JPH0483512A - 除湿装置及び除湿装置を用いた寝具などの乾燥庫 - Google Patents

除湿装置及び除湿装置を用いた寝具などの乾燥庫

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JPH0483512A
JPH0483512A JP2198562A JP19856290A JPH0483512A JP H0483512 A JPH0483512 A JP H0483512A JP 2198562 A JP2198562 A JP 2198562A JP 19856290 A JP19856290 A JP 19856290A JP H0483512 A JPH0483512 A JP H0483512A
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JP
Japan
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dehumidifying
air
damp
dehumidifier
fan
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Application number
JP2198562A
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English (en)
Inventor
Akira Matsuoka
章 松岡
Masayuki Oshima
正之 大島
Kiyoshi Mimura
三村 清
Masayuki Okamoto
岡本 応志
Rie Senda
仙田 理恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、押し入れや収納箱などの乾燥庫本体の載置台
内に組み込む事の出来る薄型の除湿装置と、この除湿装
Wを底板や棚板に組み込む事によリ、布団や毛布などの
被乾燥物を収納状態で迅速に乾燥させる事の出来る画期
的な寝具乾燥庫に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来の寝具乾燥装置は、ヒータにより温度70〜80℃
の温風を吹き出し、布団の温度を50〜60℃に上昇さ
せて布団に含まれる水分を飛散させてその含水率を低下
させるという温風循環方式乃至温風流人方式てあったに
の方式では、折り畳まれた布団の表面にしか温風気流が
当たらず、表面の乾燥は行えたとしても内部の乾燥まで
には至らず乾燥効率が非常に悪いと言う欠点があった。
(実開昭63−68996号) また、羊毛や羽毛布団は余り高温では熱劣化を引き起こ
し好ましくないが、低温では梅雨時や冬期などに押し入
れなど箱体内の湿度が高いと効率が非常に悪いと言う問
題点もあった。
そこで、発明者は第9図に示すように、収納用の乾燥庫
本体(A、’)と、乾燥庫本体(^1′)内に配置され
、乾燥庫本体(^1′)内部に開口部(2゛)を有する
寝具載置用の載置台(1^°)と、該開口部(2′)内
に配設された吸引用ファン(8゛)と、吸引用ファン(
8′)に連結された吸引ダクト(9°)と、前記吸引ダ
クト(9“)の途中に位置する除湿体(13“)と、除
湿体(13’ )の部分から分岐して乾燥庫本体(^1
”)外に開口する排湿ダクト(17′)と、排湿ダクト
(17’)の開口部分に開閉自在に配設されたダンパ(
17a )と、除湿体(13”)の部分から分岐して除
湿体(13°)を通過した乾燥空気を乾燥庫本体(^、
゛)内に再供給する循環ダクト(18°)とで構成した
寝具類の乾燥庫(八′)が提案されたが、このシステム
によれば布団乾燥時には、排湿ダクト(17°)のダン
パ(17a’ )を閉じておき、寝具乾燥庫(^°)の
載置台(1)の接触面(4゛)上に折り畳んだ布団や毛
布などの被乾燥物(3゛)を積み重ね、然る後、吸引口
(2′)から吸引用ファン(8°)にて空気を吸引して
布団や毛布内の水分を吸収乾燥する。そして除湿体(1
3’)内に凝縮水が溜るとダンパ(17a“)を開き、
同時に排湿用ファン(21”)と発熱体(20′)を作
動させて除湿体(13’ )内の凝縮水を蒸発させ、排
湿用ファン(21°)にて乾燥庫本体(八t’)外に排
出するという手段を取っていたため、前述のように乾燥
工程と再生工程の切り替えにダンパ(17a’ )の開
閉が不可欠であり、ダンパ(17a’ )の作動スペー
スが必要となって載置台(1″)の高さが必要となり、
収納スペースがそれだけ小さくなるという問題点があり
、又、ダンパ(178°)の切り替えやファン類の制御
並びに発熱体(20°)の制御のための制御回路が必要
であり、装置が複雑になるという問題もあった。
(本発明の目的) 本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、構造がシンプルで制御が簡単であ
るだけでなく、ダンパなどをなくすことにより全体の形
状も非常に薄くできて載置台にも十分組み込む事が出来
、又、制御回路も非常に簡羊にする事が出来た除湿装置
及び除湿装置を用いた寝具などの乾燥庫を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明にかかる除湿装置は上記の目的を達成するために ■一面に開口せる吸引口(2)と、 ■吸引口(2)に対応する位置に配設され、吸引口(2
)から引き込んだ湿度の高い吸湿空気を通気口(5)側
に送風する吸引用ファン(8)と、 ■前記吸引口(2)から内部に吸引された空気を排出す
るための通気口(5)と、 ■通気口(5)近傍に配置され、発熱体(20)が内蔵
された通気性のよい除湿体(13)と、■除湿体(13
)の再生時に通気口(5)から導入されて前記除湿体(
13)内を通過し、除湿体(13)内のi!気を持ち出
した高湿度空気を系外に排出するための排湿口(10)
と、 ■排湿口(10)と連通ずる排湿路(15)に設けられ
、前記吸引用ファン(8)より小能力の排湿用ファン(
21)とで構成される。
と言う技術的手段を採用しており、 請求項(2)ではこの除湿装ff (B)を組み込んだ
乾燥庫(八)に関するもので ■箱体からなる乾燥庫本体(^)と、 ■布団などの被乾燥物を載置するための載置台(1A〉
内に組み込まれて乾燥庫本体(八)内に設置され、前記
載置用上面に開口せる吸引口(2)と、■吸引口(2)
に対応する位置に配設され、吸引口(2)から引き込ん
だ湿度の高い吸湿空気を通気口(5)側に送風する吸引
用ファン(8)と、 ■前記吸引口(2)から内部に吸引された空気を排出す
るための通気口(5)と、 ■通気口(5)近傍に配置され、発熱体く20)が内蔵
された通気性のよい除湿体(13)と、■除湿体(13
)の再生時に通気口(5)から導入されて前記除湿体(
13)内を通過し、除湿体(13)内の湿気を持ち出し
た高湿度空気を系外に排出するための排湿口(10)と
、 ■排湿口(10)と連通ずる排湿B(15)に設けられ
、前記吸引用ファン(8)より小能力の排湿用ファン(
21)とで構成された除湿装置(B)と、■除湿装置(
B)の通気口(5)に接続され、乾燥庫本体(^、)内
に乾燥空気を排気する循環ダクト(18)と、■除湿装
置(B)の排湿口(10)に接続され、再生時の高湿度
外気を乾燥庫本体(八1)外に放出する排湿ダクト(1
7)とで構成する6 :と言う技術的手段を採用している。
(作  用) 本発明の除湿装置(B)は、 ■吸引口(2)から吸引用ファン(8)にて空気を吸引
すると、流入した空気は除湿体(13)を通過して水分
が除去され、乾燥空気となって放出される。
■一方、除湿体(13)に収集した水分は、吸引用ファ
ン(8)を停止して排湿用ファン(21)と発熱体(2
0)とを作動させて除湿体り13)内の凝集水を蒸発さ
せて排湿路(15)を通り、排湿口(10)から県外へ
排出するものである。
この除湿装f(B)を組み込んだ請求項(2)の寝具乾
燥庫(^)では、 ■除湿装置(B)を組み込んだ載置台(1)の接触面(
4)上に折り畳んだ布団や毛布などの被乾燥物(3)を
積み重ね、被乾燥物り3)の自重で吸引口(2)の周囲
全体に被乾燥物(3)が接触した状態とする。
■この状態で吸引口(2)から吸引用ファンク8)にて
空気を吸引すると、折り畳まれた被乾燥物(3)の内部
に空気が強制的に流通し、被乾燥物(3)に含まれてい
る水分がこの流通空気に伴われて移動して吸引口(2)
からケーシング(1)内に流入する。
■そして吸引用ファン(8)により、開口部(2)がら
吸引された空気は除湿体(13)を通過して水分が除去
されて乾燥空気となり、この乾燥空気は循環ダクト(1
8)を通して乾燥庫本体(^、)内に再供給される。
■一方、除湿体(13)に収集した水分は除湿体(13
)の再生運転時には、吸引用ファン(8)を停止し、排
湿用ファン(21)と発熱体(2o)とを作動させて除
湿体(13)内のa2集水を蒸発させて排湿路(15)
を通り、排湿口(10)から乾燥庫本体(^1)外へ放
出される。(以下余白) (実施例) 以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。
本発明の除湿装置(B)のケーシング〈1)は、第1図
のように樹脂成形品、木質材、金属材などの剛性体で構
成されている。ケーシング(1)の上面板(1g)には
吸引口(2)が形成されており、吸引口(2)には被乾
燥物(3)を支持するだめのパンチングメタルや網のカ
バー材(6)が嵌め込まれている。カバー材(6)の内
側に防塵フィルタ(7)を配設しである。
前記カバー材(6)は、本実施例では上部を凸にした球
面状にして、被乾燥物(3)が密着しゃすいように形成
しであるので5、被乾燥物(3)にしわがあっても空気
のショートバスを生じにくい。
又、防塵フィルタ(7)のほこりの清掃もやりゃすい0
本実施例では、カバー材(6)は上方に盛り上がったよ
うに突出しており、被乾燥物(3)との接触性の向上を
図るようにしているが、勿論これに限られず、フラット
でも良いし、逆にケーシング(1)の内側に凹んでいて
もよい。
ケーシング(1)内は、第1図に示すように、界壁(1
6a) (16b)によって吸引用ファン(8)を収納
するためのスペース(25)と、除湿体(13)を収納
するためのスペース(26)並びに系外に連通している
排湿口(10)と前記除湿体収納スペース(26)とを
つなぐ排湿路(15)とに分割されている。吸引口(2
)は、前記吸引用ファン(8)に合わせてケーシング(
1)の上面板(1a)に形成されている6通気口(5)
は除湿体収納スペース(26)の前面に開口しており、
除湿体(13)が設置されている。除湿体収納スペース
(26)と吸引用ファン収納スペース(25)とを隔て
る界壁(16a)には吸引用ファン(8)の噴き出し口
(19)が設置されており、吸引された高湿度の空気を
除湿体収納スペース(26)に噴き出すようになってい
る。
排湿路(15)は、界壁(16b)にて吸引用ファン収
納スペース(25)の横に配置されており、系外と除湿
体収納スペース(26)とをつなぐ働きをしている。
本実施例では界壁(16a)に開口された通孔に排湿用
ファン(21)が設置されている。
吸引用ファン(8)は、例えばシロッコファンが好まし
いがクロスファン、軸流ファンでもよい。
吸引用ファン(8)の能力は、吸引口(2)(吸引口)
の面積にも左右されるが風量が3 m’/min以上で
静圧が20mmtl、0以上のものを用いる。乾燥効率
は、風量と静圧より決定される吸引口(2)の風速に概
ね比例し、吸引口風速と吸引用ファン(8)の特性を解
析した結果、 吸引口風速=(静圧)!×(風量) で表される。
吸引用ファン(8)の能力は、高湿度空気の処理量によ
って決まり、除湿装f (B)側からの制約はない。
除湿体(13)は、例えば微小空隙部を有する粒状の多
孔質材又は多孔質板材を粗粉砕したり切断して粒状とし
た除湿塊状体(13b)を容器(24)に収納したもの
で、気流が通過しやすいものである。除湿塊状体(13
b)の基材としては、例えば、■石こう、セメント、ケ
イ酸カルシウムやロックウール、セラミック焼結体、ゼ
オライトなどの無機質体の粗粉砕粒状物や砕石状物、■
ファイバーボード、パーティクルボード、板紙などの木
質系粗粉砕粒状物や砕石状物、■多孔質プラスチックの
粗粉砕粒状物や砕石状物などが用いられる。
更に、前記除湿塊状体(13b)の除湿能力を向上させ
るために基材に吸湿性フィラーを含浸あるいは混合分散
させる。このため多孔質の除湿塊状体(13b)の細孔
径分布が0,1〜100μの間に広く分散しているもの
が好ましく、これにより毛細管流動を活発化させること
が出来る。
吸湿性フィラーとしては、■塩化カルシウム、塩化リチ
ウムなどの潮解性物質や、■ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、グリセリン、ポリアクリル酸ナ
トリウム、PVAなとの水溶性高分子や、■ベントナイ
ト、セビオライト、ゼオライト、活性アルミナ、ゾノト
ライト、活性炭、モレキュラーシーブスなどの無機系吸
湿材や、■グラフト化されたデンプン、イソブチレン無
水マレイン酸などの水不溶性高分子吸湿材の単体又はこ
れらの混合物が用いられる。
砕石状あるいは粒状の除湿塊状体(+3b)を収納する
容器(24)は例えばエキスバンドメタルやパンチング
メタルが用いられ、これに収納される。又、容器(24
)内には再生用の発熱体(20)が前記除湿塊状体(1
3b)に接するように配置されている。この発熱体(2
0)は、ケーブルヒータ、面状発熱体、パイプ封入ヒー
タ、シーズヒータ、セラミックヒータなどが用いられ、
適宜防湿、防錆、漏電防止処理がなされている。又、加
熱を均一にするために金属網などの均熱シートを一体的
に積層してもよく、保水した多孔質の除湿塊状体<13
b)を直接加熱する。 前記容器(24)の形状は、第
5図のように通気口(5)に設置される通気口への取付
面(24a)から離れるに従って次第にその幅が狭くな
って行く断面三角形状(石斧状)のものや、第6図のよ
うに断面二股状のもの、第7図のように断面菱形状のも
の、第8図のように2枚に分割されているものその他が
あり、いずれの場合でも通気口への取付面(24a)の
面積がそれ以外の吸気面(24b)の面積より狭くなっ
て空気の接触面積を大にしている。
第5図に示す断面三角形状(石斧状)の容器(24)を
使用した場合、通気口への取付面(24a)の高さHと
容器(24)の任意の部分の厚みH2との関係が以下の
場合である事が望ましい。
100X Hl/(H、+ H1)−10〜75%(平
均値)前記平均値が10%以下の場合は、吸引用ファン
(8)の圧損が大きくなりすぎ、75%以上では高湿度
空気がそのまま通過してしまい、除湿効果が落ちる。
又、必要に応じて吸引用ファン(8)からの噴出空気を
除湿体(13)に向けるための風向板(図示せず)をケ
ーシング(1)内に取り付ける事も出来るが、除湿体(
13)の薄肉エツジ(13a)に当たって上下に分散さ
れるため吸引された高湿度空気の気流の流れはスムーズ
であり、上下の斜めの吸気面(24b)並びに両横の吸
気面(24b)から除湿用容器(24)内に流入し、通
気口への取付面(24a)から流出していく。
次に、本発明にかかる除湿装置(B)を使用した乾燥庫
(^)に付いて説明するが、本発明の除湿装置(B)は
布団などの乾燥に限らず、他の除湿にも用いる事が出来
ることは言うまでもない。
第3図は、除湿装置(B)を本発明の寝具などの乾燥庫
(^)(又は押し入れ)に組み込んだもので、乾燥庫本
体(Δ1)の背板(11)内から天井板(12)にかけ
て内部に循環ダクト(18)が引き回されており、天井
板(12)部分に乾燥空気吹き出し口(19)が開設さ
れている。一方、排湿ダクト(17)は、棚板や底板な
との載置台(1^)(本実施例では棚板)などの内に配
設されており、乾燥庫本体(A、)の前面に開口してい
る。本発明にかかる除湿装置1Z (B)は、前記載置
台(1^)内に収納されており、循環ダクト(18)の
入り口に除湿装置(B)の通気口(5)が接続されてお
り、排湿ダクト(18)の入り口に除湿装置(B)の排
湿口(10)が接続されている。吸引口(2)の位置は
除湿装置(B)が組み込まれた乾燥庫(^)の載置台(
1^)のほぼ中央が好適であり、周縁から幅寸法で17
5以上(好ましくは173以上)内側に入ったところよ
り中央寄りであれば布団など被乾燥物(3)の載置時の
ずれやめくれなどによるショートバスの影響を受けにく
い。又、吸引口(2)の面積は、載置台(1^)の被乾
燥物(3)に接する面の1/2眉下である事が望ましい
。なぜならば、1/2を越えると吸引用ファン(8)に
より生ずる被乾燥物(3)の負圧が小さくて被乾燥物(
3)の中を通過する吸引用気流が生じにくくなり、効率
的乾燥が困難になる。
尚、吸引口(2)は複数箇所設けてもよい。
しかして、寝具乾燥庫(^)の載置台(1^)上に折り
畳んだ布団や毛布などの被乾燥物(3〉を積み重ね、吸
引口〈2)の周囲全体に被乾燥物(3)が接触した状態
とする。ここで、重要な事は吸引口(2)の周囲全体が
被乾燥物(3)て覆われておらず、一部でも吸引口(2
)に通ずるショートバスがあると、被乾燥物り3)を通
過する事なくショートパスして空気が吸引口(2)に流
れ込み、被乾燥物(3)が乾燥しない結果となるので、
ショートパスがないように吸引口(2)の周囲全体を被
乾燥物(3)で覆っておく事が重要であり、カバー材り
6)を上面凸の球状にして寝具を折り畳んで収納すると
その自重により通常の場合は吸引口(2)の周縁が覆わ
れ易くなる。この状態で吸引用ファン(8)を作動させ
、吸引口(2)から空気を吸引すると、折り畳まれた被
乾燥物(3)の内部に空気が強制的に流通し、被乾燥物
(3)に含まれている水分がこの流通空気に伴われて移
動萎発して吸引口(2)からケーシング(1)内に吸引
され、被乾燥物(3)が効率良く乾燥される事になる。
吸引口り2)から吸引された湿気を多量に含む空気は、
続いて除湿体収納スペース(26)に入り、除湿体(1
3)に流入して除湿塊状体(13b)に接触して除湿さ
れ、乾燥空気にされて循環タフ1−(18)に流入し、
乾燥空気吹き出し口(19)から庫内に吹き出されて循
環している。寝具乾燥庫(^)の扉(14)は、閉成時
、室内側に庫内の空気が余りもれないようになっている
。除湿体(13)に収集された凝集水(15)の量が増
加して除湿能力が低下して来ると再生する必要があるが
、除湿体(13)の再生運転時には発熱体(20)と排
湿用ファン(21)をオンにし、吸引用ファン(8)を
停止させる。この時、吸引用ファン(8)が停止して吸
引口(2)は被乾燥物(3)で閉塞されているため、除
湿体(13)からの高湿度空気はスペース(25)側に
流れず、はぼその全量が排湿用ファン(21)側に集ま
って流れ、続いて排湿路(15)へ入り、排湿口(10
)から排湿ダクト(17)に入り、最後に排湿ダクト(
17〉から乾燥庫本体(^1)外(系外)へ排出される
。このように吸引口(2)が閉塞されているために除湿
体(13)からの高湿度空気が自動的に排湿ダクト(1
7)を通って系外に流出して行くために、従来のように
空気の流れを変えるためのダンパ(17a’ )のよう
なものを設ける必要がない。又、前述のように排湿用フ
ァン(21)側に除湿体(13)の再生時の高湿度空気
が集まって流れるので、排湿用ファン(21)の風量比
は、吸引用ファン(8)に比べて175〜1/200程
度のもので足る。
又、発熱体(20)と排湿用ファン(21)とは同時に
オンとなるようにしてもよいが、ある程度除湿体(13
)が昇温してから排湿用ファン(21)がオンとなるよ
うにタイムラグを設けるようにしてもよい。
本実施例では、排出経路は、排湿ダクト(17)から直
接庫外に出しているが、熱交換器、熱交換型ファンを用
いて湿気を凝縮させて受は皿に溜める事も出来る。熱交
換効率を高めるために送風して冷却効果を上げるのも良
い。又、熱交換された乾燥空気を除湿体(13)へ循環
させて庫外に全く排出しないようにしてもよい、再生過
程は、布団乾燥の前後どちらに入れてもよいが、常時高
能力を出すには乾燥前に入れた方がよい。
再生の方法としては除湿塊状体(13b)の水分が多く
なったところで、排湿用ファン(21)を運転し数分か
ら数時間発熱させるという使用方法が効果的であり、タ
イマーや含水率センサ、サーミスタ、湿度センサなどに
よりコントロールしてもよい。
尚、吸引用ファン(8)の排熱を利用して庫内温度を高
め、より効果的な乾燥や防虫を図ったり、脱臭剤を組み
込んで脱臭効果を付与する事も出来る。
(実験例1) ■除湿体(13)用の容器(24)を、幅3001Il
a+、長さ260mm、吸引ファン側は三角形の頂点(
13a)とし、反対側の通気口への取付面(24a)を
50m5としたパンチングメタルで形成し、この取付面
(24a)方向中央部に150W、長さIIIの防錆管
に包んだシーズヒータ(20)を折り曲げて入れた。こ
の時、熱分散のだめにステンレス板を同時に収納した。
この中に、塩化カルシウム2水塩を乾燥重量に対して1
45%重量部を内添保持した3メツシユのゼオライトを
充填した。更に、これを断面55 X 300mmの除
湿スペース(2B)に収納した。吸引用ファン(8)は
、風速3 m3/min、消W を力45W、排湿用フ
ァン(21)は0.2m’/min、IOWのいずれも
シロッコファンを用いた。
吸引用ファン(8)の吸引口(2)の上に120gの水
分を吸湿させた布団を折り畳んで置き、吸引用ファン(
8)を運転した処3時間後には水分が総てゼオライトに
移行していた。
次に、ヒータ(20)に通電し、排湿用ファン(21)
を運転した処、1時間後にはゼオライトが初期の状態ま
で再生されていた。ダンパ(17a’ )がなくとも湿
気の布団等載置物側への湿気の再吸着はほとんど認めら
れなかった。
(実験例2) ■サンプル 予め、50%R)lの室内で調湿した大きさ100 X
 200cmの綿の敷き布団の表面に120gの水をス
プレーにて散布し、8時間放置したサンプルを用意した
■本発明乾燥装置 庫内寸法は105 X 79 X 75cmで、実験用
の寝具乾燥庫(八)は、載置台(1人)が75x 10
5c+m、吸引口(2)は載置台(1^)の中央に直径
2ocI+1円形に開設されており、吸引口(2)にメ
ツシュのカバー(6)を覆ったものを用いた。
吸引用ファン(8)は、風量3.3m’/min、消費
電力45Wのものを用いた。
一方、除湿体(13)として、塩カル2水塩を乾燥重量
で14.5%重量部を内添保持したゼオライトを用い、
100V −160W ノ発熱体、!: 、0.2m’
/hノ排出ファンを用いた。
■比較例 これに対して、比較例として布団に温風を吹き付ける形
式の温風式布団乾燥W(風速3蒙/秒、ヒータ部温度8
0℃、消費電力510W )を用いた。
■測定方法と測定結果 上記のサンプル用布団を2つ折りにしてそれぞれの乾燥
装置にて乾燥させ、布団の重量変化を経時的に測定した
。乾燥条件は50%R)l、室温20℃である。
測定結果は第10図の通りである。第10の横軸は運転
時間、縦軸は布団の乾燥率(%)である。
尚、乾燥率(%)= [水散布直後の布団の重量−計測時布団重量]:散布水
重量×1oOで表される。
従来の布団に温風を吹き付ける形式の温風式布団乾燥機
ては、80℃の温風が循環しているにも拘わらず、布団
内の温度は運転後30分経過しても50℃にしかならず
、約3時間経過しても60%以下の乾燥であった。
これに対して、吸引方式の本発明の乾燥装置では、約3
時間(再生時間1時間を含まず、)でほぼ水散布前の重
量の状態に戻った。従って、日常生活で生じる汗なども
効率的に除去出来る事が分かった。又、本実施例におい
て、約3時間、布団乾燥し、その後1時間かけて除湿体
の再生運転を行った結果、吸湿体は布団乾燥前の重量に
戻り、繰り返し使用が可能である事が分かった。
以上の結果は、従来の温風乾燥による方式であれば、温
風吹き付けにより乾燥初期は布団の表面だけが過乾燥と
なっても温風が布団の内部まて入らず、内部の乾燥が不
十分である事と、温風により昇温した布団の温度を下げ
る場合に外気から吸湿して布団乾燥率を下げているため
である。
これに対して、本発明の吸引乾燥方式は中心部分まで気
流が吸引流通して内部の湿気まで吸い取る事が出来るた
め、前述のように乾燥開始から2時間強で水散布前の重
量に戻った。(以下余白)(効  果) 本発明にかかる除湿装置は、請求項(1)で示すように
、一面に開口せる吸引口と、吸引口に対応する位1に配
設され、吸引口から引き込んだ湿度の高い吸湿空気を通
気口側に送風する吸引用ファンと、前記吸引口から内部
に吸引された空気を排出するための通気口と、通気口近
傍に配置され、発熱体が内蔵された通気性のよい除湿体
と、除湿体の再生時に通気口から導入されて前記除湿体
内を通過し、除湿体内の湿気を持ち出した高湿度空気を
系外に排出するための排湿口と、排湿口と連通する排湿
路に設けられ、前記吸引用ファンより小能力の排湿用フ
ァンとで構成されているが、乾燥工程では吸引用ファン
を作動させると、この吸引作用にて被乾燥物内を空気が
通過して被乾燥物内の水分を含む高温度 空気となって吸引口からケーシング内部に吸引され、続
いて気流の通過を妨げない除湿体内を通過して除湿され
、乾燥空気となって通気口から排出されるものであり、
従来の温風乾燥と違って被乾燥物の芯まで空気が十分流
通して完全な乾燥を短時間に行うことができ、又、除湿
体の再生工程では、吸引用ファンを停め、排湿用ファン
を作動させると、通気口から導入された空気は、除湿体
内を通過する際に、内部の発熱体にて蒸発させられた水
分を運び出して高湿度空気となって出て来るが、再生時
には吸引口が被乾燥物閉塞されているために、この高湿
度空気は吸引用ファン側に流れず、はとんど総てが排湿
用ファン側に流れて排湿路を通って排湿口から系外に放
出される事になり、従来のようにダンパなと不要となっ
て制御も簡素化され、しかもダンパが不要となるために
全体形状を薄型にする事ができ、その結果押し入れなど
の乾燥庫内の棚板や底板などの被乾燥物用載置台などに
組み込む事が出来、収納物の邪魔にならない除湿装置を
提供する事が出来た。
又、前記除湿装置を組み込んだ乾燥庫は、請求項(2)
に示すように、第1請求項で構成された除湿装置と、除
湿装置の通気口に接続され、乾燥空気を乾燥庫本体内に
排気する循環ダクトと、除湿装置の排湿口に接続され、
再生時の高湿度空気を乾燥庫本体外に放出する排湿ダク
トとで構成されているので、乾燥工程では載置台の接触
面上に布団や毛布などの被乾燥物を折り畳んで積み重ね
た状態で吸引口から空気を吸引手段により吸引するもの
であり、折り畳まれた被乾燥物の内部が負圧となって深
部まで空気が強制的に流通して被乾燥物に含まれている
水分がこの流通空気に伴われて移動し、吸引用の開口部
から排出される事になり、折り畳んで収納した状態で被
乾燥物の深部まで短時間に乾燥する事が出来ると言う利
点がある。
又、空気の吸引による乾燥であって熱風を吹き付けない
のであるから温度が上がらず羊毛や羽毛のようなもので
も熱劣化がない。
更に、吸引方式であるために除湿体を載置台内に配置し
、吸引空気から水分を吸収し、送風方向の空気流方向を
簡易にコントロールして庫内に乾燥空気を回し、高湿時
でも乾燥効率を向上させると共に除湿体の再生運転中に
は庫外へ水分を排出する事が出来るようになっており、
それ故、通常の押し入れと全く同じ使い方でよく、従来
のように使用に際して特別の工夫を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明に使用する除湿装置の上面板を取り
外した場合の斜視図 第2図・・・本発明の除湿装置を載置台に組み込んだ場
合のダクト類との接続関係を示す斜 視図 第3図・・・本発明にかかる乾燥庫の一実施例の断面図 第4図・・・第1図のX−x断面図 第5図・・・本発明に使用する除湿体の第1実施例の斜
視図 第6図・・・本発明に使用する除湿体の第2実施例の側
面図 第7図・・・本発明に使用する除湿体の第3実施例の側
面図 第8図・・・本発明に使用する除湿体の第4実施例の側
面図 第9図・・・従来の乾燥庫の断面図 第10図・・・本発明における乾燥効果を表したグラフ
(^)・・・乾燥庫    (^1)・・・乾燥庫本体
(B)・・・除湿装置   (1^)・・・載置台(1
)・・・ケーシング  (1a)・・・上面板(2)・
・・吸引口    (3)・・・被乾燥物(4)・・接
触面    (5)・・・通気口(6)・・・カバー材
   (7)・・・防塵フィルタ(8)・・・吸引用フ
ァン (10)・・・排湿口(11・・・背板    
 (12)・・・天板(13・・・除湿体    (1
4)・・・扉(15−・・排湿路    (16a) 
(16b)−界壁(17・・・排湿度ダクト (18)
・・・循環ダクト(19・・・乾燥空気吹き出し口 (20)・・・発熱体    (21)・・・排湿用フ
ァン(24)・・・容器 第2図 Z4a  づ lU (八) ・乾燥庫 ([1)・・除湿装置 (1)・・ケーシング (2)・・・吸引口 (4)・・・接触面 (6)・・・カバー材 (8)・・・吸引用ファン (11)・・・背板 (13)・・・除湿体 (15)・・・排湿路 (17)・・・排湿度ダクト (19)・・・乾燥空気吹き (20)・・・発熱体 (24)・・・容器 (^1)・・・乾燥庫本体 (1^)・・・載置台 (1a)・・・上面板 (3)・・・被乾燥物 (5)・・通気口 (7)・・防塵フィルタ (10)・・・排湿口 (12)・・・天板 (14)・・・扉 (16a)(16b)−−界壁 (18)・・・循環ダクト 出し口 (21)・・排湿用ファン 第1 第5 図 第6 図 第7 図 第8図 4b 第9 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一面に開口せる吸引口と、吸引口に対応する位置
    に配設され、吸引口から引き込んだ湿度の高い吸湿空気
    を通気口側に送風する吸引用ファンと、前記吸引口から
    内部に吸引された空気を排出するための通気口と、通気
    口近傍に配置され、発熱体が内蔵された通気性のよい除
    湿体と、除湿体の再生時に通気口から導入されて前記除
    湿体内を通過し、除湿体内の湿気を持ち出した高湿度空
    気を系外に排出するための排湿口と、排湿口と連通する
    排湿路に設けられ、前記吸引用ファンより小能力の排湿
    用ファンとで構成された事を特徴とする除湿装置。
  2. (2)箱体からなる乾燥庫本体と、布団などの被乾燥物
    を載置するための載置台内に組み込まれて乾燥庫本体内
    に設置され、前記載置用上面に開口せる吸引口と、吸引
    口に対応する位置に配設され、吸引口から引き込んだ湿
    度の高い吸湿空気を通気口側に送風する吸引用ファンと
    、前記吸引口から内部に吸引された空気を排出するため
    の通気口と、通気口近傍に配置され、発熱体が内蔵され
    た通気性のよい除湿体と、除湿体の再生時に通気口から
    導入されて前記除湿体内を通過し、除湿体内の湿気を持
    ち出した高湿度空気を系外に排出するための排湿口と、
    排湿口と連通する排湿路に設けられ、前記吸引用ファン
    より小能力の排湿用ファンとで構成された除湿装置と、
    除湿装置の通気口に接続され、乾燥空気を乾燥庫本体内
    に排気する循環ダクトと、除湿装置の排湿口に接続され
    、再生時の高湿度空気を乾燥庫本体外に放出する排湿ダ
    クトとを有する寝具などの乾燥庫。
JP2198562A 1990-07-25 1990-07-25 除湿装置及び除湿装置を用いた寝具などの乾燥庫 Pending JPH0483512A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06262027A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Arai Kensetsu Kk 除湿ユニット及び除湿構造

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