JP2005046721A - ダクト内清掃装置及びダクト内清掃方法 - Google Patents

ダクト内清掃装置及びダクト内清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ダクト内面に強固に付着している塵埃でも充分に除去して清掃することができ、且つ、ダクト内の塵埃で部屋を汚さない簡単な構造のダクト清掃装置を提供する。
【解決手段】 ダクト内清掃装置10は、ダクト内30Aに移動自在に挿入され、当該ダクト30の内壁に向けて圧搾空気を噴出する空気噴出手段13と、可撓性のホース12により空気噴出手段13に圧搾空気を供給する圧搾空気発生手段11を備える。空気噴出手段13が挿入された箇所以外の箇所からダクト内30Aの空気を吸引する空気吸引手段20を備える。空気吸引手段20に塵埃を除去可能なフィルター21を備える。空気噴出手段13から噴出される空気量より空気吸引手段20が吸引する空気量を多くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧搾空気の噴射と吸引によりダクト内の清掃を行うダクト清掃装置に関するものである。
従来よりこの種ダクト内の清掃装置には、例えば伸張アクチュエータを介してダクト断面方向に伸張付勢可能とされた伸縮フレームに動輪を取り付け、この動輪でダクト内の清掃装置がダクト内を走行できるように構成している(特許文献1参照)。この伸縮フレームには直接又は別体にダクト内壁面に接すると共に回転ブラシを内挿した吸引チャンバ部が形成されており、この吸引チャンバ部にダクト内の塵埃を吸引する集塵ホースが連結された吸引手段が接続されている。
そして、駆動装置によって清掃装置をダクト内で移動させることにより、清掃対象のダクトの底面又は内壁面全域を吸引チャンバがなぞりながら回転ブラシにて塵埃を落とし集塵ホースで吸引することにより、ダクトの底面又は内壁面全域に渡って付着した塵埃を除去していた。これにより、清掃面に付着した塵埃を飛散させずに除去していた。
特開平10−249297号公報
しかしながら、従来のダクト内の清掃装置は駆動装置が設けられたダクト内清掃装置をダクト内で移動させて、ダクトの底面又は内壁面全域を回転ブラシを回転させて塵埃を落とし、落とした塵埃を集塵ホースで吸引していた。この集塵ホースは回転ブラシにて落とした後、落とした塵埃を吸引するだけであった。このため、回転ブラシ及び駆動装置の移動による振動などによって、ダクト内に傷が付いてしまう。また、集塵ホースでダクト内に落ちが塵埃を吸引するだけでは、ダクト内の塵埃を完全に吸引できずダクトの隅の塵埃が残ってしまうという問題があった。
即ち、本発明のダクト内清掃装置は、ダクト内に移動自在に挿入され、当該ダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出する空気噴出手段と、可撓性のホースにより空気噴出手段に圧搾空気を供給する圧搾空気発生手段と、塵埃を除去可能なフィルターを備え、空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所からダクト内の空気を吸引する空気吸引手段とを備え、空気吸引手段が吸引する空気量は、空気噴出手段から噴出される空気量より多いことを特徴とする。
また、請求項2の発明のダクト内清掃装置は、上記に加えて、空気噴出手段は、ホースの先端部に接続された回転ジョイントと、この回転ジョイントに回転自在に接続され、ホースに連通する複数のノズルが設けられた空気噴射装置とを備え、各ノズルは、空気噴射装置の回転軸を中心とする円に接する方向にそれぞれ指向していることを特徴とする。
また、請求項3の発明のダクト内清掃装置は、請求項1又は請求項2に加えて、空気噴出手段が挿入された箇所及び空気吸引手段が吸引する箇所以外のダクトの開口を閉塞する閉塞部材を備え、この閉塞部材は、所定量の空気を通過可能とすると共に、空気吸引手段が吸引する空気量は、空気噴出手段から噴出される空気量と閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多いことを特徴とする。
また、請求項4の発明のダクト内清掃装置は、請求項3に加えて、閉塞部材には、当該閉塞部材の空気の通過を阻止、若しくは、当該空気の通過量を調整可能な調整手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項5の発明のダクト内清掃装置は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4において、ホースに対して空気噴出手段を複数設けたことを特徴とする。
また、請求項6の発明のダクト内清掃方法は、可撓性のホースによって圧搾空気が供給される空気噴出手段をダクト内に移動自在に挿入し、当該空気噴出手段からダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出させると共に、空気吸引手段により、空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所から、空気噴出手段が噴出する空気量より多い量のダクト内空気を吸引することを特徴とすることを特徴とする。
また、請求項7の発明のダクト内清掃方法は、請求項6において、空気噴出手段が挿入された箇所及び空気吸引手段が吸引する箇所以外のダクトに開口がある場合、閉塞部材にて当該開口を閉塞すると共に、この閉塞部材を、所定量の空気が通過可能とし、且つ、空気吸引手段が吸引する空気量を、空気噴出手段から噴出される空気量と閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多くすることを特徴とする。
以上詳述した如く本発明によれば、ダクト内に移動自在に挿入され、当該ダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出する空気噴出手段と、可撓性のホースにより空気噴出手段に圧搾空気を供給する圧搾空気発生手段と、塵埃を除去可能なフィルターを備え、空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所からダクト内の空気を吸引する空気吸引手段とを備え、空気吸引手段が吸引する空気量は、空気噴出手段から噴出される空気量より多いので、ダクト内をダクトの外より所定の低圧力にすることができる。これにより、空気噴出手段から噴出する空気でダクト内にこびり付いている塵埃を剥がし落とすことができると共に、剥がし落とした塵埃を空気吸引手段に吸引しフィルターで捕らえることが可能となる。従って、例えばダクトを備えた建物内や空気吸引手段から外部へ塵埃が放出されてしまうのを確実に防止することができるので、空気吸引手段が吸引し排出する空気と建物内とを極めてクリーンな状態でダクト内を綺麗に清掃することができるようになるものである。
特に、可撓性のホースに空気噴出手段を接続しているので、カーブしているダクト内や折れ曲がっているダクト内でも空気吸引手段による空気の吸引により空気噴出手段を空気吸引手段側に移動させることができる。従って、空気噴出手段側から空気吸引手段側までのダクト内の清掃を極めて容易に行うことができるようになるものである。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて、空気噴出手段は、ホースの先端部に接続された回転ジョイントと、この回転ジョイントに回転自在に接続され、ホースに連通する複数のノズルが設けられた空気噴射装置とを備え、各ノズルは、空気噴射装置の回転軸を中心とする円に接する方向にそれぞれ指向しているので、例えば、複数のノズルから噴射する空気の反動力で空気噴射装置をノズルから噴射する空気の反対方向に回転させることが可能となると共に、複数のノズルから噴射する空気の噴射圧力でダクト内面にこびり付いた塵埃を剥がし吹き飛ばすことが可能となる。これにより、吹き飛んだ塵埃を空気吸引手段で吸引しダクト内を綺麗に清掃することができる。特にノズルから圧搾空気を噴射するのでダクト内面に強固に付着している塵埃でも充分に除去して清掃することができるようになるものである。
また、請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に加えて、空気噴出手段が挿入された箇所及び空気吸引手段が吸引する箇所以外のダクトの開口を閉塞する閉塞部材を備え、この閉塞部材は、所定量の空気を通過可能とすると共に、空気吸引手段が吸引する空気量は、空気噴出手段から噴出される空気量と閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多いので、例えば、複数のダクトが接続され連通しているダクトであっても、各ダクト内をダクトの外より所定の低圧力にすることができる。これにより、ノズルで吹き飛ばされて舞い上がり、剥がれたこれらの塵埃がダクト内を空気吸引手段側に移動するのでフィルターで捕らえることが可能となる。従って、建物の中や空気吸引手段から外部へ塵埃が放出されてしまうのを確実に防止することができるので、建物の中とダクトの外とをクリーンな状態で極めて綺麗に清掃することができるようになるものである。
また、請求項4の発明によれば、請求項3に加えて、閉塞部材には、当該閉塞部材の空気の通過を阻止、若しくは、当該空気の通過量を調整可能な調整手段を設けたので、例えば、空気噴出手段の空気の噴出量と複数のダクトが接続され連通するダクトに設けられた閉塞部材からダクト内に流入する空気量とを合わせた空気量が多くてダクト内の圧力が高くなり空気噴出手段を空気吸引手段側に移動させることができなくなってしまった場合でも各調整手段を空気の通過量が少なくなる方向に調整すれば、ダクト内の圧力を下げることができる。これにより、ダクト内を所定の低圧力にすることができるので空気吸引手段による空気の吸引により空気噴出手段を空気吸引手段側に移動させることができる。従って、空気噴出手段側から空気吸引手段側までダクト内を綺麗に清掃することができるようになるものである。
また、請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4において、ホースに対して空気噴出手段を複数設けたので、例えば、ダクトの断面が横長略矩形状であっても、空気噴出手段から噴射した圧搾空気でダクトの左右上下の内壁面にこびり付いた塵埃を剥がすことができると共に、剥がした塵埃を空気吸引手段に吸引しフィルターで捕らえることが可能となる。これにより、断面が横長略矩形状のダクトであっても、ダクト内に挿入した空気噴出手段側から空気吸引手段までのダクト内を極めて綺麗に清掃することができるようになるものである。
更に、請求項6の発明によれば、可撓性のホースによって圧搾空気が供給される空気噴出手段をダクト内に移動自在に挿入し、当該空気噴出手段からダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出させると共に、空気吸引手段により、空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所から、空気噴出手段が噴出する空気量より多い量のダクト内空気を吸引するので、ダクト内をダクトの外より所定の低圧力にすることができる。これにより、空気噴出手段から噴出する空気でダクト内にこびり付いている塵埃を剥がすことができると共に、剥がした塵埃を空気吸引手段に吸引しフィルターで捕らえることが可能となる。従って、建物の中や空気吸引手段から外部へ塵埃が放出されてしまうのを確実に防止できるので、建物の中とダクトの外とをクリーンな状態で極めて綺麗に清掃することができるようになるものである。
更にまた、請求項7の発明によれば、請求項6において、空気噴出手段が挿入された箇所及び空気吸引手段が吸引する箇所以外のダクトに開口がある場合、閉塞部材にて当該開口を閉塞すると共に、この閉塞部材を、所定量の空気が通過可能とし、且つ、空気吸引手段が吸引する空気量を、空気噴出手段から噴出される空気量と閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多くするので、例えば、複数のダクトが接続され連通しているダクトであっても、各ダクト内をダクトの外より所定の低圧力にすることができる。これにより、空気噴出手段から空気吸引手段までのダクト内にこびり付いている塵埃を剥がすことができると共に、剥がした塵埃を空気吸引手段に吸引しフィルターで捕らえることが可能となる。従って、建物の中や空気吸引手段から外部へ塵埃が放出されてしまうのを確実に防止できるので、建物の中とダクトの外とをクリーンな状態で極めて綺麗に清掃することができるようになるものである。
本発明は、ダクト内面に強固に付着している塵埃でも充分に除去して清掃することができ、且つ、ダクト内の塵埃で部屋を汚さない簡単な構造のダクト清掃装置を提供する。部屋を汚さずにダクト内だけを綺麗に清掃できるという目的を、空気噴出手段が噴出する空気量と閉塞部材が通過させる空気量より空気吸引手段が吸引する空気の吸引量を多量としてダクト外側より低圧力にすることにより実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明のダクト内清掃装置10を備えた建物35の模式図、図2は本発明のダクト内清掃装置10を備えたダクト30の模式図、図3は本発明のダクト内清掃装置10を構成する空気噴出手段13の斜視図、図4は同図3の空気噴出手段13の縦断側面図、図5は図3の空気噴出手段13の平断面図をそれぞれ示している。
これらの図において、11はダクト内清掃装置10を構成する圧搾空気発生手段、13はダクト内清掃装置10を構成すると共に、ダクト30の端部開口31に挿入された空気噴出手段、20はダクト内清掃装置10を構成する空気吸引手段、30は一般家庭、店舗、工場などの建物35に配設された断面方形のダクトである。尚、ダクト30は複数配設され端部は建物35の各部屋内に開口すると共に、それらの各ダクト30はそれぞれ接続され連通しているものとする。また、ダクト30は端部が建物35外に開口31し図示しない蓋にて密閉されているものとする。
圧搾空気発生手段11は、図示しないがコンプレッサ或いは複数枚の羽を回転させることにより圧搾空気を発生させるもので、この圧搾空気発生手段11はエンジン、或いは、モータなどの駆動装置(図示せず)にて駆動される。即ち、圧搾空気発生手段11は、駆動装置の駆動によって圧搾空気を発生させる所謂一般に使用されている圧搾空気発生装置にて構成されている。尚、圧搾空気発生装置にて圧搾空気を発生させる技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
そして、空気噴出手段13は、圧搾空気発生手段11で発生させた所定の圧力の圧搾空気によって容易に破損しない可撓性を有するホース12を介して圧搾空気発生手段11に接続されると共に、空気噴出手段13は回転自在にホース12に接続される(図3)。また、ダクト30も圧搾空気発生手段11で発生させた所定の圧力の圧搾空気によって容易に破損しないように構成されているのは勿論である。
空気噴出手段13は回転ジョイント14と、この回転ジョイント14に回転自在に接続された円筒形の空気噴射装置15とから構成されている。回転ジョイント14は固定部材14Aと、この固定部材14Aに回転自在に嵌合された回転部材14Bとから構成されている。該固定部材14Aと回転部材14Bとは図示しないベアリングによって滑らかに回転可能に構成されている。回転ジョイント14の固定部材14Aはホース12に着脱自在に構成されている。そして、回転ジョイント14の固定部材14Aがホース12に接続されることにより、回転部材14Bは空気噴射装置15に接続される。
空気噴射装置15は、ダクト30の延在方向に延在させてダクト内30Aに挿入した状態で当該空気噴射装置15はダクト内30Aを略閉塞する(この場合、空気噴出手段13がダクト内30Aに挿入された状態で空気噴出手段13とダクト30との間には所定の隙間がある)と共にダクト内30Aで回転可能な外径に形成されている。
即ち、空気噴射装置15は図2に示す如き回転ジョイント14によって回転可能にホース12に接続されると共に、ダクト内30Aを移動可能に構成され、後述する空気吸引手段20にてダクト内30Aの空気が吸引されると、空気噴射装置15はその吸引力で空気吸引手段20側に移動するように構成されている。尚、空気噴射装置15はカーブしているダクト内や折れ曲がっているダクト内でも移動可能な外径を呈している。
空気噴射装置15には複数のノズル16が設けられている。これらのノズル16は、空気噴射装置15周囲円周方向に略等間隔で4箇所設けられると共に、回転ジョイント14の回転に対して所定の放射方向に延在している。各ノズル16は前記空気噴出手段13で発生した圧搾空気を噴射するもので、回転ジョイント14及びホース12内を通り前記空気噴出手段13に連通している。尚、ノズル16は空気噴射装置15周囲円周方向に略等間隔で4箇所設けているが、ノズル16はこの数に限らず、5箇所〜10箇所と4箇所以上設けても差し支えなく10箇所以上でも差し支えない。
各ノズル16はそれぞれダクト30の延在方向に対して異なる角度で設けられると共に、圧搾空気をダクト30内壁に噴射し塵埃を剥がせる角度で設けられている。この場合、一箇所のノズル16(図4下側のノズル16)がダクト30の内壁に向けて圧搾空気を略直角に噴射できる角度で設けられ、対向位置のノズル16(図4上側のノズル16)は回転ジョイント14より離間する方向に所定の角度で傾斜して設けられている。そして、ホース12から空気噴射装置15に流入した圧搾空気は各ノズル16から噴射される(図4実線矢印)。
また、図4の両ノズル16、16に対して直交する位置に設けられている一方のノズル16(図5上側のノズル16)は、回転ジョイント14方向に所定の角度傾斜して設けられると共に、このノズル16に対向する位置のノズル16(図5下側のノズル16)は前記図4上側のノズル16よりダクト30の内壁に直角に近い角度(図5上下のノズル16の略中間角度)に傾斜している。そして、ホース12から空気噴射装置15に流入した圧搾空気は各ノズル16から噴射される(図5実線矢印)。尚、ノズル16は空気噴射装置15周囲円周方向に略等間隔で4箇所設けているが、ノズル16の数は必要に応じて5箇所或いは5箇所以上設けても差し支えない。また、ノズルの角度は上記角度に限るものでなく、必要に応じて任意の角度にしても差し支えない。
そして、圧搾空気発生手段11で発生させた圧搾空気がホース12を通り空気噴出手段13の空気噴射装置15に設けられた各ノズル16から噴射されると、空気噴射装置15は回転ジョイント14を回転軸として所定の方向に回転する(図6実線矢印)。即ち、各ノズル16は回転ジョイント14によって空気噴射装置15が回転する回転軸を中心とする円に所定の角度で接する方向にそれぞれ指向(例えば、図7では各ノズル16を空気噴射装置15が回転する回転軸を中心とする円から所定角度時計方向に指向させている)させているので、このノズル16から噴射する圧搾空気(図7白抜き矢印)の反動で空気噴射装置15は半時計方向に回転する(図7実線矢印)。この空気噴射装置15は複数設けたノズル16から圧搾空気が噴射されることにより、回転ジョイント14の回転軸を中心にバランスがとれた状態で回転するように構成している。また、空気噴射装置15は複数設けたノズル16から圧搾空気が噴射されると、この圧搾空気の噴射によって空気噴射装置15がダクト30の内壁に当たることなく回転するように構成している。このように構成された空気噴射装置15はダクト30の内壁と少許間隔を存した外径の大きさに構成されている(図8)。
一方、前記建物35に配設された断面方形のダクト30の端部開口31(この場合、空気噴出手段13が挿入されたダクト30以外のダクト30の開口31)には、これもまた可撓性を有する吸引ホース23の一端部が接続され、この吸引ホース23の他端部には前記空気吸引手段20が接続されている。該空気吸引手段20はコンプレッサ或いは複数枚の羽を回転させて空気を吸引する所謂バキューム装置にて構成されている。
空気吸引手段20には図示しないがコンプレッサ或いは複数枚の羽を回転させることによりダクト内30Aの所定量の空気を吸引する。即ち、空気吸引手段20は、空気噴射装置15とダクト30との隙間から通過する空気と、閉塞部材25に設けた貫通孔25Aを通過する空気と、空気噴出手段13から噴出される空気と閉塞部材25を通過する空気とを合わせた空気を吸引する(図2実線矢印、及び、白抜き矢印)。尚、方形のダクト30に対して空気噴射装置15を円筒形に構成しているので、空気噴射装置15とダクト30との隙間から通過する空気量が多くなるが、この場合回転ジョイント14の固定部材14A或いはホース12の固定部材14A近傍に、ダクト30の内壁より所定寸法小さめの可撓性の遮蔽板(図示せず)を設け、空気噴射装置15とダクト30との隙間から通過する空気量を少なくしても差し支えない。これにより、ダクト30ないを容易に所定の低圧力にすることができる。係る、遮蔽板を可撓性に構成することでカーブしているダクト内や折れ曲がってるダクト内でも容易に空気噴射装置15を移動することができる。
空気吸引手段20は、前述の圧搾空気発生手段11同様エンジン、或いは、モータなどの駆動装置(図示せず)にて駆動される。該空気吸引手段20は、後述する複数の閉塞部材25の貫通孔25Aを通過しダクト内30Aに流入する空気量と、空気噴出手段13が挿入されたダクト30と空気噴出手段13との間を通過しダクト内30Aに流入する空気量と、空気噴出手段13から噴出される空気量より多い空気量を吸引できるように構成されている。
尚、バキューム装置が空気を吸引する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。また、圧搾空気発生手段11には、塵埃を除去可能なフィルター21と、複数枚の羽を有する吸引装置22が設けられている。このフィルター21は空気は通過させるが、塵埃を通過させない網にて構成されている。また、フィルター21は遠心力で塵埃を捕らえるサイクロン方式のものを使用しても良い。また、ダクト30及び吸引ホース23は、空気吸引手段20にて内部の空気が吸引されて内部が所定の低圧力になった場合でも変形或いは損傷しないように構成されている。
そして、ダクト内清掃装置10にてダクト内30Aを清掃する場合は、可撓性ホース12に接続された空気噴出手段13を建物35外に開口する開口31からダクト内30Aに挿入し、建物35外に開口する他のダクト30の開口31に吸引ホース23を接続する。また、空気噴出手段13を挿入したダクト30の開口31及び吸引ホース23が接続されたダクト30の開口31以外のダクト30開口31は閉塞部材25にて閉塞する。この時、開口31が蓋にて密閉されている場合は蓋を取り外し閉塞部材25にて閉塞する。
ここで、閉塞部材25はダクト30の外側からダクト内30Aに入る空気の通過を阻止、若しくは、空気の通過量を調整するもので、閉塞部材25に設けられた貫通孔25Aを開閉可能な開閉板26(本発明の調整手段に相当)が設けられている。この開閉板26はスライド式、或いは回転式に構成されており、この開閉板26で貫通孔25Aの開度を調整することによりダクト30の外側からダクト内30Aに入る空気の通過を阻止、若しくは、空気の通過量を調整する。
そして、空気吸引手段20の駆動装置が運転されてダクト内30Aの空気が吸引されるとダクト内30Aは所定の低圧力になる。ダクト内30Aが所定の低圧力になったら次に圧搾空気発生手段11の駆動装置が運転される。圧搾空気発生手段11にて圧搾された空気はホース12を介して空気噴出手段13に流入し、空気噴射装置15の各ノズル16からダクト内30Aに噴射される。この時、ダクト内30Aを所定の低圧力にしているので、各ノズル16からダクト内30Aに噴射された圧搾空気は複数の開閉板26に設けられた各貫通孔25Aからダクト30外部に流出することがない。
そして、各ノズル16から圧搾空気が噴射されると噴射された圧搾空気の反動によって回転ジョイント14は回転する。空気噴射装置15は回転ジョイント14の回転によって所定の方向に回転すると共に、空気噴射装置15は回転しながらダクト内30Aの空気を吸引する空気吸引手段20方向(図2空気噴出手段13近傍の白抜き矢印)に移動していく。この場合、空気噴射装置15は複数設けたノズル16からの圧搾空気の噴射によって空気噴射装置15がダクト30の内壁に当たることなく回転させているので、ダクト内30Aの略中心を空気吸引手段20側に移動させることができる。尚、この空気噴射装置15は空気噴出手段13に接続されたホース12を弛ませればダクト内30Aを空気吸引手段20方向に移動し、空気吸引手段20方向に移動した空気噴出手段13はホース12を引っ張ればダクト内30Aから引き出す方向に移動させることができる。
そして、各ノズル16から噴射された圧搾空気は、ダクト30の塵埃に吹き付けられる。各ノズル16はそれぞれダクト30の延在方向に対して異なる角度で圧搾空気を噴射しながら空気吸引手段20方向に移動していくので、ダクト30の内壁は各ノズル16から噴射される圧搾空気によって異なる箇所が吹き付けられる。そして、回転しながらノズル16から吹き出す圧搾空気が塵埃の前後左右方向から吹き付けられるので、ダクト内30Aに溜まっている塵埃及びこびり付いている塵埃は吹き飛ばされ舞い上がる。これにより、ダクト30の内壁にこびり付いた塵埃は剥がれる。
ダクト内30Aで吹き飛ばされ舞い上がり、剥がれたこれらの塵埃は空気吸引手段20によってダクト内30Aを空気吸引手段20側に移動して空気吸引手段20に設けられたフィルター21で捕らえられる。尚、空気噴出手段13(空気噴射装置15)とダクト30との間には所定の隙間を設けているので、ダクト内30Aで舞い上がった塵埃は、この隙間からダクト内30Aに流入する空気により空気噴出手段13を挿入したダクト30の開口側に噴出することがない。そして、ダクト内30Aで剥がれ吹き飛ばされ舞い上がった塵埃は、空気吸引手段20の吸引によりダクト内30Aを移動しフィルター21で捕らえられる。尚、ダクト30の外よりダクト内30Aを低圧力にしているので空気噴射装置15とダクト30との隙間からダクト30外の空気はダクト内30Aに流入する。
即ち、空気吸引手段20は、複数の閉塞部材25の貫通孔25Aを通過しダクト内30Aに流入する空気量と、空気噴出手段13が挿入されたダクト30と空気噴出手段13との間を通過しダクト内30Aに流入する空気量と、空気噴出手段13から噴出される空気量より多い空気量を吸引するので、空気噴射装置15の各ノズル16から噴射されダクト内30Aで剥がれ吹き飛ばされ舞い上がった塵埃は、それらの各貫通孔25Aとダクト30と空気噴出手段13との間からダクト30の外に流出することなく
フィルター21で捕らえることができる。
そして、ホース12の弛み調整により空気噴出手段13を挿入したダクト30の開口31から空気吸引手段20の吸引ホース23を接続したダクト30の開口までのダクト内30Aの清掃が行われる。また、他のダクト30の開口31からも空気噴出手段13が挿入され、同様に空気噴出手段13が挿入されたダクト30の開口31から空気吸引手段20の吸引ホース23が接続されたダクト30の開口までのダクト内30Aの清掃が行われる。同様に残りのダクト内30Aの清掃が行われる。
このように、ダクト内清掃装置10は、空気噴出手段13(空気噴射装置15)とダクト30との隙間から通過する空気量と、閉塞部材25に設けた貫通孔25Aを通過する空気量と、空気噴出手段13から噴出される空気量と閉塞部材25を通過する空気量とを合わせた空気量より空気吸引手段20が吸引する空気量を多くしている。即ち、ダクト内30Aに入る全ての空気量より空気吸引手段20が吸引する空気量の方を多くしているので、ダクト内30Aをダクト30の外より所定の低圧力にすることができる。
これにより、ダクト内30Aの塵埃をノズル16で吹き飛ばして剥がし舞い上がった塵埃を空気吸引手段20側に移動させてフィルター21で捕らえることができるので、建物の中や空気吸引手段20から外部へ塵埃が放出されてしまうのを確実に防止することがでる。これにより、建物の中とダクト30の外とをクリーンな状態で極めて綺麗に清掃することができるようになる。
また、可撓性を有するホース12に空気噴出手段13を接続しているので、カーブしているダクトや折れ曲がっているダクト内でもホース12はそれらカーブしているダクトや折れ曲がっているダクト内に沿って容易に撓む。これにより、空気吸引手段20による空気の吸引により空気噴出手段13を空気吸引手段20側に移動させることができると共に、空気噴出手段13側から空気吸引手段20側までのダクト内30Aの清掃を極めて容易に行うことができる。
また、空気噴出手段13は、回転ジョイント14によって空気噴射装置15を回転可能に構成すると共に、空気噴射装置15に設けた各ノズル16を空気噴射装置15の回転軸を中心とする円に接する方向にそれぞれ指向しているので、複数のノズル16から噴射する圧搾空気の反動力で空気噴射装置15をノズル16から噴射する空気の方向の反対方向に回転させることが可能となる。また、複数のノズル16から噴射する圧搾空気を空気噴射装置15により回転させているのでダクト内30Aにこびり付いた塵埃を剥がし吹き飛ばすことが可能となる。
これにより、例えば断面方形のダクト内30Aの隅の塵埃でも吹き飛ばし剥がすことができるので、その吹き飛んだ塵埃を空気吸引手段20で吸引するだけでダクト内30Aを綺麗に清掃することができる。特に、ノズル16から圧搾空気を噴射するようにしているので、ダクト30Aの内壁に強固に付着している塵埃でも充分に除去して清掃することができるようになり、ダクト内30Aの隅に塵埃が残ってしまうという不都合を解消することができる。
また、閉塞部材25に空気の通過を阻止、若しくは、当該空気の通過量を調整可能な開閉板26を設けたので、空気噴出手段13の空気の噴出量と、空気噴射装置15とダクト30との隙間から通過する空気量と、複数のダクト30が接続され連通するダクト30に設けられた閉塞部材25からダクト内30Aに流入する空気量とを合わせた空気量が多くてダクト内30Aの圧力が高くなり空気噴出手段13を空気吸引手段20側に移動させることができなくなってしまった場合でも閉塞部材25に設けた貫通孔25Aを通過する空気量25Aが少なくなる方向に各開閉板26を調整すれば、ダクト内30Aの圧力を下げることができる。これにより、ダクト内30Aを所定の低圧力にすることができるので空気吸引手段20による空気の吸引により空気噴出手段13を空気吸引手段20側に移動させることができる。
次に、図9には本発明の他の実施例のダクト内清掃装置10を示している。この場合ダクト内清掃装置10は、断面が横長略矩形状のダクト30の清掃に用いるもので、ダクト内清掃装置10は複数の空気噴出手段13を備えている。即ち、ダクト内清掃装置10は、ホース12と空気噴出手段13との間に分岐ホース17を設けている。この分岐ホース17はホース12に複数の空気噴出手段13(実施例では二つの空気噴出手段13)を接続できるように構成している。該分岐ホース17はホース12同様可撓性を有し、ホース12に接続される接続部17Aから連続して二つに分岐し接続部17B、17Bが設けられている。
即ち、分岐ホース17の一側にはホース12の端部に接続可能な接続部17Aが設けられ、他側は分岐して空気噴出手段13の回転ジョイント14の固定部材14Aに接続可能な二つの接続部17B、17Bが設けられている。そして、分岐ホース17の接続部17Aはホース12に接続され、分岐した二つの接続部17B、接続部17Bにそれぞれ空気噴出手段13の回転ジョイント14の固定部材14Aが接続される。他は前述同様に構成されている。この場合、前述同様複数の空気噴出手段13とダクト30との隙間から通過する空気量と、閉塞部材25に設けた貫通孔25Aを通過する空気量と、複数の空気噴出手段13から噴出される空気量と閉塞部材25を通過する空気量とを合わせた空気量より空気吸引手段20が吸引する空気量を多くしているのは勿論である。この場合も前述同様分岐ホース17の固定部材14A近傍に、ダクト30の内壁より所定寸法小さめの可撓性の遮蔽板(図示せず)を設け、空気噴射装置15とダクト30との隙間から通過する空気量を少なくしても差し支えない。
ダクト内清掃装置10には横長略矩形状ダクト30の幅に合わせて、両空気噴射装置15、15を所定の間隔に調整するための支持版27が設けられている。この支持版27は所定の厚さのアルミニウムなどの軽量金属板にて縦長略矩形状に形成さている。該支持版27は後述する各空気噴射装置15、15を最も接近させた状態で両空気噴射装置15、15よりはみ出さない大きさを呈している。支持版27には長手方向の一端から他端に渡って調整溝28が延在して設けられており、この調整溝28は支持版27の表裏を貫通して両側近傍に設けられている(図10)。尚、支持版27は軽量金属板でなく合成樹脂板でも差し支えない)。
また、支持版27には分岐ホース17の接続部17Bを挿入できると共に接続部17Bを支持版27の長手方向に移動可能なホース穴27Aが設けられている。このホース穴27Aは支持版27の表裏を貫通して支持版27の長手方向両端近傍に設けられ、後述する各空気噴射装置15、15を最も接近させた状態、及び、最も離間させた状態で分岐ホース17の接続部17Bが接触しない長穴に形成されている。
そして、固定部材14Aに予め設けた一対のネジ穴(図示せず)に支持版27に設けた調整溝28を一致させ、ボルト29がネジ穴に螺合されると固定部材14Aに支持版27が固定される。支持版27に各空気噴射装置15、15が固定されたら、次に両接続部17B、接続部17Bにそれぞれ空気噴出手段13の回転ジョイント14の固定部材14Aが接続される。
そして、断面幅が狭い寸法のダクト30内の清掃を行う場合は、固定した各ボルト29を緩め、両空気噴出手段13、13を所定の狭い寸法(この場合、両空気噴出手段13、13の間隔を接近させる)に合わせ、緩めたボルト29を締め付けて固定すれば、両空気噴出手段13、13を所定の寸法に狭くすることができる(図10矢印)。これにより、断面幅が狭い寸法のダクト30内の内壁に空気噴出手段13、13を接近させることができるので、前述同様各ノズル16から噴射する圧搾空気でダクト30内を綺麗に清掃することができる。
また、断面幅が広い寸法のダクト30内の清掃を行う場合は、固定した各ボルト29を緩め、両空気噴出手段13、13を所定の広い寸法(この場合、両空気噴出手段13、13の間隔を離間させる)に合わせ、緩めたボルト29を締め付けて固定すれば、両空気噴出手段13、13を所定の寸法(任意の寸法)に広くすることができる(図11矢印)。これにより、断面幅が広い寸法のダクト30内の内壁に空気噴出手段13、13を接近させることができるので、前述同様各ノズル16から噴射する圧搾空気でダクト30内を綺麗に清掃することができる。
このようにダクト内清掃装置10に分岐ホース17を設け、この分岐ホース17の一側の接続部17Aにホース12を接続すると共に、分岐した他側の接続部17B、17Bにそれぞれ空気噴出手段13、13を嵌合したので、断面が横長略矩形状のダクト30であっても、複数の空気噴出手段13、13から噴射した圧搾空気(図12白抜き矢印)でダクト30の内壁面にこびり付いた塵埃を剥がすことができる。
そして、剥がした塵埃を空気吸引手段20側に吸引してフィルター21で捕らえ、ダクト内30Aに挿入した空気噴出手段13、13側から空気吸引手段20までのダクト内30Aを極めて綺麗に清掃することができるようになる。尚、分岐ホース17は可撓性を有しているので、カーブしているダクトや折れ曲がっているダクト内などでも空気吸引手段20による空気の吸引により複数の空気噴出手段13、13を空気吸引手段20側に移動させることができる。
次に、図13には本発明の他の実施例のダクト内清掃装置10を示している。この場合ダクト内清掃装置10を構成する空気噴出手段13を略球形に構成している。即ち、空気噴出手段13の空気噴射装置15を略球形に構成しこの空気噴射装置15の一側に回転ジョイント14を設けると共に、空気噴射装置15に複数のノズル16を設けている。回転ジョイント14にはホース12が接続され、ホース12は圧搾空気発生手段11に接続されている。
該ノズル16は球体の空気噴射装置15がダクト30に接する位置に対してホース12の離間側に設けられている。これによって、ノズル16から噴射される圧搾空気が、ダクト30の開口31側に吹き出てしまうのを防止している。尚、前述同様の符号で示すものは前述同様に構成されている。
このように、空気噴射装置15を略球形の湾曲に形成しているので、空気噴射装置15が傾いた場合でも空気噴射装置15の周囲をダクト30の内壁に線接触させることができる。これにより、カーブしているダクトや複雑に折れ曲がっているダクト内30Aなどでも空気吸引手段20による空気の吸引により空気噴出手段13を空気吸引手段20側に極めて円滑に移動させることができる。また、ダクト内30Aに凹凸や、段差(接続箇所)などがある場合でも空気噴射装置15を略球形に構成しているので引っかかることなく円滑に移動させることができる。これにより、空気噴出手段13側から空気吸引手段20側までのダクト内30Aの清掃を極めて容易に行うことができるようになる。
尚、実施例ではダクト内清掃装置10を方形或いは横長略矩形状のダクト30に適用したがダクト内清掃装置10はこれに限らず、円筒形のダクトに使用しても差し支えない。この場合、特に空気噴出手段13を構成する空気噴射装置15を球形のものを使用すれば、ダクト内と空気噴射装置15との隙間を狭くできるので、ダクト内壁と噴射装置15とを通過する空気量を少なくすることができる。これにより、吸引装置22の駆動力を低下させることができるので、ダクト内清掃装置10のコストの低減及び省エネを図ることができるようになる。
このようなダクト清掃装置を採用したので、ダクト内とダクトの外側である建物内を汚さずダクト内だけを清掃することができる。従って、極めて簡単な構成で建物に設けたダクト内を極めて綺麗に清掃することができる。
本発明のダクト内清掃装置を備えた建物の模式図である(実施例1)。 本発明のダクト内清掃装置を備えたダクトの模式図である(実施例1)。 本発明のダクト内清掃装置を構成する空気噴出手段の斜視図である(実施例1)。 図4は同図3の空気噴出手段の縦断側面図である(実施例1)。 図3の空気噴出手段の平断面図である(実施例1)。 ノズルから噴射した圧搾空気で回転する空気噴出手段の斜視図である(実施例1)。 同図6の空気噴出手段の縦断側面図である(実施例1)。 ダクト内を清掃している状態を示す空気噴出手段の縦断側面図である(実施例1)。 もう一つのダクト内清掃装置の平面図である(実施例2)。 同図9のA−A線矢視図(空気噴出手段を近接させた状態)である(実施例2)。 同図9のA−A線矢視図(空気噴出手段を離間させた状態)である(実施例2)。 ダクト内に圧搾空気を噴出し清掃している状態を示す図9の空気噴出手段の縦断側面図である(実施例2)。 もう一つのダクト内清掃装置の側面図である(実施例3)。
符号の説明
10 ダクト内清掃装置
11 圧搾空気発生手段
12 ホース
13 空気噴出手段
14 回転ジョイント
14A 固定部材
14B 回転部材
15 空気噴射装置
16 ノズル
17 分岐ホース
17A 接続部
17B 接続部
20 空気吸引手段
21 フィルター
22 吸引装置
23 吸引ホース
25 閉塞部材
25A 貫通孔
26 開閉板
27 支持版
27A ホース穴
28 調整溝
29 ボルト
30 ダクト
31 開口
35 建物

Claims (7)

  1. ダクト内に移動自在に挿入され、当該ダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出する空気噴出手段と、
    可撓性のホースにより前記空気噴出手段に圧搾空気を供給する圧搾空気発生手段と、
    塵埃を除去可能なフィルターを備え、前記空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所から前記ダクト内の空気を吸引する空気吸引手段とを備え、
    前記空気吸引手段が吸引する空気量は、前記空気噴出手段から噴出される空気量より多いことを特徴とするダクト内清掃装置。
  2. 前記空気噴出手段は、前記ホースの先端部に接続された回転ジョイントと、該回転ジョイントに回転自在に接続され、前記ホースに連通する複数のノズルが設けられた空気噴射装置とを備え、
    前記各ノズルは、前記空気噴射装置の回転軸を中心とする円に接する方向にそれぞれ指向していることを特徴とする請求項1のダクト内清掃装置。
  3. 前記空気噴出手段が挿入された箇所及び前記空気吸引手段が吸引する箇所以外の前記ダクトの開口を閉塞する閉塞部材を備え、
    該閉塞部材は、所定量の空気を通過可能とすると共に、前記空気吸引手段が吸引する空気量は、前記空気噴出手段から噴出される空気量と前記閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多いことを特徴とする請求項1又は請求項2のダクト内清掃装置。
  4. 前記閉塞部材には、当該閉塞部材の空気の通過を阻止、若しくは、当該空気の通過量を調整可能な調整手段を設けたことを特徴とする請求項3のダクト内清掃装置。
  5. 前記ホースに対して前記空気噴出手段を複数設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のダクト内清掃装置。
  6. 可撓性のホースによって圧搾空気が供給される空気噴出手段をダクト内に移動自在に挿入し、当該空気噴出手段から前記ダクトの内壁に向けて圧搾空気を噴出させると共に、
    空気吸引手段により、前記空気噴出手段が挿入された箇所以外の箇所から、前記空気噴出手段が噴出する空気量より多い量のダクト内空気を吸引することを特徴とすることを特徴とするダクト内清掃方法。
  7. 前記空気噴出手段が挿入された箇所及び前記空気吸引手段が吸引する箇所以外の前記ダクトに開口がある場合、閉塞部材にて当該開口を閉塞すると共に、
    該閉塞部材を、所定量の空気が通過可能とし、且つ、前記空気吸引手段が吸引する空気量を、前記空気噴出手段から噴出される空気量と前記閉塞部材を通過する空気量とを合わせた量より多くすることを特徴とする請求項6のダクト内清掃方法。
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