JP5631148B2 - 屋内用除湿装置 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1の開ループ構造や前記(1)の再生風路方式では、室や屋外から再生空気を取り込むため、室や屋外等の温度が低い場合等に再生ヒーターに投入するエネルギーが大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は、循環ファンと除湿ローターが設けられて、室内の空気を吸入し、再び室内に戻す循環風路と、
前記除湿ローターを再生させるヒーターが設けられた循環式の再生風路と、
該再生風路内に設けられて、除湿ローター再生後の再生空気を冷却し水を回収する熱交換機と
を備えた屋内用除湿装置において、
前記再生風路から風路切替手段を介して分岐した、空気取入口に通じる再生空気取入用風路と、
前記再生風路から風路切替手段を介して分岐した、屋外の空気排出口へ通じる再生空気排出用風路と
を備えたことを要旨とする。
該センサーで検出された前記室内または屋外の温度が一定温度未満の時は、前記再生風路内で空気を循環させ除湿ローター再生後の水蒸気を含んだ空気を熱交換機で冷却し水を回収する運転を行い、
センサーで検出された前記室内または屋外の温度が一定温度以上の時は、前記再生空気取入用風路から再生風路内に空気を取り入れ、前記除湿ローター再生後の水蒸気を含んだ空気を前記再生空気排出用風路を通して屋外へ排出する運転を
自動で行うように構成することもできる。
こうすれば、室内または屋外の温度に対応して自動で風路を切り替えて運転が成され、室内または屋外の温度が低い時は、再生風路内で空気を循環させて熱交換機で水を回収する閉ループでの運転を行い、室内または屋外の温度が高い時は、再生風路内に空気を取り入れて再生後の水蒸気を含んだ空気を屋外に排出する開ループでの運転を行うために、効率良く室内を除湿することができるものとなる。
図1は、浴室の斜視図であり、浴槽2を内部に備えた浴室1の天井1aには除湿装置3が設けられており、この除湿装置3の底面側には、浴室内の空気を吸入する吸込口3aと、浴室内に空気を吹き出す吹出口3bが設けられている。また、除湿装置3から屋外へ通じる換気風路4が設けられている。
除湿装置3内には、シロッコファンで構成された循環ファン5が設けられており、この循環ファン5が回転することで吸込口3aから浴室内の空気が除湿装置3内に吸入されるものである。
吸込口3aから循環ファン5に至る風路には、除湿ローター9と、その下方に熱交換機12が配置されており、吸込口3aから吸入される空気が熱交換機12を通ることで、熱交換機12内で水蒸気を結露させて水とし、流出口12aから水を回収できるように構成されており、例えば、この流出口12aは浴室の排水溝等に連通させておくことができる。
循環ファン5の下流側には循環風路6が配置されており、乾いた空気は、この循環風路6を通り吹出口3bから浴室内に吹き出されて、浴室1内が良好に除湿される。
なお、循環風路6内には切替ダンパー8が配置されており、この切替ダンパー8を切り替えて、屋外へ開放された換気通路4側への切り替えが行えるように構成されている。
なお、浴室内の温度を検出するための温度センサー17が、例えば再生空気取入用風路16付近に設けられている。
温度センサー17からの検知信号により制御装置が浴室1内の温度が一定温度未満であると判断した時は、切替ダンパー13,15により再生空気排出用風路14および再生空気取入用風路16は閉じられて、再生風路7は閉ループ状態で運転が成される。
この場合、再生ファン11から送られる空気は再生ヒーター10で加熱され、加熱された空気が除湿ローター9を通過して、除湿ローター9の水分を除去させて除湿ローター9を再生させ、除湿ローター9の下方へ流れる空気には水蒸気が含まれることとなり、この水蒸気を含んだ空気は切替ダンパー13から熱交換機12内に流入されて、前述した如く、吸込口3aから循環ファン5に向かう空気の流れにより、熱交換機12内で熱交換がなされ、水蒸気は結露して水となり、水が流出口12aから回収される。
従って、再生風路7は閉ループで運転されるため、外から空気が入らないために、浴室1の温度が低い場合でも再生風路7内は保温され、再生ヒーター10に投入するエネルギーを少なくできる。
このような開ループでの運転時には、浴室1内の温度上昇が防げるため、除湿ローター9の再生温度との温度差が大きく維持され、良好に除湿ローター9が再生されて、除湿ローター9の吸湿能力が低下することがない。
このように、温度センサー17を介して浴室内の温度に応じて自動で切替ダンパー13,15を切り替え、再生風路方式を切り替えて運転することにより、再生ヒーター10の熱が効率良く利用できてエネルギー量を削減でき、また、除湿ローター9の吸湿能力の低下を抑えることができて、効率良く浴室1内を除湿することができ、浴室1内の乾燥速度を早めることができるものとなる。
例えば、温度センサー17によらず、夏場や、使用者が暑いと感じた際にも切り替えることができる。また、臭い等を屋外へ排出したい時や、流出口12aが詰まったような時にも、切替ダンパー15および切替ダンパー13を手動で切り替えて、水蒸気を含んだ空気を再生空気排出用風路14から屋外へ排出させることができる。
1a 天井
3 除湿装置
3a 吸込口
3b 吹出口
4 換気通路
5 循環ファン
6 循環風路
7 再生風路
8,13,15 切替ダンパー(風路切替手段)
9 除湿ローター
10 再生ヒーター
11 再生ファン
12 熱交換機
14 再生空気排出用風路
14a 再生空気排出口
16 再生空気取入用風路
16a 再生空気取入口
17 温度センサー
Claims (2)
- 循環ファンと除湿ローターが設けられて、室内の空気を吸入し、再び室内に戻す循環風路と、
前記除湿ローターを再生させるヒーターが設けられた循環式の再生風路と、
該再生風路内に設けられて、除湿ローター再生後の再生空気を冷却し水を回収する熱交換機と
を備えた屋内用除湿装置において、
前記再生風路から風路切替手段を介して分岐した、空気取入口に通じる再生空気取入用風路と、
前記再生風路から風路切替手段を介して分岐した、屋外の空気排出口へ通じる再生空気排出用風路と
を備えたことを特徴とする屋内用除湿装置。 - 前記室内または屋外の前記空気取入口が設けられた空間の温度を検出するセンサーを備え、
該センサーで検出された前記室内または屋外の温度が一定温度未満の時は、前記再生風路内で空気を循環させ除湿ローター再生後の水蒸気を含んだ空気を熱交換機で冷却し水を回収する運転を行い、
センサーで検出された前記室内または屋外の温度が一定温度以上の時は、前記再生空気取入用風路から再生風路内に空気を取り入れ、前記除湿ローター再生後の水蒸気を含んだ空気を前記再生空気排出用風路を通して屋外へ排出する運転を
自動で行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載の屋内用除湿装置。
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JP2010232872A JP5631148B2 (ja) | 2010-10-15 | 2010-10-15 | 屋内用除湿装置 |
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Family Applications (1)
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2010
- 2010-10-15 JP JP2010232872A patent/JP5631148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP3861260B1 (en) | 2018-10-05 | 2022-04-06 | Corroventa Avfuktning AB | Method and apparatus for dehumidification |
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