JP3944754B2 - キャッピング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はキャッピング装置に関し、より詳しくは、センタリング部材によって容器とキャップの中心を合わせてから容器の上端口部にキャップを取り付けるようにしたキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、センタリング部材によって容器とキャップの中心を合わせてから容器の上端口部にキャップを取り付けるようにしたキャッピング装置は知られている(例えば、特開昭58−30986号公報)。
上記従来の装置では、昇降可能に設けた環状のセンタリング部材と、そのセンタリング部材の上方側に昇降可能に設けた打栓機構とを備えている。そして、先ず、環状のセンタリング部材によってキャップおよび容器の中心を合わせてから、打栓機構によってキャップを容器の上端口部に取り付けるようにしている。この後、センタリング部材および打栓機構を上昇させて、それらを容器から離隔させることにより、キャッピングを終了するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述した従来の装置では、容器へのキャップの取り付けが終了してから打栓機構およびセンタリング部材を上昇させる際に、打栓機構とセンタリング部材を同時に上昇させているために、容器の上端がセンタリング部材に引っ掛かって、容器が首つり状態となるという欠点が指摘されていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明は、昇降可能に設けたセンタリング部材と、上記センタリング部材の上方側に設けられて昇降可能に設けた打栓機構とを備えて、上記センタリング部材によって打栓機構に保持したキャップの中心と容器の中心とを一致させてから、打栓機構が保持したキャップを容器の上端口部に取り付けるようにしたキャッピング装置において、
上記打栓機構による容器の上端口部へのキャップの取り付けが終了したら、上記センタリング部材は、打栓機構よりも先に該打栓機構および容器に対して相対的に上昇されて、容器の上方に位置するように構成したものである。
【0005】
【作用】
このような構成によれば、容器へのキャップの取り付けが終了した後には、打栓機構よりも先にセンタリング部材が上昇されて容器から離隔する。換言すると、センタリング部材が上昇される際には、打栓機構と容器とが当接している。
したがって、キャッピング終了後にセンタリング部材を上昇させた際に、センタリング部材によって容器が首つり状態となることを良好に防止することができる。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1は容器2にキャップ3を取り付けるキャッピング装置である。このキャッピング装置1は、容器2を矢印方向に連続的に搬送するコンベヤ4と、このコンベヤ4と平行に設けられて所定位置にキャップ3を供給する供給手段5と、さらに、上記コンベヤ4を挟んで供給手段5と反対側に設けられて、容器2の上端にキャップ3を取り付けるロボット6とを備えている。
図3に示すように、コンベヤ4は、所定速度で連続的に循環走行されるチェン7と、このチェン7の上面に直交させて設けた多数のプレート8、8’によって構成している。チェン7が走行されることに伴って、各プレート8に載置された容器2が水平面上を移動するようになっている。なお、5枚目ごとのプレート8’は、左右一対の揺動部材11の一端に連結されて、自重によってチェン7の上面に載置されている。各一対の揺動部材11は円弧状に形成してあり、それらの他端はチェン7の長手方向所定位置に揺動自在に取り付けている。チェン7の長手方向の所定位置にわたって、チェン7よりも少し低い高さでカム部材12を水平に設けている。これにより、チェン7が走行されることに伴って左右一対の揺動部材11がカム部材12に係合すると、各揺動部材11が上方に揺動されるため、それに連結したプレート8’は想像線で示す位置まで突出する。これにより、突出したプレート8’によって容器2が搬送方向下流側へ少し移動され、かつ、突出したプレート8’が容器2の外周部の搬送方向下流側を支持するようになっている。
また、図1に示すように、コンベヤ4の近接上方位置で、かつコンベヤ4の搬送方向に沿って、容器2の両側部を支持する左右一対のガイド部材13を設けている。したがって、コンベヤ4上の容器2は、その移動方向の両側をガイド部材12によって支持されるとともに、移動方向の後方側を各プレート8’によって支持され、しかも相前後する容器2は所定間隔を維持して搬送されるようになっている。なお、上述したコンベヤ4の構成は既に従来公知のものである。
【0007】
次に、図4に拡大して示すように、供給手段5は、水平に設けた支持部材14と、その支持部材14の上面にコンベヤ4の搬送方向と平行に設けたガイド部材15およびピッカ16と、さらにガイド部材15の上流側の端部の位置にそれと直交させて設けた供給シュート17を備えている。
ガイド部材15は支持部材14の上面に固定しているが、ピッカ16はガイド部材15との間に所定の距離を維持してコンベヤ4の搬送方向と平行に往復移動できるようになっている。また、支持部材14の側面にはねじ軸18を回転自在に軸支してあり、さらに、このねじ軸18に、上記ピッカ16に連結したナット部材21を螺合させている。ねじ軸18はモータ22に連動させてあり、このモータ22が所定量づつ正逆に回転されることにより、ピッカ16は図4に実線で示した下流端位置と想像線で示した上流端位置とに往復移動されるようになっている。
供給シュート17は、図示しない駆動機構によって振動しており、それによって、供給シュート17に保持したキャップ3は相前後したものが相互に当接した状態で供給シュート17の先端部17aに向けて移送される。図6に示すように、本実施例のキャップ3は段付の円柱状に形成してあり、かつ、図面上では省略したが、軸心の位置に小径の貫通孔を穿設している。そして、キャップ3は、その小径部が下方側となり、大径部が上方となるようにして、供給シュート17に保持されている。
上記供給シュート17の先端部17aは、ガイド部材15のガイド面15aの延長上に位置させている。他方、上記ガイド面15aと対向するピッカ16の端面は、供給シュート17の先端部17aおよび上記ガイド面15aから少し離隔させてあり、かつピッカ16の端面には、等間隔で4箇所の係合凹部16aを形成している。
【0008】
図4ないし図5に示すように、供給シュート17の先端部の一側には、供給シュート17の長手方向と斜めに交差するように、ストッパ23を進退動可能に設けてあり、このストッパ23はエアシリンダ24によって進退されるようになっている。エアシリンダ24によってストッパ23が前進端まで前進されると、該ストッパ23によって供給シュート17の先端部17aが閉鎖されて、キャップ3が先端部17aからピッカ16の係合凹部16aへ供給されないようになっている。これに対して、エアシリンダ24によってストッパ23が後退端まで後退すると、ストッパ23は供給シュート17の先端部17aを開放するので、キャップ3は供給シュート17の先端部17aからピッカ16aへ供給できるようになっている。なお、キャップ3を支持する支持部材14の上面の高さは、コンベヤ4上の容器2の上端よりも少し高くなるように設定している。
そして、上述した構成の供給手段5は、ストッパ23によって供給シュート17の先端部17aが閉鎖された状態において、先ず、係合凹部16aが空の状態のピッカ16が図4に実線で示す下流端位置から想像線で示す上流端位置まで移動される。この時点までは、ストッパ23によって供給シュート17の先端部17aが閉鎖されているので、各係合凹部16aが供給シュート17の先端部17aの位置を通過しても、ピッカ16の係合凹部16aにキャップ2が供給されることはない。次に、この後、ストッパ23が後退されるので、供給シュート17の先端部17aが開放され、次に、ピッカ16が想像線で示す上流端位置から実線で示した元の下流端位置に復帰して停止する。この移動過程において、ピッカ16の各係合凹部16aが供給シュート17の先端部17aを通過するので、供給シュート17の先端部17aに位置するキャップ3が各係合凹部16aに順次係合して取り出されるようになっている。このように、各係合凹部16aに係合したキャップ3の側部は、ガイド部材15のガイド面15aによって支持されるようになっている。
このように、4箇所の係合凹部16a内にキャップ3を保持したピッカ16が下流端位置に停止すると、その後、各係合凹部16a内のキャップ3は、ロボット6によって保持されて係合凹部16aから取り出されてから、コンベヤ4が搬送している4本の容器2に取り付けられるようになっている。
【0009】
次に、図1および図7に示すように、ロボット6は、支持フレーム25上に揺動可能に立設した第1揺動部材26と、長手方向の所定箇所を上記第1揺動部材26の上端に揺動可能に取り付けた第2揺動部材27と、第2揺動部材27の先端27aに揺動可能に取り付けた第3揺動部材28と、さらに第3揺動部材28に設けた処理ヘッド31とを備えている。
第1揺動部材26は、その下端部を支持フレーム25に軸支されてコンベヤ4の搬送方向と直交する方向に揺動できるようになっており、また、この第1揺動部材26は図示しないモータに連動させている。第2揺動部材27および第3揺動部材28もコンベヤ4と直交する方向に揺動できるようになっている。
そして、第2揺動部材27は、複数のリンク32、32’を介してモータ33に連動しており、また、第3揺動部材28は、別のリンク34、34’を介して上記モータ33と連動している。
これにより、モータ33および第1揺動部材26に連動した図示しないモータを正逆に所要量だけ回転させることによって、各揺動部材26、27、28を揺動させることができる。それによって、第3揺動部材28に設けた処理ヘッド31を、供給手段5上の位置とコンベヤ4上とにわたってコンベヤ4と直交する方向に移動させることができ、かつ供給手段5およびコンベヤ4の上方で昇降させることができる。しかも、図7に示したように、移動される第3揺動部材28およびそれに設けた処理ヘッド31は、傾斜することなく常に鉛直方向に維持されるようになっている。
なお、各揺動部材26、27、28と複数のリンク32、32’、34、34’等を用いて、鉛直方向を維持したままで処理ヘッド31を移動させる技術は、例えば特開平7−228354号公報で知られている。したがって、上記各揺動部材26、27、28と複数のリンク32、32’、34、34’との連結構造等の詳細な説明は省略する。
【0010】
次に、図1、図2、図8および図9に示すように、第3揺動部材28は、常に鉛直方向に維持される平坦な端面28aを備えており、この端面28aは上記コンベヤ4の搬送方向と平行となるように支持されている。この端面28aの上下位置に一対のガイドレール35を水平となるように固定している。これらガイドレール35に可動フレーム36のガイド溝36aを摺動自在に係合させている。
この可動フレーム36の底面には、その長手方向に沿って(つまりコンベヤ4の搬送方向に沿って)等ピッチで4つの打栓機構39を設けている。
また第3揺動部材28の端面28aには、一対の軸受部材38によって上記ガイドレール35と平行にねじ軸37を回転自在に軸支してあり、このねじ軸37は、端面28aに設けたモータ41に連動させている。可動フレーム36にはナット部材42を連結してあり、このナット部材42を上記ねじ軸37に螺合させている。
これにより、モータ41を正逆方向に所要量だけ回転させると、可動フレーム36およびそれに設けた4つの打栓機構39は、ガイドレール35に沿って往復移動することができる。そして、可動フレーム36および打栓機構39がガイドレール35に沿って移動する際の移動速度は、コンベヤ4による容器2の搬送速度と同速となるようにモータ41の回転数を調整するようにしている。
【0011】
可動フレーム36に設けた打栓機構39はすべて同じ構成なので、単一の打栓機構39の構成を説明すると、図8ないし図10に示すように、打栓機構39は、可動フレーム36に鉛直方向を維持して嵌着したパイプ43と、上方側の外周部を上記パイプ43に摺動自在に嵌合した段付筒状の打栓部材44とを備えている。パイプ43の外周部にはストッパリング45を取り付けてあり、このストッパリング45とそれに対向する打栓部材44の段部とにわたってコイルばね46を弾装している。これにより、打栓部材44は、その自重およびコイルばね46の弾撥力によって常時下方にむけて付勢されており、したがって、容器2へのキャップ3の取り付け前の状態では、打栓部材44は、ストッパ部44aがパイプ43のストッパ部43aと当接する下降端位置に位置している。打栓部材44の下端部は、キャップ3の外径よりも少し大径に設定している。
パイプ43と打栓部材44の内部空間は常時連通しており、パイプ43の上端には導管48の一端を接続している。導管48の他端は図示しない負圧源に接続してあり、したがって、上記パイプ43と打栓部材44の内部にも常時負圧が導入されており、打栓部材44の下端部にも常時負圧が作用している。隣り合う打栓機構39の打栓部材44が隔てた距離は、上述した供給手段5のピッカ16の隣り合う係合凹部16aの間隔と一致させている。また、ロボット6の中心、すなわち第3揺動部材28のコンベヤ4の搬送方向の中央は、下流端位置に停止した状態のピッカ16の長手方向の中央の位置と一致させている。これにより、処理ヘッド31全体を移動させて、下流端位置に停止したピッカ16の上方まで下降させると、各打栓部材44の下端部がピッカ16の各係合凹部16aの直上に位置して、該各係合凹部16a内のキャップ3を各打栓部材44の下端部によって吸着保持することができる。
【0012】
さらに、可動フレーム36には鉛直下方にむけてシリンダ52を連結してあり(図9)、このシリンダ52の先端部に板状部材53を水平となるように固定している。この板状部材53は、各打栓機構39の下方側に位置するように配置してあり、各打栓機構39の下方となる位置に貫通孔53aを穿設している。そして、各貫通孔53aに円筒状のセンタリング部材54を摺動自在に貫通させている。センタリング部材54における外周部の所定位置には、ストッパリング55を取り付けてあり、センタリング部材54は自重によって、上記ストッパリング55が板状部材53に当接する所定高さに支持されるようになっている。
ストッパリング55には、円周方向に180度ずれた位置に貫通孔を穿設してあり、それらの貫通孔に上方側からピン56を挿通して一体に嵌着している。他方、板状部材53には、ストッパリング55側の一対のピン56の位置に合わせて一対の貫通孔53bを穿設してあり、これら貫通孔53bにストッパリング55側の一対のピン56を摺動自在に嵌合している。これにより、センタリング部材54は、ピン56が貫通孔53b内で昇降できる距離だけ、板状部材53に対して相対的に上昇できるようになっている。
センタリング部材54には、上方側から打栓部材44の下端部を摺動自在に嵌合させている。またセンタリング部材54の下方側の内周部は、下方側が拡径するテーパ面としている。
図8および図9に示すように、シリンダ52の非作動状態では、板状部材53およびそれに設けたセンタリング部材54は、可動フレーム36に対して最も下方側に支持されており、打栓部材44の下端部は、センタリング部材54における軸方向中央よりも少し下方側に位置している。この状態においては、打栓部材44の下端部より下方のセンタリング部材54の内部空間の大きさは、キャップ3を余裕を持って収納できる大きさになっている。
他方、上記シリンダ52が作動されると、板状部材53およびそれに設けたセンタリング部材54は、可動フレーム36に対して所定量だけ相対的に上昇されるようになっており、本実施例では、容器2へのキャップ3の取り付け終了後に、先ず上記シリンダ52を作動させて、打栓部材44よりも先にセンタリング部材54を上昇させるようにしている。
上述した説明から理解できるように、ロボット6が備える処理ヘッド31は、可動フレーム36とそれに設けた4つの打栓機構39等から構成している。
さらに、ロボット6よりも少し上流側となるコンベヤ4の搬送過程には、容器2の有無を検出するセンサ51を設けてあり(図2)、このセンサ51による容器の検出信号はロボット6の制御部に入力されるようになっている。そして、ロボット6の制御部は、センサ51からの容器2の検出信号に基づいて、上記処理ヘッド31を供給手段5とコンベヤ4とにわたって移動させるとともに、コンベヤ4上でその搬送方向に沿って往復移動させるようにしている。
【0013】
(作動説明)
以上の構成において、コンベヤ4によって容器2が連続的に搬送されると、図2に示したセンサ51によって検出され、その検出信号はロボット6の制御部へ伝達される。一方、この時点までには供給手段5のピッカ16は、その係合凹部16aにキャップ3を保持して下流端の位置に停止している。
ロボット6の制御部は、センサ51からの信号を伝達されると、処理ヘッド31を供給手段5のピッカ16の上方位置まで移動させる(図4)。これにより、処理ヘッド31が備える打栓機構39が上記ピッカ16の係合凹部16aの上方位置に位置するので、打栓機構39の下方に配置した各センタリング部材54がキャップ3の近接上方に位置する。また、この時には、シリンダ52によって各センタリング部材54は自然状態の打栓部材44に対して上昇端位置まで上昇されており、それによって、打栓機構39の打栓部材44の下端部が、各センタリング部材54の下端面よりも少し下方に突出している。打栓機構39の打栓部材44には負圧が作用しているので、この打栓部材44の下端部によってキャップ3が吸着保持される。
この後、ロボット6の制御部は、処理ヘッド31を搬送コンベヤ4の上方位置まで移動させて所定高さに維持するとともに、各センタリング部材54は自然状態の打栓部材44に対して下降端位置まで下降される。これにより、図10に示すように、キャップ3はセンタリング部材54の内方に収納されてセンタリングされるとともに、その状態の処理ヘッド31側の打栓機構39およびセンタリング部材54が、コンベヤ4が搬送する4本の容器2の直上の位置に位置する。
次に、処理ヘッド31がガイドレール35に沿ってコンベヤ4の搬送方向に同一速度で移動されるとともに、処理ヘッド31全体が所定量だけ下降される。これにより、打栓機構39およびセンタリング部材54が容器2の移動に追従して移動し、その移動過程において、先ずセンタリング部材54が容器2の上端口部に嵌装される。これにより、打栓機構39が保持したキャップ3の中心と容器2中心とが一致する。また、打栓機構39も下降されているので、打栓部材44の下端部に保持したキャップ3が容器2に対して押し下げられるので、キャップ3が容器2の上端口部に打栓される。なお、打栓機構39のコイルばね46が圧縮されて、打栓部材44がパイプ43に対して相対的に上昇されることにより、適切な押圧力でキャップ3を容器2の上端口部に打栓することができる。また、図8に示したように、センタリング部材54はピン56が貫通孔53b内を昇降する距離だけ板状部材53に対して相対的に上昇して、逃げることができるので、センタリング部材54が容器2の上端口部に嵌装される際に、センタリング部材54の内周部に容器2の上端口部が当接した際に、容器2の上端部が破損することを防止することができる。
【0014】
この後、打栓部材44の下端部がキャップ3の上端に当接した状態において、シリンダ52によってセンタリング部材54が所定量だけ上昇される。これにより、センタリング部材54は、打栓部材44の下端部、キャップ3および容器2の上端に対して相対的上昇されるので、センタリング部材54は、キャップ3および容器2の上端から抜き取られて、それらよりも上方側に位置する。次に、この後、処理ヘッド31全体が所定量だけ上昇されるので、打栓部材44の下端部がキャップ3の上端から離隔し、これによって、4本の容器2へのキャップ3の取り付けが終了したことになる。なお、この時点までは、処理ヘッド31はコンベヤ4上の容器2の移動に追従して移動している。
この後、モータ41によって処理ヘッド31は、容器2の移動方向とは逆方向に移動してもとの位置に復帰し、かつ、それと同時に、処理ヘッド31は、コンベヤ4上から供給手段5上へ移動する。また、この移動中に、センタリング部材54は打栓部材44に対して上昇端位置まで上昇されるので、センタリング部材54の下端面と打栓部材44の下端部が同一高さとなる。
以下、ロボット6の処理ヘッド31は上述した作動を繰り返して、コンベヤ4が連続的に搬送する4本の容器2にキャップ3を取り付ける様になっている。
上述した本実施例によれば、コンベヤ4周辺の構成が複雑になることを抑制して、従来よりも処理能力を高いキャッピング装置1を提供することができる。
また、上述した実施例においては、打栓機構39によってキャップ3を容器2に打栓してから、先ずセンタリング部材54をキャップ3および容器の上端よりも上方に上昇させ、その後から打栓機構39の打栓部材を上昇させてキャップ3から離隔させるようにしている。そのため、本実施例においては、センタリング部材54の内周部に容器4の上端が引っ掛かって、容器全体が首つり状態となることを良好に防止することができる。
【0015】
(第2実施例)
次に、図11は供給手段5に関する別の実施例を示したものである。この実施例では、供給手段5は、コンベヤの長手方向と平行に設けられ、かつ水平面で循環走行する無端状ベルト16と、この無端状ベルト16の近接外方側の所定量行きに設けたガイド部材15と、ガイド部材15の一端に無端状ベルト16に近接させて設けた供給シュート17とから構成している。
無端状ベルト16には、等間隔で係合凹部16aを形成してあり、無端状ベルト16が矢印方向に循環走行されることに伴って、係合凹部16aによって供給シュート17の先端部17aから順次、キャップ3を取り出すようにしている。
そして、この実施例では、ロボット6の処理ヘッド31は、容器2へのキャッピングが終了して、左方側の元の位置へ復帰する際に、移動している無端状ベルト16側の上方に位置し、かつそれに追従しながら、4つの係合凹部16aに保持したキャップ3を吸着保持するようにしている。
このような構成によれば、より一層、処理能力が高いキャッピング装置1を提供できる。
【0016】
(第3実施例)
次に、図12は本発明を充填装置1に適用したものである。すなわち、ロボット6の処理ヘッド31は、上述した実施例における打栓機構の代わりに、容器2内に充填液を充填する4本の充填バルブ39を備えている。そして、充填バルブ39を、コンベヤ4が搬送する4本の容器4に追従させて移動させながら、容器2内に充填液を充填するようになっている。
この実施例では、コンベヤ4を挟んでロボット6の反対側に、洗浄液の回収手段61を設けている。この回収手段61は直線状の樋からなり、コンベヤ4と平行に、かつコンベヤ4よりも少し低い位置に設けている。
処理ヘッド31が備える4本の充填バルブ39を洗浄する際には、4本の充填バルブ39を回収手段61の直上の位置に位置させて、充填バルブ39内に洗浄液を流通させることにより、4本の充填バルブ39を洗浄する。その際、4本の充填バルブ39から流出する洗浄後の洗浄液は、上記回収手段61内に落下して、回収手段61内によって回収されるようなっている。
図12に示した充填装置1であっても、容器2の移動に追従しながら、充填バルブ39によって充填液を充填することができるので、従来に比較して処理能力が高い充填装置1を提供できる。
【0017】
(第4実施例)
次に、図13は、本発明をカップ状のハカマから容器2を抜き取る処理装置1に適用したものである。
すなわち、この実施例では、容器2を搬送するコンベヤ4と平行に、ハカマ71を搬送するハカマコンベヤ72を設けている。ハカマコンベヤ72は、コンベヤ4と同一方向に、コンベヤ4と同一速度で移動されるように構成している。
また、この実施例では、処理ヘッド31は、打栓機構の代わりに、容器2の上端を保持する4つのチャック39を設けている。
この実施例では、先ず、ハカマコンベヤ72が搬送するハカマ71に追従させて処理ヘッド31は移動させつつ、4つのチャック39でハカマ71内の容器2の口部を保持してから上昇し、これによって、ハカマ71からの容器2の抜き取りを行う。この後、容器を保持した処理ヘッド31をコンベヤ4上に位置させてチャック39による保持状態を解放すれば、4本の容器2がコンベヤ4上に載置されるようになっている。
なお、図13は、ハカマ71から容器2を抜き取る処理装置1に本発明を適用したが、これとは逆に、ハカマコンベヤが搬送している空のハカマに容器を挿入する装置にも本発明を適用できる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、キャッピング終了後にセンタリング部材を上昇させた際に、センタリング部材によって容器が首つり状態となることを良好に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図
【図2】図1の右側面図
【図3】図1に示したコンベヤの要部の側面図
【図4】図1の要部の平面図
【図5】図4の要部の拡大図
【図6】図5のVI−VI線に沿う要部の断面図
【図7】図1に示したロボット6の要部の正面図
【図8】一部を断面図で示した図2の要部の拡大図
【図9】図1の要部の拡大図
【図10】図9のX−X線に沿う要部の断面図
【図11】本発明の他の実施例を示す要部の平面図
【図12】本発明の他の実施例を示す正面図
【図13】本発明の他の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 キャッピング装置 2 容器
3 キャップ 39 打栓機構
54 センタリング部材

Claims (2)

  1. 昇降可能に設けたセンタリング部材と、上記センタリング部材の上方側に設けられて昇降可能に設けた打栓機構とを備えて、上記センタリング部材によって打栓機構に保持したキャップの中心と容器の中心とを一致させてから、打栓機構が保持したキャップを容器の上端口部に取り付けるようにしたキャッピング装置において、
    上記打栓機構による容器の上端口部へのキャップの取り付けが終了したら、上記センタリング部材は、打栓機構よりも先に該打栓機構および容器に対して相対的に上昇されて、容器の上方に位置するように構成されていることを特徴とするキャッピング装置。
  2. 容器は搬送機構によって一列の状態で搬送されるように構成されており、上記打栓機構は搬送機構の搬送方向に沿って複数設けてあり、上記センタリング部材は上記打栓機構と対応する数だけ支持部材に設けてあり、かつ、センタリング部材は容器の上端口部と当接した際に、上記支持部材に対して相対的に上昇できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャッピング装置。
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