JP5876171B1 - 魚卵選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】残骸の発生を防いで魚卵を円滑に回収することができる魚卵選別装置を提供する。【解決手段】上方に向けて開口する多数の孔1が回転方向に沿って並べられた回転台2と、その孔1の上に載った魚卵の良否を判定する判定部3と、不良卵と判定された魚卵を回収する不良卵回収機構4と、良卵と判定された魚卵を回収する良卵回収機構5とを備える。不良卵回収機構4には、孔1を通じて上方に向けてエアを噴出するエア噴出部41と、その噴出したエアにより上方へ飛ばされた魚卵を受け取る受取部42とが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、イクラなどの魚卵を選別するための魚卵選別装置に関する。
一般に、鮭や鱒などの魚を人工孵化させる過程では、未受精卵や死卵からなる不良卵が発生する。そのため、不良卵と良卵が混在する中から不良卵を取り除く工程として、検卵が必要となる。往年では手作業により検卵を行っていたが、現在では機械選別による効率化が進められており、特許文献1では、そのための魚卵選別装置が本出願人により提案されている。
その特許文献1に記載の魚卵選別装置は、回転する魚卵輪に設けられた多数の孔の上に魚卵を並べて、それらの良否を光電管により判定し、不良卵であれば動揺杆により魚卵輪から叩き落として所定の受箱で回収し、残りを良卵として回収するように構成されている。この装置によれば、従来品に比べてエネルギー消費量が少ない、製造原価を低減できる、装置の清掃や補修を簡単にできる、といった有利な効果を奏することができる。
しかし、種類や状態によっては軟弱な魚卵が含まれているため、上記の魚卵選別装置では、動揺杆で叩いたときの衝撃により魚卵が潰れてしまうことがあった。その結果、魚卵の残骸が動揺杆に付着して他の魚卵を引っ掛けたり、孔に残った残骸によって新たな魚卵が載りにくくなったり、良卵と一緒に残骸が回収されたり、水槽に戻った残骸が再び魚卵輪に供給されたりするなど、以降の検卵作業に支障を来たす恐れがあった。本発明者は、従前の魚卵選別装置において、このような魚卵の回収に関する改善の余地があることを見出した。
実開昭57−39682号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、残骸の発生を防いで魚卵を円滑に回収できる魚卵選別装置を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る魚卵選別装置は、上方に向けて開口する多数の孔が回転方向に沿って並べられた回転台と、前記孔の上に載った魚卵の良否を判定する判定部と、不良卵と判定された魚卵を回収する不良卵回収機構と、良卵と判定された魚卵を回収する良卵回収機構とを備え、前記不良卵回収機構および前記良卵回収機構の少なくとも一方に、前記孔を通じて上方に向けてエアを噴出するエア噴出部と、その噴出したエアにより上方へ飛ばされた魚卵を受け取る受取部とが設けられているものである。
かかる構成の魚卵選別装置では、判定後の魚卵を回収するに際して、エア噴出部により上方へ飛ばした魚卵を受取部で受け取るように構成されているので、魚卵が軟弱でも潰れにくい。それ故、残骸の発生を防いで魚卵を円滑に回収することができ、以降の検卵作業に支障を来たさない。また、このエア噴出部は、孔を通じて上方に向けてエアを噴出するため、魚卵の大きさや形状に関係なく、然るべき魚卵の中心位置にエアを正確に当てることができ、魚卵の円滑な回収に資する。
前記孔は、前記回転台の上面を凹ませて形成された開口部と、前記回転台の下面から上方に向かって延びる長孔部と、前記開口部と前記長孔部とを連結する連結部とを有し、前記開口部は、下方に向かって次第に小径となるように形成され、前記連結部に連結される前記長孔部の上端部は、上方に向かって次第に小径となるように形成されているものが好ましい。このような孔の形状により、開口部に載せた魚卵が安定しやすく、それでいて、エア噴出部から長孔部に導入されたエアが連結部を介して噴出されるため、開口部に載せた魚卵を的確に飛ばすことができる。
前記エア噴出部の後方であって前記回転台の上面から上方に離れたところに前記受取部の投入口が配置され、エアにより上方へ飛ばされた魚卵が前記投入口に投入されるように構成されているものが好ましい。エアにより上方へ飛ばされた魚卵には回転台の回転運動の慣性力が作用するものの、受取部の投入口を上記の如く配置することにより、飛ばされた魚卵を的確に受け取ることができる。
本発明に係る魚卵選別装置の一例を概略的に示す平面図 図1に示した魚卵選別装置の側面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 図1のC−C断面図 孔の縦断面図 図1のD−D断面図 図1のE−E断面図 魚卵を回収する様子を示す側面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る魚卵選別装置の一例を概略的に示す平面図であり、図2は、その装置を図1の左側から見たときの側面図である。図1では、回転台2の上方に位置する部材を取り外した状態で示している。
図1に示すように、魚卵選別装置10は、上方に向けて開口する多数の孔1が回転方向Rに沿って並べられた回転台2と、孔1の上に載った魚卵の良否を判定する判定部3と、不良卵と判定された魚卵を回収する不良卵回収機構4と、良卵と判定された魚卵を回収する良卵回収機構5とを備える。更に、この魚卵選別装置10は、回転台2上に魚卵を供給する供給部6と、孔1の上に魚卵を吸着させる吸着部7と、回転台2上の余分な魚卵を水槽61に戻す返戻部8とを備えている。
孔1は、回転台2の上面を凹ませて形成された開口部を有し、回転台2の外周縁の近傍に形成されている。図示の都合上、孔1を描いていない箇所もあるが、実際には多数の孔1が等間隔で一列に並べられ、回転方向Rに沿った環状の配列体を構成している。隣り合う孔1の間隔(中心間の距離)は、回転台2上に供給される魚卵の直径よりも大きい寸法に設定され、孔1の上には魚卵が1つずつ載せられる。図3などに示すように、孔1の各々は、回転台2を上下方向に貫通する貫通孔として形成されている。
回転台2は、回転軸21を中心としてR方向(図1における反時計周り方向)に回転可能に構成されている。本実施形態では、回転台2が円板状の部材により形成されている。回転台2の上方には、回転軸21を介して回転台2を定速で回転させるための駆動モータ22と、後述する電磁弁43などを必要なタイミングで同期作動させるためのロータリーエンコーダ23が配置されている。回転台2の下方には、未検卵の魚卵が収容される水槽61が設けられている。供給部6では、コンプレッサ63の働きにより、水槽61内の魚卵が水と共にエアーリフトされて供給管62内を上昇し、その供給管62の出口から排出されて回転台2上に供給される。
供給部6から回転方向Rに向かって、回転台2の外周縁に沿った外側ガイド24と、その外側ガイド24から内周側に離れて位置する内側ガイド25が設けられている。図3に示すように、外側ガイド24は、回転台2の上面よりも上方に突出し、回転台2上の魚卵が落下しないようにガイドする。内側ガイド25は、回転方向Rに向かって外側ガイド24との間隔を次第に狭めており、魚卵が孔1の上に載るようにガイドする。各ガイド24,25は、それぞれ回転台2に対して僅かな隙間を設けて配置されている。
各ガイド24,25の終端部が位置する領域には、吸着部7が設けられている。図4に示すように、吸着部7では、回転台2の下方に、吸引ブロワ71に接続された吸着室(減圧室)72が配置されている。吸着室72の上方に形成された開口は、回転台2の下面に近付けられていて、その上方に位置する孔1を通じて吸引することにより、魚卵Sを孔1の上に吸着できる。吸着室72の開口は回転方向Rに沿って円弧状に延びており、魚卵Sの吸着は複数の孔1において行われる。
吸着されなかった余分な魚卵Sは、返戻部8によって水槽61に戻される。図5に示すように、返戻部8では、外周側へ向けて横方向から出水する出水ノズル81が設けられている。外側ガイド24は返戻部8の手前で終端しており、内側ガイド25は出水ノズル81と干渉しないように部分的に開放されている。孔1に吸着されていない余分な魚卵Sは、この水Wにより流されて回転台2上から脱落し、下方の水槽61に戻される。したがって、吸着部7および返戻部8を通過した孔1では、その上に魚卵Sが1つだけ載った状態となる。
図6に拡大して示すように、孔1は、回転台2の上面を凹ませて形成された開口部11と、回転台2の下面から上方に向かって延びる長孔部12と、その開口部11と長孔部12とを連結する連結部13とを有する。開口部11は、下方に向かって次第に小径となるように形成され、連結部13に連結される長孔部12の上端部は、上方に向かって次第に小径となるように形成されている。したがって、連結部13の径は、回転台2の上面における開口部11の径や、回転台2の下面における長孔部12の径よりも小さい。但し、孔1の形状はこれに限られるものではない。
連結部13の径は魚卵Sの直径よりも小さく、吸着された魚卵Sは開口部11の内周面に載る。開口部11の内周面は、魚卵Sの表面に沿うように円弧状に形成されており、魚卵Sとの接触面積を確保して吸着効率を高めることができる。また、長孔部12の径が相対的に大きいために吸着室72からの吸引面積が増加するとともに、それよりも径の小さい連結部13において吸引速度が増大するので、開口部11に載せた魚卵Sが安定しやすい。更に、後述するエア噴出部41から長孔部12に導入されたエアが連結部13を介して噴出されるため、開口部11に載せた魚卵Sを的確に飛ばすことができる。
判定部3は、孔1の上に載った魚卵の良否を判定する。本実施形態では、図7に示すように、投光器31および受光器32を有する透過型の光電センサを採用している。エアノズル33,34は、圧縮エアGを吹き掛けて汚れの付着を防止する。良卵は透明(半透明)であるのに対し、不良卵は白濁して不透明であるため、光Lが透過すれば(透過光量が十分であれば)良卵と判定され、光Lが透過しなければ(透過光量が十分でなければ)不良卵と判定される。なお、判定部3では、反射型の光電センサを使用してもよいし、魚卵の良否を判定できるものであれば、これら以外の判定手段を採用しても構わない。
図8,9に示すように、不良卵回収機構4では、判定部3により不良卵と判定された魚卵が回収される。本実施形態では、不良卵回収機構4に、孔1を通じて上方に向けてエアを噴出するエア噴出部41と、その噴出したエアにより上方へ飛ばされた魚卵を受け取る受取部(不良卵受取部)42とが設けられている。エア噴出部41は、判定部3の光電センサからの信号に応じて駆動する電磁弁43を備える。電磁弁43は、コンプレッサ63に接続され、下方から孔1に圧縮エアを供給するように配置されている。孔1に載った魚卵Sは、それが不良卵と判定されたものであれば、噴出したエアにより上方へ飛ばされ、良卵と判定されたものであれば、飛ばされずに素通りすることになる。
この魚卵選別装置10によれば、判定後の魚卵Sを回収するに際して、エアにより上方へ飛ばした魚卵Sを不良卵受取部42で受け取るので、魚卵Sが軟弱であっても潰れにくい。それ故、残骸の発生を防いで魚卵Sを円滑に回収することができ、以降の検卵作業に支障を来たさない。また、エア噴出部41は、孔1を通じて上方に向けてエアを噴出するため、魚卵Sの大きさや形状に関係なく、その不良卵と判定された魚卵Sの中心位置にエアを正確に当てることができ、魚卵Sの円滑な回収に資する。
電磁弁43の上面には、孔1の下方に位置するエアの噴出口46が設けられている。噴出口46の周囲は、電磁弁43の上面における他の領域よりも少し高く形成され、回転台2の下面に接近している。エアを噴出する前では、孔1の上下の開口が魚卵Sと噴出口46の周囲とで塞がれ、その孔1の内部に密閉空間が形成される。このため、噴出されたエアは、殆ど漏れることなく孔1内に導入され、魚卵Sを押し飛ばして上方から排出される。また、前後の魚卵Sが引っ付いた状態であっても、飛ばそうとする魚卵Sの前後の魚卵Sにエアを当てることなく、然るべき魚卵Sを正確に狙って飛ばすことができる。
図8,9に示した例では、噴出口46の周囲と回転台2の下面との間に微小隙間が設けられている。この微小隙間は、エア漏れを適度に防止できる大きさ(例えば0.2mm)に設定されているため、孔1の内部には実質的に密閉空間が形成される。稼働時には、回転台2の表面が水で濡れた状態になり、その回転台2の上面や下面にできる水膜は、この密閉空間を確実に形成するうえで役立つ。噴出口46の周囲を回転台2の下面に接触させても構わないが、部品同士の擦過を避けるうえでは、このように微小隙間を設けることが好ましい。なお、回転台2の下方に配置された電磁弁43には、魚卵の殻などのゴミが付着する心配が少ないため都合がよい。
噴出口46の面積は、孔1の下方の開口面積、即ち回転台2の下面における長孔部12の開口面積よりも小さい。例えば、噴出口46は直径2mmの円形であり、孔1の下方の開口は直径7.5mmの円形である。そのため、同期信号の劣化や回転台2の速度変化などの理由により、噴出口46に対する孔1の相対位置に多少のずれが生じた場合であっても、噴出したエアが適切に孔1の内部に導入される。しかも、そのエアは連結部13を介して排出されるので、魚卵Sの中心位置に必ずエアが当たり、然るべき魚卵Sを正確に飛ばすことができる。
これに対して、回転台の上方や側方に電磁弁を配置し、横方向から噴出したエアによって魚卵を飛ばす場合には、下記(a)〜(f)のような事情により、然るべき魚卵を狙って正確に飛ばすことが難しい。
(a)噴出したエアが拡散するため、魚卵の中心位置に当たらないエアが多い。このようなエアは、魚卵を飛ばすのに寄与しないため無駄になる。
(b)魚卵にエアを有効に当てるには、噴出口(電磁弁の出口)を魚卵に近付けなければならず、その結果、魚卵の殻などのゴミが噴出口に付着して不都合を生じる。
(c)飛ばそうとする魚卵の前後の魚卵にもエアが当たりやすく、エアを噴き掛ける領域を狭めようとすると、制御が煩雑になる。魚卵の大きさや形状によっては前後の魚卵が引っ付くことがあり、その場合は特に顕著である。
(d)噴出口に対する孔の相対位置がずれると、魚卵の中心位置にエアが当たりにくくなる。
(e)回転台の上面の凹みに魚卵の下部が嵌まっていることが抵抗となり、エアを当てても魚卵がスムーズに飛ばない。
(f)横方向から見た魚卵の中心位置は、その魚卵の大きさに応じて変化するため、魚卵の中心位置を狙ってエアを正確に当てることが難しい。
上記(f)に関し、魚卵の大きさは、それ自体の固有差のみならず、親魚や河川などによっても異なる。鮭の魚卵(イクラ)であれば、直径6〜9mm程度のばらつきがあり、大小様々な魚卵が水槽内に混在する。また、鮭を扱う孵化場ではサクラマスやカラフトマスを扱うことも多く、それらの魚卵は直径4.5〜6.5mm程度なので、実用上は4.5〜9mmのばらつきに対応できることが要求される。但し、横方向から見ると、4.5mmの魚卵の中心位置は、9mmの魚卵の中心位置から大きくずれるため、上記のような横方向からエアを噴出する構成では、魚卵の大きさの違いに対応できない。
これに対し、図8のように孔1を通じて上方に向けてエアを噴出する構成によれば、魚卵の大きさに関係なく、その魚卵の中心位置に必ずエアを当てることができる。しかも、エア漏れを殆ど生じることがなく、魚卵に対してエアが当たる面積も確保される。それでいて、魚卵に面する孔1の開口(連結部13の開口)に対応した形状で且つ一定の面積で魚卵にエアが当てられるため、魚卵を正確に噴き上げることができる。したがって、この構成は、上記のような魚卵の大きさの違いに対しても極めて有効に機能し得る。
図9は、魚卵Sを回収する様子を示す側面図である。不良卵回収機構4では、不良卵と判定された魚卵Sが上方に飛ばされ、それを不良卵受取部42が受け取っている。本実施形態では、回転方向Rにおけるエア噴出部41の後方であって回転台2の上面から上方に離れたところに、不良卵受取部42の投入口(不良卵投入口)44が配置されている。上方へ飛ばされた魚卵Sには回転台2の回転運動の慣性力が作用するため、魚卵Sは斜め上向きに移動して不良卵投入口44に投入される。不良卵投入口44に投入された魚卵Sは、図示しない不良卵用の回収容器に排出管45を通じて移送され、不良卵として回収される。
良卵回収機構5では、判定部3により良卵と判定されて不良卵回収機構4を素通りした魚卵が回収される。本実施形態では、良卵回収機構5に、外周側へ向けて横方向から出水する出水ノズル51と、その水により流された魚卵を受け取る受取部(良卵受取部)52と、その良卵受取部52の投入口(良卵投入口)53に向けて魚卵をガイドする回収ガイド54とが設けられている。回収ガイド54を設けていることにより、水で流れない魚卵があっても、最終的には良卵受取部52に送り込まれる。良卵投入口53に投入された魚卵Sは、図示しない良卵用の回収容器に排出管55を通じて移送され、良卵として回収される。
本実施形態では、不良卵回収機構4にエア噴出部41と受取部42とが設けられている例を示したが、これに代えてまたは加えて、良卵回収機構5にエア噴出部と受取部を設けても構わない。但し、上方へ飛ばした魚卵が損傷する恐れがあるため、不良卵回収機構にのみ適用することが好ましい。また、本実施形態では、良卵回収機構5が、回転方向Rにおける不良卵回収機構4の後方に設けられた例を示したが、これらの順序は逆であってもよい。
以下、この魚卵選別装置10の動作について簡単に説明する。まずは、回転台2が回転するとともに、その回転台2上に水槽61内の水と魚卵が絶えず供給される。供給された水の殆どは、回転台2と各ガイド24,25との隙間を通じて、または魚卵が載っていない孔1を通じて回転台2から落下し、水槽61へと戻る。魚卵は、遠心力によって回転台2の外周側へ移動し、外側ガイド24に沿って、多数の孔1が並ぶ周上に配置される。回転台2に粘着する魚卵があったとしても、内側ガイド25によって外周側へ寄せられる。図3のように内側ガイド25は外側ガイド24よりも高いため、溢れた魚卵Sは外側ガイド24を乗り越えて水槽61内に戻る。
供給部6から所定角度回転した魚卵は吸着部7に搬送され、吸着室72からの吸引によって孔1の上に吸着される。このとき、魚卵と同時に吸引された水は、吸着室72を通じてセパレータ73に送られる。セパレータ73における排水は、その下部に設けられたチャッキ弁74の開閉により行われる。吸着されなかった余分な魚卵は、返戻部8によって水槽61内に戻される。吸着部7を通過すると、魚卵の吸着が行われないものの、開口部11の内周面との密着や魚卵の表面の粘性などにより、遠心力によって振り落とされることなく、魚卵は孔1の上に載った状態を維持する。
吸着部7から所定角度回転した魚卵は判定部3に搬送され、その良否が判定される。続いて、判定部3から所定角度回転した魚卵は不良卵回収機構4に搬送され、不良卵と判定された魚卵であれば不良卵回収機構4によって回収される。また、良卵と判定された魚卵は不良卵回収機構4を素通りし、不良卵回収機構4から所定角度回転して良卵回収機構5に搬送され、その良卵回収機構5によって回収される。魚卵が回収された孔1は、供給部6から一回転して再び供給部6に搬送され、上述した動作が繰り返される。
不良卵回収機構4では、孔1を通じて上方に向けてエアが噴出され、その噴出されたエアにより上方へ飛ばされた魚卵が不良卵受取部42によって受け取られる。そのため、残骸の発生を防いで魚卵を円滑に回収することができ、以降の検卵作業に支障を来たさない。また、魚卵の大きさや形状に関係なく、その魚卵の中心位置に正確にエアを噴き当てることができるため、魚卵の円滑な回収に資する。魚卵としてはイクラが例示されるが、特に限定されるものではなく、鱒子やキャビアなどでも構わない。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
1 孔
2 回転台
3 判定部
4 不良卵回収機構
5 良卵回収機構
6 供給部
7 吸着部
8 返戻部
10 魚卵選別装置
11 開口部
12 長孔部
13 連結部
31 投光器
32 受光器
41 エア噴出部
42 受取部(不良卵受取部)
43 電磁弁
44 投入口(不良卵投入口)

Claims (3)

  1. 上方に向けて開口する多数の孔が回転方向に沿って並べられた回転台と、前記孔の上に載った魚卵の良否を判定する判定部と、不良卵と判定された魚卵を回収する不良卵回収機構と、良卵と判定された魚卵を回収する良卵回収機構とを備え、
    前記不良卵回収機構および前記良卵回収機構の少なくとも一方に、前記孔を通じて上方に向けてエアを噴出するエア噴出部と、その噴出したエアにより上方へ飛ばされた魚卵を受け取る受取部とが設けられている魚卵選別装置。
  2. 前記孔は、前記回転台の上面を凹ませて形成された開口部と、前記回転台の下面から上方に向かって延びる長孔部と、前記開口部と前記長孔部とを連結する連結部とを有し、
    前記開口部は、下方に向かって次第に小径となるように形成され、
    前記連結部に連結される前記長孔部の上端部は、上方に向かって次第に小径となるように形成されている請求項1に記載の魚卵選別装置。
  3. 前記エア噴出部の後方であって前記回転台の上面から上方に離れたところに前記受取部の投入口が配置され、エアにより上方へ飛ばされた魚卵が前記投入口に投入されるように構成されている請求項1又は2に記載の魚卵選別装置。
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