JP2685398B2 - 混合生産型環状蛍光灯処理装置 - Google Patents

混合生産型環状蛍光灯処理装置

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JP2685398B2
JP2685398B2 JP34916192A JP34916192A JP2685398B2 JP 2685398 B2 JP2685398 B2 JP 2685398B2 JP 34916192 A JP34916192 A JP 34916192A JP 34916192 A JP34916192 A JP 34916192A JP 2685398 B2 JP2685398 B2 JP 2685398B2
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は混合生産型環状蛍光灯処
理装置に関し、更に詳細には、環状蛍光灯の製造工程の
一部である管球のリード線伸ばし、リード線成形、リー
ド線チェック等の作業を寸法の異なる多種類の環状蛍光
灯について行えるようにうした環状蛍光灯処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の環状蛍光灯の製造装置は、通常一
種類(一種類の寸法)の環状蛍光灯の製造しか行えず、
異なる種類(寸法)の蛍光灯を製造する場合には装置の
部品を交換してその異なる品種の蛍光灯を処理できるよ
うにする必要があった。しかしながら、このように部品
を交換する作業は極めて煩雑で時間を浪費するものであ
り、簡便な方法で品種の切り替えを行うのは困難であ
る。
【0003】ところで、環状蛍光灯は消費電力の大小に
より環状の管球の直径が相違して、品種が相違するもの
があるが、ヨーロッパ等の国々のように一つの種類の環
状蛍光灯の生産量の少ない場合には、一プラン一品種を
生産するため、品種切り替えタクトが短く、生産性が上
がらない問題がある。これは蛍光灯の管球を処理する装
置、例えばリード線処理装置が兼用できず異なる種類の
ものの処理を行えないためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、環状蛍光灯処理装置において、複数の大き
さの異なる種類の環状蛍光灯の管球の処理作業を任意に
切り換えて行えるようにすることによって、一つの装置
で複数の品種の環状蛍光灯の製造を可能にすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、異
なる寸法の環状蛍光灯の管球を移動させながら該管球の
処理を行う環状蛍光灯処理装置において、異なる寸法の
管球をそれぞれ別個に搬送する並列に配置された複数の
ハンガーコンベアと、該ハンガーコンベアの終端近くに
配置されていて該ハンガーコンベアによって送られた管
球を搬送するワーキングコンベアと、該ハンガーコンベ
アにより搬送された管球を該ワーキングコンベアに受け
渡す受け渡し装置と、該ワーキングコンベアによる管球
の移送経路に沿って配置されていて該ワーキングコンベ
アによって搬送される管球に仕事をする少なくとも一つ
の作業装置と、該受け渡し装置、ワーキングコンベア及
び作業装置を駆動する駆動装置とを備え、該ワーキング
コンベアには該管球を位置調整可能に把持して所定の移
動経路に沿って移動する複数のヘッドチャックを設け、
該駆動装置には第1カム軸及び該第1のカム軸の1/2
の速度で回転する第2のカム軸を設けて該第2のカム軸
から該受け渡し装置の駆動を取りかつ第1のカム軸から
他の装置の駆動を取るように構成されている。本願の他
の発明は、異なる寸法の環状蛍光灯の管球を移動させな
がら該管球の処理を行う環状蛍光灯処理装置において、
異なる寸法の管球をそれぞれ別個に搬送する並列に配置
された複数のハンガーコンベアと、該ハンガーコンベア
の終端近くに配置されていて該ハンガーコンベアによっ
て送られた管球を搬送するワーキングコンベアと、該ハ
ンガーコンベアにより搬送された管球を該ワーキングコ
ンベアに受け渡す受け渡し装置と、該ワーキングコンベ
アによる管球の移送経路に沿って配置されていて該ワー
キングコンベアによって搬送される管球の位置検出、管
球の位置決め及び管球の方向規制を行う装置と、該ワー
キングコンベアによる管球の移送経路に沿って配置され
ていて該ワーキングコンベアによって搬送される管球に
仕事をする少なくとも一つの作業装置と、該受け渡し装
置、ワーキングコンベア及び作業装置を駆動する駆動装
置とを備え、該ワーキングコンベアには該管球を位置調
整可能に把持して所定の移動経路に沿って移動する複数
のヘッドチャックを設け、該駆動装置には第1カム軸及
び該第1のカム軸の1/2の速度で回転する第2のカム
軸を設けて該第2のカム軸から該受け渡し装置の駆動を
取りかつ第1のカム軸から他の装置の駆動を取るように
構成されている。
【0006】
【作用】上記構成において、異なる寸法の管球は複数の
ハンガーコンベアによって搬送され、ワーキングコンベ
アのヘッドチャックに受け渡し装置によって受け渡さ
れ、ヘッドチャックによって把持される。ワーキングコ
ンベアのヘッドチャックは把持された管球はその大きさ
にしたがって適切に位置決めされて把持され、作業装置
に順次送られる。作業装置に送られた管球はその作業装
置によって必要な処理が行われる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1において、本実施例の環状蛍光灯処理
装置1が概略的に示されている。この管球蛍光灯処理装
置1は、並列に配置された一対のハンガーコンベア2、
2aと、ハンガーコンベア2、2aの終端近くにおいて
両ハンガーコンベア2、2aの間に配置されたワーキン
グコンベア3と、ハンガーコンベア2、2aによって搬
送された管球をワーキングコンベア3に受け渡す受け渡
し装置4、4aと、上記ワーキングコンベア3、受け渡
し装置4、4a並びに後述する管球位置検出装置、管球
位置決め装置、管球方向規制装置及び作業装置を動作さ
せるための駆動機構5と、ワーキングコンベア3による
管球の移送経路の途中に近接して設けられた管球の開口
部を検出する管球位置検出装置6と、管球を回転して開
口部の位置決めを行う管球位置決め装置7と、管球の方
向を隙間が上に向くように規制する管球方向規制装置8
と、ワーキングコンベア3による管球の移送経路の途中
に近接して設けられていて管球のリード線の伸ばし作業
を行う第1の作業装置9aと、リード線の成形作業を行
う第2の作業装置9bと、リード線の検査作業を行う第
3の処理装置8cとを備えている。なお、100、10
0aはハンガーコンベア2、2aの上流側に配設された
管曲げ機である。
【0008】ハンガーコンベア2、2aは全く同じ構造
であって、スプロケット21及び22によって駆動され
るようになっている無端のチエーン23と、チエーン2
3に所定の間隔で取り付けられた複数のフック24とを
備え、そのフック24によって環状に曲げられた管球b
を図5に示されるように引っかけて搬送する公知の構造
のものである。したがって、その構造及び動作の詳細な
説明は省略する。
【0009】図2、図4及び図5において、ワーキング
コンベア3は、上下に隔てられた一対の駆動スプロケッ
ト31及び一対の遊びスプロケット32に掛けられてい
てそれらのスプロケットによって駆動される2列の無端
のチエーン33、33aと、チエーン33、33aに所
定の間隔で取り付けられたヘッドチャック34とを備え
ている。図7から明らかなように、2列となっているチ
エーン33、33aは、共通の連結ピン333によって
互いに上下に隔てて平行に接続されている。各チエーン
33、33aは、一対の内側リンクプレート331と一
対の外側リンクプレート332とを交互に並べてそれら
を連結ピン333によって枢動的に連結して構成される
公知の構造である。各チエーン33、33aには連結ピ
ン333にローラ334が回転自在に取り付けられ、こ
のローラはガイドプレートによって限定された所定の軌
道にチエーンを案内するようになっている。上側のチエ
ーン33には、更に、一方(図7で下側)の内側リンク
プレート331の延長部336にローラ337が回転自
在に取り付けられている。このローラはガイドレール3
38の上に乗っていてチエーンがガイドレールによって
限定される一定の高さに沿って移動するようにする。
【0010】駆動スプロケット31はワーキングコンベ
ア3のテーブル36に直立して回転自在に支持された駆
動軸37に取り付けられ、遊びスプロケット32は同じ
くテーブル36に直立して固定された支持軸38に回転
自在に取り付けられている。
【0011】図6及び図7において、ヘッドチャック3
4はチエーン33に所定の間隔P(チエーンの長手方向
に沿って)で配置されている。ヘッドチャック34は、
2列のチエーン33と33aとの間において任意の一対
の外側リンクプレート332に取り付けられた一対の連
結ピン333にそれぞれ回動可能に取り付けられたアー
ム部材341を備えている。各アーム部材341は円筒
部342と、その円筒部342と一体的に形成れた一対
のアーム343とを備え、その円筒部342内に連結ピ
ン333が通されている。アーム343には保持板34
4が固定されている。一対のアーム部材341のアーム
343はばね345によって互いに接近する方向に偏倚
され、それによって各アーム部材に固定された保持板の
間で管球bを弾力的に保持するようになっている。一方
(図6で左側の)のアーム部材341には開閉アーム3
46が一体的に形成されている。この開閉アーム346
は外部の装置によって押されてアーム部材自体を回動
し、それによってヘッドチャックによる管球の把持を緩
めるようになっている。
【0012】受け渡し装置4及び4aは同じ構造であっ
て、ハンガーコンベア2、又は2aによってワーキング
コンベア3への受け渡し位置まで送られてきた管球b
を、そのハンガーコンベアから受け取ってワーキングコ
ンベア3のヘッドチャック34に受け渡す公知の構造の
ものである。したがって、その構造及び機能の詳細な説
明は省略する。
【0013】駆動機構5は、ワーキングコンベア3のテ
ーブル36の下に配置されたモータ51と、モータ51
によって駆動されて駆動軸37を間欠的に駆動するよう
になっている間欠駆動装置52と、間欠駆動装置の入力
軸と共に回転するカム軸53と、カム軸53と歯車5
4、55を介して連結されたカム軸56と、歯車54、
55及び57を介してカム軸53と連結されたカム軸5
8とを備えている。歯車55の歯の数は歯車54、57
の歯の数の2倍になっていて、カム軸56がカム軸53
及び58の1/2の速度で回転するようになっている。
受け渡し装置4の動力はこのカム軸56からカム及びカ
ムフォロア等の公知のカム機構(図示せず)を介して取
り出されるようになっている。
【0014】管球位置検出装置6は、図8に示されるよ
うに、下フレーム61と、下フレーム61に上下動可能
に取り付けられた下支持体62と、下支持体62に回動
可能に取り付けられた一対のアーム621にそれぞれ回
転可能に取り付けられた下保持ローラ63と、下フレー
ム61の真上に配置された上フレーム64と、上フレー
ムに上下動可能に取り付けられた上支持体65と、上支
持体65に回動可能に取り付けられた一対のレバー65
1にそれぞれ回転可能に取り付けられた上保持ローラ6
6と、一対のレバー651の間において上支持体65の
下部に取り付けられた複数のスイッチ68(68a、6
8b、68c)とを備えている。一対のアーム621は
弱いばねによって先端が互いに接近する方向に偏倚され
ている。上記スイッチ68は公知の構造の反射型光電管
で、自身の発した光が管球に当たって反射した場合にそ
の反射光を検出することによって管球b、b’の開口部
gのあるなしを検出する。上、下保持ローラ63、66
の外周面は管球を受けるのに適するように断面半円の環
状溝が形成されている。
【0015】下支持体62は上下に伸びる軸部622が
下フレーム61上下動可能に案内されることによって、
下フレームに上下動可能に支持されている。そして軸部
622はそれと平行に配置されたガイドロッド611に
沿って移動する連結棒623を介して昇降シリンダ62
4のピストンロッド625に連結されている。そしてシ
リンダ624は図示しないカムによって揺動されるアー
ム626に接続されている。上支持体65は上フレーム
64の一対のガイドロッド641に上下動可能に案内さ
れている。上フレーム64に取り付けられたシリンダ6
42のピストンロッド643の先端にはブロック644
が固定されている。上支持体65には一対のロッド65
3が上方に向けて固定され、そのロッドはブロック64
4に形成された貫通穴を通して伸びていてブロックに関
して相対移動可能になっている。ブロック644と上支
持体65との間にはロッド653の回りにばね645が
配設されている。ばね645は上支持体65とブロック
644とを離す方向に偏倚している。したがってシリン
ダ642が動作してピストンロッド643が下方に移動
すると、まず上支持体65とブロック644とが共に下
方に移動し、上支持体が図示しないストッパに当たった
後はブロックのみが下方に移動する。ブロック644と
一対のレバー651とは一対の連接棒652により連結
されている。装置が不動作のときはピストンロッド64
3は引っ込められていて、上支持体65及びブロック6
44は図の位置より上に上昇されかつ一対のレバー65
1は図示した状態よりも傾斜した状態になっている。
【0016】上記管球位置検出装置6の動作において、
管球がワーキングコンベア3のヘッドチャック34によ
り保持されてこの装置の作業ステーションに到着する
と、ヘッドチャック34の一方の(図6で左側)アーム
部材341が僅かに回動され(図6で時計回り方向)ヘ
ッドチャックによる管球の把持を緩める。この状態で管
球位置検出装置のシリンダ642が動作してピストンロ
ッド643が伸びて上支持体65を所定の位置(図示し
ないストッパに当接して止まる位置)まで降下させる。
ピストンロッドが更に伸びるとブロック644が上支持
体65に関して相対的に降下するので連接棒によりレバ
ー651が回動されて図8の実線図示の状態になる。こ
の場合ヘッドチャック34によって把持されている管球
の直径が大きいか又は小さいかは予め全体の制御装置
(図示せず)によってこの管球位置検出装置6の制御装
置(図示せず)に送られ、ピストンロッドによるブロッ
クの降下量が調整され、レバー651に取り付けられた
上保持ローラ66の位置を保持すべき管球の湾曲度に適
した位置にする。
【0017】次にシリンダ624がアーム626の回動
により上昇されることによって上昇し、下支持体62が
上昇される。そして管球の直径が大きい場合はアーム6
26の回動による支持体62の上昇だけで一対の下保持
ローラ63が管球bの下部に当接し管球を下から支え
る。また管球b’のように直径が小さい場合にはシリン
ダ624が動作して小さな管球bの下部を下保持ローラ
63で支えられるように下支持体62を更に上昇させ
る。このようにして管球を保持した状態で三つのスイッ
チ68により管球bの開口部gの位置を検出し、それに
よって管球bを回転する方向を次の管球位置決め装置7
の制御装置(図示せず)に信号を送る。
【0018】すなわち、第9図において、[A]に示さ
れるようにスイッチ68a及び68bの両方で管球b又
はb’開口部gを検出したときは管球は回転せず、図9
[B]に示されるように三つのスイッチすべてが開口部
を検出できないときは時計回り方向に回転、図9[C]
に示されるようにスイッチ68cのみが開口部gを検出
したときは反時計回り方向に回転、図9[D]に示され
るようにスイッチ68aのみが開口部gを検出したとき
は時計回り方向に回転、更に、図9[E]に示されるよ
うにスイッチ86bのみが開口部gを検出したときは反
時計回り方向に回転するように、次の管球位置決め装置
の制御装置に信号を送る。
【0019】管球位置決め装置7は、図10に示される
ように前記の管球位置検出装置6とほぼ同じ構成になっ
ていて、下フレーム71と、下フレーム71に上下動可
能に取り付けられた下支持体72と、下支持体72に回
動可能に取り付けられた一対のアーム721にそれぞれ
回転可能に取り付けられた下保持ローラ73と、下フレ
ーム71の真上に配置された上フレーム74と、上フレ
ームに上下動可能に取り付けられた上支持体75と、上
支持体75に回動可能に取り付けられた一対のレバー7
51にそれぞれ回転可能に取り付けられた上保持ローラ
76と、一対のレバー751の間において上支持体75
の下部に取り付けられた一対のスイッチ78(78a、
78b)とを備えている。一対のアーム721は弱いば
ねによって先端が互いに接近する方向に偏倚されてい
る。上記スイッチ78は公知の構造の反射型光電管で、
自身の発した光が管球に当たって反射した場合にその反
射光を検出することによって管球b、b’の開口部gの
あるなしを検出する。
【0020】下支持体72は上下に伸びる軸部722が
下フレーム71上下動可能に案内されることによって、
下フレームに上下動可能に支持されている。そして軸部
722はそれと平行に配置されたガイドロッド711に
沿って移動する連結棒723を介して昇降シリンダ72
4のピストンロッド725に連結されている。そしてシ
リンダ724は図示しないカムによって揺動されるアー
ム726に接続されている。下支持体72にはモータ7
31が取り付けられ、そのモータ731の回転軸は、そ
の回転軸及び下保持ローラ73に取り付けられた歯車を
介して公知の方法で連動されている。したがってモータ
731の回転軸を回転することによって下保持ローラ3
7を回転させ、それによって下保持ローラに接触してい
る管球bをいずれかの方向に旋回できる。上支持体75
は上フレーム74の一対のガイドロッド741に上下動
可能に案内されている。上フレーム74に取り付けられ
たシリンダ742のピストンロッド743の先端にはブ
ロック744が固定されている。上支持体75には一対
のロッド753が上方に向けて固定され、そのロッドは
ブロック744に形成された貫通穴を通して伸びていて
ブロックに関して相対移動可能になっている。ブロック
744と上支持体75との間にはロッド753の回りに
ばね745が配設されている。ばね745は上支持体7
5とブロック744とを離す方向に偏倚している。した
がってシリンダ742が動作してピストンロッド743
が下方に移動すると、まず上支持体75とブロック74
4とが共に下方に移動し、上支持体が図示しないストッ
パに当たった後はブロックのみが下方に移動する。ブロ
ック744と一対のレバー751とは一対の連接棒75
2により連結されている。装置が不動作のときはピスト
ンロッド743は引っ込められていて、上支持体75及
びブロック744は図の位置より上に上昇されかつ一対
のレバー751は図示した状態よりも傾斜した状態にな
っている。
【0021】上記管球位置決め装置7の動作において、
管球がワーキングコンベア3のヘッドチャック34によ
り保持されてこの装置の作業ステーションに到着する
と、ヘッドチャック34の一方の(図6で左側)アーム
部材341が僅かに回動され(図6で時計回り方向)ヘ
ッドチャックによる管球の把持を緩める。この状態で管
球位置検出装置のシリンダ742が動作してピストンロ
ッド743が伸びて上支持体75を所定の位置(図示し
ないストッパに当接して止まる位置)まで降下させる。
ピストンロッドが更に伸びるとブロック744が上支持
体75に関して相対的に降下するので連接棒によりレバ
ー751が回動されて図10の実線図示の状態になる。
この場合ヘッドチャック34によって把持されている管
球の直径が大きいか又は小さいかは予め全体の制御装置
(図示せず)によってこの管球位置検出装置7の制御装
置(図示せず)に送られ、ピストンロッドによるブロッ
クの降下量が調整され、レバー751に取り付けられた
上保持ローラ76の位置を保持すべき管球の湾曲度に適
した位置にする。
【0022】次にシリンダ724がアーム726の回動
により上昇されることによって上昇し、下支持体72が
上昇される。そして管球の直径が大きい場合はアームの
回動による支持体72の上昇だけで一対の下保持ローラ
73が管球bの下部に当接し管球を下から支える。また
管球b’のように直径が小さい場合にはシリンダ724
が動作して小さな管球bの下部を下保持ローラ73で支
えられるように下支持体72を更に上昇させる。このよ
うにして管球を保持した状態で二つスイッチ78により
管球b、b’の開口部gの位置を同時に検出できるまで
下保持ローラを回転することによって管球を旋回し、そ
れによって管球を開口部gが真上になるように位置決め
する。位置決めが完了すると管球はヘッドチャック34
によって再度しっかりと保持される。
【0023】管球方向規制装置8の管球bの下部を支え
る機構は前記管球位置検出装置6のものと同じであるか
ら、その構造及び動作の詳細な説明は省略し、上部の方
向規制を行う機構のみの構造及び動作について説明す
る。図11にいおて、管球方向規制装置8の上部の機構
は、ブラケット81と、ブラケット81に鉛直状態で上
下に移動可能に支持された軸82と、軸の下端に取り付
けられた支持ブロック83と、その支持ブロックに回動
可能に取り付けられた一対のレバー831の各々に回転
可能に取り付けられた上保持ローラ84とを備えてい
る。支持ブロック83には習いカム85により動かされ
る一対の方向規制爪851が、図11に示されるように
下に向かって両者の間隔が狭くなるようにして取り付け
られている。
【0024】上記方向規制装置8は前記位置決め装置7
によって位置決めされた管球bがワーキングコンベア3
のヘッドチャック34によって保持されてその装置の作
業ステーションに到着すると、ヘッドチャック34の把
持力が減少されて管球が緩く保持される。そして前記管
球位置検出装置6と同様にして管球bの下部を支えると
共に、軸82がレバー86によって降下される。軸が降
下すると支持ブロック83が降下してその支持ブロック
83にレバー831を介して取り付けられた一対の上保
持ローラ84が管球の上部と係合する。軸が更に降下さ
れると習いカム85に取り付けられた方向規制爪851
が管球の開口部gに挿入され、その方向規制爪によって
管球が正確に方向規制される。
【0025】管球のリード線の伸ばし作業を行う第1の
作業装置9a及びリード線の成形作業を行う第2の作業
装置9bは、公知の構造のものでよいので、その構造及
び動作の詳細な説明は省略する。
【0026】上記管球位置検出装置6、管球位置決め装
置7、管球方向規制装置8、並びに上記第1及び第2の
作業装置9a及び9bの駆動は前記駆動装置5の軸53
及び58からカム機構等の公知の方法で取っている。
【0027】次に、上記実施例の装置の全体を通した動
作を説明する。例えばハンガーコンベア2では直径の大
きな管球bを搬送しかつハンガーコンベア2aでは直径
の小さな管球b’を搬送するものとする。ハンガーコン
ベア2によって搬送された管球bは受け渡し装置4によ
ってワーキングコンベア3のヘッドチャック34に受け
渡され、そのヘッドチャックによって把持される。ま
た、ハンガーコンベア2aによって搬送された管球b’
は受け渡し装置4aによってワーキングコンベア3のヘ
ッドチャック34に受け渡され、そのヘッドチャックに
よって把持される。そして管球bを把持するヘッドチャ
ックと管球b’を把持するヘッドチャックとは交互にな
るように予め受け渡し装置4、4a及びワーキングコン
ベア3の動作が制御されている。ヘッドチャック34に
把持された管球b又はb’はそのワーキングコンベア3
の間欠動作によって上記管球位置検出装置6、管球位置
決め装置7、管球方向規制装置8、並びに上記第1及び
第2の作業装置9a及び9bの各作業ステーションに順
次送られて行く。そして管球位置検出装置6によって管
球bの開口部gの位置が検出されてその検出信号により
次の管球位置決め装置7による管球の回転方向が決めら
れる。次に管球位置決め装置7によって管球がその開口
部がほぼ真上になるように回転されて位置決めされ、管
球方向規制装置8によって開口部gに方向規制爪が挿入
されて管球の方向が規制され、第1及び第2の作業装置
9a及び9bにより管球のリード線の伸ばし作業及びリ
ード線の成形作業がそれぞれ行われる。
【0028】同じ寸法の管球の処理のみを行う場合には
ハンガーコンベア2、2aで1種類の管球をワーキング
コンベア3に供給すればよい。また3種類の管球の処理
を行うには2台のハンガーコンベアによってそれらの管
球を別個に搬送してワーキングコンベアのヘッドチャッ
クに順番に把持させればよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば次の通りの効果を奏する
ことが可能である。 (1)1台の装置で寸法の異なる複数の管球を同時に処
理可能となる。 (2)種類の切り換えに応じた装置の動作の切り換えを
簡単かつ迅速にできる。 (3)市場希望により生産対応が早くできる。 (4)少量ロッドにても1台の装置で多種類の管球の処
理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による混合生産型環状蛍光灯処理装置の
一実施例の概略平面図である。
【図2】図1の装置のワーキングコンベア及び駆動装置
の断面図である。
【図3】図2の線IIIーIIIに沿って見た図である。
【図4】図3の線IVーIVに沿って見た図である。
【図5】ハンガーコンベアによる管球の保持方法を示し
図である。
【図6】ワーキングコンベアのヘッドチャックの平面図
である。
【図7】ワーキングコンベアのヘッドチャックの縦断面
図である。
【図8】管球位置検出装置の立面図である。
【図9】図8の管球位置検出装置による管球の開口部の
検出状態を説明する図である。
【図10】管球位置決め装置の立面図である。
【図11】管球方向規制装置の上部の立面図である。
【図12】[A]は図11の線XIIーXIIに沿って見た
図、[B]は[A]の線XIIIーXIIIに沿って見た図であ
る。
【符号の説明】
1 混合生産型環状蛍光灯処理装置 2、2a ハンガーコンベア 3 ワーキングコンベア 33、33a チエーン 34 ヘッドチャ
ック 4、4a 受け渡し装置 5 駆動装置 53、56、58 カム軸 6 管球位置検出装置 7 管球位置決め装置 8 管球方向規制装置 9a、9b 作業装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる寸法の環状蛍光灯の管球を移動さ
    せながら該管球の処理を行う環状蛍光灯処理装置におい
    て、異なる寸法の管球をそれぞれ別個に搬送する並列に
    配置された複数のハンガーコンベアと、該ハンガーコン
    ベアの終端近くに配置されていて該ハンガーコンベアに
    よって送られた管球を搬送するワーキングコンベアと、
    該ハンガーコンベアにより搬送された管球を該ワーキン
    グコンベアに受け渡す受け渡し装置と、該ワーキングコ
    ンベアによる管球の移送経路に沿って配置されていて該
    ワーキングコンベアによって搬送される管球に仕事をす
    る少なくとも一つの作業装置と、該受け渡し装置、ワー
    キングコンベア及び作業装置を駆動する駆動装置とを備
    え、該ワーキングコンベアには該管球を位置調整可能に
    把持して所定の移動経路に沿って移動する複数のヘッド
    チャックを設け、該駆動装置には第1カム軸及び該第1
    のカム軸の1/2の速度で回転する第2のカム軸を設け
    て該第2のカム軸から該受け渡し装置の駆動を取りかつ
    第1のカム軸から他の装置の駆動を取ることを特徴とす
    る混合生産型環状蛍光灯処理装置。
  2. 【請求項2】 異なる寸法の環状蛍光灯の管球を移動さ
    せながら該管球の処理を行う環状蛍光灯処理装置におい
    て、異なる寸法の管球をそれぞれ別個に搬送する並列に
    配置された複数のハンガーコンベアと、該ハンガーコン
    ベアの終端近くに配置されていて該ハンガーコンベアに
    よって送られた管球を搬送するワーキングコンベアと、
    該ハンガーコンベアにより搬送された管球を該ワーキン
    グコンベアに受け渡す受け渡し装置と、該ワーキングコ
    ンベアによる管球の移送経路に沿って配置されていて該
    ワーキングコンベアによって搬送される管球の位置検
    出、管球の位置決め及び管球の方向規制を行う装置と、
    該ワーキングコンベアによる管球の移送経路に沿って配
    置されていて該ワーキングコンベアによって搬送される
    管球に仕事をする少なくとも一つの作業装置と、該受け
    渡し装置、ワーキングコンベア及び作業装置を駆動する
    駆動装置とを備え、該ワーキングコンベアには該管球を
    位置調整可能に把持して所定の移動経路に沿って移動す
    る複数のヘッドチャックを設け、該駆動装置には第1カ
    ム軸及び該第1のカム軸の1/2の速度で回転する第2
    のカム軸を設けて該第2のカム軸から該受け渡し装置の
    駆動を取りかつ第1のカム軸から他の装置の駆動を取る
    ことを特徴とする混合生産型環状蛍光灯処理装置。
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