JP3713837B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿装置を装備し衣類等被乾燥物の乾燥を行わせる衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に、従来の衣類乾燥機について図9に基づいて説明する。1は収容した衣類を乾燥する乾燥庫で、本体10内に設けている。本体10の表面には扉14を設けており、パッキン15で乾燥庫1をシールしている。乾燥庫1内には、衣類をかけるハンガーパイプ13を設けておりこの上に乾燥する衣類を掛けている。また乾燥庫1の上部には吸込口2bを設けており、吸込口2bに循環風胴2を接続している。循環風胴2は乾燥庫1の低部に開口した吹出口2aを有している。また循環風胴2内には、送風手段3と空冷式熱交換器4と加熱体8を設けている。また空冷式熱交換器4の上部には、本体10外の空気によって空冷式熱交換器4を冷却する冷却ファン5を設けている。また6は空冷式熱交換器4で結露した水を排出するドレン孔、9は本体10に設けた冷却空気の吸気口、11は排気口、12は排水タンクである。
【0003】
以上の構成で、加熱体8によって加熱されて高温となった送風手段3が送風する空気が、吹出口2aから乾燥庫1内に吹き出し、衣類の水分を奪って高湿となって、吸込口2bから送風手段3に循環するものである。この高湿となった空気は、冷却ファン5によって冷却されている空冷式熱交換器4によって除湿される。こうして、送風手段3が送風する空気は乾燥空気となって加熱体8によって加熱されるものである。この送風手段3による乾燥空気の循環によって、乾燥庫1内に収容されている衣類は乾燥が進行するものである。なお、空冷式熱交換器4で除湿された水分はドレン孔6から排出されて排水タンク12に溜まる。排水タンク12に溜まったドレン水は、適当なタイミングで排水タンク12を取り外して廃棄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成の衣類乾燥機は、乾燥性能を高めるためには断熱構造と密閉構造を必要とするものであり、また冷却空気については除湿作用に利用されるだけで衣類の乾燥には寄与していないものである。つまり、効率が低く小型化を図ることが困難であるという課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決するもので、途中に循環ファンを介在させた循環空気経路と、送風手段を介在させた乾燥用空気経路と、前記循環空気経路と乾燥用空気経路の両方にまたがって配置され、これら両空気経路の間を交互に変位移動する吸着剤と、循環空気経路に臨む吸着剤を加熱して活性化する加熱体と、2つの分離された空気系路を有し、その一つの空気系路が前記乾燥用空気経路の途中であって吸着剤より上流側に、他の一つの空気系路が循環空気経路の途中であって吸着剤より下流側にそれぞれ接続され、乾燥用空気経路を流れる空気で循環空気経路を流れる高温高湿の空気を冷却凝縮する再生除湿器とを具備し、前記再生除湿器を通過した乾燥用空気経路の空気を同乾燥用空気経路に臨む吸着剤でさらに除湿したのち、所定高さに設けた吹出口より乾燥領域に吹出し、さらにこの吹出口の近傍に配置した吸気口を介して乾燥に供された後の空気を回収するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、途中に循環ファンを介在させた循環空気経路と、送風手段を介在させた乾燥用空気経路と、前記循環空気経路と乾燥用空気経路の両方にまたがって配置され、これら両空気経路の間を交互に変位移動する吸着剤と、循環空気経路に臨む吸着剤を加熱して活性化する加熱体と、2つの分離された空気系路を有し、その一つの空気系路が前記乾燥用空気経路の途中であって吸着剤より上流側に、他の一つの空気系路が循環空気経路の途中であって吸着剤より下流側にそれぞれ接続され、乾燥用空気経路を流れる空気で循環空気経路を流れる高温高湿の空気を冷却凝縮する再生除湿器とを具備し、前記再生除湿器を通過した乾燥用空気経路の空気を同乾燥用空気経路に臨む吸着剤でさらに除湿したのち、所定高さに設けた吹出口より乾燥領域に吹出し、さらにこの吹出口の近傍に配置した吸気口を介して乾燥に供された後の空気を回収するようにしたものである。
【0007】
これによって、送風手段が送風した空気が吸着剤に接触し、乾燥空気となって衣類をセットした空間を循環することによって衣類の乾燥が進行し、同時に吸着剤は一方で加熱手段によって活性化され、吸着剤から脱離した水分を凝縮する除湿手段によって水に凝縮し、このときに発生する高温空気も衣類の乾燥に利用しているものである。
【0008】
そして、吸気口より吸込んだ空気を乾燥用空気経路の吸着剤よりも上流側に導くようにして、衣類の乾燥に要する時間を短くした。
【0009】
他の形態としては、吸気口より吸込んだ空気を循環空気経路の吸着剤よりも上流側に導き、吸着剤の小型化を図ることも考えられる。
【0010】
また、乾燥領域の上部に傘部を備え付ければ、多湿の空気を効率よく回収できる。
【0011】
また、乾燥領域をエアカーテンで区画すべく上記吹出口とは別のエアカーテン形成用の空気の吹出口を、傘部にはこのエアカーテンを形成した空気を吸い込むための別の吸気口を設けて、多湿の空気をさらに一層効率よく回収できるようにした。
【0012】
さらに、乾燥領域に対応して被乾燥物を掛けるハンガーパイプを設け、このハンガーパイプから乾燥用空気を吹き出すようにして、一層の乾燥効率の向上を図った。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の衣類乾燥機の内部の構成を示す断面図、図2は同外観を示す斜視図である。本実施例の衣類乾燥機は、本体23と、本体23と一体又は別体に設けた送風経路を構成する管体31とによって構成している。被乾燥物である衣類28は、図示していない吊り下げ具によって管体31の前部にセットするものである。本体23は、側面に吸気口24を有し、内部には水分を吸着する吸着剤16と、送風手段22と、吸着剤16を活性化する加熱手段である加熱体20と、加熱体20を通過した空気を本体23内に循環させる循環ファン25と、吸着剤16を通過した空気を冷却する再生除湿器26とを有している。送風手段22と再生除湿器26とは、吸着剤が脱離した水分を水に凝縮する除湿手段を構成している。
【0014】
また管体31は、ダクト31aとダクト32aを備えている。ダクト31aは一端は送風手段22が送風する空気を吹き出す吹出口27となっており、他端は本体23に収容している送風手段22の送風経路に接続している。ダクト31bは吹出口の上部に設けた第二の吸気口29と、内部に第二の吸気口28近傍に設けた回収ファン30とを有している。前記第二の吸気口28と回収ファン30とは、送風手段22が吹出口27から吹き出した乾燥空気を回収する回収部を構成している。
【0015】
吸着剤16は、シリカゲルまたはゼオライト等を粒状に成形したものを使用しており、図3に示している円筒状の枠体17内に装着している。枠体17は中央部を仕切って、2つの半円筒形部17a・17bとし、このそれぞれに吸着剤16a・16bを挿入するようにしている。また18は、それぞれの吸着剤16a・16bの表面に設けている網である。
【0016】
つまり吸着剤16a・16bは、網18によって上下を挟持された形で収容されている。また19は、前記枠体17を一定時間間隔で180度ずつ回転させる駆動モータである。つまり吸着剤16は、一定時間間隔で、再生工程側経路21a・吸着工程側経路21bを回転移動する構成となっている。
【0017】
再生工程側経路21aには、半円筒形部17a内に装着した吸着剤16aの上流側に吸着剤16aを活性化する加熱手段である加熱体20を設けており、加熱体20は常時通電されている。前記送風手段22は、吸着剤16bの下流側に設けており、本体23の吸気口24より吸気した空気を吸着剤16bに供給している。また循環ファン25は、再生工程側経路21a内で吸着剤16aの下流側に設けており、上流より吸引した高温高湿の空気を下流に排気している。
【0018】
再生除湿器26は、管内と管外とに分離した二つの経路を有している空冷式の熱交換器で、再生工程側形路21aと吸着工程側経路21bとの交点に配置している。また再生除湿器26の配管は、再生工程側経路21aの例えば吸着剤16aの下流側に接続しており、高温高湿の空気が流入する。
【0019】
また再生除湿器26の配管外は、吸着工程側経路21b内で例えば吸着剤16bの上流に設けた送風手段22によって吸気口24より吸気した冷却空気が流入する。このため管内を流れる高温高湿の空気は、管外を流れる冷却空気によって露点温度以下に冷却されて凝縮し、除湿される。除湿され凝縮した水は、図示していない排水タンク等に回収される。こうして吸着工程側経路21bで、再生除湿器26の管外側を流れて管内側を冷却し、凝縮熱を受けて高温となった空気は、例えば半円筒形部17b内に装着された吸着剤16bを通過し、水分を除去されて乾燥した高温の空気となって、送風手段22によって後方の吹出口27から吹き出される。
【0020】
なお吹出口27の吹出角度は、前記高温の乾燥空気が、図示していない吊り下げ具に掛けた被乾燥物である衣類に向かうように設定している。また前記回収部を構成する第二の吸気口29は吹出口27の上方に位置しており、衣類の乾燥に伴って衣類から蒸発した水分を含んだ多湿の空気を、回収ファン30を介して本体23に供給するように構成されている。
【0021】
以下本実施例の動作について説明する。図示していない電源を投入すると、加熱体20・送風手段22・循環ファン25・駆動モータ19が通電され動作を開始する。送風手段22が動作すると、本体23の吸気口24から外部の空気が吸気される。この空気は再生除湿器26の管外側を流れて、吸着工程側経路21bを構成している半円筒形部17b内に装着した吸着剤16b内に流入する。吸着剤16bとの接触によって空気は水分を奪われ乾燥空気となって、送風手段22によって後方の吹出口27から衣類28に向かって吹き出される。衣類28から蒸発した水分は、吹出口27の上方に設けている第二の吸気口29から回収ファン30によって回収され、本体23内に送られる。
【0022】
このとき半円筒形部17a内に装着した吸着剤16aが構成している再生工程側経路21aでは、加熱体20が常時通電されている。この状態で循環ファン25が送風する循環空気は、加熱体20の発熱を受けて徐々に加熱される。このため吸着剤16aも次第に温度上昇し、吸着剤16aが吸着している水分は除々に脱離する。
【0023】
従って吸着剤16aは、水分を脱離されることによって活性化される。脱離した水分によって高温高湿となった空気は、循環ファン25によって下流側に設けている再生除湿器26の管内側に流入する。再生除湿器26は再生側経路21aと吸着側経路21bとの交点に配置しているため、前記高温高湿の空気は送風手段22が吸気口24から吸気・送風している外気によって冷却される。冷却されて発生した凝縮水は、排水タンク等に回収される。こうして再生除湿器26の配管の内側を通過した空気は、循環ファン25によって再び加熱体20に循環し加熱される。この循環を繰り返すことによって、吸着剤16aは常に活性化されるものである。
【0024】
こうして一定時間が経過すると、駆動モータ19によって円筒状の枠体17が180度回転して、半円筒形部17a・17bが入れ替わるものである。つまり、吸着工程側経路21bには半円筒形部17aが、再生工程側経路21aには半円筒形部17bが位置するものである。こうして新たに再生工程側経路21aに位置した吸着剤16bは、吸着工程側経路21bに位置していたときに吸着した水分を離脱され、活性化するものである。また新たに吸着工程側経路21bに位置した吸着剤16aは、十分活性化されているため水分の吸着を効率よくできる。
【0025】
また吹出口27に送られる空気の温度は、再生除湿器26の管外側を冷却した際に受ける凝縮熱と、回転前に加熱体20によって加熱され高温となっている吸着剤16aを通過する際に受ける熱とによって一層高くなっている。つまり、吹出口27から衣類28に向けて吹き出される空気はより高温の乾燥したものとなる。
【0026】
以上のように本実施例によれば、駆動モータ19によって半円筒形部17a・17bを一定時間間隔で回転駆動する構成としているため、吸着剤16に空気を供給して水分を吸着させる吸着工程と吸着剤から水分を脱離する再生工程とを並行して行うことができるものである。従って、本体23の上部に配置した被乾燥物である衣類28には常時乾燥した高温の空気を供給でき、また衣類28が有している水分は第二の吸気口29から再生除湿器26等によって凝縮するため、効率の高い乾燥ができるものである。
【0027】
なお本実施例では、再生除湿器26を再生経路21aと吸着側経路21bとの交点に配置して、送風手段22によって吸気口24より吸気した空気の吸着剤16への供給と、再生除湿器26への冷却空気の供給とを行うようにしているが、再生除湿器26を再生工程側経路21aに配置して、吸気口24より吸気した空気の吸着剤16への供給と、再生除湿器26への冷却空気の供給とをそれぞれ別々の送風手段を用いて行っても同様の効果が得られるものである。
【0028】
また本実施例では駆動モータ19を一定時間間隔で180度ずつ回転させるようにしているが、低速で連続的に回転させるようにしても同様の効果が得られるものである。
【0029】
(実施例2)
続いて本発明の第2の実施例について図4に基づいて説明する。本実施例では、管体30に設けているダクト31bの一端を、吸着工程側経路21b内の吸着剤16bの上流側に接続した構成としているものである。これによって、衣類の乾燥に要する時間を短くした衣類乾燥機を実現できるものである。
【0030】
つまり、第二の吸気口29から回収ファン30によって吸気した多湿の空気は、ダクト31bから吸着工程側経路21bを構成する吸着剤16bの手前に供給される。この後、吸気口24を会して本体23の外部より吸気した空気と一緒になって吸着剤16bに送られる。従って吸着剤16bが吸着する水分量が増し、再生除湿器26等により凝縮水として回収される単位時間当たりの水分量も増加し、衣類の乾燥に要する時間は短くなるものである。
【0031】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例について図5に基づいて説明する。本実施例では、ダクト31bの一端を再生工程側経路21aに配置している加熱体20の上流側に接続した構成としているものである。これによって、衣類の乾燥時間を短縮できるものである。
【0032】
つまり、第二の吸気口29から回収ファン30によって回収した多湿の空気は、循環ファン25によって加熱体20の手前に吸引されるものである。この空気は、再生工程側経路21aで常時通電されている加熱体20によって熱せられ高温高湿の空気となって、半円筒形部17a内に装着した吸着剤16aから脱離した水分を含む高温高湿の空気と共に再生除湿器26の配管内に流入する。
【0033】
従って再生除湿器26が除湿して凝縮する凝縮水の量は、吸着剤16aから脱離した水分を含む高温高湿の空気だけを処理する場合に比べて多くなるものである。このため吹出口27から吹き出す乾燥空気は、より乾燥したものとなって衣類の乾燥がより短時間で行われるものである。またこの構成とした場合には、吸着剤16の少量化も可能となり、本体23も小型化できるものである。
【0034】
(実施例4)
続いて本発明の第4の実施例について図6に基づいて説明する。本実施例では、第二の吸気口29上方に傘部33を設けた構成としている。これによって、衣類から蒸発した水分を効率よく回収できるものである。
【0035】
つまり、吹出口27から吹き出された高温の乾燥空気によって衣類から蒸発した水分は、傘部33によって捕獲できるものである。従って、第二の吸気口29から回収ファン30が回収する空気は、傘部33が捕獲した水分を含んだ多湿の空気となる。以上によって本実施例によれば、一層効率の高い衣類乾燥機を実現できるものである。なお、本実施例では傘部33を第二の吸気口29の上方に設けたが、傘部33を第二の吸気口29と一体に設けても同様の効果が得られるものである。
【0036】
(実施例5)
次に本発明の第5の実施例について説明する。本実施例では図7に示しているように、傘部33と本体23との間にエアーカーテンを形成する構成として、一層効率の高い衣類乾燥機を実現している。
【0037】
つまり、傘部33は外周に第三の吸気口35を、本体23は天面の外周部に第二の吹出口34を有している。こうして、第二の吹出口34から第三の吸気口35に向けて、高速で空気を吹き出すものである。こうすると、衣類28がセットされている空間はエアカーテンによって囲まれた構成となる。この状態で前記乾燥を実行すると、衣類28から蒸発した水分はエアカーテンによって遮蔽され、外部に逃げる率は低くなるものである。従って、この水分は効率よく第二の吸気口29から回収ファン30によって本体23内部に回収することができ、一層効率の高い衣類乾燥機を実現できるものである。
【0038】
(実施例6)
次に本発明の第6の実施例について説明する。本実施例では、図8に示しているように、本体23の天面と第二の吸気口29との中間部に衣類28を掛けるためのハンガーパイプ36を設ける構成としているものである。この構成とすることによって、更に効率の高い乾燥ができるものである。
【0039】
すなわち、ハンガーパイプ36には第三の吹出口37を設けており、第三の吹出口37から、再生除湿器26の凝縮熱と吸着剤16から受けた吸着熱とによって高温とした空気を衣類28に向けて吹き出すものである。このハンガーパイプ36は、第二の吹出口34と第三の吸気口35との間に形成されているエアカーテンの中に位置しているため、エアーカーテンを遮るものがほとんどなくなるものである。
【0040】
従って、第三の吹出口37から送風する高温の乾燥空気によって衣類28から発生する水分が、このエアカーテンから外に逃げることもほとんどなくなるものである。この状態で第二の吸気口29から、回収ファン30によって前記水分を含んだ多湿の空気を本体23内に回収することによって、衣類28から発生する水分の殆どを回収できる効率の高い衣類乾燥機とできるものである。
【0041】
以上のように各実施例によれば次のような作用効果が期待できるものである
【0042】
(1)側面に吸気口を有し、内部に水分を吸着する吸着剤と、吸気口から吸気した空気を送風する送風手段と、吸着剤を活性化する加熱手段と、吸着剤が脱離した水分を水に凝縮する除湿手段とを有する本体と、本体と一体又は別体に設けた送風経路を構成する管体と、この管体に設けた前記送風手段が送風する空気を吹き出す吹出口と、吹出口の上部に設けた回収部とを備え、前記吸着剤に空気を供給して水分を吸着させる吸着工程と前記吸着剤から水分を脱離させる再生工程とを並行して行いながら、高温の乾燥空気を吹出口から被乾燥物に吹き出し、被乾燥物から蒸発した水分によって多湿となった空気を回収部が回収して被乾燥物を乾燥させる構成として、吸着剤を利用した簡単な構成で且つ乾燥効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【0043】
(2)送風手段は吸着剤によって水分を除去した高温の乾燥空気を吹出口から被乾燥物に向けて吹き出し、被乾燥物から蒸発した水分によって多湿となった空気を回収部から回 収して、吸着経路内の吸着剤の手前に供給する構成として、衣類の乾燥に要する時間を一層短くした乾燥効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【0044】
(3)送風手段は吸着剤によって水分を除去した高温の乾燥空気を吹出口から被乾燥物に向けて吹き出し、被乾燥物から蒸発した水分によって多湿となった空気を回収部から回収して、加熱手段の手前に供給する構成として、小型の吸着剤が使用でき、また乾燥時間の短い衣類乾燥機を実現するものである
【0045】
(4)管体の上部に傘部を備えた構成として、多湿の空気を効率よく回収でき、効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【0046】
(5)本体は天面の外周部に第二の吹出口を有し、傘部は外周に第三の吸気口を有して、第二の吹出口から第三の吸気口に向かって高速で空気を吹き出す構成として、被乾燥物の周囲にエアカーテンを形成でき、衣類から蒸発した水分を効率よく回収できる衣類乾燥機を実現するものである。
【0047】
(6)管体は被乾燥物を掛けるハンガーパイプを有し、このハンガーパイプは表面に管体内に連通した第三の吹出口を有する構成として、被乾燥物を掛けるハンガーパイプをエアーカーテン内に設けることができ、一層効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、吸着剤を利用した簡単な構成で、且つ乾燥効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である衣類乾燥機の内部の構成を示す断面図
【図2】 同、外観を示す斜視図
【図3】 同、吸着剤の形状を説明する斜視図
【図4】 本発明の第2の実施例である衣類乾燥機の内部の構成を示す断面図
【図5】 本発明の第3の実施例である衣類乾燥機の内部の構成を示す断面図
【図6】 本発明の第4の実施例である衣類乾燥機の外観を示す斜視図
【図7】 本発明の第5の実施例である衣類乾燥機の外観を示す斜視図
【図8】 本発明の第6の実施例である衣類乾燥機の外観を示す斜視図
【図9】 従来例である衣類乾燥機の構成を示す断面図
【符号の説明】
16 吸着剤
20 加熱体
22 送風手段
23 本体
24 吸気口
25 循環ファン
26 再生除湿器
27 吹出口
29 第二の吸気口
30 回収ファン
31 管体
33 傘部
34 第二の吹出口
35 第三の吸気口
36 ハンガーパイプ
37 第三の吹出口

Claims (6)

  1. 途中に循環ファンを介在させた循環空気経路と、送風手段を介在させた乾燥用空気経路と、前記循環空気経路と乾燥用空気経路の両方にまたがって配置され、これら両空気経路の間を交互に変位移動する吸着剤と、循環空気経路に臨む吸着剤を加熱して活性化する加熱体と、2つの分離された空気系路を有し、その一つの空気系路が前記乾燥用空気経路の途中であって吸着剤より上流側に、他の一つの空気系路が循環空気経路の途中であって吸着剤より下流側にそれぞれ接続され、乾燥用空気経路を流れる空気で循環空気経路を流れる高温高湿の空気を冷却凝縮する再生除湿器とを具備し、前記再生除湿器を通過した乾燥用空気経路の空気を同乾燥用空気経路に臨む吸着剤でさらに除湿したのち、所定高さに設けた吹出口より乾燥領域に吹出し、さらにこの吹出口の近傍に配置した吸気口を介して乾燥に供された後の空気を回収するようにした衣類乾燥機。
  2. 上記吸気口より吸込んだ空気を乾燥用空気経路の吸着剤よりも上流側に導くようにした請求項1に記載した衣類乾燥機。
  3. 上記吸気口より吸込んだ空気を循環空気経路の吸着剤よりも上流側に導くようにした請求項1に記載した衣類乾燥機。
  4. 上記吹出口および吸気口の上部に傘部を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載した衣類乾燥機。
  5. 乾燥領域をエアカーテンで区画すべく上記吹出口とは別に、その吹出口の外周部に第二の吹出口を形成し、傘部にはこの第二の吹出口より吹き出した空気を吸引するために上記吸気口とは別の複数の吸気口を形成した請求項4に記載した衣類乾燥機。
  6. 乾燥領域に被乾燥物を掛けるハンガーパイプを設け、このハンガーパイプに上記吹出口とは別の吹出口を形成した請求項5に記載した衣類乾燥機。
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