JP2001190925A - 除湿乾燥装置、除湿乾燥方法 - Google Patents

除湿乾燥装置、除湿乾燥方法

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JP2001190925A
JP2001190925A JP2000117707A JP2000117707A JP2001190925A JP 2001190925 A JP2001190925 A JP 2001190925A JP 2000117707 A JP2000117707 A JP 2000117707A JP 2000117707 A JP2000117707 A JP 2000117707A JP 2001190925 A JP2001190925 A JP 2001190925A
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JP
Japan
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air
adsorption
dehumidifying
room
dehumidification
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JP2000117707A
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Inventor
Mitsuo Fukuda
光男 福田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/14Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
    • F24F3/1411Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/003Ventilation in combination with air cleaning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止型の吸着除湿装置は構造が複雑で部品数
が多いと言う課題があり、また風量が多く取れず乾燥が
不十分であったり、ドレンが滴り落ちたり、温度が高く
なりすぎるなどの問題があった。 【解決手段】 除湿と再生を切り替える2個の切替えダ
ンパーを同一軸に配置するなど、通風回路構成を単純化
してシンプルな構成とするとともに、除湿時も再生時も
バイパス空気流を流すようにした。またヒーターに正特
性素子を使用して温度を上げないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止型吸着除湿エ
レメントを使い対象空間を乾燥雰囲気にする除湿方法に
属する技術分野及び静止型吸着除湿エレメントを組み込
んだ除湿装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、室内を乾燥雰
囲気とする除湿装置が知られており、吸着除湿エレメン
トが可動せず、静止型エレメントで構成されるもので、
例えば特開昭63―287532号公報に示すように可
逆的な吸湿と放湿とが可能となっている。吸着除湿エレ
メントは、シリカゲル等の吸湿材を付着させたコルゲー
ト材を積層して六面体のブロックとして構成したりして
いる。こうした構成の吸着除湿エレメントに処理空気で
ある除湿用空気を通せば、除湿された乾燥空気が得られ
る。また吸湿した吸着除湿エレメントに加熱した高温の
空気を通せば、吸着除湿エレメントの水分は放湿され再
生されて再び除湿機能を発揮する。
【0003】特開昭63―287532に示された吸着
除湿エレメントによる除湿技術は、図10に示すよう
に、室内空気用送風ファン107で室内の空気を室内空
気取入れ口102から吸着除湿エレメント111に通し
て除湿し吐出口を介して再び室内に戻す除湿行程と2つ
のダンパー 104、106を切り替えて室外空気用送
風ファン109で室外空気取入れ口108から室外の空
気を取入れヒーター110で加熱した後に吸着除湿エレ
メント111に通し吐出口105から再生して室外へ排
気する再生行程を行ない、再び2つのダンパー104と
106を切り替えて、除湿行程と再生行程を繰り返す様
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の様な従来の静止
型吸着除湿エレメント111を使った除湿乾燥装置は、
除湿行程と再生行程を切り替えるには2つの送風ファン
107、109と2つのダンパー104と106が必要
である。さらに2つのダンパーは距離が離れているた
め、機械的に連動しているとしているが複雑な連動装置
は必要である。このため、装置が複雑で高価なものとな
っている。又図10の構成では、除湿行程時及び再生行
程時に送風機で送風される空気はすべて吸着除湿エレメ
ント111を通過する様になっている。室内に乾燥させ
たいものがある場合、室内の場所による乾燥ムラを少な
くするため出来るだけ除湿行程時の循環風量を多くした
いが、吸着除湿エレメント111は吸着効率を上げるた
め圧力損失が大きく、吸着除湿エレメント111に空気
を通すと大風量が得られないという課題がある。
【0005】再生行程時では、吸着除湿エレメント11
1から放湿した水分を含んでいる空気が、温度の低くな
っている室外空気吐出口105の内壁面に結露しやす
く、水分が除湿機ケーシング内に戻ってくるという課題
がある。さらに図10の構成では、除湿行程時には除湿
空気通路と室外空気取り入れ口108とは連通している
ので、除湿用の空気を送風ファン107にて吸引すると
き、室内空気取り入れ口102と室外空気取り入れ口1
08の両方から吸引される。この時室外空気の湿度が高
い場合には、吸着除湿エレメント111に吸着される水
分量も多くなり、その分再生用ヒーター110のエネル
ギーすなわち電力消費量が多く必要になるという課題が
ある。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、除湿乾燥装置の構造を簡素化
し性能を低下させずに小型になるように構成したもので
ある。本発明は乾燥を行なう場合大風量で送風し室内を
ムラなく乾燥出来、再生行程時に室外吐出口の結露を生
じさせたり、高温で問題を起こすことの無い安全でどこ
に設置しても信頼性の高いものをえるものである。本発
明は除湿時にはヒーターの消費電力を少なくするような
ものを得る事を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、除湿処理する室内からの空気を、吸着除湿エレメン
トに通し、空気中の水分を前記吸着除湿エレメントに吸
着させ乾燥空気として室内へ供給する第1の通風回路
と、室外から導入した空気を加熱手段で加熱し、吸着除
湿エレメントに通し前記吸着除湿エレメントに吸着して
いる水分を脱着し湿潤空気として室外へ排出する第2の
通風回路と、を有し、交互に切り替えて除湿と乾燥を行
う除湿乾燥装置において、室内へ供給する第1の通風回
路の吐出口と、第1の通風回路の吐出口に隣接して配置
され室外へ排出する第2の通風回路の吐出口と、両方の
吐出口を交互に開閉して通風回路を切り替える開閉ダン
パと、両方の吐出口に接続され吸着除湿エレメントをバ
イパスするバイパス回路と、を備え、バイパス回路には
両方の通風回路の通風が行われるものである。
【0008】請求項2に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、当該空気
中の水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気とし
て室内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した
空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し当
該吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤
空気として室外へ排出する第2の通風回路と、第1の通
風回路と第2の通風回路とを交互に切り替えて除湿と乾
燥を行う切り替え手段と、を備え、加熱手段に所定の温
度以上で急激に抵抗値が増大する正特性素子を使用して
高温部を所定の温度以上に加熱しないようにするもので
ある。
【0009】請求項3に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、空気中の
水分を前記吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気とし
て室内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した
空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し吸
着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気
として室外へ排出する第2の通風回路と、を有し、交互
に切り替えて除湿と乾燥を行う除湿乾燥装置において、
室内からの空気を導入する第1の通風回路の吸込み口
と、第1の通風回路の吸込み口に隣接して配置され室外
から空気を導入する第2の通風回路の吸込み口と、両方
の吸込み口を交互に開閉して通風回路を切り替える開閉
ダンパと、両方の吸込み口に接続され両方の通風回路に
交互に空気を流す送風機と、を備えたものである。
【0010】請求項4に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、空気中の
水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として室
内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した空気
を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し吸着除
湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気とし
て室外へ排出する第2の通風回路と、吸着除湿エレメン
トに通す空気流の吸込み側に設けられ両方の通風回路の
切り替えを行う送風機吸込み切換ダンパーと、吸着除湿
エレメントに通す空気流の吐出側に設けられ両方の通風
回路の切り替えを行う除湿再生切換ダンパーと、を備
え、この両方のダンパーが一体に設けられたものであ
る。
【0011】請求項5に係る本発明は、吸着除湿エレメ
ントに通す空気流の上流側に1個の送風機を設け、送風
機の吸込み口に除塵フィルターを設けたものである。
【0012】請求項6に係る本発明の送風機吸込み口に
ある除塵フィルターは円筒形状とするものである。
【0013】請求項7に係る本発明は、両方のダンパー
が1本の軸で駆動されるものである。
【0014】請求項8に係る本発明は、吸着除湿エレメ
ントに通す空気流と並行にバイパス流路を設け、吸着及
び再生では、吸着除湿エレメントを通る空気流とバイパ
ス流路を通るバイパス流を同時に流すものである。
【0015】請求項9に係る本発明の吸着除湿エレメン
トから水分を脱着する加熱手段は、PTCサーミスタヒー
ターでありしかもキュリー点が100℃以下である。
【0016】請求項10に係る本発明は、空気中の水分
を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として室内へ
供給する際の通風量を、吸着除湿エレメントに吸着して
いる水分を脱着し湿潤空気として室外へ排出する際の通
風量よりも多くしたものである。
【0017】請求項11に係る本発明は、吸着除湿エレ
メントから水分を脱着する空気流を流す時間と、加熱手
段を作動させる時間に差をつけ、加熱手段を空気流を流
す時間より短くし、空気流を流す時間の終了前に加熱手
段の作動を停止するものである。
【0018】請求項12に係る本発明は、除湿処理する
一方の室内からの空気を、吸入口より吸着除湿エレメン
トに通し、当該空気中の水分を吸着除湿エレメントに吸
着させ乾燥空気として前記一方の室内へ吐出口を通して
供給する第1の通風回路と、他方の室内から他の吸入口
を通して導入した空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エ
レメントに通し当該吸着除湿エレメントに吸着している
水分を脱着し湿潤空気として他の吐出口より一方の室内
とは異なるところへ排出する第2の通風回路と、水分の
吸着と脱着の両方の通風回路を交互に切り替えて除湿と
乾燥を行う通風回路切り替え手段と、水分の吸着と脱着
の両方の通風回路に送風を行う共通の送風機と、加熱手
段に使用され所定の温度以上で急激に抵抗値が増大し高
温部を100゜C以下とする正特性素子と、を備えたも
のである。
【0019】請求項13に係る本発明は、吸入口と吐出
口と他の吸入口と他の吐出口の4つの開口のうちの少な
くとも3個所が隣接して配置されたものである。
【0020】請求項14に係る本発明は、除湿処理する
室内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、当該空
気中の水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気と
して室内へ供給する水分吸着のステップと、室外から導
入した空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに
通し当該吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着
し湿潤空気として室外へ排出する水分脱着のステップ
と、水分の吸着と脱着の両方のステップを交互に切り替
えて除湿と乾燥を行うステップと、を備え、吸着除湿エ
レメントの吸着と脱着で流す空気流量は、脱着では吸着
より少ないものである。
【0021】請求項15に係る本発明は、水分脱着のス
テップにて空気流を流す時間の終了前に加熱手段の作動
を停止するものである。
【0022】請求項16に係る本発明は、本体内部に配
置され、かつ給気側と排気側を仕切る仕切板を有し、再
生空気を給気する給気口と再生空気を排気する排気口と
なる前記第2の通風回路の給気口/排気口が、前記仕切
板の近傍に設けたものである。
【0023】請求項17に係る本発明は、再生空気を給
気して前記給気口へ導入する給気パイプと、前記第2の
通風回路の給気口から導入された再生空気を排気する排
気パイプとを有するものである。
【0024】請求項18に係る本発明は、前記給気パイ
プと前記排気パイプが、一体的に1パイプで形成され、
かつパイプ内部で給気側と排気側を仕切るパイプ仕切板
を有するものである。
【0025】請求項19に係る本発明は、前記給気パイ
プと前記排気パイプが、外部に向かって下り傾斜で形成
されてなるものである。
【0026】請求項20に係る本発明は、前記ダンパー
の前記軸を駆動する駆動部を有し、前記駆動部が、前記
軸のどちらか一端に設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態に付いて図1−7にて説明する。図1は除湿乾
燥装置の上から見た断面説明図、図2は正面から見た断
面説明図、図3は除塵フィルターの斜視図、図4は吸着
除湿エレメントの斜視図、図5は切り替えダンパー説明
図、図6は除湿乾燥装置の側面から見た断面説明図であ
る。図において1は通風路である通路2が多数分布され
ている吸着除湿エレメント、7は本体10の下面に設け
られた乾燥を行う室内へ空気を吹出す吹出し口、8は吹
出し口7と同じ方向に設けられ室内から空気を吸込む吸
込み口、11は室外から水分脱着用の空気を吸込む給気
口、12は加熱して水分を脱着した空気を吹出す排気
口、13は送風機部31に設けられ通風口33を通して
除湿部32へ送風する送風機、14は送風機部31の中
の空気が送風機の吸込み口13aに吸込まれる前に除塵
する除塵フィルター、18はダンパー16および17が
取り付けられダンパーモーター15により駆動されて回
動するダンパー軸、19は送風機部31と除湿部32を
仕切る仕切り板、20は通路壁26で区切られ吸着除湿
エレメント1の風路とバイパスする風路であるバイパス
通路、21は送風機13からの送風を受ける再生用ヒー
ター、22は給気パイプ、23は排気パイプ、24は本
体10を天井36などの壁面に取り付ける取付ピース、
27は断熱材、30は送風機13とダンパーモーター1
5と再生用ヒーター21の運転を制御しヒューズなどの
保護装置が設けられている制御回路である。
【0028】図1、2において13はシロッコファンで
ある送風機であり、この送風機は1台で、除湿処理する
室内からの空気を吸込み口8から給気し、フィルター1
4を通して吸着除湿エレメント1を通し空気中の水分を
吸着させ乾燥した空気を吹出し口から室内へ供給する第
1の通風回路、および室外に開放している吸気パイプ2
2を通し給気口11からフィルター14を通して再生用
ヒーターで加熱された空気を吸着除湿エレメント1を通
し空気中の水分を脱着させ水分を含む空気を排気口12
と排気パイプ23から室外へ排気する第2の通風回路、
の両方の通風回路の通風を行っている。すなわち送風機
部31の中では送風機吸込み切り替えダンパー16がダ
ンパー軸18による回転する動作で室内側の吸込み口8
と室外側の給気口11のいずれかの開口を開放または閉
鎖すると別の開口は閉鎖または開放される事により第1
の通風回路と第2の通風回路の切り替えが行われる。な
お送風機13の下部に除塵フィルター14が設けており
不織布等で作られ、図3に示す様に円筒状になって周囲
から空気を流通出来るようになっており、送風機13の
吸い込み口13aと本体ケーシング底面10aに挟まれ
る様に取り付けられている。どちらの通風回路であろう
と送風機部31に吸込まれた空気は円筒状の広い面積で
除塵されるため風速が遅くなり例え衣類の埃など細かい
ちりから糸屑のようなものまで確実に塵埃を除去でき
る。
【0029】1は静止型の吸着除湿エレメントであり一
例としてセラミックス等の無機繊維にシリカゲル等を重
合反応を利用して結合させているもので、図4に示すよ
うに処理空気を通す直線状の多数の通路2がコルゲート
状に全体に渡って分布する直方体状や立方体状に構成し
たものである。この中に湿った空気を通すことにより水
分を吸着できる。除湿部32内の第1の通風回路と第2
の通風回路の切り替えは除湿再生切り替えダンパー17
により送風機部と同様に行われる。この吸着除湿エレメ
ント1は、本体10ケーシングと通路壁26の間に取り
付けられており、その外周は空気が漏れないよう、しか
も放熱を少なくするように断熱材27が設けられてい
る。15は電動ダンパーモーターで、図5に示すよう
に、送風機吸い込み切換ダンパー16と、除湿・再生切
換ダンパー17が1本のダンパー軸18に溶接等で接合
されこのダンパー軸18と電動ダンパーモーター15は
カップリング(図示しない)によって結合されている。
図6に示すように、切換ダンパー(16、17)がA位
置にある時は除湿行程で、吹き出し口7と吸い込み口8
は開いて、給気口11と排気口12は閉じるものであ
る。切換ダンパー(16、17)が90度回転した位置
であるB位置にある時は再生行程で、吹き出し口7と吸
い込み口8は閉じて、給気口11と排気口12は開くも
のである。通風回路双方の開口だけでなく一つの通風回
路の空気の入り口と出口にあたる両方の開口も隣接して
おりダンパーモータ1台で済、通風回路の切り替えが簡
単な構造で1回転の四分の一だけの回動を繰り返すだけ
で良く、一体のダンパーを形成する機構体に無理な力が
掛からない状態で切り替えが簡単に行われる。19は仕
切り板で通路壁26と組み合わされバイパス通路20を
形成している。吸着除湿エレメント1の通路2とバイパ
ス通路20は除湿が行われる通風回路でも再生が行われ
る通風回路でもともに並列に空気を流す役割を果たして
いる。これによって室内には大量の空気を循環させて除
湿を行うことが出来る。また再生時にも水分を含んだ空
気と含まない空気の両方を排気することが出来て、湿っ
た空気による室外への悪い影響を押さえることが出来
る。
【0030】21は吸着除湿エレメント1を再生する
為、再生空気を加熱する再生用ヒーターである。22、
23はそれぞれ給気パイプ及び排気パイプで室外へ突出
させてあり、これにより給気口11と排気口12が室外
で隣接されていても排気された湿った空気が直ぐに給気
されないようにしている。なお、室内との空気の出入口
となる二つの開口を隣接して設けているが、バイパス風
路で水分を吸着した乾燥した空気とバイパスしたそのま
まの空気の両方を含む空気を室内に循環させており、静
止型吸着除湿エレメントへ空気中の水分の吸着は徐々に
確実に行なわれ、室内は乾燥する。なおこの例では90
度の回動で開口を開閉する二つの面李開口を設ける構成
を示したが、この構造が一体にした開閉ダンパーに無理
な力が掛からずしかも天井取付の場合全体を小型化でき
る。しかしながら本発明の構成でなくとも、例えば室内
と室外を仕切る仕切り部に取り付けるなどの場合には、
すなわち設置個所によっては180度の回動、すなわち
同一面やそれ以外の本体ケースに合わせた回動でもよ
く、また湿気を含む空気を屋外に排気する等のために開
口の位置を他の3つの開口から離したり向きを変えても
良いことは当然である。さらに室外との給気と排気をパ
イプで行い、このパイプの先を天井から離すように下向
きにすれば、天井近くの空気の流れによる天井を汚すな
どを防ぐことが出来る。
【0031】実施の形態2.次に図7によりこの発明の
除湿乾燥装置の取付状態の例を示す。上記符号と同じ符
号は同じ物を示す。25は居室28とドア25a等で区
切られ衣類などの収納物37を収納するクローゼット、
35は戸外29と居室28とを仕切る外壁である。次に
実施例の作用・動作について説明する。除湿乾燥装置
は、主にクローゼットや押し入れ等の密閉空間を除湿乾
燥するもので、乾燥装置をクローゼットに設置した例に
ついて説明する。図7に示すように、乾燥装置本体10
はクローゼット25内の天井26に取り付けピース24
を利用してねじ止めなどによって、取り付けられる。
【0032】除湿行程時について説明すると、切換ダン
パー(16、17)は図6のA位置にある。送風機13
によりクローゼット25内の湿った空気を、吸い込み口
8から空気中の塵埃を、除塵フイルター14で取り除か
れて吸引される。送風機13により吸引されたクローゼ
ット25内の湿った空気は、再生用ヒーター21(この
時は通電していない)を通過し吸着除湿エレメント1内
を通過する。この時湿った空気の水分は吸着除湿エレメ
ント1に吸着され、吸着熱により温度が少し上昇し乾燥
した空気となって吹出し口7からクローゼット25内に
吹出される。この時1部の空気はバイパス通路20を通
り吹出し口7から吹出される。このように除湿行程では
乾燥空気とバイパス空気の混合された空気がクローゼッ
ト25に吹出され、バイパス通路20を設ける事により
除湿時の循環風量は、圧力損失が大きい吸着除湿エレメ
ント1をすべて通過しないので、風量を増大する事が出
来、クローゼット25内の隅々まで乾燥空気を送る事が
出来る。この乾燥空気でクローゼット25内の収納物2
7を梅雨期のカビ・ダニ、冬期の結露から保護する事が
出来る。このように除湿乾燥空気はクローゼット25内
を循環するのみであり換気はしないので、居室28の湿
った空気は流入しない。但しクローゼットのドア25a
の隙間からは、わずかであるが自然換気はある。
【0033】次に再生行程時について説明する。吸着除
湿エレメント1はある程度水分を吸着したら飽和して吸
着量が減少してくるので再生してやる必要がある。制御
回路30にあるタイマーで除湿行程を終了させ、制御回
路30からダンパーモーター15を作動させる信号を出
し、切換ダンパー(16、17)を図6のBの位置に
し、吹出し口7及び吸込み口8を閉じて、給気口11及
び排気口12を開き、再生用ヒーター21を作動させ
る。送風機13により給気パイプ22から給気口11を
通して吸引された室内28の空気は前記除塵フィルター
14を通り、再生用ヒーター21によって加熱されて昇
温し、吸着除湿エレメント1を通過する。この昇温され
た空気によって、吸着除湿エレメント1は加熱され、吸
着されている水分を脱着させて吸着除湿エレメント1を
再生する。吸着除湿エレメント1を通過した空気は湿潤
空気となって排気口12から排気パイプ23を通り再び
居室28に排気される。なおクローゼットである室内か
ら居室28への排気には水分を含むが居室内の換気によ
り屋外29へ排出される。特にクローゼットのように湿
気が多くない密閉空間では居室28への排気でも良い
が、この再生用空気を、屋外29から給気し、屋外29
へ排気してやっても何ら差し支えない。
【0034】この時、1部の空気はバイパス通路20を
通り再生した空気と混合して、排気口12から排気パイ
プ23を通して室内に排気する。このバイパス空気が無
いと、再生した空気は湿潤空気であるので、排気すると
きに冷やされて排気パイプ23の内面で結露を生じ、室
内を結露水で汚す恐れがあるが、バイパス空気を混合し
てやる事により露点温度を下げる事が出来、排気パイプ
23内面での結露をなくする様にしたものである。再生
行程時も、クローゼット25の外の室内28空気を給気
して室内28に排気しているので換気はなく、室内の湿
った空気はクローゼットには流入しない。但しこの場合
もクローゼットのドア25aの隙間からは、自然換気は
ある。この再生行程もある時間経ったら制御回路30で
切換ダンパー(16、17)を切り換えて再び除湿行程
の動作になり以下これを繰り返す。この様にして吸着除
湿エレメント1は吸湿・放湿を繰り返す事により連続的
に乾燥動作を行なう事が出来る。
【0035】このような除湿乾燥装置は水分吸着と脱着
を繰り返す間欠式のものでコンプレッサで連続して除湿
を行う装置に比べ除湿量が少ないので大きな居室などに
は向かないが、小型、かつコンプレッサ方式に比べはる
かに低い騒音であり湿気を嫌うところであればどこにで
も取り付けて運転させることが出来る。洗面所や納戸の
ような小部屋では消費電力が小さい送風機により室内の
空気を循環させるので、かつ、音が気にならないので常
時運転を続けることができ水分を除くことが出来る。更
にコンプレッサ方式に比べ低い温度、低い湿度で有効に
働くので台所に設けるシステムキッチンの道具類収納室
や乾物類長期保存用乾燥箱や寒冷地での湿気対策に有効
である。また上気説明では居室28から給気して居室に
排気する構成で説明したが、例えば靴箱に対し居室28
から給気し屋外29へ排気することにより居室内の匂い
対策が出来る。また脱衣室のように湿気の多いところで
は屋外から給気し屋外へ排気しても良い。また居室へ排
気する排気パイプに活性炭をベースとする脱臭用のフィ
ルターを設けるなどの構造も可能である。なお、給気と
排気を同じところに行う場合は図1のような一体構造の
ダンパーで良いが例えは上記説明のように排気を別の位
置に出す場合は排気パイプを引き回すか、あるいは一つ
の開口のダンパーだけをリンクやカム機構により他の3
つの開口用ダンパとは異なる構造で開閉させる必要があ
る。
【0036】実施の形態3.上記説明で送風機は、除湿
時・再生時では起動停止のみによる運転を行う例ですな
わち、何ら特別な制御はしてないが、実際的に除湿時に
必要な循環風量と再生時に必要な再生風量の比は3:1
位であり、除湿時の送風機の運転状態で再生時に送風機
を運転してやると再生時の風量が多すぎる。風量が多い
と再生温度の上昇が少ないので除湿性能は低下したり、
無駄なエネルギーを使うことになる。再生時に適正風量
にするため風量を少なくするには、給気口11や排気口
12に絞りを設けて対応しようとするが、風量を絞りす
ぎると送風機の運転状態が不安定になるのと、本体1内
とクロゼット25内の静圧差が大きくなり、送風機吸込
み切換えダンパー16のシール部から空気の吸込み漏れ
や、除湿・再生切換ダンパー17のシール部から空気の
吹出し漏れが生じてクローゼット25内の除湿性能に悪
影響を与え易い。またダンパーに無理な力を加えること
になり易い。このためこの実施の形態は、制御回路30
で再生時に送風機の羽根の回転数が小さくなるように回
転数制御して風量を少なくしたものである。このように
する事により、無駄なエネルギーを使わずに、安定した
送風機の運転ができ、しかも切換ダンパー(17、1
8)のシール部からの漏れを少なく出来るので、除湿性
能に悪影響を及ぼさない除湿運転が出来るものである。
更に信頼性の高い寿命の長い装置が得られる。
【0037】実施の形態4.実施の形態1では、再生用
ヒーター21で吸着除湿エレメント1を再生するとして
述べたが、本除湿乾燥装置のようにクローゼット等の隠
蔽部でヒーターを使用する場合、ヒーターの過熱による
火災等の安全性には十分気をつける必要がある。又隠蔽
部に設置される機器においてはヒーター等の加熱装置の
表面温度は、いかなる条件でも100℃以下に保たれる
必要があるので、再生用ヒーター21はPTCサーミス
タ素子で作られた温風用ヒーターで、しかもキュリー点
が100℃以下のヒーターを乾燥機に組み込んだものと
する。図8に示す様にPTCサーミスタの特性は、一般的
にある温度までは抵抗値がほぼ一定で、それ以上の温度
になると急峻に抵抗値が上昇する。すなわちこの急峻に
抵抗値が大きくなる温度が100℃以下の特性を持つP
TCサーミスタでヒーターを構成する事によりヒーター
表面温度は100℃以下に保つ事が出来、過熱による火
災等には十分安全性を保つ事が出来るわけである。ヒュ
ーズなどの保護装置と組み合わせれば更に信頼性が高く
なる。
【0038】PTCサーミスタはチタン酸バリウム系セ
ラミック半導体抵抗器で図8のように温度の上昇に伴い
急激に抵抗値が増大する性質を持つ正特性素子であり、
温度が高くなるとほとんど電流を通さなくなり加熱を引
き起こさない。これにより高温部の温度を一定以上げず
に押さえることが出来る。急上昇を開始する温度をスイ
ッチング温度ともいいこの温度を100゜C以下にして
おけばより確実に高温部の温度を押さえることが出来
る。これにより室内のどこに使用しようと信頼性の高い
装置となる。
【0039】実施の形態5.除湿乾燥装置では、送風機
を使用しサイクルを短く出来るので、吸着および脱着は
7−10分ごとに切り替えている。この吸着除湿エレメ
ント1を再生するため、上記では再生行程時のすべてに
わたり再生用ヒーター21は通電して再生用空気を昇温
し吸着除湿エレメント1の温度を上昇させて脱湿してい
る。再生行程から除湿行程に切り替わるときに、再生用
ヒーター21の通電を切っても吸着除湿エレメント1は
熱容量がある為すぐには温度が降下せず、この為吹出し
口7から高温(50℃程度)の温風が出て収納物を傷める
可能性があり、さらに条件によっては、吸着除湿エレメ
ント1の再生が完全に終わっていない場合には、吸着除
湿エレメント1は温度が高くなっているため、脱湿した
水分が吹出し口7からクローゼット25内に放出され、
クローゼット内の有効除湿量が減少するという可能性が
ある。よって、タイマーで設定された再生行程時間の終
了間際に予め再生用ヒーター21の通電を停止して、吸
着除湿エレメント1を再生用空気で冷却する様にする。
図9に示すように、再生行程時間よりもヒーター通電時
間を短くしてやるものである。この様にしてから除湿行
程に移ると、吸着除湿エレメント1の温度は降下してい
るから、吹出し口7からは高温の空気は出ないので収納
物を傷める事もなく、また吸着除湿エレメント1からの
クローゼット25内に放湿もないので、有効除湿量が減
少しないという利点もある。
【0040】この例ではヒーターを切り30秒程度立っ
てから室内の除湿を行う用にしており、その間熱い空気
は居室他へ排気され、除湿部32の構成品の温度が下が
った段階で室内の除湿を行う。これにより構造の簡素化
により装置を小型化しているが風量を脱着時には少なく
し、かつヒーターを早めにきるなどの運転方法により熱
の影響を避けられる信頼性が高い装置が得られる。また
収納物への悪い影響を避けることが出来る。
【0041】本発明は以上のように、除湿行程と再生行
程を行なう空気を送風する送風機は1つで兼用出来る構
成になっており、また流路を切り替える2つのダンパー
は1本のダンパー軸で構成されているため、複雑なダン
パー連動装置は不要なため、装置が単純で安価になるよ
うにしたものである。又除湿行程時の空気はすべて室内
空気のみの循環であるので、室外の空気を吸引する事は
ない為、室外が高湿の空気であっても関係はなく、再生
するエネルギーが少なくて、消費電力が少なくて済むも
のである。さらに吸着除湿エレメントと並行にバイパス
通路を設けたので、バイパス空気によって、除湿時は循
環風量を多くする事が出来室内をムラなく乾燥する事が
出来、再生時には吐出口から排気される空気の湿度を低
く出来露点を下げる事が出来るので、室外空気吐出口の
内壁面に吸着除湿エレメントから放湿した水分が結露し
ないという利点もあるようにしたものである。
【0042】また本発明によれば除湿と再生を行なう空
気を送風する送風機は1つで、通風回路はほとんど同一
で、しかも流路を切り替える2つのダンパーは一体で構
成されているため、構造が簡単で非常に小型の除湿乾燥
装置を得る事が出来る。吸着除湿エレメントの流路と並
行にバイパス通路を設けたので、除湿時は乾燥ムラを少
なくし、再生時は排気パイプ内面の結露を防止出来る利
点がある。再生時に送風機の羽根の回転数を下げて風量
を少なくしたので、送風機は安定して運転出来、切換ダ
ンパーシール部からの漏れを少なく出来るので良好な除
湿性能を得る事が出来る。
【0043】再生用ヒーターは、PTCヒーターでしか
もキュリー点が100℃以下のものを使用したので、過
熱による火災等には十分に安全性を保つ事が出来る利点
がある。更に再生行程時において、再生運転時間よりも
ヒーターの通電時間を短くしたので、吸着除湿エレメン
ト他が冷却されるので、除湿切換直後の循環空気は常温
であり、収納物を傷める恐れがなく、又吸着除湿エレメ
ントから放湿水分もないので有効除湿量が減少しないと
いう利点がある。本発明はコンプレッサなどの機械を使
い冷却することなくファン通風でシリカゲルやゼオライ
ト系等の乾燥材により直接潜熱除去、すなわち湿度を除
去し顕熱処理、すなわち温度により再生するので、経済
的で湿度コントロールが容易である。これにより湿気の
多い閉鎖空間、例えば家の中では直接地面につながって
いたり水を使い黴の発生し易い場所など、あるいは小風
量の乾燥ボックスが有効である。更にファンのサイズを
大きくして除塵フィルターにかび対策や匂い対策の活性
炭吸着材と組み合わせたり、外部に排気するなどにより
クリーンルームや病院や老人ホームなどにて静かで大量
の空気を清潔に保つ処理が出来る装置が得られる。更に
は高温部の加熱を100度以上に上がらない装置として
おり、大容量ファンを使用しなくとも水分除去を効果的
にかつ効率的に吸着と脱着を繰り返す行程を昼夜問わず
連続的に行うことが出来るので、広い空間でも有効に除
湿を行うことが出来る。
【0044】実施の形態6.実施の形態1では、図1に
示すように、再生空気は、給気パイプ22から吸込み、
給気口11から本体10へ吸引され、再生用ヒーター2
1→除湿エレメント1を通ってさらに排気口12を通
り、排気パイプ23から排気される。この時、吸気口1
1と排気口12は、給気側と排気側を仕切る仕切板19
とは大きく離間して配置しているため、吸気口11/排
気口12形成用の穴を本体10壁に別々に形成しなけれ
ばならないうえ、給気パイプ22と排気パイプ23の2
つのパイプを別々に形成しなければならず、給気/排気
工事作業性の点で好ましくない。
【0045】そこで、本実施の形態では、再生空気を給
気する給気口11と再生空気を排気する排気口12を、
給気側と排気側を仕切る仕切板19の近傍に設けて構成
している。これにより、吸気口11/排気口12形成用
の穴を本体10壁に別々に形成せずに、一つの穴を形成
するだけで吸気口11と排気口12を構成することがで
きる。しかも、図11、12に示すように、給気パイプ
/排気パイプをそれぞれ別々に2つのパイプで形成する
ことなく、1パイプで構成することができる。従って、
給気/排気工事作業性を向上させることができる。
【0046】また、本実施の形態では、給気パイプと排
気パイプを、図11、12に示す給気・排気パイプ41
のように、一体的に1パイプで形成し、かつパイプ41
内部で給気側と排気側を仕切るパイプ仕切板40を有す
るように構成している。そして、1パイプでパイプ仕切
り板40を設けた給気・排気パイプ41を使用して、給
気口11及び排気口12を仕切り板19が配置された中
央に寄せて給気・排気パイプ41と連結させ、さらに給
気・排気パイプ41の端面には、空気吸込口43と空気
排気口44を有するフード42を設けて構成している。
【0047】この構成により、再生空気は、フード42
の空気吸込口43から吸込まれ、パイプ仕切り板40で
仕切られた給気・排気パイプ41の右側の給気側を通り
給気口11から本体10に吸込まれ、再生用ヒーター2
1→吸着除湿エレメント1を通り排気口12を通って、
給気・排気パイプ41の左側の排気側を通りフード42
の空気排気口44から排気される。
【0048】このように、本実施の形態では、給気パイ
プと排気パイプを、給気・排気パイプ41のように、一
体的に1パイプで形成し、かつパイプ41内部で給気側
と排気側を仕切るパイプ仕切板40を有するように構成
したため、吸気口11/排気口12形成用の穴を本体1
0壁に別々に形成せずに、一つの穴を形成するだけで吸
気口11と排気口12を効率よく構成することができ
る。このため、給気/排気工事作業性を向上させること
ができる。
【0049】なお、ここでは、給気パイプと排気パイプ
を、一体的に1パイプで形成して構成する場合について
説明したが、給気パイプと排気パイプとを別々に接近さ
せて構成してもよい。この場合、吸気口11/排気口1
2形成用の大きな穴を本体10壁に形成し、給気パイプ
と排気パイプの2本のパイプを壁に通し、その隙間を埋
めることで実現することができる。このため、吸気口1
1/排気口12形成用の穴を本体10壁に別々に形成す
る場合よりも、一つの穴を形成するだけで吸気口11と
排気口12を構成することができ、給気/排気工事作業
性を向上させることができる。
【0050】再生排気側の空気は、吸着除湿エレメント
1から脱着した水分を含んだ高湿度の空気となってい
る。通常、結露しないが外気が低温の場合には、結露の
恐れがある。このため、給気・排気パイプ41を、室外
(外部)側に向かって傾斜をつけて構成すると、結露水
を乾燥機本体10側に戻り難くして、室外に垂れ落ちさ
せることができるので、室内を汚さないようにすること
ができる。
【0051】さらに、図12に示すように、本実施の形
態では、ダンパー軸18の駆動部となる電動ダンパーモ
ーター15は、ダンパー軸18の1端に設けて構成した
ため、給気パイプ・排気パイプを1パイプに効率よく構
成することができることは言うまでもない。
【0052】なお、乾燥機本体10の運転においては、
図12に示すように、送風機13の吸込み側の本体10
内に温・湿度センサー45を設けて制御回路30と連動
させて構成すれば、クローゼット25内の湿度がある設
定湿度より高い場合は除湿乾燥装置を運転させることが
できるとともに、設定湿度より低い場合は除湿乾燥装置
の運転を止めて自動運転させることができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に係る本発明は、除湿処理する
室内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、空気中
の水分を前記吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気と
して室内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入し
た空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し
前記吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿
潤空気として室外へ排出する第2の通風回路と、を有
し、交互に切り替えて除湿と乾燥を行う除湿乾燥装置に
おいて、室内へ供給する第1の通風回路の吐出口と、第
1の通風回路の吐出口に隣接して配置され室外へ排出す
る第2の通風回路の吐出口と、両方の吐出口を交互に開
閉して通風回路を切り替える開閉ダンパと、両方の吐出
口に接続され吸着除湿エレメントをバイパスするバイパ
ス回路と、を備え、バイパス回路には両方の通風回路の
通風が行われるので、除湿時は循環風量が増大し、再生
時は排気する空気の露点温度を下げられ、信頼性が高く
使い道の多い装置が得られる。
【0054】請求項2に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、当該空気
中の水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気とし
て室内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した
空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し当
該吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤
空気として室外へ排出する第2の通風回路と、第1の通
風回路と第2の通風回路とを交互に切り替えて除湿と乾
燥を行う切り替え手段と、を備え、加熱手段に所定の温
度以上で急激に抵抗値が増大する正特性素子を使用して
高温部を所定の温度以上に加熱しないようにするので、
安全な、どんなところでも使える装置が得られる。
【0055】請求項3に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、空気中の
水分を前記吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気とし
て室内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した
空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し吸
着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気
として室外へ排出する第2の通風回路と、を有し、交互
に切り替えて除湿と乾燥を行う除湿乾燥装置において、
室内からの空気を導入する第1の通風回路の吸込み口
と、第1の通風回路の吸込み口に隣接して配置され室外
から空気を導入する第2の通風回路の吸込み口と、両方
の吸込み口を交互に開閉して通風回路を切り替える開閉
ダンパと、両方の吸込み口に接続され両方の通風回路に
交互に空気を流す送風機と、を備えたので、小型で安価
な装置が得られる。
【0056】請求項4に係る本発明は、除湿処理する室
内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、空気中の
水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として室
内へ供給する第1の通風回路と、室外から導入した空気
を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに通し吸着除
湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気とし
て室外へ排出する第2の通風回路と、吸着除湿エレメン
トに通す空気流の吸込み側に設けられ両方の通風回路の
切り替えを行う送風機吸込み切換ダンパーと、吸着除湿
エレメントに通す空気流の吐出側に設けられ両方の通風
回路の切り替えを行う除湿再生切換ダンパーと、を備
え、この両方のダンパーが一体に設けられたので、部品
点数が少ない信頼性の高い装置が得られる。
【0057】請求項5に係る本発明は、吸着除湿エレメ
ントに通す空気流の上流側に1個の送風機を設け、送風
機の吸込み口に除塵フィルターを設けたので、湿気を除
去し清潔な室内を保つことが出来る役に立つ装置が得ら
れる。
【0058】請求項6に係る本発明の送風機吸込み口に
ある除塵フィルターは円筒形状とするので、広い面積が
とれ清掃などに手間の掛からない装置が得られる。
【0059】請求項7に係る本発明は、両方のダンパー
が1本の軸で駆動されるので、構造が簡単で小型の装置
が得られる。
【0060】請求項8に係る本発明は、吸着除湿エレメ
ントに通す空気流と並行にバイパス流路を設け、吸着及
び再生では、吸着除湿エレメントを通る空気流とバイパ
ス流路を通るバイパス流を同時に流すので、使い勝手の
良い装置が得られる。
【0061】請求項9に係る本発明の吸着除湿エレメン
トから水分を脱着する加熱手段は、PTCサーミスタヒー
ターでありしかもキュリー点が100℃以下であるの
で、信頼性の高い装置が得られる。
【0062】請求項10に係る本発明は、空気中の水分
を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として室内へ
供給する際の通風量を、吸着除湿エレメントに吸着して
いる水分を脱着し湿潤空気として室外へ排出する際の通
風量よりも多くしたので、効率の良い装置が得られる。
【0063】請求項11に係る本発明は、吸着除湿エレ
メントから水分を脱着する空気流を流す時間と、加熱手
段を作動させる時間に差をつけ、加熱手段を空気流を流
す時間より短くし、空気流を流す時間の終了前に加熱手
段の作動を停止するので、収納物に悪影響の無い装置が
得られる。
【0064】請求項12に係る本発明は、除湿処理する
一方の室内からの空気を、吸入口より吸着除湿エレメン
トに通し、当該空気中の水分を吸着除湿エレメントに吸
着させ乾燥空気として前記一方の室内へ吐出口を通して
供給する第1の通風回路と、他方の室内から他の吸入口
を通して導入した空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エ
レメントに通し当該吸着除湿エレメントに吸着している
水分を脱着し湿潤空気として他の吐出口より一方の室内
とは異なるところへ排出する第2の通風回路と、水分の
吸着と脱着の両方の通風回路を交互に切り替えて除湿と
乾燥を行う通風回路切り替え手段と、水分の吸着と脱着
の両方の通風回路に送風を行う共通の送風機と、加熱手
段に使用され所定の温度以上で急激に抵抗値が増大し高
温部を100゜C以下とする正特性素子と、を備えたの
で、構造が簡素で小型、かつ、信頼性の高い装置が得ら
れる。
【0065】請求項13に係る本発明は、吸入口と吐出
口と他の吸入口と他の吐出口の4つの開口のうちの少な
くとも3個所が隣接して配置されたので、フレキシブル
に適用可能な装置が得られる。
【0066】請求項14に係る本発明は、除湿処理する
室内からの空気を、吸着除湿エレメントに通し、当該空
気中の水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気と
して室内へ供給する水分吸着のステップと、室外から導
入した空気を加熱手段で加熱し、吸着除湿エレメントに
通し当該吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着
し湿潤空気として室外へ排出する水分脱着のステップ
と、水分の吸着と脱着の両方のステップを交互に切り替
えて除湿と乾燥を行うステップと、を備え、吸着除湿エ
レメントの吸着と脱着で流す空気流量は、脱着では吸着
より少ないので、使用エネルギーの少ない、信頼性の高
い方法が得られる。
【0067】請求項15に係る本発明は、水分脱着のス
テップにて空気流を流す時間の終了前に加熱手段の作動
を停止するので、収納物に影響を与えない使い易い方法
が得られる。
【0068】請求項16に係る本発明は、本体内部に配
置され、かつ給気側と排気側を仕切る仕切板を有し、再
生空気を給気する給気口と再生空気を排気する排気口と
なる前記第2の通風回路の給気口/排気口を、前記仕切
板の近傍に設けて構成することにより、吸気口/排気口
形成用の穴を本体壁に別々に形成せずに、一つの穴を形
成するだけで吸気口と排気口を構成することができ、し
かも、給気パイプ/排気パイプの2つのパイプを別々に
形成することなく、1パイプで構成することができるた
め、工事作業性を向上させることができる。
【0069】請求項17に係る本発明は、再生空気を給
気して前記給気口へ導入する給気パイプと、前記第2の
通風回路の給気口から導入された再生空気を排気する排
気パイプとを有し、給気パイプと排気パイプとを別々に
接近させて構成することにより、吸気口/排気口形成用
の穴を本体壁に別々に形成する場合よりも、一つの穴を
形成するだけで吸気口と排気口を構成することができ、
工事作業性を向上させることができる。
【0070】請求項18に係る本発明は、給気パイプと
排気パイプを、一体的に1パイプで形成し、かつパイプ
内部で給気側と排気側を仕切るパイプ仕切板を有するよ
うに構成することにより、吸気口/排気口形成用の穴を
本体壁に別々に形成せずに、一つの穴を形成するだけで
吸気口と排気口を効率よく構成することができため、工
事作業性を向上させることができる。
【0071】請求項19に係る本発明は、前記給気パイ
プと前記排気パイプを、外部に向かって下り傾斜で形成
して構成することにより、結露水を、本体側に戻り難く
して、室外に垂れ落ちさせることができるため、室内を
汚さないようにすることができる。
【0072】請求項20に係る本発明は、前記ダンパー
の前記軸を駆動する駆動部を有し、前記駆動部を、前記
軸のどちらか一端に設けて構成することにより、給気パ
イプ・排気パイプを1パイプで効率よく構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における、除湿乾燥装置の断面上面
説明図。
【図2】 この発明における、除湿乾燥装置の断面正面
説明図。
【図3】 この発明における、除塵フィルターの斜視
図。
【図4】 この発明における、吸着除湿エレメントの斜
視図。
【図5】 この発明における、切換ダンパー説明図。
【図6】 この発明における、除湿乾燥装置の断面側面
説明図。
【図7】 この発明における、除湿乾燥装置をクローゼ
ットに設置した状態を示す図。
【図8】 PTCサーミスタの温度抵抗特性を示す図。
【図9】 再生行程と再生ヒーターの通電状態を示すタ
イムチャート図。
【図10】 従来の除湿乾燥装置を示す、断面正面説明
図。
【図11】 この発明に使用する、給気・排気パイプの
斜視図である。
【図12】 この発明における、1つの給気・排気パイ
プを使用した除湿乾燥装置の断面上面図。
【図13】 この発明における、1つの給気・排気パイ
プを使用した除湿乾燥装置の断面正面図。
【符号の説明】
1 吸着除湿エレメント、 2 通路、 7 吹出し
口、 8 吸込み口、10 本体、 11 給気口、
12 排気口、 13 送風機、 14 除塵フィルタ
ー、 15 ダンパーモーター、 16 送風機吸込み
切替えダンパー、 17 除湿再生切替えダンパー、
18 ダンパー軸、 19 仕切り板、20 バイパス
通路、 21 再生用ヒーター、 22 給気パイプ、
23排気パイプ、 24 取付ピース、 25 クロ
ーゼット、 26 通路壁、27 断熱材、 28 居
室、 29 戸外、 31 送風機部、 32 除湿
部、 33 通風口、 35 外壁、 36 天井、
37 収納物、 40パイプ仕切板、 41 給気・排
気パイプ、 42 フード、 43 空気吸込口、 4
4 空気排気口、 45 温・湿度センサー、 101
除湿ケーシング、 102 室内空気取入れ口、 1
03 室内吐出口、 104 ダンパー、 105 室
外吐出口、 106 ダンパー、 107 送風ファ
ン、 108 室外空気取入れ口、 109 送風ファ
ン、 110 ヒーター、 111 吸着除湿エレメン
ト。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿処理する室内からの空気を、吸着除
    湿エレメントに通し、空気中の水分を前記吸着除湿エレ
    メトに吸着させ乾燥空気として室内へ供給する第1の通
    風回路と、室外から導入した空気を加熱手段で加熱し、
    前記吸着除湿エレメントに通し前記吸着除湿エレメント
    に吸着している水分を脱着し湿潤空気として室外へ排出
    する第2の通風回路と、を有し、交互に切り替えて除湿
    と乾燥を行う除湿乾燥装置において、室内へ供給する第
    1の通風回路の吐出口と、前記第1の通風回路の吐出口
    に隣接して配置され室外へ排出する第2の通風回路の吐
    出口と、前記両方の吐出口を交互に開閉して通風回路を
    切り替える開閉ダンパと、前記両方の吐出口に接続され
    前記吸着除湿エレメントをバイパスするバイパス回路
    と、を備え、前記バイパス回路には前記両方の通風回路
    の通風が行われることを特徴とする除湿乾燥装置。
  2. 【請求項2】 除湿処理する室内からの空気を、吸着除
    湿エレメントに通し、当該空気中の水分を吸着除湿エレ
    メントに吸着させ乾燥空気として室内へ供給する第1の
    通風回路と、室外から導入した空気を加熱手段で加熱
    し、前記吸着除湿エレメントに通し当該吸着除湿エレメ
    ントに吸着している水分を脱着し湿潤空気として室外へ
    排出する第2の通風回路と、前記第1の通風回路と前記
    第2の通風回路とを交互に切り替えて除湿と乾燥を行う
    切り替え手段と、を備え、前記加熱手段に所定の温度以
    上で急激に抵抗値が増大する正特性素子を使用して高温
    部を所定の温度以上に加熱しないようにすることを特徴
    とする除湿乾燥装置。
  3. 【請求項3】 除湿処理する室内からの空気を、吸着除
    湿エレメントに通し、空気中の水分を前記吸着除湿エレ
    メントに吸着させ乾燥空気として室内へ供給する第1の
    通風回路と、室外から導入した空気を加熱手段で加熱
    し、前記吸着除湿エレメントに通し前記吸着除湿エレメ
    ントに吸着している水分を脱着し湿潤空気として室外へ
    排出する第2の通風回路と、を有し、交互に切り替えて
    除湿と乾燥を行う除湿乾燥装置において、前記室内から
    の空気を導入する第1の通風回路の吸込み口と、前記第
    1の通風回路の吸込み口に隣接して配置され室外から空
    気を導入する第2の通風回路の吸込み口と、前記両方の
    吸込み口を交互に開閉して通風回路を切り替える開閉ダ
    ンパと、前記両方の吸込み口に接続され前記両方の通風
    回路に交互に空気を流す送風機と、を備えたことを特徴
    とする除湿乾燥装置。
  4. 【請求項4】 除湿処理する室内からの空気を、吸着除
    湿エレメントに通し、前記空気中の水分を吸着除湿エレ
    メントに吸着させ乾燥空気として室内へ供給する第1の
    通風回路と、室外から導入した空気を加熱手段で加熱
    し、前記吸着除湿エレメントに通し前記吸着除湿エレメ
    ントに吸着している水分を脱着し湿潤空気として室外へ
    排出する第2の通風回路と、前記吸着除湿エレメントに
    通す空気流の吸込み側に設けられ前記両方の通風回路の
    切り替えを行う送風機吸込み切換ダンパーと、前記吸着
    除湿エレメントに通す空気流の吐出側に設けられ前記両
    方の通風回路の切り替えを行う除湿再生切換ダンパー
    と、を備え、この両方のダンパーが一体に設けられたこ
    とを特徴とする除湿乾燥装置。
  5. 【請求項5】 吸着除湿エレメントに通す空気流の上流
    側に1個の送風機を設け、送風機の吸込み口に除塵フィ
    ルターを設けたことを特徴とする請求項1または4項記
    載の除湿乾燥装置。
  6. 【請求項6】 送風機吸込み口にある除塵フィルターは
    円筒形状とすることを特徴とする請求項第3項記載の除
    湿乾燥装置。
  7. 【請求項7】 両方のダンパーが1本の軸で駆動される
    ことを特徴とする請求項4項記載の除湿乾燥装置。
  8. 【請求項8】 吸着除湿エレメントに通す空気流と並行
    にバイパス流路を設け、吸着及び再生では、吸着除湿エ
    レメントを通る空気流とバイパス流路を通るバイパス流
    を同時に流すことを特徴とする請求項2乃至7のうちの
    少なくとも1項記載の除湿乾燥装置。
  9. 【請求項9】 吸着除湿エレメントから水分を脱着する
    加熱手段は、PTCサーミスタヒーターでありしかもキュ
    リー点100℃以下である事を特徴とする請求項1乃至
    8のうちの少なくとも1項記載の除湿乾燥装置。
  10. 【請求項10】 空気中の水分を吸着除湿エレメントに
    吸着させ乾燥空気として室内へ供給する際の通風量を、
    前記吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿
    潤空気として室外へ排出する際の通風量よりも多くした
    ことを特徴とする請求項1乃至9のうちの少なくとも1
    項記載の除湿乾燥装置。
  11. 【請求項11】 吸着除湿エレメントから水分を脱着す
    る空気流を流す時間と、加熱手段を作動させる時間に差
    をつけ、加熱手段を空気流を流す時間より短くし、空気
    流を流す時間の終了前に加熱手段の作動を停止すること
    を特徴とする請求項1乃至9のうちの少なくとも1項記
    載の除湿乾燥装置。
  12. 【請求項12】 除湿処理する一方の室内からの空気
    を、吸入口より吸着除湿エレメントに通し、当該空気中
    の水分を吸着除湿エレメントに吸着させ乾燥空気として
    前記一方の室内へ吐出口を通して供給する第1の通風回
    路と、他方の室内から他の吸入口を通して導入した空気
    を加熱手段で加熱し、前記吸着除湿エレメントに通し当
    該吸着除湿エレメントに吸着している水分を脱着し湿潤
    空気として他の吐出口より前記一方の室内とは異なると
    ころへ排出する第2の通風回路と、前記水分の吸着と脱
    着の両方の通風回路を交互に切り替えて除湿と乾燥を行
    う通風回路切り替え手段と、前記水分の吸着と脱着の両
    方の通風回路に送風を行う共通の送風機と、前記加熱手
    段に使用され所定の温度以上で急激に抵抗値が増大し高
    温部を100゜C以下とする正特性素子と、を備えたこ
    とを特徴とする除湿乾燥装置。
  13. 【請求項13】 吸入口と吐出口と他の吸入口と他の吐
    出口の4つの開口のうちの少なくとも3個所が隣接して
    配置されたことを特徴とする請求項12記載の除湿乾燥
    装置。
  14. 【請求項14】 除湿処理する室内からの空気を、吸着
    除湿エレメントに通し、当該空気中の水分を吸着除湿エ
    レメントに吸着させ乾燥空気として室内へ供給する水分
    吸着のステップと、室外から導入した空気を加熱手段で
    加熱し、前記吸着除湿エレメントに通し当該吸着除湿エ
    レメントに吸着している水分を脱着し湿潤空気として室
    外へ排出する水分脱着のステップと、前記水分の吸着と
    脱着の両方のステップを交互に切り替えて除湿と乾燥を
    行うステップと、を備え、吸着除湿エレメントの吸着と
    脱着で流す空気流量は、脱着では吸着より少ないことを
    特徴とする除湿乾燥方法。
  15. 【請求項15】 水分脱着のステップにて空気流を流す
    時間の終了前に加熱手段の作動を停止することを特徴と
    する請求項11記載の除湿乾燥方法。
  16. 【請求項16】 本体内部に配置され、かつ給気側と排
    気側を仕切る仕切板を有し、再生空気を給気する給気口
    と再生空気を排気する排気口となる前記第2の通風回路
    の給気口/排気口は、前記仕切板の近傍に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の除湿乾燥装置。
  17. 【請求項17】 再生空気を給気して前記給気口へ導入
    する給気パイプと、前記第2の通風回路の給気口から導
    入された再生空気を排気する排気パイプとを有すること
    を特徴とする請求項16に記載の除湿乾燥装置。
  18. 【請求項18】 前記給気パイプと前記排気パイプは、
    一体的に1パイプで形成され、かつパイプ内部で給気側
    と排気側を仕切るパイプ仕切板を有することを特徴とす
    る請求項17に記載の除湿乾燥装置。
  19. 【請求項19】 前記給気パイプと前記排気パイプは、
    外部に向かって下り傾斜で形成されてなることを特徴と
    する請求項17乃至18に記載の除湿乾燥装置。
  20. 【請求項20】 前記ダンパーの前記軸を駆動する駆動
    部を有し、前記駆動部は、前記軸のどちらか一端に設け
    たことを特徴とする請求項7に記載の除湿乾燥装置。
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