JP5954114B2 - サンプリング装置 - Google Patents
サンプリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5954114B2 JP5954114B2 JP2012236280A JP2012236280A JP5954114B2 JP 5954114 B2 JP5954114 B2 JP 5954114B2 JP 2012236280 A JP2012236280 A JP 2012236280A JP 2012236280 A JP2012236280 A JP 2012236280A JP 5954114 B2 JP5954114 B2 JP 5954114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piercer
- cleaning
- cleaning liquid
- probe
- liquid discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
ピアサの周囲を囲う洗浄空間の内壁面がピアサに接近している場合、ピアサの外周面に周囲から洗浄液を吐出することによって洗浄液の膜を形成しても、洗浄液の一部が洗浄空間の内壁面側へ移動して途中から膜をなさなくなることがある。そのため、ピアサを一定位置で停止させた状態で洗浄液吐出機構から洗浄液を吐出させるだけでは、ピアサの外周面の洗浄が不十分となり得る。そこで、ピアサの外周面に洗浄液からなる膜を周方向に形成しながら膜の形成範囲がピアサの外周面の洗浄範囲を網羅するようにピアサを上下方向へ移動させることで、ピアサの外周面の洗浄が不十分となることを防止できる。
既述のように、特許文献2に開示された構成によりピアサの外周面を洗浄することができ、特許文献3に開示された構成によってピアサの内面を洗浄することができるが、これらいずれの構成を採用しても、ピアサの外周面と内面の両方を同時に洗浄することは不可能である。
試料の吸入と吐出を行なうプローブ4がその先端を下向きにしてプローブ駆動機構としてのプローブアーム2の先端部に装着されている。プローブアーム2は水平面内において回転駆動することによってプローブ4を水平面内方向において移動させ、また、プローブ4を上下方向へ移動させることができる。プローブ4は円弧状の軌道を描くように水平面内において駆動される。プローブ4の軌道上であって後述するピアサ8の軌道上の位置(図示の位置)がサンプリング位置として設定されている。サンプリング位置はピアサ8による試料容器のキャップの穿孔動作とプローブ4による試料採取が行なわれる位置である。
まず、サンプリングすべき試料容器20をコンベア12及びハンドラ22によって所定のサンプリング位置まで搬送する。サンプリング位置まで搬送した試料容器20上の位置にピアサ8を配置してそこから下降させ、ピアサ8の先端で試料容器20のキャップを貫通させることでキャップの穿孔を行なう。プローブ4をピアサ8上の位置に配置してそこから下降させることで、ピアサ8を介して試料容器20内にプローブ4を挿入し、プローブ4の先端から試料を吸入して採取する。
ピアサ洗浄ポート26は円筒形状であり、上面にピアサ8を挿入するための開口を有し、その開口から挿入されたピアサ8を収容するための洗浄空間32を有する。ピアサ洗浄ポート26の下部には洗浄液排出流路となるチューブ34(図2、図3を参照)が接続されており、洗浄空間32がチューブ34に通じている。洗浄空間32は上端から下端まで均一な内径を有する流路となっており、その内径はピアサ8の外形よりも少し大きい程度である。例えば、ピアサ8の外径が4mm程度である場合には、洗浄空間32の内径は8mm程度である。
サンプリング装置の動作は制御部62によって制御される。制御部62は、プローブ駆動機構(プローブアーム)2、ピアサ駆動機構(ピアサアーム)6、コンベア12やハンドラ22などの試料搬送機構及びピアサ洗浄ノズル30(注水アーム28を含む)の動作を制御し、種々の動作を実行する。
図3に示されるように、ピアサ8をピアサ洗浄ポート26上の位置に配置し、ピアサ洗浄ノズル30をピアサ8上の位置に配置する。ピアサ洗浄ポート26の洗浄液吐出口44から水を吐出させ、ピアサ8をピアサ洗浄ポート26の洗浄空間32に挿入し、下降させる。このとき、ピアサ8の外周面には洗浄液である水の膜が形成される。
また、ピアサ8の先端から噴出されるエアーに液体が混じっていると、ベンチュリ効果が大きくなる。これを利用し、ピアサ8の内面に付着していた洗浄液がピアサ8の下方へ落下した直後のタイミングでピアサ8の周囲からピアサ8の外周面に向かってエアーを吹き付けることで、ピアサ8の外周面の乾燥効果と洗浄液の飛散を防止する効果をさらに高めることができる。
4 プローブ
6 ピアサアーム
8 ピアサ
10 ピアサ駆動軸
12 コンベア
14 コンベアベルト
16 サンプルトレイ
18 サンプルラック
20 試料容器
22 ハンドラ
24 検体設置部
26 ピアサ洗浄ポート
28 注水アーム
30 ピアサ洗浄ノズル
32 ピアサ洗浄ポートの洗浄空間
34 チューブ(洗浄液排出流路)
36 注水アーム駆動軸
38 エアー供給管
40 洗浄液供給管
42 エアー噴出口
44 洗浄液吐出口
46 エアー供給ポート
48,50,52,56,58,60 ピアサ洗浄ポートの内部流路
54 洗浄液供給ポート
62 制御部
64 ピアサ外面洗浄手段
66 ピアサ外面乾燥手段
68 ピアサ内面洗浄手段
70 ピアサ内面乾燥手段
72 洗浄シーケンス設定手段
74 洗浄シーケンス保持部
Claims (8)
- 鉛直向きに配置され液の吸入と吐出を行なうプローブと、
内側を前記プローブが通過することのできる筒状の部材であって、その先端が尖端形状となっており試料の収容された試料容器の上面を封止するキャップを先端により穿孔するピアサと、
前記プローブを水平面内方向と上下方向へ駆動するプローブ駆動機構と、
前記プローブ駆動機構とは別の機構として設けられ前記ピアサを水平面内方向と上下方向へ駆動するピアサ駆動機構と、
前記ピアサの上方に位置して前記ピアサの内側へ洗浄液を吐出することが可能なピアサ洗浄ノズルと、
前記ピアサ洗浄ノズルから吐出される洗浄液を排出するための洗浄液排出ポートと、
前記プローブ駆動機構、前記ピアサ駆動機構及び前記ピアサ洗浄ノズルの動作を制御する制御部であって、前記ピアサを前記洗浄液排出ポート内に配置させるとともに前記ピアサ洗浄ノズルを前記ピアサの上方に配置させた状態で、前記ピアサの内側に向かって前記ピアサ洗浄ノズルから洗浄液を吐出させるピアサ内面洗浄動作を実行するためのピアサ内面洗浄手段を有する制御部と、を備えたサンプリング装置。 - 前記ピアサ洗浄ノズルは洗浄液とは別のタイミングでエアーを噴出することが可能であり、
前記制御部は、前記ピアサを前記洗浄液排出ポート内に配置するとともに前記ピアサ洗浄ノズルを前記ピアサの上方に配置した状態で、前記ピアサ洗浄ノズルからエアーを噴出するピアサ内面乾燥動作を実行するためのピアサ内面乾燥手段をさらに備えている請求項1に記載のサンプリング装置。 - 前記ピアサが移動可能な位置であって前記ピアサが前記試料容器の上面のキャップの穿孔動作を実行する位置とは別の位置に設けられた洗浄ポートをさらに備え、
前記洗浄ポートは、上面に開口をもちその開口から挿入された前記ピアサを洗浄する洗浄空間を有し、該洗浄空間の下方に洗浄液を排出する洗浄液排出流路が接続されて前記洗浄液排出ポートを兼ねており、
前記ピアサ洗浄ポートに設けられ、前記洗浄空間内に挿入された前記ピアサに対し前記洗浄空間の内壁面に沿った円周上に均等に配置された複数の洗浄液吐出口から同時に洗浄液を吐出することにより前記ピアサの外周面に洗浄液からなる膜を周方向に形成する洗浄液吐出機構が設けられ、
前記制御部は、前記ピアサを前記洗浄空間内に配置して前記洗浄液吐出機構から洗浄液を吐出させるピアサ外面洗浄動作を実行するためのピアサ外面洗浄手段をさらに備えている請求項1又は2に記載のサンプリング装置。 - 前記ピアサ外面洗浄動作は、前記ピアサの外周面に洗浄液からなる膜を周方向に形成しながら前記膜の形成範囲が前記ピアサの外周面の洗浄範囲を網羅するように前記ピアサを上下方向へ移動させるものである請求項3に記載のサンプリング装置。
- 前記洗浄液吐出機構は前記洗浄液吐出口から斜め下方向に洗浄液を吐出するように構成されている請求項3又は4に記載のサンプリング装置。
- 前記ピアサ洗浄ポートはその洗浄空間に収容された前記ピアサに対してその周囲からエアーを吹き付けるエアー噴出機構をさらに備え、
前記制御部は、前記ピアサを前記洗浄液排出ポート内に配置するとともに前記ピアサ洗浄ノズルを前記ピアサの上方に配置した状態で、前記エアー噴出機構から前記ピアサに対してエアーを吹き付けるピアサ外面乾燥動作を実行するためのピアサ外面乾燥手段をさらに備えている請求項3から5のいずれか一項に記載のサンプリング装置。 - 前記エアー噴出機構は前記ピアサに対してエアーを斜め下方向へ吹き付けるように構成されている請求項6に記載のサンプリング装置。
- 前記ピアサの洗浄が実行される際の前記ピアサ内面洗浄動作、前記ピアサ外面洗浄動作、前記ピアサ内面乾燥動作及び前記ピアサ外面乾燥動作の各動作の実行されるタイミングを保持する洗浄シーケンス保持部をさらに備え、
前記洗浄シーケンス保持部は、ピアサ内面洗浄動作及びピアサ外面洗浄動作を実行した後でピアサ内面乾燥動作を実行し、ピアサ内面乾燥動作の実行中にピアサ外面乾燥動作を実行するように構成された洗浄シーケンスを保持している請求項6又は7に記載のサンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012236280A JP5954114B2 (ja) | 2012-10-26 | 2012-10-26 | サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012236280A JP5954114B2 (ja) | 2012-10-26 | 2012-10-26 | サンプリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014085285A JP2014085285A (ja) | 2014-05-12 |
JP5954114B2 true JP5954114B2 (ja) | 2016-07-20 |
Family
ID=50788461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012236280A Active JP5954114B2 (ja) | 2012-10-26 | 2012-10-26 | サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5954114B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224942A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | 株式会社東芝 | 臨床検査装置 |
JP6742065B2 (ja) * | 2016-02-24 | 2020-08-19 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置および洗浄方法 |
JP6748261B2 (ja) * | 2019-05-20 | 2020-08-26 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 臨床検査装置 |
CN115004039A (zh) * | 2020-02-07 | 2022-09-02 | 株式会社日立高新技术 | 自动分析系统、控制装置及清洗方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62242858A (ja) * | 1986-04-15 | 1987-10-23 | Nippon Tectron Co Ltd | プロ−ブの洗浄装置 |
JPH04898Y2 (ja) * | 1987-04-10 | 1992-01-13 | ||
US4951512A (en) * | 1988-06-23 | 1990-08-28 | Baxter International Inc. | System for providing access to sealed containers |
DE19610607A1 (de) * | 1996-03-18 | 1997-09-25 | Boehringer Mannheim Gmbh | Vorrichtung zur Reinigung von Pipettiernadeln oder Rührern |
US6627156B1 (en) * | 2000-06-22 | 2003-09-30 | Beckman Coulter, Inc. | Cap piercing station for closed container sampling system |
JP4013203B2 (ja) * | 2003-10-24 | 2007-11-28 | 日本光電工業株式会社 | 血液等の試料サンプリング装置およびサンプリング方法 |
JP4355566B2 (ja) * | 2003-12-08 | 2009-11-04 | シスメックス株式会社 | 試料吸引分注装置およびそれを備えた標本作製装置 |
CA2606638C (en) * | 2005-05-06 | 2014-07-08 | Instrumentation Laboratory Company | Telescoping closed-tube sampling assembly |
JP4781054B2 (ja) * | 2005-09-05 | 2011-09-28 | シスメックス株式会社 | 血液試料吸引装置を備える血液分析装置 |
JP2013511721A (ja) * | 2009-11-20 | 2013-04-04 | シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド | 臨床用分析器試料プローブのすすぎ・乾燥に適応させた装置、システム及び方法 |
-
2012
- 2012-10-26 JP JP2012236280A patent/JP5954114B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014085285A (ja) | 2014-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101891128B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 토출 기구 세정 방법 | |
JP5954114B2 (ja) | サンプリング装置 | |
EP3101430B1 (en) | Automatic analysis device | |
JP2009042067A (ja) | 自動分析装置 | |
KR20130011928A (ko) | 기판처리장치 및 기판처리방법 | |
US10690690B2 (en) | Automatic analyser and method | |
KR101983897B1 (ko) | 기판 처리 장치 | |
EP1877805A2 (en) | Telescoping closed-tube sampling assembly | |
WO2013168559A1 (ja) | サンプリング装置 | |
JP2013134142A5 (ja) | ||
JP2010230342A (ja) | 溶出試験装置 | |
US9829498B2 (en) | Sampling device | |
TW201624558A (zh) | 基板處理方法及基板處理裝置 | |
JP4443271B2 (ja) | 自動分析装置 | |
US9630181B2 (en) | Plug application and removal device and sample processing device | |
KR101853862B1 (ko) | 화장품 용기용 트레이 세척장치 및 그 제어방법 | |
JP5043694B2 (ja) | 液体検査装置 | |
EP4124866A1 (en) | System and method for cleaning an analyzer probe | |
JP5913071B2 (ja) | 開栓装置および試料処理装置並びに容器の開栓方法 | |
WO2015173858A1 (ja) | 洗浄機構及びこれを備えた分析装置 | |
JP6164826B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP4885657B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP2007209872A (ja) | 缶の清掃装置 | |
JP7173838B2 (ja) | 洗浄方法および洗浄装置 | |
JP2000009600A (ja) | 多連ノズル装置及び多連ノズル詰まり除去装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160530 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5954114 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |