JPH09102235A - 押釦スイッチ用カバー部材 - Google Patents

押釦スイッチ用カバー部材

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JPH09102235A
JPH09102235A JP7259616A JP25961695A JPH09102235A JP H09102235 A JPH09102235 A JP H09102235A JP 7259616 A JP7259616 A JP 7259616A JP 25961695 A JP25961695 A JP 25961695A JP H09102235 A JPH09102235 A JP H09102235A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 押釦スイッチ用カバー部材に表示された符号
を保護し、長期間使用しても摩耗せず、さらにキートッ
プ部の形状に関係なく符号を形成することができ、かつ
視認性にムラのない押釦スイッチ用カバー部材を提供す
る。 【解決手段】 カバー部材1 は、透光性のゴム弾性体か
らなり、表面に複数の突出部3 を有するアッパーシート
2 と、これらの突出部3 の上面に透光性でショアD硬度
が40〜80度の硬質樹脂製のキートップ部4 が形成され、
前記アッパーシート2 の裏面がブラスト処理されてなる
アッパーカバー部材5 と、透光性のゴム弾性体からな
り、前記突出部3 によってその裏面に形成された凹部11
に対応する位置に凸部8 が形成され、符号表示部7 及び
凸部8 底面に突起状接点部9 が形成され、符号表示部7
を除く表裏面がブラスト処理されてなる下カバー部材10
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモコン、電卓、汎
用電話、携帯電話などに代表される電子機器、移動体通
信機器およびOA機器などの入力部に使用される押釦スイ
ッチ用カバー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の押釦スイッチ用カバー部材は、図
4(a)に示すように、透光性で硬質樹脂製のキートッ
プ部41と透光性の弾性ゴムシート42とが一体的に形成さ
れており、このキートップ部41の天面に、文字・記号な
どの符号43(以下、単に符号という)を表示するために
遮光性又は透光性着色層44を設けていた。この押釦スイ
ッチ用カバー部材を用いて組み立てられた押釦スイッチ
装置は、キートップ部41を押圧すると、キートップ部41
の硬質感が指先に感じられるが、繰り返し使用している
間に符号43の着色層44が摩耗し薄れて不鮮明になり、視
認性が損なわれる欠点があった。この欠点を改善するた
め、図4(b)に示すように、キートップ部41の天面に
着色層44によって形成された符号43を保護するために、
透明の保護層45が設けられた。しかしながら、この保護
層はスプレー方式、印刷方式で設けられるが、これらの
方法では厚く設けることは困難であり、保護層として満
足する結果が得られなかった。さらに符号43の形態はキ
ートップ部41のデザインにあわせてまちまちであり、従
って、スプレー方式、印刷方式による保護層45の形成は
作業性が悪く量産には適さなかった。保護層を厚く設け
るためには、透明シートなどをキートップ上に貼付する
方法もあるが、キートップ天面が平面状であれば可能で
あるが、凹凸面、球面等の曲面をなす場合は、この方法
では貼付が困難であり、作業性が悪い、剥がれやすい、
など品質上好ましくなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、押釦スイッ
チ用カバー部材に表示された符号を保護し、長期間使用
しても摩耗せず、視認性が維持され、さらにキートップ
部の形状に関係なく符号を形成することができ、かつ視
認性にムラのない押釦スイッチ用カバー部材を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
してなり、本発明の押釦スイッチ用カバー部材は、透光
性のゴム弾性体からなり、表面に複数の突出部を有する
アッパーシートと、これらの突出部の上面に透光性でシ
ョアD硬度が40〜80度の硬質樹脂製のキートップ部が形
成され、前記アッパーシートの裏面がブラスト処理され
てなるアッパーカバー部材と、透光性のゴム弾性体から
なり、前記突出部によってその裏面に形成された凹部に
対応する位置に凸部が形成され、この凸部天面に溝によ
って符号が形成された表示部及び凸部底面に突起状接点
部が形成され、符号表示部を除く表裏面がブラスト処理
されてなる下カバー部材とを備え、アッパーカバー部材
と下カバー部材とが、アッパーシートの前記突出部の裏
面に形成された凹部と前記凸部とで嵌合されてなること
を特徴とする。本発明の一態様として、アッパーカバー
部材の裏面のブラスト処理の粗さが、下カバー部材の表
裏面に施されたブラスト処理の粗さよりも粗い処理がな
されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜3を用いて
詳細に説明する。図1は、本発明の押釦スイッチ用カバ
ー部材を構成する部材が分離して示され、図2は、アッ
パーカバー部材と下カバー部材とを積層してなる本発明
の押釦スイッチ用カバー部材を構成し、符号が照光され
ている状態を示している。図1に示すように、本発明の
押釦スイッチ用カバー部材1は、アッパーシート2 とそ
の突出部3 上に設けられた硬質樹脂製のキートップ部4
からなるアッパーカバー部材5 と、その平面状天面6
に、溝によって符号が形成された符号表示部7 を有する
凸部8 とその裏面に突起状接点部9 を有する下カバー部
材10とを備えている。これらアッパーカバー部材5 と下
カバー部材10とは、アッパーシート2の前記突出部3 に
よってその裏面に形成された凹部11と下カバー部材10の
前記凸部8 とで嵌合し積層されるようになっている。
【0006】図2は、積層し組み立てられた押釦スイッ
チ用カバー部材1 を示し、光源14から照射された光によ
って、凸部3 の天面6 に、符号表示部7 によって形成さ
れた符号がキートップ部4 の上方から視認される様子を
示している。同図に示された本発明の一態様を示す押釦
スイッチ用カバー部材1 は、キートップ部4 を指で押圧
することによって、下カバー部材10の突起状接点部9 が
押し下げられ、ダイアフラム15を介して基板16上の接点
(図示を省略)に当接し、所定の操作がなされるように
なっている。押圧を解放するとダイアフラム15の反発力
によって凸部8 を介してキートップ部4 は元の位置に復
元する。なお、17は導光板であり、アッパーシート2 と
下カバー部材10はいずれも透光性のゴム弾性体で形成さ
れている。
【0007】アッパーカバー部材5 の裏面側と、下カバ
ー部材10の凸部天面6 の符号表示部7 の部分を除いてそ
の表裏両面にはブラスト処理がなされている。このと
き、アッパーカバー部材5 の方が、下カバー部材10より
も粗いブラスト処理がなされている。アッパーカバー部
材5 のブラスト処理の粗さは#50〜100 、好ましくは#
60〜80であり、下カバー部材10のブラスト処理の粗さは
#80〜150 、好ましくは#90〜100 である。アッパーカ
バー部材5 を下カバー部材10にかぶせて積層するとき,
両部材同士(成形されたゴム同士)の密着ムラや両部材
間に閉じ込められたエアーによって斑状になり、外観不
良が発生したり、符号表示部7 の符号の鮮明度が低下す
ることがある。このような現象は上記ブラスト処理を施
すことによって防止され、あたかも一体成形されている
ような外観が得られる。しかも押釦スイッチ用カバー部
材1 内部の光源14からの光を、下カバー部材10のブラス
ト処理面13で拡散反射し、全体を均一に光ムラなく、符
号表示部7からキートップ部4 に光が導かれ符号が明確
に視認される。さらに、ブラスト処理の粗さが、アッパ
ーカバー部材5 と下カバー部材10とで異なることによ
り、押釦スイッチ用カバー部材1 内部の光源14の拡散反
射光と、外部からキートップ部4 に入ってくる光とのキ
ートップ部4 での光の拡散反射が異なるため、天面6 の
符号表示部7 のコントラストが鮮明になり符号がより認
識しやすくなる。
【0008】下カバー部材10の凸部8 は好ましくはすべ
て同一高さとされ、その天面6 は平面状に形成されてい
る。天面6 には符号表示部7 に溝によって符号が形成さ
れているが、この溝の深さは、0.2 〜0.8mm であり、好
ましくは0.3 〜0.5mm の深さが成形しやすく、かつ外観
・視認性の点からも好ましい。また、アッパーカバー部
材5 を構成するアッパーシート2 の突出部3 によってそ
の裏面に形成された凹部11の深さと、下カバー部材10の
凸部8 の高さとが同じであることによって、凸部8 の天
面6 に溝によって形成された符号表示部7の符号は屈折
せずにキートップ部4 上より鮮明に視認され、さらに、
アッパーシート2 と下カバー部材10との間に空隙を生じ
ず、キートップ部4 を押したときに二段押しの感覚を与
えず、2 重構造であっても感触の良い押釦となる。さら
に、キートップを押した距離がそのまま接点部9 の移動
距離となり確実に押圧される。このアッパーカバー部材
5 を下カバー部材10に重ねることにより、キートップ部
4 はデザインどうりに複雑な金型を用いずに成形するこ
とができ、金型の製作日数の短縮、金型コストの低減、
治具などの簡略化などの製造費用が低減されるメリット
がある。
【0009】なお、アッパーカバー部材5 の裏面側と、
下カバー部材10の表裏両面(凸部8天面6 の溝によって
符号が形成された符号表示部7 の部分を除いて)へのブ
ラスト処理は、図3に示すように、金型にブラスト処理
を施し、成形によって容易に転写することができる。図
3(a)は、アッパーカバー部材の成形用金型を示し、
アッパーカバー用上型31の成形面にはブラスト面32が設
けられている。先ず、アッパーカバー用下型33のキート
ップ部34、34に未硬化の熱硬化性樹脂を充填し、少なく
ともその表面が硬化した後、硬化してゴム弾性体となる
未硬化の樹脂、例えばシリコーン樹脂を充填し、加圧成
形することによってアッパーカバー用上型31の成形面に
施されたブラスト面32が、成形されたアッパーカバー部
材5 の裏面に転写される。図3(b)は、下カバー部材
の成形用金型を示す。突起状接点部35が設けられた下カ
バー部材の裏面側を成形する下カバー用上型36の成形面
には、ブラスト面32が設けられている。下カバー部材の
表面側を成形する下カバー用下型37の成形面には、凸部
38の天面に溝によって符号が形成される符号表示部39の
部分を除いて、ブラスト面32が設けられている。そし
て、下カバー用下型37に、硬化してゴム弾性体となる未
硬化の樹脂を充填し、加圧成形することによって、金型
のブラスト面が成形された下カバー部材に転写され、表
裏両面にブラスト処理面を有する下カバー部材が得られ
る。
【0010】アッパーカバー部材を構成する透光性のア
ッパーシートは、弾性ゴムのシリコーンゴムやウレタン
系などの熱可塑性エラストマーからなるものとすればよ
く、耐環境性、加工性、耐候性などを考慮するとシリコ
ーンゴムが好ましい。このアッパーシートは、下カバー
部材上に積層されるので、全体の厚さを考慮してできる
だけ薄く、しかも組み込み易くなくてはならないため、
その厚さは0.3 〜0.5mm 程度とするのがよい。また、キ
ートップ部は、アクリル系、ウレタン系、メタクリル
系、ポリエステル系、ポリカーボネート系、またはジメ
チルフェニルシリコーンレジン系などでそのショアD硬
度が40〜80度のものとし、透光性の高硬度樹脂とするの
がよい。このキートップ部とする高硬度樹脂は、アッパ
ーシートに適しているシリコーンゴムと接着一体化され
る必要があり、透光性が確保され、加熱にたいして黄変
しない樹脂として、例えば熱硬化性樹脂のポリエステル
樹脂に、硬化剤および接着付与剤としてビニルモノマ
ー、機械的強度向上と収縮防止機能を付与するためにエ
ポキシ樹脂などを適宜配合した樹脂が好ましく、透光性
で符号表示が認識できる範囲内であれば、着色されてい
てもよい。下カバー部材は、アッパーカバー部材を構成
する透光性のアッパーシートと同種のもので形成すれば
よく、デザイン上の必要に応じて蓄光剤、着色剤などを
適宜配合してもよい。
【0011】本発明の押釦スイッチ用カバー部材は、ア
ッパーカバー部材と下カバー部材とで構成し、表示する
符号を下カバー部材の凸部天面に設けた溝によって形成
しているため、従来行っていた印刷は不要となり、形成
された符号は、その上に位置するアッパーカバー部材の
キートップ部によって保護されている。このキートップ
部をショアD硬度が40〜80度の高硬度樹脂で形成してい
るため、押圧時の感触も良好である。さらに、アッパー
カバー部材の裏面側(下カバー部材の凸部と嵌合する凹
部側)と、下カバー部材の両面(凸部天面の符号を形成
する符号表示部を除いて)にブラスト処理面を設けたこ
とによって、押釦スイッチ用カバー部材内部の光源から
の光を、下カバー部材のブラスト処理面で拡散反射し、
全体を均一に光ムラなく、符号表示部の溝部分からキー
トップ部に光が導かれ符号が明確に視認される。さら
に、ブラスト処理の粗さが、アッパーカバー部材と下カ
バー部材とで異なることにより、押釦スイッチ用カバー
部材内部の光源の拡散反射光と、外部からキートップ部
に入ってくる光とのキートップ部での光の拡散反射が異
なるため、下カバー部材の凸部天面の溝によって符号表
示部に形成された符号のコントラストが増し、より鮮明
に視認される。このアッパーカバー部材と下カバー部材
へのブラスト処理は、これらの部材に直接ブラスト処理
を行うのではなく、金型にブラスト処理を施し、この金
型を用いて成形し転写することによって、容易にブラス
ト面を有する部材が得られる。次に、本発明の実施形態
を、以下の実施例にもとづきさらに詳細に説明する。
【0012】
【実施例】押釦スイッチ用カバー部材を成形するにあた
り、アッパーカバー部材用の金型と下カバー部材用の金
型を作製した。アッパーカバー部材は、キートップ部34
を成形する彫り込み部分が設けられたアッパーカバー用
下型33と、アッパーシートに突出部を形成するための突
起部分を備えたアッパーカバー上型31とによって成形さ
れる(図3参照)。アッパーカバー用上型31の成形面全
面に渡って、粗さ#80のブラスト処理がなされている。
また、下カバー部材は、その凸部38を成形する彫り込み
部分を備えた下カバー用下型37と、突起状接点部35を成
形する窪み部分を備えた下カバー用上型36とによって成
形される。この上、下型の成形面全面に亘って(符号表
示部39の部分を除いて)粗さ#100 のブラスト処理がな
されている。なお、下カバー用下型37の凸部38の符号表
示部39の部分には、表示符号として、「A」および
「1」が高さ0.3mm で凸状に設けられている。
【0013】1)アッパーカバー部材の作製;熱硬化性
樹脂の原料として不飽和ポリエステルであるポリライト
8400(大日本インキ化学工業製、商品名)を100 重量
部、硬化剤および接着付与剤としてビニルモノマーであ
るダイソーダップモノマー(ダイソー製、商品名)を40
重量部、機械的強度向上と収縮防止機能を有するエポキ
シ樹脂としてエポライト3002(共栄社化学製、商品名)
を40重量部配合し、撹拌機で30分間撹拌混合した。この
熱硬化性樹脂を、予め加熱したアッパーカバー用下型33
のキートップ部34の彫り込み部分にエアディスペンサー
を用いて、キートップ部34の形状に合わせてそれぞれ充
填し、その後130 ℃に加熱し、2 分間放置すると無色透
明に硬化した。
【0014】次に、アッパーシート用原料として、シリ
コーンゴムコンパウンドKE−951U(信越化学工業製、商
品名)100 重量部に、硬化剤としてC-8 (信越化学工業
製、商品名)2 重量部を混練し、これを先に充填硬化し
たキートップ部34の熱硬化性樹脂上に充填し、アッパー
カバー用上型31を閉じて、温度 130℃、圧力 200kg/cm
2 で 3分間プレス成形した。その結果、熱硬化性樹脂の
キートップ部とシリコーンゴムのアッパーシートとが完
全に接着して一体化し、さらに、アッパーカバー用上型
31のブラスト面32が、アッパーカバー部材の裏面側に転
写され、ブラスト面を有する無色透明なアッパーカバー
部材を得た。
【0015】2)下カバー部材の作製;下カバー部材の
原料として、シリコーンゴムコンパウンドKE−951Uを10
0 重量部に、硬化剤C-8 を 2重量部、着色剤としてKE−
Color.MB(信越化学工業製、商品名)1重量部を混練
し、下カバー用下型37に充填し、下カバー用上型36を閉
じて、温度130 ℃、圧力 200kg/cm2 で 3分間プレス成
形し、シリコーンゴムシート上に凸部とその裏面側に突
起状接点部が設けられた下カバー部材を得た。成形され
た凸部の高さはすべて同じ高さで、平らな天面の中央に
は「A」および「1」の符号が0.3mm の深さで溝状に成
形され、この符号表示部分以外はブラスト処理されてい
る透光性の着色された下カバー部材を得た。
【0016】3)組み込み;作製したアッパーカバー部
材を下カバー部材上にかぶせて、アッパーカバー部材の
裏面側に設けられた凹部と下カバー部材の凸部とを嵌合
して組み込むことによって押釦スイッチ用カバー部材が
得られた。このような構成としたことによって、下カバ
ー部材の凸部天面の着色された符号表示はキートップ部
を介して鮮明に視認される。符号表示以外の部分は、ブ
ラストによる光拡散反射効果で符号表示部分よりも淡色
となりコントラストが増し視認性が増大する。
【0017】
【発明の効果】本発明の押釦スイッチ用カバー部材は、
キートップ部が透光性で硬質の感触を有し、しかも形成
された符号は、透光性のキートップ部とアッパーシート
によって覆われているため、符号を形成する着色層が摩
耗したり、欠けることがない。また、金型成形により符
号を溝の形成によって設けるため、印刷工程が不要とな
り、品質が安定する。さらに、本発明の押釦スイッチ用
カバー部材を用いた押釦スイッチ装置は、その内部の光
源光が、下カバー部材のブラスト処理面で拡散反射さ
れ、全体を均一に光ムラなく、符号の符号表示部の溝部
分からキートップ部に光が導かれ符号が明確に視認され
る。さらに、アッパーカバー部材と下カバー部材とのブ
ラストの粗さが異なることによって、光の拡散反射がア
ッパーカバー部材と下カバー部材とで異なり、符号を表
示する溝状部分とキートップ部とのコントラストの違い
により、符号が鮮明に視認できる利点がある。上記ブラ
スト処理は、金型にブラスト処理を施すことによって、
金型のブラスト面が簡単にこれらの部材側に転写され、
製造時間の短縮、工程の簡略化が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押釦スイッチ用カバー部材の構成部材
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の押釦スイッチ用カバー部材の使用状態
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の押釦スイッチ用カバー部材を成形する
ための金型を示し、(a)はアッパーカバー部材成形用
金型の、(b)は下カバー部材成形用金型の縦断面図で
ある。
【図4】従来の押釦スイッチ用カバー部材を示し、
(a)は従来例の縦断面図であり、(b)は他の従来例
の縦断面図である。
【符号の説明】
1.・・・・押釦スイッチ用カバー部材、 2.・・・・アッパー
シート、3.・・・・突出部、 4.・・・・
キートップ部、5.・・・・アッパーカバー部材、
6.・・・・天面、7.・・・・符号表示部、 8.
・・・・凸部、9.・・・・突起状接点部、 10.・・
・・下カバー部材、11.・・・・凹部、
12.・・・・ブラスト処理面、13.・・・・ブラスト処理面、
14.・・・・光源、15.・・・・ダイアフラム、
16.・・・・基板、17.・・・・導光板、
31.・・・・アッパーカバー用上型、32.・・・・
ブラスト面、 33.・・・・アッパーカバー
用下型、34.・・・・キートップ部、 35.・・・
・突起状接点部、36.・・・・下カバー用上型、
37.・・・・下カバー用下型、38.・・・・凸部、
39.・・・・符号表示部、41.・・・・キートップ
部、 42.・・・・弾性ゴムシート、43.・・・・
符号、 44.・・・・着色層、45.・・・
・保護層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性のゴム弾性体からなり、表面に複数
    の突出部を有するアッパーシートと、これらの突出部の
    上面に透光性でショアD硬度が40〜80度の硬質樹脂製の
    キートップ部が形成され、前記アッパーシートの裏面が
    ブラスト処理されてなるアッパーカバー部材と、透光性
    のゴム弾性体からなり、前記突出部によってその裏面に
    形成された凹部に対応する位置に凸部が形成され、この
    凸部天面に溝によって符号が形成された符号表示部及び
    凸部底面に突起状接点部が形成され、符号表示部を除く
    表裏面がブラスト処理されてなる下カバー部材とを備
    え、アッパーカバー部材と下カバー部材とが、アッパー
    シートの前記突出部の裏面に形成された凹部と前記凸部
    とで嵌合されてなることを特徴とする押釦スイッチ用カ
    バー部材。
  2. 【請求項2】アッパーカバー部材の裏面のブラスト処理
    の粗さが、下カバー部材の表裏面に施されたブラスト処
    理の粗さよりも粗い処理がなされていることを特徴とす
    る請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
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