JP4958031B2 - 缶の清掃装置 - Google Patents

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Description

この発明は、金属缶の内部を清掃する装置に関し、特に、地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している状態の缶にオイル等の収容物を収容し、密封する前に、缶の胴部及び地板から構成される缶内部に残っているおそれのある塵埃などを、前記缶内部から除去することに適した缶の清掃装置に関する。
金属缶の製造においては、胴部の接合や、胴部と地板の巻締めの際などの製造過程で、金属粉やその他の塵埃が金属缶内部に付着して残留することがある。そのため、缶へ内容物を充填する際には、種々の方法、手段によって内部を清掃することが行われている。
例えば、天板と地板が胴部に取り付けられたドラム缶の内部を清掃する方法として、天板に設けられた二つの口金を通して圧縮エアーを噴出する管と、噴出したエアーを吸い込む管を挿入し、ドラム缶内に旋回流を生じさせて、エアーの吸い込みと同時にドラム缶内の塵埃も除去するようにした方法が提案されている(特許文献1)。
特開平5−185050号公報
ドラム缶に関しては前述したように、ドラム缶内に圧縮エアーを噴出させ、一方で、噴出したエアーを吸い込むことにより、ドラム缶内に旋回流を生じさせて、エアーの吸い込みと同時にドラム缶内の塵埃除去を行う方法が提案されているが、一般的な缶の清掃装置に関しては特に提案がされていなかった。特に、地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している状態の缶にオイル等の収容物を収容し、密封する前に、缶の胴部及び地板から構成される缶内部に残っているおそれのある塵埃などを、作業効率よく、効果的に、前記缶内部から除去することに適した缶の清掃装置についての提案はされていなかった。
この発明は、金属缶などの缶の清掃装置であって、地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している状態の缶にオイル等の収容物を収容し、密封する前に、缶の胴部及び地板から構成される缶内部に残っているおそれのある塵埃などを、作業効率よく、効果的に、前記缶内部から除去することに適した缶の清掃装置を提供することを目的にしている。
上記の目的のもとに成されたこの発明の缶の清掃装置は、
胴部の一方が閉鎖され、他方が開口している缶を、当該缶の外側から保持する缶保持手段と、
前記缶の内部に前記開口部を介して挿脱可能な除塵機構と、
前記缶を保持している状態の前記缶保持手段を前記除塵機構の方向に移動させて、前記除塵機構を前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構及び/又は前記除塵機構を前記缶保持手段により保持されている前記缶の方向に移動させて前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構とからなり、
前記除塵機構は、前記缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、吸込み口とを備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動することを特徴とするものである。
また、
地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している缶を、地板の外側から保持する缶保持手段と、缶の胴部及び地板から構成される缶内部に前記開口部を介して挿脱可能な除塵機構と、前記缶を地板の外側から保持している状態の前記缶保持手段を前記除塵機構の方向に移動させて、前記除塵機構を前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構及び/又は前記除塵機構を前記缶保持手段により地板の外側から保持されている前記缶の方向に移動させて前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構とからなり、前記除塵機構は、前記缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、吸込み口とを備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動することを特徴とするものである。
本発明の缶の清掃装置は、前述したように、前記缶を地板の外側から保持している状態の前記缶保持手段を前記除塵機構の方向に移動させて、前記除塵機構を前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構及び/又は前記除塵機構を前記缶保持手段により地板の外側から保持されている前記缶の方向に移動させて前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構を備えている。
そこで、缶を地板の外側から保持している状態の缶保持手段を除塵機構の方向に移動させて、除塵機構を缶内部に開口部を介して挿脱させる機構が配備されている場合には、除塵機構の位置を固定しておき、缶を地板の外側から保持している状態の缶保持手段を除塵機構の方向に移動させ、除塵機構を缶内部に開口部を介して挿脱させることができる。
一方、除塵機構を缶保持手段により地板の外側から保持されている缶の方向に移動させて缶内部に開口部を介して挿脱させる機構が配備されている場合には、缶保持手段の位置を固定しておき、除塵機構を缶保持手段により地板の外側から保持されている缶の方向に移動させて缶内部に開口部を介して挿脱させることができる。
また、缶を地板の外側から保持している状態の缶保持手段を除塵機構の方向に移動させて、除塵機構を缶内部に開口部を介して挿脱させる機構と、除塵機構を缶保持手段により地板の外側から保持されている缶の方向に移動させて缶内部に開口部を介して挿脱させる機構との双方を備えている場合には、缶を地板の外側から保持している状態の缶保持手段を除塵機構の方向に移動させると同時に、除塵機構を缶保持手段により地板の外側から保持されている缶の方向に移動させ、除塵機構を缶保持手段により地板の外側から保持されている缶内部に開口部を介して挿脱させることができる。
いずれの形態であっても、缶保持手段によって、地板が巻締められた缶を、地板の外側から位置決めして保持し、この位置決めされて保持されている缶の内部に前記開口部を介して除塵機構を進入及び退避させることができる。
そして、前述したように、前記除塵機構は、前記缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、吸込み口とを備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動するので、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って、缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、この噴出されたエアーによって缶内部から除去された塵埃を吸い込む吸込み口とが、一体になって、缶内部を移動するものである。
前記において、除塵機構は、側壁に前記吸込み口が形成されている吸引胴を備えており、除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿入される側における当該吸引胴の先端側に前記エアー噴出口が配備されている形態にすることができる。
また、この場合、吸引胴の前記先端側に回転盤が配備されており、吸引胴の前記先端側に配備されているエアー噴出口は当該回転盤に配備されている形態にすることができる。
更に、吸引胴は、前記缶の胴部において上下方向に延びる缶接合部に先端開口が臨むエアー噴出ノズルを1又は複数個備えている形態にすることができる。
前記において、エアー噴出口からは、連続的又は間欠的にエアーを噴出させることができる。例えば、吸引胴の前述した先端側に回転盤が配備されており、この回転盤にエアー噴出口が配備されている場合、前記の吸引胴の中を貫通するように回転支持ロッドを配備し、この回転支持ロッドの先端(頂点)側に前記回転盤を取り付け、前記エアー噴出口を、回転支持ロッドを通して導入されるエアー供給管と連通し、エアー供給管にエアーを連続的又は間欠的に供給するエアー供給手段を接続する構成を採用することができる。
また、缶の胴部で上下方向に延びる缶接合部に臨んで、当該缶接合部にエアーを吹き付ける前記のエアー噴出ノズルからのエアーの噴出も、連続的又は間欠的にすることができる。この場合も、前記吸引胴を通して導入されたエアー供給管とエアー噴出ノズルとを連通し、エアー供給管にエアーを連続的又は間欠的に供給するエアー供給手段を接続する構成にすることができる。
以上のように構成されるこの発明の缶の清掃装置によれば、缶保持手段によって、地板が巻締められた缶を、地板の外側から位置決めして保持し、この位置決めされて保持されている缶の内部に前記開口部を介して除塵機構が進入及び退避する。
そして、この除塵機構の進入、退避に際して、缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、この噴出されたエアーによって缶内部から除去された塵埃を吸い込む吸込み口とが、一体になって、缶内部を移動するので、前記エアー噴出口を通してエアーを噴出させると、缶の地板及び胴部に付着、残留している金属粉その他の塵埃を除去し、この除去された塵埃は吸込み口を通して集塵することができる。
したがって、エアーで除去した塵埃を周囲に飛散させることなく効率よく集塵して、缶内部に残留しないようにし、缶の清掃を簡単にかつ能率よく完了することができる。
以下、清掃対象の金属缶が18リッター缶(角缶)である場合における、この発明の実施の形態を添付の図を参照して説明する。
図1は、本発明の缶の清掃装置の構成の一例を表している。
18リッター缶10は、胴部11の一端に地板12が巻締められている一方、他端の天板(図示せず)が巻締められる端部13が開口している。
本発明の缶の清掃装置は、18リッター缶10を、地板12の外側から保持する缶保持手段20と、この缶保持手段20に対向して設置した除塵機構40とで構成されている。
18リッター缶10を保持する缶保持手段20は、図示の実施形態では、略方形の基板21と、基板21の下面に複数(図5は4個の場合を表している)設けられた吸盤22で構成され、各吸盤22が図示しない真空排気系に接続されて真空チャックを構成している。前記吸盤22を介して構成した真空チャックによって、18リッター缶10の地板12外面を吸着することで、図示の例では、18リッター缶10を基板21の下方に、開口部14を下向きにして保持できるようにしてある。
図示の本発明の缶の清掃装置には、除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10の方向に移動させて18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構が配備されている。
すなわち、図示の例では、除塵機構40は、缶保持手段20に吸着されて保持されることによって位置決めされた18リッター缶10に対して、開口部14を介して、缶内部に進入できる位置に昇降可能に設置されている。
除塵機構40は、図1、図2、図3に示されているように、18リッター缶10の胴部11の内側に胴部内面と所定の間隙を保って進入できるようにした、筒状の吸引胴41と、吸引胴41の上側に配置された円盤形の回転盤42とを備えている。回転盤42は、吸引胴41の外側に突出しない径とされている。
吸引胴41は、上端部が閉塞板43で塞がれている。また、下部は、吸引胴41より細い排気胴44に略直角をなして連続しており、排気胴44の外端部に図示しない排気管を接続し、排気管を介して図示しない集塵装置と接続できるようにされている。
吸引胴41の上部各側壁には吸込み口45が形成され、各吸込み口45が18リッター缶10の胴部11の内面とそれぞれ対向するようにされている。
回転盤42は、吸引胴41の中心軸に沿って回転自在に設置された回転支持ロッド46の上端に連結されて支持されている。
回転支持ロッド46の内部にはエアー供給管47が導入されている。回転盤42の上面には、図3に示されているように、十文字状のリブ48が設けられている。リブ48の先端は回転盤42の外周と略一致している。
本発明の缶の清掃装置では、除塵機構40が18リッター缶10の開口部14を介して18リッター缶10内部に挿入される側における吸引胴41の先端側にエアー噴出口が配備されているが、図示の実施形態では、リブ48の先端面と一側面にそれぞれエアー噴出口49、50が開口している。図示の実施形態では、リブ48の先端面には1個のエアー噴出口49が開口し、リブ48の一側面には複数個(図では3個)のエアー噴出口50が開口している。エアー噴出口が吸引胴41の上端側に配備される位置、その数は図示の形態に限られないが、後述するように吸引胴41が18リッター缶10内を昇降する際に、エアー噴出口と前記の吸込み口45とが一体になって18リッター缶10内を昇降するように、図1〜図3に例示されているごとく、エアー噴出口と吸込み口45とは近接して配備されていることが望ましい。
各エアー噴出口49、50は、リブ48内に設けられたエアー通路(図には表れていない)を通して、エアー供給管47と連通させてあり、エアー供給管47を通して供給した圧縮空気が各エアー噴出口49、50から噴出できるようになっている。圧縮空気はエアー供給管47のエアー供給口51に接続した供給管(図示せず)を通して供給される。
図示の実施形態では、回転盤42の上面に設けたリブ48の一側面に形成されているエアー噴出口50は、噴出するエアーが斜め上向きに方向付けられるように傾けて形成されている。また、リブ48の先端面に形成されたエアー噴出口49は、リブ48の長手方向に向けて形成され、噴出するエアーがリブ48の長手方向に方向付けられるようにされている。
このように構成されている除塵機構40が、図示しない昇降機構(除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10の方向に移動させて18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構)によって、図1の矢示1、2のように昇降し、缶保持手段20の下側に保持された18リッター缶10の内部に進入及び退避ができるようにされている。
また、吸引胴41の中心軸に沿って設置した回転支持ロッド46に対しては、図示しない回転駆動機構が連結され、除塵機構40の昇降に際して、回転盤42を、図3の矢示3の方向に回転できるようになっている。
図示の実施形態の缶の清掃装置には、更に、18リッター缶10の胴部11の一つの角に沿って、溶接などによって形成されている接合部15に先端開口が臨むエアー噴出ノズル52も設けられている。
このエアー噴出ノズル52は、除塵機構40を構成した吸引胴41に固定して設けられている。吸引胴41の上端を塞いだ閉塞板43の一隅から斜め下向きに延びて、先端開口が18リッター缶10の接合部15に臨むようにされている。図はエアー噴出ノズル52が1個の場合を示しているが、接合部15が延びる縦方向に複数個設けることもできる。
吸引胴41に設けたエアー噴出ノズル52には、吸引胴41を通して導入された図示しないエアー供給管が接続され、このエアー供給管を通して圧縮空気をエアー噴出ノズル52に供給し、エアー噴出ノズル52から18リッター缶10の接合部15の内面に圧縮空気を噴出できるようにされている。
以上のように構成された缶の清掃装置で18リッター缶10の内部を以下のようにして清掃することができる。
胴部11に地板12が巻締められた18リッター缶10を、缶保持手段20で図1図示のように天板の巻締め予定部である開口部14を下向きにし、位置決めして保持し、次いで除塵機構40を矢印1のように上昇させて18リッター缶10の内部に進入させる。この場合、例えば、除塵機構40の回転盤42が地板12の内面に十分近接するまで上昇させる。
この除塵機構40の矢印1、2方向の昇降動作の際に、回転盤42を矢印3方向に回転させると共に、回転盤42のリブ48に形成したエアー噴出口49、50から圧縮空気を矢印49a、50aのように噴出させる。また、排気胴44に接続した集塵装置も動作させて、吸引胴41に形成した吸込み口45を通して、噴出させた圧縮空気の吸引を矢印45aのように行う。
除塵機構40の上昇によって回転盤42が18リッター缶10の地板12に十分近接した後は、除塵機構40を下降させ、18リッター缶10の缶外に退避させる。この除塵機構40の下降の際も、エアー噴出口49、50からの圧縮空気の噴出と、吸込み口45を通した圧縮空気の吸引を続行して行うようにする。
除塵機構40の昇降に際して上記のように、回転盤42を回転させながらエアー噴出口49、50から圧縮空気を噴出させると、地板12の内面及び胴部11の内面の全面に圧縮空気が吹き付けられる。このため、地板12の内面および/または胴部11の内面に付着していた金属粉その他の塵埃は、圧縮空気によって内面から除去され、圧縮空気の流れに乗って浮遊するようになる。そして、浮遊している塵埃は、吸引胴41の側壁に形成した吸込み口45に吸い込まれて集塵される。
回転盤42に設けたエアー噴出口49、50と、吸引胴41に形成した吸込み口45は図1〜図3図示のように比較的近い位置関係にあり、また、回転盤42と吸引胴41は一体となって昇降するので、前記のように吹き付けられてエアーによって缶内部から除去された塵埃は、飛散によって地板12または胴部11の内面に再付着することなく、確実に集塵できる。こうして除塵機構40の一回の昇降で十分な清掃が可能であり、清掃作業の能率向上を図ることができる。
例えば、胴部11に地板12が巻締められ、天板巻き締め予定部側が開口している18リッター缶10に、オイル等の収容物を装入し、天板を巻き締めて、密封する製造ラインにおいて、コンベアなどの搬送装置によって、前記の18リッター缶10を搬送している途中で、本発明の缶の清掃装置を用いて、前述した要領で、連続的に、効率よく清掃作業を行うことができる。
また、吸引胴41側にエアー噴出ノズル52を設けた図示の実施形態の清掃装置の場合、除塵機構40の昇降の際に、エアー噴出ノズル52からも圧縮空気を矢印52aのように噴出させる。エアー噴出ノズル52から噴出した圧縮空気は、18リッター缶10の接合部15に集中的に吹き付けられることとなるので、接合部15に付着した塵埃をさらに確実に剥離させることができる。接合部15から剥離した塵埃は、一部を吸込み口45を通して集塵し、一部を18リッター缶10の開口部14から外部に排出することができる。
エアー噴出口49、50から噴出させる圧縮空気は連続的な噴出で行うのが基本であるが、エアー供給手段を間欠供給手段として、圧縮空気を間欠的に噴出させて清掃することもできる。同様に、接合部15に先端開口を臨ませたエアー噴出ノズル52から噴出させる圧縮空気も、連続的な噴出が基本であるが、エアー供給手段を間欠供給手段として間欠的な噴出とすることもできる。
圧縮空気を連続的に噴出させるか間欠的に噴出させるかは、18リッター缶10の内面に付着している塵埃の性質によって決めることとなる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
例えば、前述した実施形態では、除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10の方向に移動させて18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構が配備されていることにより、除塵機構40が、図1の矢示1、2のように昇降し、缶保持手段20の下側に保持された18リッター缶10の内部に進入及び退避ができるようにされていた。
これに替えて、18リッター缶10を地板12の外側から保持している状態の缶保持手段20を除塵機構40の方向に移動させて、除塵機構40を18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構が配備されている形態にして、除塵機構40の位置を固定しておき、18リッター缶10を地板12の外側から保持している状態の缶保持手段20を除塵機構40の方向に移動させ、除塵機構40を18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させることも可能である。
また、18リッター缶10を地板12の外側から保持している状態の缶保持手段20を除塵機構40の方向に移動させて、除塵機構40を18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構と、除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10の方向に移動させて18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させる機構との双方が配備されている形態にし、18リッター缶10を地板12の外側から保持している状態の缶保持手段20を除塵機構40の方向に移動させると同時に、除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10の方向に移動させ、除塵機構40を缶保持手段20により地板12の外側から保持されている18リッター缶10内部に開口部14を介して挿脱させるようにすることもできる。
更に、前述した実施形態では、清掃対象の缶が18リッター缶である場合を用いて説明したが、本発明の缶の清掃装置によって清掃される缶は、これに限られず、地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している缶であって、当該缶の胴部及び地板から構成される缶内部に前記の天板巻締め予定部側に形成されている開口部を介して除塵機構が進入、退避できる形態の缶であれば、角缶、丸缶を問わず、いかなる缶も本発明の缶の清掃装置によって清掃することができる。
この発明の缶の清掃装置の一例を説明する正面図。 この発明の缶の清掃装置における除塵機構部分の一例を説明する正面図。 この発明の缶の清掃装置における除塵機構部分の一例を説明する斜視図。 この発明の缶の清掃装置における吸引胴部分の一例を説明する平面図。 この発明の缶の清掃装置における缶保持手段部分の一例を説明する下方から見た斜視図。
符号の説明
10 18リッター缶
11 胴部
12 地板
13 端部
14 開口部
15 接合部
20 保持する手段
21 基板
22 吸盤
40 除塵機構
41 吸引胴
42 回転盤
43 閉塞板
44 排気胴
45 吸込み口
46 回転支持ロッド
47 エアー供給管
48 リブ
49 エアー噴出口
50 エアー噴出口
51 エアー供給口
52 エアー噴出ノズル

Claims (4)

  1. 胴部の一方が閉鎖され、他方が開口している缶を、当該缶の外側から保持する缶保持手段と、
    前記缶の内部に前記開口部を介して挿脱可能な除塵機構と、
    前記缶を保持している状態の前記缶保持手段を前記除塵機構の方向に移動させて、前記除塵機構を前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構及び/又は前記除塵機構を前記缶保持手段により保持されている前記缶の方向に移動させて前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構とからなり、
    前記除塵機構は、前記缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、吸込み口とを備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動する缶の清掃装置であって、
    前記除塵機構は筒状の吸引胴を備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿入される側における当該吸引胴の先端側に前記エアー噴出口が配備されているとともに、当該吸引胴の先端側の側壁に前記吸込み口が形成され
    前記吸引胴の前記先端側に回転盤が配備されていて、前記吸引胴の前記先端側に配備されている前記エアー噴出口は当該回転盤に配備されているものであって、噴出するエアーを前記除塵機構が前記缶内部に進んでいく方向に向かって斜めに傾斜した方向に方向づける第一のエアー噴出口と、噴出するエアーを当該回転盤の回転中心から径方向外側に向かう方向に方向づける第二のエアー噴出口とを備えており、
    前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作を行うことにより前記除塵機構が備えている前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動する際に、前記吸引胴の前記先端側に配備されていて回転している前記回転盤の前記第一、第二のエアー噴出口からそれぞれエアーの吹き出しが行われると共に、前記除塵機構が備えている前記吸引胴の先端側の側壁に形成されている前記吸込み口を介して吸引が行われる
    ことを特徴とする缶の清掃装置。
  2. 地板が巻締められ、天板巻締め予定部側が開口している缶を、地板の外側から保持する缶保持手段と、
    缶の胴部及び地板から構成される缶内部に前記開口部を介して挿脱可能な除塵機構と、
    前記缶を地板の外側から保持している状態の前記缶保持手段を前記除塵機構の方向に移動させて、前記除塵機構を前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構及び/又は前記除塵機構を前記缶保持手段により地板の外側から保持されている前記缶の方向に移動させて前記缶内部に前記開口部を介して挿脱させる機構とからなり、
    前記除塵機構は、前記缶内部に向けてエアーを噴出するエアー噴出口と、吸込み口とを備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作に従って前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動する缶の清掃装置であって、
    前記除塵機構は筒状の吸引胴を備えており、前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿入される側における当該吸引胴の先端側に前記エアー噴出口が配備されているとともに、当該吸引胴の先端側の側壁に前記吸込み口が形成され
    前記吸引胴の前記先端側に回転盤が配備されていて、前記吸引胴の前記先端側に配備されている前記エアー噴出口は当該回転盤に配備されているものであって、噴出するエアーを前記除塵機構が前記缶内部に進んでいく方向に向かって斜めに傾斜した方向に方向づける第一のエアー噴出口と、噴出するエアーを当該回転盤の回転中心から径方向外側に向かう方向に方向づける第二のエアー噴出口とを備えており、
    前記除塵機構が前記開口部を介して前記缶内部に挿脱する動作を行うことにより前記除塵機構が備えている前記エアー噴出口と前記吸込み口とが前記缶内部を移動する際に、前記吸引胴の前記先端側に配備されていて回転している前記回転盤の前記第一、第二のエアー噴出口からそれぞれエアーの吹き出しが行われると共に、前記除塵機構が備えている前記吸引胴の先端側の側壁に形成されている前記吸込み口を介して吸引が行われる
    ことを特徴とする缶の清掃装置。
  3. 吸引胴は、前記缶の胴部において上下方向に延びる缶接合部に先端開口が臨むエアー噴出ノズルを備えている請求項1又は2記載の缶の清掃装置。
  4. 前記缶は18リッター角缶であり、前記吸引胴の先端側の側壁に形成されている前記吸込み口は、当該18リッター角缶の胴部の内面とそれぞれ対向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の缶の清掃装置。
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