記ボディーセグメントのボディーポケットからなるカプセル収容部への空カプセルの装填不良の発生を可及的に防止し、また装填不良となった空カプセルを充填機構部から確実に除去し、装填不良に起因する種々の不都合の発生を可及的に防止して安定的に充填作業を行うことができるカプセル充填機を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、キャップとボディーとを仮連結させた状態の複数の空カプセルをキャップを上にした正立状態に方向規制して、供給ドラムの周面に形成されたカプセルポケットに収容し、この空カプセルをトランスファープレートのトランスファーポケットに供給して、所定数の空カプセルをまとめて一旦該トランスファープレートのトランスファーポケットに収容し、キャップポケットが形成されたリング板状のキャップディスクとボディーポケットが形成された複数のボディーセグメントとからなるカプセル搬送機構の上記キャップディスク上に移動させ、各空カプセルを上記キャップポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部に収容し、該空カプセルをキャップとボディーとに分離してそれぞれ上記キャップポケットとボディーポケットとに収容し、これらを上記キャップディスクとボディーセグメントとを間欠的に回転させることにより搬送し、薬剤充填部で上記ボディーに薬剤を充填し、カプセル連結部で上記ボディーとキャップとを連結した後、カプセル回収部で薬剤充填済みのカプセルを上記カプセル収容部から取出して回収することにより、カプセル剤を連続的に製造するカプセル充填機において、下記(B)及び(D)の構成を有することを特徴とするカプセル充填機を提供する。
(B)上記トランスファープレートの前端部に上記リング板状のキャップディスクの内側へ向けて装填不良カプセルを誘導する誘導傾斜板を設けると共に、該トランスファープレートの両側縁部にそれぞれ装填不良カプセルがトランスファープレートからキャップディスク上にこぼれ落ちることを防止する落下防止プレートを設け、更に上記キャップディスクの内側に装填不良カプセルの収容部を設ける。
(D)上記供給ドラムに軸方向に沿って複数の圧空流通路を設けると共に、この圧空流通路と連通する上記カプセルポケットを該圧空流通路に沿って複数個並べて形成し、このカプセルポケットから上記トランスファープレートのトランスファーポケットに上記空カプセルを移動させる際に、上記供給ドラムの一端側に設けた圧空吹き出し孔と上記圧空流通路の一端部とを一致させて、上記圧空流通路に圧空を供給し、該圧空により供給ドラムのカプセルポケットから空カプセルを押し出して、上記トランスファープレートのトランスファーポケットに移動させる機構を有し、かつ上記圧空流通路の内径d1が10〜14mm、上記圧空吹き出し孔の内径d2が2〜4mm、上記圧空吹き出し孔から数えて1番目のカプセルポケットまでの距離eが20〜30mm、一の圧空連通路に連通した一列のカプセルポケットの総断面積sが1700〜2380mm2の供給ドラムに対して、上記圧空吹き出し孔からの圧空の噴出圧を0.8〜1.4kg/cm2に設定し、上記圧空流通路内の圧空が導入される一端部から数えて1番目のカプセルポケット上に乱流が生じないようにすること。
また、本発明は、好適な実施態様として、更に下記(A)及び(C)のいずれか一方もしくは両方の構成を具備した上記本発明のカプセル充填機を提供する。
(A)上記トランスファープレートから上記キャップポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部へと空カプセルを移行させる前に、上記カプセル収容部内の残留物を吸引除去する清掃部を設け、この清掃部によりカプセル収容部内に残留したキャップを吸引除去すると共に、該清掃部の吸引通路の途中にキャップ収容空間部を設ける。
(C)上記供給ドラムの外周面に沿って配設された空カプセルの抜け落ちを防止するガイド板の端縁部を面取りして滑らかな形状とし、空カプセルが上記供給ドラムのカプセルポケットから上記トランスファープレートのトランスファーポケットに移行する際に上記ガイド板端縁部に引っかかることを防止する。
【0029】
即ち、本発明のカプセル充填機は、上述した従来のカプセル充填機と同様に、空カプセルをキャップを上にした正立状態に方向規制して、キャップディスクととからなるカプセル搬送部に供給し、このカプセル搬送部でこの空カプセルを搬送しながら、該空カプセルをキャップとボディーとに分離し、ボディーに薬剤を充填した後、カプ上記ボディーとキャップとを連結し、この薬剤充填済みのカプセルをカプセル搬送部から取出して回収することにより、カプセル剤を連続的に製造するカプセル充填機において、上記(A)〜(D)の構成を付加することにより、上述した装填不良の発生を可及的に防止し、装填不良に起因する不都合の発生を防止して、安定的にカプセル剤の製造を行うことができるようにしたものであり、上記(A)の構成は上述した第1のパターンによりキャップディスクのキャップポケット内に残留した分離不良キャップを吸引除去して、この分離不良キャップに起因する装填不良の発生を防止し、また上記(B)〜(D)の構成は、上述した第2のパターンにより生じる装填不良を防止するもので、(B)の構成は供給ドラムからトランスファープレートへ移行させる際に生じた移行不良の空カプセルがキャップディスク上に転がり落ちるのを防止し、(C)及び(D)の構成は、供給ドラムからトランスファープレートへ空カプセルを移行させる際の移行を確実ならしめ、移行不良カプセルの発生自体を防止するものである。
【0030】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明について、実施例を示して具体的に説明する。この場合、以下に示す実施例において上述した従来のカプセル充填機と同様の構成部分については、上記と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0031】
上記(A)の構成は、上述した第1のパターン、即ち、空カプセルの分離不良で生じる分離不良キャップA’(図10参照)による装填不良の発生を防止するためのものであり、この分離不良キャップA’が次の空カプセルの装填を妨げる前に、該分離不良キャップA’を取り除くものである。
【0032】
この(A)の構成について説明すると、従来のカプセル充填機には、通常カプセル排出部7とトランスファープレート25からの空カプセル供給部との間に、図12に示したように、キャップディスク41のキャップポケット411とボディーセグメント42のボディーポケット421とからなるカプセル収容部内を吸引により清掃する清掃部9が設けられており、この清掃部9によりキャップポケット411内に残留した分離不良キャップA’を吸引除去することは可能である。
【0033】
即ち、上記清掃部9は、図12に示されているように、ボティーセグメント42の下側から圧空噴射ノズル95により圧空を噴射してカプセル収容物内の残留物を押し出すと共に、キャップディスク41の上面に近接して設けられた吸引シュー91でキャップディスク41のキャップポケット411を覆い、この吸引シュー91内を吸引配管92を通して吸引することにより、キャップポケット411とボディーポケット421とからなるカプセル収容部内の残留物を吸引除去して該カプセル収容部内を清掃するものであり、この清掃部9によりキャップポケット411内に残留した分離不良キャップA’を吸引除去することも可能である。
【0034】
しかしながら、この従来の清掃部9は本来キャップポケット411とボディーポケット421とからなるカプセル収容部内に付着した薬剤粉末や塵,埃などを吸引除去するために設けられているものであり、カプセルのキャップを吸引除去するためのものではない。このため、上記分離不良キャップA’を吸引除去すると、吸引物が吸引装置(図示せず)へと吸い込まれて行かないように吸引配管92の吸引通路921内に設けられたフィルター網93にこのキャップA’が捕捉され、数個のキャップA’を捕捉した時点で上記吸引通路921が閉塞された状態となり、以後分離不良キャップA’を吸引除去することができない上、通常の清掃にも支障をきたすこととなってしまう。
【0035】
そこで、本発明の上記(A)の構成は、上記吸引配管92の吸引通路921内の一部に、分離不良キャップA’を捕捉収容するためのキャップ収容空間部を設けたものであり、例えば図13に示したように、上記フィルター網93を吸引通路921内に斜めにして配設し、少なくとも数十個のキャップA’を捕捉しても吸引通路921を閉塞することのないキャップ収容空間部94とし、このキャップ収容空間部94に分離不良キャップA’を捕捉するようにするものである。
【0036】
これにより、確実に分離不良キャップA’をキャップディスク41のキャップポケット411から除去して、上述した第1のパターンに起因する装填不良の発生を防止することができ、しかも短時間で上記吸引通路921が閉塞されてしまうようなこともなく、長時間の連続運転にも良好に対応することができるものである。
【0037】
なお、図13は、上記構成(A)の一例を示すものであり、キャップ収容空間部94は適宜変更して構成することができる。例えば、吸引通路921の一部を大径に形成し、この大径部にキャップ収容空間部94を形成してもよく、また捕捉したキャップA’を取り除くための開閉部をキャップ収容空間部94に設け、捕捉したキャップA’を定期的に取り除くようにしてもよく、更にキャップ収容空間部94からキャップA’を連続的又は随時外部へと排出する機構を設けることもできる。
【0038】
次に、上記(B)の構成は、上述の図11に示した第2のパターンによる装填不良の発生において、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープレート25へ移行させる際に生じた移行不良の空カプセルAB’がキャップディスク41上に転がり落ちるのを防止するものである。
【0039】
即ち、上記トランスファープレートの前端部に設けた誘導傾斜板と、該トランスファープレートの両側縁部にそれぞれ設けた落下防止プレートとによって、移行不良の空カプセルAB’がキャップディスク上にこぼれ落ちるのを防止すると共に、この移行不良カプセルを上記誘導傾斜板により上記キャップディスクの内側に設けた装填不良カプセルの収容部に誘導して回収するようにしたものであり、これによりこの移行不良カプセルによって図11に示したパターンの装填不良が発生することを可及的に防止するものである。
【0040】
この構成(B)として具体的な実施例としては、図14に示した構成を例示することができる。
即ち、トランスファープレート25の前端部にリング状のキャップディスク41の内側へと傾斜する誘導傾斜板252を取り付けると共に、該トランスファープレート25の両側縁部からそれぞれ上記誘導傾斜板252の両側縁部中間部に至る落下防止プレート253を立設し、該落下防止プレート253によって移行不良の空カプセルAB’がキャップディスク41上にこぼれ落ちるのを防止すると共に、この移行不良カプセルAB’を上記誘導傾斜板252により上記キャップディスク41の内側に設けた装填不良カプセルの収容部412に誘導して回収するものである。なお、図14は上記構成(B)の一例を示すものであり、上記誘導傾斜板252や落下防止プレート253の形状等は適宜変更することができる。
【0041】
また、上記(C)の構成は、上述の図11に示した第2のパターンによる装填不良の発生において、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープレート25へ移行させる際に空カプセルを確実にトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行させることにより、移行不良による装填不良カプセルAB’の発生を防止し、この第2のパターンよる装填不良の発生を可及的に防止するものである。
【0042】
本発明者は、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープレート25へ移行させる際に移行不良カプセルAB’が発生する機構について、検討を行った結果、供給ドラム24の外周面に沿って配設された空カプセルの抜け落ちを防止するためのガイド板242の端縁部の形状が移行不良の発生に影響していることを見い出した。即ち、図15に示したように、供給ドラム24からトランスファープレート25への空カプセルABの移行は、トランスファープレート25の各トランスファーポケット251上で上記ガイド板242が途切れて、カプセルポケット241が開放され、このカプセルポケット241から空カプセルABがトランスファーポケット251に移動することにより行われるが、このとき上記ガイド板242の端縁部に空カプセルAB’が引っかかり、特に空カプセルAB’のキャップとボディーとの境目に形成される段差がガイド板242の端縁部に引っかかって、該空カプセルAB’の姿勢が乱れ、移行不良が生じ易いことが見い出された。
【0043】
そこで、本発明の上記構成(C)では、図16に示したように、上記ガイド板242の端縁部を面取りして滑らかな形状とし、空カプセルABが上記供給ドラム24のカプセルポケット241から上記トランスファープレート25のカプセルポケット251に移行する際に上記ガイド板242端縁部に引っかかることを防止するようにしたものである。
【0044】
更に、上記(D)の構成は、上記構成(C)の場合と同様に、上述の図11に示した第2のパターンによる装填不良の発生において、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープレート25へ移行させる際に空カプセルを確実にトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行させることにより、移行不良による装填不良カプセルAB’の発生を防止し、この第2のパターンよる装填不良の発生を可及的に防止するものである。
【0045】
本発明者は、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープレート25へ移行させる際に移行不良カプセルAB’が発生する機構について、検討を行った結果、上記ガイド板242の端縁部の形状が移行不良の発生に影響していることと共に、供給ドラム24の圧空流通路内に圧空が導入される一端部から数えて1番目のカプセルポケットに移行不良が多発することが見い出された。
【0046】
即ち、図17(A)に示したように、供給ドラム24内には、軸方向に沿って複数(図では1つしか示していない)の圧空流通路243が形成されており、この圧空流通路243に沿って複数のカプセルポケット241(図では10個)が該圧空流通路243と連通した状態に設けられており、上述したように、この圧空流通路243内に一端部から圧空を供給し、該圧空により空カプセルを各カプセルポケット241から強制的に押し出すことにより、空カプセルをトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行するようになっているが、この場合圧空が導入される側から数えて1番目のキャップポケット241aに収容した空カプセルにトランスファーポケット251への移行不良が発生し易いことが見い出された。そこで、この現象について更に検討を進めた結果、図17(B)に示したように、上記圧空流通路243にはこの圧空流通路243よりも小径の圧空吹き出し孔から圧空が導入されるため、この吹き出し孔近くでは圧空の吹き出しによる乱流が発生し、この乱流のために1番目のカプセルポケット241aから空カプセルが良好に押し出されず、これが移行不良(装填不良)の原因となっていることが見い出された。
【0047】
そこで、本発明の上記(D)の構成は、上記圧空流通路243への圧空の噴出圧を調整することにより、上記圧空流通路243内の圧空が導入される一端部から数えて1番目のカプセルポケット241a上に乱流が生じないようにするものであり、これにより空カプセルをカプセルポケット241から良好に押し出し、確実にトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行させることができるものである。
【0048】
この場合、上記圧空噴出圧の調整は、図18に示したように、圧空が供給される一端部から数えて1番目のカプセルポケット241a上に乱流を生じることがなく、かつ圧空により各カプセルポケット241(含む241a)内の空カプセルを効果的に押し出すことができる圧力とされ、圧空流通路243の内径d1、圧空吹き出し孔の内径d2、圧空吹き出し孔から1番目のカプセルポケット241aまでの距離e、及び1列のキャップポケットの総断面積sなどに応じて適宜設定されるものであるが、具体的には例えば、d1=10〜14mm、d2=2〜4mm、e=20〜30mm、s=1700〜2380mm2の供給ドラム24の場合、0.8〜1.4kg/cm2、好ましくは0.2〜0.6kg/cm2に調整するものであり、これにより圧空吹き出し孔から1番目のカプセルポケット241a上に乱流が生じることなく、しかも各カプセルポケット241(含む241a)内の空カプセルを効果的に押し出して、確実にトランスファープレート25のトランスファーポケット251に移行させることができ、装填不良の発生を効果的に防止することができる。
【0049】
本発明のカプセル充填機は、上記構成(A)〜(D)のうち、少なくとも上記構成(B)及び(D)を有するものであるが、更に上記構成(A)及び(C)のいずれか、特には両方を付加して(A)〜(D)の全てを設けることが好ましく、これにより極めて効果的に装填不良の発生を防止し、長時間に亘り無人連続運転を実施することが可能となる。また、上記構成(A)〜(D)は、いずれも非常に簡易に構成することができ、上述した従来のカプセル充填機に簡単に設けることができるので、低コストで極めて高い効果を得ることができるものである。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカプセル充填機によれば、装填不良に起因する種々の不都合の発生を可及的に防止して安定的に充填作業を行うことができ、長時間に亘る無人連続運転を可能とするものである。また、本発明のカプセル充填機は、従来のカプセル充填機を改良することにより容易に構成することができ、低コストで極めて高い効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカプセル充填機を示す概略側面図である。
【図2】同充填機を示す概略平面図である。
【図3】同充填機のカプセル搬送部及びカプセル分離部を示す概略図である。
【図4】同カプセル搬送部及びカプセル分離部を示す概略図である。
【図5】同カプセル搬送部及びカプセル分離部を示す概略図である。
【図6】同充填機の分離不良カプセル排出部を示す概略図である。
【図7】同充填機の薬剤充填部を示す概略図である。
【図8】同充填機のカプセル連結部を示す概略図である。
【図9】同充填機のカプセル回収部を示す概略図である。
【図10】装填不良が発生する第1のパターンを説明する説明図である。
【図11】装填不良が発生する第2のパターンを説明する説明図である。
【図12】従来の清掃部を示す概略図である。
【図13】本発明の構成(A)の一例を示す概略図である。
【図14】本発明の構成(B)の一例を示す概略図である。
【図15】従来のガイド板による装填不良の発生を説明する概略図である。
【図16】本発明の構成(C)の一例を示す概略図である。
【図17】従来の圧空流通路を示す概略図である。
【図18】本発明の構成(D)を説明する概略図である。
【符号の説明】
24 第3ドラム(供給ドラム)
241 カプセルポケット
242 ガイド板
243 圧空流通路
244 圧空吹き出し孔
25 トランスファープレート
251 トランスファーポケット
252 誘導傾斜板
253 落下防止プレート
3 カプセル分離部
4 カプセル搬送部(カプセル搬送機構)
41 キャップディスク
411 キャップポケット
412 装填不良カプセル収容部
42 ボディーセグメント
421 ボディーポケット
5 薬剤充填部
6 カプセル連結部
7 カプセル回収部
9 清掃部
921 吸引通路
94 キャップ収容空間部
A キャップ
B ボディー
AB 空カプセル又はカプセル剤

Claims (2)

  1. キャップとボディーとを仮連結させた状態の複数の空カプセルをキャップを上にした正立状態に方向規制して、供給ドラムの周面に形成されたカプセルポケットに収容し、この空カプセルをトランスファープレートのトランスファーポケットに供給して、所定数の空カプセルをまとめて一旦該トランスファープレートのトランスファーポケットに収容し、キャップポケットが形成されたリング板状のキャップディスクとボディーポケットが形成された複数のボディーセグメントとからなるカプセル搬送機構の上記キャップディスク上に移動させ、各空カプセルを上記キャップポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部に収容し、該空カプセルをキャップとボディーとに分離してそれぞれ上記キャップポケットとボディーポケットとに収容し、これらを上記キャップディスクとボディーセグメントとを間欠的に回転させることにより搬送し、薬剤充填部で上記ボディーに薬剤を充填し、カプセル連結部で上記ボディーとキャップとを連結した後、カプセル回収部で薬剤充填済みのカプセルを上記カプセル収容部から取出して回収することにより、カプセル剤を連続的に製造するカプセル充填機において、下記(B)及び(D)の構成を有することを特徴とするカプセル充填機。
    (B)上記トランスファープレートの前端部に上記リング板状のキャップディスクの内側へ向けて装填不良カプセルを誘導する誘導傾斜板を設けると共に、該トランスファープレートの両側縁部にそれぞれ装填不良カプセルがトランスファープレートからキャップディスク上にこぼれ落ちることを防止する落下防止プレートを設け、更に上記キャップディスクの内側に装填不良カプセルの収容部を設ける。
    (D)上記供給ドラムに軸方向に沿って複数の圧空流通路を設けると共に、この圧空流通路と連通する上記カプセルポケットを該圧空流通路に沿って複数個並べて形成し、このカプセルポケットから上記トランスファープレートのトランスファーポケットに上記空カプセルを移動させる際に、上記供給ドラムの一端側に設けた圧空吹き出し孔と上記圧空流通路の一端部とを一致させて、上記圧空流通路に圧空を供給し、該圧空により供給ドラムのカプセルポケットから空カプセルを押し出して、上記トランスファープレートのトランスファーポケットに移動させる機構を有し、かつ上記圧空流通路の内径d1が10〜14mm、上記圧空吹き出し孔の内径d2が2〜4mm、上記圧空吹き出し孔から数えて1番目のカプセルポケットまでの距離eが20〜30mm、一の圧空連通路に連通した一列のカプセルポケットの総断面積sが1700〜2380mm2の供給ドラムに対して、上記圧空吹き出し孔からの圧空の噴出圧を0.8〜1.4kg/cm2に設定し、上記圧空流通路内の圧空が導入される一端部から数えて1番目のカプセルポケット上に乱流が生じないようにすること。
  2. 更に下記(A)及び(C)のいずれか一方もしくは両方の構成を具備した請求項1記載のカプセル充填機。
    (A)上記トランスファープレートから上記キャップポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部へと空カプセルを移行させる前に、上記カプセル収容部内の残留物を吸引除去する清掃部を設け、この清掃部によりカプセル収容部内に残留したキャップを吸引除去すると共に、該清掃部の吸引通路の途中にキャップ収容空間部を設ける。
    (C)上記供給ドラムの外周面に沿って配設された空カプセルの抜け落ちを防止するガイド板の端縁部を面取りして滑らかな形状とし、空カプセルが上記供給ドラムのカプセルポケットから上記トランスファープレートのトランスファーポケットに移行する際に上記ガイド板端縁部に引っかかることを防止する。
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