JPH09100849A - 自動車用ブレーキの防水構造 - Google Patents

自動車用ブレーキの防水構造

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Publication number
JPH09100849A
JPH09100849A JP25734195A JP25734195A JPH09100849A JP H09100849 A JPH09100849 A JP H09100849A JP 25734195 A JP25734195 A JP 25734195A JP 25734195 A JP25734195 A JP 25734195A JP H09100849 A JPH09100849 A JP H09100849A
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JP
Japan
Prior art keywords
brake drum
brake
peripheral edge
backing plate
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25734195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Komori
康資 古森
Hajime Kozuka
元 小塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH09100849A publication Critical patent/JPH09100849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D51/00Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
    • F16D2051/001Parts or details of drum brakes
    • F16D2051/005Protective covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D51/00Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減及び組立作業の簡易化を図
る。 【解決手段】 ブレーキドラム1の外周面に周方向へ沿
って突起1aを形成すると共にブレーキドラム1の開放
面側の周縁に周方向へ沿って溝1bを形成する一方、ブ
レーキシューを保持すると共にブレーキドラム1の開放
面を覆うバッキングプレート2でブレーキドラム1の上
記突起1aと周縁との間の外周面及び当該周縁を覆うよ
うにバッキングプレート2の周縁を曲折した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ブレーキ
の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム式の自動車用ブレーキでは、ブレ
ーキドラムの内部に水や泥などが入り込むと、ブレーキ
ドラムに対するブレーキシューの摩擦抵抗が低下して、
車輪の回転速度の抑制機能の低下を招く恐れがある。こ
のため、ブレーキドラムの内部への水や泥などの侵入を
防止する防水構造が各種提案されている(例えば、実開
昭56−172455号公報、実開昭60−12803
2号公報など)。
【0003】このような従来の自動車用ブレーキの防水
構造の一例を図4に示す。図4に示すように、ブレーキ
ドラム11の外周面には、周方向に沿って突起11aが
形成されている。ブレーキドラム11の外周面には、周
方向に沿って溝11bが当該ブレーキドラム11の開放
面側の前記突起11aの面と連続するように形成されて
いる。ブレーキドラム11の開放面側の周縁には、周方
向に沿って溝11cが形成されている。
【0004】一方、ブレーキシューなどを保持すると共
にブレーキドラム11の開放面を覆うバッキングプレー
ト12の周縁は、その端部がブレーキドラム11の前記
溝11cに入り込むように曲折されている。バッキング
プレート12の上記曲折部分には、ブレーキドラム11
の前記溝11b,11cの開口部分を覆うようにしてダ
ストカバー13が溶接固定されている。
【0005】このようにして構成された従来の自動車用
ブレーキの防水構造によれば、ブレーキドラム11の外
側からの水や泥などは、ダストカバー13により、ブレ
ーキドラム11の内部への侵入が防止されるだけでな
く、ブレーキドラム11の突起11aとダストカバー1
3との隙間から万が一侵入したとしても、ブレーキドラ
ム11の前記溝11b内に入り込むため、当該溝11b
に沿って下方へ落下して上記隙間から外部へ排出される
のである。さらに、バッキングプレート12の周縁端を
ブレーキドラム11の前記溝11b内に入り込ませてい
るので、ブレーキドラム11の内部への水や泥などの侵
入をより確実に防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、自動車の各部の
構造において、製造コスト低減のために部品点数の削減
や組立作業の簡易化などが検討されている。このため、
自動車用ブレーキの防水構造においては、特に、ダスト
カバー13の製作コスト及びダストカバー13のバッキ
ングプレート12への溶接固定にかかる作業工程の削減
が課題となっている。
【0007】このようなことから、本発明は、従来と同
様な防水効果を有しながらも部品点数が削減され、組立
作業が簡易化された自動車用ブレーキの防水構造を提供
することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による自動車用ブレーキの防水構造は、
ドラム式の自動車用ブレーキの防水構造であって、ブレ
ーキドラムの外周面に周方向へ沿って突起を形成すると
共に当該ブレーキドラムの開放面側の周縁に周方向へ沿
って溝を形成する一方、ブレーキシューを保持すると共
に前記ブレーキドラムの開放面を覆うバッキングプレー
トで上記ブレーキドラムの前記突起と前記周縁との間の
外周面及び上記周縁を覆うように当該バッキングプレー
トの周縁を曲折してなることを特徴とする。
【0009】本発明に係る自動車用ブレーキの防水構造
は、前記ブレーキドラムの前記溝の開口側と対向する側
の壁面と前記バッキングプレートとの間の大きさが当該
ブレーキドラムの前記突起と前記周縁との間の外周面と
当該バッキングプレートとの間の大きさ及び当該ブレー
キドラムの上記周縁と当該バッキングプレートとの間の
大きさよりも大きいことを特徴とする。
【0010】本発明に係る自動車用ブレーキの防水構造
は、前記ブレーキドラムの内周面と前記溝との間の周縁
端が当該ブレーキドラムの外周面と上記溝との間の周縁
端よりも突出していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による自動車用ブレーキの
防水構造の実施の一形態例を図1〜3を用いて説明す
る。なお図1は、その全体構造を表す断面図、図2は、
図1のバッキングプレート側の内部の構造図、図3は、
図1の矢線III 部の抽出拡大図である。
【0012】図1に示すように、ブレーキドラム1の開
放面側には、バッキングプレート2が当該ブレーキドラ
ム1の上記開放面を覆うようにして設けられる。図2に
示すように、バッキングプレート2のブレーキドラム1
との対向面側には、外周面にブレーキライニング3aを
設けた一対のブレーキシュー3が配備されており、これ
らブレーキシュー3は、その中央部分がホールドダウン
ピン3bでバッキングプレート21にそれぞれ揺動可能
に支持されている。
【0013】図2に示すように、対向するブレーキシュ
ー3の一方の端部同士は、ホイールシリンダ4で接近離
反できるように連結されると共に、リターンスプリング
5aで接近するように付勢されている。一方、ブレーキ
シュー3の他方の端部同士は、リテーナスプリング5b
で接近するように付勢されると共に、当該端部間には、
アンカ6が配備されており、当該アンカ6は、リベット
6aでバッキングプレート2に固定されている。
【0014】つまり、ホイールシリンダ4を伸長する
と、ブレーキシュー3が前記ピン3bを中心に移動し、
ブレーキライニング3bがブレーキドラム1の内周面を
押圧してブレーキドラム1の回転を制動し、ホイールシ
リンダ4の伸長を停止すると、ブレーキシュー3がリタ
ーンスプリング5aの付勢力によりブレーキドラム1か
ら引き離されると共に、リテーナスプリング5bにより
アンカ6に対して所定の位置に戻されるようになってい
るのである。
【0015】図2に示すように、一方のブレーキシュー
3のホイールシリンダ4寄りには、パーキングレバー7
が揺動可能に設けられている。パーキングレバー7に
は、図示しないパーキングブレーキ用ワイヤが連結され
ており、当該ワイヤを引くことにより、パーキングレバ
ー7は、回動して上記ブレーキシュー3をブレーキドラ
ム1の内周面に押圧させるようになっている。
【0016】なお、図1中、4aはブリーダ孔、4bは
インレットポート、4cはブリーダスクリュである。ま
た、図2中、8はオートアジャスタアッセンブリ、9は
アジャスタレバー、10はアジャスタスプリングであ
る。
【0017】一方、図3に示すように、ブレーキドラム
1の外周面には、周方向に沿って突起1aが形成されて
いる。ブレーキドラム1の開放面側の周縁には、周方向
に沿って溝1bが形成されている。ブレーキドラム1の
内周面と上記溝1bとの間の周縁端は、ブレーキドラム
1の外周面と当該溝1bとの間の周縁端よりも突出する
ように形成されている。つまり、ブレーキドラム1の上
記溝1bを形成する突部1c,1dのうち、ブレーキド
ラム1の径方向内側の突部1dは、径方向外側の突部1
cよりも突出しているのである。
【0018】また、前記バッキングプレート2の周縁
は、ブレーキドラム1の前記突起1aと周縁との間の外
周面及び当該周縁を覆うよう、即ち、ブレーキドラム1
の開放面側の周縁をブレーキドラム1の前記突起1aの
側面まで覆うように曲折されており、このバッキングプ
レート2とブレーキドラム1との隙間は、ブレーキドラ
ム1の前記溝1bの開口側と対向する側の壁面とバッキ
ングプレート2との間の大きさよりもブレーキドラム1
の前記突起1a、外周面、前記突部1c,1dとバッキ
ングプレート2との間の大きさの方がはるかに小さくな
っている。
【0019】つまり、ブレーキドラム1の周縁とバッキ
ングプレート2との隙間がラビリンス状となるよう、即
ち、ブレーキドラム1の前記突起1a、外周面、突部1
c,1dとバッキングプレート2との間が絞り口をな
し、ブレーキドラム1の前記溝1dが膨張室をなすよう
に形成されているのである。言い換えれば、ブレーキド
ラム1の周縁とバッキングプレート2との隙間には、ラ
ビリンスシールが形成されているのである。
【0020】このようにして構成された自動車用ブレー
キの防水構造によれば、ブレーキドラム1の周縁とバッ
キングプレート2との間にラビリンス効果が生じるの
で、ブレーキドラム1の外部からの水や泥などの内部へ
の侵入を防止することができる。また、ブレーキドラム
1の前記突起1aとバッキングプレート2との隙間から
侵入してしまった水や泥などは、ブレーキドラム1の前
記溝部1bにより下方へ落下し、上記隙間から外部へ排
出される。
【0021】従って、ブレーキドラム1の内部への水や
泥などの侵入をダストカバーなどの特別な部材を用いる
ことなくバッキングプレート1のみで十分に防ぐことが
できるので、部品点数を削減し、組立作業を簡易化する
ことができ、製造コストを低減することができる。
【0022】また、ブレーキドラム1の溝1bを形成す
る突部1dを突部1cよりも突出させているので、ブレ
ーキドラム1の周縁とバッキングプレート2との隙間の
ラビリンス効果を部品点数の増加や組立作業の繁雑さを
生じさせることなく高めることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明による自動車用ブレーキの防水構
造では、ブレーキドラムの内部への水や泥などの侵入を
バッキングプレートのみで他の部材を用いることなく十
分に防ぐことができるので、部品点数を削減し、組立作
業を簡易化することができ、製造コストを低減すること
ができる。
【0024】また、ブレーキドラムの内周面と溝との間
の周縁端をブレーキドラムの外周面と溝との間の周縁端
よりも突出させているので、ブレーキドラムとバッキン
グプレートとの隙間の防水効果を部品点数の増加や組立
作業の繁雑さを生じさせることなく高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用ブレーキの防水構造の実
施の一形態例の全体構造を表す断面図である。
【図2】図1のバッキングプレート側の内部の構造図で
ある。
【図3】図1の矢線III 部の抽出拡大図である。
【図4】従来の自動車用ブレーキの防水構造の一例の概
略構造図である。
【符号の説明】
1 ブレーキドラム 1a 突起 1b 溝 1c,1d 突部 2 バッキングプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム式の自動車用ブレーキの防水構造
    であって、 ブレーキドラムの外周面に周方向へ沿って突起を形成す
    ると共に当該ブレーキドラムの開放面側の周縁に周方向
    へ沿って溝を形成する一方、 ブレーキシューを保持すると共に前記ブレーキドラムの
    開放面を覆うバッキングプレートで上記ブレーキドラム
    の前記突起と前記周縁との間の外周面及び上記周縁を覆
    うように当該バッキングプレートの周縁を曲折してなる
    ことを特徴とする自動車用ブレーキの防水構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキドラムの前記溝の開口側と
    対向する側の壁面と前記バッキングプレートとの間の大
    きさが当該ブレーキドラムの前記突起と前記周縁との間
    の外周面と当該バッキングプレートとの間の大きさ及び
    当該ブレーキドラムの上記周縁と当該バッキングプレー
    トとの間の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項
    1に記載の自動車用ブレーキの防水構造。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキドラムの内周面と前記溝と
    の間の周縁端が当該ブレーキドラムの外周面と上記溝と
    の間の周縁端よりも突出していることを特徴とする請求
    項1または2に記載の自動車用ブレーキの防水構造。
JP25734195A 1995-10-04 1995-10-04 自動車用ブレーキの防水構造 Pending JPH09100849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316508A (ja) * 2001-04-25 2002-10-29 Nsk Ltd エンコーダ付車輪用回転支持装置
US7395903B2 (en) 2003-06-06 2008-07-08 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Electric brake device
US10883556B2 (en) 2018-07-06 2021-01-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Disc brake

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002316508A (ja) * 2001-04-25 2002-10-29 Nsk Ltd エンコーダ付車輪用回転支持装置
US7395903B2 (en) 2003-06-06 2008-07-08 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Electric brake device
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010703