JP2004057649A - 衣類格納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類に合ったシワ、臭いの除去、及び乾燥等の最適衣類処理を行うとともに、衣類の保管、及び着用衣類の選択と取り出しが効率よく行えるようにする。
【解決手段】格納部本体1に、収納部2と、衣類処理部3と、格納部4と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を前記格納部4へ搬送する第1の搬送手段12と、前記格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段15を設け、収納から衣類処理、格納を自動化するとともに、目的に応じて衣類6の選択と取り出しが簡単にでき、使い勝手を飛躍的に向上させる。
【選択図】 図1
【解決手段】格納部本体1に、収納部2と、衣類処理部3と、格納部4と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を前記格納部4へ搬送する第1の搬送手段12と、前記格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段15を設け、収納から衣類処理、格納を自動化するとともに、目的に応じて衣類6の選択と取り出しが簡単にでき、使い勝手を飛躍的に向上させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着用後の衣類の脱臭、シワの除去、及び乾燥等の仕上げと保管、更には、着用時に選択した衣類を自動的に取り出すことのできる衣類格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な衣類処理装置は、例えば実公昭54−28560号公報に記載されているように、本体に衣類収納庫、蒸気発生装置、及び乾燥装置を装備し、衣類を一枚、或いは複数枚を同時に処理するものがあった。この種の衣類処理装置においては、衣類収納庫に処理する衣類を収納し、衣類収納庫に蒸気発生装置から発生した蒸気を供給し、衣類収納庫を多湿空気の雰囲気を数十分から数時間保持することで衣類の脱臭、或いはシワを除去する。その後、乾燥装置で発生した温風によって乾燥を行っていた。
【0003】
処理後は、衣類をそのまま衣類処理装置に保管したり、衣類処理装置から衣類を取り出して別に設けられた衣類格納部に移し替えて保管するものであった。また、前記衣類格納部は、衣類を複数枚保管する保管ケースを部屋に設置したり、或いは、衣類を保管する特別な部屋に保管していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の衣類処理装置においては、一枚づつ衣類を処理する場合は、処理の度に衣類の出し入れが必要であり使用勝手が悪かった。また、複数枚の衣類を同時に処理するものは、衣類収納庫を空にして処理する衣類を収納する必要があり、処理後の衣類を長期間保管することができない。同時に衣類の入れ替えの手間がかかっていた。更に、一度に複数の衣類を処理するため衣類の種類による最適処理条件で行うことができなかった。
【0005】
また、衣類を特別な部屋に保管している場合は、どのような衣類を保管しているかが一目で分からないので、外出時に目的にあった着用する衣類を選定するのに時間がかかっていた。また、前記保管部屋は、一般的に温度、湿度管理がなされておらず、梅雨時は多湿空気条件で保管され、カビ等の発生、衣類への臭いの付着等があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、衣類の脱臭、シワの除去、及び乾燥等の仕上げと保管、更には、着用時に選択した衣類を効率よく取り出せるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類格納装置は、本体に衣類を入れる収納部と、衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを備えたものである。
【0008】
これにより、収納から衣類処理、格納を自動化し、衣類の取り出しも目的に応じて簡単に衣類の選択ができるので、衣類を効率良く取り出すことができて使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、格納部本体と、前記格納部本体に衣類を入れる収納部と、前記収納部に入れられた衣類の情報を情報処理部に入力する設定手段と、前記設定手段の出力に基づいて前記衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを備えたものであり、衣類を収納から脱臭、シワ除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を完全自動とし、衣類の取り出しも目的に応じて衣類を簡単に選択できるので、衣類を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、設定手段は、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたものであり、衣類処理部で温度、湿度等の処理条件を個別に設定できると共に、着用衣類を個別に取り出すための情報源となり、着用する衣類を簡単に選択することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、衣類は、設定手段に入力する当該衣類に関する情報を有した情報部を有し、当該衣類の情報を前記情報部から設定手段を介して情報処理部に入力するようにしたものであり、衣類が個別の情報を有しているために情報処理部への入力が間違いなく、正確に行われる。このため、衣類処理条件、及び取り出しが正確に行われる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、衣類処理部は、衣類のしわ等を除去する加湿手段と、衣類の水分を除去する除湿手段と、前記加湿手段および除湿手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、設定手段によって情報処理部に入力された衣類の情報に基づいて温度と湿度を調整するようにしたものであり、衣類を最適処理条件で処理することができ、衣類を傷めず、効率の良い処理ができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、選択手段は、使用者が希望する衣類の情報を任意に入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段により選択された衣類の情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された衣類を確認する確認手段を有し、前記確認手段によって確認された衣類を第2の搬送手段により格納部から取り出し部へ搬送するようにしたものであり、格納されている衣類の中から、使用者が希望し目的にあった衣類を選び出し、その中から使用者が最終的に衣類を決定できる。また、自動的に選択した衣類が取り出せるので効率良く、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、選択手段は、外部情報を入力する第2の入力手段を有し、第1の入力手段により、前記第2の入力手段の情報に基づいて使用者に衣類を提案するようにしたものであり、その日の天候、気温等を考慮した衣類を選び出すことができ、より最適な着用衣類を選択することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における衣類格納装置の斜視図、図2は同衣類格納装置の要部平面断面図、図3は同衣類格納装置の要部正面断面図、図4は同衣類格納装置の構成を示すブロック図である。
【0017】
図1から図4において、1は格納部本体で、この格納部本体1には、格納部本体1に衣類を入れる収納部2と、衣類の仕上げを行う衣類処理部3と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類を格納する格納部4を構成している。5はハンガーコンベアーで、収納部2の上方に設けられ、衣類6を吊り下げるハンガー7を搬送するものである。8は収納部2に衣類6を入れるためのドアーで、衣類6をハンガー7に吊り下げてハンガーコンベアー5で衣類処理部3の方向へ搬送するものである。
【0018】
衣類処理部3には、衣類処理装置9を装備しており、衣類6の脱臭、及びシワを除去する加湿手段9aと、衣類の水分を除去する除湿手段9bと、前記加湿手段9aおよび除湿手段9bを制御する制御手段9cを有している。前記加湿手段9aは加熱式、超音波式等で加湿する。また、前記除湿手段9bは温風を加熱するための温風加熱式、収納部2を低湿にして乾燥するためのヒートポンプ式、或いは、吸湿材による除湿式等で構成される。
【0019】
衣類処理部3は、ハンガーコンベアー5で搬送される衣類6を収納させるため、入り口、及び出口にはドアー(図示せず)を装備している。従って、衣類処理部3に衣類6が搬送され、収納されている状態においては、ドアーが閉じられて略密閉空間状態となる。更に、衣類6が衣類処理装置9で処理されると、衣類処理部3の上流、下流方向のドアーを開状態とすると共に、ハンガーコンベアー5を動作させて格納部4に衣類6を移動させる。
【0020】
10は前記収納部2と、格納部4を仕切るための固定した間仕切り板、11は可動する間仕切りドアーである。12は衣類処理部3で仕上げられた衣類6を格納部4へ搬送する第1の搬送手段である。第1の搬送手段12は格納部4の上方に装備され、収納部2へ移動しハンガーコンベアー5で搬送されたハンガー7を格納部4に搬送するように構成されている。
【0021】
13はハンガーコンベアで、格納部4の上方に設けられ、衣類6を吊り下げるハンガー7を搬送するものである。従って、前記第1の搬送手段12により収納部2から格納部4に搬送された衣類6を順次吊り下げて保管する。14は格納部4の温度、湿度の空気条件を制御する温湿度制御装置で、格納された衣類6を最適条件で保管することができる。温湿度制御装置14は、加熱手段(図示せず)、除湿手段(図示せず)等で構成される。
【0022】
15は衣類6を格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段である。第2の搬送手段15は、格納部4の上方に装備され取出部16方向に移動するようになっている。また、格納部4のハンガーコンベア13を回動させ、選択された衣類6を移動させて第2の搬送手段15に移し替えて取出部16に搬送するものである。
【0023】
20は設定手段で、衣類6の種類を予め設定するものであり、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたものであり、使用者が衣類6を収納部2に入れる際に入力することができる。
【0024】
21は情報部で前記衣類6に関する情報を衣類6が有し、当該衣類6の情報を前記情報部21から設定手段20を介して情報処理部22に入力するようにしている。従って、ハンガー7に吊り下げられた衣類6の種類は情報処理部22により記憶されている。前記衣類の情報設定は、情報部21を有しないで設定手段20だけでも可能である。
【0025】
23は選択手段で、使用者が着用を希望する衣類6の情報を任意に入力する第1の入力手段24と、前記第1の入力手段24により選択された衣類6の情報を表示する表示手段25と、前記表示手段25によって表示された衣類6を確認する確認手段26を有している。前記第1の入力手段24は、同窓会、結婚式、葬儀、旅行、スポーツ等のイベントの内容を入力すると、表示手段25に保管されている衣類6の中から該当する衣類6が表示され、その中から使用者の希望する衣類6を確認決定するものである。
【0026】
27は第2の入力手段で、着用する衣類6を選択する場合に、当日の天候、気温、湿度等の情報を使用者が入力、もしくは、他の情報手段から連動して取り込むものである。この情報は第1の入力手段24と、前記第2の入力手段27の情報に基づいて、選択手段23を経由して情報処理部22で処理され、第2の搬送手段15で取出部16へと搬送し、使用者に衣類6を提案するようにしたものである。
【0027】
以上のように構成された衣類格納装置について、以下にその動作、作用を説明する。まず、衣類6を処理、保管する場合は、ドアー8を開けて衣類6をハンガー7に吊り下げる。この時、設定手段20により衣類6の種類を予め設定するもので、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類6に関する情報のいずれか1以上を使用者が入力する。
【0028】
その後、前記衣類6はハンガーコンベア5で搬送されて衣類処理部3に収納され、衣類6に適した最適な温度、湿度条件で処理される。情報処理部22の情報をもとに制御手段9cが所定時間加湿手段9aを動作させて、しわ、臭いを除去する。その後、除湿手段9bを動作させて衣類6を乾燥させる。衣類6の処理が完了すると、ハンガーコンベア5を動作させ第1の搬送手段12に対向する位置に移動させて停止する。
【0029】
次に、間仕切りドアー11を開状態にして、第1の搬送手段12を収納部2側に移動させてハンガー7を第1の搬送手段12に移し替える。第1の搬送手段12を格納部4側に移動させて、ハンガー7をハンガーコンベアー13に移し替える。ハンガーコンベアー13は、適当な位置までハンガー7を移動させて停止する。
【0030】
格納部4は、温湿度制御装置14で温度、湿度の空気条件を制御することで格納された衣類6を最適条件で保管することができる。処理する衣類6が複数枚の場合は、ハンガー7に順次吊り下げるとともに、設定手段20で衣類6の個別情報は前記した要領で入力しておくだけで、後は自動的に衣類処理部3、第1の搬送手段12、格納部4へ搬送される。
【0031】
次に、衣類6を着用時に選択する場合について説明する。まず、取り出し部16を開状態にし、外出目的である同窓会、結婚式、葬儀、旅行、スポーツ等のイベントの内容を第1の入力手段24に入力すると、格納部4に保管されている衣類6の中から該当する衣類6が表示手段25に表示される。その中から使用者の希望する衣類6を確認手段26で確認し決定する。決定した情報は、選択手段23を経由して情報処理部22で処理され、当該の衣類6をハンガーコンベア13で第2の搬送手段15の位置まで搬送させ、第2の搬送手段15に移し替える。その後、第2の搬送手段15は取出部16へと移動し、使用者が当該衣類6を取り出す。
【0032】
以上のように、本実施例によれば、格納部本体1と、前記格納部本体1に衣類を入れる収納部2と、前記収納部2に入れられた衣類6の情報を情報処理部22に入力する設定手段20と、前記設定手段20の出力に基づいて前記衣類6の仕上げを行う衣類処理部3と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を格納する格納部4と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を前記格納部4へ搬送する第1の搬送手段12と、前記格納部4に格納された衣類6から着用する衣類6を選択する選択手段23と、前記選択手段23によって選択された衣類6を取り出す取出部16と、前記選択手段23によって選択された衣類6を前記格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段15とを設けたことにより、衣類6を収納から脱臭、シワの除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を完全自動とし、衣類6の取り出しも目的に応じて衣類6を簡単に選択できるので、衣類6を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類6を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0033】
また、設定手段20は、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類6に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたことにより、衣類処理部3で温度、湿度等の処理条件を個別に設定できると共に、着用する衣類6を個別に取り出すための情報源となり、着用する衣類6を簡単に選択することができる。
【0034】
また、衣類6は、設定手段20に入力する当該衣類6に関する情報を有した情報部21を有し、当該衣類6の情報を前記情報部21から設定手段20を介して情報処理部22に入力するようにしたことにより、衣類6が個別の情報を有しているために情報処理部22への入力が間違いなく、正確に行われる。このため、衣類処理条件、及び取り出しが正確に行われる。
【0035】
また、衣類処理部3は、衣類6のしわ等を除去する加湿手段9aと、衣類6の水分を除去する除湿手段9bと、前記加湿手段9aおよび除湿手段9bを制御する制御手段9cを有し、前記制御手段9cは、設定手段20によって情報処理部22に入力された衣類6の情報に基づいて温度と湿度を調整するようにしたことにより、衣類6を最適処理条件で処理することができ、衣類6を傷めず、効率の良い処理ができる。
【0036】
また、選択手段23は、使用者が希望する衣類6の情報を任意に入力する第1の入力手段24と、前記第1の入力手段24により選択された衣類6の情報を表示する表示手段25と、前記表示手段25によって表示された衣類6を確認する確認手段26を有し、前記確認手段26によって確認された衣類6を第2の搬送手段15により格納部4から取り出し部へ搬送するようにしたことにより、格納されている衣類6の中から、使用者が希望し目的にあった衣類6を選び出し、その中から使用者が最終的に衣類6を決定できる。また、自動的に選択した衣類6が取り出せるので効率良く、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0037】
また、選択手段23は、外部情報を入力する第2の入力手段27を有し、第1の入力手段24により、前記第2の入力手段27の情報に基づいて使用者に衣類6を提案するようにしたことにより、その日の天候、気温等を考慮した衣類6を選び出すことができ、より最適な着用衣類を選択することができる。
【0038】
なお、本実施例では、衣類6固有情報を設定手段20で使用者が入力するものであるが、衣類6が当該衣類に関する情報を有している場合は、衣類6の情報を設定手段20を介して情報処理部22に入力できるので使用者の入力は簡単で間違いが無い。
【0039】
また、本実施例では、衣類処理装置9は衣類処理部3の内部に装備しているが、格納部本体1外に装備し処理空気を衣類処理部3内に導入することで衣類処理部3の空間を広くすることも可能である。
【0040】
また、本実施例では、衣類処理部3で一枚の衣類6を処理したものであるが、同一処理条件の衣類6であれば、複数枚を一度に衣類処理部3に収納して一度に処理することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、格納部本体と、前記格納部本体に衣類を入れる収納部と、前記収納部に入れられた衣類の情報を情報処理部に入力する設定手段と、前記設定手段の出力に基づいて前記衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを設けたから、衣類を収納から脱臭、シワの除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を自動化することができる。更に、衣類の取り出しも目的に応じて衣類を簡単に選択できるので、衣類を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における衣類格納装置の外観斜視図
【図2】同衣類格納装置の要部平面断面図
【図3】同衣類格納装置の要部正面断面図
【図4】同衣類格納装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 格納部本体
2 収納部
3 衣類処理部
4 格納部
6 衣類
12 第1の搬送手段
15 第2の搬送手段
16 取出部
20 設定手段
21 情報部
22 情報処理部
23 選択手段
24 第1の入力手段
25 表示手段
26 確認手段
27 第2の入力手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、着用後の衣類の脱臭、シワの除去、及び乾燥等の仕上げと保管、更には、着用時に選択した衣類を自動的に取り出すことのできる衣類格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な衣類処理装置は、例えば実公昭54−28560号公報に記載されているように、本体に衣類収納庫、蒸気発生装置、及び乾燥装置を装備し、衣類を一枚、或いは複数枚を同時に処理するものがあった。この種の衣類処理装置においては、衣類収納庫に処理する衣類を収納し、衣類収納庫に蒸気発生装置から発生した蒸気を供給し、衣類収納庫を多湿空気の雰囲気を数十分から数時間保持することで衣類の脱臭、或いはシワを除去する。その後、乾燥装置で発生した温風によって乾燥を行っていた。
【0003】
処理後は、衣類をそのまま衣類処理装置に保管したり、衣類処理装置から衣類を取り出して別に設けられた衣類格納部に移し替えて保管するものであった。また、前記衣類格納部は、衣類を複数枚保管する保管ケースを部屋に設置したり、或いは、衣類を保管する特別な部屋に保管していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の衣類処理装置においては、一枚づつ衣類を処理する場合は、処理の度に衣類の出し入れが必要であり使用勝手が悪かった。また、複数枚の衣類を同時に処理するものは、衣類収納庫を空にして処理する衣類を収納する必要があり、処理後の衣類を長期間保管することができない。同時に衣類の入れ替えの手間がかかっていた。更に、一度に複数の衣類を処理するため衣類の種類による最適処理条件で行うことができなかった。
【0005】
また、衣類を特別な部屋に保管している場合は、どのような衣類を保管しているかが一目で分からないので、外出時に目的にあった着用する衣類を選定するのに時間がかかっていた。また、前記保管部屋は、一般的に温度、湿度管理がなされておらず、梅雨時は多湿空気条件で保管され、カビ等の発生、衣類への臭いの付着等があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、衣類の脱臭、シワの除去、及び乾燥等の仕上げと保管、更には、着用時に選択した衣類を効率よく取り出せるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類格納装置は、本体に衣類を入れる収納部と、衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを備えたものである。
【0008】
これにより、収納から衣類処理、格納を自動化し、衣類の取り出しも目的に応じて簡単に衣類の選択ができるので、衣類を効率良く取り出すことができて使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、格納部本体と、前記格納部本体に衣類を入れる収納部と、前記収納部に入れられた衣類の情報を情報処理部に入力する設定手段と、前記設定手段の出力に基づいて前記衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを備えたものであり、衣類を収納から脱臭、シワ除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を完全自動とし、衣類の取り出しも目的に応じて衣類を簡単に選択できるので、衣類を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、設定手段は、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたものであり、衣類処理部で温度、湿度等の処理条件を個別に設定できると共に、着用衣類を個別に取り出すための情報源となり、着用する衣類を簡単に選択することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、衣類は、設定手段に入力する当該衣類に関する情報を有した情報部を有し、当該衣類の情報を前記情報部から設定手段を介して情報処理部に入力するようにしたものであり、衣類が個別の情報を有しているために情報処理部への入力が間違いなく、正確に行われる。このため、衣類処理条件、及び取り出しが正確に行われる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、衣類処理部は、衣類のしわ等を除去する加湿手段と、衣類の水分を除去する除湿手段と、前記加湿手段および除湿手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、設定手段によって情報処理部に入力された衣類の情報に基づいて温度と湿度を調整するようにしたものであり、衣類を最適処理条件で処理することができ、衣類を傷めず、効率の良い処理ができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、選択手段は、使用者が希望する衣類の情報を任意に入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段により選択された衣類の情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された衣類を確認する確認手段を有し、前記確認手段によって確認された衣類を第2の搬送手段により格納部から取り出し部へ搬送するようにしたものであり、格納されている衣類の中から、使用者が希望し目的にあった衣類を選び出し、その中から使用者が最終的に衣類を決定できる。また、自動的に選択した衣類が取り出せるので効率良く、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、選択手段は、外部情報を入力する第2の入力手段を有し、第1の入力手段により、前記第2の入力手段の情報に基づいて使用者に衣類を提案するようにしたものであり、その日の天候、気温等を考慮した衣類を選び出すことができ、より最適な着用衣類を選択することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における衣類格納装置の斜視図、図2は同衣類格納装置の要部平面断面図、図3は同衣類格納装置の要部正面断面図、図4は同衣類格納装置の構成を示すブロック図である。
【0017】
図1から図4において、1は格納部本体で、この格納部本体1には、格納部本体1に衣類を入れる収納部2と、衣類の仕上げを行う衣類処理部3と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類を格納する格納部4を構成している。5はハンガーコンベアーで、収納部2の上方に設けられ、衣類6を吊り下げるハンガー7を搬送するものである。8は収納部2に衣類6を入れるためのドアーで、衣類6をハンガー7に吊り下げてハンガーコンベアー5で衣類処理部3の方向へ搬送するものである。
【0018】
衣類処理部3には、衣類処理装置9を装備しており、衣類6の脱臭、及びシワを除去する加湿手段9aと、衣類の水分を除去する除湿手段9bと、前記加湿手段9aおよび除湿手段9bを制御する制御手段9cを有している。前記加湿手段9aは加熱式、超音波式等で加湿する。また、前記除湿手段9bは温風を加熱するための温風加熱式、収納部2を低湿にして乾燥するためのヒートポンプ式、或いは、吸湿材による除湿式等で構成される。
【0019】
衣類処理部3は、ハンガーコンベアー5で搬送される衣類6を収納させるため、入り口、及び出口にはドアー(図示せず)を装備している。従って、衣類処理部3に衣類6が搬送され、収納されている状態においては、ドアーが閉じられて略密閉空間状態となる。更に、衣類6が衣類処理装置9で処理されると、衣類処理部3の上流、下流方向のドアーを開状態とすると共に、ハンガーコンベアー5を動作させて格納部4に衣類6を移動させる。
【0020】
10は前記収納部2と、格納部4を仕切るための固定した間仕切り板、11は可動する間仕切りドアーである。12は衣類処理部3で仕上げられた衣類6を格納部4へ搬送する第1の搬送手段である。第1の搬送手段12は格納部4の上方に装備され、収納部2へ移動しハンガーコンベアー5で搬送されたハンガー7を格納部4に搬送するように構成されている。
【0021】
13はハンガーコンベアで、格納部4の上方に設けられ、衣類6を吊り下げるハンガー7を搬送するものである。従って、前記第1の搬送手段12により収納部2から格納部4に搬送された衣類6を順次吊り下げて保管する。14は格納部4の温度、湿度の空気条件を制御する温湿度制御装置で、格納された衣類6を最適条件で保管することができる。温湿度制御装置14は、加熱手段(図示せず)、除湿手段(図示せず)等で構成される。
【0022】
15は衣類6を格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段である。第2の搬送手段15は、格納部4の上方に装備され取出部16方向に移動するようになっている。また、格納部4のハンガーコンベア13を回動させ、選択された衣類6を移動させて第2の搬送手段15に移し替えて取出部16に搬送するものである。
【0023】
20は設定手段で、衣類6の種類を予め設定するものであり、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたものであり、使用者が衣類6を収納部2に入れる際に入力することができる。
【0024】
21は情報部で前記衣類6に関する情報を衣類6が有し、当該衣類6の情報を前記情報部21から設定手段20を介して情報処理部22に入力するようにしている。従って、ハンガー7に吊り下げられた衣類6の種類は情報処理部22により記憶されている。前記衣類の情報設定は、情報部21を有しないで設定手段20だけでも可能である。
【0025】
23は選択手段で、使用者が着用を希望する衣類6の情報を任意に入力する第1の入力手段24と、前記第1の入力手段24により選択された衣類6の情報を表示する表示手段25と、前記表示手段25によって表示された衣類6を確認する確認手段26を有している。前記第1の入力手段24は、同窓会、結婚式、葬儀、旅行、スポーツ等のイベントの内容を入力すると、表示手段25に保管されている衣類6の中から該当する衣類6が表示され、その中から使用者の希望する衣類6を確認決定するものである。
【0026】
27は第2の入力手段で、着用する衣類6を選択する場合に、当日の天候、気温、湿度等の情報を使用者が入力、もしくは、他の情報手段から連動して取り込むものである。この情報は第1の入力手段24と、前記第2の入力手段27の情報に基づいて、選択手段23を経由して情報処理部22で処理され、第2の搬送手段15で取出部16へと搬送し、使用者に衣類6を提案するようにしたものである。
【0027】
以上のように構成された衣類格納装置について、以下にその動作、作用を説明する。まず、衣類6を処理、保管する場合は、ドアー8を開けて衣類6をハンガー7に吊り下げる。この時、設定手段20により衣類6の種類を予め設定するもので、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類6に関する情報のいずれか1以上を使用者が入力する。
【0028】
その後、前記衣類6はハンガーコンベア5で搬送されて衣類処理部3に収納され、衣類6に適した最適な温度、湿度条件で処理される。情報処理部22の情報をもとに制御手段9cが所定時間加湿手段9aを動作させて、しわ、臭いを除去する。その後、除湿手段9bを動作させて衣類6を乾燥させる。衣類6の処理が完了すると、ハンガーコンベア5を動作させ第1の搬送手段12に対向する位置に移動させて停止する。
【0029】
次に、間仕切りドアー11を開状態にして、第1の搬送手段12を収納部2側に移動させてハンガー7を第1の搬送手段12に移し替える。第1の搬送手段12を格納部4側に移動させて、ハンガー7をハンガーコンベアー13に移し替える。ハンガーコンベアー13は、適当な位置までハンガー7を移動させて停止する。
【0030】
格納部4は、温湿度制御装置14で温度、湿度の空気条件を制御することで格納された衣類6を最適条件で保管することができる。処理する衣類6が複数枚の場合は、ハンガー7に順次吊り下げるとともに、設定手段20で衣類6の個別情報は前記した要領で入力しておくだけで、後は自動的に衣類処理部3、第1の搬送手段12、格納部4へ搬送される。
【0031】
次に、衣類6を着用時に選択する場合について説明する。まず、取り出し部16を開状態にし、外出目的である同窓会、結婚式、葬儀、旅行、スポーツ等のイベントの内容を第1の入力手段24に入力すると、格納部4に保管されている衣類6の中から該当する衣類6が表示手段25に表示される。その中から使用者の希望する衣類6を確認手段26で確認し決定する。決定した情報は、選択手段23を経由して情報処理部22で処理され、当該の衣類6をハンガーコンベア13で第2の搬送手段15の位置まで搬送させ、第2の搬送手段15に移し替える。その後、第2の搬送手段15は取出部16へと移動し、使用者が当該衣類6を取り出す。
【0032】
以上のように、本実施例によれば、格納部本体1と、前記格納部本体1に衣類を入れる収納部2と、前記収納部2に入れられた衣類6の情報を情報処理部22に入力する設定手段20と、前記設定手段20の出力に基づいて前記衣類6の仕上げを行う衣類処理部3と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を格納する格納部4と、前記衣類処理部3で仕上げられた衣類6を前記格納部4へ搬送する第1の搬送手段12と、前記格納部4に格納された衣類6から着用する衣類6を選択する選択手段23と、前記選択手段23によって選択された衣類6を取り出す取出部16と、前記選択手段23によって選択された衣類6を前記格納部4から取出部16へ搬送する第2の搬送手段15とを設けたことにより、衣類6を収納から脱臭、シワの除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を完全自動とし、衣類6の取り出しも目的に応じて衣類6を簡単に選択できるので、衣類6を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。また、衣類6を最適条件で処理、保管できるので衣類を傷めず、臭いの付着もない。
【0033】
また、設定手段20は、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類6に関する情報のいずれか1以上を入力するようにしたことにより、衣類処理部3で温度、湿度等の処理条件を個別に設定できると共に、着用する衣類6を個別に取り出すための情報源となり、着用する衣類6を簡単に選択することができる。
【0034】
また、衣類6は、設定手段20に入力する当該衣類6に関する情報を有した情報部21を有し、当該衣類6の情報を前記情報部21から設定手段20を介して情報処理部22に入力するようにしたことにより、衣類6が個別の情報を有しているために情報処理部22への入力が間違いなく、正確に行われる。このため、衣類処理条件、及び取り出しが正確に行われる。
【0035】
また、衣類処理部3は、衣類6のしわ等を除去する加湿手段9aと、衣類6の水分を除去する除湿手段9bと、前記加湿手段9aおよび除湿手段9bを制御する制御手段9cを有し、前記制御手段9cは、設定手段20によって情報処理部22に入力された衣類6の情報に基づいて温度と湿度を調整するようにしたことにより、衣類6を最適処理条件で処理することができ、衣類6を傷めず、効率の良い処理ができる。
【0036】
また、選択手段23は、使用者が希望する衣類6の情報を任意に入力する第1の入力手段24と、前記第1の入力手段24により選択された衣類6の情報を表示する表示手段25と、前記表示手段25によって表示された衣類6を確認する確認手段26を有し、前記確認手段26によって確認された衣類6を第2の搬送手段15により格納部4から取り出し部へ搬送するようにしたことにより、格納されている衣類6の中から、使用者が希望し目的にあった衣類6を選び出し、その中から使用者が最終的に衣類6を決定できる。また、自動的に選択した衣類6が取り出せるので効率良く、使い勝手が飛躍的に向上する。
【0037】
また、選択手段23は、外部情報を入力する第2の入力手段27を有し、第1の入力手段24により、前記第2の入力手段27の情報に基づいて使用者に衣類6を提案するようにしたことにより、その日の天候、気温等を考慮した衣類6を選び出すことができ、より最適な着用衣類を選択することができる。
【0038】
なお、本実施例では、衣類6固有情報を設定手段20で使用者が入力するものであるが、衣類6が当該衣類に関する情報を有している場合は、衣類6の情報を設定手段20を介して情報処理部22に入力できるので使用者の入力は簡単で間違いが無い。
【0039】
また、本実施例では、衣類処理装置9は衣類処理部3の内部に装備しているが、格納部本体1外に装備し処理空気を衣類処理部3内に導入することで衣類処理部3の空間を広くすることも可能である。
【0040】
また、本実施例では、衣類処理部3で一枚の衣類6を処理したものであるが、同一処理条件の衣類6であれば、複数枚を一度に衣類処理部3に収納して一度に処理することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、格納部本体と、前記格納部本体に衣類を入れる収納部と、前記収納部に入れられた衣類の情報を情報処理部に入力する設定手段と、前記設定手段の出力に基づいて前記衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを設けたから、衣類を収納から脱臭、シワの除去、乾燥等の衣類処理、及び最適空気条件で格納、保管を自動化することができる。更に、衣類の取り出しも目的に応じて衣類を簡単に選択できるので、衣類を効率良く取り出せるので使い勝手が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における衣類格納装置の外観斜視図
【図2】同衣類格納装置の要部平面断面図
【図3】同衣類格納装置の要部正面断面図
【図4】同衣類格納装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 格納部本体
2 収納部
3 衣類処理部
4 格納部
6 衣類
12 第1の搬送手段
15 第2の搬送手段
16 取出部
20 設定手段
21 情報部
22 情報処理部
23 選択手段
24 第1の入力手段
25 表示手段
26 確認手段
27 第2の入力手段
Claims (6)
- 格納部本体と、前記格納部本体に衣類を入れる収納部と、前記収納部に入れられた衣類の情報を情報処理部に入力する設定手段と、前記設定手段の出力に基づいて前記衣類の仕上げを行う衣類処理部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を格納する格納部と、前記衣類処理部で仕上げられた衣類を前記格納部へ搬送する第1の搬送手段と、前記格納部に格納された衣類から着用する衣類を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された衣類を取り出す取出部と、前記選択手段によって選択された衣類を前記格納部から取出部へ搬送する第2の搬送手段とを備えた衣類格納装置。
- 設定手段は、フォーマル、カジュアル等の用途、スーツ、ブラウス等の種類、毛、絹、化繊等の材質、夏用、冬用等の季節区分、その他、色、柄、形状、サイズ、固有情報等の衣類に関する情報のいずれか1以上を入力するようにした請求項1記載の衣類格納装置。
- 衣類は、設定手段に入力する当該衣類に関する情報を有した情報部を有し、当該衣類の情報を前記情報部から設定手段を介して情報処理部に入力するようにした請求項2記載の衣類格納装置。
- 衣類処理部は、衣類のしわ等を除去する加湿手段と、衣類の水分を除去する除湿手段と、前記加湿手段および除湿手段を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、設定手段によって情報処理部に入力された衣類の情報に基づいて温度と湿度を調整するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類格納装置。
- 選択手段は、使用者が希望する衣類の情報を任意に入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段により選択された衣類の情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表示された衣類を確認する確認手段を有し、前記確認手段によって確認された衣類を第2の搬送手段により格納部から取り出し部へ搬送するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類格納装置。
- 選択手段は、外部情報を入力する第2の入力手段を有し、第1の入力手段により、前記第2の入力手段の情報に基づいて使用者に衣類を提案するようにした請求項5記載の衣類格納装置。
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