JPH10329895A - キャッピング装置 - Google Patents

キャッピング装置

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JPH10329895A
JPH10329895A JP15787297A JP15787297A JPH10329895A JP H10329895 A JPH10329895 A JP H10329895A JP 15787297 A JP15787297 A JP 15787297A JP 15787297 A JP15787297 A JP 15787297A JP H10329895 A JPH10329895 A JP H10329895A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 センタリング部材54および打栓機構3
9を下降させて、打栓機構39によって容器2にキャッ
プ3を取り付けたら、先ず、センタリング部材54が上
昇されて容器2の上端から離隔し、次に、打栓機構39
が上昇して容器2の上端から離隔するように構成されて
いる。 【効果】 容器2へのキャップ3の取り付け後にセンタ
リング部材54を上昇させる際には、打栓機構39が容
器2の上端に当接している。そのため、センタリング部
材54を上昇させた際に、該センタリング部材54に容
器2の上端が引っ掛かって首つり状態となることを防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャッピング装置に関
し、より詳しくは、センタリング部材によって容器とキ
ャップの中心を合わせてから容器の上端口部にキャップ
を取り付けるようにしたキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、センタリング部材によって容器と
キャップの中心を合わせてから容器の上端口部にキャッ
プを取り付けるようにしたキャッピング装置は知られて
いる(例えば、特開昭58−30986号公報)。上記
従来の装置では、昇降可能に設けた環状のセンタリング
部材と、そのセンタリング部材の上方側に昇降可能に設
けた打栓機構とを備えている。そして、先ず、環状のセ
ンタリング部材によってキャップおよび容器の中心を合
わせてから、打栓機構によってキャップを容器の上端口
部に取り付けるようにしている。この後、センタリング
部材および打栓機構を上昇させて、それらを容器から離
隔させることにより、キャッピングを終了するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の装置では、容器へのキャップの取り付けが終了して
から打栓機構およびセンタリング部材を上昇させる際
に、打栓機構とセンタリング部材を同時に上昇させてい
るために、容器の上端がセンタリング部材に引っ掛かっ
て、容器が首つり状態となるという欠点が指摘されてい
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、昇降可能に設けたセンタリング部材と、上記
センタリング部材の上方側に設けられて昇降可能に設け
た打栓機構とを備えて、上記センタリング部材によって
打栓機構に保持したキャップの中心と容器の中心とを一
致させてから、打栓機構が保持したキャップを容器の上
端口部に取り付けるようにしたキャッピング装置におい
て、上記打栓機構による容器の上端口部へのキャップの
取り付けが終了したら、上記センタリング部材は、打栓
機構よりも先に該打栓機構および容器に対して相対的に
上昇されて、容器の上方に位置するように構成したもの
である。
【0005】
【作用】このような構成によれば、容器へのキャップの
取り付けが終了した後には、打栓機構よりも先にセンタ
リング部材が上昇されて容器から離隔する。換言する
と、センタリング部材が上昇される際には、打栓機構と
容器とが当接している。したがって、キャッピング終了
後にセンタリング部材を上昇させた際に、センタリング
部材によって容器が首つり状態となることを良好に防止
することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2において、1は容器2にキャップ3
を取り付けるキャッピング装置である。このキャッピン
グ装置1は、容器2を矢印方向に連続的に搬送するコン
ベヤ4と、このコンベヤ4と平行に設けられて所定位置
にキャップ3を供給する供給手段5と、さらに、上記コ
ンベヤ4を挟んで供給手段5と反対側に設けられて、容
器2の上端にキャップ3を取り付けるロボット6とを備
えている。図3に示すように、コンベヤ4は、所定速度
で連続的に循環走行されるチェン7と、このチェン7の
上面に直交させて設けた多数のプレート8、8’によっ
て構成している。チェン7が走行されることに伴って、
各プレート8に載置された容器2が水平面上を移動する
ようになっている。なお、5枚目ごとのプレート8’
は、左右一対の揺動部材11の一端に連結されて、自重
によってチェン7の上面に載置されている。各一対の揺
動部材11は円弧状に形成してあり、それらの他端はチ
ェン7の長手方向所定位置に揺動自在に取り付けてい
る。チェン7の長手方向の所定位置にわたって、チェン
7よりも少し低い高さでカム部材12を水平に設けてい
る。これにより、チェン7が走行されることに伴って左
右一対の揺動部材11がカム部材12に係合すると、各
揺動部材11が上方に揺動されるため、それに連結した
プレート8’は想像線で示す位置まで突出する。これに
より、突出したプレート8’によって容器2が搬送方向
下流側へ少し移動され、かつ、突出したプレート8’が
容器2の外周部の搬送方向下流側を支持するようになっ
ている。また、図1に示すように、コンベヤ4の近接上
方位置で、かつコンベヤ4の搬送方向に沿って、容器2
の両側部を支持する左右一対のガイド部材13を設けて
いる。したがって、コンベヤ4上の容器2は、その移動
方向の両側をガイド部材12によって支持されるととも
に、移動方向の後方側を各プレート8’によって支持さ
れ、しかも相前後する容器2は所定間隔を維持して搬送
されるようになっている。なお、上述したコンベヤ4の
構成は既に従来公知のものである。
【0007】次に、図4に拡大して示すように、供給手
段5は、水平に設けた支持部材14と、その支持部材1
4の上面にコンベヤ4の搬送方向と平行に設けたガイド
部材15およびピッカ16と、さらにガイド部材15の
上流側の端部の位置にそれと直交させて設けた供給シュ
ート17を備えている。ガイド部材15は支持部材14
の上面に固定しているが、ピッカ16はガイド部材15
との間に所定の距離を維持してコンベヤ4の搬送方向と
平行に往復移動できるようになっている。また、支持部
材14の側面にはねじ軸18を回転自在に軸支してあ
り、さらに、このねじ軸18に、上記ピッカ16に連結
したナット部材21を螺合させている。ねじ軸18はモ
ータ22に連動させてあり、このモータ22が所定量づ
つ正逆に回転されることにより、ピッカ16は図4に実
線で示した下流端位置と想像線で示した上流端位置とに
往復移動されるようになっている。供給シュート17
は、図示しない駆動機構によって振動しており、それに
よって、供給シュート17に保持したキャップ3は相前
後したものが相互に当接した状態で供給シュート17の
先端部17aに向けて移送される。図6に示すように、
本実施例のキャップ3は段付の円柱状に形成してあり、
かつ、図面上では省略したが、軸心の位置に小径の貫通
孔を穿設している。そして、キャップ3は、その小径部
が下方側となり、大径部が上方となるようにして、供給
シュート17に保持されている。上記供給シュート17
の先端部17aは、ガイド部材15のガイド面15aの
延長上に位置させている。他方、上記ガイド面15aと
対向するピッカ16の端面は、供給シュート17の先端
部17aおよび上記ガイド面15aから少し離隔させて
あり、かつピッカ16の端面には、等間隔で4箇所の係
合凹部16aを形成している。
【0008】図4ないし図5に示すように、供給シュー
ト17の先端部の一側には、供給シュート17の長手方
向と斜めに交差するように、ストッパ23を進退動可能
に設けてあり、このストッパ23はエアシリンダ24に
よって進退されるようになっている。エアシリンダ24
によってストッパ23が前進端まで前進されると、該ス
トッパ23によって供給シュート17の先端部17aが
閉鎖されて、キャップ3が先端部17aからピッカ16
の係合凹部16aへ供給されないようになっている。こ
れに対して、エアシリンダ24によってストッパ23が
後退端まで後退すると、ストッパ23は供給シュート1
7の先端部17aを開放するので、キャップ3は供給シ
ュート17の先端部17aからピッカ16aへ供給でき
るようになっている。なお、キャップ3を支持する支持
部材14の上面の高さは、コンベヤ4上の容器2の上端
よりも少し高くなるように設定している。そして、上述
した構成の供給手段5は、ストッパ23によって供給シ
ュート17の先端部17aが閉鎖された状態において、
先ず、係合凹部16aが空の状態のピッカ16が図4に
実線で示す下流端位置から想像線で示す上流端位置まで
移動される。この時点までは、ストッパ23によって供
給シュート17の先端部17aが閉鎖されているので、
各係合凹部16aが供給シュート17の先端部17aの
位置を通過しても、ピッカ16の係合凹部16aにキャ
ップ2が供給されることはない。次に、この後、ストッ
パ23が後退されるので、供給シュート17の先端部1
7aが開放され、次に、ピッカ16が想像線で示す上流
端位置から実線で示した元の下流端位置に復帰して停止
する。この移動過程において、ピッカ16の各係合凹部
16aが供給シュート17の先端部17aを通過するの
で、供給シュート17の先端部17aに位置するキャッ
プ3が各係合凹部16aに順次係合して取り出されるよ
うになっている。このように、各係合凹部16aに係合
したキャップ3の側部は、ガイド部材15のガイド面1
5aによって支持されるようになっている。このよう
に、4箇所の係合凹部16a内にキャップ3を保持した
ピッカ16が下流端位置に停止すると、その後、各係合
凹部16a内のキャップ3は、ロボット6によって保持
されて係合凹部16aから取り出されてから、コンベヤ
4が搬送している4本の容器2に取り付けられるように
なっている。
【0009】次に、図1および図7に示すように、ロボ
ット6は、支持フレーム25上に揺動可能に立設した第
1揺動部材26と、長手方向の所定箇所を上記第1揺動
部材26の上端に揺動可能に取り付けた第2揺動部材2
7と、第2揺動部材27の先端27aに揺動可能に取り
付けた第3揺動部材28と、さらに第3揺動部材28に
設けた処理ヘッド31とを備えている。第1揺動部材2
6は、その下端部を支持フレーム25に軸支されてコン
ベヤ4の搬送方向と直交する方向に揺動できるようにな
っており、また、この第1揺動部材26は図示しないモ
ータに連動させている。第2揺動部材27および第3揺
動部材28もコンベヤ4と直交する方向に揺動できるよ
うになっている。そして、第2揺動部材27は、複数の
リンク32、32’を介してモータ33に連動してお
り、また、第3揺動部材28は、別のリンク34、3
4’を介して上記モータ33と連動している。これによ
り、モータ33および第1揺動部材26に連動した図示
しないモータを正逆に所要量だけ回転させることによっ
て、各揺動部材26、27、28を揺動させることがで
きる。それによって、第3揺動部材28に設けた処理ヘ
ッド31を、供給手段5上の位置とコンベヤ4上とにわ
たってコンベヤ4と直交する方向に移動させることがで
き、かつ供給手段5およびコンベヤ4の上方で昇降させ
ることができる。しかも、図7に示したように、移動さ
れる第3揺動部材28およびそれに設けた処理ヘッド3
1は、傾斜することなく常に鉛直方向に維持されるよう
になっている。なお、各揺動部材26、27、28と複
数のリンク32、32’、34、34’等を用いて、鉛
直方向を維持したままで処理ヘッド31を移動させる技
術は、例えば特開平7−228354号公報で知られて
いる。したがって、上記各揺動部材26、27、28と
複数のリンク32、32’、34、34’との連結構造
等の詳細な説明は省略する。
【0010】次に、図1、図2、図8および図9に示す
ように、第3揺動部材28は、常に鉛直方向に維持され
る平坦な端面28aを備えており、この端面28aは上
記コンベヤ4の搬送方向と平行となるように支持されて
いる。この端面28aの上下位置に一対のガイドレール
35を水平となるように固定している。これらガイドレ
ール35に可動フレーム36のガイド溝36aを摺動自
在に係合させている。この可動フレーム36の底面に
は、その長手方向に沿って(つまりコンベヤ4の搬送方
向に沿って)等ピッチで4つの打栓機構39を設けてい
る。また第3揺動部材28の端面28aには、一対の軸
受部材38によって上記ガイドレール35と平行にねじ
軸37を回転自在に軸支してあり、このねじ軸37は、
端面28aに設けたモータ41に連動させている。可動
フレーム36にはナット部材42を連結してあり、この
ナット部材42を上記ねじ軸37に螺合させている。こ
れにより、モータ41を正逆方向に所要量だけ回転させ
ると、可動フレーム36およびそれに設けた4つの打栓
機構39は、ガイドレール35に沿って往復移動するこ
とができる。そして、可動フレーム36および打栓機構
39がガイドレール35に沿って移動する際の移動速度
は、コンベヤ4による容器2の搬送速度と同速となるよ
うにモータ41の回転数を調整するようにしている。
【0011】可動フレーム36に設けた打栓機構39は
すべて同じ構成なので、単一の打栓機構39の構成を説
明すると、図8ないし図10に示すように、打栓機構3
9は、可動フレーム36に鉛直方向を維持して嵌着した
パイプ43と、上方側の外周部を上記パイプ43に摺動
自在に嵌合した段付筒状の打栓部材44とを備えてい
る。パイプ43の外周部にはストッパリング45を取り
付けてあり、このストッパリング45とそれに対向する
打栓部材44の段部とにわたってコイルばね46を弾装
している。これにより、打栓部材44は、その自重およ
びコイルばね46の弾撥力によって常時下方にむけて付
勢されており、したがって、容器2へのキャップ3の取
り付け前の状態では、打栓部材44は、ストッパ部44
aがパイプ43のストッパ部43aと当接する下降端位
置に位置している。打栓部材44の下端部は、キャップ
3の外径よりも少し大径に設定している。パイプ43と
打栓部材44の内部空間は常時連通しており、パイプ4
3の上端には導管48の一端を接続している。導管48
の他端は図示しない負圧源に接続してあり、したがっ
て、上記パイプ43と打栓部材44の内部にも常時負圧
が導入されており、打栓部材44の下端部にも常時負圧
が作用している。隣り合う打栓機構39の打栓部材44
が隔てた距離は、上述した供給手段5のピッカ16の隣
り合う係合凹部16aの間隔と一致させている。また、
ロボット6の中心、すなわち第3揺動部材28のコンベ
ヤ4の搬送方向の中央は、下流端位置に停止した状態の
ピッカ16の長手方向の中央の位置と一致させている。
これにより、処理ヘッド31全体を移動させて、下流端
位置に停止したピッカ16の上方まで下降させると、各
打栓部材44の下端部がピッカ16の各係合凹部16a
の直上に位置して、該各係合凹部16a内のキャップ3
を各打栓部材44の下端部によって吸着保持することが
できる。
【0012】さらに、可動フレーム36には鉛直下方に
むけてシリンダ52を連結してあり(図9)、このシリ
ンダ52の先端部に板状部材53を水平となるように固
定している。この板状部材53は、各打栓機構39の下
方側に位置するように配置してあり、各打栓機構39の
下方となる位置に貫通孔53aを穿設している。そし
て、各貫通孔53aに円筒状のセンタリング部材54を
摺動自在に貫通させている。センタリング部材54にお
ける外周部の所定位置には、ストッパリング55を取り
付けてあり、センタリング部材54は自重によって、上
記ストッパリング55が板状部材53に当接する所定高
さに支持されるようになっている。ストッパリング55
には、円周方向に180度ずれた位置に貫通孔を穿設し
てあり、それらの貫通孔に上方側からピン56を挿通し
て一体に嵌着している。他方、板状部材53には、スト
ッパリング55側の一対のピン56の位置に合わせて一
対の貫通孔53bを穿設してあり、これら貫通孔53b
にストッパリング55側の一対のピン56を摺動自在に
嵌合している。これにより、センタリング部材54は、
ピン56が貫通孔53b内で昇降できる距離だけ、板状
部材53に対して相対的に上昇できるようになってい
る。センタリング部材54には、上方側から打栓部材4
4の下端部を摺動自在に嵌合させている。またセンタリ
ング部材54の下方側の内周部は、下方側が拡径するテ
ーパ面としている。図8および図9に示すように、シリ
ンダ52の非作動状態では、板状部材53およびそれに
設けたセンタリング部材54は、可動フレーム36に対
して最も下方側に支持されており、打栓部材44の下端
部は、センタリング部材54における軸方向中央よりも
少し下方側に位置している。この状態においては、打栓
部材44の下端部より下方のセンタリング部材54の内
部空間の大きさは、キャップ3を余裕を持って収納でき
る大きさになっている。他方、上記シリンダ52が作動
されると、板状部材53およびそれに設けたセンタリン
グ部材54は、可動フレーム36に対して所定量だけ相
対的に上昇されるようになっており、本実施例では、容
器2へのキャップ3の取り付け終了後に、先ず上記シリ
ンダ52を作動させて、打栓部材44よりも先にセンタ
リング部材54を上昇させるようにしている。上述した
説明から理解できるように、ロボット6が備える処理ヘ
ッド31は、可動フレーム36とそれに設けた4つの打
栓機構39等から構成している。さらに、ロボット6よ
りも少し上流側となるコンベヤ4の搬送過程には、容器
2の有無を検出するセンサ51を設けてあり(図2)、
このセンサ51による容器の検出信号はロボット6の制
御部に入力されるようになっている。そして、ロボット
6の制御部は、センサ51からの容器2の検出信号に基
づいて、上記処理ヘッド31を供給手段5とコンベヤ4
とにわたって移動させるとともに、コンベヤ4上でその
搬送方向に沿って往復移動させるようにしている。
【0013】(作動説明)以上の構成において、コンベ
ヤ4によって容器2が連続的に搬送されると、図2に示
したセンサ51によって検出され、その検出信号はロボ
ット6の制御部へ伝達される。一方、この時点までには
供給手段5のピッカ16は、その係合凹部16aにキャ
ップ3を保持して下流端の位置に停止している。ロボッ
ト6の制御部は、センサ51からの信号を伝達される
と、処理ヘッド31を供給手段5のピッカ16の上方位
置まで移動させる(図4)。これにより、処理ヘッド3
1が備える打栓機構39が上記ピッカ16の係合凹部1
6aの上方位置に位置するので、打栓機構39の下方に
配置した各センタリング部材54がキャップ3の近接上
方に位置する。また、この時には、シリンダ52によっ
て各センタリング部材54は自然状態の打栓部材44に
対して上昇端位置まで上昇されており、それによって、
打栓機構39の打栓部材44の下端部が、各センタリン
グ部材54の下端面よりも少し下方に突出している。打
栓機構39の打栓部材44には負圧が作用しているの
で、この打栓部材44の下端部によってキャップ3が吸
着保持される。この後、ロボット6の制御部は、処理ヘ
ッド31を搬送コンベヤ4の上方位置まで移動させて所
定高さに維持するとともに、各センタリング部材54は
自然状態の打栓部材44に対して下降端位置まで下降さ
れる。これにより、図10に示すように、キャップ3は
センタリング部材54の内方に収納されてセンタリング
されるとともに、その状態の処理ヘッド31側の打栓機
構39およびセンタリング部材54が、コンベヤ4が搬
送する4本の容器2の直上の位置に位置する。次に、処
理ヘッド31がガイドレール35に沿ってコンベヤ4の
搬送方向に同一速度で移動されるとともに、処理ヘッド
31全体が所定量だけ下降される。これにより、打栓機
構39およびセンタリング部材54が容器2の移動に追
従して移動し、その移動過程において、先ずセンタリン
グ部材54が容器2の上端口部に嵌装される。これによ
り、打栓機構39が保持したキャップ3の中心と容器2
中心とが一致する。また、打栓機構39も下降されてい
るので、打栓部材44の下端部に保持したキャップ3が
容器2に対して押し下げられるので、キャップ3が容器
2の上端口部に打栓される。なお、打栓機構39のコイ
ルばね46が圧縮されて、打栓部材44がパイプ43に
対して相対的に上昇されることにより、適切な押圧力で
キャップ3を容器2の上端口部に打栓することができ
る。また、図8に示したように、センタリング部材54
はピン56が貫通孔53b内を昇降する距離だけ板状部
材53に対して相対的に上昇して、逃げることができる
ので、センタリング部材54が容器2の上端口部に嵌装
される際に、センタリング部材54の内周部に容器2の
上端口部が当接した際に、容器2の上端部が破損するこ
とを防止することができる。
【0014】この後、打栓部材44の下端部がキャップ
3の上端に当接した状態において、シリンダ52によっ
てセンタリング部材54が所定量だけ上昇される。これ
により、センタリング部材54は、打栓部材44の下端
部、キャップ3および容器2の上端に対して相対的上昇
されるので、センタリング部材54は、キャップ3およ
び容器2の上端から抜き取られて、それらよりも上方側
に位置する。次に、この後、処理ヘッド31全体が所定
量だけ上昇されるので、打栓部材44の下端部がキャッ
プ3の上端から離隔し、これによって、4本の容器2へ
のキャップ3の取り付けが終了したことになる。なお、
この時点までは、処理ヘッド31はコンベヤ4上の容器
2の移動に追従して移動している。この後、モータ41
によって処理ヘッド31は、容器2の移動方向とは逆方
向に移動してもとの位置に復帰し、かつ、それと同時
に、処理ヘッド31は、コンベヤ4上から供給手段5上
へ移動する。また、この移動中に、センタリング部材5
4は打栓部材44に対して上昇端位置まで上昇されるの
で、センタリング部材54の下端面と打栓部材44の下
端部が同一高さとなる。以下、ロボット6の処理ヘッド
31は上述した作動を繰り返して、コンベヤ4が連続的
に搬送する4本の容器2にキャップ3を取り付ける様に
なっている。上述した本実施例によれば、コンベヤ4周
辺の構成が複雑になることを抑制して、従来よりも処理
能力を高いキャッピング装置1を提供することができ
る。また、上述した実施例においては、打栓機構39に
よってキャップ3を容器2に打栓してから、先ずセンタ
リング部材54をキャップ3および容器の上端よりも上
方に上昇させ、その後から打栓機構39の打栓部材を上
昇させてキャップ3から離隔させるようにしている。そ
のため、本実施例においては、センタリング部材54の
内周部に容器4の上端が引っ掛かって、容器全体が首つ
り状態となることを良好に防止することができる。
【0015】(第2実施例)次に、図11は供給手段5
に関する別の実施例を示したものである。この実施例で
は、供給手段5は、コンベヤの長手方向と平行に設けら
れ、かつ水平面で循環走行する無端状ベルト16と、こ
の無端状ベルト16の近接外方側の所定量行きに設けた
ガイド部材15と、ガイド部材15の一端に無端状ベル
ト16に近接させて設けた供給シュート17とから構成
している。無端状ベルト16には、等間隔で係合凹部1
6aを形成してあり、無端状ベルト16が矢印方向に循
環走行されることに伴って、係合凹部16aによって供
給シュート17の先端部17aから順次、キャップ3を
取り出すようにしている。そして、この実施例では、ロ
ボット6の処理ヘッド31は、容器2へのキャッピング
が終了して、左方側の元の位置へ復帰する際に、移動し
ている無端状ベルト16側の上方に位置し、かつそれに
追従しながら、4つの係合凹部16aに保持したキャッ
プ3を吸着保持するようにしている。このような構成に
よれば、より一層、処理能力が高いキャッピング装置1
を提供できる。
【0016】(第3実施例)次に、図12は本発明を充
填装置1に適用したものである。すなわち、ロボット6
の処理ヘッド31は、上述した実施例における打栓機構
の代わりに、容器2内に充填液を充填する4本の充填バ
ルブ39を備えている。そして、充填バルブ39を、コ
ンベヤ4が搬送する4本の容器4に追従させて移動させ
ながら、容器2内に充填液を充填するようになってい
る。この実施例では、コンベヤ4を挟んでロボット6の
反対側に、洗浄液の回収手段61を設けている。この回
収手段61は直線状の樋からなり、コンベヤ4と平行
に、かつコンベヤ4よりも少し低い位置に設けている。
処理ヘッド31が備える4本の充填バルブ39を洗浄す
る際には、4本の充填バルブ39を回収手段61の直上
の位置に位置させて、充填バルブ39内に洗浄液を流通
させることにより、4本の充填バルブ39を洗浄する。
その際、4本の充填バルブ39から流出する洗浄後の洗
浄液は、上記回収手段61内に落下して、回収手段61
内によって回収されるようなっている。図12に示した
充填装置1であっても、容器2の移動に追従しながら、
充填バルブ39によって充填液を充填することができる
ので、従来に比較して処理能力が高い充填装置1を提供
できる。
【0017】(第4実施例)次に、図13は、本発明を
カップ状のハカマから容器2を抜き取る処理装置1に適
用したものである。すなわち、この実施例では、容器2
を搬送するコンベヤ4と平行に、ハカマ71を搬送する
ハカマコンベヤ72を設けている。ハカマコンベヤ72
は、コンベヤ4と同一方向に、コンベヤ4と同一速度で
移動されるように構成している。また、この実施例で
は、処理ヘッド31は、打栓機構の代わりに、容器2の
上端を保持する4つのチャック39を設けている。この
実施例では、先ず、ハカマコンベヤ72が搬送するハカ
マ71に追従させて処理ヘッド31は移動させつつ、4
つのチャック39でハカマ71内の容器2の口部を保持
してから上昇し、これによって、ハカマ71からの容器
2の抜き取りを行う。この後、容器を保持した処理ヘッ
ド31をコンベヤ4上に位置させてチャック39による
保持状態を解放すれば、4本の容器2がコンベヤ4上に
載置されるようになっている。なお、図13は、ハカマ
71から容器2を抜き取る処理装置1に本発明を適用し
たが、これとは逆に、ハカマコンベヤが搬送している空
のハカマに容器を挿入する装置にも本発明を適用でき
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、キャッ
ピング終了後にセンタリング部材を上昇させた際に、セ
ンタリング部材によって容器が首つり状態となることを
良好に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図
【図2】図1の右側面図
【図3】図1に示したコンベヤの要部の側面図
【図4】図1の要部の平面図
【図5】図4の要部の拡大図
【図6】図5のVI−VI線に沿う要部の断面図
【図7】図1に示したロボット6の要部の正面図
【図8】一部を断面図で示した図2の要部の拡大図
【図9】図1の要部の拡大図
【図10】図9のX−X線に沿う要部の断面図
【図11】本発明の他の実施例を示す要部の平面図
【図12】本発明の他の実施例を示す正面図
【図13】本発明の他の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 キャッピング装置 2 容器 3 キャップ 39 打栓機構 54 センタリング部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能に設けたセンタリング部材と、
    上記センタリング部材の上方側に設けられて昇降可能に
    設けた打栓機構とを備えて、上記センタリング部材によ
    って打栓機構に保持したキャップの中心と容器の中心と
    を一致させてから、打栓機構が保持したキャップを容器
    の上端口部に取り付けるようにしたキャッピング装置に
    おいて、 上記打栓機構による容器の上端口部へのキャップの取り
    付けが終了したら、上記センタリング部材は、打栓機構
    よりも先に該打栓機構および容器に対して相対的に上昇
    されて、容器の上方に位置するように構成されているこ
    とを特徴とするキャッピング装置。
  2. 【請求項2】 容器は搬送機構によって一列の状態で搬
    送されるように構成されており、上記打栓機構は搬送機
    構の搬送方向に沿って複数設けてあり、上記センタリン
    グ部材は上記打栓機構と対応する数だけ支持部材に設け
    てあり、かつ、センタリング部材は容器の上端口部と当
    接した際に、上記支持部材に対して相対的に上昇できる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のキャッピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100822251B1 (ko) 2006-10-27 2008-04-17 주식회사 엘지생활건강 캡핑장치
JP2011519327A (ja) * 2008-04-21 2011-07-07 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 把持装置において容器を閉鎖部材によって閉鎖するための方法
CN113788194A (zh) * 2021-07-06 2021-12-14 安徽天马生物科技有限公司 一种保健食品自动分装机

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