JP2001227863A - 乾燥装置、乾燥方法 - Google Patents

乾燥装置、乾燥方法

Info

Publication number
JP2001227863A
JP2001227863A JP2000037685A JP2000037685A JP2001227863A JP 2001227863 A JP2001227863 A JP 2001227863A JP 2000037685 A JP2000037685 A JP 2000037685A JP 2000037685 A JP2000037685 A JP 2000037685A JP 2001227863 A JP2001227863 A JP 2001227863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
adsorption
drying
dehumidification
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000037685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3767301B2 (ja
Inventor
Mitsuo Fukuda
光男 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000037685A priority Critical patent/JP3767301B2/ja
Publication of JP2001227863A publication Critical patent/JP2001227863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3767301B2 publication Critical patent/JP3767301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨で濡れた靴を、加熱乾燥すると靴を傷める
恐れがあるし、消費電力も馬鹿にならない。簡単な構造
で、乾燥速度が速く乾燥効率が良い乾燥機を安価に得
る。 【解決手段】 除湿と再生行程を交互に切り替える静止
型の水分を吸着させる吸着除湿方式とし、バイパスダン
パーを設け風量を増やすとともに、被乾燥物へ吹出す吹
出口から立体的な送風を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止型吸着除湿エ
レメントを使う乾燥装置の構造に関するものである。ま
た、静止型吸着除湿エレメントへの吸着と脱着を交互に
切り替えて乾燥する乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として特開平11―
30479号公報に示す乾燥機能付き収納箱が知られて
いる。該乾燥機能付収納箱は収納箱本体、空気加熱除湿
機能付ボックス及び空気流通部からなり、収納箱本体と
空気加熱除湿機能付きボックスの接続面には空気送り出
し口及び空気回収口が設けられ、前記空気加熱除湿機能
付きボックスには加熱送風装置、除湿機及び消臭殺菌器
が設けられており、加熱送風装置より発生する温風を収
納箱本体に送り出し、湿気や臭いを含んだ空気を空気回
収口から回収した後、除湿機及び消臭殺菌器により乾
燥、消臭、殺菌させて再び収納箱本体に送り出すことが
できるものである。また吸着除湿装置を用いた構成の除
湿装置については特開平6−47240号、特開平7−
313826号、特開平5−115738号公報等が知
られている。
【0003】
【発明が解決するための手段】上記の乾燥機能付収納箱
は、加熱送風装置、除湿機及び消臭殺菌機が内蔵されて
おり、しかも乾燥させるための空気は装置内を循環して
いるため、乾燥機能付収納箱の外部から空気を吸引した
り排気したりする必要がない為、設置場所の自由度はあ
る。しかし乾燥物から発生した水分を凝縮させるため高
価な除湿機や、さらに高価な消臭装置が必要である。
【0004】さらに加熱乾燥(熱源は電気ヒーター式と
思われる)方式であるので、乾燥速度を速める為に乾燥
空気の温度を高温にする必要がある。この為靴等の乾燥
物の素材の劣化の恐れがあること、又装置内の循環空気
の温度と装置外の雰囲気温度との差は大きくなるので、
乾燥機能付収納箱からの放熱が多くなるため加熱送風装
置の加熱エネルギーが多くなり、乾燥効率(水分蒸発エ
ネルギー量/乾燥に要するエネルギー量)が悪いという
課題もある。更に吸着除湿装置に付いては乾燥ユニット
の例が主体で、乾燥と除湿を切り替える構成の説明だけ
で多くの水分を早く処理する考えはなかった。除湿機ユ
ニットを適用する装置全体の構成については特開平4−
63112号の構造が知られているが装置の内部を低い
湿度に維持しようと言う構成であって、早く大量に水分
を処理すると言う考えはなかった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とする所は、濡れた
靴等を乾燥させる場合に、大型の除湿機や消臭装置を使
用せずに安価になるように構成した乾燥装置や乾燥方法
を提案するものである。また効率を増大させるような乾
燥装置を得る事を目的とするものである。また戸外で濡
れたものなどを戸内でエネルギーをあまり使わずに乾燥
させる装置および方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るこの発明
の乾燥装置は、外部の空気を本体ケーシング内に吸込み
空気流路に導く送風機と、空気流路に設けられ空気中の
水分を吸着させ乾燥空気とする吸着除湿エレメントと、
空気流路内の吸着除湿エレメントと直列で送風機側に設
けられ空気を加熱して吸着除湿エレメントに吸着した水
分を脱着可能な加熱手段と、本体ケーシングに近接して
配置され吸着除湿エレメントを通過した空気を排気する
少なくとも2個の排気口と、加熱手段の加熱時に一方の
排気口を開として他方の排気口を閉するとともに加熱手
段の非加熱時に一方の排気口を閉として他方の排気口を
開とする、2個の排気口を連動して開閉する開閉手段
と、吸着除湿エレメントにより空気中の水分を吸着され
た乾燥空気を排気する排気口に接続され、この排気を導
く吹出し通路と、吹出し通路に複数設けられ乾燥空気を
吹出す吹き出し口と、を備えたものである。
【0007】請求項2に係るこの発明の乾燥装置は、外
部の空気を本体ケーシング内に吸込み空気流路に導く送
風機と、空気流路に設けられ空気中の水分を吸着させ乾
燥空気とする吸着除湿エレメントと、空気流路内の吸着
除湿エレメントと直列で送風機側に設けられ空気を加熱
して吸着除湿エレメントに吸着した水分を脱着可能な加
熱手段と、本体ケーシングに近接して配置され吸着除湿
エレメントを通過し吸着除湿エレメントにて水分を吸着
させ乾燥した空気及び前記加熱手段で脱着した水分を含
む空気をそれぞれ排気する少なくとも2個の排気口と、
2個の排気口の開閉を切り替える開閉手段と、吸着除湿
エレメントにより空気中の水分を吸着された乾燥空気を
排気する排気口に接続され、この排気を導く吹出し通路
と、吹出し通路に複数設けられ乾燥空気を吹出す吹き出
し口と、を備え、あらかじめ定められた検出値を検出す
ることにより乾燥した空気を排気する排気口を閉とし水
分を含む空気を排気する排気口を開とするものである。
【0008】請求項3に係るこの発明の乾燥装置の、吹
出し口は吹出した空気の流れが面を形成するようにスリ
ット状の吹出し口または複数の並列した吹出し口であ
る。
【0009】請求項4に係るこの発明の乾燥装置の、吹
出し口は吹出し通路に直角方向とは異なる角度の吹出し
方向を有する。
【0010】請求項5に係るこの発明の乾燥装置の、あ
らかじめ定められた検出値は、加熱手段が加熱する時
間、または乾燥した空気を排気する排気口から吹出され
た空気或いはこの排気口につながる通風路を流れる空気
の温度である。
【0011】請求項6に係るこの発明の乾燥装置は、空
気流路内の吸着除湿エレメントと並列に設けられ送風機
の送風をバイパスするバイパス空気通路と、を備え、加
熱手段が加熱時またはあらかじめ定められた検出値を検
出した時に前記バイパス空気通路につながる排気口は閉
である。
【0012】請求項7に係るこの発明の乾燥装置は、空
気流路内の吸着除湿エレメントと並列であるとともに、
加熱手段と前記吸着除湿エレメントの間から送風機の送
風をバイパスするバイパス空気通路と、を備えたもので
ある。
【0013】請求項8に係るこの発明の乾燥装置は、吹
き出し口に接続され吸着除湿エレメントに空気中の水分
を吸着された乾燥空気が吹出される、被乾燥物を収納可
能な収納部と、前記収納部に設けられ前記収納部を循環
した空気を外部に吐出する外部への吐出口と、を備えた
ものである。
【0014】請求項9に係るこの発明の乾燥装置は、外
部の空気を本体ケーシング内に吸込む第1の吸込口と、
被乾燥物を収納可能な収納部からの空気を吸込む第2の
吸込口と、前記第1または第2の吸込口を開として第2
または第1の吸込口を閉とするとともに前記両方の吸込
口に連動し開閉して交互の吸い込みを可能とする開閉手
段と、を備えたものである。
【0015】請求項10に係るこの発明の乾燥装置は、
除湿処理する空気を吸着除湿エレメントに通す時に加熱
手段で空気を加熱しながら前記空気の中の水分を前記吸
着エレメントに吸着させるものである。
【0016】請求項11に係るこの発明の乾燥方法は、
外部の空気を、本体ケーシング内の空気流路に設けた吸
着除湿エレメントに通し、空気中の水分を吸着除湿エレ
メントに吸着させ乾燥空気として吹出し口から吹出すス
テップと、外部の空気を加熱手段で加熱した後、吸着除
湿エレメントに通し吸着除湿エレメントに吸着している
水分を脱着し湿潤空気を排出するステップと、この両方
のステップを交互に切替えて被乾燥物を乾燥する乾燥方
法において、吹出し口はスリット状または複数の並列し
た開口を形成し吹出した空気の流れが面を形成するステ
ップと、を備え、面状の乾燥した空気の流れを被乾燥物
に噴射するものである。
【0017】請求項12に係るこの発明の乾燥方法は、
面を形成する空気の流れを複数形成させて、被乾燥物に
乾燥空気を吹出させるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の1
実施の形態の例について図1乃至図7にて説明する。図
1は乾燥機ユニットの断面上面図、図2は図1の正面
図、図3は吸着除湿エレメントの斜視図、図4は除湿・
切替えダンパー図、図5は図1の側面図、図6は乾燥ユ
ニットを靴箱に設置し、乾燥させる状態を説明する側面
図、図7は図6の正面図である。まず図によって乾燥機
ユニットについて説明する。
【0019】図1、2において1は本体ケーシングであ
り、その内部右側に送風機2があり下部に送風機吸込口
2aがある。本体ケーシング1の右側面には給気口3が
あり、塵埃を取り除く給気フィルター4が取り付けてあ
る。5は吸着除湿エレメントであり1例としてセラミッ
クス等の無機繊維にシリカゲル等を重合反応を利用して
結合させているもので、この吸着除湿エレメント5は図
3に示すように処理空気を通す直線状の多数の通路5a
がコルゲート状に全体に渡って分布する直方体状や立方
体状に構成したもので、図1、2に示すように、この吸
着除湿エレメント5は本体ケーシング1と通路壁6との
間に取り付けられており、その外周は空気が漏れないよ
うにしかも放熱を少なくするように断熱材7が設けられ
ている。8は吸着除湿エレメント5を再生するため再生
空気を加熱する再生用ヒーターである。9は電動ダンパ
ーモーターで、図4に示すように除湿・再生切換えダン
パー10がダンパー軸11に溶接等で接合され、このダ
ンパー軸11と電動ダンパーモーター9軸はカップリン
グ(図示しない)によって結合されている。40は乾燥機
ユニットの制御を行う制御回路である。
【0020】図5に示すように、除湿・再生切換えダン
パー10がA位置にある時は除湿行程で、乾燥吹出口1
2は開いて再生排気口13は閉じるものである。除湿・
再生切換えダンパー10がB位置にある時は再生行程
で、乾燥吹出口12は閉じて再生排気口13は開くもの
である。41はダンパーのシールパッキンである。図1
の14は仕切り板で前記通路壁6と組み合わされバイパ
ス通路15を形成している。なお16はバイパス吹出口
であり17は排気パイプである。
【0021】次にこの乾燥機ユニット20を靴箱21に
取り付けた状態を図6、図7に示す。靴箱21を玄関室
内32に設置する。靴箱21の上部に前述した乾燥機ユ
ニット20を設置し、排気パイプ17は靴箱21の壁を
貫通しさらに外壁22を貫通して室外に突き出してい
る。さらに靴箱21の内部には靴23を載せる棚板24
があり、さらに上部の乾燥機ユニット20を載せている
乾燥機ユニット棚24aの奥の方には、乾燥機ユニット
20の乾燥吹出口12とバイパス吹出口16に合わせた
吹出口25がある。吹出口25の下方には吹出し通路2
6があり、吹出し通路26にそって吹出し空気を各棚板
24に載せてある靴23に乾燥空気を当てる様に分配吹
出し口27を持った分配板28がある。なお分配吹出し
口27は靴23の内外面に空気がよくあたるように斜めの
スリットがあいている。靴箱21の上部の排気空間50
には排気口29があり、外壁22を貫通して室外51と
通じており、靴箱21上部側面には乾燥機ユニット20
の給気口3に合わした給気グリル30があり、前面には靴
箱のドアー31がある。
【0022】次に本発明の動作について説明する。まず
本発明の除湿乾燥機ユニット20を靴箱21に設置して
靴等を乾燥する動作について説明する。靴箱21のドア
ー31を開いて濡れた靴23を棚板24に靴のつま先を
前にして載せてドアーを閉める。次に乾燥機ユニット2
0を運転して靴を乾燥させる訳である。乾燥機ユニット
20の運転には吸着除湿エレメント5に空気中の水分を
吸着させる除湿行程と吸着除湿エレメントを再生する再
生行程がある。
【0023】まず、除湿行程時の乾燥について説明する
と、除湿・再生切換えダンパー10は図5のA位置にあ
る。送風機2の運転により玄関室内32の常温・常湿の空
気を送風機2の回転により靴箱21の側面にある給気グ
リル30から、乾燥機ユニット20の給気フィルター4
で塵埃を取り除かれ、給気口3から吸引される。この空
気は再生用ヒーター8(この時は通電されていない)を
通過し吸着除湿エレメント5内を通過する。この時空気
中の水分は吸着除湿エレメント5に吸着され、吸着熱に
より温度が少し上昇して乾燥した空気となって乾燥吹出
し口12から、靴箱21内の吹出し口25を通り吹出し通
路26に吹出される。この時1部の空気はバイパス通路
15を通りバイパス吹出し口16から靴箱21内の吹出し
口25を通り吹出し通路26に吹出される。このように
除湿行程では、乾燥空気とバイパス空気の混合された空
気が吹出し通路26に吹出される。吹出し通路26から
分配板28に空いてある分配吹出し口27から空気は、
各棚板24に載っている靴23に乾燥空気をあて、靴2
3の水分を蒸発させて乾燥を始める。バイパス空気を設
けたのは除湿時の風量は圧力損失の大きい吸着除湿エレ
メント5をすべて通過しないので全空気量を増大する事
が出来るからで、乾燥全空気量が多いほど靴23の乾燥
速度が大きくなる為である。
【0024】靴23から蒸発した水分は靴箱21のドア
ー31の裏面を上昇し、排気口29から室外に排気され
る。この様に、本吸着除湿方式による乾燥装置は乾燥後
の空気は室外へ排出する為除湿機や消臭装置は不要であ
る。又、この様な吸着除湿方式による乾燥においては、
乾燥空気の温度は吸着熱による室温からの温度上昇は5
゜C−10゜C程度であるが、ヒーターなどによる加熱
乾燥式のように室温からの温度上昇が20゜C−30゜
C程度の高温では無い為、靴等の乾燥物を傷めず、更に
靴箱内の空気温度と玄関室内の雰囲気温度との差は小さ
いので、放熱のエネルギーは小さく済むので乾燥エネル
ギーは少なく、よって乾燥効率は大きくなる。しかもバ
イパス通路により風量は多くなるが風圧は増えないで
済、送風機も比較的小さいもので十分に役に立つ。更に
吹出口25から吹出された風は吹出し通路26の中で混
合されるので全体として乾いた大量の空気が各分配吹出
口から吹出されるので速い乾燥が行われる。
【0025】次に再生行程時について説明する。吸着除
湿エレメント5はある程度水分を吸着したら飽和して吸
着量が減少してくるので再生してやる必要がある。制御
回路40にあるタイマーで除湿行程を終了させ、制御回
路40から電動ダンパーモーター9を作動させる信号を出
し、除湿・再生切換えダンパー10を図5のBの位置に
し乾燥吹出し口12を閉じて、再生排気口13を開き再
生用ヒーター8を作動させる。送風機2により玄関室内
32の常温・常湿の空気を靴箱21の側面にある給気グ
リル30から、乾燥機ユニット20の給気フィルター4
で塵埃を取り除かれ、給気口3から吸引される。この空
気は再生用ヒーター8(この時は通電されている)で加熱
されて昇温し吸着除湿エレメント5を通過する。この昇
温された空気によって、吸着除湿エレメント5は加熱さ
れ、除湿行程で吸着した水分を脱着させて吸着除湿エレ
メント5を再生する。吸着除湿エレメント5を通過した
空気は湿潤空気となって再生排気口13から排気パイプ
17を通り室外に排気される。しかしこの時1部の空気
はバイパス通路15を通りバイパス吹出し口16から吹
出し通路26に吹出され除湿行程と同じく靴23の内外
面を通り靴23の水分を蒸発させて排気口29から排気
される。なおこの時バイパス空気は乾燥空気では無い
為、靴23からの水分蒸発量は大きくはないが、再生行程
時でも靴の乾燥を行なわせるようにしたもので、全体と
して乾燥速度を少しでも大きくしようとする為である。
【0026】この再生行程もある時間経ったら制御回路
40で除湿・再生切換えダンパー10を切り換えて再び
除湿行程の動作になり以下これを繰り返す。このように
吸着除湿エレメント5は吸湿・放湿を繰り返す事により
連続的に乾燥動作を行なう事が出来る。この発明では、
乾燥装置の方式を吸着除湿材(シリカゲル等)を利用し
た除湿乾燥方式を採用し、しかも乾燥するための空気は
乾燥装置の外部から取り入れ、乾燥空気で靴を乾燥させ
た後再び空気を乾燥装置の外部へ排出する様にしたもの
である。この為、除湿機や消臭装置が不要なので装置全
体が単純で安価な構成になる様にしたものである。しか
も吸着除湿乾燥方式を採用した為、乾燥用空気の温度は
高温ではないので靴等の乾燥物を傷めず、乾燥装置内の
空気温度と乾燥装置外の雰囲気温度との差は小さいの
で、放熱のエネルギーは小さく済むので乾燥エネルギー
は少なく、よって乾燥効率は大きくなるというものであ
る。
【0027】実施の形態2.実施の形態1では、除湿行
程時は再生用ヒーター8を通電していないが、例えば季
節が冬期になると玄関室内の雰囲気温度も5゜C程度に
降下し、空気中の絶対湿度も小さくなる。この様な時は
除湿行程時でも乾燥機ユニット棚24aに取り付けた温
度センサー46が検知し制御回路40の信号で、再生用
ヒーター8を作動させてやる方が靴23に温風があたり
靴23の乾燥を速める事が出来る様にしたものである。
すなわち寒い時やびしょびしょに濡れている時などは、
若干の温度を加える方が早く乾燥させることが出来る。
【0028】実施の形態3.上記までの説明では、バイ
パス通路15に流れる空気は常温・常湿の空気がそのま
ま通過するので、特に再生行程時のバイパス空気のみの
靴23の乾燥速度は、除湿行程時に比べ小さくなる。こ
こでは、再生行程時でも乾燥速度を大きくしようとする
ものである。図8は乾燥ユニットの断面上面図で、42
は再生空気バイパス穴である。
【0029】図8に示すように、再生用ヒーター8と吸
着除湿エレメント5の間の通路壁6に再生空気バイパス
穴42を設けたものである。このようにする事により、
除湿行程時は再生用ヒーターが作動しない為実施例1と
何ら変わらないが、再生行程時は再生用ヒーター8が作
動する為再生用ヒーター8で昇温された再生空気の1部
は吸着除湿エレメント5のほうへ流れるが、1部は再生
空気バイパス穴42を通過しバイパス空気吹出し口から
靴箱のほうへ流れていきこの空気は高温の空気となって
いるので、再生行程時でも靴23の乾燥速度を速める事
が出来るものである。その他の動作は上記までの説明と
同一のものである。
【0030】実施の形態4.図9は乾燥ユニットの断面
上面図である。上記までの説明で室外に排気するのは、
乾燥機ユニット20の再生排気口13から排気パイプ1
7から排気するのと、靴箱21の上部にある排気口29
の2個所である。この場合靴乾燥装置を設置するにあた
り、外壁22に2個所の穴を開ける必要があり設置工事
に手間がかかる。そこで外壁に開ける排気穴を1個にし
て設置工事を簡略化したものである。図9に示すように
乾燥機ユニット20の本体ケーシング1の左側面に再生
排気口13を設け除湿・再生切換ダンパー13を乾燥吹
出口12と再生排気口13とがそれぞれ開閉するように
配置したものである。この乾燥ユニット20を図7のよ
うに設置すると、再生行程時は再生排気口13からの湿
潤となった再生排気空気は靴箱21の上部の排気空間に
放出されるが、排気口29から室外へ排気されるのでな
んら問題はない。この為実施例1のように排気パイプ1
7の外壁22の穴あけ工事は必要ではなく排気口29の
み1個所の工事のみで良いので、設置工事の簡略化が計
れるものである。
【0031】実施の形態5.図11は乾燥ユニットにバ
イパスダンパーを設けた説明行う上面図、図12は靴箱
に湿度センサーを設けた説明図である。43はバイパス
ダンパー、44はバイパスダンパーモーター、45は湿
度センサーである。上記までの説明では、靴箱21内の
濡れた靴23を速く乾燥する場合について述べたが、実
際には靴が濡れていなくても、梅雨期等で玄関室内32
の雰囲気湿度が極めて高く靴箱21のドアーの隙間等か
ら湿気が入り込み靴箱20内の雰囲気は湿度が高い状態
になり、靴23にカビが発生して靴23を傷めるという
事態が発生するので、カビ発生を防ぎたいという場合が
ある。上記までの説明では、乾燥機ユニット20のバイ
パス吹出し口16からは除湿行程時・再生行程時ともバ
イパス空気が流れて靴23を載せてある乾燥棚24を通
過していくが、この場合バイパス空気がある為、特に再
生行程時は玄関室内32の雰囲気湿度になることが考え
られ、乾燥機ユニット20を運転しても靴箱21内の雰
囲気湿度はあまり低湿にならない。そこで図11に示す
ようにバイパス吹出し口16をバイパスダンパーモータ
ー44で開閉するバイパスダンパー43を設けた事にあ
る。靴箱21内の靴をゆっくり乾燥させるとともに、靴箱
21内の雰囲気の相対湿度が高く靴23に発生するカビ
を防止する目的で乾燥機ユニット20を運転する場合
は、バイパス吹出し口16をバイパスダンパー43で閉
じて行なう。このようにする事により、除湿行程ではよ
り低湿の乾燥空気が得られ靴箱21内を低湿雰囲気に出
来、再生行程では、靴箱21内に空気は流れないから湿
度の増加はほとんどなく、靴箱21内を常に低湿雰囲気
に出来るので、靴23のカビを発生防止出来るようにし
たものである。なおこの場合に図12に示すように靴箱
21の内部に湿度センサー45を設け、乾燥機ユニット20
の制御回路と連動すれば乾燥機ユニット20は自動運転
出来る。すなわち靴箱20内の湿度が高くなれば乾燥機
ユニット20は運転を始め、湿度が低くなれば乾燥機ユ
ニット20の運転は停止するように出来、靴23に発生
するカビを防止出来るようにしたものである。
【0032】実施の形態6.図13は乾燥ユニットに吸
込み切替えダンパーを設けた説明図、図14は図13の
正面図である。47は吸込み切替えダンパーモーター4
8により駆動される吸込み切替えダンパー、49は循環
吸込口である。実施の形態5で説明したように、靴箱2
1内を乾燥させるとともに、靴箱21内の雰囲気の相対
湿度を低くし、靴23に発生するかびを防止するため、
乾燥機ユニット20運転する場合に、図13、図14に
示すように、本体底面に循環吸込口49を設け、吸込み
切替えダンパー47を設けて、給気口3と循環吸込口4
9を交互に開閉するようにする。切替えダンパー47の
駆動は吸込み切替えダンパーモーター48で行う。動作
として、先ず、バイパス吹出口16をバイパスダンパー
43で塞いでおく。除湿行程時、吸込み切替えダンパー
47は図14のCの位置にあり、除湿再生切替えダンパ
ー10はAの位置にある。循環吸込口49から靴箱21
内の空気を吸込み、吸着除湿エレメント5で靴箱21内
の水分を吸湿し乾燥吹出口12から乾燥空気を吹出し靴
箱21内を乾燥雰囲気にするので、靴23にはかびの発
生はない。
【0033】再生行程時、吸込み切替えダンパー47は
Cの位置にあり、除湿再生切替えダンパー10はBの位
置にある。この時は、給気口3より玄関内の空気を吸込
み、再生用ヒーター8で加熱された空気で、吸着除湿エ
レメント5を再生して、再生排気口13より室外へ湿っ
た空気を排気する。この行程を繰り返し靴箱21内を乾
燥雰囲気に保つのである。この時除湿行程では靴箱21
内の空気を循環するのみであるので玄関内の空気の湿度
が大きい場合にも除湿量が少なくて済み、再生ヒーター
の消費電力は少なくて済む。なおこの時靴箱内に図12
のごとく湿度センサー45を設けて乾燥機ユニットを自
動運転すれば更に確実に、より低いエネルギーで乾燥さ
せることが出来る。
【0034】以上のように本発明によれば、靴から蒸発
した水分を室外に排出するようにしたので、除湿機や消
臭装置は不要のため安価である。さらに吸着除湿方式に
よる乾燥の為、乾燥空気が高温ではない為靴等の乾燥物
を傷めず、又靴箱からの放熱エネルギーは小さいので乾
燥効率が大きくなる。また、再生行程時でもバイパス空
気により乾燥を行なわせることが出来るので、乾燥速度
を早くしてやる事ができる。また、除湿行程時でも再生
用ヒーターを作動させるようにしたので、冬期の低温時
でも靴の乾燥速度を早くする事ができる。また、再生空
気バイパス穴を設けたので、再生時のバイパス空気は空
気温度を高く出来るので、再生時の靴の乾燥速度を早く
する事ができる。また、乾燥ユニットの側面に排気穴を
設け、再生排気を靴箱内の排気空間に排気したので、室
外の排気穴は1個で良い為工事が簡単である。また、バ
イパス吹出し口にバイパスダンパーを設けて、必要に応
じてバイパス吹出し口を閉じて運転出来るようにしたの
で、靴箱内の雰囲気を低湿に出来、靴に発生するカビを
防止出来る利点がある。また、靴箱内に湿度センサーを
設けたので、靴箱内の雰囲気湿度により乾燥機ユニット
を自動運転出来る利点がある。また、乾燥機本体に循環
吸込口、吸込み切替えダンパーを設けたので乾燥機ユニ
ットを運転する消費電力を少なく出来ると言う利点があ
る。
【0035】この発明は雨で濡れた靴を低いエネルギー
で早く乾燥させる構成を説明したが、食器乾燥機や傘乾
燥機に使用しても、常温で乾燥し、低い温度で除湿する
交互方式なので、消費電力が非常に少なくて済むものに
なる。この様に水きりを行う製品は乾燥された空気を角
度をつけて下方へエアーカーテンのように全面に吹出さ
せることが有効である。また、切替えダンパーを、吹き
出しと再生、吸い込みと循環など簡単な構造で兼用で
き、小型で安価な装置が可能になる。またこの装置は箱
体の中の収納物を乾燥させる構成を説明したが、乾燥空
気を吹出す複数の吹出口を半円のパイプリングに平面的
に分布させるようにスリット状にまたは複数併置して中
心に周りから吹出させ、更にこの半円のパイプリングを
重ねて立体的な吹き出しとすることにより、開放された
個所に吹出させる構成でも良い。
【0036】この様な開放的で立体的な吹出口の構成の
例を図15に示す。図15では下端に乾燥ユニット20
が設けられ、吹出し通路26が半円状で筒形状内を縦方
向に通風する形で設けられている。この筒形状の内周面
に吹出口が半円の中心方向に向かい乾燥された空気を吹
出すように多数配置されている。なお、乾燥ユニットは
筒形状の外周面から室内の空気を吸込んで下の方向へ湿
った空気を付す出す構成である。これにより、この筒の
中に傘を立てたり、商品、例えば高い湿度を嫌う皮製品
などを上下方向に釣り下げたり出来る。乾燥ユニット2
0は室内空気をフィルターで除去して吸込み、本発明の
構成で乾燥させ、商品の周りから乾燥空気を吹出させる
ことにより、低い湿度を維持するだけでなく埃が付着を
防ぐことも出来、室内に展示する商品に対し、見栄えが
良く、且つ、開放状態で保存しても湿気や汚れなどによ
り品質に影響が出ない展示方法を可能にする。この様に
商品に向かい吹出させる場合、上方側の吹出口は商品の
上から埃が落ちてくるのを防止するため水平方向から上
に向けてエアーカーテンのように吹出させることが有効
である。図15は屋根はあるが室外におかれた傘立てと
して使用する例のため、吹出口はすべて下方へ向けてあ
る。しかも滴下した水分は土間に流れることになる。こ
のように収納部とは開放された部分であっても良く、そ
の場合吹出し口に向かい合う空間で、乾燥された空気が
到達する範囲であれば室内のその部分だけ乾燥させるこ
とが出来る範囲であれば良い。図15の例は非常に低い
エネルギーにより空気を吹出して乾燥可能であるため成
り立つ構成といえる。
【0037】
【発明の効果】請求項1に関るこの発明の乾燥装置は、
外部の空気を本体ケーシング内に吸込み空気流路に導く
送風機と、空気流路に設けられ空気中の水分を吸着させ
乾燥空気とする吸着除湿エレメントと、空気流路内の吸
着除湿エレメントと直列で送風機側に設けられ空気を加
熱して吸着除湿エレメントに吸着した水分を脱着可能な
加熱手段と、本体ケーシングに近接して配置され吸着除
湿エレメントを通過した空気を排気する少なくとも2個
の排気口と、加熱手段の加熱時に一方の排気口を開とし
て他方の排気口を閉するとともに加熱手段の非加熱時に
一方の排気口を閉として他方の排気口を開とする、2個
の排気口を連動して開閉する開閉手段と、吸着除湿エレ
メントにより空気中の水分を吸着された乾燥空気を排気
する排気口に接続され、この排気を導く吹出し通路と、
吹出し通路に複数設けられ乾燥空気を吹出す吹き出し口
と、を備えたので、簡単な構成、且つ、低いエネルギー
で多くの水分を含む被乾燥物に対しての乾燥が可能にな
る装置が得られる。
【0038】請求項2に関るこの発明の乾燥装置は、外
部の空気を本体ケーシング内に吸込み空気流路に導く送
風機と、空気流路に設けられ空気中の水分を吸着させ乾
燥空気とする吸着除湿エレメントと、空気流路内の吸着
除湿エレメントと直列で送風機側に設けられ空気を加熱
して吸着除湿エレメントに吸着した水分を脱着可能な加
熱手段と、本体ケーシングに近接して配置され吸着除湿
エレメントを通過し吸着除湿エレメントにて水分を吸着
させ乾燥した空気及び前記加熱手段で脱着した水分を含
む空気をそれぞれ排気する少なくとも2個の排気口と、
2個の排気口の開閉を切り替える開閉手段と、吸着除湿
エレメントにより空気中の水分を吸着された乾燥空気を
排気する排気口に接続され、この排気を導く吹出し通路
と、吹出し通路に複数設けられ乾燥空気を吹出す吹き出
し口と、を備え、あらかじめ定められた検出値を検出す
ることにより乾燥した空気を排気する排気口を閉とし水
分を含む空気を排気する排気口を開とするので、無駄な
エネルギーを使わない乾燥効率の良い装置が得られる。
【0039】請求項3に関るこの発明の乾燥装置は、吹
出し口は吹出した空気の流れが面を形成するようにスリ
ット状の吹出し口または複数の並列した吹出し口である
ので、多量の水分が付着していても早く乾燥する。
【0040】請求項4に関るこの発明の乾燥装置は、吹
出し口は吹出し通路に直角方向とは異なる角度の吹出し
方向を有するので、目的に応じたフレキシブルな使い方
が出来る。
【0041】請求項5に関るこの発明の乾燥装置は、あ
らかじめ定められた検出値が、加熱手段が加熱する時
間、または乾燥した空気を排気する排気口から吹出され
た空気或いはこの排気口につながる通風路を流れる空気
の温度であるので、速い乾燥が確実に行える。
【0042】請求項6に関るこの発明の乾燥装置は、空
気流路内の吸着除湿エレメントと並列に設けられ送風機
の送風をバイパスするバイパス空気通路と、を備え、加
熱手段が加熱時またはあらかじめ定められた検出値を検
出した時に前記バイパス空気通路につながる排気口は閉
であるので、速い乾燥が可能である。
【0043】請求項7に関るこの発明の乾燥装置は、空
気流路内の吸着除湿エレメントと並列であるとともに、
加熱手段と前記吸着除湿エレメントの間から送風機の送
風をバイパスするバイパス空気通路と、を備えたので、
再生時でもヒータの温度による乾燥が出来、速い乾燥が
可能になる。
【0044】請求項8に関るこの発明の乾燥装置は、、
吹き出し口に接続され吸着除湿エレメントに空気中の水
分を吸着された乾燥空気が吹出される、被乾燥物を収納
可能な収納部と、前記収納部に設けられ前記収納部を循
環した空気を外部に吐出する外部への吐出口と、を備え
たので、湿気を含んだ空気を外部に吐出して確実、且つ
速い乾燥が可能である。
【0045】請求項9に関るこの発明の乾燥装置は、外
部の空気を本体ケーシング内に吸込む第1の吸込口と、
被乾燥物を収納可能な収納部からの空気を吸込む第2の
吸込口と、前記第1または第2の吸込口を開として第2
または第1の吸込口を閉とするとともに前記両方の吸込
口に連動し開閉して交互の吸い込みを可能とする開閉手
段と、を備えたので、外部の空気が高い湿度の状態でも
確実に乾燥出来る。
【0046】請求項10に関るこの発明の乾燥装置は、
除湿処理する空気を吸着除湿エレメントに通す時に加熱
手段で空気を加熱しながら前記空気の中の水分を前記吸
着エレメントに吸着させるので、低い温度のように乾燥
しにくい状態でも確実に乾燥出来る。
【0047】請求項11に関るこの発明の乾燥方法は、
外部の空気を、本体ケーシング内の空気流路に設けた吸
着除湿エレメントに通し、空気中の水分を吸着除湿エレ
メントに吸着させ乾燥空気として吹出し口から吹出すス
テップと、外部の空気を加熱手段で加熱した後、吸着除
湿エレメントに通し吸着除湿エレメントに吸着している
水分を脱着し湿潤空気を排出するステップと、この両方
のステップを交互に切替えて被乾燥物を乾燥する乾燥方
法において、吹出し口はスリット状または複数の並列し
た開口を形成し吹出した空気の流れが面を形成するステ
ップと、を備え、面状の乾燥した空気の流れを被乾燥物
に噴射するので、多様な非乾燥物に対して確実な水分除
去を可能にする。
【0048】請求項12に関るこの発明の乾燥方法は、
面を形成する空気の流れを複数形成させて、被乾燥物に
乾燥空気を吹出させるので、乾燥させる状態が開放され
ていても、或いはびしょびしょな状態であっても被乾燥
物を速く乾燥出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における、乾燥機ユニットの断面上
面図。
【図2】 この発明における、乾燥機ユニットの断面正
面図。
【図3】 この発明における、吸着除湿エレメントの斜
視図。
【図4】 この発明における除湿・切り換えダンパー
図。
【図5】 この発明における、乾燥機ユニットの断面側
面図。
【図6】 この発明における、乾燥ユニットを靴箱に設
置し、靴の乾燥状態を示す断面側面図。
【図7】 この発明における、乾燥ユニットを靴箱に設
置し、靴の乾燥状態を示す断面正面図。
【図8】 この発明における、乾燥ユニットに再生空気
バイパス穴を設けた事を示す断面上面図。
【図9】 この発明における、乾燥ユニットの側面に再
生排気口を設けた事を示す断面上面図。
【図10】 この発明における、乾燥ユニットの側面に
再生排気口を設けた事を示す断面正面図。
【図11】 この発明における、乾燥ユニットにバイパ
スダンパーを設けた事を示す断面上面図。
【図12】 この発明における、靴箱に湿度センサーを
設けたことを示す断面側面図。
【図13】 この発明における、乾燥ユニットに吸込み
切替えダンパーを設けたことを示す断面上面図。
【図14】 この発明における、乾燥ユニットに吸込み
切替えダンパーを設けたことを示す断面正面図。
【図15】 この発明に於ける、乾燥ユニットを傘立て
に設置した状況を説明する斜視図。
【符号の説明】
1 本体ケーシング、 2 送風機、 3 給気口、
4 給気フィルタ、5 吸着除湿エレメント、 6 通
路壁、 7 断熱材、 8 再生用ヒーター、 9 電
動ダンパーモーター、 10 除湿再生切替えダンパ
ー、 11 ダンパー軸、 12 乾燥吹出口、 13
再生排気口、 14 仕切り板、 15 バイパス通
路、 16 バイパス吹出口、 17 排気パイプ、
20 乾燥機ユニット、 21 靴箱、 22 外壁、
23 靴、 24 棚板、 25 吹出口、 26
吹出し通路、 27 分配吹出口、 28 分配板、
29 排気口、 30 吸気グリル、 31 ドアー、
32 玄関室内、 40制御回路、 41 シールパ
ッキン、 42 再生空気バイパス穴、 43バイパス
ダンパー、 44 バイパスダンパーモーター、 45
湿度センサー、 48 吸込み切替えダンパーモータ
ー、 49 循環吸込口、 50 排気空間、 51
室外。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を本体ケーシング内に吸込み空気流
    路に導く送風機と、前記空気流路に設けられ空気中の水
    分を吸着させ乾燥空気とする吸着除湿エレメントと、前
    記空気流路内の前記吸着除湿エレメントと直列で前記送
    風機側に設けられ空気を加熱して前記吸着除湿エレメン
    トに吸着した水分を脱着可能な加熱手段と、前記本体ケ
    ーシングに配置され前記吸着除湿エレメントを通過した
    空気を排気する少なくとも2個の排気口と、前記加熱手
    段の加熱時に一方の排気口を開として他方の排気口を閉
    するとともに前記加熱手段の非加熱時に一方の排気口を
    閉として他方の排気口を開とする、前記2個の排気口を
    連動して開閉する開閉手段と、前記吸着除湿エレメント
    により空気中の水分を吸着された乾燥空気を排気する排
    気口に接続され、この排気を導く吹出し通路と、前記吹
    出し通路に複数設けられ乾燥空気を吹出す吹き出し口
    と、を備えたことを特徴とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 空気を本体ケーシング内に吸込み空気流
    路に導く送風機と、前記空気流路に設けられ空気中の水
    分を吸着させ乾燥空気とする吸着除湿エレメントと、前
    記空気流路内の前記吸着除湿エレメントと直列で前記送
    風機側に設けられ空気を加熱して前記吸着除湿エレメン
    トに吸着した水分を脱着可能な加熱手段と、前記本体ケ
    ーシングに配置され前記吸着除湿エレメントを通過し前
    記吸着除湿エレメントにて水分を吸着させ乾燥した空気
    及び前記加熱手段で脱着した水分を含む空気をそれぞれ
    排気する少なくとも2個の排気口と、前記2個の排気口
    の開閉を切り替える開閉手段と、前記吸着除湿エレメン
    トにより空気中の水分を吸着された乾燥空気を排気する
    排気口に接続され、この排気を導く吹出し通路と、前記
    吹出し通路に複数設けられ乾燥空気を吹出す吹き出し口
    と、を備え、あらかじめ定められた検出値を検出するこ
    とにより乾燥した空気を排気する排気口を閉とし水分を
    含む空気を排気する排気口を開とすることを特徴とする
    乾燥装置。
  3. 【請求項3】 吹出し口は吹出した空気の流れが面を形
    成するようにスリット状の吹出し口または複数の並列し
    た吹出し口であることを特徴とする請求項1または2記
    載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 吹出し口は吹出し通路に直角方向とは異
    なる角度の吹出し方向を有することを特徴とする請求項
    3記載の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 あらかじめ定められた検出値は、加熱手
    段が加熱する時間、または乾燥した空気を排気する排気
    口から吹出された空気或いはこの排気口につながる通風
    路を流れる空気の温度であることを特徴とする請求項2
    記載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 空気流路内の吸着除湿エレメントと並列
    に設けられ送風機の送風をバイパスするバイパス空気通
    路と、を備え、加熱手段が加熱時またはあらかじめ定め
    られた検出値を検出した時に前記バイパス空気通路につ
    ながる排気口は閉であることを特徴とする請求項1乃至
    5のうちの少なくとも1記載の乾燥装置。
  7. 【請求項7】 空気流路内の吸着除湿エレメントと並列
    であるとともに、加熱手段と前記吸着除湿エレメントの
    間から送風機の送風をバイパスするバイパス空気通路
    と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの
    少なくとも1記載の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 吹き出し口に接続され吸着除湿エレメン
    トに空気中の水分を吸着された乾燥空気が吹出される、
    被乾燥物を収納可能な収納部と、前記収納部に設けられ
    前記収納部を循環した空気を外部に吐出する外部への吐
    出口と、を備えたことを特徴とする請求項3または4記
    載の乾燥装置。
  9. 【請求項9】 外部の空気を本体ケーシング内に吸込む
    第1の吸込口と、被乾燥物を収納可能な収納部からの空
    気を吸込む第2の吸込口と、前記第1または第2の吸込
    口を開として第2または第1の吸込口を閉とするととも
    に前記両方の吸込口に連動し開閉して交互の吸い込みを
    可能とする開閉手段と、を備えたことを特徴とする請求
    項8記載の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 除湿処理する空気を吸着除湿エレメン
    トに通す時に加熱手段で空気を加熱しながら前記空気の
    中の水分を前記吸着エレメントに吸着させることを特徴
    とする請求項1乃至9のうちの少なくとも1記載の乾燥
    装置。
  11. 【請求項11】 外部の空気を、本体ケーシング内の空
    気流路に設けた吸着除湿エレメントに通し、空気中の水
    分を前記吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として
    吹出し口から吹出すステップと、外部の空気を加熱手段
    で加熱した後、前記吸着除湿エレメントに通し前記吸着
    除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気を
    排出するステップと、この両方のステップを交互に切替
    えて被乾燥物を乾燥する乾燥方法において、吹出し口は
    スリット状または複数の並列した開口を形成し吹出した
    空気の流れが面を形成するステップと、を備え、面状の
    乾燥した空気の流れを被乾燥物に噴射することを特徴と
    する乾燥方法。
  12. 【請求項12】 面を形成する空気の流れを複数形成さ
    せて、被乾燥物に乾燥空気を吹出させることを特徴とす
    る請求項11記載の乾燥方法。
JP2000037685A 2000-02-16 2000-02-16 乾燥装置 Expired - Fee Related JP3767301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037685A JP3767301B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037685A JP3767301B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001227863A true JP2001227863A (ja) 2001-08-24
JP3767301B2 JP3767301B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=18561541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000037685A Expired - Fee Related JP3767301B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3767301B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533940A (ja) * 2003-07-30 2007-11-22 ベーエスハー ボッシュ ウント ジーメンス ハウスゲレーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 少なくとも1つの部分プログラム段階「乾燥」を有する装置を運転する方法
CN102178501A (zh) * 2011-05-30 2011-09-14 超人集团有限公司 烘鞋箱
KR101364529B1 (ko) * 2011-11-07 2014-02-18 하정현 냉온장형 청정 신발장
CN107604548A (zh) * 2017-10-16 2018-01-19 浙江雅力士自动化设备科技有限公司 缩水粘合一体机中的抽湿定型装置
WO2022139419A1 (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘지전자 주식회사 건조장치 및 건조장치의 제어방법
WO2022139414A1 (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘지전자 주식회사 건조장치 및 건조장치의 제어방법
KR20230085594A (ko) * 2021-12-07 2023-06-14 엘지전자 주식회사 신발 관리기
WO2023113380A1 (ko) * 2021-12-17 2023-06-22 엘지전자 주식회사 신발 관리기

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533940A (ja) * 2003-07-30 2007-11-22 ベーエスハー ボッシュ ウント ジーメンス ハウスゲレーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 少なくとも1つの部分プログラム段階「乾燥」を有する装置を運転する方法
CN102178501A (zh) * 2011-05-30 2011-09-14 超人集团有限公司 烘鞋箱
KR101364529B1 (ko) * 2011-11-07 2014-02-18 하정현 냉온장형 청정 신발장
CN107604548A (zh) * 2017-10-16 2018-01-19 浙江雅力士自动化设备科技有限公司 缩水粘合一体机中的抽湿定型装置
WO2022139419A1 (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘지전자 주식회사 건조장치 및 건조장치의 제어방법
WO2022139414A1 (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘지전자 주식회사 건조장치 및 건조장치의 제어방법
KR20230085594A (ko) * 2021-12-07 2023-06-14 엘지전자 주식회사 신발 관리기
KR102637625B1 (ko) 2021-12-07 2024-02-15 엘지전자 주식회사 신발 관리기
WO2023113380A1 (ko) * 2021-12-17 2023-06-22 엘지전자 주식회사 신발 관리기

Also Published As

Publication number Publication date
JP3767301B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2989513B2 (ja) 除加湿機能付き空気調和機
JP2001227863A (ja) 乾燥装置、乾燥方法
JP2001190925A (ja) 除湿乾燥装置、除湿乾燥方法
JPH09108495A (ja) 衣類乾燥機
JP2003254559A (ja) 除湿システム
JP3259376B2 (ja) 浴室乾燥機
JP2000202232A (ja) 収納除湿装置
JP3794430B1 (ja) カビ発生防止装置
JP3734592B2 (ja) 換気装置
JP2003294267A (ja) 除湿換気システム
JP3003351B2 (ja) 除加湿装置
JPH1190093A (ja) 浴室乾燥機
JP3661210B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3713740B2 (ja) 除湿装置付き衣類乾燥機
JP5631148B2 (ja) 屋内用除湿装置
JP2000317251A (ja) 静止型除湿乾燥装置
JP2544696Y2 (ja) 衣類等の乾燥装置
JP3807028B2 (ja) 浴室乾燥機
JPH10332174A (ja) 空気加工装置
JPH10267339A (ja) 換気除湿装置
JP2002062047A (ja) 浴室乾燥装置
JPH0483512A (ja) 除湿装置及び除湿装置を用いた寝具などの乾燥庫
JP2000093698A (ja) 衣類乾燥機
JPH07151465A (ja) 除湿・乾燥ユニット
JPH0849892A (ja) 除湿・乾燥ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040212

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees