JPH0712344Y2 - 容器口部の把持装置 - Google Patents

容器口部の把持装置

Info

Publication number
JPH0712344Y2
JPH0712344Y2 JP1985010875U JP1087585U JPH0712344Y2 JP H0712344 Y2 JPH0712344 Y2 JP H0712344Y2 JP 1985010875 U JP1985010875 U JP 1985010875U JP 1087585 U JP1087585 U JP 1087585U JP H0712344 Y2 JPH0712344 Y2 JP H0712344Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripping
lower plate
plate
upper plate
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985010875U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61128225U (ja
Inventor
利行 湯沢
紀幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
Priority to JP1985010875U priority Critical patent/JPH0712344Y2/ja
Publication of JPS61128225U publication Critical patent/JPS61128225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0712344Y2 publication Critical patent/JPH0712344Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は容器口部の把持装置、特に生ビール樽の口部
を把持してパレテーナに積み込むのに好適な把持装置に
関するものである。
(従来の技術) この種装置として、把持部材の把持部がゴム製からな
り、エアー圧により容器の口部を把持するものが知られ
ている。しかし、前記のものは把持部がゴム製なので、
耐久性の問題があり、長年の使用によつて把持部による
把持力が弱くなつてしまい、一旦把持した容器の落下事
故が多発するという欠点があつた。
(目的) この考案は上記従来のもののもつ欠点を排除し、容器の
口部を確実に把持できるとともに、長年の使用によつて
も充分耐えうることができ耐久性にすぐれた把持装置を
提供することを目的とする。
(構成) 前記の目的を達成するために、この考案は、ほぼ水平に
配置された下板と、この下板の上方に下板に対して接離
可能にほぼ水平に配置された上板と、この上板を接離さ
せる作動シリンダと、下板に水平方向に所定間隔をおい
て少なくとも1対設けられ、その中間部がピンで枢支さ
れて相対向する方向に揺動可能となった縦向きの略L字
状把持部材と、これら両把持部材間となる上板の下面に
設けられたカム部材とを具えている。
両把持部材はその上端部が上板に設けた開孔から突出
し、かつ下端部が下板に設けた開孔から突出するように
なっているとともに、下端部の相対向する内面に横向き
に湾曲形成されて容器の口部を把持する半円弧状の把持
部を有している。
ピンは把持部材の縦方向中間点より下方で、かつ把持部
材の中心軸線より内側に偏心して取付けられていて、上
板が下板に接近すると、両把持部材が把持部間を開くよ
うに揺動するようになっている。
シリンダの作動により上板が下板から離間すると、カム
部材が把持部材のピンより上方の相対向する内面に係合
することにより、両把持部材が把持部間を閉じるように
揺動して容器の口部を把持する一方、上板が下板に接近
すると、カム部材が把持部材のピンより上方の相対向す
る内面との係合を解くことにより、両把持部材が把持部
間を開くように揺動して容器の口部の把持を解放するよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1,2図において1は機枠2に隣接して水平配設された
送樽コンベアで、生ビール樽3を1列ごとに整列して第
1図で前後方向に搬送するようになつている。送樽コン
ベア1とほぼ同一水平面上の機枠2には、キヤリツジロ
ーラ5がコンベア1の搬送方向と直交する向きに配設さ
れ、該キヤリツジローラ5はロツドの先端に押出し板6
を具えたエアシリンダ7の作動により1列5個ずつ押出
される樽3を受け取つて搬送し、4列に整列して載置す
るようになつている。すなわち、機枠2に軸支された回
転軸8,9の両端部にはスプロケツト10,11が装着され、該
スプロケツト10,11には張りスプロケツト12を介して無
端チエーン13,14が張架されているとともに、該チエー
ン13,14にキヤリツジローラ5の両端部が係合されてお
り、前記駆動用のスプロケツト11を図示しないモータの
駆動により回転すると、チエーン13,14を介してキヤリ
ツジローラ5が第1図の樽3を載置可能な実線位置と、
鎖線位置とを移動するようになつている。キヤリツジロ
ーラ5の下方には、これと直交する向きに同様のキヤリ
ツジローラ15が配設され、樽3を上下2段に積み込み可
能な空のパレテーナ16を載置して第1図で前後方向に搬
送するようになつている。
一方、キヤリツジローラ5の上方には、ローラ5上の全
ての樽3(合計20個)の口部を把持する多数の後記する
把持部材が吊り下げられて配置されている。すなわち第
3図に拡大して示すように、下鉄板(下板)18と上鉄板
(上板)19が、下鉄板18に立設した1対の通しボルト21
に上鉄板19のばか穴22を通してほぼ水平に配置され、下
鉄板18の各通しボルト21の上端にはチエーン23の一端が
固着されている。チエーン23の他端は機枠2の上部に軸
支された回転軸25,26上のスプロケツト27,28に張架され
ており、前記駆動用のスプロケツト27を図示しないモー
タの駆動により回転すると、チエーン23を介して下鉄板
18が昇降するようになついている。
30は上鉄板19の上面に固設された1対のエアシリンダ
で、そのロツド31は上鉄板19のばか穴32を通して下方に
延び、先端が下鉄板18に固着されている。
また、第4〜6図に示すように下鉄板18及び上鉄板19の
相対向する位置にはそれぞれ細長孔(開孔)34,35が1
対穿設され、両細長孔34,35から上下端が突出するよう
に1対の縦向きの略L字状金属製把持部材37の中間部が
ブラケツト38を介して揺動可能にピン39により枢支され
ている。把持部材37の相対向する下端部の内面には樽3
の口部の形状に合わせて成型された円弧状の金属製把持
部40が横向きに固設され、該把持部40の上面で樽3の口
部に形成された上端フランジ3aの下面を支承して把持す
ることが可能となつている。なお、前記把持部材37は枢
支するピン39がその長さ方向中間点より下方で、かつ中
心軸線より内側に偏心して取付けられているため、後記
カムローラがその相対向する内面に係合しない通常状態
では両把持部40が相離間するように揺動付勢されてい
る。
42は1対の金属製カムローラ(カム部材)で、把持部材
37間における上鉄板19の下面にブラケツト43を介してピ
ン44により枢支され、把持部材37の相対向する内面に係
合可能となつている。第1,2図において45は樽3をパレ
テーナ16に積み込むときのガイドである。
次に、前記のものの作用について説明する。
キヤリツジローラ15により空のパレテーナ16が機枠2内
のキヤリツジローラ5下方の定位置に送り込まれた後、
送樽コンベア1により搬送されてきた樽3は1列5個ず
つエアシリンダ7の作動により押出し板6でキヤリツジ
ローラ5上へ押し出され、定位置に整列されて停止す
る。このような押し出し作業が順次繰返して行なわれ、
キヤリツジローラ5上に第1図のように樽3が4列整列
して載置されると、次にモータの駆動により把持部材39
が第7図のように把持部40間が離間した状態で、下鉄板
18とともに下降し、樽3の口部近傍に停止する。
しかる後、エアシリンダ30が作動し、ロツド31が伸長す
ると、その反力を受ける上鉄板19が下鉄板18から離間
し、これに伴いカムローラ42も把持部材37の相対向する
内面に係合しながら上動する。そして上鉄板19及びカム
ローラ42が第7図の鎖線で示す上動限に達すると、把持
部材37は第4図のようにほぼ垂直状態となるとともに、
把持部40が閉じるように相接近し、該把持部40の上面で
樽3の上端フランジ3aの下面を支承するようにその口部
を把持する。それにより樽3の口部が把持された状態と
なるが、この把持状態はカムローラ42が把持部材の相対
向する内面に係合するため、上鉄板19が再び下鉄板18に
接近するまで維持される。
次に、モータの駆動により把持部材37が下鉄板18ととも
に上昇し、把持した全ての樽3を持ち上げる。しかる
後、別のモータの駆動によりチエーン12,13が移動し、
キヤリツジローラ5を実線位置から鎖線位置へ移動す
る。これによりパレテーナ16の上方にキヤリツジローラ
5がない状態となるので、再びモータの駆動により把持
部材37が下降し、これによつて樽3を一挙にガイド45を
経てパレテーナ16内に積み込む。積み込み後、エアシリ
ンダ30の作動が解除され、ロツド31が縮小すると、上鉄
板19が下鉄板18に接近し、上鉄板19及びカムローラ42が
下動限に達すると、把持部40が今度は開くように相離間
し、前記把持状態が解放される。
把持状態の解放後、モータの駆動により把持部材37が上
昇し、把持部材37の把持部40がキヤリツジローラ5上に
載置される樽3の口部と接触しない元の待機位置に達し
たとき、その上昇が停止する。その後、別のモータの駆
動によりキヤリツジローラ5も元の実線位置へ移動し、
次の樽3の搬入を待つこととなる。このようにしてパレ
テーナ16に上下2段、合計40樽を積み込むと、パレテー
ナ16はキヤリツジローラ15上を図示しない出荷部へ搬送
される。
前記のような作業を繰り返して樽3を確実に把持し、か
つパレテーナ16に積み込むのである。この実施例では把
持部材37で把持した樽3を横に吊下げて搬送することな
く、キヤリツジローラ5の移動によりその直下のパレテ
ーナ16に積み込むので、装置全体の設置面積を少なくす
ることができる。しかも、積込みスピードも速くなつて
作業能率を向上させることができる。
尚、前記において樽3及びパレテーナ16の定位置制御は
投受光器からなる光電管など公知の手段を用いるととも
に、全体の作動順序も公知の電気的な制御により全て自
動的に行なうものである。また、上、下鉄板18,19、把
持部材37、把持部40、カムローラ42等を全て金属製とし
たが、剛性のものであれば別の材質としてもよいことは
言う迄もない。
(効果) この考案は前記のようであるから、容器の口部を確実に
把持することができ、その把持に際して従来のようなゴ
ム製の把持部を用いないため、耐久性にすぐれ、容器の
落下事故を皆無とすることができるとともに、安全で極
めて作業性がよい。また、各種容器の積み込み装置の把
持装置として採用することができるのに加え、上板を下
板から離間させることにより1対の把持部材を両把持部
間が閉じて容器の口部を把持する把持状態にもたらし、
この状態をカムローラで維持することができるととも
に、上板を下板に接近させることにより前記把持部材を
両把持部間が開いて容器の口部の把持を解放する、把持
前の通常状態にもたらすことができ、しかもこの際ばね
などの格別な部材を一切必要とせず、構成が簡素で、し
かも製作が容易となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図は同
上の左側面図、第3図は同上の把持部材のある要部を拡
大して示す正面図、第4図は同上の把持部材のある要部
をさらに拡大して示す正面図、第5図は第3図の左側面
図、第6図は第4図のVI−VI線に沿う横断平面図、第7
図は作用を説明するための第4図と対応する図面であ
る。 1…送樽コンベア、2…機枠 3…生ビール樽、5,15…キヤリツジローラ 6…押出し板、7,30…エアシリンダ 13,14…無端チエーン、16…パレテーナ 18…下鉄板、19…上鉄板 21…通しボルト、22,32…ばか穴 23…チエーン、31…ロツド 34,35…細長孔、37…把持部材 39…ピン、40…把持部 42…カムローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平に配置された下板と、この下板の
    上方に下板に対して接離可能にほぼ水平に配置された上
    板と、この上板を接離させる作動シリンダと、前記下板
    に水平方向に所定間隔をおいて少なくとも1対設けら
    れ、その中間部がピンで枢支されて相対向する方向に揺
    動可能となった縦向きの略L字状把持部材と、これら両
    把持部材間となる前記上板の下面に設けられたカム部材
    とを具え、 前記両把持部材はその上端部が上板に設けた開孔から突
    出し、かつ下端部が下板に設けた開孔から突出するよう
    になっているとともに、下端部の相対向する内面に横向
    きに湾曲形成されて容器の口部を把持する半円弧状の把
    持部を有し、 前記ピンは把持部材の縦方向中間点より下方で、かつ把
    持部材の中心軸線より内側に偏心して取付けられてい
    て、前記上板が下板に接近すると、両把持部材が把持部
    間を開くように揺動するようになっており、 前記シリンダの作動により前記上板が下板から離間する
    と、前記カム部材が把持部材のピンより上方の相対向す
    る内面に係合することにより、両把持部材が把持部間を
    閉じるように揺動して容器の口部を把持する一方、前記
    上板が下板に接近すると、前記カム部材が把持部材のピ
    ンより上方の相対向する内面との係合を解くことによ
    り、両把持部材が把持部間を開くように揺動して容器の
    口部の把持を解放するように構成されていることを特徴
    とする容器口部の把持装置。
JP1985010875U 1985-01-28 1985-01-28 容器口部の把持装置 Expired - Lifetime JPH0712344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985010875U JPH0712344Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28 容器口部の把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985010875U JPH0712344Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28 容器口部の把持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61128225U JPS61128225U (ja) 1986-08-12
JPH0712344Y2 true JPH0712344Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=30492462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985010875U Expired - Lifetime JPH0712344Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28 容器口部の把持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712344Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994002394A1 (en) * 1992-07-24 1994-02-03 Ishida Co., Ltd. System for conveying articles
KR102012928B1 (ko) * 2018-03-29 2019-08-21 박준희 포장용기 적재장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55176106U (ja) * 1979-06-02 1980-12-17
JPS595286U (ja) * 1982-06-29 1984-01-13 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 ハンドリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61128225U (ja) 1986-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130180209A1 (en) Product Bag Unloading Apparatus
JPH0712344Y2 (ja) 容器口部の把持装置
CN114229495B (zh) 一种码垛夹取机构及烧结砖码垛生产线、码放工艺
JP2802481B2 (ja) ラバーコーンの設置及び回収装置
CN108773682A (zh) 一种基于流水线的加强筋堆垛系统以及堆垛方法
KR102250287B1 (ko) 용기손잡이 자동조립시스템의 손잡이 자동공급장치
JPH0510637Y2 (ja)
JPH09328227A (ja) 板状体段積み装置
JP2853339B2 (ja) パレット供給・排出装置
CN109665330B (zh) 一种留出通孔的砖块码垛方法
CN113060348A (zh) 一种砖块自动打包系统
KR20220013136A (ko) 지관 자동 적재장치
JPS6225464Y2 (ja)
CN218641832U (zh) 一种辅助光伏组件外观检测的翻转机构
JPH07315322A (ja) 容器整列装置
JP3696355B2 (ja) シリンダスリーブのチャック搬送装置
US3647093A (en) Apparatus for handling aligned rows of objects
CN115924518A (zh) 一种酒瓶夹取翻转装置
JPS6034683Y2 (ja) シ−ト状材料移載搬出装置
JP2869247B2 (ja) 段重ねシート送り出し装置
JPH0120337Y2 (ja)
JPH05880Y2 (ja)
JPH052499Y2 (ja)
JP2637598B2 (ja) 生ゴムシートのローデイング装置
JPH05238550A (ja) 自動車用リヤシート段重ね搬送装置