JPH10113498A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH10113498A
JPH10113498A JP8269566A JP26956696A JPH10113498A JP H10113498 A JPH10113498 A JP H10113498A JP 8269566 A JP8269566 A JP 8269566A JP 26956696 A JP26956696 A JP 26956696A JP H10113498 A JPH10113498 A JP H10113498A
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Junichi Morinaka
準一 森中
Fuminobu Hosokawa
文信 細川
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Kenji Koshiga
健二 越賀
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の衣類乾燥機は、衣類を収納乾燥する乾
燥庫に高断熱、高気密構造が必要で小型化も難しいもの
である。 【解決手段】 吸着剤16に水分を吸着させ、一方で加
熱手段20を用いて吸着剤16を活性化させ、吸着剤1
6による乾燥空気を衣類に供給し、衣類から蒸発した水
分を本体23内に回収する衣類乾燥機としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿装置を装備し
衣類等被乾燥物の乾燥を行わせる衣類乾燥機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の衣類乾燥機について図9
に基づいて説明する。1は収容した衣類を乾燥する乾燥
庫で、本体10内に設けている。本体10の表面には扉
14を設けており、パッキン15で乾燥庫1をシールし
ている。乾燥庫1内には、衣類をかけるハンガーパイプ
13を設けておりこの上に乾燥する衣類を掛けている。
また乾燥庫1の上部には吸込口2bを設けており、吸込
口2bに循環風胴2を接続している。循環風胴2は乾燥
庫1の低部に開口した吹出口2aを有している。また循
環風胴2内には、送風手段3と空冷式熱交換器4と加熱
体8を設けている。また空冷式熱交換器4の上部には、
本体10外の空気によって空冷式熱交換器4を冷却する
冷却ファン5を設けている。また6は空冷式熱交換器4
で結露した水を排出するドレン孔、9は本体10に設け
た冷却空気の吸気口、11は排気口、12は排水タンク
である。
【0003】以上の構成で、加熱体8によって加熱され
て高温となった送風手段3が送風する空気が、吹出口2
aから乾燥庫1内に吹き出し、衣類の水分を奪って高湿
となって、吸込口2bから送風手段3に循環するもので
ある。この高湿となった空気は、冷却ファン5によって
冷却されている空冷式熱交換器4によって除湿される。
こうして、送風手段3が送風する空気は乾燥空気となっ
て加熱体8によって加熱されるものである。この送風手
段3による乾燥空気の循環によって、乾燥庫1内に収容
されている衣類は乾燥が進行するものである。なお、空
冷式熱交換器4で除湿された水分はドレン孔6から排出
されて排水タンク12に溜まる。排水タンク12に溜ま
ったドレン水は、適当なタイミングで排水タンク12を
取り外して廃棄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の衣類
乾燥機は、乾燥性能を高めるためには断熱構造と密閉構
造を必要とするものであり、また冷却空気については除
湿作用に利用されるだけで衣類の乾燥には寄与していな
いものである。つまり、効率が低く小型化を図ることが
困難であるという課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の構成が有している課題を解決するもので、吸着剤を利
用した簡単な構成で且つ乾燥効率の高い衣類乾燥機とし
ているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、送風
手段が送風した空気が吸着剤に接触し、乾燥空気となっ
て衣類をセットした空間を循環することによって衣類の
乾燥が進行し、同時に吸着剤は一方で加熱手段によって
活性化され、吸着剤から脱離した水分を凝縮する除湿手
段によって水に凝縮し、このときに発生する高温空気も
衣類の乾燥に利用しているものである。
【0007】請求項2に記載した発明は、第二の吸気口
から回収した多湿の空気を吸着剤の手前に常時供給する
ようにして、衣類の乾燥に要する時間を短くした乾燥効
率の高い衣類乾燥機としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、第二の吸気口
から回収した多湿の空気を加熱手段の手前に供給するよ
うにして、小型の吸着剤が使用でき、また乾燥時間の短
い乾燥効率の高い衣類乾燥機としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、管体の上部に
設けた傘部によって多湿の空気を効率よく回収でき、乾
燥効率の高い衣類乾燥機としている。
【0010】請求項5に記載した発明は、本体の天面の
外周部に設けた第二の吹出口から傘部の外周に設けた第
三の吸気口に向けて高速で吹き出した空気がエアカーテ
ンを形成し、衣類から蒸発した水分を効率よく回収でき
る衣類乾燥機としている。
【0011】請求項6に記載した発明は、被乾燥物を掛
けるハンガーパイプをエアーカーテン内に設けるように
して、一層乾燥効率の高い衣類乾燥機としている。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について説明
する。図1は本実施例の衣類乾燥機の内部の構成を示す
断面図、図2は同外観を示す斜視図である。本実施例の
衣類乾燥機は、本体23と、本体23と一体又は別体に
設けた送風経路を構成する管体31とによって構成して
いる。被乾燥物である衣類28は、図示していない吊り
下げ具によって管体31の前部にセットするものであ
る。本体23は、側面に吸気口24を有し、内部には水
分を吸着する吸着剤16と、送風手段22と、吸着剤1
6を活性化する加熱手段である加熱体20と、加熱体2
0を通過した空気を本体23内に循環させる循環ファン
25と、吸着剤16を通過した空気を冷却する再生除湿
器26とを有している。送風手段22と再生除湿器26
とは、吸着剤が脱離した水分を水に凝縮する除湿手段を
構成している。
【0013】また管体31は、ダクト31aとダクト3
2aを備えている。ダクト31aは一端は送風手段22
が送風する空気を吹き出す吹出口27となっており、他
端は本体23に収容している送風手段22の送風経路に
接続している。ダクト31bは吹出口の上部に設けた第
二の吸気口29と、内部に第二の吸気口28近傍に設け
た回収ファン30とを有している。前記第二の吸気口2
8と回収ファン30とは、送風手段22が吹出口27か
ら吹き出した乾燥空気を回収する回収部を構成してい
る。
【0014】吸着剤16は、シリカゲルまたはゼオライ
ト等を粒状に成形したものを使用しており、図3に示し
ている円筒状の枠体17内に装着している。枠体17は
中央部を仕切って、2つの半円筒形部17a・17bと
し、このそれぞれに吸着剤16a・16bを挿入するよ
うにしている。また18は、それぞれの吸着剤16a・
16bの表面に設けている網である。つまり吸着剤16
a・16bは、網18によって上下を挟持された形で収
容されている。また19は、前記枠体17を一定時間間
隔で180度ずつ回転させる駆動モータである。つまり
吸着剤16は、一定時間間隔で、再生工程側経路21a
・吸着工程側経路21bを回転移動する構成となってい
る。再生工程側経路21aには、半円筒形部17a内に
装着した吸着剤16aの上流側に吸着剤16aを活性化
する加熱手段である加熱体20を設けており、加熱体2
0は常時通電されている。前記送風手段22は、吸着剤
16bの下流側に設けており、本体23の吸気口24よ
り吸気した空気を吸着剤16bに供給している。また循
環ファン25は、再生工程側経路21a内で吸着剤16
aの下流側に設けており、上流より吸引した高温高湿の
空気を下流に排気している。
【0015】再生除湿器26は、管内と管外とに分離し
た二つの経路を有している空冷式の熱交換器で、再生工
程側形路21aと吸着工程側経路21bとの交点に配置
している。また再生除湿器26の配管は、再生工程側経
路21aの例えば吸着剤16aの下流側に接続してお
り、高温高湿の空気が流入する。また再生除湿器26の
配管外は、吸着工程側経路21b内で例えば吸着剤16
bの上流に設けた送風手段22によって吸気口24より
吸気した冷却空気が流入する。このため管内を流れる高
温高湿の空気は、管外を流れる冷却空気によって露点温
度以下に冷却されて凝縮し、除湿される。除湿され凝縮
した水は、図示していない排水タンク等に回収される。
こうして吸着工程側経路21bで、再生除湿器26の管
外側を流れて管内側を冷却し、凝縮熱を受けて高温とな
った空気は、例えば半円筒形部17b内に装着された吸
着剤16bを通過し、水分を除去されて乾燥した高温の
空気となって、送風手段22によって後方の吹出口27
から吹き出される。
【0016】なお吹出口27の吹出角度は、前記高温の
乾燥空気が、図示していない吊り下げ具に掛けた被乾燥
物である衣類に向かうように設定している。また前記回
収部を構成する第二の吸気口29は吹出口27の上方に
位置しており、衣類の乾燥に伴って衣類から蒸発した水
分を含んだ多湿の空気を、回収ファン30を介して本体
23に供給するように構成されている。
【0017】以下本実施例の動作について説明する。図
示していない電源を投入すると、加熱体20・送風手段
22・循環ファン25・駆動モータ19が通電され動作
を開始する。送風手段22が動作すると、本体23の吸
気口24から外部の空気が吸気される。この空気は再生
除湿器26の管外側を流れて、吸着工程側経路21bを
構成している半円筒形部17b内に装着した吸着剤16
b内に流入する。吸着剤16bとの接触によって空気は
水分を奪われ乾燥空気となって、送風手段22によって
後方の吹出口27から衣類28に向かって吹き出され
る。衣類28から蒸発した水分は、吹出口27の上方に
設けている第二の吸気口29から回収ファン30によっ
て回収され、本体23内に送られる。
【0018】このとき半円筒形部17a内に装着した吸
着剤16aが構成している再生工程側経路21aでは、
加熱体20が常時通電されている。この状態で循環ファ
ン25が送風する循環空気は、加熱体20の発熱を受け
て徐々に加熱される。このため吸着剤16aも次第に温
度上昇し、吸着剤16aが吸着している水分は除々に脱
離する。従って吸着剤16aは、水分を脱離されること
によって活性化される。脱離した水分によって高温高湿
となった空気は、循環ファン25によって下流側に設け
ている再生除湿器26の管内側に流入する。再生除湿器
26は再生側経路21aと吸着側経路21bとの交点に
配置しているため、前記高温高湿の空気は送風手段22
が吸気口24から吸気・送風している外気によって冷却
される。冷却されて発生した凝縮水は、排水タンク等に
回収される。こうして再生除湿器26の配管の内側を通
過した空気は、循環ファン25によって再び加熱体20
に循環し加熱される。この循環を繰り返すことによっ
て、吸着剤16aは常に活性化されるものである。
【0019】こうして一定時間が経過すると、駆動モー
タ19によって円筒状の枠体17が180度回転して、
半円筒形部17a・17bが入れ替わるものである。つ
まり、吸着工程側経路21bには半円筒形部17aが、
再生工程側経路21aには半円筒形部17bが位置する
ものである。こうして新たに再生工程側経路21aに位
置した吸着剤16bは、吸着工程側経路21bに位置し
ていたときに吸着した水分を離脱され、活性化するもの
である。また新たに吸着工程側経路21bに位置した吸
着剤16aは、十分活性化されているため水分の吸着を
効率よくできる。また吹出口27に送られる空気の温度
は、再生除湿器26の管外側を冷却した際に受ける凝縮
熱と、回転前に加熱体20によって加熱され高温となっ
ている吸着剤16aを通過する際に受ける熱とによって
一層高くなっている。つまり、吹出口27から衣類28
に向けて吹き出される空気はより高温の乾燥したものと
なる。
【0020】以上のように本実施例によれば、駆動モー
タ19によって半円筒形部17a・17bを一定時間間
隔で回転駆動する構成としているため、吸着剤16に空
気を供給して水分を吸着させる吸着工程と吸着剤から水
分を脱離する再生工程とを並行して行うことができるも
のである。従って、本体23の上部に配置した被乾燥物
である衣類28には常時乾燥した高温の空気を供給で
き、また衣類28が有している水分は第二の吸気口29
から再生除湿器26等によって凝縮するため、効率の高
い乾燥ができるものである。
【0021】なお本実施例では、再生除湿器26を再生
経路21aと吸着側経路21bとの交点に配置して、送
風手段22によって吸気口24より吸気した空気の吸着
剤16への供給と、再生除湿器26への冷却空気の供給
とを行うようにしているが、再生除湿器26を再生工程
側経路21aに配置して、吸気口24より吸気した空気
の吸着剤16への供給と、再生除湿器26への冷却空気
の供給とをそれぞれ別々の送風手段を用いて行っても同
様の効果が得られるものである。
【0022】また本実施例では駆動モータ19を一定時
間間隔で180度ずつ回転させるようにしているが、低
速で連続的に回転させるようにしても同様の効果が得ら
れるものである。
【0023】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について図4に基づいて説明する。本実施例では、管体
30に設けているダクト31bの一端を、吸着工程側経
路21b内の吸着剤16bの上流側に接続した構成とし
ているものである。これによって、衣類の乾燥に要する
時間を短くした衣類乾燥機を実現できるものである。
【0024】つまり、第二の吸気口29から回収ファン
30によって吸気した多湿の空気は、ダクト31bから
吸着工程側経路21bを構成する吸着剤16bの手前に
供給される。この後、吸気口24を会して本体23の外
部より吸気した空気と一緒になって吸着剤16bに送ら
れる。従って吸着剤16bが吸着する水分量が増し、再
生除湿器26等により凝縮水として回収される単位時間
当たりの水分量も増加し、衣類の乾燥に要する時間は短
くなるものである。
【0025】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて図5に基づいて説明する。本実施例では、ダクト
31bの一端を再生工程側経路21aに配置している加
熱体20の上流側に接続した構成としているものであ
る。これによって、衣類の乾燥時間を短縮できるもので
ある。
【0026】つまり、第二の吸気口29から回収ファン
30によって回収した多湿の空気は、循環ファン25に
よって加熱体20の手前に吸引されるものである。この
空気は、再生工程側経路21aで常時通電されている加
熱体20によって熱せられ高温高湿の空気となって、半
円筒形部17a内に装着した吸着剤16aから脱離した
水分を含む高温高湿の空気と共に再生除湿器26の配管
内に流入する。従って再生除湿器26が除湿して凝縮す
る凝縮水の量は、吸着剤16aから脱離した水分を含む
高温高湿の空気だけを処理する場合に比べて多くなるも
のである。このため吹出口27から吹き出す乾燥空気
は、より乾燥したものとなって衣類の乾燥がより短時間
で行われるものである。またこの構成とした場合には、
吸着剤16の少量化も可能となり、本体23も小型化で
きるものである。
【0027】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について図6に基づいて説明する。本実施例では、第二
の吸気口29上方に傘部33を設けた構成としている。
これによって、衣類から蒸発した水分を効率よく回収で
きるものである。
【0028】つまり、吹出口27から吹き出された高温
の乾燥空気によって衣類から蒸発した水分は、傘部33
によって捕獲できるものである。従って、第二の吸気口
29から回収ファン30が回収する空気は、傘部33が
捕獲した水分を含んだ多湿の空気となる。以上によって
本実施例によれば、一層効率の高い衣類乾燥機を実現で
きるものである。なお、本実施例では傘部33を第二の
吸気口29の上方に設けたが、傘部33を第二の吸気口
29と一体に設けても同様の効果が得られるものであ
る。
【0029】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。本実施例では図7に示しているよう
に、傘部33と本体23との間にエアーカーテンを形成
する構成として、一層効率の高い衣類乾燥機を実現して
いる。
【0030】つまり、傘部33は外周に第三の吸気口3
5を、本体23は天面の外周部に第二の吹出口34を有
している。こうして、第二の吹出口34から第三の吸気
口35に向けて、高速で空気を吹き出すものである。こ
うすると、衣類28がセットされている空間はエアカー
テンによって囲まれた構成となる。この状態で前記乾燥
を実行すると、衣類28から蒸発した水分はエアカーテ
ンによって遮蔽され、外部に逃げる率は低くなるもので
ある。従って、この水分は効率よく第二の吸気口29か
ら回収ファン30によって本体23内部に回収すること
ができ、一層効率の高い衣類乾燥機を実現できるもので
ある。
【0031】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。本実施例では、図8に示しているよう
に、本体23の天面と第二の吸気口29との中間部に衣
類28を掛けるためのハンガーパイプ36を設ける構成
としているものである。この構成とすることによって、
更に効率の高い乾燥ができるものである。
【0032】すなわち、ハンガーパイプ36には第三の
吹出口37を設けており、第三の吹出口37から、再生
除湿器26の凝縮熱と吸着剤16から受けた吸着熱とに
よって高温とした空気を衣類28に向けて吹き出すもの
である。このハンガーパイプ36は、第二の吹出口34
と第三の吸気口35との間に形成されているエアカーテ
ンの中に位置しているため、エアーカーテンを遮るもの
がほとんどなくなるものである。従って、第三の吹出口
37から送風する高温の乾燥空気によって衣類28から
発生する水分が、このエアカーテンから外に逃げること
もほとんどなくなるものである。この状態で第二の吸気
口29から、回収ファン30によって前記水分を含んだ
多湿の空気を本体23内に回収することによって、衣類
28から発生する水分の殆どを回収できる効率の高い衣
類乾燥機とできるものである。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、側面に吸気
口を有し、内部に水分を吸着する吸着剤と、吸気口から
吸気した空気を送風する送風手段と、吸着剤を活性化す
る加熱手段と、吸着剤が脱離した水分を水に凝縮する除
湿手段とを有する本体と、本体と一体又は別体に設けた
送風経路を構成する管体と、この管体に設けた前記送風
手段が送風する空気を吹き出す吹出口と、吹出口の上部
に設けた回収部とを備え、前記吸着剤に空気を供給して
水分を吸着させる吸着工程と前記吸着剤から水分を脱離
させる再生工程とを並行して行いながら、高温の乾燥空
気を吹出口から被乾燥物に吹き出し、被乾燥物から蒸発
した水分によって多湿となった空気を回収部が回収して
被乾燥物を乾燥させる構成として、吸着剤を利用した簡
単な構成で且つ乾燥効率の高い衣類乾燥機を実現するも
のである。
【0034】請求項2に記載した発明は、送風手段は吸
着剤によって水分を除去した高温の乾燥空気を吹出口か
ら被乾燥物に向けて吹き出し、被乾燥物から蒸発した水
分によって多湿となった空気を回収部から回収して、吸
着経路内の吸着剤の手前に供給する構成として、衣類の
乾燥に要する時間を一層短くした乾燥効率の高い衣類乾
燥機を実現するものである。
【0035】請求項3に記載した発明は、送風手段は吸
着剤によって水分を除去した高温の乾燥空気を吹出口か
ら被乾燥物に向けて吹き出し、被乾燥物から蒸発した水
分によって多湿となった空気を回収部から回収して、加
熱手段の手前に供給する構成として、小型の吸着剤が使
用でき、また乾燥時間の短い衣類乾燥機を実現するもの
である。
【0036】請求項4に記載した発明は、管体の上部に
傘部を備えた構成として、多湿の空気を効率よく回収で
き、効率の高い衣類乾燥機を実現するものである。
【0037】請求項5に記載した発明は、本体は天面の
外周部に第二の吹出口を有し、傘部は外周に第三の吸気
口を有して、第二の吹出口から第三の吸気口に向かって
高速で空気を吹き出す構成として、被乾燥物の周囲にエ
アカーテンを形成でき、衣類から蒸発した水分を効率よ
く回収できる衣類乾燥機を実現するものである。
【0038】請求項6に記載した発明は、管体は被乾燥
物を掛けるハンガーパイプを有し、このハンガーパイプ
は表面に管体内に連通した第三の吹出口を有する構成と
して、被乾燥物を掛けるハンガーパイプをエアーカーテ
ン内に設けることができ、一層効率の高い衣類乾燥機を
実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である衣類乾燥機の内部
の構成を示す断面図
【図2】同、外観を示す斜視図
【図3】同、吸着剤の形状を説明する斜視図
【図4】本発明の第2の実施例である衣類乾燥機の内部
の構成を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施例である衣類乾燥機の内部
の構成を示す断面図
【図6】本発明の第4の実施例である衣類乾燥機の外観
を示す斜視図
【図7】本発明の第5の実施例である衣類乾燥機の外観
を示す斜視図
【図8】本発明の第6の実施例である衣類乾燥機の外観
を示す斜視図
【図9】従来例である衣類乾燥機の構成を示す断面図
【符号の説明】 16 吸着剤 20 加熱体 22 送風手段 23 本体 24 吸気口 25 循環ファン 26 再生除湿器 27 吹出口 29 第二の吸気口 30 回収ファン 31 管体 33 傘部 34 第二の吹出口 35 第三の吸気口 36 ハンガーパイプ 37 第三の吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F26B 21/04 F26B 21/04 C // B01D 53/26 B01D 53/26 A (72)発明者 越賀 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に吸気口を有し、内部に水分を吸着
    する吸着剤と、吸気口から吸気した空気を送風する送風
    手段と、吸着剤を活性化する加熱手段と、吸着剤が脱離
    した水分を水に凝縮する除湿手段とを有する本体と、本
    体と一体又は別体に設けた送風経路を構成する管体と、
    この管体に設けた前記送風手段が送風する空気を吹き出
    す吹出口と、吹出口の上部に設けた回収部とを備え、前
    記吸着剤に空気を供給して水分を吸着させる吸着工程と
    前記吸着剤から水分を脱離させる再生工程とを並行して
    行いながら、被乾燥物を乾燥させる衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 送風手段は吸着剤によって水分を除去し
    た高温の乾燥空気を吹出口から被乾燥物に向けて吹き出
    し、被乾燥物から蒸発した水分によって多湿となった空
    気を回収部から回収して、吸着経路内の吸着剤の手前に
    供給する請求項1に記載した衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 送風手段は吸着剤によって水分を除去し
    た高温の乾燥空気を吹出口から被乾燥物に向けて吹き出
    し、被乾燥物から蒸発した水分によって多湿となった空
    気を回収部から回収して、加熱手段の手前に供給する請
    求項1に記載した衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 管体の上部に傘部を備えた請求項1から
    3のいずれか1項に記載した衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 本体は天面の外周部に第二の吹出口を有
    し、傘部は外周に第三の吸気口を有して、第二の吹出口
    から第三の吸気口に向かって高速で空気を吹き出す請求
    項4に記載した衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 管体は被乾燥物を掛けるハンガーパイプ
    を有し、このハンガーパイプは表面に管体内に連通した
    第三の吹出口を有する請求項5に記載した衣類乾燥機。
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