JP2017013025A - 空調ダクト内洗浄システム - Google Patents

空調ダクト内洗浄システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017013025A
JP2017013025A JP2015134836A JP2015134836A JP2017013025A JP 2017013025 A JP2017013025 A JP 2017013025A JP 2015134836 A JP2015134836 A JP 2015134836A JP 2015134836 A JP2015134836 A JP 2015134836A JP 2017013025 A JP2017013025 A JP 2017013025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
air
cleaning
dry ice
cleaning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015134836A
Other languages
English (en)
Inventor
渡邊 保夫
Yasuo Watanabe
保夫 渡邊
冨永達夫
Tatsuo Tominaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MT System Co Ltd
Original Assignee
MT System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MT System Co Ltd filed Critical MT System Co Ltd
Priority to JP2015134836A priority Critical patent/JP2017013025A/ja
Publication of JP2017013025A publication Critical patent/JP2017013025A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】清掃と同時に清掃後の粉塵を高負圧式集塵機に直ちに回収できる空調ダクト内洗浄システムを提供する。
【解決手段】空調ダクト内面に付着・堆積した汚れ・垢・錆び・カビ等を洗浄除去する洗浄システムにおいて、除菌洗浄するドライアイスペレットを噴射するノズルと、洗浄後汚れ・垢・錆び・カビ等の剥離、浮遊する汚れを直にダクト内から吸引回収するダクトに連結したホースダクトを有する高負圧式大型集塵機と、回転させながら高圧圧縮空気を逆噴射させ、逆噴射させたエアーで前記剥離された汚れを前記高負圧式大型集塵機に回収させるようにする高圧エアージェツト弾とを具備し、該高圧エアージェツト弾とこれを回転させるホースとは、斜めに連結することによって、強力な逆噴射力を生じさせ、清掃後の粉塵を高負圧式集塵機に直ちに回収できるようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明は特に病院の手術室のクリーン度が要求される空調ダクト(給気ダクト、外気ダクト、排気ダクト等)のダクト内に付着している汚れをドライアイスで洗浄して、ダクト内面の垢・錆び・カビ等を取り除き-70℃〜-80℃程度のドライアイスを噴射し洗浄することによって、カビ・真菌等を除菌し、より清潔なダクトに再生するダクト内洗浄システムに関するものである。
本発明の洗浄システムによって、特にダクト内に堆積している塵・埃をダクト内清掃ロボット等でブラッシングして、剥離清掃する洗浄よりも、より清潔でクリーンな洗浄が達成される。
ダクトの吹出し口は、超高性能なエアーフィルターが設置されている。従って、空調ダクト内は長年の空調機の運転によりゴミやカビ・真菌等が堆積しているが、空調機を運転することによって、これらゴミやカビ・真菌等が吹出し口から室内に出にくい。そのため、ダクト内は、著しく汚染している等の問題が指摘されて久しい。
従来ダクト内の清掃は、下記の方法によって行っているが、ダクト内の清掃をほぼ完璧に行うことができ、汚れ垢・錆び・カビ等を除去する実用的な方法は未だ確立されていない。特に、カビ・真菌等の除去には、従来法は殆ど効果を発揮しない。
(1)電動ロボットをダクト内に入れ、ロボットに取着した回転ブラシ等で清掃する。
(2)高圧エアーの逆噴射力で前進するエアロボットの高速回転ブラシで、ダクト内をブラッシングして堆積塵を剥離し、剥離した粉塵を、大型集塵機でダクト内を負圧にして集塵機内に回収する。
(3)(2)のエアーロボット等で清掃したあと超電解アルカリ水で洗浄する。この特許取得済の工法だと、上記方法よりもクリーンに除菌する事が出来る(特許第4237466号)。
(1)の方法は、内部の清掃状況を記録する事ができる長所もあるが、電動ロボットでは、ダンパー等の障害物があるので、ダクトの大小により、清掃できない部分が多くなるから汎用性がない。
(2)の方法は、大、中、小及び丸ダクトのダクト内まで適応できることと、高圧エアー噴射の高圧エアーロボットシステムで、ほぼ完璧に清掃可能な利点があるが、ダクト内を除菌・消臭することが不可能な難点があった。
(3)の方法は、ダクト内をアルカリ水で洗浄し除菌・消臭する事が出来るが、長年使用している古いダクトだと洗浄した汚れがダクトの継ぎ目から外部に漏れる事がある問題があった。
一方、本発明者は、ドライアイスで空調機を洗浄する方法を開発して先に特許出願した(特許文献1)。
特開2013−19637
ドライアイスで空調機を洗浄する場合は問題が無かったが、この方法でダクトを清掃すると、清掃後の粉塵を高負圧式大型集塵機に直ちに回収できずに、ダクト底面に堆積する問題が生じた。そればかりか、多くのダクトは汚れがひどいが、ドライアイスでは、この汚れを十分に除去できない場合が生じた。
この発明は、このような点に着目してなされたものであり、請求項1に記載の発明は、清掃と同時に清掃後の粉塵を高負圧式集塵機に直ちに回収できる空調ダクト内洗浄システムを提供することを目的とする。
また、請求項4に記載の発明は、上記目的に加えて、ダクトの汚れがひどい場合でも、ほぼ完璧に汚れを除去できる空調ダクト内洗浄システムを提供することを目的とする。
上記目的に沿う本発明の構成は、空調ダクト内面に付着・堆積した汚れ・垢・錆び・カビ等を洗浄除去する洗浄システムにおいて、除菌洗浄するドライアイスペレットを噴射するノズルと、洗浄後汚れ・垢・錆び・カビ等の剥離、浮遊する汚れを直にダクト内から吸引回収するダクトに連結したホースダクトを有する高負圧式大型集塵機と、回転させながら高圧圧縮空気を逆噴射させ、逆噴射させたエアーで前記剥離された汚れを前記高負圧式大型集塵機に回収させるようにする高圧エアージェツト弾とを具備し、該高圧エアージェツト弾とこれを回転させるホースとは、斜めに連結することを特徴とする。
高圧エアージェツト弾を、ホースに斜めに連結し、回転するように構成することにより、飛び跳ねたり、あらゆる方向に進みながら逆噴射するので、床面に堆積する粉塵等を前記高負圧式大型集塵機に押しやる力が増大し、剥離、浮遊する汚れを効果的に回収することができる。
前記高圧エアージェツト弾は、先細の形状で内部に空気室を有し、空気室の空気流入方向と反対方向に多数の空気噴出孔を形成するのが好ましい(請求項2)。
前記エアージェツト弾とホースとには、屈曲した姿勢維持金具を連結するのが、屈曲状態を維持できることから好ましい(請求項3)。
ドライアイスペレットを噴射するノズルは、ノズルからの噴射時の反動を補正する為屈曲しており、屈曲方向が回転方向に対して180度位置した2方向に分けてるようにするのが好ましい(請求項4)。
請求項4に記載したノズルは、状況に応じて回転駆動するように構成されており、エアージェット弾23を回転させるホース24を使用した場合は、ノズルとの緩衝を避けるため180度を境に正転・逆転させるように構成するのが好ましい(請求項5)。
ドライアイスブラスター機器48からブラスターホース18を通じて圧縮空気とドライアイスペレットが台車に具備した先端を絞り込んだノズル20に送り込み圧縮空気でドライアイスペレットを加速噴射させるように構成するのが好ましい(請求項6)。
ドライアイスペレットを勢いよくダクトに衝突させることができるので、どのような汚れでもほぼ完璧に除去することができるからである。
請求項5のノズルの代わりにブラシを取り付け、高速でブラシをエンドレス回転させダクト内を洗浄するように構成するのが好ましい(請求項7)。
本発明の除菌システムは、ダクト内を走行しながら撮影検査する照明付きビデオカメラを搭載した電動台車に設置するのが好ましい(請求項8)。
除菌洗浄するドライアイスペレットは、-70℃〜-80℃程度の温度であるのが除菌効果が高いことから好ましい(請求項9)。本発明の洗浄システムは、特に病院の手術室の空調ダクトの洗浄に適している(請求項10)。
請求項1に記載の本発明によれば、清掃と同時に清掃後の粉塵を高負圧式集塵機に直ちに完璧に回収できると共に除菌力のあるドライアイスペレットで洗浄するので、従来除去し得なかった、真菌・カビ等をほぼ完璧に除去することによって、手術室内の除菌につながり、院内感染等を防ぐ事になり従来解決出来なかった課題を解決する事が出来る。
また、請求項4に記載の本発明によれば、上記効果に加えて、ドライアイスペレットを勢いよくダクト内面に衝突させることができるから、ダクトの汚れがひどい場合でも、ほぼ完璧に汚れを除去することができる。
本発明のダクト内面洗浄システムの一例を示す全体図である。 本発明のシステムの使用状態を示す側面図である。 本発明のドライアイス噴射機構部を示す側面図である。 本発明のエアージェット弾を回転させる装置を示す側面図である。 本発明のエアージェット弾の(A)断面図、(B)A―A断面図、(C)斜視図である。 本発明に使用する高負圧式集塵機の断面図である。
1:ダクト
2:天井ボード
3:電動台車
4:空調機
5:高性能エアーフィター(ヘパ)
6:電動台車駆動ホィール(前)
7:電動台車駆動ホィール(後)
8:電動台車駆動用クローラ(左右)
9:電動台車駆動用ギャードモータ(左右)
10:電動台車駆動伝達ギヤ(左右)
11:電動台に具備した機器の電源・信号用ケーブル
12:モニター付き操作盤
13:照明付きビデオカメラ(電動台車前後)
14:高負圧式大型集塵機
15:集塵器用ホースダクト
16:圧縮空気供給エアーホース(コンプレッサーからの)
17:水抜き圧縮エアータンク(水抜きタンク)
18:ドライアイスペレットと圧縮空気を混合した供給用ホース
20:ドライアイス噴射ノズル
21:ドライアイス噴射ノズル回転駆動ギャードモータ
22:ドライアイス噴射ノズル回転駆動連結ギャ
23:逆噴射エアージェット弾
24:逆噴射エアージェット弾を回転させるホース
25:逆噴射エアージェット弾用圧縮エアーホースカプラー
26:エアーコンプレッサー
27:ドライアイスホースカプラー
28:テンションメンバー
29:電動台車器機内の電源。モータドライバー、カメラ、照明コントローラ
30:逆噴射エアージェット弾への圧縮ドライエアー供給ホース
31:ドライアイス噴射ノズル回転軸(中空)
32:ドライアイス噴射ノズル回転軸用ロータリージョイント
33:逆噴射エアージェット弾用回転軸回転駆動伝達ギア
34:逆噴射エアージェット弾用回転軸
35:逆噴射エアージェット弾用回転軸受
36:高負圧式大型集塵機ファン
37:逆噴射エアージェット弾用エアーホースジョイントカプラー
38:逆噴射エアージェット弾用回転駆動ギャードモータ
39:ドライアイスノズルジョイント台
40:回転ブラシ軸
41:高負圧式大型集塵機の吸気口
42:回転ブラシ
43:台車フレーム
44:高負圧式大型集塵機の排気ダクト
45:ドライアイス噴射ノズル回転軸受
46:高負圧式大型集塵機の排気口
47:高負圧式大型集塵機ファン駆動モータ
48:ドライアイスブラスター機器本体(1ホース式)
49:圧縮エアー水フィルター
50:逆噴射エアージェット弾の噴射口
51:逆噴射エアージェット弾姿勢維持固定金具(くの字形)
52:逆噴射エアージェット弾接続用ホースバンド
53:逆噴射エアージェット弾の半楕円状頭部フレーム
54:逆噴射エアージェット弾の山形横断面リング状フレーム
55:高負圧式大型集塵機の中性能エアーフィルター
56:高負圧式大型集塵機の高性能エアーフィルター
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のダクト内面洗浄システムの実施例を示す全体図であり、天井ボード2の上に設置してあるダクト1内の電動台車3が搬入されている。上記電動台車3は空調機4に接続されている洗浄するダクト内に位置させ、前進・後進させるようにし、空調機4の運転は停止させている。尚、図中、5は、ダクト吹出口に設置されたフィルターまたは、超高性能フィルター(ヘパ)である。台車3は、図2に示すように、電動台車クローラ用ホィール(前方の左右)6と電動台車クローラ用ホィール(後方の左右)7とを、電動台車駆動用クローラ(左右)8で連結し、電動台車駆動用ギヤードモータ(左右)9によって、電動台車駆動伝達ギヤ(左右)10を介して、駆動するように構成されている。尚、図1中、11は、電動台車駆動及び台車上の機器の電源・信号ケーブルであり、12は、モニター付き操作盤である。この操作盤によって、図2に示す電動台車前部と後部に設けた照明付きビデオカメラ13で撮影した状態を見て、洗浄状態をコントロールしたり、台車の前進・後進をコントロールするようになっている。
高負圧式大型集塵機14が、高負圧式大型集塵機ホースダクト15を介して、ダクト1に連結されている。
エアーコンプレッサー26から圧縮空気をエアーホース16を通して、水抜きタンク17に供給される。供給された圧縮空気は、水抜きタンク17と圧縮エアー水フィルター49によって水を除いて圧縮空気(ドライエアー)として供給ホース18・30に供給される。供給ホース18は、ドライアイスブラスター器機本体48へ、30は、電動台車3に接続され図2に示す電動台車内の47のパイプへ供給される。ドライアイスブラスターホース18は、ドライアイスブラスターホース18は、ドライアイスブラスター機器本体48から圧縮空気とドライアイスペレットの混合したものが供給され台車43内のドライアイス噴射ノズル回転軸用ロータリージョイント32を通りドライアイス噴射ノズル回転軸に供給される。
図2に示すように、駆動台車3の前方には、回転式のドライアイス噴射ノズル20がセットされ、該ドライアイス噴射ノズル20は、ダクト内面をスキャンしながらドライアイスペレットを噴射する。ドライアイスペレットを噴射ノズル20は、先端が180度離れた位置に2手に分けて屈曲しており、所定の角度、ドライアイス噴射ノズル回転駆動ギャードモータ21及びドライアイス噴射ノズル回転駆動伝達ギャ22によって、両方向に回転するように構成されている。このように構成することにより、ダクト内のあらゆる方向にドライアイスペレットを衝突させることができる。エンドレスに回転させていないのは、逆噴射エアージェット弾23の回転するホース24に緩衝するからである。また逆噴射エアージェット弾を使用しない場合は、噴射ノズル20はエンドレスで回転駆動させることもできる。駆動の切り替えは、操作盤12よって行われる。またドライアイス噴射ノズル20を回転ブラシ40.42と交換しブラシ洗浄が出来る。この時は、エンドレスで回転速度を速くし洗浄する。
尚、図1中、11は、電源供給・信号ケーブルである。
この実施例においては、洗浄用ドライアイスペレットを使用している。これは、人体に対しても無害であるとともに、優れた除菌作用を有するので、ダクト内の真菌及びカビ等を効果的に除去する事が出来る。優れた除菌作用を有することから、温度も-70℃〜-80℃程度とするのが良い。
供給されるドライアイスペレットは、φ3mmからφ5mm程度が好ましい。
図3に示すように、ノズル20は、回転方向に180度2方向に屈曲しており、噴射ノズル回転軸31に連結されている。ノズル20は、ドライアイス噴射ノズル回転ギャードモータ21及びドライアイス噴射ノズル回転駆動伝達ギャ22によって、両方向に回転する。尚、図3中、45は、ドライアイス噴射用ロータリージョイント軸受であり、39は、ドライアイス噴射ノズルジョイント台である。
図4に示す装置のモーター38によって回転するホース24先端に、図5に示す逆噴射エアージェット弾23が連結されている。ホース24は、回転駆動ギャードモータ38及び回転駆動伝達ギヤ33によって、ロータリージョイント可動軸34と共に回転するように構成されている。圧縮ドライエアーは、ドライエアー供給ホース30から、パイプ47、ロータリージョイント可動軸34及びホース24を通って、逆噴射エアージェット弾23に導入される。図4中、符号35は、ロータリージョイントの軸受である。
逆噴射エアージェット弾23は、図5に示すように、ホース・姿勢維持金具51とそれを固定するホースバンド52によって、ホース24に斜めに連結され、ホース24と共に回転回転軸用ロータリージョイント32を通りドライアイス噴射ノズル回転軸に供給される。
図2に示すように、駆動台車3の前方には、回転式のドライアイス噴射ノズル20がセットされ、該ドライアイス噴射ノズル20は、ダクト内面をスキャンしながらドライアイスペレットを噴射する。ドライアイスペレットを噴射ノズル20は、先端が180度離れた位置に2手に分けて屈曲しており、所定の角度、ドライアイス噴射ノズル回転駆動ギャードモータ21及びドライアイス噴射ノズル回転駆動伝達ギャ22によって、両方向に回転するように構成されている。このように構成することにより、ダクト内のあらゆる方向にドライアイスペレットを衝突させることができる。エンドレスに回転させていないのは、逆噴射エアージェット弾23の回転するホース24に緩衝するからである。また逆噴射エアージェット弾を使用しない場合は、噴射ノズル20はエンドレスで回転駆動させることもできる。駆動の切り替えは、操作盤12よって行われる。またドライアイス噴射ノズル20を回転ブラシ40.42と交換しブラシ洗浄が出来る。この時は、エンドレスで回転速度を速くし洗浄する。
尚、図1中、11は、電源供給・信号ケーブルである。
この実施例においては、洗浄用ドライアイスペレットを使用している。これは、人体に対しても無害であるとともに、優れた除菌作用を有するので、ダクト内の真菌及びカビ等を効果的に除去する事が出来る。優れた除菌作用を有することから、温度も-70℃〜-80℃程度とするのが良い。
供給されるドライアイスペレットは、φ3mmからφ5mm程度が好ましい。
図3に示すように、ノズル20は、回転方向に180度2方向に屈曲しており、噴射ノズル回転軸31に連結されている。ノズル20は、ドライアイス噴射ノズル回転ギャードモータ21及びドライアイス噴射ノズル回転駆動伝達ギャ22によって、両方向に回転する。尚、図3中、45は、ドライアイス噴射用ロータリージョイント軸受であり、39は、ドライアイス噴射ノズルジョイント台である。
図4に示す装置のモーター38によって回転するホース24先端に、図5に示す逆噴射エアージェット弾23が連結されている。ホース24は、回転駆動ギャードモータ38及び回転駆動伝達ギヤ33によって、ロータリージョイント可動軸34と共に回転するように構成されている。圧縮ドライエアーは、ドライエアー供給ホース30から、パイプ47、ロータリージョイント可動軸34及びホース24を通って、逆噴射エアージェット弾23に導入される。図4中、符号35は、ロータリージョイントの軸受である。
逆噴射エアージェット弾23は、図5に示すように、ホース・姿勢維持金具51とそれを固定するホースバンド52によって、ホース24に斜めに連結され、ホース24と共に回転し得るように構成されている。このように構成することにより、逆噴射エアージェット弾23の進行方向が変わり、エアー噴出孔50からエアーを噴出することによって、逆噴射エアージェット弾23が方向転換し、ダクト内をくまなく飛び跳ねることができるので、ダクト内の残留粉塵の全てを仮設の高負圧式大型集塵機内に送り込む事が出来る。図5に示すようにホース・姿勢維持金具51をホースバンド52でホース24に連結するが、パイプ53との連結には、剛性の強い針金等52で連結するのが良く、ホース24との連結には、テープ40のような柔らかい材質のもので連結するのが良い。このようにホース・姿勢維持金具51を連結することによって、逆噴射エアージェット弾23とホース24との屈曲状態が維持される。
ホース・姿勢維持金具51は、剛性の強い材料からくの字形に屈曲しており、細い板状体からくの字形に屈曲させても、R状に凹んだ板状体からくの字形に屈曲させても良い。剛性の強い材質であるなら、太い針金をくの字形に屈曲させたものでも良い。
逆噴射エアージェット弾23は、図5に示すように、内部が空気室の半楕円状の頭部53に、上部が山形横断面リング状のパイプ54を螺合した形状に構成され、頭部裏面には6個の空気噴出孔50が形成されている。
高負圧式大型集塵機14は、図6に示すように、ホースダクト15により、高負圧式大型集塵機吸気口41に連結され、ファン駆動モータ47により高速回転駆動されるファン36によって、中性能エアーフィルター55及び高性能エアーフィルター56を通って吸い込まれ、集塵された粉塵が取り除かれて大型集塵機排気口46からホースダクト44を通じてエアーが排出される。
図2に示すように、台車の前方と後方には、観察目視検査用照明付きビデオカメラ(電動台車前・後)13が設けられている。カメラで観察しながら、ダクト内面の汚れをほぼ完璧に洗浄剥離する事が出来る。洗浄と同時に図2の逆噴射エアージェット弾23は、エアーホース24と共に回転し、ダクト内をくまなく飛び跳ねながら残留粉塵を吹き飛ばし、高負圧式大型集塵機内に回収する。ダクト内が高負圧になっており、強力な逆噴射力との相乗効果で仮設の高負圧式大型集塵機内に高速で回収される。
図2に示すように、洗浄用ドライアイスペレットは、ダクト上下面・左右両面のダクト壁面を、交互に強力なエアーの力で噴射され堆積塵を剥離する。剥離された塵埃は浮遊粉塵となり、仮設の大型集塵機内に回収吸引される。
電動台車3は、電動台車駆動用クローラ8で走行し電動駆動台車3の前後に搭載した観察目視検査用照明付きビデオカメラ13によってダクト内の洗浄状況を記録・調査・検査し、その結果をみて電動台車をモニター付き操作盤12で操作し、洗浄用ドライアイスの噴射をコントロールするようになっている。
本発明によれば、清掃と同時に清掃後の粉塵を高負圧式集塵機に直ちに完璧に回収できると共に除菌力のあるドライアイスペレットで洗浄するので、従来除去し得なかった、真菌・カビ等をほぼ完璧に除去することによって、手術室内の除菌につながり、院内感染等を防ぐ事になるので、特に病院等でのその利用が期待される。また厨房ダクト内等の油汚れを除去する事が出来汎用性がある。

Claims (10)

  1. 空調ダクト内面に付着・堆積した汚れ・垢・錆び・カビ等を洗浄除去する洗浄システムにおいて、除菌洗浄するドライアイスペレットを噴射するノズルと、洗浄後汚れ・垢・錆び・カビ等の剥離、浮遊する汚れを直にダクト内から吸引回収するダクトに連結したホースダクトを有する高負圧式大型集塵機と、回転させながら高圧圧縮空気を逆噴射させ、逆噴射させたエアーで前記剥離された汚れを前記高負圧式大型集塵機に回収させるようにする高圧エアージェツト弾とを具備し、該高圧エアージェツト弾とこれを回転させるホースとは、斜めに連結することを特徴とする空調ダクト内洗浄システム。
  2. 前記高圧エアージェツト弾は、先細の形状で内部に空気室を有し、空気室の空気流入方向と反対方向に多数の空気噴出孔が形成されている請求項1に記載の洗浄システム。
  3. 前記エアージェツト弾と前記ホースとには、屈曲した姿勢維持金具を連結する請求項1又は2に記載の洗浄システム。
  4. ドライアイスペレットを噴射するノズルは、ノズルからの噴射時の反動を補正する為屈曲しており、屈曲方向が回転方向に対して180度位置した2方向に分けてある請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄システム。
  5. 請求項4に記載したノズルは、状況に応じて回転駆動するように構成されており、エアージェット弾23を回転させるホース24を使用した場合は、ノズルとの緩衝を避けるため180度を境に正転・逆転させる請求項4に記載の洗浄システム。
  6. ドライアイスブラスター機器からブラスターホースを通じて圧縮空気とドライアイスペレットが台車に具備した先端を絞り込んだノズルに送り込み圧縮空気でドライアイスペレットを加速噴射させる用に構成する請求項5に記載の洗浄システム。
  7. 請求項5のノズルの代わりにブラシを取り付け、高速でブラシをエンドレス回転させダクト内を洗浄する請求項5に記載の洗浄システム。
  8. 本発明の除菌システムは、ダクト内を走行しながら撮影検査する照明付きビデオカメラを搭載した電動台車に設置する請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄システム。
  9. 除菌洗浄するドライアイスペレットは、-70℃〜-80℃程度の温度である請求項1〜8のいずれかに記載の洗浄システム。
  10. 前記ダクトは、病院の手術室の空調ダクト、クリーン度を要求するクリーンルーム、あるいは、工場の空調ダクト、厨房ダクト内の油汚れのダクトである請求項1〜9のいずれかに記載の洗浄システム。
JP2015134836A 2015-07-04 2015-07-04 空調ダクト内洗浄システム Pending JP2017013025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015134836A JP2017013025A (ja) 2015-07-04 2015-07-04 空調ダクト内洗浄システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015134836A JP2017013025A (ja) 2015-07-04 2015-07-04 空調ダクト内洗浄システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017013025A true JP2017013025A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57828653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015134836A Pending JP2017013025A (ja) 2015-07-04 2015-07-04 空調ダクト内洗浄システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017013025A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108953755A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 苏州七巧板日用品科技有限公司 一种文丘里自吸式自清洁阀门装置
KR101985827B1 (ko) * 2017-12-28 2019-06-04 정동섭 발전소 등의 기계설비 배관에 형성되는 스케일이나 오염물을 제거하기 위한 배관 오염물제거장치
CN110252749A (zh) * 2019-07-12 2019-09-20 厦门佰欧环境智能科技有限公司 用于清洗中央空调管道的机器人
KR102131662B1 (ko) * 2020-04-02 2020-08-05 김진호 배관 및 홈의 파티클 제거 장치
CN112058826A (zh) * 2020-08-26 2020-12-11 浙江工业大学 节水减能型钢管内、外壁污垢去除装置
CN112316392A (zh) * 2020-10-22 2021-02-05 韦超华 一种篮球清洗机
CN114308940A (zh) * 2022-01-04 2022-04-12 中煤科工重庆设计研究院(集团)有限公司 一种适用于建筑风系统的管道清洗装置
CN114308930A (zh) * 2022-01-04 2022-04-12 中煤科工重庆设计研究院(集团)有限公司 一种用于建筑风系统管道的清洗系统
CN115646960A (zh) * 2022-10-27 2023-01-31 四川大学华西医院 一种导管清洗刷

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101985827B1 (ko) * 2017-12-28 2019-06-04 정동섭 발전소 등의 기계설비 배관에 형성되는 스케일이나 오염물을 제거하기 위한 배관 오염물제거장치
CN108953755A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 苏州七巧板日用品科技有限公司 一种文丘里自吸式自清洁阀门装置
CN110252749A (zh) * 2019-07-12 2019-09-20 厦门佰欧环境智能科技有限公司 用于清洗中央空调管道的机器人
CN110252749B (zh) * 2019-07-12 2020-03-06 厦门佰欧环境智能科技有限公司 用于清洗中央空调管道的机器人
KR102131662B1 (ko) * 2020-04-02 2020-08-05 김진호 배관 및 홈의 파티클 제거 장치
WO2021201431A1 (ko) * 2020-04-02 2021-10-07 김진호 배관 및 홈의 파티클 제거 장치
CN112058826A (zh) * 2020-08-26 2020-12-11 浙江工业大学 节水减能型钢管内、外壁污垢去除装置
CN112058826B (zh) * 2020-08-26 2024-02-23 浙江工业大学 节水减能型钢管内、外壁污垢去除装置
CN112316392A (zh) * 2020-10-22 2021-02-05 韦超华 一种篮球清洗机
CN114308940A (zh) * 2022-01-04 2022-04-12 中煤科工重庆设计研究院(集团)有限公司 一种适用于建筑风系统的管道清洗装置
CN114308930A (zh) * 2022-01-04 2022-04-12 中煤科工重庆设计研究院(集团)有限公司 一种用于建筑风系统管道的清洗系统
CN115646960A (zh) * 2022-10-27 2023-01-31 四川大学华西医院 一种导管清洗刷

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015000387A (ja) 空調ダクト内洗浄システム
JP2017013025A (ja) 空調ダクト内洗浄システム
AU2019283866B2 (en) Automated floor cleaning apparatus
JP3554911B2 (ja) ダクト清掃用ロボットシステム
US5020188A (en) Duct cleaning apparatus
KR101530637B1 (ko) 환기배관 청소장치
KR101396212B1 (ko) 초음파를 이용한 덕트청소 로봇
US20040231089A1 (en) Appliance to clean industrial chimneys
KR101338381B1 (ko) 덕트 청소용 로봇
KR20110033389A (ko) 파이프 청소 로봇
JP6941317B2 (ja) 空気ダクト清掃用ロボット
EP3898352B1 (de) Verfahren zum reinigen eines innenraums eines fahrzeugs, system, versorgungsvorrichtung und fahrzeug
US5347677A (en) Apparatus for cleaning isolated surfaces
JP4237466B2 (ja) ダクト内洗浄システム
JP2018069161A (ja) 清掃作業台車及び導管清掃システム
KR101671200B1 (ko) 배관 청소로봇
CN111940431A (zh) 一种可视自助行走的管道内壁清扫装置
JP2021007924A (ja) 鉄道車両内空調ダクト清掃用エアーロボットシステム
KR20100012571A (ko) 덕트 청소용 원격 제어 로봇
JP2017177090A (ja) 空調ダクト内洗浄システム
CN109663768A (zh) 一种清扫消毒机器人
KR20110091696A (ko) 폐기용 먼지 백을 갖는 로봇식 진공 청소기
JP2005046721A (ja) ダクト内清掃装置及びダクト内清掃方法
JP2552901B2 (ja) 高圧水等噴射装置及び該装置に用いる集水カバー
JP2000185268A (ja) ダクト内の汚れを剥離清掃する方法及び該方法に使用するシステム