JP2001106337A - 筒状物品群の図柄位置合わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置 - Google Patents

筒状物品群の図柄位置合わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置

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JP2001106337A
JP2001106337A JP28336499A JP28336499A JP2001106337A JP 2001106337 A JP2001106337 A JP 2001106337A JP 28336499 A JP28336499 A JP 28336499A JP 28336499 A JP28336499 A JP 28336499A JP 2001106337 A JP2001106337 A JP 2001106337A
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Masato Noboriguchi
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Omori Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄が外周面に施された筒状物品を一群と
し、これらの群の間隔を維持しながら搬送する間に、前
記図柄を所定の位置に位置合わせすることができる図柄
位置合わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置を提供する
こと。 【解決手段】 筒状物品aの各軸が相互に平行となるよ
うに搬送路13aに横置して連続的に搬送する搬送手段
11と、搬送路に沿って往復動可能な図柄位置合わせ装
置31とを備える。図柄位置合わせ装置は筒状物品の載
置手段35と、これを昇降させる昇降手段37と、筒状
物品を回転させる回転手段39と、前記図柄を検知する
検知手段41とを備える。図柄合わせ装置が搬送路と同
期して前進している間に、載置手段が上昇し筒状物品を
載置して搬送路から分離する。この間に検知手段の信号
のもとで回転手段39により筒状物品が回転せられ図柄
が所定の位置に位置合わされる。そして、載置手段が下
降され筒状物品が搬送路に載置され前方へ搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄が外周面に施
された健康ドリンクの瓶等の筒状物品を一群(以下、筒
状物品群と記す)に纏めて包装する包装装置等に好適な
搬送方法並びに装置に関するもので、より具体的には、
安定して搬送しながら、前記筒状物品の外周面の図柄を
所定の位置に合わせることができる筒状物品群の図柄位
置合わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】健康ドリンクの瓶等の小形の瓶はそれら
を複数本纏めて包装し、販売のために店頭に陳列するこ
とが行われている。そして、これらの瓶等はその表面に
貼着したラベルが全て前面を向くように位置合わせして
包装されることが要求されている。従来、このラベルの
位置合わせをする作業としては、瓶を縦置きしてドリン
ク液の充填及び封緘が完了した後に、これらの瓶を立て
たまま搬送する間に行うことが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、瓶を縦置きしているため姿勢安定性が悪く、搬
送と並行して図柄の位置合わせをすると、瓶が揺動する
ため、搬送速度をあまり上げることができないといった
問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ラベル等の図柄が外周面に施
された筒状物品群を安定して搬送しながら、前記筒状物
品の外周面の図柄を所定の位置に位置合わせすることが
できて、高速搬送を可能にする筒状物品群の図柄位置合
わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、図柄が外周面に施された飲料瓶等の筒
状物品を一群として他の群から区分してなる多数群の筒
状物品を、該筒状物品の各軸が相互に平行となるように
搬送路に横置して連続的に搬送し、前記搬送路に沿って
往復走行可能に設けた図柄位置合わせ装置を前記搬送路
と同期して前進させる間に、該図柄位置合わせ装置によ
って複数群の前記筒状物品を前記搬送路から上昇させて
該搬送路から離隔しながら前進させ、該離隔された該筒
状物品をその軸中心に所定量回転させ、該図柄を検知し
ながら該図柄を所定の位置に位置合わせし、次いで、図
柄の位置合わせがされた該筒状物品を下降させて前記搬
送路へ戻し、その後、前記図柄位置合わせ装置を高速で
後退させて前記操作を繰り返してなる(請求項1)。
【0006】これにより、筒状物品は、安定した横置き
姿勢で搬送されている間に、図柄位置合わせ装置によっ
て前記横置姿勢を維持して支持されて、該姿勢にてその
軸中心に回転されて図柄の位置合わせがされるので、高
速回転しても揺動、傾倒すること無く安定した姿勢を維
持することができる。したがい、前記位置合わせの処理
時間を著しく短くできる。
【0007】また、図柄の位置合わせをしている間にあ
っても、前記筒状物品は、前記図柄位置合わせ装置によ
って群毎に区分支持されて、搬送路と同期して搬送さ
れ、前記位置合わせが完了すると、前記区分状態で搬送
路へ戻される。したがい、図柄位置合わせのために搬送
を中断することなく連続搬送できる。
【0008】上記発明を実現する本発明の装置は、図柄
が外周面に施された飲料瓶等の筒状物品を一群として他
の群から区分してなる多数群の筒状物品を、該筒状物品
の各軸が相互に平行となるように搬送路に横置して連続
的に搬送する搬送手段と、前記搬送路に沿って設けられ
た図柄位置合わせ装置と、該図柄位置合わせ装置を前記
搬送路の前進運動に同期させて前進させると共に所定の
前進位置から後退させる往復動手段からなり、前記図柄
位置合わせ装置は前記搬送路と平行に設けられた前記筒
状物品の載置手段、該載置手段を所定のタイミングで昇
降させる昇降手段と、前記筒状物品を回転させる回転手
段と、該筒状物品の外周面の図柄を検知する検知手段と
を備え、前記図柄位置合わせ装置を前記往復動手段によ
り前記搬送路の前進と同期して前進させている間に、前
記載置手段が前記昇降手段によって上昇せられ、これに
よって前記搬送路上に横置されて搬送されている前記筒
状物品が前記搬送路から分離して載置手段上に載置さ
れ、この載置時に前記筒状物品が前記回転手段により回
転せられるとともに前記検知手段からの信号により前記
回転手段の回転が制御されて前記図柄が所定の位置に位
置合わされ、その後前記載置手段が下降されて前記筒状
物品が前記搬送路上に載置されて前方へ搬送されるよう
にしてなる(請求項2)。
【0009】これにより、比較的簡単な構造によって上
記方法を確実に達成することができる。
【0010】また、上記装置において、好ましくは、前
記図柄位置合わせ装置は可動フレームからなり、前記回
転手段は前記筒状物品のそれぞれに対応して前記フレー
ムに取り付けられた回転ローラーからなり、前記検知手
段は前記筒状物品の夫々に対応して前記回転ローラーの
近傍において前記フレームに取り付けられた画像検出手
段からなり、該回転ローラーには前記検知手段からの信
号によって制御されるサーボモーターが連結され、前記
載置手段は前記フレームと一体的に前後に往復動する一
方前記フレームに対して昇降自在に設けられ、前記載置
手段が上昇されたときに前記筒状物品が前記回転ローラ
ーに当接して回転せられるように構成されてなる(請求
項3)。
【0011】これにより、筒状物品の夫々に対応して設
けられた回転ローラーと検知手段とによって、筒状物品
毎に個別に並行して図柄の位置合わせをすることができ
るので、位置合わせ精度を向上できるとともに、短時間
に多くの筒状物品の位置合わせをできて、搬送速度を向
上することができる。また、回転ローラーをサーボモー
ターで駆動しているので、回転ローラーの回転を緻密に
制御して、更に位置合わせ精度を向上できる。
【0012】また、上記装置において、好ましくは、前
記載置手段は前記筒状物品のそれぞれに対応してその下
方に設けられ、該載置手段の前後には所定間隔をおいて
一対の回転子が設けられ、該載置手段の上昇時に該回転
子が該筒状物品をその上に載置して該筒状物品を前記搬
送路より上方に上昇させ、前後に隣接する前記筒状物品
と非接触状態としてなる(請求項4)。
【0013】これにより、前記筒状物品は回転子によっ
て回転自在に支持されているので、前記回転ローラーに
よって抵抗なく自在に回転・停止ができて位置合わせ精
度が向上するとともに、高速回転によって位置合わせの
速度も向上でき、更には、筒状物品表面に生じる擦り傷
も軽減することができる。
【0014】また、前後に隣接する筒状物品と非接触状
態にしているので、図柄の位置合わせの際の筒状物品が
回転している間に、隣接する筒状物品同士が接触、干渉
して、図柄の位置が乱れることを可及的に防止でき、そ
の位置合わせ精度が著しく向上する。
【0015】更には、多数の筒状物品を同時並行して回
転して、一斉に図柄の位置合わせができるので、該位置
合わせ時間の短縮が図れ、短時間に多くの筒状物品の位
置合わせをできて、搬送速度を向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて、飲料用瓶の所定本数、この例では3本を一群と
して連続的に搬送する間に、8群(計24本)の飲料瓶
の外周面に描かれた図柄を一斉に揃える搬送方法並びに
装置について説明する。尚、ここでいう図柄とは、飲料
瓶の商標、デザイン、内容物等を表示したラベルや直接
瓶の表面にプリントされた絵図等のことをいう。
【0017】図1は本発明を適用した包装装置の全体を
示し、図1(a)はその側面図、図1(b)はその平面
図である。尚、当該包装装置は、本出願人の先願にかか
る特願平10−345760で詳細に説明されているの
で、本発明の理解に必要な部分のみを詳述してその他の
部分は概略説明にとどめる。
【0018】この包装装置は、ラベル貼着された飲料瓶
を、その各飲料瓶の軸が相互に平行となるように搬送路
に横置して連続的に搬送する間に、そのうちの所定本
数、この例では3本を一群として各郡単位に熱収縮性の
包装フィルムで包装する装置である。
【0019】当該包装装置は、図1(a)における左側
上方に飲料瓶aの自動供給装置Aが設けられ、自動供給
装置Aの搬送方向前方には飲料瓶aを所定の本数、即ち
3本づつの群に区分けして、該飲料瓶aの各軸が相互に
平行となるように搬送路に横置して搬送する搬送装置B
が設けられている。そして、搬送装置Bによって飲料瓶
aがベルトコンベア13によって連続的に搬送される間
に、各飲料瓶aに施された図柄を所定の位置に合わせる
本発明に係る図柄位置合わせ装置31が設けられてい
る。
【0020】該図柄位置合わせ装置31は、前記飲料瓶
aをその軸中心に所定量回転させて、その外周面に施さ
れた図柄を所定の位置に位置合わせするものであり、3
本の飲料瓶aを一群として、8群を同時に位置合わせす
ることが可能となっている。そして、その図柄位置合わ
せ装置31の前方には熱収縮性の包装フィルムを三方シ
ール用に製袋する製袋装置Dが設けられ、その前方には
フィルムの開放している側部を長手方向に連続してシー
ルするサイドシール装置と群毎に送られてくる飲料瓶群
の間をシールするエンドシール装置Eが設けられてい
る。そして、図の右側にはエンドシール装置Eによって
分離された飲料瓶包装体のフィルムを熱収縮させるため
のシュリンクトンネルを備えた搬送コンベアFが設けら
れている。
【0021】以下に上記包装装置中の本発明の部分、す
なわち図1におけるII部に示す、筒状物品群の図柄位
置合わせを兼ねた搬送装置について詳細に説明する。
【0022】図2(a)は図1におけるII部の搬送路
中心側断面図であり、図2(b)は図2(a)における
IIb−IIb線断面図である。また、図3は、ベルト
コンベアおよびガイドピンの駆動機構を説明するための
モデル図であり、図4は図2(a)におけるIV部の要
部拡大斜視図である。
【0023】当該搬送装置は、飲料瓶aを3本の一群b
に区分して搬送する搬送手段11と、該搬送手段11に
沿って設けられた図柄位置合わせ装置31と、該図柄位
置合わせ装置31を前記搬送手段11の搬送路13aの
前進運動に同期させて前進させると共に所定の前進位置
から後退させる往復動手段61とからなる。
【0024】前記搬送手段11は、前工程1から供給さ
れた飲料瓶aを3本単位の一群bに区分するスターホイ
ール式分離装置14と、該一群b毎に分離された飲料瓶
aを搬送するベルトコンベア13と、このベルトコンベ
ア13と並走して、そのベルトコンベア13上での前記
一群bの搬送方向位置を規制するガイドピンおよびそれ
を駆動するガイドピン送り装置17とで構成される。
【0025】尚、前記スターホイール式分離装置14は
周知の装置構成であるためその説明は省略する。
【0026】前記ベルトコンベア13のコンベアベルト
13aは、図2および図3に示すように、これを巻設し
たプーリー13eの一つを、減速装置とギヤを介してコ
ンベア駆動用サーボモーターによって回転することで駆
動される。また、このコンベアベルト13aの両側に
は、図4に示すように側枠13fが設けられ、該側枠1
3fで搬送中の飲料瓶aの頭部と底部との位置を規制し
て、該飲料瓶aが軸方向に移動するのを抑制している。
【0027】このベルトコンベア13の外側にこれと併
設してガイドピン送り装置17が設けられ、このガイド
ピン送り装置17では飲料瓶aの直径より小径の棒状の
ガイドピンが多数本併設され、図4に示すようにこれら
ガイドピン17aはベルトコンベア13上の飲料瓶aと
等速で並走するようになっている。
【0028】このガイドピン送り装置17を含む搬送手
段11については、本出願人の先願にかかる特願平10
ー295028で詳細に説明されているので、その具体
的な構成の説明は省略する。
【0029】前記ベルトコンベア13aを挟んで前記ガ
イドピン送り装置17と反対側の位置に、前記図柄位置
合わせ装置31および前記往復動手段61とが設けら
れ、該図柄位置合わせ装置31は、前記往復動手段61
によって、前記ベルトコンベア13に沿って往復走行可
能に設けられている。
【0030】往復動手段61は、図2に示すように、平
テーブル状のベース部63と、このベース部63上に設
けられて、前記図柄位置合わせ装置31を支持しつつコ
ンベアベルト13aに沿って水平方向に往復動自在に案
内するリニアガイド65と、同ベース部63上に設けら
れ、前記図柄位置合わせ装置31を前記案内方向に往復
動する往復動駆動手段67とで構成される。
【0031】前記一対のリニアガイド65のレール65
aは、ベルトコンベア13の搬送方向と平行に、前記ベ
ース部63の上面に配設され、その各レール65aとそ
の軸方向に相対移動自在に係合する2ヶのベアリングブ
ロック65bの上面は、前記図柄位置合わせ装置31の
下面(後述する可動フレーム33の下面)に固設されて
いる。この計4ヶのベアリングブロック65bは、前記
図柄位置合わせ装置31の重量を均等に支持するように
配設される。
【0032】また、前記往復動駆動手段67は、前記図
柄位置合わせ装置31の下面に、前記ベース部63との
間に隙間をもって固設されたボールねじ67bと、この
ボールねじ67bと螺合するとともに、両端部に位置す
る2ヶの軸受け69を介してベース部63の上面に固定
されるスクリューロッド67aと、このスクリューロッ
ド67aの一方の端部にカップリング71を介して直結
された往復動サーボモーター73とで構成される。この
スクリューロッド67aは、前記レール65aと平行に
配置されており、往復動サーボモーター73の回転トル
クによってスクリューロッド67aがその軸中心に回転
すると、これと螺合する前記ボールねじ67bがスクリ
ューロッド軸方向、すなわちコンベアベルト13aと平
行な方向に相対移動するようになっている。そして、こ
のボールねじ67bは前述したように、図柄位置合わせ
装置31の下面に固設され、スクリューロッド67aは
前記軸受け69を介して軸中心に回転自在にベース部6
3に固定されているため、該図柄位置合わせ装置31が
往復動サーボモーター73の回転によってコンベアベル
ト13aと並走するようになっている。
【0033】尚、ここでサーボモーターを使用している
のは、図柄位置合わせ装置31の往復動の起動・停止時
点の衝撃を小さくするためであり、具体的には該時点近
傍での往復動の加速度が小さくなるように速度を緻密に
制御するためである。この往復動サーボモーター73
は、後述する制御装置によって制御される。
【0034】図5に、図柄位置合わせ装置31の全体側
面図および要部拡大側面図であって、該図柄位置合わせ
装置31が同期して前進しているとともに、飲料瓶aは
コンベアベルト13aに載置されて搬送されている状態
を示す。また、図6に、図5におけるVI−VI線断面
図を、図7に、図5におけるVII−VII線断面図を
示す。
【0035】図8は、図5おけるVII−VII線断面
図、および該断面図におけるVIII線矢視側面図であ
る。そして、図8(a)には、図柄位置合わせ装置が同
期して前進しているとともに、飲料瓶aをコンベアベル
ト13aに載置して搬送している状態を、また図8
(b)には、該飲料瓶aを載置手段35によって支持し
て搬送している状態を比較して示す。尚、図の錯綜を防
ぐため図6にはコンベアベルト13aを図示していな
い。
【0036】図5〜7に示すように、前記図柄位置合わ
せ装置31は、その基部としての可動フレーム33と、
前記コンベアベルト13aと平行に設けられた前記飲料
瓶aの載置手段35と、該載置手段35を所定のタイミ
ングで昇降させる前記可動フレーム33上に設けられた
昇降手段37と、同可動フレーム33に設けられて前記
飲料瓶aを回転させる回転手段39と、該回転手段39
の近傍に位置して該飲料瓶aの外周面の図柄を検知する
検知手段41とを備えている。
【0037】前記可動フレーム33は、水平プレート3
3aに鉛直プレート33bを立設してなる略断面逆T字
状部材であり、鉛直プレート33bがベルトコンベア1
3に対向して配置されるとともに、前記水平プレート3
3aの下面に前記ベアリングブロック65bおよび前記
ボールねじ67bが固設されている。
【0038】また、前記鉛直プレート33bのベルトコ
ンベア13側の面には、前記昇降手段37を介して載置
手段35が昇降動作可能に設けられている。
【0039】前記昇降手段37は、前記載置手段35を
支持する支持テーブル34と、この支持テーブル34を
上下方向に昇降自在に案内する一対のリニアガイド38
と、前記水平プレート33aに固設されて前記載置手段
35を前記案内方向に駆動する昇降駆動手段40とで構
成される。
【0040】前記支持テーブル34は、前記鉛直プレー
ト33bに対向して該鉛直プレート33bとコンベアベ
ルト13aとの間に位置する板状の鉛直片34aと、こ
の鉛直片34aからコンベアベルト13aの下部に向か
って水平に延出する一対の板状の腕片34bと、この一
対の腕片34bに掛け渡され支持された一対の板状の支
持片34cとで構成される。この一対の支持片34c
は、コンベアベルト13aの側方下に位置して、コンベ
アベルト13aの中央たるコンベアセンターを中心とし
て互いに線対称な位置関係となるように、コンベアベル
ト13aを略挟むように互いに対向して設けられる。
【0041】また、この支持テーブル34の鉛直片34
aと、前記鉛直プレート33bとの間には、前記一対の
リニアガイド38が介装され、該支持テーブル34は、
可動フレーム33に対して上下昇降可能になっている。
つまり、このリニアガイド38のレール38aは、前記
鉛直プレート33bのベルトコンベア13側の面上に鉛
直方向に配設され、その各レール38aとその軸方向に
相対移動自在に係合する上下2ヶのベアリングブロック
38bは、前記鉛直片34aに固設されている。尚、こ
の計4ヶのベアリングブロック38bは、前記支持テー
ブル34の自重等による傾倒モーメントを均等に支持で
きるように配設される。
【0042】この支持テーブル34を上下昇降する前記
昇降駆動手段40は、図7に示すように、前記水平プレ
ート33aに固設されて、図示しない昇降駆動用サーボ
モーターを内蔵する電動シリンダー40であり、該電動
シリンダー40は、前記昇降駆動用サーボモーターによ
ってそのシリンダロッド40bが上下方向に伸縮するも
のである。このシリンダロッド40bの先端には、水平
方向にベルトコンベア13側に延出する支持棒40cの
一方端が固定されており、その他端は、鉛直プレート3
3bに形成された孔部33cを通って、前記支持テーブ
ル34の鉛直片34aに固定されている。そして、前記
シリンダーロッド40bが伸縮すると、前記支持テーブ
ル34が上下昇降動作をするようになっている。
【0043】尚、ここでサーボモーターを使用している
のは、上下昇降動作の起動・停止時点の衝撃を小さくす
るためであり、具体的には該時点近傍での昇降動作の加
速度が小さくなるように速度を緻密に制御するためであ
る。この昇降駆動用サーボモーターは後述する制御装置
によって制御される。
【0044】前記支持テーブル34の一対の支持片34
cの上面には、図5に示すように、前記載置手段35
が、各飲料瓶aに対応して、すなわちコンベアベルト1
3aに載置搬送されている飲料瓶aの載置ピッチと概ね
同ピッチに設けられている。具体的には、本実施形態に
あっては、3台の載置手段35が隣接して配置されて飲
料瓶aの一群bに相当する載置手段群36を形成し、該
載置手段群36が前記支持片34c上に8群設けられて
おり、一度に8群分、つまり24本の飲料瓶aの図柄位
置合わせが可能である。
【0045】この載置手段35は、前記対向する一対の
支持片34cの各々の上面に、搬送方向の前後に一対の
回転子たるローラー35aを設けて構成される。そし
て、前記昇降手段37によって上昇した際には、この一
対のローラー35aの間に位置する横置き姿勢の飲料瓶
aの外周下面と各々のローラー35aとが当接して、該
飲料瓶aを4点支持するようになっている。このローラ
ー35aは、支持片35cの上面に固設されたベアリン
グ部材を介して、飲料瓶aの軸と平行に軸支されてい
る。このため、該載置手段35のローラー35aによっ
て支持された際には、該飲料瓶aは安定した横置き姿勢
でその軸中心に回転することができる。
【0046】また、前記ベアリングによってこのローラ
ー35aの回転抵抗は小さくなっているため、飲料瓶a
とローラー35aとが滑ることなく回転できて、飲料瓶
a表面に生じる擦り傷を可及的に軽減することができ
る。
【0047】このローラー35aの上面は、飲料瓶aを
支持しない下限位置にあっては、図8(a)に示すよう
にコンベアベルト13a上面より若干低く位置してい
る。そして、コンベアベルト13aから前記飲料瓶aを
離隔する際には、同図(b)に示すように前記ローラー
35a上面は前記コンベアベルト13a上面より上方に
位置して、飲料瓶aの外周下面と前記コンベアベルト1
3a上面との間に若干の隙間n4が生じるようにして飲
料瓶aを支持する。尚、この隙間n4は、離隔時にコン
ベアベルト13aと飲料瓶aが絶対に当接しないよう
に、コンベアベルト13aのうねり量等を勘案して設定
される。
【0048】また、前記載置手段群36の隣接する載置
手段35同士の設置ピッチは、図8(b)に示すように
前記飲料瓶aを支持した際に、該飲料瓶a同士が非接触
状態、すなわち飲料瓶a同士間に若干の隙間n3が生じ
るように設定され、具体的には、その設置ピッチは、飲
料瓶aの直径よりも若干大きく設定される。尚、前記載
置手段群36の設置ピッチは、次工程の包装ラインのス
ペック等に応じて設定される。
【0049】図7に示すように、前記鉛直プレート33
bには、その厚み方向に貫通した孔部33hが、前記載
置手段35のそれぞれに対応して形成される。この孔部
33hには、回転手段たる回転ローラー39が挿通され
てプレート面に対し鉛直に立設固定される。そして、図
5に示すように該回転ローラー39は、前記載置手段3
5のそれぞれに対応してその上方に位置する。
【0050】この回転ローラー39は、前記孔部33h
に嵌合固定される略筒状のパイプ部39bと、そのパイ
プ部39bの内周に軸受け39cを介して設けられる円
柱状の軸棒39dと、該軸棒39dのベルトコンベア1
3側の端部に同心に固設されたタイヤ部39aとで構成
され、前記軸棒39dはその軸中心に前記パイプ部39
dと相対回転自在となっている。
【0051】この軸棒39dのもう一方の端部は、前記
孔部33hを介して鉛直プレート33bの背面側(前記
ベルトコンベア13側の面と逆側)に突出しており、該
端部と、この背面に支持部材を介して設けられた回転駆
動用サーボモーター45の回転軸とは、エンドレスベル
トたるタイミングベルト43が掛け渡されて連結されて
いる。そして、この回転駆動用サーボモーター45の回
転トルクによって、前記タイヤ部39aが回転するよう
になっている。また、このタイヤ部39aは、載置手段
35の上方であって、コンベアセンターに位置してい
る。
【0052】そして、図柄位置合わせ装置31が同期し
て前進するとともに、飲料瓶aがコンベアベルト13a
上に載置され搬送されている時は、図8(a)に示すよ
うに飲料瓶aの外周上面と前記タイヤ部39aとの間に
は、若干の隙間n1を有し互いに当接していないが、前
記載置手段35によって、飲料瓶aが支持されて上昇し
コンベアベルト13aと離隔された際には、図8(b)
に示すように該飲料瓶aの外周上面と当接するようにな
っている。そして、該タイヤ部39aが回転すると、該
飲料瓶aは、前記ローラー35aによって4点支持され
た横置き姿勢で円滑に共回りをする。尚、飲料瓶aとタ
イヤ部39aとの滑り防止の観点から、タイヤ部39の
素材としてはゴム等の静止摩擦係数が大きい素材が好適
である。
【0053】また、前記回転駆動用サーボモーター45
は、自身が発信する回転パルスによって、その回転角度
を検出することができる。
【0054】尚、ここでサーボモーターを使用している
のは、回転ローラーの回転を緻密に制御して、位置合わ
せ精度を向上するためである。
【0055】前記検知手段41は、前記回転ローラー3
9のパイプ部上部39bに支持部材を介して固設された
CCDカメラ等からなる画像検出手段であり、そのセン
サーヘッドたるCCDカメラ41aは、前記タイヤ部3
9aの略直上に位置して、飲料瓶aの外周面の図柄のあ
る決められた特徴点を検知できるようになっている。こ
の特徴点としてはラベルの端部等が挙げられ、該端部を
その色調や明暗の変化で検知する。
【0056】そして、この検知信号と前記回転パルスと
によって、前記回転駆動用サーボモーター45が制御さ
れその回転ローラー39の回転停止、すなわち飲料瓶a
の回転停止が制御される。例えば、前記特徴点としては
ラベル端を検知して、検知信号入力後10パルスで回転
停止するというように制御される。
【0057】以上の構成からなる本実施形態の搬送装置
の動作を図8、図9を用いて説明する。図9は、図柄位
置合わせ装置31の制御装置の概略構成、および該制御
装置の制御信号の流れを示す説明図である。
【0058】同図に示すように図柄位置合わせ装置31
の制御装置は、図柄位置合わせ装置31を往復動する往
復動サーボモーター73の往復動制御部と、載置手段3
5を昇降する昇降駆動用サーボモーターの昇降制御部
と、回転ローラー39を回転する回転駆動用サーボモー
ター45の回転制御部と、各種近接スイッチ、センサー
および前記各制御部からの信号によって、前記各制御部
に制御の開始を指令するPLC(プログラマブル ロジ
ック コントローラー)とで構成される。
【0059】また、当該搬送装置の図柄位置合わせ装置
31以外の機器であるベルトコンベア13およびガイド
ピン送り装置17は、図示しない別の制御装置によって
前記コンベア駆動用サーボモーターを介して駆動されて
いる。そして、この駆動は、該搬送装置の前後工程と連
動運転されている。しかし、図3に示すように、前記コ
ンベア駆動用サーボモーターには、減速装置およびギヤ
を介して同期用エンコーダーが設けられており、この同
期用エンコーダーの信号を図9(a)に示すように往復
動制御部に取込んで速度制御しているので、ベルトコン
ベア13およびガイドピン17aの前進運動と同期して
前記図柄位置合わせ装置31を前進することができるよ
うになっている。
【0060】そして、以下に示すような一連のシーケン
ス制御を行って、ベルトコンベア13やガイドピン17
aと連動して、搬送しながらの図柄位置合わせを行うこ
とができる。
【0061】図2(a)に示すように、スターホイール
式分離装置14および図示しないガイドピンよって飲料
瓶aが群毎に区分されて、コンベアベルト13a上に所
定の本数たる8群の飲料瓶aが載置され、所定の位置ま
で搬送されると、図9(a)に示すようにコンベアベル
ト13a近傍に設けられた近接スイッチから同期運転ス
タート信号が発信される。そして、該信号を受信したP
LCは、往復動制御部に往復動制御の開始を指令する。
すると、該往復動制御部が、往復動サーボモーター73
に駆動信号を送信し、図柄位置合わせ装置31が前進運
動を開始し、既に該図柄位置合わせ装置31よりも搬送
方向前方に移動している8群の飲料瓶aに追いつくため
に加速する。そして、図2(a)に示すように該飲料瓶
aに追いつくとともに、前記同期用エンコーダーの信号
に基づき往復動処理部にてコンベアベルト13aと図柄
位置合わせ装置31との速度を比較しつつ速度が等速と
なるように制御する。そして、等速となった時点で該等
速の前進動作を維持する同期制御を開始する。
【0062】この時点にあっては、図8(a)に示すよ
うに、各飲料瓶aに対応して回転ローラー39および載
置手段35が、該飲料瓶aの上下に位置し、同期して前
進している。しかし、飲料瓶aはコンベアベルト13a
に載置され搬送されており、飲料瓶aと載置手段35の
ローラー35aとの間、および回転手段39のタイヤ部
39aとの間には所期の隙間n2、n1を有している。
【0063】次いで、図9(b)に示すように往復動制
御部の第1インターフェースを介してPLCが同期制御
開始信号を受信すると、PLCは昇降制御部に昇降制御
の開始を、すなわち載置手段35の上昇開始を指令す
る。すると、該昇降制御部は、電動シリンダー40の上
昇量を検知して、上昇動作起動・停止時の載置手段35
の衝撃が小さくなるように上昇速度を調整して昇降駆動
用サーボモーターに駆動信号を送信する。そして、所期
の上昇量に達して、図8(b)に示すように、飲料瓶a
が横置き姿勢で載置手段35よって4点支持されてコン
ベアベルト13aから離隔されるとともに、該飲料瓶a
の上面がタイヤ部39aに当接すると、昇降制御部はP
LCへ上昇完了信号を送信する。
【0064】図9(c)に示すように該上昇完了信号を
受信したPLCは、回転制御部に回転速度制御の開始を
指令する。すると、回転駆動用サーボモーター45は、
回転角度に応じた回転パルスを発信しながらタイヤ部3
9aを回転し、これと当接している飲料瓶aも滑ること
なく共回りする。そして、その間に画像検出手段41か
ら図柄の特徴点の検知信号がPLCを介して送信される
と、該送信から所定の回転パルスまでカウントアップし
て回転を停止して、例えば図柄が上面に位置するように
回転停止して図柄位置合わせを完了する。
【0065】尚、前記載置手段35によって飲料瓶aが
支持されている期間は、図8(b)に示すように、飲料
瓶aは前記ローラー35aによって4点支持されている
ので、前記タイヤ部39aによって抵抗なく自在に回転
・停止ができる。また、前記期間は、隣接する飲料瓶a
同士の間には、若干の隙間n3が設けられており、回転
中に隣接する飲料瓶a同士で接触することはなく、図柄
の位置が乱れることを可及的に防止している。
【0066】前記図柄位置合わせが完了すると、図9
(b)に示すように回転制御部から回転速度制御完了信
号がPLCに送信され、PLCは昇降制御部に昇降制御
の再開、すなわち載置手段35の下降開始を指令する。
そして、該昇降制御部は、前記と同様に下降量を検知し
ながら載置手段35の下降動作を制御し、図8(a)に
示すように載置手段35が下限、すなわち前記電動シリ
ンダーのストロークエンドに達して、前記飲料瓶aをコ
ンベアベルト13a上へ戻すと昇降制御完了信号をPL
Cに送信する。
【0067】尚、上記図柄位置合わせの間は、コンベア
ベルト13aおよびガイドピン17aと同期して飲料瓶
aも前進しているため、下降時にも可及的に上昇前に載
置されていた状態に、すなわち、ガイドピン17aの間
に速やかに戻される。
【0068】ついで、図9(a)に示すように、昇降制
御完了信号をPLCを介して往復動制御部が受信する
と、該制御部は、同期制御を終了して往復動サーボモー
ター73を減速し、図2(a)の図柄位置合わせ装置3
1の位置よりも左方に位置する、該図柄位置合わせ装置
の待機位置まで高速後退する。そして、該待機位置に達
すると、近傍に設けられた近接スイッチからPLCへ原
点検出信号が入力され、後退停止とともに一連のシーケ
ンス制御サイクルが完了する。
【0069】そして、前記コンベアベルト13aに設け
られた近接スイッチから、同期運転スタート信号をPL
Cが受信するまで待機位置で待機する。
【0070】尚、ここで、往復動サーボモーター73の
前記減速開始の起点として、図柄位置合わせ装置31の
移動限界位置にある近接スイッチからの信号を第2イン
ターフェース(図9(a)参照)に取り込んで使用する
こともできる。
【0071】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であ
る。
【0072】(a)本実施形態においては、当該搬送装
置を飲料瓶群の包装装置に適用したが、筒状物品を群毎
に区分けして搬送し図柄位置合わせを要するラインであ
れば如何なるラインでも適用可能であり、前記先願にか
かる特願平10−345760に記載された乾電池の包
装装置にも適用可能である。
【0073】(b)本実施形態においては、可動フレー
ム33および支持テーブル34の動作を案内する部材と
して、リニアガイドを使用したが、可動フレーム33を
搬送路13aに沿って案内し、支持テーブル34を搬送
路に対して上下方向に案内できればこれに限るものでは
ない。
【0074】(c)本実施形態にあっては、回転駆動用
サーボモーター45の回転軸と回転ローラー39の軸棒
39dとにエンドレスベルトを掛け渡したが、確実に回
転トルクを伝達できればこれに限るものではなく、前記
回転軸及び軸棒39dにギヤを同心状に固定して、該ギ
ヤ同士を噛み合わせて連結しても良い。この場合は、ギ
ヤの噛み合わせで回転トルクが伝達されるため、前記回
転駆動用サーボモーター45の回転を確実にかつ時間遅
れを生じることなく回転ローラ39に伝達できる。
【0075】(d)本実施形態にあっては、往復動駆動
手段67として、ボールねじ67b、およびこれと螺合
するスクリューロッド67aを使用したが、水平力を図
柄位置合わせ装置31に付与できればこれに限るもので
はなく、チェーンベルトと、これに係合して水平力を与
える回転駆動するスプロケットとを使用しても良い。
【0076】(e)本実施形態にあっては、4つのロー
ラー35aによって飲料瓶aを支持したが、該飲料瓶a
を横置き姿勢でかつその軸中心に回転自在に支持できれ
ばこれに限るものではなく、ローラー35aの個数は適
宜変更できる。但し、安定して該飲料瓶aを支持するに
は、4つ以上で支持することが望ましい。また、前記ロ
ーラー35aに代えて、ボールペンのペン先に類する球
座を用いることもできる。
【0077】(f)本実施形態にあっては、動作の起動
・停止時の衝撃を小さくするために、各駆動手段として
サーボモーターを使用したが、該起動・停止時の衝撃が
小さくできればこれに限るものではない。
【0078】(g)本実施形態にあっては、検知手段4
1としてCCDカメラ等からなる画像センサーを使用し
たが、外表面の図柄の特徴点が検知できればこれに限る
ものではなく変位センサー等も使用できる。例えば、ラ
ベル貼着されている場合には、ラベル端部の段差を変位
センサーで検知すれば良い。
【0079】(h)本実施形態にあっては、3本からな
る複数本の飲料瓶を一群としたが、該一群は単数本の飲
料瓶であっても良い。この場合、前記載置手段群36
が、載置手段35一台で構成され、これに対応するよう
に回転ローラー39および検知手段41が設けられると
ともに、ガイドピン17aの間には一本の飲料瓶が載置
されるようになることは言うまでもない。そして、かか
る構成によれば、包装フィルムの外周面の図柄と、該包
装フィルムに包まれた飲料瓶の図柄の位置を合わせるこ
とができて、店頭陳列時に好ましい外観とすることがで
きる。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る方法では、筒状
物品は、高速回転しても揺動、傾倒すること無く安定し
た姿勢を維持できるので、位置合わせの時間を著しく短
くできて搬送速度も向上できる。また、図柄の位置合わ
せをしている間にも搬送路と同期して搬送されるので、
図柄位置合わせのために搬送を中断することなく連続搬
送できる。したがい、生産ラインの生産能力を著しく向
上することができる。
【0081】本発明の請求項2に係る装置では、比較的
簡単な構造によって上記方法を確実に達成することがで
きる。
【0082】本発明の請求項3に係る装置では、一斉に
多くの筒状物品の位置合わせをできて搬送速度を上げら
れるので、前記生産能力を更に向上することができる。
【0083】本発明の請求項4に係る装置では、図柄の
位置合わせ精度が向上するとともに筒状物品表面の擦り
傷も防止できて、筒状物品包装後の店頭陳列時の美観が
良好となる。また、その位置合わせ時間を短くできて生
産ラインの生産能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した包装装置全体を示す図であっ
て、図1(a)はその側面図、図1(b)はその平面図
である。
【図2】図2(a)は、図1におけるII部の搬送路中
心側断面図であり、図2(b)は、図2(a)における
IIb−IIb線断面図である。
【図3】ベルトコンベアおよびガイドピンの駆動機構を
説明するためのモデル図である。
【図4】図2(a)におけるIV部の要部拡大斜視図で
ある。
【図5】本発明に係る図柄位置合わせ装置の全体側面図
および要部拡大側面図であって、該図柄位置合わせ装置
が同期して前進しているとともに、飲料瓶はコンベアベ
ルトに載置されて搬送されている状態を示す。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図5におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図5おけるVII−VII線断面図、および該
断面図におけるVIII線矢視側面図である。
【図9】図柄位置合わせ装置の制御装置の概略構成、お
よび該制御装置の制御信号の流れを示す説明図であり、
図9(a)は往復動制御部、図9(b)は昇降制御部、
図9(c)は回転制御部を各々示す。
【符号の説明】
b 飲料瓶群 a 飲料瓶 c ラベル A 自動供給装置 B 搬送装置 D 製袋装置 E エンドシール装置 F 搬送コンベア 11 搬送手段 13 ベルトコン
ベア 13a 搬送路、コンベアベルト 13e プーリー 13f 側枠 14 スターホイ
ール式分離装置 17 ガイドピン送り装置 17a ガイドピ
ン 31 図柄位置合わせ装置 33 可動フレー
ム 33a 水平プレート 33b 鉛直プレ
ート 33c 孔部 33h 孔部 36 載置手段群 35 載置手段 35a ローラー(回転子) 37 昇降手段 34 支持テーブル 34a 鉛直片 34b 腕片 34c 支持片 38 リニアガイド 38a レール 38b ベアリングブロック 40 昇降駆動手
段、電動シリンダー 40b シリンダロッド 40c 支持棒 39 回転ローラー(回転手段) 39a タイヤ部 39b パイプ部 39c 軸受け 39d 軸棒 43 タイミング
ベルト 45 回転駆動用サーボモーター 41 検知手段 41a センサーヘッド 61 往復動手段 63 ベース部 65 リニアガイ
ド 65a レール 65b ベアリン
グブロック 67 往復動駆動手段 67a スクリュ
ーロッド 67b ボールねじ 69 軸受け 71 カップリング 73 往復動サー
ボモーター
フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA15 CA08 EA02 FA05 FA07 FC08 FC13 GA01 GA08 GB02 GB09 GC02 HA07 JA04 3F072 AA08 AA27 GA10 GC04 GC07 GE07 GE09 GG03 GG06 GG12 JA01 JA09 KA15 KC01 KC06 KE04 KE06 KE11 3F081 AA04 AA19 BA02 BC02 BC07 BD08 BD14 BE03 BF13 CA35 CB05 CC01 CC12 CE10 DA02 DA04 DA07 DA12 EA09 EA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄が外周面に施された飲料瓶等の筒状
    物品を一群として他の群から区分してなる多数群の筒状
    物品を、該筒状物品の各軸が相互に平行となるように搬
    送路に横置して連続的に搬送し、 前記搬送路に沿って往復走行可能に設けた図柄位置合わ
    せ装置を前記搬送路と同期して前進させる間に、該図柄
    位置合わせ装置によって前記筒状物品を前記搬送路から
    上昇させて該搬送路から離隔しながら前進させ、 該離隔された該筒状物品をその軸中心に所定量回転さ
    せ、該図柄を検知しながら該図柄を所定の位置に位置合
    わせし、 次いで、図柄の位置合わせがされた該筒状物品を下降さ
    せて前記搬送路へ戻し、 その後、前記図柄位置合わせ装置を高速で後退させて前
    記操作を繰り返してなることを特徴とする筒状物品群の
    図柄位置合わせを兼ねた搬送方法。
  2. 【請求項2】 図柄が外周面に施された飲料瓶等の筒状
    物品を一群として他の群から区分してなる多数群の筒状
    物品を、該筒状物品の各軸が相互に平行となるように搬
    送路に横置して連続的に搬送する搬送手段と、前記搬送
    路に沿って設けられた図柄位置合わせ装置と、該図柄位
    置合わせ装置を前記搬送路の前進運動に同期させて前進
    させると共に所定の前進位置から後退させる往復動手段
    からなり、 前記図柄位置合わせ装置は前記搬送路と平行に設けられ
    た前記筒状物品の載置手段、該載置手段を所定のタイミ
    ングで昇降させる昇降手段と、前記筒状物品を回転させ
    る回転手段と、該筒状物品の外周面の図柄を検知する検
    知手段とを備え、 前記図柄合わせ装置を前記往復動手段により前記搬送路
    の前進と同期して前進させている間に、前記載置手段が
    前記昇降手段によって上昇せられ、これによって前記搬
    送路上に横置されて搬送されている前記筒状物品が前記
    搬送路から分離して載置手段上に載置され、この載置時
    に前記筒状物品が前記回転手段により回転せられるとと
    もに前記検知手段からの信号により前記回転手段の回転
    が制御されて前記図柄が所定の位置に位置合わされ、そ
    の後前記載置手段が下降されて前記筒状物品が前記搬送
    路上に載置されて前方へ搬送されるようにしてなること
    を特徴とする筒状物品群の図柄位置合わせを兼ねた搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記図柄位置合わせ装置は可動フレーム
    からなり、前記回転手段は前記筒状物品のそれぞれに対
    応して前記フレームに取り付けられた回転ローラーから
    なり、前記検知手段は前記筒状物品の夫々に対応して前
    記回転ローラーの近傍において前記フレームに取り付け
    られた画像検出手段からなり、該回転ローラーには前記
    検知手段からの信号によって制御されるサーボモーター
    が連結され、前記載置手段は前記フレームと一体的に前
    後に往復動する一方前記フレームに対して昇降自在に設
    けられ、前記載置手段が上昇されたときに前記筒状物品
    が前記回転ローラーに当接して回転せられるように構成
    されてなることを特徴とする請求項2記載の筒状物品群
    の図柄位置合わせを兼ねた搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記載置手段は前記筒状物品のそれぞれ
    に対応してその下方に設けられ、該載置手段の前後には
    所定間隔をおいて一対の回転子が設けられ、該載置手段
    の上昇時に該回転子が該筒状物品をその上に載置して該
    筒状物品を前記搬送路より上方に上昇させ、前後に隣接
    する前記筒状物品と非接触状態としてなることを特徴と
    する請求項2または3記載の筒状物品群の図柄位置合わ
    せを兼ねた搬送装置。
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