JP5723132B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプと連続式除湿装置を備える洗濯乾燥機に関する。
ヒーターや蒸気などに代わり、ヒートポンプを利用した洗濯乾燥機が広まっている。ヒートポンプの利用により、ヒーター利用に比べて乾燥した低い温度の空気を乾燥槽に送り込んで衣類を乾燥させることができるため、衣類の傷みが小さい。また、高出力のヒーターを用いないので、電気消費量が小さい利点がある。
より乾燥した空気を送り込んで衣類の乾燥効率を高めるべく、特許文献1では、ヒートポンプとデシカントロータを組み合わせたハイブリッド乾燥機が開示されている。ハイブリッド乾燥機では、乾燥に用いた空気がデシカントロータの吸着ゾーンを通過し、担持されたデシカント剤(除湿剤)によって空気中の水分を除湿する。そして、乾燥に用いた空気を脱着ゾーンに導入することで、デシカント剤から水分を脱着し再生している。
特開2009−285225号公報
特許文献1に開示のハイブリッド式乾燥機では、衣類から水分を奪い取った水蒸気を含む空気をデシカントロータの脱着ゾーンに通過させている。水蒸気を含む空気であるため、デシカント剤の再生効率が低いという課題を有する。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デシカントロータ等の連続式除湿装置に担持されている除湿剤を効率的に再生できる洗濯乾燥機を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る洗濯乾燥機は、
洗濯物が収容されて洗濯・乾燥される洗濯乾燥槽と、
冷媒が蒸発装置、圧縮装置、凝縮装置、絞り装置の順に循環するヒートポンプと、
水分を吸着・脱着可能な除湿剤が担持され、除湿区域と再生区域に仕切られるとともに、前記除湿剤が繰り返し前記除湿区域と前記再生区域を経由することで前記除湿剤による水分の吸着と脱着が繰り返される連続式除湿装置と、を備え、
前記凝縮装置によって加熱されるとともに前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記洗濯乾燥槽に導入して洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機において、
前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入可能な風路を備え、
前記風路を通じて前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入し、前記除湿剤が吸着した水分を脱着させて前記除湿剤を再生させるとともに
前記凝縮装置の上流側から分岐する第1の風路と、
前記風路の一部には、前記洗濯乾燥槽から排出される空気を熱源として前記第1の風路を流れる空気を加熱する熱交換手段と、を備え、
前記熱交換手段によって加熱された空気を前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させる、
ことを特徴とする。
また、前記蒸発装置で冷却された冷媒を介して空気を冷却し除湿する吸気除湿装置を備え、
前記吸気除湿装置及び前記除湿区域を通過した空気を前記風路を通じて前記再生区域に導入してもよい。
また、前記凝縮装置よりも下流側から分岐する第の風路を有し、
前記凝縮装置によって加熱された空気を前記第の風路を通じて前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させてもよい。
また、前記凝縮装置よりも下流側から分岐する第の風路を備え、
前記除湿剤を再生させる場合では、前記凝縮装置によって加熱された空気を前記第の風路を通じて前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させ、
前記除湿剤を再生させながら前記洗濯乾燥槽内の洗濯物を乾燥させる場合では、前記熱交換手段によって加熱された空気を前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させてもよい。
また、前記洗濯乾燥槽に給水する水路を備え、
前記水路の一部が前記凝縮装置を通過するよう構成され、
前記凝縮装置で加熱された水が前記洗濯乾燥槽内に供給されるよう構成されていてもよい。
本発明の第2の観点に係る洗濯乾燥機は、
洗濯物が収容されて洗濯・乾燥される洗濯乾燥槽と、
冷媒が蒸発装置、圧縮装置、凝縮装置、絞り装置の順に循環するヒートポンプと、
水分を吸着・脱着可能な除湿剤が担持され、除湿区域と再生区域に仕切られるとともに、前記除湿剤が繰り返し前記除湿区域と前記再生区域を経由することで前記除湿剤による水分の吸着と脱着が繰り返される連続式除湿装置と、を備え、
前記凝縮装置によって加熱されるとともに前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記洗濯乾燥槽に導入して洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機において、
前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入可能な風路を備え、
前記風路を通じて前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入し、前記除湿剤が吸着した水分を脱着させて前記除湿剤を再生させるとともに、
記洗濯乾燥槽に給水する水路と、
前記再生区域を通過した空気を熱源として前記水路を流れる水を加熱する熱交換手段と、を備え、
前記熱交換手段で加熱された水が前記洗濯乾燥槽内に供給される
ことを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機では、連続式除湿装置の除湿区域を通過して除湿された乾燥空気を加熱し、連続式除湿装置の再生区域に導いている。乾燥した温風で連続式除湿装置に担持された除湿剤を再生するので、除湿剤が効率的に再生される。このため、洗濯乾燥槽に供給する空気はより乾燥したものになり、洗濯物の乾燥が効率的に行われる。
実施の形態1に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態1に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態2に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態3に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態3に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態4に係る洗濯乾燥機の概略構成図である。 実施の形態4に係る洗濯乾燥機において乾燥再生モードの空気及び水の流れを示す概略構成図である。 実施の形態4に係る洗濯乾燥機において再生モードの空気及び水の流れを示す概略構成図である。 実施の形態4に係る洗濯乾燥機において温水モードの空気及び水の流れを示す概略構成図である。 洗濯乾燥機の変形例を示す概略構成図である。
以下、図を参照しつつ、本実施の形態に係る洗濯乾燥機について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る洗濯乾燥機1は、図1及び図2の概略構成図に示すように、主として、洗濯乾燥槽10、吸気除湿装置20、連続式除湿装置30、ヒートポンプ40それらを接続する風路A1〜A6、ヒートポンプ40と吸気除湿装置20とを接続する水路L1から構成される。
洗濯乾燥槽10は、衣類等の洗濯物が収容されて洗濯及び乾燥される槽である。
吸気除湿装置20は、上流側が風路A1と接続し、下流側が風路A2と接続している。吸気除湿装置20は、風路A1を通じて供給される空気中の水分を除湿する機能を有する。吸気除湿装置20はヒートポンプ40の蒸発装置41と水路L1で接続されて構成された所謂熱交換装置である。蒸発装置41で冷却された水が水路L1を循環することで、風路A1を通じて流れてきた空気が冷却される。空気が冷却されることで、空気中の水分が凝結し除湿される。除湿された空気は風路A2を通じて連続式除湿装置30へと向かう。
連続式除湿装置30は、水分の吸着及び脱着が可能な除湿剤が担持されている。除湿剤として、水分の吸着による除湿と、水分の脱着による再生が繰り返し可能である限り特に限定されることはなく、例えば、ゼオライト、シリカゲル等の多孔質無機材料や、親水性高分子等が用いられる。連続式除湿装置30の一例として、デシカントロータが挙げられる。
デシカントロータは回転軸33を支軸として回転可能である。連続的に回転することで、除湿剤は除湿区域31と再生区域32を交互に経由する。除湿剤が除湿区域31に位置する場合では、風路A1を通じて流れてきた空気中の水分を吸着して除湿する。また、再生区域32に位置する場合では、後述のように乾燥し加熱された空気によって吸着した水分を脱着する。このように、連続式除湿装置30は、水分を連続して除湿可能な構成となされている。
連続式除湿装置30の除湿区域31と洗濯乾燥槽10は風路A3を介して接続されており、除湿区域31を通過して除湿されて乾燥した空気は、ヒートポンプ40の凝縮装置41を経由し加熱されて洗濯乾燥槽10へと送られる。
ヒートポンプ40は、蒸発装置41、圧縮装置42、凝縮装置43、絞り装置44から構成されている。冷媒が冷媒循環流路45を通じて、蒸発装置41、圧縮装置42、凝縮装置43、絞り装置44の順に循環する。蒸発装置41では冷媒が蒸発することにより温度が低下する。蒸発装置41では、温度が低下した冷媒により流路L1を流れる水を冷却する。また、圧縮装置42では冷媒が圧縮されて温度が高くなる。凝縮装置43では、温度が高くなった冷媒によって、風路A3を流れる空気を加熱する。絞り装置44は、冷媒の圧力差を維持するためのキャピラリチューブ等である。
除湿区域31を通過して乾燥した空気は風路A3を流れ、凝縮装置43によって加熱される。これにより、乾燥するとともに温められた空気が洗濯乾燥槽10へと導入される。洗濯乾燥槽10に収容された洗濯物は、乾燥した温かい空気によって効率的に乾燥される。
洗濯乾燥槽10に導入される空気は低湿度であるため、洗濯物の水分を奪いやすい。このため、ヒーターを用いて乾燥させる場合に比べ、低い温度の空気で乾燥することができ、洗濯物の縮み等、傷みが抑制される。
そして、風路A3には、凝縮装置43の下流側で洗濯乾燥槽10との間から分岐する風路A5を有している。風路A5の一端は風路A3に接続し、他端は連続式除湿装置30の再生区域32に接続している。
風路A3及び風路A5には、それぞれバルブV1、V2が設置されており、バルブV1、V2の開閉状況に応じて、凝縮器43で加熱された空気の流れ方向が変更可能である。
即ち、バルブV1が開かれ、バルブV2が閉じられた場合では、図1に空気の流れを矢印で示すように、風路A3を流れる空気は洗濯乾燥槽10へと導入され、乾燥し加熱された空気は洗濯物の乾燥に用いられる。乾燥に用いられて洗濯物から水分を奪った空気は風路A4を通じて排出される。
一方、バルブV1が閉じられ、バルブV2が開かれている場合では、図2に空気の流れを矢印で示すように、風路A3を流れる空気は風路A5を通じて再生区域32へと導入される。再生区域32へ導入された空気により、連続式除湿装置30に担持されている除湿剤から水分が脱着され、再生される。なお、蒸発装置43における加熱温度を調節可能なヒートポンプが用いられる場合、上記のように除湿剤の再生のみを行う際は、洗濯物を乾燥させる際よりもより空気の温度が高くなるようにしてもよい。加熱した空気が洗濯物の乾燥に使わず洗濯物の傷み等を考慮する必要がないため、また、再生区域32に導入する空気の温度が高ければ、除湿剤からの水分の脱着が効率的に行われ、除湿剤を再生させる時間の短縮にもつながるためである。
上述した無機吸着剤や高分子等の除湿剤から水分を脱着させるためには、除湿剤が高温下に置かれること、及び、乾燥雰囲気下に置かれることが望ましい。本実施の形態に係る洗濯乾燥機1では、除湿区域31を通過して除湿され、更に、凝縮装置43を通過した乾燥した温かい空気が再生区域32に導入される。このため、再生区域32に位置する除湿剤は、高温且つ乾燥雰囲気下に置かれるため、効率的に水分が脱着し、再生する。
このように、除湿剤が効率的に再生するため、吸気された空気が十分に乾燥して洗濯乾燥槽10に導入されるので、洗濯物の乾燥が効率的に行われる。
なお、バルブV1、V2ともに開いている状態では、洗濯乾燥槽10及び再生区域32の双方に乾燥し加熱された空気が流れていくので、洗濯物の乾燥を行いつつ、連続式除湿装置30に担持されている除湿剤の再生をすることも可能である。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る洗濯乾燥機2について説明する。実施の形態2に係る洗濯乾燥機2は、図3に示すように、主として凝縮装置43の上流から分岐する風路A7及び再生用空気加熱装置50を備える点で、実施の形態1に係る洗濯乾燥機1と異なる。
風路A7は、風路A3の凝縮装置43の上流側から分岐し、再生区域32に通じるよう配置されている。
そして、洗濯乾燥槽10から空気が排出される風路A4の一部が、再生用空気加熱装置50を構成している。再生用空気加熱装置50は、洗濯乾燥槽10から排出される空気を熱源として、風路A7を流れる空気を加熱する所謂熱交換装置である。
洗濯乾燥槽10から排出される空気は暖かいので、この空気の熱で、風路Aを流れる乾燥した空気が加熱される。除湿区域31を通過し風路A7を通じて流れてきた乾燥した空気が再生用空気加熱装置50により加熱され、上述した実施の形態1同様に、再生区域32に導入される。導入される空気は加熱されて除湿されているので、連続式除湿装置30に担持されている除湿剤から水分が効果的に脱着し、再生する。
このように、本実施の形態に係る洗濯乾燥機2では、洗濯乾燥槽10から排出される空気を有効利用しており、洗濯物を乾燥している際でも除湿剤の再生を行うことが可能である。他の構成等については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る洗濯乾燥機3は、上述した実施の形態1に係る洗濯乾燥機1と実施の形態2に係る洗濯乾燥機2を組み合わせた構成である。
風路A3、A5、A7には、それぞれバルブV1〜V3が設置されており、バルブV1〜V3の開閉状態に応じて空気の流れを変更可能である。
洗濯物の乾燥を行いつつ、除湿剤を再生させる場合では、バルブV1、V3が開かれ、また、バルブV2が閉じられている。図4に示すように、上述した実施の形態2同様、除湿区域31を通過し風路A7を通じて流れてきた乾燥した空気が再生用空気加熱装置50により加熱され、再生区域32に導入される。
除湿剤の再生のみを行う場合では、バルブV1、V3が閉じられ、バルブV2が開かれているとよい。図5に示すように、上述した実施の形態1と同様、凝縮装置43を通過して加熱された乾燥した空気が再生区域32に導入される。
他の構成については実施の形態1、2と同様であるため、説明を省略する。
(実施の形態4)
続いて、実施の形態4に係る洗濯乾燥機4について説明する。実施の形態4に係る洗濯乾燥機4は、洗濯時に用いる水が流通する水路を備えており、この水路を流れる水を加熱可能な構成としている。
洗濯乾燥機4は、上述した洗濯乾燥機1〜3の構成に加え、水路L2〜L5、給水加熱装置60、低温水槽70、高温水槽80を備えている。
水路L2は一端が水道等に接続し、他端が低温水槽70に接続している。水路L2の一部は、再生区域32から排出される空気を熱源とする給水加熱装置60により加熱可能な構成であり、これにより、水路L2を流れる水が加熱される。加熱された水は低温水槽70に流入する。
低温水槽70は、水路L2から給水された水を一時的に貯留する槽である。低温水槽70には水位検出装置71が設けられている。
水路L3の両端は低温水槽70と高温水槽80に接続されており、水路L3の一部が凝縮装置43内を通過するよう構成されている。水路L3にはポンプP1が設置されており、ポンプP1の駆動により、低温水槽70に貯留された水が水路L3を通じて高温水槽80へと送られる。上述したように、凝縮装置43では冷媒循環流路45を循環する冷媒が凝縮されて温度が上昇するため、水路L3を流れる水は凝縮装置43を通過する際に加熱される。
高温水槽80は、凝縮装置L3を通過して加熱された水が一時的に貯留される槽である。高温水槽80には水位検出装置81及び水温検出装置82が設置されている。
高温水槽80に貯留された水は、ポンプP2の駆動により、水路L4、L5を通じて、それぞれ洗濯乾燥槽10、水路L3へと供給可能な構成とされている。水路L5は高温水槽80に貯留された水を再度水路L3に循環させるためのものであり、循環させることで、凝縮装置43による加熱により、更に水の温度を高めることができる。水路L4、L5にはバルブV5、V6が設置されており、バルブV5が閉じられ、バルブV6が開かれている場合、高温水槽80に貯留された水が水路L5を通じて水路L3へと流れる。一方、バルブV5が開かれ、バルブV6が閉じられている場合、高温水槽80に貯留された水は水路L4を通じて洗濯乾燥槽10へと供給される。
このように、洗濯乾燥機4では、連続式除湿装置30に担持されている除湿剤を再生に用いた空気の熱を利用し、洗濯時に用いる水を加熱可能な構成である。更に、凝縮装置43によって、水を更に加熱可能な構成である。このように加熱された水を洗濯乾燥槽10に供給して洗濯を行うことができるので、洗濯に用いる洗剤が水に溶解しやすいとともに、活性が高いので洗濯が効率的に行え、ひいては洗濯時間の短縮にもつながる。他の構成については、実施の形態1、2、3と同様であるため、説明を省略する。
また、洗濯乾燥機4は、複数の設置されているバルブV1〜V4の開閉状態、また、ポンプP1、P2の駆動状態に応じて、洗濯物を乾燥しつつ除湿剤の再生も行う場合(以下、乾燥再生モード)、除湿剤の再生を行う場合(以下、再生モード)、高温水槽80に貯留される水を加熱する場合(以下、温水モード)など、種々の態様を取り得る。
まず、乾燥再生モードにおける空気及び水の流れを図7に示す。空気の流れについては、バルブV1、V3が開かれ、バルブV2が閉じられており、実施の形態2の洗濯物を乾燥させながら除湿剤を再生する場合と同様である。すなわち、吸気された空気は、風路A1、吸気除湿装置20、除湿区域31を通じ、風路A3を流れ、洗濯乾燥槽10に供給され、排出される。また、空気の一部は風路A3から分岐する風路A7を流れる。そして、風路A7を流れる空気は、洗濯乾燥槽10から排出される空気を熱源とする再生用空気加熱装置50によって加熱され、再生区域32を通過する。
また、低温水槽70の水位検出装置71の検出に基づき、低温水槽70内に貯留されている水が所定量未満である場合、バルブV4が開かれて水道等から水が水路L2を通じて給水される。給水された水は給水加熱装置60を通過する際、再生区域32を通過して排出された空気によって加熱され、低温水槽70に供給される。
また、低温水槽70に貯留された水はポンプP1の駆動によって、水路L3を流れる。そして、水路L3を流れる水は、凝縮装置43によって更に加熱されて高温水槽80へと供給される。
続いて、再生モードにおける空気及び水の流れを図8に示す。空気の流れについては、バルブV1、V3が閉じられ、バルブV2が開かれており、実施の形態2の除湿剤を再生する場合と同様である。すなわち、吸気された空気は、風路A1、吸気除湿装置20、除湿区域31を通じ、風路A3、風路A5を流れ、再生区域32、給水加熱装置60の順に通過する。なお、水の流れについては、上記乾燥再生モードと同様である。
続いて、温水モードにおける空気及び水の流れを図9に示す。温水モードでは、主に高温水槽80に貯留された水を再度循環させ、凝縮装置43によって更に加熱して温度を高めるモードである。バルブV5が閉じられ、バルブV6が開かれた状態において、ポンプP2の駆動により、高温水槽80内の水が水路L5を通じて水路L3を再度流れ、凝縮装置43を通過する。凝縮装置43によって更に水が加熱される。
上述した各実施の形態において詳述したが、洗濯乾燥機1〜4は、様々な変形例を取り得る。
例えば、上記では、蒸発装置41により水路L1を流れる水を冷却し、吸気除湿装置20を用いて吸気した空気を除湿しているが、蒸発装置41を風路A1と風路A2の間に配置し、蒸発装置41で流れる空気を直接除湿する形態であってもよい。
また、連続式除湿装置30の下流側に凝縮装置43が配置され、連続式除湿装置30を通過して除湿された空気を加熱しているが、凝縮装置43が連続式除湿装置30の上流側に配置され、凝縮装置43にて加熱された空気が連続式除湿装置30を通過して除湿される形態であってもよい。
また、一つのヒートポンプ40が設置され、一つの凝縮装置43により風路A3を流れる空気及び水路L3を流れる水を加熱する例について説明したが、二つのヒートポンプを設置し、風路A3を流れる空気と水路L3を流れる水とを別々の凝縮装置で加熱する形態であってもよい。
また、外部から空気を吸気除湿装置20に吸気して、再生区域32を通過した空気、及び、洗濯乾燥槽10から排出された空気を外部に排出した例について説明したが、図10に示すように、再生区域32及び洗濯乾燥槽10から排出された空気をそのまま吸気除湿装置20に吸気させるよう風路A9を形成し、空気を循環させてもよい。
また、空気が円滑に流れるよう、各風路には適宜送風ファン等が設けられていてもよい。
また、蒸発装置41で冷却されて水路L1を流れる水を他の装置、例えば空調装置等に接続して利用してもよい。例えば、図10に示すように、水路L1に三方弁等のバルブV7、V8を設置しておき、バルブV7、V8から水路を介して空調装置90に接続すればよい。上記実施の形態4における空気の流れのない温水モードにおいても、水路L1を流れる水を冷房等に有効活用することができる。
1〜4 洗濯乾燥機
10 洗濯乾燥槽
20 吸気除湿装置
30 連続式除湿装置
31 除湿区域
32 再生区域
33 回転軸
40 ヒートポンプ
41 蒸発装置
42 圧縮装置
43 凝縮装置
44 絞り装置
45 冷媒循環流路
50 再生用空気加熱装置
60 給水加熱装置
70 低温水槽
71 水位検出装置
80 高温水槽
81 水位検出装置
82 水温検出装置
90 空調装置
V1〜V8 バルブ
P1、P2 ポンプ
A1〜A9 風路
L1〜L5 水路

Claims (6)

  1. 洗濯物が収容されて洗濯・乾燥される洗濯乾燥槽と、
    冷媒が蒸発装置、圧縮装置、凝縮装置、絞り装置の順に循環するヒートポンプと、
    水分を吸着・脱着可能な除湿剤が担持され、除湿区域と再生区域に仕切られるとともに、前記除湿剤が繰り返し前記除湿区域と前記再生区域を経由することで前記除湿剤による水分の吸着と脱着が繰り返される連続式除湿装置と、を備え、
    前記凝縮装置によって加熱されるとともに前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記洗濯乾燥槽に導入して洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機において、
    前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入可能な風路を備え、
    前記風路を通じて前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入し、前記除湿剤が吸着した水分を脱着させて前記除湿剤を再生させるとともに
    前記凝縮装置の上流側から分岐する第1の風路と、
    前記風路の一部には、前記洗濯乾燥槽から排出される空気を熱源として前記第1の風路を流れる空気を加熱する熱交換手段と、を備え、
    前記熱交換手段によって加熱された空気を前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させる、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記蒸発装置で冷却された冷媒を介して空気を冷却し除湿する吸気除湿装置を備え、
    前記吸気除湿装置及び前記除湿区域を通過した空気を前記風路を通じて前記再生区域に導入する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記凝縮装置よりも下流側から分岐する第の風路を有し、
    前記凝縮装置によって加熱された空気を前記第の風路を通じて前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記凝縮装置よりも下流側から分岐する第の風路を備え、
    前記除湿剤を再生させる場合では、前記凝縮装置によって加熱された空気を前記第の風路を通じて前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させ、
    前記除湿剤を再生させながら前記洗濯乾燥槽内の洗濯物を乾燥させる場合では、前記熱交換手段によって加熱された空気を前記再生区域に導入して前記除湿剤を再生させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記洗濯乾燥槽に給水する水路を備え、
    前記水路の一部が前記凝縮装置を通過するよう構成され、
    前記凝縮装置で加熱された水が前記洗濯乾燥槽内に供給される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の洗濯乾燥機。
  6. 洗濯物が収容されて洗濯・乾燥される洗濯乾燥槽と、
    冷媒が蒸発装置、圧縮装置、凝縮装置、絞り装置の順に循環するヒートポンプと、
    水分を吸着・脱着可能な除湿剤が担持され、除湿区域と再生区域に仕切られるとともに、前記除湿剤が繰り返し前記除湿区域と前記再生区域を経由することで前記除湿剤による水分の吸着と脱着が繰り返される連続式除湿装置と、を備え、
    前記凝縮装置によって加熱されるとともに前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記洗濯乾燥槽に導入して洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機において、
    前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入可能な風路を備え、
    前記風路を通じて前記除湿区域を通過して乾燥した空気を前記再生区域に導入し、前記除湿剤が吸着した水分を脱着させて前記除湿剤を再生させるとともに、
    前記洗濯乾燥槽に給水する水路と、
    前記再生区域を通過した空気を熱源として前記水路を流れる水を加熱する熱交換手段と、を備え、
    前記熱交換手段で加熱された水が前記洗濯乾燥槽内に供給される、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
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