JPH09108495A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH09108495A
JPH09108495A JP27534595A JP27534595A JPH09108495A JP H09108495 A JPH09108495 A JP H09108495A JP 27534595 A JP27534595 A JP 27534595A JP 27534595 A JP27534595 A JP 27534595A JP H09108495 A JPH09108495 A JP H09108495A
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Junichi Morinaka
準一 森中
Fuminobu Hosokawa
文信 細川
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Kenji Koshiga
健二 越賀
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、衣類を収納する高断熱、高密閉構造
の乾燥庫を不要にして小型化を図り、衣類から蒸発した
水蒸気を水に凝縮して回収する除湿機能を備え、安価な
衣類乾燥器を提供することを目的とするものである。 【解決手段】吸着剤16の吸着、再生工程を連続して繰
り返し、再生工程時に再生除湿器21等の除湿手段を用
いて、衣類等の被乾燥物から室内空気中に蒸発した水分
を、本体内に吸気し水に凝縮する。また再生工程時に加
熱体17により熱せられ、且つ再生除湿器21等の除湿
手段通過時に除湿された高温の乾燥した空気を、支柱2
8の一部に設けたハンガ−パイプ30の吹き出し口32
よりハンガ−パイプ30、31に掛けられた衣類等の被
乾燥物に向けて吹き出す。更に再生工程時に再生除湿器
21等を冷却した際に、凝縮熱により温度上昇した高温
の空気や、吸着工程時に吸着剤16により水分を奪われ
乾燥した比較的高温の空気を衣類等の被乾燥物に向けて
吹き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等の乾燥を行
わせる除湿装置を装備した衣類乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の除湿機能を備えた衣類乾
燥機の構成及びその動作を図19に基ずいて説明する。
図19において、1は衣類を乾燥させる乾燥庫、2は乾
燥庫1の下方部に乾燥空気を供給する吹き出し口2aを
設けた循環風胴、3は送風ファンからなり乾燥空気を循
環送風させる送風手段、4はパイプとフィン等で構成さ
れた空冷式熱交換器、5はこの空冷式熱交換器4を空気
冷却する冷却フィン、6は空冷式熱交換器4で結露した
水を排出するドレン孔、7は循環風胴、8は乾燥空気を
加熱する加熱体である。上記のごとく乾燥庫1に乾燥空
気を供給する循環経路は、送風手段3、空冷式熱交換器
4、循環風胴7、循環風胴2により構成され、矢印aの
様に乾燥空気が流れる。9は衣類乾燥器本体10に設け
られた冷却空気の吸気口、11は排気口であり、冷却経
路は破線矢印bの様に流れる。12は排水タンク、13
は衣類をかけるハンガ−パイプ、14は本体10とパッ
キン15でシ−ルされた扉である。
【0003】次に上記した従来の衣類乾燥機の動作を説
明する。まず衣類をハンガ−にかけ、ハンガ−パイプ1
3に吊り下げる。そして送風手段3及び加熱体8に通電
し作動させると、乾燥空気は矢印aの様に循環経路を流
れ、加熱されて吹き出し口2aより乾燥庫1内へと送ら
れる。一方冷却ファン7も同時に作動させるので冷却空
気は冷却経路を破線矢印bの様に流れる。上記の乾燥空
気は衣類に当たり、衣類から水分を蒸発させ持ち去る。
そして、この湿った乾燥空気を空冷式熱交換器4により
露点温度以下に冷却し除湿する。乾燥空気は再び加熱体
8で加熱され乾燥庫1に送られ乾燥していく。空冷式熱
交換器4で除湿された水分はドレン孔6により排出され
て排水タンク12に溜まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、除湿手段が空冷式熱交換器で乾燥器が設置
された部屋の空気を冷却用空気とし、循環する乾燥空気
を露点温度以下に冷却することで衣類より蒸発した水蒸
気を凝縮させる。この種の除湿手段において除湿能力を
高めるためには、空冷式熱交換器に流入する乾燥空気を
高温多湿とし、冷却空気との温度差を大きくする必要が
あった。そのために、衣類から蒸発した水蒸気を逃がさ
ないように衣類を収納する乾燥庫を必要とした。そして
この乾燥庫は断熱構造と、乾燥空気が乾燥庫から漏れな
い密閉構造が必要であった。
【0005】従って高断熱、高密閉のために構造が複雑
で部品点数も多く高価なものであった。また、衣類を収
納する乾燥庫が必要であるために、衣類乾燥器の小型化
を図ることは困難であった。
【0006】更に、空冷式熱交換器で熱交換して温度上
昇した冷却空気は、除湿作用以外に衣類の乾燥には全く
寄与しないで本体外に排気されてしまうため、乾燥効率
の低いものであった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、衣類を収納する高断熱、高密閉構造の乾燥庫を不
要にして小型化を図り、衣類から蒸発した水蒸気を水に
凝縮して回収する除湿機能を備え、安価な衣類乾燥器を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機は、
吸着剤による空気の除湿とその吸着剤の再生を同一衣類
乾燥機内で行い、乾燥空気をハンガーパイプから吹き出
す構成を有する。この発明によれば、簡単な構成で継続
的に衣類乾燥を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
水分を吸着する吸着剤と、吸着剤を加熱して再生する加
熱体と、吸着剤の再生工程時に発生する水蒸気を水とし
て凝縮する除湿手段と、室内から吸気した空気を吸着剤
に供給する送風手段と、吸着剤と除湿手段の間の風路を
切り換える風路切り換え手段と、吹き出し口を設けたハ
ンガ−パイプをその一部に有する支柱とを設け、再生工
程時の除湿手段からの流出空気を、被乾燥物方向に吹き
出す構成としたものである。この構成により、吸着剤は
その吸着工程において、送風手段により室内の空気を吸
気しその空気に含まれた水分を吸着する。そして再生工
程においては、加熱体への通電により室内より吸気した
空気を加熱し、吸着剤自身の温度も上昇してくる。この
ため吸着剤に吸着していた水分は徐々に吸着剤より脱離
して高温高湿の空気となって下流側に設けられた除湿手
段に流入する。除湿手段に流入した高温高湿の空気は室
内より吸気した冷却空気と温度差があるため、露点温度
以下に冷却されて凝縮し水として回収される。このよう
にして除湿された高温の乾いた空気がハンガ−パイプの
一部から被乾燥物方向に流出されて衣類の乾燥を促進さ
せることができる。前記吸着工程、再生工程を繰り返し
て被乾燥物の乾燥及び被乾燥物から室内に蒸発した室内
空気の水分を水として回収する除湿がそれぞれ行えるの
で、衣類を収納する高断熱、高気密構造の乾燥庫が不要
になり、小型で、除湿機能を備えた、安価な衣類乾燥機
が提供できるものである。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、水分を吸
着する吸着剤と、吸着剤を加熱して再生する加熱体と、
吸着剤の再生行程時に発生する水蒸気を水として凝縮す
る除湿手段と、室内から吸気した空気を吸着剤に供給す
る送風手段と、吸着剤と除湿手段の間の風路を切り換え
る風路切り換え手段と、吹き出し口をその一部に有する
支柱とを設け、支柱を一定の角度範囲内で繰り返し水平
方向に正回転、反回転させながら、再生工程時の除湿手
段からの流出空気を支柱に設けた吹き出し口から被乾燥
物方向に吹き出す構成としたものである。この構成によ
り、吸着剤はその吸着工程において、送風手段により室
内の空気を吸気しその空気に含まれた水分を吸着する。
そして再生工程においては、加熱体への通電により室内
より吸気した空気を加熱し、吸着剤自身の温度も上昇し
てくる。このため吸着剤に吸着していた水分は徐々に吸
着剤より脱離して高温高湿の空気となって下流側に設け
られた除湿手段に流入する。除湿手段に流入した高温高
湿の空気は室内より吸気した冷却空気と温度差があるた
め、露点温度以下に冷却されて凝縮し水として回収され
る。このようにして除湿された高温の乾いた空気が、一
定の角度範囲内で水平方向に繰り返し正回転、反回転す
る支柱に設けられた吹き出し口から被乾燥物に向けて流
出されるため、衣類の端々まで高温の乾いた空気が良く
当たり効率よく衣類の乾燥を促進させることができる。
前記吸着工程、再生工程を繰り返して被乾燥物の乾燥及
び室内空気の水分を水として回収する除湿がそれぞれ行
えるので、衣類を収納する高断熱、高気密構造の乾燥庫
が不要になり、小型で、除湿機能を備えた、安価な衣類
乾燥機が提供できるものである。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明に加えて、吹き出し口を設けたハンガ−パイ
プをその一部に有する支柱を一定の角度範囲内で繰り返
し水平方向に正回転、反回転させる構成としたものであ
る。この構成により、支柱が一定の角度範囲内で水平方
向に繰り返し正回転、反回転するため、支柱の一部に設
けられたハンガ―パイプと、ハンガ―パイプが有する吹
き出し口も一定の角度範囲内で繰り返し正回転、反回転
し、ハンガ―パイプに掛けられた衣類等の被乾燥物から
の水分の離脱が良くなり、より効率よく衣類の乾燥を促
進させることができ前記第一の作用と同じく、吸着工
程、再生工程を繰り返して被乾燥物の乾燥及び室内空気
の水分を水として回収する除湿がそれぞれ行えるので、
衣類を収納する高断熱、高気密構造の乾燥庫が不要にな
り、小型で、除湿機能を備えた、安価な衣類乾燥機が提
供できるものである。
【0012】本発明の請求項4記載の発明は、水分を吸
着する吸着剤と、吸着剤を加熱して再生する加熱体と、
吸着剤の再生工程時に発生する水蒸気を水として凝縮す
る除湿手段と、室内から吸気した空気を吸着剤に供給す
る送風手段と、吸着剤と除湿手段の間の風路を切り換え
る風路切り換え手段と、本体天面に設けられた吹き出し
口とを有し、吹き出し口を一定の角度範囲内で繰り返し
垂直方向に正回転、反回転させながら、再生工程時の除
湿手段からの流出空気を吹き出し口から被乾燥物方向に
吹き出す構成としたものである。この構成により、吸着
剤はその吸着工程において、送風手段により室内の空気
を吸気しその空気に含まれた水分を吸着する。そして再
生工程においては、加熱体への通電により室内より吸気
した空気を加熱し、吸着剤自身の温度も上昇してくる。
このため吸着剤に吸着していた水分は徐々に吸着剤より
脱離して高温高湿の空気となって下流側に設けられた除
湿手段に流入する。除湿手段に流入した高温高湿の空気
は室内より吸気した冷却空気と温度差があるため、露点
温度以下に冷却されて凝縮し水として回収される。この
ようにして除湿された高温の乾いた空気が、本体天面に
設けられ一定の角度範囲内で垂直方向に繰り返し正回
転、反回転する吹き出し口から被乾燥物に向けて流出さ
れるため、衣類の端々まで高温の乾いた空気が良く当た
り効率よく衣類の乾燥を促進させることができる。前記
吸着工程、再生工程を繰り返して被乾燥物の乾燥及び室
内空気の水分を水として回収する除湿がそれぞれ行える
ので、衣類を収納する高断熱、高気密構造の乾燥庫が不
要になり、小型で、除湿機能を備えた、安価な衣類乾燥
機が提供できるものである。
【0013】本発明の請求項5記載の発明は、水分を吸
着する吸着剤と、吸着剤を加熱して再生する加熱体と、
吸着剤の再生工程時に発生する水蒸気を水として凝縮す
る除湿手段と、室内から吸気した空気を吸着剤に供給す
る送風手段と、吸着剤と除湿手段の間の風路を切り換え
る風路切り換え手段と、本体天面に設けられた吹き出し
口aと、吹き出し口bを設けたハンガ−パイプをその一
部に有する支柱とを設け、吹き出し口aを一定の角度範
囲内で繰り返し垂直方向に正回転、反回転させながら、
再生工程時の除湿手段からの流出空気を、吹き出し口a
と吹き出し口bから被乾燥物方向に吹き出す構成とした
ものである。この構成により、吸着剤はその吸着工程に
おいて、送風手段により室内の空気を吸気しその空気に
含まれた水分を吸着する。そして再生工程においては、
加熱体への通電により室内より吸気した空気を加熱し、
吸着剤自身の温度も上昇してくる。このため吸着剤に吸
着していた水分は徐々に吸着剤より脱離して高温高湿の
空気となって下流側に設けられた除湿手段に流入する。
除湿手段に流入した高温高湿の空気は室内より吸気した
冷却空気と温度差があるため、露点温度以下に冷却され
て凝縮し水として回収される。このようにして除湿され
た高温の乾いた空気が、本体天面に設けられ一定の角度
範囲内で垂直方向に繰り返し正回転、反回転する吹き出
し口a及び支柱に設けられたハンガ―パイプの吹き出し
口bから被乾燥物に向けて流出されるため、衣類の端々
まで高温の乾いた空気が良く当たり効率よく衣類の乾燥
を促進させることができる。前記吸着工程、再生工程を
繰り返して被乾燥物の乾燥及び室内空気の水分を水とし
て回収する除湿がそれぞれ行えるので、衣類を収納する
高断熱、高気密構造の乾燥庫が不要になり、小型で、除
湿機能を備えた、安価な衣類乾燥機が提供できるもので
ある。
【0014】本発明の請求項6記載の発明は、水分を吸
着する吸着剤と、吸着剤を加熱して再生する加熱体と、
吸着剤の再生工程時に発生する水蒸気を水として凝縮す
る除湿手段と、室内から吸気した空気を吸着剤に供給す
る送風手段と、吸着剤と除湿手段の間の風路を切り換え
る風路切り換え手段と、本体天面に設けられた吹き出し
口aと、吹き出し口bをその一部に有する支柱とを設
け、吹き出し口aと支柱を一定の角度範囲内でそれぞれ
垂直、水平方向に繰り返し正回転、反回転させながら、
再生工程時の除湿手段からの流出空気を、吹き出し口a
と吹き出し口bから被乾燥物方向に吹き出す構成とした
ものである。この構成により、吸着剤はその吸着工程に
おいて、送風手段により室内の空気を吸気しその空気に
含まれた水分を吸着する。そして再生工程においては、
加熱体への通電により室内より吸気した空気を加熱し、
吸着剤自身の温度も上昇してくる。このため吸着剤に吸
着していた水分は徐々に吸着剤より脱離して高温高湿の
空気となって下流側に設けられた除湿手段に流入する。
除湿手段に流入した高温高湿の空気は室内より吸気した
冷却空気と温度差があるため、露点温度以下に冷却され
て凝縮し水として回収される。このようにして除湿され
た高温の乾いた空気が、本体天面に設けられ一定の角度
範囲内で垂直方向に繰り返し正回転、反回転する吹き出
し口a及び一定の角度範囲内で水平方向に繰り返し正回
転、反回転する支柱に設けられた本体上方の吹き出し口
bからそれぞれ被乾燥物に向けて流出されるため、衣類
の端々まで高温の乾いた空気が良く当たり効率よく衣類
の乾燥を促進させることができる。前記吸着工程、再生
工程を繰り返して被乾燥物の乾燥及び室内空気の水分を
水として回収する除湿がそれぞれ行えるので、衣類を収
納する高断熱、高気密構造の乾燥庫が不要になり、小型
で、除湿機能を備えた、安価な衣類乾燥機が提供できる
ものである。
【0015】本発明の請求項7記載の発明は、請求項5
記載の発明に加えて、吹き出し口bを設けたハンガ−パ
イプをその一部に有する支柱を一定の角度範囲内で水平
方向に繰り返し正回転、反回転させる構成としたもので
ある。この構成により、支柱が一定の角度範囲内で水平
方向に繰り返し正回転、反回転するため支柱の一部に設
けられたハンガ―パイプと、ハンガ―パイプが有する吹
き出し口bも一定の角度範囲内で正回転、反回転し、ハ
ンガ―パイプに掛けられた衣類等の被乾燥物からの水分
の離脱が良くなり、より効率よく衣類の乾燥を促進させ
ることができ前記第五の手段と同じく、吸着工程、再生
工程を繰り返して被乾燥物の乾燥及び室内空気の水分を
水として回収する除湿がそれぞれ行えるので、衣類を収
納する高断熱、高気密構造の乾燥庫が不要になり、小型
で、除湿機能を備えた、安価な衣類乾燥機が提供できる
ものである。
【0016】本発明の請求項8記載の発明は、請求項5
〜請求項7のいずれか一つの発明に加えて、吹き出し口
a、吹き出し口bから排出される空気の比率を調整弁に
より調整できる構成としたものである。この構成によ
り、本体天面の吹き出し口aと支柱に設けられ本体上方
に位置する吹き出し口bからそれぞれ被乾燥物に向けて
流出される空気の比率が調整できるため、被乾燥物の状
態に合わせた効率の良い乾燥が行えるようになるもので
ある。
【0017】次に第九の手段は、請求項1〜請求項7の
いずれか一つの発明に加えて、吹き出し口の手前に加熱
体を設ける構成としたものである。この構成により、乾
いた空気の吹き出し口の手前に加熱体が設けられている
ため、流出される空気の温度がより高温になり、被乾燥
物の乾燥速度が加速されるものである。
【0018】以下本発明の実施の形態に付いて、図面に
基づいて説明する。 (実施の形態1)図1、図2、図3を参照しながら説明
する。図1、図2、図3において、16はシリカゲルま
たはゼオライト等からなる空気中の水分を吸着する吸着
剤で、空気との接触面積を広げるために通路断面が格子
状あるいは六角形等の多角形の形状に形成されている。
17は吸着剤16の上流に設けられた加熱体で、吸着剤
16の再生工程時に通電される。18は加熱体17の上
流に設けられた送風手段で、本体19の吸気口20より
吸気した空気を吸着剤16に供給するものである。21
は吸着剤16の下流に設けられた再生除湿器で、冷却フ
ァン22と共に除湿手段を構成する。上記再生除湿器2
1は、管内と管外とに分離した二つの経路を有した空冷
式の熱交換器からなり、上流より流入する高温高湿の空
気を再生除湿器21の管内側に、冷却ファン22を介し
て吸気口23より吸気した冷却空気を管外側にそれぞれ
流し、上記高温高湿の空気を露点温度以下に冷却して除
湿する。また上記冷却ファン22は吸着、再生工程時共
に作動するように設けられている。24は吸着剤16と
再生除湿器21を連通する風洞で、内部には流路を2経
路に切り替える切り替えダンパ25を装備している。上
記切り替えダンパ25は、モータ、電磁石等の駆動源2
5a、仕切板25bにより構成され、吸着剤16の再生
工程時のみ再生除湿器21の管内側に空気を流通させる
矢印cの流路と、吸着工程時には再生除湿器21の管内
側に空気を通過させない矢印dの流路とを形成するよう
に切り替えられる。すなわち吸着剤16の吸着工程時
に、送風手段18により吸気口20より吸気され吸着剤
16に送られた空気は吸着剤16に水分を奪われた後、
本体19の天面に設けられた吹き出し口26より被乾燥
物の方向に吹き出す。また再生工程時は、再生除湿器2
1の管内を通過し風胴27を流れてきた空気を支柱28
内に吹き出す。再生除湿器21の管外を通過した冷却空
気は本体19の天面に設けられた吹き出し口29より被
乾燥物の方向に向けて吹き出される。上記吹き出し口2
6、吹き出し口29は隣接しないである距離を有して設
けられている。前記支柱28は衣類を掛けるハンガーパ
イプ30、ハンガーパイプ31を有すると共に、支柱2
8自身に流れ込んだ再生除湿器21の管内を通過した空
気がハンガーパイプ30内に流れ込むように構成されて
いる。32は前記ハンガーパイプ30に設けられた吹き
出し口であり前記空気が被乾燥物に向かうように例えば
ハンガーパイプ30の上下の面に設けられている。33
は再生除湿器21で凝縮した水分を回収する排水タン
ク、34は衣類等の被乾燥物である。
【0019】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。まず衣類等の被乾燥物をハンガ―に掛けた後、
ハンガ―パイプ30及びハンガ―パイプ31に吊り下げ
る。衣類乾燥機の電源を投入すると吸着剤16の吸着工
程が開始される。即ち、送風手段18が動作すると吸気
口20より本体19外部の室内空気が吸着剤16に供給
され、その空気が保有している水分を吸着剤16が吸着
し、水分を奪われた空気は乾いた空気となって矢印dの
ように本体天面の吹き出し口26から被乾燥物方向に吹
き出される。この動作を一定時間行った後、吸着剤16
の再生工程に移る。再生工程に入ると切り替えダンパ2
5が作動し空気の流れが矢印cのようにになるよう流路
を切り替える。また、加熱体17に通電され吸気口20
より吸着剤16に供給される空気は加熱される。この
時、同時に吸着剤16自身も次第に温度上昇し、吸着剤
16に吸着していた水分が除々に吸着剤16より脱離
し、高温高湿の空気となって下流側に設けた再生除湿器
21の管内側に流入する。この高温高湿の空気は、再生
除湿器21の管外側に冷却ファン22により吸気された
空気(矢印e)により露点温度以下に冷却され凝縮し、
凝縮水として排水タンク33に回収される。再生除湿器
21の管内側を流出した空気(矢印f)は、支柱28内
を通過してハンガ―パイプ30に設けられた吹き出し口
32から被乾燥物に向けて例えば上下に吹き出され、衣
類等の被乾燥物の乾燥に利用される。特にハンガ―パイ
プ30、31には衣類等の被乾燥物がかかったハンガ―
が吊り下げられており、その近傍に設けられた吹き出し
口32から吹き出す空気は衣類の袖口や襟など通常乾き
にくい箇所にもよく当たり、乾燥にとって非常に効果的
である。また、再生除湿器21の管外側を通過した冷却
空気は凝縮熱により温度上昇している。従って本体天面
の吹き出し口29より被乾燥物に向けて吹き出された際
に、大いに衣類等の被乾燥物の乾燥に利用されるもので
ある。再生工程を一定時間行った後、切り替えダンパ2
5を作動させて再度吸着工程に戻る。この時、吸着剤1
6は再生工程時に加熱体17で加熱されているため吸着
剤16を通過後の空気はその温度を高められる。また上
記したように吸気口20より吸気した空気はその含有水
分を吸着剤16により奪われるため、吸着剤16を通過
した空気は乾いた空気となっており、本体天面の吹き出
し口26より被乾燥物に向けて吹き出す空気も大いに衣
類等の被乾燥物の乾燥に適しているものである。更に、
吸着工程時にも冷却ファン22は作動し再生除湿器21
を冷却し続けるので、再生除湿器21の管内側に滞留し
た高温高湿の空気を冷却し凝縮させることができる。上
記の吸着、再生工程を繰り返して運転を行い被乾燥物の
乾燥を行うものである。
【0020】(実施の形態2)次に、図4、図5を参照
しながら説明する。図4、図5において16〜29、3
3〜34は図1、図2、図3で示した実施の形態1と同
様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略す
る。35はモータ、電磁石等の駆動源であり、ベルト,
カム等の伝達手段(図示せず)を介して支柱28を一定
の角度範囲内で水平方向に繰り返し正回転、反回転する
ように設けられている。36は支柱28に設けられた吹
き出し口であり、支柱28に流入した空気が衣類等の被
乾燥物に向けて吹き出すように構成されている。また衣
類等の被乾燥物34は本体19以外の吊り下げ具(図示
せず)に掛けられている。
【0021】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において支柱28に流入
した高温の乾燥した空気は、支柱28に設けられた吹き
出し口36より衣類等の被乾燥物34に向けて吹き出さ
れるが、この際に支柱28がモータ、電磁石等の駆動源
35により、一定の角度範囲内で水平方向に繰り返し正
回転、反回転するように設けられているため、吹き出し
口36より吹き出される高温の乾燥した空気も支柱28
と同様に、一定の角度範囲内で衣類等の被乾燥物34に
向かって吹き出されるため、衣類等の被乾燥物34の端
々にまで高温の乾燥した空気が行き渡り、効率よく衣類
等の被乾燥物34の乾燥を促進させる。その他の動作に
ついては実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0022】(実施の形態3)次に、図6、図7を参照
しながら説明する。図6、図7において16〜34は図
1、図2、図3で示した実施の形態1と同様であり、同
一部分には同一符号を付けて説明を省略する。37はモ
ータ、電磁石等の駆動源であり、ベルト、カム等の伝達
手段(図示せず)を介して支柱28を一定の角度範囲内
で水平方向に繰り返し正回転、反回転するように設けら
れている。
【0023】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において支柱28に流入
した高温の乾燥した空気は、支柱28の一部に設けられ
たハンガ―パイプ30が有する吹き出し口32より衣類
等の被乾燥物34に向けて吹き出される。この際に支柱
28がモータ、電磁石等の駆動源37により、一定の角
度範囲内で水平方向に繰り返し正回転、反回転するよう
に設けられているため、支柱28の一部に設けられたハ
ンガ―パイプ30、31とハンガ―パイプ30、31に
掛けられた衣類等の被乾燥物34も支柱28と同様に、
一定の角度範囲内で繰り返し正回転、反回転する。従っ
て衣類等の被乾燥物34が揺さぶられ衣類等の被乾燥物
34からの水分の脱離が良くなり、より効率よく乾燥を
促進させる。その他の動作については前記実施の形態1
と同様であり、説明を省略する。
【0024】(実施の形態4)図8、図9において16
〜27、29、33、34は図1、図2、図3で示した
実施の形態1と同様であり、同一部分には同一符号を付
けて説明を省略する。38はモータ、電磁石等の駆動源
であり、ベルト、カム等の伝達手段(図示せず)を介し
て本体19の天面端に設けられた吹き出し口39を一定
の角度範囲内で垂直方向に繰り返し正回転、反回転する
ように設けられている。また吹き出し口39は吹き出す
空気が衣類等の被乾燥物34に向かうように構成されて
いる。また衣類等の被乾燥物34は本体19以外の吊り
下げ具(図示せず)に掛けられている。
【0025】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において風洞27に流入
した高温の乾燥した空気は、本体19の天面端に設けら
れた吹き出し口39より衣類等の被乾燥物34に向けて
吹き出される。この際に吹き出し口39がモータ、電磁
石等の駆動源38により、一定の角度範囲内で垂直方向
に繰り返し正回転、反回転するように設けられているた
め、吹き出し口39より吹き出される高温の乾燥した空
気も一定の角度範囲内で衣類等の被乾燥物34の上下方
向に向かい、衣類等の被乾燥物34の端々にまで高温の
乾燥した空気が行き渡り、より効率よく衣類等の被乾燥
物34の乾燥を促進させる。その他の動作については実
施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0026】(実施の形態5)図10、図11において
16〜31、33、34は図1、図2、図3で示した実
施の形態1と同様であり、同一部分には同一符号を付け
て説明を省略する。40はモータ、電磁石等の駆動源で
あり、ベルト、カム等の伝達手段(図示せず)を介して
本体19の天面端に設けられた吹き出し口a41を一定
の角度範囲内で垂直方向に繰り返し正回転、反回転する
ように設けられている。42はハンガーパイプ30に設
けられた吹き出し口bであり支柱28より流入する高温
の乾燥した空気が被乾燥物に向かうように例えばハンガ
ーパイプ30の上下の面に設けられている。
【0027】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において風洞27に流入
した高温の乾燥した空気は、本体19の天面端に設けら
れた吹き出し口a41とハンガーパイプ30に設けられ
た吹き出し口b42の両方より衣類等の被乾燥物34に
向けて吹き出される。この際に吹き出し口a41がモー
タ、電磁石等の駆動源40により、一定の角度範囲内で
垂直方向に繰り返し正回転、反回転するように設けられ
ているため、吹き出し口a41より吹き出される高温の
乾燥した空気も一定の角度範囲内で衣類等の被乾燥物3
4の上下方向に向かい、衣類等の被乾燥物34の端々に
まで高温の乾燥した空気が行き渡り、より効率よく衣類
等の被乾燥物34の乾燥を促進させる。その他の動作に
ついては前記実施の形態1と同様であり、説明を省略す
る。
【0028】(実施の形態6)図12、図13において
16〜29、33、34は図1、図2、図3で示した実
施の形態1と同様であり、同一部分には同一符号を付け
て説明を省略する。43はモータ、電磁石等の駆動源で
あり、ベルト、カム等の伝達手段(図示せず)を介して
本体19の天面端に設けられた吹き出し口a44を一定
の角度範囲内で垂直方向に繰り返し正回転、反回転する
ように設けられている。45は支柱28に設けられた吹
き出し口bであり、支柱28より流入する高温の乾燥し
た空気が被乾燥物に向かって吹き出されるように構成さ
れている。46はモータ、電磁石等の駆動源であり、ベ
ルト、カム等の伝達手段(図示せず)を介して支柱28
を一定の角度範囲内で水平方向に繰り返し正回転、反回
転するように設けられている。また衣類等の被乾燥物3
4は本体19以外の吊り下げ具(図示せず)に掛けられ
ている。
【0029】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において風洞27に流入
した高温の乾燥した空気は、本体19の天面端に設けら
れた吹き出し口a44と支柱28に設けられた吹き出し
口b45の両方より衣類等の被乾燥物34に向けて吹き
出される。この際に吹き出し口a44がモータ、電磁石
等の駆動源43により、一定の角度範囲内で垂直方向に
繰り返し正回転、反回転するように設けられており、吹
き出し口a44より吹き出される高温の乾燥した空気も
一定の角度範囲内で衣類等の被乾燥物34の上下方向に
向かい、また支柱28もモータ、電磁石等の駆動源46
により、一定の角度範囲内で水平方向に繰り返し正回
転、反回転するように設けられており、吹き出し口b4
5より吹き出される高温の乾燥した空気も一定の角度範
囲内で衣類等の被乾燥物34の左右方向に向かうため、
衣類等の被乾燥物34の端々にまで高温の乾燥した空気
が行き渡り、より効率よく衣類等の被乾燥物34の乾燥
を促進させる。その他の動作については前記実施の形態
1と同様であり、説明を省略する。
【0030】(実施の形態7)図14、図15において
16〜31、33、34、40〜42は図10、図11
で示した実施の形態5と同様であり、同一部分には同一
符号を付けて説明を省略する。47はモータ、電磁石等
の駆動源であり、ベルト、カム等の伝達手段(図示せ
ず)を介して支柱28を一定の角度範囲内で水平方向に
繰り返し正回転、反回転するように設けられている。
【0031】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において支柱28に流入
した高温の乾燥した空気は、支柱28の一部に設けられ
たハンガ―パイプ30が有する吹き出し口b42より衣
類等の被乾燥物34に向けて吹き出される。この際に支
柱28がモータ、電磁石等の駆動源47により、一定の
角度範囲内で水平方向に繰り返し正回転、反回転するよ
うに設けられているため、支柱28の一部に設けられた
ハンガ―パイプ30、31とハンガ―パイプ30、31
に掛けられた衣類等の被乾燥物34も支柱28と同様
に、一定の角度範囲内で繰り返し正回転、反回転する。
従って衣類等の被乾燥物34に動きが加えられ衣類等の
被乾燥物34からの水分の脱離が良くなり、より効率よ
く乾燥を促進させる。その他の動作については前記実施
の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0032】(実施の形態8)図16、図17において
16〜31、33、34、40〜42は図10、図11
で示した実施の形態5と同様であり、同一部分には同一
符号を付けて説明を省略する。48は風洞27と吹き出
し口a41との間に設けられた調整弁aであり、本体1
9表面に設けられたつまみa49と連動している。50
は同じく風洞27と支柱28との間に設けられた調整弁
bであり、本体19表面に設けられたつまみb51と連
動している。
【0033】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において風洞27に流入
した高温の乾燥した空気は、本体19の天面端に設けら
れた吹き出し口a41とハンガーパイプ30に設けられ
た吹き出し口b42の両方より衣類等の被乾燥物34に
向けて吹き出される。この際に本体19の表面に設けた
つまみa49、つまみb51を操作することによりこれ
らと連動した調整弁a48、調整弁b50を調整するこ
とができる。調整弁a48、調整弁b50の調整によ
り、それぞれ風路抵抗が変わり吹き出し口a41と支柱
28とに流入する高温の乾燥した空気の比率が変化す
る。このため吹き出し口a41と吹き出し口b42から
衣類等の被乾燥物34に向かって吹き出される高温の乾
燥した空気の比率も変化する。従って調整弁a48、調
整弁b50を調整することにより、吹き出し口a41と
吹き出し口b42から衣類等の被乾燥物34に向かって
吹き出される高温の乾燥した空気の比率を調整すること
ができ、ハンガーパイプ30、ハンガーパイプ31に掛
けられた衣類等の被乾燥物34の大きさや量に合わせ
て、それぞれ吹き出し口a41と吹き出し口b42より
適量の高温の乾燥した空気を吹き出すことができ、より
効率の良い乾燥を促進させることができる。その他の動
作については前記第五の手段と同様であり、説明を省略
する。なお本実施例では実施の形態5を基本にして説明
したが、実施の形態6または7のいずれかの形態に関し
ても同様の動作と効果が得られることは説明するまでも
ない。
【0034】(実施の形態9)図18において16〜3
4は図1、図2、図3で示した実施の形態1と同様であ
り、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。5
2は風洞27と支柱28との間に設けられた補助加熱体
であり、加熱体17同様、吸着剤16の再生工程時に通
電されるように構成されている。
【0035】以上のような構成に基ずいてその動作を説
明する。吸着剤16の再生工程において支柱28に流入
した高温の乾燥した空気は、支柱28の一部に設けられ
たハンガ―パイプ30が有する吹き出し口32より衣類
等の被乾燥物34に向けて吹き出されるが、この際風洞
27と支柱28との間に補助加熱体52が設けられてい
るため、吹き出し口32より吹き出される高温の乾燥し
た空気はより高温になり、効率の良い乾燥を促進させる
ものである。その他の動作については前記実施の形態1
と同様であり、説明を省略する。なお本実施例では実施
の形態1を基本にして説明したが、実施の形態2〜7の
いずれかの形態に関しても同様の動作と効果が得られる
ことは説明するまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸着剤の
吸着、再生工程を連続して繰り返し、再生工程時に再生
除湿器等の除湿手段を用いて、衣類等の被乾燥物から室
内空気中に蒸発した水分を、本体内に吸気し水に凝縮す
る除湿機能が発揮できるものである。また再生工程時に
加熱体により熱せられ、且つ再生除湿器等の除湿手段通
過時に除湿された高温の乾燥した空気を、支柱の一部に
設けたハンガ−パイプの吹き出し口よりハンガ−パイプ
に掛けられた衣類等の被乾燥物に向けて吹き出すことに
より、より効率の良い乾燥が実現するものである。更に
再生工程時に再生除湿器等を冷却した際に、凝縮熱によ
り温度上昇した高温の空気や、吸着工程時に吸着剤によ
り水分を奪われ乾燥した比較的高温の空気も衣類等の被
乾燥物に向けて吹き出すため、大いに乾燥が進むもので
ある。従って、衣類を収納する高断熱、高気密構造の乾
燥庫を必要とせず、設置の際の圧迫感も無く小型で安価
な除湿機能付きの衣類乾燥機が提供できるものである。
【0037】さらに、支柱が一定の角度範囲内で水平方
向に繰り返し正回転、反回転するため、支柱の一部に設
けたハンガ−パイプに掛けられた衣類等の被乾燥物も支
柱と同様に繰り返し正回転、反回転し、衣類等の被乾燥
物からの水分の脱離が促進されるため、更に効率の良い
乾燥が実現するものである。
【0038】また、吹き出し口a、吹き出し口bより衣
類等の被乾燥物に向けて吹き出されるそれぞれの高温の
乾燥した空気の量の比率を、本体内に設けた調整弁と連
動した本体表面のつまみを操作することにより調整でき
るため、ハンガ―パイプ等に掛けられた衣類等の被乾燥
物の大きさや、量に合わせて最適の乾燥状態を作り出す
ことができ、非常に効率の良い乾燥が実現するものであ
る。
【0039】また、再生除湿器等の除湿手段と吹き出し
口との間に補助加熱体が設けられているため、吹き出し
口より衣類等の被乾燥物に向けて吹き出される高温の乾
燥した空気はより高温になり、乾燥を更に促進させ、本
体外部の室温等が低い場合などには特に効果を発揮する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による衣類乾燥機を示す
要部断面図
【図2】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図3】同衣類乾燥機を示す外観図
【図4】本発明の実施の形態2による衣類乾燥機を示す
要部断面図
【図5】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図6】本発明の実施の形態3による衣類乾燥機を示す
要部断面図
【図7】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図8】本発明の実施の形態4による衣類乾燥機を示す
要部断面図
【図9】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図10】本発明の実施の形態5による衣類乾燥機を示
す要部断面図
【図11】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図12】本発明の実施の形態6による衣類乾燥機を示
す要部断面図
【図13】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図14】本発明の実施の形態7による衣類乾燥機を示
す要部断面図
【図15】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図16】本発明の実施の形態8による衣類乾燥機を示
す要部断面図
【図17】同衣類乾燥機を示す外観斜視図
【図18】本発明の実施の形態9による衣類乾燥機を示
す要部断面図
【図19】従来の衣類乾燥機の要部断面図
【符号の説明】
16 吸着剤 17 加熱体 18 送風手段 19 本体 20 吸気口 21 再生除湿器 22 冷却ファン 25 切り替えダンパ 28 支柱 30 ハンガ―パイプ 32 吹き出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越賀 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口を有する本体内に、水分を吸着する
    吸着剤と、前記本体外の空気を前記吸気口から前記吸着
    剤に供給する送風手段と、前記吸着剤中に蓄積された水
    分を除去する加熱体と、除去された水分を水に凝縮する
    除湿手段と、前記吸着剤と除湿手段の間に設けられた風
    路切り換え手段と、被乾燥物に向けられた吹き出し口を
    有するハンガ−パイプをその一部に設けた支柱とを有
    し、前記除湿手段により除湿され乾燥した空気を、前記
    支柱の一部に設けられたハンガ−パイプの吹き出し口か
    ら吹き出す衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】吸気口を有する本体内に、水分を吸着する
    吸着剤と、前記本体外の空気を前記吸気口から前記吸着
    剤に供給する送風手段と、前記吸着剤中に蓄積された水
    分を除去する加熱体と、除去された水分を水に凝縮する
    除湿手段と、前記吸着剤と除湿手段の間に設けられた風
    路切り換え手段と、被乾燥物に向けられた吹き出し口を
    その一部に設けた支柱とを有し、前記除湿手段により除
    湿され乾燥した空気を、前記支柱の水平方向の正回転、
    反回転を一定角度の範囲内で繰り返し行いながら、前記
    支柱に設けられた吹き出し口から被乾燥物に向けて吹き
    出す衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】支柱の水平方向の正回転、反回転を一定角
    度の範囲内で繰り返し行う請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】吸気口を有する本体内に、水分を吸着する
    吸着剤と、前記本体外の空気を前記吸気口から前記吸着
    剤に供給する送風手段と、前記吸着剤中に蓄積された水
    分を除去する加熱体と、除去された水分を水に凝縮する
    除湿手段と、前記吸着剤と除湿手段の間に設けられた風
    路切り換え手段と、前記本体天面に被乾燥物に向けて設
    けられた吹き出し口とを有し、前記除湿手段により除湿
    され乾燥した空気を、前記吹き出し口から被乾燥物に向
    けて、前記吹き出し口を一定の角度範囲内で繰り返し垂
    直方向に正回転、反回転させながら吹き出す衣類乾燥
    機。
  5. 【請求項5】吸気口を有する本体内に、水分を吸着する
    吸着剤と、前記本体外の空気を前記吸気口から前記吸着
    剤に供給する送風手段と、前記吸着剤中に蓄積された水
    分を除去する加熱体と、除去された水分を水に凝縮する
    除湿手段と、前記吸着剤と除湿手段の間に設けられた風
    路切り換え手段と、被乾燥物に向けて前記本体天面に設
    けられた吹き出し口aと、前記本体上方で被乾燥物に向
    けられた吹き出し口bを有するハンガ−パイプをその一
    部に設けた支柱とを有し、前記除湿手段により除湿され
    乾燥した空気を、前記吹き出し口a、吹き出し口bから
    吹き出すと共に前記吹き出し口aを一定の角度範囲内で
    繰り返し垂直方向に正回転、反回転させる衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】吸気口を有する本体内に、水分を吸着する
    吸着剤と、前記本体外の空気を前記吸気口から前記吸着
    剤に供給する送風手段と、前記吸着剤中に蓄積された水
    分を除去する加熱体と、除去された水分を水に凝縮する
    除湿手段と、前記吸着剤と除湿手段の間に設けられた風
    路切り換え手段と、被乾燥物に向けて前記本体天面に設
    けられた吹き出し口aと、前記本体上方で被乾燥物に向
    けられた吹き出し口bをその一部に設けた支柱とを有
    し、前記除湿手段により除湿され乾燥した空気を、前記
    吹き出し口a、吹き出し口bから吹き出すと共に前記吹
    き出し口a、支柱を一定の角度範囲内でそれぞれ垂直、
    水平方向に繰り返し正回転、反回転させる衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】前記支柱を一定の角度範囲内で繰り返し水
    平方向に正回転、反回転させる請求項5記載の衣類乾燥
    機。
  8. 【請求項8】前記吹き出し口a、吹き出し口bから吹き
    出される空気の比率を調整できる調整弁を有することを
    特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の衣類乾
    燥機。
  9. 【請求項9】前記吹き出し口の手前に加熱体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の衣
    類乾燥機。
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