JPH05238550A - 自動車用リヤシート段重ね搬送装置 - Google Patents

自動車用リヤシート段重ね搬送装置

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JPH05238550A
JPH05238550A JP7641092A JP7641092A JPH05238550A JP H05238550 A JPH05238550 A JP H05238550A JP 7641092 A JP7641092 A JP 7641092A JP 7641092 A JP7641092 A JP 7641092A JP H05238550 A JPH05238550 A JP H05238550A
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sheets
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Shinji Kawabe
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Daifuku Co Ltd
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンベヤ上で前後にずれた段重ね状態の自動車
用リヤシート(シート座部とシート背もたれ部)を、当
該コンベヤの搬送途中で正常な段重ね状態に矯正するこ
との出来る装置を提案する。 【構成】自動車用リヤシートを段重ね状態で搬送するコ
ンベヤ1の搬送経路途中に、送られてくるシート7a,
7bを受け止める作用位置と退避位置とに切り換え自在
なストッパー13と、このストッパー13で受け止めら
れたシート7a,7bの後方位置でシート後押し位置と
退避位置とに切り換え可能なシート後押し具14と、当
該シート後押し具14をシート搬送方向前後に往復移動
させる駆動手段15と、前記ストッパー13で受け止め
られたシート7a,7bを前記コンベヤ1のシート支持
面より持ち上げる昇降自在なシート支持板16aとを配
設した点に特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車組立工場におい
て、吊下搬送装置のハンガーなどから段重ね状態で降ろ
された自動車用リヤシートを段重ね状態で搬送するのに
使用される自動車用リヤシート段重ね搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】自動車用リヤシートは、
そのシート座部とシート背もたれ部とをセットにして搬
送するのが常である。而して、吊下搬送装置のハンガー
上からチェンコンベヤ上などへ降ろした場合、前記ハン
ガー上で重ねられていたシート座部とシート背もたれ部
とがチェンコンベヤ上への移載時に互いに前後方向にず
れて、上側になるシートが、下側になるシートの上面前
端部または上面後端部とコンベヤ支持面との間で斜めに
受け止められる場合がある。特に、前記ハンガー上でシ
ート座部とシート背もたれ部とが斜めに立て掛けられた
状態にあるときは、コンベヤ上への降ろし時に前記のよ
うな状態になり易い。
【0003】前記のように2枚のシート(シート座部と
シート背もたれ部)が前後にずれてコンベヤ上に移載さ
れたままで搬送すると、その搬送途中に受ける振動など
で上側のシートが下側のシートから前方または後方へ完
全に滑り落ち、前後に別れた状態で搬送されることにな
るので、このコンベヤから段重ね状態で2枚のシートを
受け取るべき後段のシート取り扱い装置(シート組み付
けロボットなど)に悪影響がおよび、所期の作業が正常
に行えなくなる。
【0004】従って、コンベヤ上への移載時に2枚のシ
ート間に前記のような前後のずれが生じた場合、速やか
にこれを正常な段重ね状態に矯正しなければならない
が、従来は、係る作業をコンベヤ脇に常駐する複数の作
業者の手作業で行っており、合理化、コストダウンのネ
ックとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動車用リヤシート段重ね搬送装置は、自動車用
リヤシートを段重ね状態で搬送するコンベヤ1の搬送経
路途中に、送られてくるシート7a,7bを受け止める
作用位置と退避位置とに切り換え自在なストッパー13
と、このストッパー13で受け止められたシート7a,
7bの後方位置でシート後押し位置と退避位置とに切り
換え可能なシート後押し具14と、当該シート後押し具
14をシート搬送方向前後に往復移動させる駆動手段1
5と、前記ストッパー13で受け止められたシート7
a,7bを前記コンベヤ1のシート支持面より持ち上げ
る昇降自在なシート支持板16a〜16cとを配設した
点に特徴を有する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1において、1は段重ねリヤシー
ト搬送用コンベヤであり、2は当該コンベヤ1の始端部
上方に直交方向に配設された吊下搬送装置である。この
吊下搬送装置2は、ガイドレール3に吊り下げられた自
走式搬送用電車4から複数本の昇降駆動用ベルト5で昇
降体6を吊り下げ、この昇降体6の下側に、2枚のシー
ト(シート座部とシート背もたれ部)7a,7bを斜め
に立て掛けて支持する正面形状がL形のハンガー8を取
付けたものである。9は固定の昇降ガイドレールであっ
て、前記コンベヤ1の始端部上方所定位置で停止した電
車4からベルト5の繰り出しにより下降する前記昇降体
6を、この昇降体6に取付けられたガイドローラユニッ
ト10を介して案内する。
【0007】11は前記コンベヤ1の搬送方向中間位置
に配設されたシート段重ね状態矯正装置であり、12は
前記コンベヤ1の終端部に配設された段重ねシート送り
出し装置である。図3に示すように前記コンベヤ1は、
2列のコンベヤチェン1a,1bを備えたチェンコンベ
ヤであって、前記コンベヤチェン1a,1bのチェンリ
ンクには、シートを傷めないようにプラスティック製支
持板が取付けられている。また、図6に一部が示される
ように、2列のコンベヤチェン1a,1bの間と左右両
側には、前記コンベヤチェン1a,1bの支持レベルよ
りも適当に低いレベルで、シートが摺接移動する固定プ
レート1c〜1eが架設されている。
【0008】図2および図3に詳細を示すように、前記
シート段重ね状態矯正装置11は、送られてくるシート
を受け止める作用位置(図2に示す下降限位置)と退避
位置(上昇限位置)との間で昇降自在なストッパー13
と、このストッパー13で受け止められたシートの後方
位置でシート後押し位置(図2に示す下降限位置)と退
避位置(上昇限位置)との間で昇降自在なシート後押し
具14と、当該シート後押し具14をシート搬送方向前
後に往復移動させる駆動手段15と、前記ストッパー1
3で受け止められたシートを前記コンベヤ1のシート支
持面、すなわちコンベヤチェン1a,1bのシート支持
面より持ち上げる昇降自在なシート支持板16a〜16
cと、前記ストッパー13で受け止められたシートの真
上で昇降自在なシート押さえ具17と、前記ストッパー
13で受け止められたシートをセンタリングする、互い
に接近離間移動自在な左右一対のシート寄せ具18a,
18bを備えている。
【0009】前記ストッパー13は、固定フレームFに
取付けられた昇降駆動用シリンダーユニット19のピス
トンロッド19aに連結支持され、当該シリンダーユニ
ット19により昇降駆動される。なお、このストッパー
13には、左右両端部をガイドする昇降ガイドを併設す
ることが出来るが、図では省略している。前記シート後
押し具14の駆動手段15は、固定フレームFに取付け
られた左右一対の固定ガイドレール20a,20bにス
ライドガイド21を介して左右両端部が前後移動可能に
支持された可動台22と、この可動台22を前後往復駆
動するために固定フレームFに取付けられたロッドレス
シリンダーユニット23とから成り、前記シート後押し
具14は、前記可動台22に取付けられた左右一対の昇
降ガイドレール24a,24bに左右両端部がガイドロ
ーラ25を介して昇降可能に支持されている昇降フレー
ム26の下端前側に取付けられ、当該昇降フレーム26
は、前記可動台22に取付けられた昇降駆動用シリンダ
ーユニット27のピストンロッド27bに連結されてい
る。
【0010】前記シート支持板16a〜16cは、先に
説明した固定プレート1c〜1eと同様に、コンベヤチ
ェン1a,1bの中間と左右両外側とに分割されてお
り、中央のシート支持板16aは、固定フレームFに支
持された複数本の昇降ガイドロッド28の上端に取付け
られると共に、前記固定フレームFに据え付けられた昇
降駆動用シリンダーユニット29のピストンロッド29
aに連結され、両側のシート支持板16b,16cは、
前記複数本の昇降ガイドロッド28の下端に連結された
左右横方向の連結材30の左右両端に支持杆31を介し
て取付けられており、前記シリンダーユニット29によ
り全体が一体に昇降駆動される。
【0011】前記シート押さえ具17は、固定フレーム
Fに取付けられた昇降駆動用シリンダーユニット32の
ピストンロッド32aに連結支持され、当該シリンダー
ユニット32により昇降駆動される。前記左右一対のシ
ート寄せ具18a,18bは、各々固定フレームFに支
持された前後一対の横動ガイドロッド33と、両ガイド
ロッド33の中間位置で前記固定フレームFに据え付け
られたシリンダーユニット34のピストンロッド先端と
で支持され、前記シリンダーユニット34により各別に
左右横方向に出退駆動される。
【0012】図1および図5〜図7に示す前記段重ねシ
ート送り出し装置12は、前記段重ねリヤシート搬送用
コンベヤ1の終端部に、図5に示すようにコンベヤチェ
ン1a,1bのシート支持面より下側の待機位置Aと図
7に示すように前記シート支持面より上方前方でシート
排出方向に傾斜するシート排出位置Bとの間で上下揺動
自在なシート持ち上げ台35a〜35cと、これを上下
揺動させる駆動手段36とを配設し、前記コンベヤ1上
で送られてくる段重ねシート7a,7bを前記待機位置
Aにあるシート持ち上げ台35a〜35cの真上で受け
止める昇降可能なストッパー37と、前記シート持ち上
げ台35a〜35cに対して昇降可能なシート押圧固定
盤38とを、前記シート持ち上げ台35a〜35cに連
設して成るものである。
【0013】前記シート持ち上げ台35a〜35cは、
先に説明した固定プレート1c〜1eと同様に、コンベ
ヤチェン1a,1bの中間と左右両外側とに分割されて
いるが、1本の水平回転軸39により基部を一体に連結
すると共に当該水平回転軸39を中心に上下揺動可能に
支承されている。勿論、独立した3つのシート持ち上げ
台35a〜35cを前記水平回転軸39により一体に連
結するのではなく、シート持ち上げ台35a〜35cに
共通の基部を設けて平面形状をフォーク状とし、これを
水平支軸で上下揺動自在に支承しても良い。前記駆動手
段36は、両端のシート持ち上げ台35a,35cどう
しを互いに連結する門形フレーム40の上端部にピスト
ンロッド41a,42aが連結された2本のシリンダー
ユニット41,42により構成されている。この両シリ
ンダーユニット41,42は、固定フレームFに前記水
平回転軸39と平行な同心状の水平支軸43により上下
揺動自在に支承されている。
【0014】前記ストッパー37は、前記門形フレーム
40に取付けられた昇降駆動用シリンダーユニット44
のピストンロッド44aに連結支持され、当該シリンダ
ーユニット44により前記シート持ち上げ台35a〜3
5cに対し昇降駆動される。また前記シート押圧固定盤
38は、前記門形フレーム40に取付けられた昇降駆動
用シリンダーユニット45のピストンロッド45aに連
結支持され、当該シリンダーユニット45により前記シ
ート持ち上げ台35a〜35cに対し昇降駆動される。
これらストッパー37およびシート押圧固定盤38に
は、図6に示すように各々の左右両端部に突設した昇降
ガイドローラ46,47と、前記門形フレーム40に取
付けられ且つ前記昇降ガイドローラ46,47が係合す
る昇降ガイドレール48,49とから成る昇降ガイドを
併設することが出来る。
【0015】なお、図1および図7に示すように、前記
段重ねリヤシート搬送用コンベヤ1の終端部外側には、
前記段重ねシート送り出し装置12によって排出される
段重ねシート7a,7bを受け入れる受け箱50が配置
される。
【0016】次に上記設備の使用方法について説明する
と、図1に示すように、吊下搬送装置2の自走式搬送用
電車4を前記段重ねリヤシート搬送用コンベヤ1の始端
部上方所定位置で停止させたならば、当該電車4の昇降
体6をベルト5の繰り出しにより下降限所定レベルまで
下降させる。この結果、ハンガー8の水平支持部8aが
前記コンベヤ1のコンベヤチェン1a,1bよりも下方
まで下降し、当該ハンガー8上で斜めに立て掛けられて
いる2枚のシート7a,7bが、前記コンベヤ1のコン
ベヤチェン1a,1b上に乗り移る。このとき上側にな
るシート7bが前方に滑って図示のように、下側になる
シート7aの上面前端とコンベヤチェン1a,1bとの
間で斜めに支持されたとする。勿論、2枚のシート7
a,7bがハンガー8の水平支持部8a上で水平に段積
みされているとしても、コンベヤチェン1a,1bが回
動している状態のところへ降ろされた場合、下側になる
シート7aが先行し、上側になるシート7bがシート7
aの上面後端とコンベヤチェン1a,1bとの間で斜め
に支持されることもある。
【0017】何れにしても、ハンガー8上からコンベヤ
1上に乗り移ったシート7a,7bは、当該コンベヤ1
のコンベヤチェン1a,1bによって搬送されるが、当
該シート7a,7bが次段のシート段重ね状態矯正装置
11に到着する前に、当該装置11のストッパー13を
シリンダーユニット19により下降限位置(作用位置)
まで下降させておく。勿論、シート後押し具14は後退
上昇限位置まで戻して待機させ、シート支持板16a〜
16cはコンベヤチェン1a,1bのシート支持面より
下降させておくと共に、シート押さえ具17は上昇限位
置で待機させ、そして左右一対のシート寄せ具18a,
18bは夫々後退限位置で待機させておく。
【0018】コンベヤ1で搬送されてくるシート7a,
7bの内、先行するシート(図示例の場合はシート7
b)の先端がストッパー13に当接した後、若干の時間
遅れをもって前記コンベヤチェン1a,1bを停止さ
せ、次にシート後押し具14、シート支持板16a〜1
6c、シート押さえ具17、およびシート寄せ具18
a,18bを夫々待機位置から作用位置に運動させる。
すなわち、図4に示すようにシート支持板16a〜16
cをシリンダーユニット29により上昇限位置まで上昇
させ、コンベヤチェン1a,1bのシート支持面よりも
上方へシート7a,7bを持ち上げさせた後、左右一対
のシート寄せ具18a,18bをシリンダーユニット3
4により各々後退限位置から互いに接近移動させて、シ
ート支持板16a〜16c上のシート7a,7bをセン
タリングする作用と、シート後押し具14をシリンダー
ユニット27により下降限位置(シート後押し位置)ま
で下降させた後にロッドレスシリンダーユニット23に
より前進移動させて、シート支持板16a〜16c上の
シート7a,7bの内、遅れ位置にあるシート(図示例
の場合はシート7a)をシート後押し具14で後押しし
て、シート7a,7bを正常な段重ね状態に矯正する作
用とを行わせる。このシート後押し具14でシート7a
を後押しする前に、シート押さえ具17をシリンダーユ
ニット32により下降限位置まで下降させておくと、斜
めになっているシート7bが立ち上がるのを防止し、後
押しされるシート7aを確実にシート7bの下側に進入
させることが出来る。
【0019】上記のシート段重ね状態矯正装置11によ
る作用が完了したならば、ストッパー13、シート後押
し具14、シート支持板16a〜16c、シート押さえ
具17、およびシート寄せ具18a,18bを各々元の
待機位置まで戻し、シート支持板16a〜16c上の段
重ね状態のシート7a,7bを元のコンベヤチェン1
a,1b上に戻すことにより、正常な段重ね状態に矯正
されたシート7a,7bを再びコンベヤ1により搬送す
ることが出来るが、このシート7a,7bがコンベヤ終
端の段重ねシート送り出し装置12に到着する前に、図
1に示すように当該装置12のシート持ち上げ台35a
〜35cを待機位置Aに戻すと共に、ストッパー37を
シリンダーユニット44により下降限位置(シートを受
け止める作用位置)まで下降させておく。勿論、シート
押圧固定盤38は、シリンダーユニット45により上昇
限位置まで上昇させて待機させておく。
【0020】前記段重ね状態のシート7a,7bが、図
1に示すように段重ねシート送り出し装置12のストッ
パー37で受け止められたならば、若干の時間遅れをも
ってコンベヤチェン1a,1bを停止させる。次に、シ
ート押圧固定盤38をシリンダーユニット45により下
降させると共に、シート持ち上げ台35a〜35cを駆
動手段36のシリンダーユニット41,42によりシー
ト排出位置Bに向けて水平回転軸39の周りで回動させ
る。
【0021】この結果、コンベヤ1上の段重ね状態のシ
ート7a,7bは、上昇するシート持ち上げ台35a〜
35cに乗り移り、このシート持ち上げ台35a〜35
cにより持ち上げられると同時に、当該シート持ち上げ
台35a〜35cに対して下降する前記シート押圧固定
盤38によりシート持ち上げ台35a〜35c側へ押圧
固定される。そして図7に示すように、シート持ち上げ
台35a〜35cがシート排出位置Bに到着して停止し
たならば、ストッパー37をシリンダーユニット44に
より上昇開放させるが、このとき段重ね状態のシート7
a,7bは前記シート押圧固定盤38とシート持ち上げ
台35a〜35cとの間で挟持されているので、ストッ
パー37が開放されるに伴って、シート7a,7bが下
側のものから順次シート持ち上げ台35a〜35c上か
ら滑り落ちることはない。
【0022】ストッパー37が上昇限位置に達して完全
に開放されたならば、シート押圧固定盤38をシリンダ
ーユニット45により上昇させることにより、固定を解
除された段重ね状態のシート7a,7bは、一挙にシー
ト持ち上げ台35a〜35c上から滑り落ちて受け箱5
0内に収納されるので、2枚のシート7a,7bがバラ
バラになって姿勢が崩れる恐れはない。
【0023】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の自動車用
リヤシート段重ね搬送装置によれば、コンベヤ上で搬送
される途中または当該コンベヤ上への移載時に正常な段
重ね状態から2枚のシートが前後にずれて、上側になる
シートが下側のシートの前後に斜めに重なる状態となっ
ても、シート受け止め位置にあるストッパーで当該シー
トが受け止められた状態でシート後押し具をシート後押
し位置で前方へ移動させることにより、2枚のシートの
内の遅れ位置にある側のシートを後押しして、2枚のシ
ートを正常な段重ねの状態に矯正することが出来る。
【0024】しかもこの矯正作用時には、前記シートを
シート支持板でコンベヤのシート支持面より持ち上げ、
このシート支持板上で前記シート後押し具によるシート
後押し作用を行わせるのであるから、後押しされるシー
トがコンベヤのシート支持面に摺接して傷つけられる恐
れがなくなる。また、場合によってはコンベヤを運転し
たままでも上記矯正作用を行わせることが出来る。
【0025】なお、特に前記ストッパーで受け止められ
たシートの真上で昇降自在なシート押さえ具を併設して
おくときは、前記シート後押し具によるシート後押し作
用時に、先行している側のシートや後押しされる遅れ側
のシートが立ち上がって正常な段重ね状態に矯正するこ
とが出来なくなる恐れもなくなり、所期の矯正作用を確
実に実行させることが出来る。
【0026】また、前記ストッパーで受け止められたシ
ートをセンタリングする、互いに接近離間移動自在な左
右一対のシート寄せ具を併設しておくことにより、シー
トの段重ね状態矯正作用時にセンタリングを同時に行う
ことが出来、次段での段重ねシートの取り扱いが一層良
好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 設備全体の概略側面図である。
【図2】 シート段重ね状態矯正装置の一部縦断側面図
である。
【図3】 同装置の背面図である。
【図4】 同装置の作動状態を示す一部縦断側面図であ
る。
【図5】 段重ねシート送り出し装置の一部切り欠き側
面図である。
【図6】 同装置の平面図である。
【図7】 同装置の作動状態を示す一部切り欠き側面図
である。
【符号の説明】
1 段重ねリヤシート搬送用コンベヤ 1a,1b コンベヤチェン 2 吊下搬送装置 4 自走式搬送用電車 7a,7b リヤシート(シート座部とシート背もたれ
部) 8 ハンガー 11 シート段重ね状態矯正装置 12 段重ねシート送り出し装置 13 ストッパー 14 シート後押し具 15 シート後押し具の駆動手段 16a〜16c シート支持板 17 シート押さえ具 18a,18b センタリング用シート寄せ具 19,27,29,32 シリンダーユニット 23 ロッドレスシリンダーユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用リヤシートを段重ね状態で搬送す
    るコンベヤの搬送経路途中に、送られてくるシートを受
    け止める作用位置と退避位置とに切り換え自在なストッ
    パーと、このストッパーで受け止められたシートの後方
    位置でシート後押し位置と退避位置とに切り換え自在な
    シート後押し具と、当該シート後押し具をシート搬送方
    向前後に往復移動させる駆動手段と、前記ストッパーで
    受け止められたシートを前記コンベヤのシート支持面よ
    り持ち上げる昇降自在なシート支持板とを配設して成る
    自動車用リヤシート段重ね搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパーで受け止められたシートの
    真上で昇降自在なシート押さえ具を併設して成る請求項
    1に記載の自動車用リヤシート段重ね搬送装置。
  3. 【請求項3】前記ストッパーで受け止められたシートを
    センタリングする、互いに接近離間移動自在な左右一対
    のシート寄せ具を併設して成る請求項1または2に記載
    の自動車用リヤシート段重ね搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047123A (ja) * 2006-09-15 2013-03-07 Ishida Co Ltd 箱詰システム
CN105414914A (zh) * 2015-12-01 2016-03-23 重庆江北区长安产业有限公司 链传动安装板总成的自动生产线的顶升机构
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