JP4628280B2 - 除湿機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿機の制御方法に係り、より詳しくは、衣類等の被乾燥物の乾燥機能及び脱臭機能を備えた除湿機の制御方法に関するものである。
除湿機は、一般に、筐体内に冷凍サイクル手段を備え、吸込口から吸込んだ空気を除湿しかつ加熱した乾燥空気を吹出し口から吹出して室内の空気を除湿しているが、さらに、吹出し口から吹出した乾燥空気により衣類等の乾燥を行っている。
従来の除湿機に、凝縮器側送風機と蒸発器側送風機とをそれぞれ設け、凝縮器側吸込口と蒸発器側吸込口が蒸発器本体の相対する側面になるように配設し、かつ凝縮器側吹出口を上面に、蒸発器側吹出し口を前面又は前面から上面にかけて設け、凝縮器側吹出空気の温風を主に鉛直上方に、蒸発器側吹出空気の冷風を主に前面上方に吹出させる構造とし、蒸発器の前面に脱臭フィルタを設けて、冷房、除湿、衣類乾燥、温風暖房及び脱臭運転を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、冷凍サイクルとドレンタンクとを備え、送風ファンの駆動で吸込口から吸込んだ空気を蒸発器にて冷却することで空気中の水分を結露させ、その後凝縮器にて加熱し乾燥空気を送風ファンの送風で吹出口より排出すると共に、蒸発器で発生した結露水をドレンタンクに収容する除湿機で、吹出口から排出される加熱した乾燥空気で衣類乾燥を行うと共に、少なくともこの衣類乾燥時には負イオンを発生させる負イオン発生手段を備え、更に吸込口には臭気の吸着作用を有する脱臭手段を設けたことで、瞬時に多量の臭気が吸着されて、洗濯物の嫌なニオイがなくなり、室内での衣類乾燥が良好に行われるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−320860号公報(第2−3頁、図1) 特開2003−240265号公報(第3−5頁、図2)
特許文献1,2の記載の除湿機は、いずれも、除湿されて吸込み口から吸引された空気に含まれる臭い成分を、筐体内に設けた脱臭フィルタ(脱臭手段)に吸着させて脱臭するようにしているため、衣類等の表面に付着している臭い成分はある程度除去することができるが、繊維のすき間などに侵入している臭い成分を除去し、脱臭することができなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被乾燥物である衣類等の表面に付着している臭い成分は勿論、繊維のすき間等に侵入している臭い成分も除去して確実に脱臭し、乾燥することのできる除湿機の制御方法を提供することを目的としたものである。
本発明に係る除湿機の制御方法は、外気の吸込み口と吹出し口を有する筐体内に設けられ冷媒配管により順次接続された圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、該蒸発器を加熱する蒸発器加熱モード又は蒸発器加熱手段、及び前記圧縮機と蒸発器の間に接続された電磁弁からなる冷凍サイクル手段と、前記吸込み口から吸引した外気を前記蒸発器を通過させて吹出し口から吹出し、また、前記吸込み口から吸引した外気を前記凝縮器を通過させて吹出し口から吹出す送風手段と、前記冷凍サイクル手段、送風手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段に、被乾燥物を乾燥し脱臭する除湿運転又は温風運転−加湿運転−除湿運転又は温風運転の運転モードを設け、前記除湿運転により被乾燥物を乾燥する第1の除湿工程と、前記蒸発器加熱運転又は蒸発器加熱手段により蒸発器に付着した水分を加熱する蒸発器加熱工程と、前記加湿運転により前記蒸発器に付着した水分を被乾燥物に付着させて該被乾燥物に付着した臭い成分を吸着させる加湿工程と、前記除湿運転により前記被乾燥物を乾燥すると共に該被乾燥物に付着した臭い成分を吸着した水分を該乾燥物から分離させる第2の除湿工程を順次行うようにしたものである。
本発明によれば、被乾燥物を乾燥すると共に、被乾燥物である衣類等の表面に付着している臭い成分は勿論、繊維のすき間等に侵入している臭い成分も除去して確実に脱臭することができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る除湿機の模式的縦断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の操作部の平面図、図4は図1の外観斜視図、図5は図1の冷凍サイクル手段の説明図、図6は電気回路のブロック図である。
筐体1の前面側(図の右側をいい、以下の説明では前面側を上流側、後面側を下流側ということがある)には、上部吸込み口2aが設けられており、その下流側には第1のフィルタ10a及び蒸発器11が配置され、蒸発器11の下流側の幅方向には上部が開口されて前後を区画する隔壁3が設けられている。
この隔壁3の上流側の幅方向(図の紙面に垂直方向)の一方の側には、蒸発器11と対向して第1の送風機12が配設されており、この第1の送風機12は隔壁3の下流側に設けた支持腕14に取付けたモータ13によって駆動される。そして、隔壁3の上流側には第1の風路15が形成されている。
上部吸込み口2aの下部には下部吸込み口2bが設けられており、上部吸込み口2aと下部吸込み口2bとの間の幅方向には下流側が隔壁3に接合された第1の仕切板4が設けられ、下部吸込み口2bの下端部には第2の仕切板5が設けられている。6は第1,第2の仕切板4,5の幅方向のほぼ中央部に設けられて第1,第2の仕切板4,5に開口するドレンパイプである。なお、第1の仕切板4のドレンパイプ6より上流側はドレンパイプ6の開口部に向かうほぼ漏斗状に傾斜した傾斜面によって形成されている。
下部吸込み口2bの下流側には第2のフィルタ10b及び凝縮器16が配置され、その下流側(隔壁3に設けた開口部3aの下流側)には、幅方向の他方の側に片寄って凝縮器16と対向して第2の送風機17が設けられており、隔壁3に設けた支持腕19に取り付けたモータ18によって駆動される。そして、第2の送風機17の上部において隔壁3の下流側には第2の風路20が形成されている。
第2の仕切板5の下部には圧縮機21が設置されており、また圧縮機21の近傍にはドレンパイプ6の開口部に臨んで水タンク22が後述の扉9により出し入れ可能に配置されている。
筐体1の天板には第1,第2の風路15,20に連通する吹出し口7が設けられており、吹出し口7の前面側には操作部26が設けられている。23は第2の風路20内に設けられた電気抵抗ヒータの如き温風の加熱手段である。なお、図示してないが筐体1内には、除湿機の運転を制御する制御部(後述の電気回路ブロック図では符号25で示す)が設けられている。
操作部26は、図3に示すように、運転スイッチ27、乾燥脱臭スイッチ28、乾燥脱臭スイッチ28の動作を表示する表示器29、吹出切換スイッチ30、現在の室内温度や湿度の表示部31、タイマースイッチ32等、多くのスイッチや表示部が設けられている。
また、図4において、2は上部吸込み口2aと下部吸込み口2bの前面に着脱可能に装着されたガード、8は上下のフィルタ2a,2bを清掃する際にガード2を取外すための手掛け部、9は水タンク22を出し入れするための扉、24は室内の温度及び湿度を検出する温湿度センサーである。なお、この温湿度センサー24は筐体1の前面に限定するものではなく、側面などに設けてもよい。
冷凍サイクル手段35を示す図5において、圧縮機21、凝縮器16及び蒸発器11は冷媒配管36によりループ状に接続されており、凝縮器16と蒸発器11との間には減圧器37が接続され、圧縮機21と凝縮器16の間と、減圧器37と蒸発器11の間には電磁弁38が接続されている。
上記のように構成した除湿機において、図6に示すように、制御部25には、操作部26からの信号、室内の温湿度センサー24、後述の蒸発器温度センサ、水タンク水位等のセンサ等からの信号が入力し、これら入力信号に基づく制御信号又は信号が圧縮機21、電磁弁38、第1,第2の送風機12,17、加熱手段23、現在温度、湿度表示器31等へ送られる。
次に、本実施の形態に係る除湿機の動作の概要について説明する。なお、図示してないが、筐体1内に設けた電源回路は、コードにより商用電源に接続されている。
[除湿運転]
図1−図6において、先ず、操作部26の運転スイッチ27をONすると、圧縮機21がONして電磁弁38が閉じる。これにより、圧縮機21が作動し、冷媒が圧縮されて高温、高圧となった冷媒が凝縮器16に送られて放熱され、常温、高圧の冷媒となる。この冷媒は減圧器37により減圧されて蒸発器11に送られ、低温、定圧となった冷媒は圧縮機21に送られ、以後この動作を繰り返す。
一方、運転スイッチ27をONすることにより、第1,第2の送風機12,17が駆動され、上部吸込み口2aから吸引された空気(以下、外気という)は、第1のフィルタ10aにより清浄化されて蒸発器11により露点以下に冷却されると共に除湿され、矢印で示すように、風路15を経て吹出し口7から室内に吹出す。このとき、蒸発器11のフィンの間には水分が付着して溜められ、その一部はダクトパイプ6を経て水タンク22内に落下する。
また、下部吸込み口2bから吸引された外気は、第2のフィルタ10bにより清浄化されて凝縮器16の放熱により温風となり、風路20を経て矢印で示すように、吹出し口7から室内に吹出す。なお、必要に応じて加熱手段23に通電し、風路20を通る温風をさらに加熱してもよい。
これにより、除湿されかつ冷却された空気と温風が吹出し口7から吹出し、室内の空気を除湿する。このとき、操作部26の表示部31に現在の温度又は湿度と温度が表示される。
[蒸発器加熱運転]
図7,図8に示すように、運転スイッチ27をONして圧縮機21を駆動し、電磁弁38を開放する。これにより、圧縮機21からの高温、高圧の冷媒は、電磁弁38を経て蒸発器11に送られ、蒸発器11を加熱して除湿運転により蒸発器11のフィンに溜った水分を加熱する。そして、若干温度が低下した冷媒は圧縮機21に戻り、以下、この動作を繰り返す。このとき、第1,第2の送風機12,17は停止しており、したがって、外気を吸引することがなく、吹出し口7から空気を吹出すこともない。
[加湿運転]
図9,図10に示すように、圧縮機21をOFF状態にし、第1の送風機12を駆動する。これにより、上部吸込み口2aから第1のフィルタ10aを介して吸引された外気は、除湿運転により蒸発器11のフィンの間に溜められ、蒸発器加熱運転によって加熱された水分を蒸発させる。このため、上部吸込み口2aから吸引された空気は湿気を含んだ空気となり、矢印で示すように、第1の風路15を経て吹出し口7から室内に放出される。なお、この間、第2の送風機は停止しているが、必要に応じて駆動してもよい。
次に、図11,図12及び図13のフローチャートを用いて、本発明に係る除湿機により、被乾燥物(例えば、洗濯物)を乾燥させる制御の一例について説明する。なお、図1,図5と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。また、被乾燥物40は除湿機の上に吊り下げられているものとする。
先ず、操作部26の運転スイッチ27をONし(ステップS−1)、ついで、乾燥脱臭スイッチ28をONする(ステップS−2)。これは、表示灯29の点灯により確認される(ステップS−3)。これにより、冷凍サイクル手段35の圧縮機21が駆動されて電磁弁38が閉成され、同時に第1,第2の送風機12,17が駆動されて、上部吸込み口2aと下部吸込み口2bから外気が吸引される(ステップS−4)。
これにより、前述のように、蒸発器11によって露点以下に冷却され、かつ除湿された空気が第1の風路15を経て吹出し口7から室内に吹き出すと共に、凝縮器16の放熱によって加熱された温風が第2の風路20を経て吹出し口7から室内に吹出す(これらの空気の流れを実線で示す)。
そして、これら吹出し口7から吹き出して除湿された空気と温風が、被乾燥物40を乾燥すると共に、被乾燥物40に付着した臭い成分を分離する(第1の除湿工程)。
所定の時間(例えば、15分。この時間は、あらかじめ制御部に設定され、あるいは操作部26のタイマー32により設定してもよい。以下時間については同様)経過すると(ステップS−5)、圧縮機21はON状態のままで、電磁弁38を開放し、第1,第2の送風機12,17を停止させ、所定時間(例えば、20分。この時間は後工程の加湿運転を含む)前述の蒸発器加熱運転を行う。したがって、吹出し口7からは空気は吹き出さない(ステップS−6)。
そして、例えば、蒸発器11又はその近傍に設けた温度センサ(図示せず)により蒸発器11の温度を検知する(ステップS−7)。蒸発器11の温度が所定の温度(例えば、45℃程度)の場合は、次の加湿運転に移る(ステップS−8)。ここで、蒸発器11の温度を45℃程度としたのは、圧縮機21の保護と、蒸発器11に付着した水分が蒸発し易い状態になったかどうかの兼ね合いで決められる。
蒸発器11の温度が45℃程度になったときは、圧縮機21をOFFし、電磁弁38を閉じて第1の送風機12を駆動し、加湿運転を実行する(ステップS−9)。
これにより、被乾燥物40には、加湿運転により蒸発して吹出し口7から吹き出した水分(図に破線で示す)が被乾燥物40の繊維のすき間に入り込み、臭い成分を吸着する(加湿工程)。
加湿運転が所定時間(例えば、蒸発器加熱運転を開始してから20分)経過したときは(ステップS−10)、圧縮機21をONし(電磁弁38は閉じたまま)、第1,第2の送風機12,17を駆動して、所定時間(例えば、15分)再び除湿運転を実行する(ステップS−12)(第2の除湿工程)。
これにより、被乾燥物40は乾燥されると共に、臭い成分を含んだ水分は揮発して被乾燥物40から分離し、脱臭される。なお、揮発して被乾燥物40から分離した臭い成分の一部は室内に放出されるが、これは除湿機の第1,第2のフィルタ10a,10bに捕捉されるので、室内に漂うことはない。
図14は本実施の形態に係る除湿機により被乾燥物を乾燥する制御の他の例を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートと同じ部分にはこれと同じ符号が付してある。
被乾燥物40を乾燥するにあたり、除湿機の筐体1に設けた温湿度センサ24により検知した室内の温度によっては、除湿運転(第1の乾燥工程)のステップS−4aにおいて、第2の風路20に設けた加熱手段23に通電し、第2の送風機17によって送風された温風をより高温に加熱し、吹出し口7から吹出して被乾燥物40にあたる風の温度を上昇させるようにしたものである。
これにより、吹出し口7から吹出して除湿された低温の空気と加熱手段23により加熱された温風とにより被乾燥物40を乾燥すると共に、脱臭することができる。この加熱手段23への通電は、除湿運転の終了と共にOFFされる(ステップS−6a)。
また、加湿運転が終わって再び除湿運転(第2の除湿工程)に移行する際は、室内の温度の状態に応じて、再び加熱手段23に通電する(ステップS−11a)。これにより、室内の温度が低い場合でも、被乾燥物40を確実に乾燥し脱臭することができる。
図15は現に除湿運転を行っているときに、被乾燥物40を乾燥しようとする場合の除湿機の制御を示すフローチャートである。
温湿度センサ24によって検出した室内の湿度が高いため、運転スイッチ27をONして除湿運転を行っているときに、被乾燥物40を乾燥する場合は、除湿機の上に被乾燥物40を吊し、それまでに所定の時間(例えば、15分)除湿運転を行ったかどうかを検知する(ステップS−21)。この運転時間は、例えば操作部26に設けたタイマー32の設定により行い、又は水タンク22に溜った水の重量又は水位の変化(除湿運転により、蒸発器11に付着した水分が落下して、水タンク22内の水量が増加する)、あるいは、蒸発器11に設けた温度センサによって蒸発器11の温度の変化を検知するなど、適宜の手段を用いることができる。
所定の時間経過していることが確認されたときは、乾燥脱臭スイッチ27をONし(ステップS−22)、表示灯28により確認する(ステップS−23)。これにより、冷凍サイクル手段35の圧縮機21は作動状態を続け、電磁弁38は開放され、図13のステップS−6と同様に、第1,第2の送風機12,17は停止し、所定時間蒸発器加熱運転を行う(ステップS−24)。
そして、前述のように蒸発器11の温度を検知し(ステップS−25)、蒸発器11の温度が所定の温度(例えば、45℃程度)の場合は、圧縮機21をOFFし、電磁弁38を閉じて第1の送風機12を駆動して加湿運転を実行する(ステップS−27)。これにより、吹出し口7から吹出した水分が被乾燥物40の繊維のすき間に入り込み、臭い成分を吸着する。
加湿運転が所定時間経過したときは(ステップS−28)、電磁弁38を閉じたまま圧縮機21をONして第1,第2の送風機12,17を駆動し、所定時間(例えば、15分)再び除湿運転を実行する(ステップS−29)。
これにより、被乾燥物40は乾燥されると共に、臭い成分を含んだ水分は揮発して被乾燥物40から分離し、脱臭される。
本実施の形態に係る除湿機によれば、通常の除湿運転により室内の除湿を行えることは勿論、第1の除湿工程−加湿工程−第2の除湿工程を実行することにより、被乾燥物を短時間で乾燥できると共に、被乾燥物に付着した臭い成分を確実に除去して脱臭することができる。
[実施の形態2]
図16は本発明の実施の形態2に係る除湿機の模式的縦断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1においては、蒸発器11と凝縮器16に対応してそれぞれ第1の送風機12及び第2の送風機17を設けた場合を示したが、本実施の形態においては、蒸発器11と凝縮器16に対して1台の送風機12aを設けたものである。
本実施の形態は、蒸発器11の上部が隔壁3に接合された第3の仕切板5aにより閉鎖されており、また、蒸発器11と凝縮器16の下流側において隔壁3の開口部3aの下流側に送風機12aを設け、隔壁3に設けた支持腕14aに取付けたモータ3aにより駆動されるようになっている。そして、送風機12aの上部の隔壁3の下流側には、吹出し口7に連通する風路15aが形成されている。
上記のように構成した本実施の形態においては、上部吸込み口2a及び下部吸込み口2bからの外気の吸引、上部吸込み口2aから吸引され蒸発器11の作用によって生成された湿気を含んだ空気、下部吸込み口2bから吸引され凝縮器16の作用によって生成された温風の吹出し口7から室内への放出は、すべて1台の送風機12aによって行われる。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様あるが、外気の吸引、湿気を含んだ空気又は温風の放出をすべて1台の送風機12aで行うようにしたので、構造が簡単になりコストを低減することができる。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3に係る除湿機の模式的縦断面図である。なお、実施の形態1,2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1,2においては、蒸発器11及び凝縮器16を筐体1の上下方向に設置し、これに伴って吹込み口2a,2bとフィルタ10a,10bをそれぞれ設けた場合を示したが、本実施の形態は、蒸発器11及び凝縮器16を筐体1の前後方向に並設し、吸込み口2及びフィルタ10をそれぞれ1つにしたものである。
筐体1の前面側には1個の吸込み口2が設けられており、その下流側にフィルタ10、蒸発器11及び凝縮器16が順次設置され、凝縮器16の下流側には前後を区画する隔壁3が設けられている。そして、これら蒸発器11、凝縮器16等の下部には上下を区画する仕切板5aが設けられて隔壁3の下端部が接合されており、仕切板5aの幅方向のほぼ中央部にはドレン口6aが設けられている。
仕切板5aの下部には圧縮機21が設置されており、また、圧縮機21の近傍にはドレン口6aに臨んで水タンク22が出し入れ可能に配置されている。なお、仕切板5aのドレン口6aの上流側は、ドレン口6aに向ってほぼ漏斗状に傾斜した傾斜面によって形成されている。
また、凝縮器16の下流側において、隔壁3にも設けた開口部3aの下流側には送風機12aが配設されており、隔壁3に設けた支持腕14aに取付けたモータ13aによって駆動される。そして、送風機12aの上方には吹出し口7に連通する風路15aが形成されている。
上記のように構成した本実施の形態の作用は実施の形態1の場合とほぼ同様である。なお、加湿運転の場合は、送風機12aの駆動により吸込み口2から吸引された外気が、蒸発器11の作用によって湿気を含んだ空気となり、凝縮器16を経て送風機12aにより風路15aを経て吸出し口7から室内に放出されるが、圧縮機21が停止しているので、凝縮器16を通過しても影響を受けることはない。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができるが、さらに、送風機12aを1台にし、フィルタ10も1個でよく、また、蒸発器11と凝縮器16を筐体1の前後方向に設置したため、装置の高さを低くできるので、コストを低減できるばかりでなく、除湿機全体を小型化することができる。
[実施の形態4]
実施の形態1〜3では、被乾燥物40の乾燥及び脱臭にあたり、冷凍サイクル手段35の圧縮機21を駆動し、電磁弁38を開放して圧縮機21から高温、高圧の冷媒を蒸発器11に送り、蒸発器11を加熱して蒸発器11に溜った水を加熱する蒸発器加熱運転を行う場合について説明したが、本実施の形態は、蒸発器11又はその近傍に例えば電気抵抗ヒータの如き蒸発器加熱手段を設け、冷凍サイクル手段35による蒸発器加熱運転を行うことなく、蒸発器11のフィンに溜った水分を加熱するようにしたものである。
そして、温度センサで検知した水分の温度が所定の温度(例えば、45℃程度)になったときは加湿運転を行い、ついて除湿運転を行うようにしたものである。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る除湿機の模式的縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の操作部の平面図である。 図1の外観斜視図である。 冷凍サイクル手段の説明図である。 電気回路のブロック図である。 蒸発器加熱運転の説明図である。 図7の冷凍サイクル手段の作用説明図である。 加湿運転の説明図である。 図9の冷凍サイクル手段の作用説明図である。 実施の形態1の除湿機により被乾燥物の乾燥を行う場合の説明図である。 図11の冷凍サイクル手段の作用説明図である。 図11の除湿機により被乾燥物を乾燥する際のフローチャートである。 図13の他の例を示すフローチャートである。 図13のさらに他の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る除湿機の模式的断面図である。 本発明の実施の形態3に係る除湿機の模式的断面図である。
符号の説明
1 筐体、2,2a,2b 吸込み口、6 ドレンパイプ、7 吹出し口、10,10a,10b フィルタ、11 蒸発器、12 第1の送風機、12a 送風機、15 第1の風路、15a 風路、16 凝縮器、17 第2の送風機、20 第2の風路、21 圧縮機、22 水タンク、23 加熱手段、24 温湿度センサ、25 制御部、26 操作部、27 運転スイッチ、28 乾燥脱臭スイッチ、35 冷凍サイクル手段、38 電磁弁、40 被乾燥物。

Claims (2)

  1. 外気の吸込み口と吹出し口を有する筐体内に設けられ冷媒配管により順次接続された圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、該蒸発器を加熱する蒸発器加熱モード又は蒸発器加熱手段、及び前記圧縮機と蒸発器の間に接続された電磁弁からなる冷凍サイクル手段と、前記吸込み口から吸引した外気を前記蒸発器を通過させて吹出し口から吹出し、また、前記吸込み口から吸引した外気を前記凝縮器を通過させて吹出し口から吹出す送風手段と、前記冷凍サイクル手段、送風手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段に、被乾燥物を乾燥し脱臭する除湿運転又は温風運転−加湿運転−除湿運転又は温風運転の運転モードを設け、
    前記除湿運転により被乾燥物を乾燥する第1の除湿工程と、前記蒸発器加熱運転又は蒸発器加熱手段により蒸発器に付着した水分を加熱する蒸発器加熱工程と、前記加湿運転により前記蒸発器に付着した水分を被乾燥物に付着させて該被乾燥物に付着した臭い成分を吸着させる加湿工程と、前記除湿運転により前記被乾燥物を乾燥すると共に該被乾燥物に付着した臭い成分を吸着した水分を該乾燥物から分離させる第2の除湿工程を順次行うことを特徴とする除湿機の制御方法。
  2. 前記第1の除湿工程、蒸発器加熱工程、加湿工程及び第2の除湿工程を順次行う運転を開始するにあたり、これら運転を開始する前に一定時間以上室内空気の除湿運転を行っていた場合は、前記第1の除湿工程を省略することを特徴とする請求項1記載の除湿機の制御方法。
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