JPH09101726A - 像形成物質除去装置 - Google Patents

像形成物質除去装置

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JPH09101726A
JPH09101726A JP7282624A JP28262495A JPH09101726A JP H09101726 A JPH09101726 A JP H09101726A JP 7282624 A JP7282624 A JP 7282624A JP 28262495 A JP28262495 A JP 28262495A JP H09101726 A JPH09101726 A JP H09101726A
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JP
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image forming
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image
peeling
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JP7282624A
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Tarou Teru
太郎 照
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の待機中に剥離部材と加圧部材との圧接
を解除し、待機中に剥離部材の1ヵ所が加圧され続ける
ことによって剥離部材が圧力変形するのを防止する。 【解決手段】 給紙ユニット20に設けた図示を省略し
た転写紙検知用センサが転写紙10なしを出力してか
ら、予め決めた所定時間経過しても給紙ユニット20に
転写紙10が供給されないとき、装置待機状態として、
偏心カム96を、モータ97の駆動によって偏心が最も
大きい位置となるような回転角度まで回転させることに
より、加圧アーム93を加圧スプリング94の付勢力に
抗して反時計方向に揺動し、加圧ローラ45と加熱用ブ
ロック43との間を圧接位置から所定の間隙Cだけ離間
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像
形成物質を安定に付着させた像保持体から該像形成物質
を剥離する像形成物質除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物質
除去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば特開平2−55195号公報には、支持体上
に離型剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転
写方式で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印
刷体にインキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間
を通し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、
該インキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除
去方法が開示されている。また特開平4−64472号
公報には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエ
ンドレスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及
び冷却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブ
ルペーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押し
つける押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部
からなるイレーザが開示されている。また特開平4−8
2983号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に
紙を通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2
本のローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該
圧接箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具
と、前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから
除去する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示
されている。
【0003】また、先に本出願人は、記録済み像保持体
に、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶液、
水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性
ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の水あるいは水溶液を保持させるとともに、剥
離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加圧接着
もしくは加熱接着して像保持体から剥離する像形成物質
除去方法を提案した(例えば、特願平4−255916
号参照)。
【0004】以上のような、像形成物質除去装置におい
ては、像形成物質を加熱軟化させることにより、剥離部
材と像形成物質との付着性を高め、あるいは、像形成物
質と像保持体との付着性を低下させ、これにより、像形
成物質が像保持体から剥離部材に転写されやすくするた
め、像保持体から像形成物質を良好に除去できると考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の各種装置のよう
に、記録済み像保持体に剥離部材を介在させ、像形成物
質を該剥離部材に加圧接着もしくは加熱接着して像保持
体から剥離する像形成物質除去装置において、剥離処理
を行っていない間の待機中に剥離部材の1ヵ所が加圧さ
れ続けることによって、剥離部材が圧力変形してしまっ
たり、剥離部材の1ヵ所が加熱され続けることによっ
て、剥離部材が局部的に熱変性してしまうという問題点
があった。一方、上記従来の像保持体からの像形成物質
除去装置において、記録済み像保持体に剥離部材を介在
させ、像形成物質を該剥離部材に加圧接着もしくは加熱
接着して像保持体から剥離する場合に、像保持体の搬送
方向前縁部に多量の像形成物質があったり、該像保持体
前縁部が欠け(破れ)ていたりすると、像保持体が途中
でつまるなどの、ジャムが発生してしまう。従来、ジャ
ムが発生した時には、手動で加圧ローラの加圧を解除
し、加圧ローラと剥離部材とに挾持されているジャム紙
を取り出し、再び、手動で加圧ローラの加圧を行ってい
た。このため、ジャム処理を行う前後の手順が煩雑とな
り、しかも、ジャム紙を取り出した後に再び加圧ローラ
を加圧状態にセットすることを忘れてしまい、剥離処理
ができなくなるという不具合が生じることもあった。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、装置の待機中に剥離部材の
1ヵ所に圧力、又は、熱が加わり続けることによって剥
離部材が変性するのを防止できる像形成物質除去装置を
提供することである。また、その第2の目的は、ジャム
紙の除去にあたってのするのに操作性が良い像形成物質
除去装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1乃至4の像形成物質除去装置は、像
保持体の表面に付着している像形成物質に対して該表面
と像形成物質との付着力よりも大きな付着力を発揮し得
る剥離部材と、該剥離部材と像保持体とを互いに圧接さ
せる圧接手段とを有し、像形成物質付着面が上記剥離部
材に対向した状態の像保持体と上記剥離部材とを上記圧
接手段で互いに圧接させた後に、像保持体を上記剥離部
材から離間させて、該剥離部材に像保持体から像形成物
質を転写させることにより、像保持体から像形成物質を
除去する像形成物質除去装置において、上記像保持体と
上記剥離部材とを互いに圧接させるため、像保持体を挾
んで上記剥離部材に対向する加圧部材と、該加圧部材と
上記剥離部材とが、像保持体を介して互いに圧接し得る
圧接状態と、互いに離間する離間状態とを選択的に取り
得るように、上記加圧部材と上記剥離部材の少なくとも
一方を移動させる移動手段と、装置待機時に、上記加圧
部材と上記剥離部材とが上記離間状態を取るように、上
記移動手段を制御する制御手段とを用いて、上記圧接手
段を構成したことを特徴とするものである。
【0008】この請求項1乃至4の像形成物質除去装置
においては、剥離処理を行わない装置待機中は、加圧部
材と剥離部材とを離間状態にし、剥離部材が加圧部材に
よって圧力を受け続けることを回避する。また、特に、
像形成物質の加熱軟化により、剥離部材と像形成物質と
の付着性を高め、あるいは、像形成物質と像保持体との
付着性を低下させ、これにより、像形成物質が像保持体
から剥離部材に転写されやすくするために、像保持体に
付着している像形成物質を加熱軟化させるための発熱体
を、少なくとも上記加圧部材に設ける場合には、このよ
うな発熱体が設けられた加熱部材と、剥離部材とを離間
状態にし、剥離部材が熱による変性を受けにくくする。
【0009】特に、請求項2の像形成物質除去装置は、
請求項1の像形成物質除去装置において、表面が無端移
動するように上記剥離部材を駆動する駆動手段と、装置
待機時に、上記剥離部材の駆動を停止するように上記駆
動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2の像形成物質除去装置において
は、装置待機中は、剥離部材の無端移動を停止させ、剥
離部材の駆動による騒音の発生を防止する。
【0011】また、特に、請求項3の像形成物質除去装
置は、請求項1の像形成物質除去装置において、上記剥
離部材自体、あるいは、ベルト状に構成した該剥離部材
を上記加圧部材との圧接部でバックアップするバックア
ップ部材、及び、上記加圧部材のそれぞれに、像保持体
に付着している像形成物質を加熱軟化させるための発熱
体を設け、上記剥離部材自体あるいは上記バックアップ
部材と、上記加圧部材のうち、比較的熱容量の大きい方
に設けられた上記発熱体について、装置待機時に、発熱
を継続するように制御する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0012】この、請求項3の像形成物質除去装置にお
いては、装置待機時後に装置を作動させるときの良好な
剥離を行える加熱状態にするまでの立ち上げ時間が、上
記比較的熱容量の大きい方について設けられた発熱体に
つき、装置待機時に発熱を停止させる場合に比して短く
できる。しかも、請求項1について記載のように、装置
待機時に、上記加圧部材と上記剥離部材とに上記離間状
態を取らせるので、上記発熱体の発熱を継続しても剥離
部材は加熱されにくい。なお、剥離部材の熱によって受
ける影響を一層抑制するためには、上記剥離部材自体あ
るいは上記バックアップ部材と、上記加圧部材のうち、
比較的熱容量の小さい方について設けられた上記発熱体
については、装置待機時に、発熱を停止するかあるいは
装置動作時よりも発熱量が少なくなるように制御するこ
とが望ましい。
【0013】また、特に、請求項4の像形成物質除去装
置は、請求項1の像形成物質除去装置において、像保持
体に付着している像形成物質を加熱軟化させるための発
熱体を、上記加圧部材に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0014】この、請求項4の像形成物質除去装置にお
いては、像形成物質の加熱軟化により、剥離部材と像形
成物質との付着性を高め、あるいは、像形成物質と像保
持体との付着性を低下させ、これにより、像形成物質が
像保持体から剥離部材に転写されやすくする。そして、
請求項1に記載のように、装置待機時に、このような発
熱体が設けられた加圧部材と、剥離部材とを離間状態に
し、圧接状態を維持する場合に比して、剥離部材が熱に
よる変性を受けにくくする。
【0015】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項5の像形成物質除去装置は、像保持体の表面に付
着している像形成物質に対して該表面と像形成物質との
付着力よりも大きな付着力を発揮し得る剥離部材と、該
剥離部材と像保持体とを互いに圧接させる圧接手段とを
有し、像形成物質付着面が上記剥離部材に対向した状態
の像保持体と上記剥離部材とを上記圧接手段で互いに圧
接させた後に、像保持体を上記剥離部材から離間させ
て、該剥離部材に像保持体から像形成物質を転写させる
ことにより、像保持体から像形成物質を除去する像形成
物質除去装置において、表面が無端移動するように上記
剥離部材を駆動する駆動手段と、装置待機時に、剥離部
材の駆動を剥離処理を行っているときよりも低速で行わ
せるか、又は、駆動及び停止を一定間隔で行わせるよう
に上記駆動手段を制御する制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0016】この、請求項5の像形成物質除去装置にお
いては、装置待機時に剥離部材を、極端に遅く、又は、
駆動及び停止を一定間隔で行うように駆動し、剥離部材
が長時間駆動されないで停止している場合に起きる形状
ぐせの発生を防止する。
【0017】上記第2の目的を達成するために、請求項
6或いは7の像形成物質除去装置は、像保持体の表面に
付着している像形成物質に対して該表面と像形成物質と
の付着力よりも大きな付着力を発揮し得る剥離部材と、
該剥離部材と像保持体とを互いに圧接させる圧接手段と
を有し、像形成物質付着面が上記剥離部材に対向した状
態の像保持体と上記剥離部材とを上記圧接手段で互いに
圧接させた後に、像保持体を上記剥離部材から離間させ
て、該剥離部材に像保持体から像形成物質を転写させる
ことにより、像保持体から像形成物質を除去する像形成
物質除去装置において、表面が無端移動するように上記
剥離部材を駆動する駆動手段と、装置待機時に、剥離部
材の駆動を剥離処理を行っているときよりも低速で行わ
せるか、又は、駆動及び停止を一定間隔で行わせるよう
に上記駆動手段を制御する制御手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0018】上記ジャム検知手段としては、周知の複写
機等におけるジャム検知手段を採用できる。例えば、像
保持体搬送経路上の2ヵ所に設けた紙検出用のセンサ
と、該センサからの信号に基づいて、搬送方向上流に配
置したセンサで像保持体の先端又は後端を検出してか
ら、所定時間(両センサ間を通過する所要時間+α)内
に同方向下流側のセンサで、像保持体の先端又は後端を
検出しない場合に、両センサ間でジャムが発生したと判
断する判断手段とを有するジャム検知手段を採用でき
る。また、像保持体搬送経路上の1ヵ所に設けた紙検出
用のセンサと、該センサからの信号に基づいて、該セン
サが像保持体を検出している時間が所定時間(像保持体
搬送方向長さ/像保持体搬送速度)を超えたらジャムが
発生したと判断する判断手段とを有するジャム検知手段
を採用しても良い。
【0019】この、請求項6或いは7の像形成物質除去
装置においては、ジャム検知手段によってジャムが検出
されると、自動的に圧接部材の圧接が解除されるので、
手動で圧接部材の圧接を解除する必要がない。
【0020】特に、請求項7の像形成物質除去装置は、
請求項6の像形成物質除去装置において、ジャム処理を
終了したことを検知するジャム処理終了検知手段を設
け、該ジャム処理終了検知手段によってジャム処理が終
了したことが検知されたら上記圧接手段による圧接を行
わせるように上記圧接制御手段を構成したことを特徴と
するものである。
【0021】上記ジャム処理終了検知手段としては、周
知の複写機等におけるジャム処理終了検知手段を採用で
きる。例えば、ジャム処理のために開く必要のある装置
前カバーの開閉状態を検出する開閉センサと、この開閉
センサの出力から上記ジャムを検知した後に、このかバ
ーが開閉されたことを検出したときに、ジャム処理が行
われたと判断する判断手段とを有するジャム処理終了検
知手段を採用できる。
【0022】この、請求項7の像形成物質除去装置にお
いては、ジャム検知手段によってジャムが検出された後
に、ジャム処理終了検知手段によってジャム処理が終了
したことが検出されると、自動的に圧接部材の圧接が行
われるので、手動で圧接部材の圧接を行う必要がなく、
圧接部材を圧接することを忘れて剥離処理を再開してし
まうこともない。 (以下、余白)
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を転写型の電子写真
複写機によって画像が形成された像保持体としての転写
紙から、像形成物質としての熱溶融性トナー(以下、ト
ナーという)を取り除く像保持体からの像形成物質除去
装置(以下、トナー除去装置という)に適用した実施形
態について説明する。
【0024】まず、第1の実施形態に係るトナー除去装
置の概略について説明する。図1において、このトナー
除去装置は、積層状態で収容しているトナー像が形成さ
れた転写紙10を一枚ずつ分離給紙する給紙ユニット2
0と、給紙ユニット20から送られてきた転写紙10に
不安定化液31を供給する液体供給装置としての液供給
ユニット30と、液が供給された転写紙10からトナー
を剥離する剥離手段としてのトナー剥離ユニット40
と、トナーが除去された転写紙10を乾燥させる乾燥ユ
ニット60と、乾燥ユニット60から排出される転写紙
10を受ける図示を省略した紙受けユニットとを備えて
いる。
【0025】上記給紙ユニット20は、トナー像が形成
された面(以下、トナー像面という)を下に向けてセッ
トされた転写紙10を、分離ローラ21によって1枚づ
つ分離し、さらに、レジストローラ22によって所定の
タイミングで液供給ユニット30に送り込むものであ
り、例えば電子写真複写機における給紙ユニットと同様
のものである。
【0026】上記液供給ユニット30は、水又は転写紙
10への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ
水溶液などからなる、転写紙10の表面とトナーとの付
着を不安定とする液体としての不安定化液31を転写紙
10に供給するものであり、不安定化液31を収容する
液容器32と、この液容器32中の液中に部分的に没す
るように設けられ回転によって液を汲み上げて転写紙1
0のトナー像面に供給する塗布ローラ33と、紙搬送経
路を挟んでこの塗布ローラ33に対向するように設けら
れた紙規制部材としての規制ローラ34と、液容器32
に供給する不安定化液31を貯蔵する液タンク35と、
該液タンク35から液容器32内に不安定化液31を供
給するための供給パイプ36及び給液ポンプ37と、液
容器32の余分な不安定化液31を液タンク35に回収
する回収パイプ38とを備えている。
【0027】この液供給ユニット30において、上記液
タンク35は装置下部に設けられており、液タンク35
内の不安定化液31に先端部が没した供給パイプ36が
鉛直方向に延び、その途中に給液ポンプ37が取り付け
られて不安定化液31を上方に汲み上げられるようにな
っている。供給パイプ36は上方で、液供給ユニット3
0の液容器32上面側に向かって屈折し、液容器32内
の液面に向けて開口している。液容器32は、その内部
に容器側板より低く形成された仕切り板32aが設けら
れており、該仕切り板32aの一方に供給パイプ36か
ら供給を受けた不安定化液31が貯溜し、この貯溜して
いる部分に上記塗布ローラ33が部分的に没している。
また、仕切り板32aの他方の底面には回収パイプ38
が連結されている。
【0028】上記構成によって、液タンク35内の不安
定化液31は給液ポンプ37に吸い上げられ、供給パイ
プ36を通って液容器32内の仕切り板32aの一方に
供給され、液容器32内の不安定化液31のかさが仕切
り板32aの高さを超えると、不安定化液31はオーバ
ーフローし、回収パイプ38を通って再び液タンク35
に戻されるようになっている。
【0029】上記トナー剥離ユニット40は、図2にそ
の主要部を示すように駆動ローラ41、支持ローラ42
及び転写紙10搬送経路に対向した発熱体としてのヒー
タ43a内蔵の加熱用ブロック43に掛け回された剥離
部材としてのトナーオフセット用ベルト(以下、オフセ
ットベルトという)44と、オフセットベルト44を挟
んで該加熱用ブロック43に圧接するように設けられた
発熱体としての加熱ランプ45a内蔵の加圧部材として
の加圧ローラ45と、オフセットベルト44表面からト
ナーを除去する図示を省略したベルトクリーニング装置
とを備えている。ここで、駆動ローラ41、支持ローラ
42、加熱用ブロック43、オフセットベルト44、加
圧ローラ45、及びテンションローラ46は、転写紙1
0を搬送する駆動手段として機能する。
【0030】上記オフセットベルト44の少なくとも表
面は、軟化したトナーに対して、転写紙10の表面と該
トナーとの付着力より大きい付着力を有するPET,P
C,PEEK,PI等の合成樹脂材料で形成されてい
る。
【0031】また上記加熱用ブロック43の転写紙10
搬送方向再下流側のコーナー部43bはほぼ90度に形
成され、ここを通過するオフセットベルト44部分が移
動方向を急激に変化させて、オフセットベルト44から
の転写紙10の曲率分離を行うようになっている。
【0032】また、この加熱用ブロック43と上記加圧
ローラ45とは、上記液供給ユニット30から送れてき
た転写紙10のトナー像面をオフセットベルト44に付
着させるとともに転写紙10に固着しているトナーを加
熱して軟化させるものである。 上記のように、トナー
を加熱軟化させることにより、オフセットベルト44と
トナーとの付着性を高め、或いは、トナーと転写紙10
との付着性を低下させ、これによりトナーが転写紙10
からオフセットベルト44に転写されやすいようにでき
る。
【0033】また上記ベルトクリーニング装置は、ベル
ト周面からトナーを除去し、除去されたトナーをユニッ
トケーシング内に収容するようになっている。
【0034】上記乾燥ユニット60は、例えば転写紙1
0の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
10を乾燥させるためのものであり、加熱ランプ61a
内蔵の例えばアルミからなる加熱ドラム61と、複数の
支持ローラ62に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面
に一定角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベル
ト63とから構成されている。上記紙押圧用ベルト63
の材質としては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えば
キャンバス地、木綿地、テトロン地などの布を用いるこ
とができる。
【0035】上記紙受けユニットは、乾燥ユニット60
における、加熱ドラム61と紙押圧用ベルト63との挾
持領域を抜け出した転写紙10を、曲率分離する分離ロ
ーラ65と、転写紙10を排紙するための排紙ローラ対
66と、排紙ローラ対66から送られてきた転写紙10
を収容する図示を省略した排紙トレイなどで構成でき
る。
【0036】以上の構成において、給紙ユニット20か
ら送られた転写紙10は、液供給ユニット30でそのト
ナー像面に不安定化液31が均一に供給され、トナー剥
離ユニット40に送られる。トナー剥離ユニット40
で、転写紙10に固着しているトナーが加熱用ブロック
43と加圧ローラ45とのニップ部Pにおいて加熱され
て軟化し、オフセットベルト44表面に付着する。そし
て加熱用ブロック43の下流側コーナー部43bの回り
で転写紙10とオフセットベルト44から分離する際
に、オフセットベルト44表面に付着したトナーが転写
紙10から剥離し、これにより、転写紙10からトナー
が除去される。トナーが除去された転写紙10は乾燥ユ
ニット60で乾燥され、紙受けユニットに排出される。
【0037】以上の構成によれば、トナーが付着した転
写紙10に液を供給して転写紙10のトナーとの界面部
に液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊
維を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0038】ここで、給紙ユニット20に転写紙10が
ない状態になってから所定時間経過後、装置は待機状態
となる。この待機状態において、トナー剥離ユニット4
0の加熱ランプ45a及びヒータ43aを加熱しつづけ
たままオフセットベルト44と加圧ローラ45とを圧接
し続けると、オフセットベルト44が加圧又は加熱され
続けることによって部分的に劣化してしまうという不具
合が生じる。この不具合を防止するため、従来、種々の
対策が考えられていた。その第1の対策は、オフセット
ベルト44及び加圧ローラ45の上下加熱を停止させる
と共に、オフセットベルト44の駆動を停止させる方法
である。しかし、この対策の場合、一定時間待機状態が
続いてオフセットベルト44及び加圧ローラ45の温度
が低下した後、再び剥離処理を開始するときに、オフセ
ットベルト44及び加圧ローラ45の温度が剥離処理可
能温度に立ち上がるまでに時間がかかるという不具合が
あった。その第2の対策は、オフセットベルト44及び
加圧ローラ45の上下加熱は剥離処理時同様に保つと共
に、オフセットベルト44の駆動を続ける方法である。
しかし、この対策の場合、消費電力の無駄であるととも
に、剥離処理を行っていない装置待機時にも騒音が発生
し、また、加圧ローラに付着していた剥離液、トナー、
ゴミ等がオフセットベルト44に定着してしまい、オフ
セットベルト44の剥離性能を一時的に低下させてしま
うため、待機状態を解除した直後の剥離処理の性能が悪
くなるという不具合があった。
【0039】そこで、装置待機中にオフセットベルト4
4が部分的に圧力を受けて劣化することを防止しつつ、
上記のような対策をとることによって生じていた装置待
機時及び待機状態解除直後の不具合の発生を防止できる
トナー除去装置について説明する。本実施形態のトナー
除去装置のトナー剥離ユニット40には、加圧ローラ4
5と加熱ブロック43とを圧接させたり、離間させたり
するための移動手段として、加圧ローラ45を移動させ
る加圧ローラ接離機構90を設けている。
【0040】まず、また、加圧ローラ接離機構90は、
図3に示すように、加圧ローラ45を軸受91を介して
支持し、かつ固設ピン92を中心にして回動自在である
加圧アーム93、加圧アーム93に対して時計方向に回
転する力を及ぼすように付勢する加圧スプリング94、
加圧アーム93上に設けられたカムフォロワー95、カ
ムフォロワー95を押し上げる偏心カム96、偏心カム
96を回転させるモータ97、モータ97を駆動させる
か否かを制御する図示を省略した制御手段としての制御
部から構成されている。そして、通常、加圧ローラ45
は、加圧スプリング94の付勢力によって時計方向に付
勢される加圧アーム93を介して、加熱用ブロック43
側に圧接されている。
【0041】上記加圧ローラ接離機構90においては、
制御部の制御によってモータ97が駆動されると、偏心
カム96が回転する。そして、この偏心カム96に当接
しているカムフォロワー95が偏心カム96の回転角度
によって変位し、カムフォロワー95が設けられている
加圧アーム93が固設ピン92を中心にして揺動する。
このように、偏心カム96の回転角度によって加圧アー
ム93の位置が変化し、この加圧アーム93に支持され
ている加圧ローラ45が加熱用ブロック43に対し、離
間位置と圧接位置とをとりうる。
【0042】そして、加圧ローラ45を加熱用ブロック
43の圧接位置から離間させるときには、偏心カム96
を、モータ97の駆動によって偏心が最も大きい位置と
なるような回転角度まで回転させることにより、加圧ア
ーム93が加圧スプリング94の付勢力に抗して反時計
方向に揺動され、図示のように、加圧ローラ45と加熱
用ブロック43との間が、圧接位置から所定の間隙Cだ
け離間される。また、加圧ローラ45を離間状態から圧
接状態に復帰させるときには、モータ97を駆動し、偏
心カム96を、偏心が最も大きい位置となるような回転
角度からほぼ半回転させることにより、加圧スプリング
94の付勢力によって加圧アーム93が固設ピン92を
中心にして時計方向に揺動され、加圧ローラ45が再び
加熱用ブロック43側に圧接される。
【0043】そして、上記制御部は、例えば給紙ユニッ
ト20に設けた図示を省略した転写紙検知用センサが転
写紙10なしを出力してから、予め決めた所定時間経過
しても給紙ユニット20に転写紙10が供給されないと
き、装置待機状態として、上記モータの駆動を開始し、
前述のようにして、加圧ローラ45が加熱用ブロック4
3に対し離間位置をとる。
【0044】以上のように、装置待機中は加熱用ブロッ
ク43に対する加圧ローラ45の圧接を解除し、オフセ
ットベルト44と加圧ローラ45とを非接触状態にする
ので、オフセットベルト44が局所的に加圧されること
がない。以上の構成によれば、オフセットベルト44
が、局所的に圧力変形することを軽減できる。また、オ
フセットベルト44が加熱されたまま加圧されることが
ないのでオフセットベルト44を積極的に駆動させる必
要がない。ここで、オフセットベルト44の駆動を停止
すればオフセットベルト44の駆動によって生じる騒音
を防止することができる。また、オフセットベルト44
上に剥離液、トナー、ゴミ等が定着しにくくなるため、
オフセットベルト44のトナー剥離性能の低下を軽減す
ることができる。
【0045】ここで、加熱用ブロック43と加圧ローラ
45とのうち熱容量の大きい方について設けた発熱体と
してのヒータ43a又は加熱ランプ45aの一方の発熱
を、装置待機時にも維持し、他方の発熱を停止すれば、
再び装置を立ち上げるとき、ヒータ43a又は加熱ラン
プ45aのうちの熱容量の小さい発熱体が処理可能温度
に立ち上がるまで待つだけで良く、装置立ち上げ時間の
短縮も図ることができる。なお、オフセットベルト44
の熱による変形あるいは特性劣化を一層抑制するために
は、上記オフセットベルト44自体あるいは加熱用ブロ
ックと、上記加圧ローラのうち、比較的熱容量の小さい
方について設けられた上記発熱体については、装置待機
時に、発熱を停止するかあるいは装置動作時よりも発熱
量が少なくなるように制御することが望ましい。これに
より、装置待機時の消費電力を低減することができる。
【0046】そして、装置待機時に、ヒータ43aが設
けられた加圧ローラ45と、オフセットベルト44とを
離間状態にするので、圧接状態を維持する場合に比し
て、オフセットベルト44の熱による変形や特性劣化を
軽減できる。
【0047】次に、装置待機中にオフセットベルト44
が部分的に圧力を受けて劣化することを防止しつつ、装
置待機時及び待機状態解除直後の不具合の発生を防止で
きる第2の実施形態にかかるトナー除去装置について説
明する。この実施形態に適用するトナー除去装置の基本
構成及び基本動作については、第1の実施形態における
トナー除去装置とほぼ同じであるが、但し、本実施形態
のトナー除去装置においては、加圧ローラ接離機構90
を設けなくてもよい。そして、このトナー除去装置で
は、装置が待機状態にあるとき、オフセットベルト44
の駆動をトナー除去処理を行っているときよりも低速で
行わせるか、又は、駆動及び停止を一定間隔で行わせる
ようにしている。そのため、本実施形態においては、オ
フセットベルト44を例えば、10分に1度、5mmの
駆動を行っている。
【0048】上記のように待機状態においてもオフセッ
トベルト44をわずかに駆動することによって、オフセ
ットベルト44が部分的に圧力を受けて劣化することを
防止できると共に、オフセットベルト44を長時間停止
させている場合に生じる形状ぐせを防止できる。また、
転写紙10からのトナーの剥離効率を上げるために、前
記実施例に示したのと同様に、オフセットベルト44の
バックアップ部材としての加熱ブロック43、又は、加
圧ローラ45に発熱体を設けている場合においても、オ
フセットベルト44が局部的に加熱され続けることがな
いので、オフセットベルト44が局部的に熱によって変
性することを防止できる。さらに、装置待機時に発熱体
としての加熱ランプ45a又は、ヒータ43aの発熱を
停止しなくてもよいので、再び装置を立ち上げるときの
立ち上げ時間を短縮することができる。また、オフセッ
トベルト44上に剥離液、トナー、ゴミ等が定着しにく
くなるため、オフセットベルト44のトナー剥離性能の
低下を軽減することができる。
【0049】次に、ジャムが発生したときの操作性を良
好にすることができる第3の実施例にかかるトナー除去
装置について説明する。このトナー除去装置の基本的構
成及び動作は、第1の実施例にかかるトナー除去装置と
同様であるので、説明は省略する。そして、本実施形態
においては、ジャムが発生したことを検出するジャム検
知手段としてのジャム検出センサを設けている。ここ
で、上記ジャム検出センサは、例えば、転写紙搬送経路
上の2ヵ所に紙検出用のセンサを設け、搬送方向上流に
配置したセンサで転写紙10の先端又は後端を検出して
から、所定時間(両センサ間を通過する所要時間+α)
内に同方向下流側のセンサで、転写紙10の先端又は後
端を検出しない場合に、両センサ間でジャムが発生した
と判断する方法を採用している。そして、ジャムが発生
したと検出された時、上記加圧ローラ接離機構90のモ
ータが作動し、自動的に加熱用ブロック43に対する加
圧ローラ45の圧接を解除するように加圧ローラ45接
離機構の駆動を制御している。
【0050】上記のように加圧ローラ45の圧接を自動
的に解除することにより、ジャムが発生したときに行う
ジャム処理をすぐ行うことができ、操作性が良くなる。
【0051】更に、ジャムが発生したと検出された後
に、ジャム処理が行われたことを検出するジャム処理終
了検知手段を設けることによって更に操作性を良くする
ことができる。ここで、ジャム処理終了検知手段として
は、例えば、ジャム処理のために開く必要のある装置前
カバーの開閉状態を検出する開閉センサを設け、この開
閉センサの出力から上記ジャムを検知した後に、このカ
バーが開閉されたことを検出したときに、ジャム処理が
行われたと認識する方法を採用している。そして、ジャ
ム検知手段によってジャムが発生したと検出された後
に、ジャム処理終了検知手段によってジャム処理が行わ
れたことを検出すると、上記加圧ローラ接離機構90の
モータが作動し、自動的に加熱用ブロック43に対する
加圧ローラ45の圧接を行うように制御している。
【0052】上記のようにジャム処理を行った後に加圧
ローラ45の圧接を自動的に行うことにより、加圧ロー
ラ45の圧接を手動で行う場合に圧接し忘れたまま再び
トナー除去処理を開始しようとしてしまい、結果的に転
写紙10からトナーを除去できないという操作ミスを未
然に防ぐことができ、操作性が良くなる。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至4の像形成物質除去装置に
よれば、装置待機時に、加圧部材と剥離部材とが離間状
態をとるので、圧接状態を維持する場合に比して剥離部
材が圧力変形することを軽減できる。また、加圧部材と
剥離部材とを離間状態にするので、圧接部材に付着して
いた剥離液、トナー、ゴミ等が剥離部材に定着すること
がなく、剥離部材の剥離性能の低下をおさえることがで
きる。また、像形成物質の加熱軟化により、像形成物質
が像保持体から剥離部材に転写されやすくするために、
像保持体に付着している像形成物質を加熱軟化させるた
めの発熱体を、少なくとも上記加圧部材に設ける場合に
は、このような発熱体が設けられた加熱部材と、剥離部
材とを離間状態にするので、圧接状態を維持する場合に
比して、剥離部材の熱による変形や特性劣化も軽減でき
るという効果がある。
【0054】特に、請求項2の像形成物質除去装置によ
れば、装置待機中は、剥離部材の無端移動を停止させる
ので、剥離部材の駆動による騒音の発生を防止できると
いう効果がある。
【0055】また特に、請求項3の像形成物質除去装置
によれば、装置待機時後に装置を作動させるときの良好
な剥離を行える加熱状態にするまでの立ち上げ時間が、
上記比較的熱容量の大きい方について設けられた発熱体
につき、装置待機時に発熱を停止させる場合に比して短
くできるという効果がある。また、請求項1について記
載のように、装置待機時に、上記加圧部材と上記剥離部
材とに上記離間状態を取らせるので、上記発熱体の発熱
を継続することによる剥離部材の熱変形や熱特性劣化を
抑えることできるという効果がある。
【0056】また特に、請求項4の像形成物質除去装置
によれば、像形成物質の加熱軟化により、剥離部材と像
形成物質との付着性を高め、あるいは、像形成物質と像
保持体との付着性を低下させ、これにより、像形成物質
が像保持体から剥離部材に転写されやすくするための発
熱体を、装置待機時に剥離部材から離間させる加圧部材
に設けているので、像保持体からの像形成物質の除去を
良好に行うことができるとともに、装置待機時に剥離部
材が加圧部材の熱によって変形したり特性劣化したりす
ることを軽減できるという効果がある。
【0057】請求項5の像形成物質除去装置によれば、
装置待機時に剥離部材を低速で、又は、駆動及び停止を
一定間隔で行うように駆動するので、剥離部材が長時間
駆動されないで停止している場合に生じる形状ぐせの発
生を防止することができるという効果がある。また、像
形成物質の加熱軟化により、像形成物質が像保持体から
剥離部材に転写されやすくするために、剥離部材を局所
的に加熱する発熱体を設けている場合には、装置待機時
に発熱体の発熱を継続しても加熱される剥離部材の部分
を無端移動により移動させるので、剥離部材の局所的な
熱による変形や特性劣化も軽減でき、また、装置待機時
に発熱体の発熱を停止しなくてもよいので、再び装置を
立ち上げるときの立ち上げ時間を短縮することができる
という効果がある。また、オフセットベルト44上に剥
離液、トナー、ゴミ等が定着しにくくなるため、オフセ
ットベルト44のトナー剥離性能の低下を軽減すること
ができる。
【0058】請求項6の像形成物質除去装置によれば、
ジャム検知手段によってジャムが検出されると、自動的
に圧接手段の圧接が解除されるので、手動で圧接手段の
圧接を解除する必要がなく、ジャムが発生したときの操
作性が良好になるという効果がある。
【0059】請求項7の像形成物質除去装置によれば、
ジャム検知手段によってジャムが検出された後に、ジャ
ム処理終了検知手段によってジャム処理が終了したこと
が検出されると、自動的に圧接手段の圧接が行われるの
で、手動で圧接手段の圧接を行う必要がなく、ジャム処
理終了後の操作性が良くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るトナー除去装置の概略構成図。
【図2】実施形態に係るトナー剥離ユニットの概略構成
図。
【図3】図2の剥離ユニットに係る加圧ローラ接離機構
の概略構成図。
【符号の説明】
10 転写紙 20 給紙ユニット 21 分離ローラ 22 レジストローラ 30 液供給ユニット 31 不安定化液 32 液容器 33 塗布ローラ 34 規制ローラ 35 液タンク 36 供給パイプ 37 給液ポンプ 38 回収パイプ 40 トナー剥離ユニット 41 駆動ローラ 42 支持ローラ 43 加熱用ブロック 43a ヒータ 44 オフセットベルト 45 加圧ローラ 45a 加熱ランプ 46 テンションローラ 60 乾燥ユニット 61 加熱ドラム 63 紙押圧用ベルト 65 分離ローラ 66 排紙ローラ 90 加圧ローラ接離機構 91 軸受 92 固設ピン 93 加圧アーム 94 加圧スプリング 95 カムフォロワー 96 偏心カム 97 モータ P ニップ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像保持体の表面に付着している像形成物質
    に対して該表面と像形成物質との付着力よりも大きな付
    着力を発揮し得る剥離部材と、該剥離部材と像保持体と
    を互いに圧接させる圧接手段とを有し、像形成物質付着
    面が上記剥離部材に対向した状態の像保持体と上記剥離
    部材とを上記圧接手段で互いに圧接させた後に、像保持
    体を上記剥離部材から離間させて、該剥離部材に像保持
    体から像形成物質を転写させることにより、像保持体か
    ら像形成物質を除去する像形成物質除去装置において、 上記像保持体と上記剥離部材とを互いに圧接させるた
    め、像保持体を挾んで上記剥離部材に対向する加圧部材
    と、 該加圧部材と上記剥離部材とが、像保持体を介して互い
    に圧接し得る圧接状態と、互いに離間する離間状態とを
    選択的に取り得るように、上記加圧部材と上記剥離部材
    の少なくとも一方を移動させる移動手段と、 装置待機時に、上記加圧部材と上記剥離部材とが上記離
    間状態を取るように、上記移動手段を制御する制御手段
    と、を用いて、上記圧接手段を構成したことを特徴とす
    る像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】請求項1の像形成物質除去装置において、 表面が無端移動するように上記剥離部材を駆動する駆動
    手段と、 装置待機時に、上記剥離部材の駆動を停止するように上
    記駆動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴と
    する像形成物質除去装置。
  3. 【請求項3】請求項1の像形成物質除去装置において、 上記剥離部材自体、あるいは、ベルト状に構成した該剥
    離部材を上記加圧部材との圧接部でバックアップするバ
    ックアップ部材、及び、上記加圧部材のそれぞれに、像
    保持体に付着している像形成物質を加熱軟化させるため
    の発熱体を設け、 上記剥離部材自体あるいは上記バックアップ部材と、上
    記加圧部材のうち、比較的熱容量の大きい方に設けられ
    た上記発熱体について、装置待機時に、発熱を継続する
    ように制御する制御手段を設けたことを特徴とする像形
    成物質除去装置。
  4. 【請求項4】請求項1の像形成物質除去装置において、 像保持体に付着している像形成物質を加熱軟化させるた
    めの発熱体を、上記加圧部材に設けたことを特徴とする
    像形成物質除去装置。
  5. 【請求項5】像保持体の表面に付着している像形成物質
    に対して該表面と像形成物質との付着力よりも大きな付
    着力を発揮し得る剥離部材と、該剥離部材と像保持体と
    を互いに圧接させる圧接手段とを有し、像形成物質付着
    面が上記剥離部材に対向した状態の像保持体と上記剥離
    部材とを上記圧接手段で互いに圧接させた後に、像保持
    体を上記剥離部材から離間させて、該剥離部材に像保持
    体から像形成物質を転写させることにより、像保持体か
    ら像形成物質を除去する像形成物質除去装置において、 表面が無端移動するように上記剥離部材を駆動する駆動
    手段と、 装置待機時に、剥離部材の駆動を剥離処理を行っている
    ときよりも低速で行わせるか、又は、駆動及び停止を一
    定間隔で行わせるように上記駆動手段を制御する制御手
    段とを設けたことを特徴とする像形成物質除去装置。
  6. 【請求項6】像保持体の表面に付着している像形成物質
    に対して該表面と像形成物質との付着力よりも大きな付
    着力を発揮し得る剥離部材と、該剥離部材と像保持体と
    を互いに圧接させる圧接手段とを有し、像形成物質付着
    面が上記剥離部材に対向した状態の像保持体と上記剥離
    部材とを上記圧接手段で互いに圧接させた後に、像保持
    体を上記剥離部材から離間させて、該剥離部材に像保持
    体から像形成物質を転写させることにより、像保持体か
    ら像形成物質を除去する像形成物質除去装置において、 像保持体のジャムを検知するジャム検知手段と、上記圧
    接手段による圧接及び圧接解除を制御する圧接制御手段
    とを設け、該ジャム検知手段によって像保持体のジャム
    が検知されたら、上記圧接手段による圧接を解除させる
    ように該圧接制御手段を構成したことを特徴とする像形
    成物質除去装置。
  7. 【請求項7】請求項6の像形成物質除去装置において、
    ジャム処理を終了したことを検知するジャム処理終了検
    知手段を設け、該ジャム処理終了検知手段によってジャ
    ム処理が終了したことが検知されたら上記圧接手段によ
    る圧接を行わせるように上記圧接制御手段を構成したこ
    とを特徴とする像形成物質除去装置。
JP7282624A 1995-10-03 1995-10-03 像形成物質除去装置 Withdrawn JPH09101726A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105345551A (zh) * 2015-12-05 2016-02-24 重庆腾通工业设计有限公司 刹车蹄加工用固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105345551A (zh) * 2015-12-05 2016-02-24 重庆腾通工业设计有限公司 刹车蹄加工用固定装置

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