JP2000231847A - 電子機器のキーとその製造方法 - Google Patents

電子機器のキーとその製造方法

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JP2000231847A
JP2000231847A JP11031143A JP3114399A JP2000231847A JP 2000231847 A JP2000231847 A JP 2000231847A JP 11031143 A JP11031143 A JP 11031143A JP 3114399 A JP3114399 A JP 3114399A JP 2000231847 A JP2000231847 A JP 2000231847A
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Masanori Narutomi
正徳 成富
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Taisei Purasu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】密閉性、明瞭性、操作性を満たし低廉化を図
る。 【構成】市販される光透過性の熱可塑性合成樹脂製の単
体シート11が基体として使用され、この単体シート1
1の表面に形成した各印刷された表示部が底面内側に位
置するシート凹状部13を熱成形で形成し、これに合成
樹脂を充填させてキー3が形成されるので、量産コスト
が低廉化されるばかりか、シート凹状部13内底面に形
成される上面表示部8及び底面表示部がキー4の裏面を
通して明瞭に表示されるため容易に確認することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野 】本発明は、電子機器におけ
る複数の表示部を備えたキーとその製造方法に関する。
更に詳しくは、パソコン、携帯電話等の電子機器に使用
されるキーボード、制御パネル等に配置されたキー、押
ボタン等に複数の表示部を備えたキーとその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ関連機器、通信機器
の普及に伴い、これらに情報を入出力するための制御パ
ネルなどの入力操作部は、極端な低コスト化が要請され
る一方、他方では電子部品の高精度化とともに、防塵、
静電気による電子部品の破壊を防ぐために密封性が要求
されている。例えば、携帯用電話器等の電子機器に使用
される制御パネルは、パソコン、個人用に低コストで普
及を図るために究極的なコストダウンが求められ、特に
電子基板を含めたスイッチング構造のコストダウンが望
まれている。
【0003】こうした中でシートを用いたキートップ板
が提案されている(特開平8−115634号公報
等)。提案されたものは、基本的には指が接触するキー
部分は合成樹脂製のシートで構成されるが、通常この表
面には表示部が印刷などで表示される。これらのシート
を使用したキー、押ボタンは、低コストで製造できると
いう特徴がある。
【0004】一方、パーソナルコンピュータ、ワードプ
ロセッサ等のキーボードは、要求される入力情報にキー
の数が不足しているので、一つのキーで他のキーとの組
み合わせにより複数の機能を果たしている。このために
複数の機能を表示するために一つのキー上には、複数の
文字又は記号が刻印、又はシルクスクリーン印刷等の方
法で印刷されている。キーが正方体状の場合、文字又は
記号は上面、又は側面、すなわちキーボードの配置から
いうと手前の側面等に刻印、又は印刷されている。キー
の形状は、指で接触するために指の感触を自然にするた
めにその表面形状は平面で作られているのではない。
【0005】すなわち、キーの上表面は、凹状に曲面に
形成され、側面も角錐状のテーパー面として形成されて
いる。これらの曲面、テーパー面に文字又は記号を刻印
又は印刷するときは、特殊なジグ等が必要となりコスト
アップの要因となる。また、シルクスクリーン印刷は、
細かな文字や網点印刷に不向きであるので、細かい表
示、多色表示には向かない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
技術的背景に基づいてなされたもので、下記の目的を達
成するものである。本発明の目的は、何れの位置にも希
望の表示部を配置できる電子機器のキーとその製造方法
を提供することにある。本発明の他の目的は、量産性に
優れた電子機器のキーとその製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。第1の本発明の電子機器のキ
ーは、表示部が少なくともキーの上表面を含む複数の面
に配置されている電子機器のキーであって、前記キーの
表示部に対応する部分が凹状部として成形された光透過
性の熱可塑性合成樹脂からなるキー外皮と、前記凹状部
に充填され熱可塑性合成樹脂からなるキー本体と、前記
キー外皮に前記表示部が印刷されている。前記表示部
は、前記凹状部の内表面に前記表示部が印刷されてい
る。また、前記表示部は、前記キー本体の上面に配置さ
れ前記キーの機能を表示する上面表示部、及び前記キー
本体の側面に配置され前記キーの機能を表示する側面表
示部とを備えたものであっても良い。前記キー外皮は、
前記キーが1個単位で切断されてたものであっても良
い。前記キー外皮は、複数のキーが一体のシートで連結
されたものであっても良い。
【0008】第2の本発明の電子機器のキーは、表示部
が少なくともキーの上表面を含む複数の面に配置されて
いる電子機器のキーであって、前記キーの上面の表示部
に対応する部分が凹状部として成形された光透過性の熱
可塑性合成樹脂からなるキー外皮と、前記凹状部に充填
され光透過性の熱可塑性合成樹脂からなるキー本体と、
前記キー本体の底面に配置され前記キーの機能を表示す
る底面表示部とを備えたものである。
【0009】第1の本発明の電子機器のキーの製造方法
は、単体シートに印刷によりキーの表示部となる部分を
印刷し、前記単体シートを熱成形により、複数のキー外
皮となる凹部を成形して成形シートを成形し、前記成形
シートを射出成形金型に挿入して前記凹部に溶融樹脂を
射出してキー本体を成形してキーシートを作り、前記キ
ーシートを前記キー本体を1個単位で切断して1個のキ
ーとしたものである。
【0010】第2の本発明の電子機器のキーの製造方法
は、単体シートを印刷によりキーの表示部となる部分を
印刷し、前記単体シートを熱成形により、複数のキー外
皮となる凹部を成形して成形シートを成形し、前記成形
シートを射出成形金型に挿入して前記凹部に光透過性の
溶融樹脂を射出してキー本体を成形してキーシートを作
り、前記キーシートの前記キー本体の底面に底面表示部
を印刷したものである。前記キー外皮は、光透過性の熱
可塑性の合成樹脂であると良い。前記キーシートを切断
して1個単位のキーを作っても良い。又、前記底面表示
部の上に電子回路の接点を駆動するためのアクチュエー
タが積層されて形成されたものであっても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施形態1)本発明の電子機器のキーとその製造方法
をパーソナルコンピュータのキーボードに適用したとき
の例を説明する。図1に示すものは、本発明の電子機器
のキーを備えたパーソナルコンピュータ本体1へ入出力
のためのキーボード2の外観を示す斜軸投影図である。
図2はキーボード2の部分拡大図であり、図3はキーボ
ード2に配置された1個のキー3の斜軸投影図である。
【0012】キーボード2は、パーソナルコンピュータ
本体1へ文字、記号を入力するためのものである。キー
ボード2には、複数のキー3が配置されている。キー3
には、長方体状又は正方体状の立体形状をした各種機能
のためのキーが配置されている。キー3の下部には、キ
ー3をキーボード2から抜けないように係止する2本の
係止手段5がキー本体4と一体に下方に形成されてい
る。また、キー本体4の下部には、円筒状のアクチュエ
ータ6が一体に形成されている。
【0013】アクチュエータ6は、キーボード2に設け
られた案内孔(図示せず)に沿って上下移動し、その下
端面で電子回路上の接点を駆動する。これらの構造、機
能については、各種のものが公知であり本発明の要旨で
もないので詳細については省略する。キー本体4のキー
上面7には上面表示部8を備え、キー側面9には側面表
示部10が配置されている。このキー3の例では、上面
表示部8及び側面表示部10の2箇所に表示部を備えて
いることになる。
【0014】[表示部の印刷]以下、複数の面に表示部
を有するキー3の製造方法について説明する。図4に示
す単体シート11は、キー3の表皮となるものである。
単体シート11は、例えば厚さ0.25mm〜0.8m
m程度のポリエステルフィルム等の透明体、又は半透明
体、すなわち光透過性の矩形状にカットされた薄いフィ
ルム状の熱可塑性合成樹脂である。具体的には、ポリカ
ーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)とPCの混合物、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、PBT、ABS樹脂、ポリウレタン(PUR)等の樹脂を用
いると良い。単体シート11は、引張り強度が高く破れ
にくく多くのメーカーによって量産されており極めて安
価に市販されている汎用品が望ましい。
【0015】図4に示されるように、単体シート11の
表面には、前述した数字、文字、記号等の上面表示部8
及び側面表示部10が印刷により表示され配置されてい
る。上面表示部8及び側面表示部10は、裏面から印刷
されている。ただし、必ずしも裏面から印刷する必要は
ない。他のキー3も同時に製造するために、同一の単体
シート11に他のキーの表示部も印刷する。
【0016】この上面表示部8及び側面表示部10等の
印刷は、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷手段で行
う。単体シート11は、平板であるためにこの表面上へ
の印刷は特別な装置が必要でなく容易にできるメリット
がある。単体シート11の上下位置には、位置決め用の
孔12が配置されている。単体シート11は、後述する
ように各上面表示部8及び側面表示部10の表示部とし
ての機能とキー3の外皮として機能を備えている。
【0017】[熱成形]次に、単体シート11の成形を
圧空成形(プレッシャ成形)で行った場合の成形手順に
つき説明する。図5(a)〜(d)は単体シート11に
凹状部を成形した成形シートとする工程の説明図であ
る。印刷が完了した単体シート11の上面表示部8及び
側面表示部10が上面になるように、金型15上に載置
する。この金型15への単体シート11の載置は、図5
(b)に示されるように単体シート11の直下に各上面
表示部8及び側面表示部10に対応する位置するように
成形用凹型16が形成された上に配置する。金型15の
直上には接合面が平面状の加熱板17が配置されてい
る。
【0018】図5(c) に示されるように、金型15
の上面に単体シート11の上面表示部8及び側面表示部
10と、金型15の成形用凹部16がそれぞれ対応する
ように単体シート11の位置決め用の孔12に位置決め
ピン(図示せず)を係合させて載置する。単体シート1
1の上面に加熱板17を圧接させた状態で単体シート1
1を加熱し軟化させる。
【0019】軟化された状態の単体シート11の上面
に、加熱板17側から1kg/cm2以下の圧縮空気を
供給しつつ、金型15の下方からは成形用凹部16内の
空気を排気させて単体シート11の下面側を吸引する。
この吸引と加熱により、各上面表示部8及び側面表示部
10に対応した複数のシート凹状部14が形成される。
これにより図5(d)に示されるように、成形シート1
3の上面表示部8及び側面表示部10が、シート凹状部
14の底面内側(凸状の裏面)に位置し、その反対側の
表面がキー3のキー上面7及びキー側面9として形成さ
れ、成形シート13が完成する。
【0020】なお、このキー上面7は、キー3の形状に
合わせて成形され、四角形状、円形状または楕円形状等
の任意の形に形成される。また、単体シート11の熱成
形は、圧空成型ではなく、熱可塑性シートを金型上に固
定し、ヒータで加熱して軟化したシートを真空で型に吸
付けて成形する真空成形であっても良い。
【0021】[射出成形]図6は、成形シート13に形
成された各シート凹状部14内に射出成形により溶融樹
脂を充填するときの射出成形金型の一部断面図である。
図6に示されるように、複数のシート凹状部14が形成
された成形シート13を可動側型板20に形成されたキ
ャビィティ凹部22に挿入配置する。成形シート13を
キャビィティ凹部22に挿入させた状態で可動側型板2
0に載置し、この状態で固定側型板25と圧接させる。
可動側型板20と固定側型板25とを圧着した状態で、
成形シート13の各シート凹状部14に対応して固定側
型板25のピンゲート26が連通するように構成されて
いる。
【0022】このピンゲート26からキャビィティ凹部
22に溶融樹脂が供給され、複数のキー3のキー本体4
を成形する。成形シート13と溶融した合成樹脂とは、
相互に熱融着する合成樹脂材料を選択して用いる。上記
のようにして成形された複数のキー3は、個別のキー3
として切断され不必要な成形シート13部分をトリミン
グして図3に示すようなキー3が完成する。キー3の上
面表示部8及び一つの側面表示部10に表示部を有する
ものであったが、他の側面も当然ながら表示部として使
用できる。
【0023】なお、この実施の形態1では、1枚の成形
シート13で複数のキー本体4を成形するものであった
が、成形シート13を各シート凹状部14毎に切断して
1個単位でキー本体4を射出成形するものであっても良
い。
【0024】(実施の形態2)前記実施の形態1では、
キー3の上面及び側面に表示部を有するものであった
が、底面を表示部として使用しても良い。図7は、携帯
電話器30を示し、この3個のキー31はの上面32に
上面表示部33が配置され、この表示と内容が異なる底
面表示部34が配置されている。上面表示部33と底面
表示部34は内部に形成され配置されているが、キー3
1は透明の合成樹脂で作られているのでこれらの表示部
はクリアに見える。
【0025】以下、この製造方法について説明する。図
8(a),(b)は、成形シート36に形成された各シ
ート凹状部35内に射出成形により樹脂が充填される工
程の説明図である。成形シート36の成形方法は、前述
した実施の形態1の成形シート13の熱成形方法と実質
的に同一であり、その説明は省略する。図8(a)に示
されるように、複数のシート凹状部35が形成された成
形シート36のキー31の上面32を可動側型板40の
キャビティ38に形成されたキャビィティ凹部42に接
触するように挿入配置する。
【0026】成形シート36をキャビィティ凹部42に
挿入させた状態で可動側型板40に載置し、この状態で
固定側型板45を圧接させる。可動側型板40と固定側
型板45とを圧着した状態で、成形シート36の各シー
ト凹状部35に対応して固定側型板45のゲート46が
連通するように構成されている。
【0027】図8(b)に示されるように、成形シート
36の各シート凹状部35内にゲート46を介して透明
の溶融樹脂47が供給され、これが成形シート36の面
と面一に充填されて凸状のキー31を配設したキーシー
ト44が完成する。透明の合成樹脂は、エンジニアリン
グプラチチック又は合成樹脂エラストマー等キーに要求
される特性によって任意に選択する。好ましくは、成形
シート36と射出される溶融樹脂47とは、相互に熱融
着する合成樹脂材料を選択して用いたものが良い。
【0028】次に、完成したキーシート44に底面表示
部34をシルクスクリーン印刷により印刷する方法を説
明する。図9は、キーシートの裏面に底面表示部を印刷
するときの断面図である。キーシート44を印刷台50
上に搭載して載置する。版枠51には、織目状のスクリ
ーン52が張られている。スクリーン52にインキ53
を入れてゴム製のへらであるスキージ54でスクリーン
52上を摺動させる。スキージ54の摺動により、スク
リーン52上の版画の開孔部分からインキが53が移り
キーシート44の裏面55にキーシート44の底面表示
部34が印刷される。
【0029】なお、この印刷は、携帯電話器30の内部
が透けて見えないように、底面表示部34の上に下地印
刷すると良い。なお、キーシート44の裏面55は、前
記射出成形の後、平坦でないときは平坦に削って印刷す
ると正確な印刷ができる。印刷が終了した後、キーシー
ト44を切断して個別のキー31として完成する。この
キー31は、上面表示部33と底面表示部34を備えた
ものとなる。
【0030】図10は、キーシートを携帯電話に装着し
たときの断面図である。キー31の裏面55が平坦であ
るために、例えば携帯電話器30のケース59内のプリ
ント基板56上に配置されたスイッチング素子57の駆
動が直接できないときは、シートに凸部を形成したシー
トアクチュエータ58を介在させる。また、底面表示部
34を保護するために、更に保護シート60をキー31
とシートアクチュエータ58との間に介在させても良
い。
【0031】(実施の形態3)前記実施の形態2は、キ
ーシート44を個別に切断して1個単位のキーとして使
用するものであった。しかしながら、図11に示すもの
は、成形シート67をそのまま電子機器のパネル等に組
み込むものである。成形シート67は、撓みやすいよう
に撓み部61を備えている。成形シート67は、実施の
形態1と同様の方法により単体シート11に上面表示部
33が印刷され、その後に熱成形する。熱成形された成
形シート67は、前述した射出成形によりキー本体62
が射出成形される。
【0032】キー本体62が射出された後、その底面に
底面表示部34を前述した方法等の公知の印刷技術によ
り印刷する。底面表示部34のインキには、熱溶着性の
高いプライマー材を混合又は塗布する。この後、キー本
体62が射出されたキーシート63は、射出成形金型6
4に挿入され、電子機器のスイッチを駆動するためのア
クチュエータ65がピンゲート66から溶融樹脂を射出
して成形される。
【0033】アクチュエータ65が成形されたキーシー
ト63は、個々のキーとして切断されることなく、例え
ば、携帯電話器等のケースに収納され固定されて使用さ
れる。
【0034】(その他の実施の形態)前記実施の形態で
は、キーの外皮の内側に表示部を印刷するものであった
が、表側に印刷するものであっても良い。また、本発明
でいうキーとは、押ボタン形式のもの等も含む概念であ
り、かつ用途も前記実施の形態に限らず、自動車のフロ
ントパネル等の制御パネルで使用されるキー、押ボタン
も含まれる。
【0035】前記実施の形態では、単体シート11を熱
成形して成形シート13を成形した後にキー本体4を射
出成形していた。しかしながら、この成形シート13,
36を成形せずにキー本体4を射出する射出成形金型に
印刷された単体シート11を挿入載置して、キー本体4
の射出と同時に成形したものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、少ない
工程で所望の位置に複数の表示部を有するキーを作るこ
とができた。また、表示部がシート又は外皮でカバーさ
れているので、指の接触等による汚れ、剥離等を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のキーが採用されたパーソナル
コンピュータのキーボードの斜軸投影図である。
【図2】図2は、図1のキーボードの部分拡大図であ
る。
【図3】図3は、キーの詳細を示す斜軸投影図である。
【図4】図4は、単体シートにキーの表示部が印刷に形
成された状態を示す平面図である。
【図5】図5(a)〜(d)は、実施の形態1の成形シ
ートに形成された各凹状部内に樹脂が充填される射出成
形工程の説明図である。
【図6】図6は、成形シートにキー本体を射出成形金型
内で射出成形するときの断面図である。
【図7】図7は、実施の形態2のキーを携帯電話器に適
用したときの外観図である。
【図8】図8は、実施の形態2の成形シートに形成され
た各凹状部内に樹脂を充填しキーシートを作る射出成形
工程の説明図である。
【図9】図9は、キーシートの裏面に底面表示部を印刷
するときの断面図である。
【図10】図10は、キーシートを携帯電話に装着した
ときの断面図である。
【図11】図11は、実施の形態3のキーシートに樹脂
を充填しアクチュエータを成形する射出成形工程の説明
図である。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ 2…キーボード 3…キー 4…キー本体 8,33…上面表示部 10…側面表示部 11…単体シート 13,36…成形シート 14,35…シート凹状部 15…金型 17…加熱板 22…キャビティ凹型 30…携帯電話器 34…底面表示部 44…キーシート 52…スクリーン 54…スキージ 58…シートアクチュエータ 60…保護シート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部が少なくともキーの上表面を含む
    複数の面に配置されている電子機器のキーであって、 前記キーの表示部に対応する部分が凹状部として成形さ
    れた光透過性の熱可塑性合成樹脂からなるキー外皮と、 前記凹状部に充填され熱可塑性合成樹脂からなるキー本
    体と前記キー外皮に前記表示部が印刷されていることを
    特徴とする電子機器のキー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器のキーであっ
    て、 前記表示部は、前記凹状部の内表面に前記表示部が印刷
    されていることを特徴とする電子機器のキー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電子機器のキー
    であって、 前記表示部は、 前記キー本体の上面に配置され前記キーの機能を表示す
    る上面表示部、及び前記キー本体の側面に配置され前記
    キーの機能を表示する側面表示部とを備えた電子機器の
    キー。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電子機器のキー
    であって、 前記キー外皮は、前記キーが1個単位で切断されてたも
    のであることを特徴とする電子機器のキー。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の電子機器のキー
    であって、 前記キー外皮は、複数のキーが一体のシートで連結され
    たものであることを特徴とする電子機器のキー。
  6. 【請求項6】 表示部が少なくともキーの上表面を含む
    複数の面に配置されている電子機器のキーであって、 前記キーの上面の表示部に対応する部分が凹状部として
    成形された光透過性の熱可塑性合成樹脂からなるキー外
    皮と、 前記凹状部に充填され光透過性の熱可塑性合成樹脂から
    なるキー本体と、 前記キー本体の底面に配置され前記キーの機能を表示す
    る底面表示部とを備えた電子機器のキー。
  7. 【請求項7】 単体シートに印刷によりキーの表示部と
    なる部分を印刷し、 前記単体シートを熱成形により、複数のキー外皮となる
    凹部を成形して成形シートを成形し、 前記成形シートを射出成形金型に挿入して前記凹部に溶
    融樹脂を射出してキー本体を成形してキーシートを作
    り、 前記キーシートを前記キー本体を1個単位で切断して1
    個のキーとしたことを特徴とする電子機器のキーの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 単体シートを印刷によりキーの表示部と
    なる部分を印刷し、 前記単体シートを熱成形により、複数のキー外皮となる
    凹部を成形して成形シートを成形し、 前記成形シートを射出成形金型に挿入して前記凹部に光
    透過性の溶融樹脂を射出してキー本体を成形してキーシ
    ートを作り、 前記キーシートの前記キー本体の底面に底面表示部を印
    刷したことを特徴とする電子機器のキーの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の電子機器のキー
    の製造方法において、 前記キー外皮は、光透過性の熱可塑性の合成樹脂である
    ことを特徴とする電子機器のキーの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の電子機器のキーの製
    造方法において、 前記キーシートを切断して1個単位のキーを作ることを
    特徴とする電子機器のキーの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002184261A (ja) * 2000-12-13 2002-06-28 Mitsubishi Plastics Ind Ltd フィルムキー及びその製造方法
JP2002197933A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Taisei Plas Co Ltd キートップ、キーシートおよびその製造方法

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JP2002197933A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Taisei Plas Co Ltd キートップ、キーシートおよびその製造方法

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