JPH09100271A - トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体 - Google Patents

トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体

Info

Publication number
JPH09100271A
JPH09100271A JP8046860A JP4686096A JPH09100271A JP H09100271 A JPH09100271 A JP H09100271A JP 8046860 A JP8046860 A JP 8046860A JP 4686096 A JP4686096 A JP 4686096A JP H09100271 A JPH09100271 A JP H09100271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
formula
acid ester
hydrazinecarboxylic acid
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8046860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4060386B2 (ja
Inventor
Heinz-Juergen Wroblowsky
ハインツ−ユルゲン・ブロブロウスキ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH09100271A publication Critical patent/JPH09100271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060386B2 publication Critical patent/JP4060386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C281/00Derivatives of carbonic acid containing functional groups covered by groups C07C269/00 - C07C279/00 in which at least one nitrogen atom of these functional groups is further bound to another nitrogen atom not being part of a nitro or nitroso group
    • C07C281/02Compounds containing any of the groups, e.g. carbazates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C281/00Derivatives of carbonic acid containing functional groups covered by groups C07C269/00 - C07C279/00 in which at least one nitrogen atom of these functional groups is further bound to another nitrogen atom not being part of a nitro or nitroso group
    • C07C281/02Compounds containing any of the groups, e.g. carbazates
    • C07C281/04Compounds containing any of the groups, e.g. carbazates the other nitrogen atom being further doubly-bound to a carbon atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D249/081,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles
    • C07D249/101,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D249/12Oxygen or sulfur atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 除草剤及び殺虫剤を製造する際に中間体とし
て使用し得るトリアゾリノンの新規な製造方法及びこの
ものの新規な中間体を提供する。 【解決手段】 一般式(I) 〔式中、Rはハロゲノアルキルを表わし、Rは水
素、ヒドロキシルまたはアミノを表わすか、或いはアル
キル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキル
アミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、シクロア
ルキルアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルを表
わす〕で示されるトリアゾリノンの新規な製造方法、並
びにこれらトリアゾリノンを製造する際の新規な中間体
及び中間体自身の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は大体は公知であり、そして除草剤
及び殺虫剤を製造する際に中間体として使用し得るトリ
アゾリノンの新規な製造方法及びこのものの新規な中間
体に関する。
【0002】ある置換されたトリアゾリノン例えば化合
物4−メチル−5−トリフルオロメチル−2,4−ジヒ
ドロ−3H−1,2,4−トリアゾル−3−オンが対応
するトリアゾリンチオン例えば化合物4−メチル−5−
トリフルオロメチル−2,4−ジヒドロ−3H−1,
2,4−トリアゾール−3−チオンを酸結合剤例えばナ
トリウムメチラートの存在下で最初にアルキル化剤と反
応させ、そして生じるアルキルチオトリアゾール誘導体
を常法で単離し、次に酢酸の存在下で過酸化水素と共に
加熱し、冷却後に中和し、そして常法で処理する場合に
得られることが公知である(米国特許第3,780,0
52号、実施例2参照)。
【0003】更にまた、上記の化合物4−メチル−5−
トリフルオロメチル−2,4−ジヒドロ−3H−1,
2,4−トリアゾル−3−オンを1−トリフルオロアセ
チル−4−メチル−セミカルバジドを160〜180℃
で加熱し、続いて酢酸エチルで抽出し、そしてカラムク
ロマトグラフィーにかけることにより得ることができる
ことは公知である(米国特許第3,780,052号、
実施例3参照)。
【0004】しかしながら、生じる生成物の収率及び品
質は引用される合成方法の両方において極めて不満足で
ある。
【0005】更にトリアゾリノンの製造方法は先行して
いるが、予備公開されていない特許出願の目的である
(ドイツ国特許出願公開第4,339,412号及び同
第4,342,190号参照)。
【0006】本発明は一般式(I)
【0007】
【化12】
【0008】式中、Rはハロゲノアルキルを表わし、
そしてRは水素、ヒドロキシルまたはアミノを表わす
か、或いはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコ
キシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアル
キル、シクロアルキルアルキル、フェニルまたはフェニ
ルアルキルを表わす、のトリアゾリノンを製造する際
に、一般式(II)
【0009】
【化13】
【0010】式中、R及びRは上記の意味を有し、
そしてRは各々の場合に随時置換されていてもよいアル
キルまたはアリールを表わす、のヒドラジンカルボン酸
エステル及び/または式(II)の化合物に対して互変
異性である化合物を塩基性反応補助剤の存在下及び希釈
剤の存在下にて0乃至150℃の温度で反応させること
を特徴とする、一般式(I)のトリアゾリノンの新規な
製造方法に関する。
【0011】驚くべきことに、一般式(I)のトリアゾ
リノンは新規な方法により簡単に、かつ極めて高収率に
得ることができ、その際に置換基は広範囲にわたって変
えることができる。
【0012】同時に、従来の方法における過酸化水素の
使用の如き安全性の問題、及び従来の方法における含硫
黄廃液に関連して生じるような実質的な自然の廃液問題
が避けられる。
【0013】かくて新規な方法は本分野の価値ある繁栄
を表わす。
【0014】新規な方法によれば、式(I)の化合物は
好ましくはRが炭素原子1〜6個を有するハロゲノア
ルキルを表わし、そしてRが水素、ヒドロキシルまた
はアミノを表わすか、各々の場合に随時シアノ、ハロゲ
ンまたはC1〜C4−アルコキシで置換されていてもよ
く、かつ各々の場合にアルキル、アルケニルまたはアル
キニル基中に炭素原子6個までを有するアルキル、アル
ケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノまた
はジアルキルアミノを表わすか、或いは各々の場合に随
時シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4
アルコキシまたはC1〜C4−アルコキシ−カルボニルで
置換されていてもよいC3〜C6−シクロアルキル、C3
〜C6−シクロアルキル−C1〜C2−アルキル、フェニ
ルまたはフェニル−C1〜C2−アルキルを表わすもので
ある。
【0015】基の定義において挙げられる炭化水素基例
えばアルキルはこれらのものがまたヘテロ原子と組合せ
て例えばアルコキシ、アルキルチオまたはアルキルアミ
ノであるように、明白に示されない場合でも直鎖状もし
くは分枝鎖状のものである。一般に、ハロゲンはフッ
素、塩素、臭素またはヨウ素を表わし、好ましくはフッ
素、塩素または臭素を表わし、そして殊にフッ素または
塩素を表わす。
【0016】新規な方法によれば、式(I)の化合物は
殊にRが各々の場合に随時フッ素及び/または塩素で
置換されていてもよいメチル、エチル、n−もしくはi
−プロピルまたはn−、i−もしくはs−ブチルを表わ
し、そしてRが各々の場合に随時フッ素、塩素、シア
ノ、メトキシまたはエトキシで置換されていてもよいメ
チル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−
もしくはs−ブチル、アリル、プロパルギル、メトキ
シ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、n−、i
−もしくはs−ブトキシ、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、n−、i−もし
くはs−ブチルアミノ、ジメチルアミノまたはジエチル
アミノを表わすか、或いは各の場合に随時フッ素、塩
素、臭素、シアノ、メチル、エチル、n−もしくはi−
プロピル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニ
ルで置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニルまたは
ベンジルを表わすものである。
【0017】新規な方法により製造し得る極めて殊に好
適な化合物の群はRが各々の場合に対応してフッ素及
び/または塩素で1、2、3、4または5回置換される
メチルまたはエチルを表わし、そしてRがメチル、エ
チル、n−もしくはi−プロピル、メトキシ、エトキ
シ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノまた
はシクロプロピルを表わす式(I)の化合物である。
【0018】上記の一般的な基の定義または好適な範囲
において与えられる基の定義は式(I)の最終生成物及
びまた対応するように各々の場合に製造に対して必要と
される出発化合物または中間体の両方に適用される。こ
れらの基の定義はそれら自身間で、即ちまた与えられた
好適な化合物の範囲間で自由に組合せることができる。
【0019】例えば、出発化合物として、2−(2,2
−ジフルオロ−1−エチルイミノ−エチル)ヒドラジン
−1−カルボン酸エチルを用いる場合、新規な方法にお
ける反応の経路は次式により概略し得る:
【0020】
【化14】
【0021】一般式(I)の化合物の新規な製造方法に
おいて出発化合物として用いられるヒドラジンカルボン
酸エステルは一般的に式(II)により定義される。式
(II)において、R及びRは好ましくは、または
殊にR及びRに対して好適か、または殊に好適なも
のとして式(I)の化合物の記載に関連して既に上に示
された意味を有する。
【0022】Rは好ましくは随時ハロゲンまたはC1
4−アルコキシで置換されていてもよく、かつ炭素原
子1〜4個を有するアルキルを表わすか、或いは好まし
くは随時ハロゲンまたはC1〜C4−アルキルで置換され
ていてもよいフェニルを表わし、そして殊にメチル、エ
チル、メトキシエチル、エトキシエチルまたはフェニル
を表わす。
【0023】式(II)のヒドラジンカルボン酸エステ
ルは未だ文献中に開示されておらず;これらのものは新
規化合物として本出願の目的に属する。
【0024】一般式(II)の新規な化合物は対応する
一般式(III)
【0025】
【化15】
【0026】式中、R及びRは上記の意味を有する、
のヒドラジンカルボン酸エステルを適当ならば酸受容体
例えばトリエチルアミンの存在下、及び適当ならば希釈
剤例えばアセトニトリルまたはジオキサンの存在下にて
0乃至100℃間の温度で一般式(IV) H2N−R2 (IV) 式中、Rは上記の意味を有する、のアミノ化合物と反
応させる場合に得られる(製造実施例参照)。
【0027】先駆体として用いるヒドラジンカルボン酸
エステルを一般に式(III)により定義される。式
(III)において、R及びRは好ましくは、または
殊にR及びRに対して好適か、または殊に好適なもの
として式(I)または式(II)の化合物の記載に関連
して既に上に示された意味を有する。
【0028】式(III)のヒドラジンカルボン酸エス
テルは未だ文献中に開示されておらず;これらの化合物
は新規化合物として本出願の目的に属する。
【0029】一般式(III)の新規な化合物は対応す
る一般式(V)
【0030】
【化16】
【0031】式中、R及びRは上記の意味を有する、
のヒドラジンカルボン酸エステルを適当ならば酸受容体
例えばトリエチルアミンまたはN,N−ジメチル−ベン
ジルアミンの存在下及び適当ならば希釈剤例えばジメト
キシエタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、塩化メ
チレン、酢酸エチル、トルエン、クロロベンゼン、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケト
ン、メチルイソブチルケトン、アセトニトリル、プロピ
オニトリルまたはブチロニトリルの存在下にて0乃至1
00℃の温度で塩化スルホニル例えば塩化メタン−、エ
タン−、ベンゼン−またはp−トルエン−スルホニルと
反応させる場合に得られる(製造実施例参照)。
【0032】これに関連して先駆体として用いるヒドラ
ジンカルボン酸エステルは一般に式(V)により定義さ
れる。式(V)において、R及びRは好ましくは、ま
たは殊にR及びRに対して好適か、または殊に好適な
ものとして式(I)または式(II)の化合物の記載に
関連して既に上に示された意味を有する。
【0033】式(V)のヒドラジンカルボン酸エステル
は公知であり、そして/または公知の方法により製造し
得る(Synthesis 1991、350〜35
2;フランス国特許第2,123,205号参照)。
【0034】式(Va)
【0035】
【化17】
【0036】式中、Aはジクロロメチル、トリクロロ
メチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルを
表わし、そしてRは上記の意味を有する、のヒドラジン
カルボン酸エステルは未だ文献中には開示されず、そし
て新規化合物として本出願の目的に属する。
【0037】式(Va)の新規なヒドラジンカルボン酸
エステルは式(VI)
【0038】
【化18】
【0039】式中、Rは上記の意味を有する、のヒドラ
ジンカルボン酸エステルを適当ならば希釈剤例えばジエ
チルエーテル、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブ
チロニトリル、クロロベンゼン、キシレンまたはトルエ
ンの存在下にて0乃至150℃間の温度で一般式(VI
I) A1−CO−X (VII) 式中、Aは上記の意味を有し、そしてXはヒドロキシ
ル、ハロゲン(殊にフッ素または塩素)または基−O−
CO−Aを表わす、のカルボン酸またはその誘導体と
反応させる場合に得られる(製造実施例参照)。
【0040】式(VI)及び(VII)の先駆体は公知
の合成化学薬品である。
【0041】新規な方法は塩基性反応補助剤の存在下で
行う。全ての通常の無機または有機塩基はかかる補助剤
としての使用に適する。これらのものには例えばアルカ
リ金属またはアルカリ土金属水素化物、水酸化物、アミ
ド、アルコラート、酢酸塩、炭酸塩または炭酸水素塩例
えば水素化リチウム、ナトリウム、カリウムまたはカル
シウム、水酸化リチウム、ナトリウム、カリウムまたは
カルシウム、リチウム、ナトリウムまたはカリウムアミ
ド、ナトリウムまたはカリウムメチラート、ナトリウム
またはカリウムエチラート、ナトリウムまたはカリウム
プロピラート、アルミニウムイソプロピラート、ナトリ
ウムまたはカリウムt−ブチラート、水酸化ナトリウム
またはカリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウ
ム、カリウムまたはカルシウム、酢酸アンモニウム、炭
酸ナトリウム、カリウムまたはカルシウム、炭酸アンモ
ニウムまたは炭酸水素ナトリウムもしくはカリウム、並
びに塩基性有機窒素化合物例えばトリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミ
ン、エチル−ジイソプロピルアミン、N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチ
ル−ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジメチル−ベンジルアミン、ピリジン、2
−メチル−、3−メチル−及び4−メチル−ピリジン、
2,4−ジメチル−、2,6−ジメチル−、3,4−ジ
メチル−及び3,5−ジメチル−ピリジン、5−エチル
−2−メチル−ピリジン、N−メチル−ピペリジン、4
−ジメチルアミノ−ピリジン、ジアザビシクロオクタン
(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)また
はジアザビジシクロウンデセン(DBU)が含まれる。
【0042】アルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリ
ウムもしくはカリウム、またはアルカリ金属アルコラー
ト例えばナトリウムメチラートが新規な方法における塩
基性反応補助剤として殊に好ましい。
【0043】また式(II)の出発化合物を製造する際
に上で用いる式(IV)のアミノ化合物を上記の塩基性
反応補助剤の代りに塩基性反応補助剤として使用し得
る。
【0044】水に加えて通常の有機溶媒が新規な方法を
行う際の希釈剤としての使用に適する。これらの溶媒に
は殊に、脂肪族、脂環式または芳香族の、随時ハロゲン
化されていてもよい炭化水素例えばペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、石油エーテル、リグロイン、ベンジル、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、ジクロロメタン、クロロホルムまたはテトラクロロ
メタン;エーテル例えばジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、t−ペンチ
ルメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテルまたはジエチレングリコールジエチルエーテ
ル;ケトン例えばアセトン、ブタノンまたはメチルイソ
ブチルケトン;ニトリル例えばアセトニトリル、プロピ
オニトリル、ブチロニトリルまたはベンゾニトリル;ア
ミド例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−
メチルピロリドンまたはヘキサメチルリン酸トリアミ
ド;エステル例えば酢酸メチル、エチル、n−もしくは
i−プロピルまたはn−、i−もしくはs−ブチル;ス
ルホキシド例えばジメチルスルホキシド;アルコール例
えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパ
ノール、n−、i−、s−もしくはt−ブタノール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル;及びまたその水との混合物または純粋な水が含
まれる。水及びメタノールが新規な方法における希釈剤
としての使用に殊に好ましい。新規な方法を行う場合、
反応温度は比較的広い範囲にわたって変え得る。一般
に、0乃至150℃間の温度、好ましくは10乃至12
0℃間の温度、殊に20乃至110℃間の温度を用い
る。
【0045】一般に、新規な方法は標準圧力下で行う。
しかしながらまた、一般に0.1乃至10バール間の昇
圧または減圧下で行うこともできる。
【0046】式(I)の化合物の新規な製造方法を行う
ために、式(II)のヒドラジンカルボン酸エステル1
モル当り1〜3モル、好ましくは1.5〜2.5モルの
塩基性反応補助剤を一般に用いる。
【0047】新規な方法の好適な具体例において、式
(II)のヒドラジンカルボン酸エステルを室温(約2
0℃)で適当な希釈剤中に取り入れ、そして塩基性反応
補助剤を加えた後、この混合物を反応が完了するまで昇
温下で撹拌する。次に混合物を再び室温(約20℃)に
冷却し、そして強酸例えば塩酸または硫酸を用いて酸性
に調整する。式(I)の生成物がこれらの状況下で結晶
化する場合、このものを吸引濾過により単離し得る。そ
の他は、式(I)の生成物を実質的に水と混和しない有
機溶媒例えば酢酸エチルで抽出し、次に適当ならば有機
相を乾燥し、そして濾過した後に溶媒を有機相から減圧
下で留去し、次に式(I)の生成物が残渣中に残留す
る。
【0048】更に好適な「ワン−ポット(one−po
t)変法」なる新規な方法の具体例において、出発化合
物として必要とされる式(II)のヒドラジンカルボン
酸エステルを式(III)のヒドラジンカルボン酸エス
テルを上記のように式(IV)のアミノ化合物と反応さ
せることにより製造し、次に中間体の単離なしにその場
で式(I)のトリアゾリノンに転化する。
【0049】この目的のために、式(III)のヒドラ
ジンカルボン酸エステルを好ましくは最初に、中程度に
上昇した温度、好ましくは25乃至35℃間で一般に2
乃至10モル間、好ましくは2.5乃至5.0モル間の
過剰の式(IV)のアミノ化合物及び適当な希釈剤、好
ましくは水からなる混合物に加える。次に反応混合物を
更に反応が完了するまで上昇した温度で加熱し、次に上
記のように処理する。新規な方法により製造される式
(I)のトリアゾリノンは農業上価値ある活性化合物を
製造する際の中間体として使用し得る(米国特許第3,
780,052号、同第3,780,053号、同第
3,780,054号及びヨーロッパ特許出願公開第3
41,489号参照)。
【0050】
【実施例】製造実施例実施例1
【0051】
【化19】
【0052】2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メ
チルイミノ−エチル)−ヒドラジン−1−カルボン酸メ
チル36g(185ミリモル)を水200ml中に懸濁
し、そして45%水酸化ナトリウム水溶液37.5g
(NaOH 370ミリモルに対応)を加えた後、混合
物を還流下で3時間加熱した。このものを室温(約20
℃)に冷却した後、濃塩酸で酸性にし、そして各々の場
合に酢酸エチル100mlで3回抽出した。一緒にした
有機抽出溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過し
た。溶媒を水流ポンプの真空下で注意しながら濾液から
留去した。
【0053】4−メチル−5−トリフルオロメチル−
2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾル−3
−オン28.9g(理論値の93.5%)が固体残渣と
して得られた。
【0054】1H−NMR(DMSO−D6、δ):3.
256ppm(s,3H)、12.655ppm(s,
1H)実施例2
【0055】
【化20】
【0056】2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ジ
メチルアミノ−エチリデン)−ヒドラジン−1−カルボ
ン酸メチル25.4g(110ミリモル)を水200m
l中に懸濁し、そして45%水酸化ナトリウム水溶液1
9.8g(NaOH 223ミリモルに対応)を加えた
後、混合物を還流下で3時間加熱した。このものを室温
(約20℃)に冷却した後、濃塩酸で酸性にし、そして
晶出した生成物を吸引濾過により単離した。
【0057】融点138℃を有する4−ジメチルアミノ
−5−トリフルオロメチル−2,4−ジヒドロ−3H−
1,2,4−トリアゾル−3−オン19.1g(理論値
の89%)が得られた。
【0058】実施例3
【0059】
【化21】
【0060】2−(1−クロロ−2,2,2−トリフル
オロ−エチリデン)−ヒドラジン−1−カルボン酸メチ
ル10.2g(50ミリモル)を水50ml及び34%
メチルアミン水溶液22.5g(メチルアミン250ミ
リモルに対応)からなる混合物に一部ずつ加え、その際
に混合物の温度を25乃至35℃間に保持した。続いて
反応混合物を還流下で2時間加熱し、次に室温(約20
℃)に冷却した後、濃塩酸で酸性にした。次にこのもの
を酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした抽出溶液を硫
酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過した。次に溶媒を水
流ポンプの真空下で注意しながら留去した。
【0061】4−メチル−5−トリフルオロメチル−
2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾル−3
−オン7.3g(理論値の85%)が固体残渣として得
られた。(純度:97.0%)。
【0062】また下記の表1に示す式(I)の化合物を
例えば実施例1−3と同様に、そして新規製造方法の一
般的記載に従って製造することができた。
【0063】
【表1】
【0064】式(II)の出発化合物 実施例(II−1)
【0065】
【化22】
【0066】2−(1−クロロ−2,2,2−トリフル
オロ−エチリデン)−ヒドラジン−1−カルボン酸メチ
ル39.6g(185ミリモル)をジオキサン220m
lに溶解し、そして34.5%メチルアミン水溶液50
g(メチルアミン556ミリモルに対応)を20℃で3
0分間以内にこの溶液に加え、その際に内部温度を25
乃至35℃間に保持した。次に混合物を約30℃で更に
2時間撹拌し、その後水流ポンプの真空下で濃縮した。
残渣を水150mlと共に撹拌し、そして晶出した生成
物を吸引濾過により単離した。
【0067】1H−NMR(DMSO−D6、δ):2.
817ppm(m,3H)、3.641ppm(s,3
H)、6.483ppm(巾広.s,1H)、9.52
7ppm(s,1H)実施例(II−2)
【0068】
【化23】
【0069】N,N−ジメチル−ヒドラジン8.06g
(134ミリモル)及びトリエチルアミン17ml(1
22ミリモル)を最初にアセトニトリル120ml中に
導入し、そしてアセトニトリル30ml中の2−(1−
クロロ−2,2,2−トリフルオロ−エチリデン)−ヒ
ドラジン−1−カルボン酸メチル25g(122ミリモ
ル)の溶液を約55℃の内部温度で撹拌しながら滴下し
て加えた。次に混合物を60℃で更に1時間撹拌し、そ
の後水流ポンプの真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル
中に取り入れ、この溶液を水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、そして濾過した。濾液を水流ポンプの真空下
で濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルと共に温浸す
ることにより結晶化させ、そして結晶化生成物を吸引濾
過により単離した。
【0070】融点124℃を有する2−[2,2,2−
トリフルオロ−1−(N,N−ジメチルヒドラジノ)−
エチル]−ヒドラジン−1−カルボン酸メチル16.1
g(理論値の58%)が得られた。
【0071】また下記の表2に示す式(II)の化合物
を例えば実施例(II−1)及び(II−2)と同様に
製造することができた。
【0072】
【表2】
【0073】式(III)の先駆体実施例(III−1)
【0074】
【化24】
【0075】2−トリフルオロアセチル−ヒドラジン−
1−カルボン酸メチル65.1g(350ミリモル)及
び塩化ベンゼンスルホニル66.2g(375ミリモ
ル)を最初にアセトン450ml中に導入し、そしてア
セトニトリル50ml中のトリエチルアミン48.7m
l(350ミリモル)の溶液を50乃至55℃間の内部
温度で撹拌しながら滴下して加えた。反応混合物を50
〜55℃で1時間撹拌し、トリエチルアミン2.5ml
をこのものに加え、そして撹拌を更に30分間続けた。
混合物を氷浴中で冷却した後、晶出した塩化トリエチル
アンモニウムを吸引濾過により分別した。濾液を水流ポ
ンプの真空下で濃縮し、そして残渣を酢酸エチル300
ml中に取り入れ;この溶液を各々の場合に水100m
lで3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過
した。溶媒を水流ポンプの真空下で注意しながら濾液か
ら留去した。
【0076】2−(1−クロロ−2,2,2−トリフル
オロエチリデン)−ヒドラジン−1−カルボン酸メチル
72.5g(純度:92.2%、収率:理論値の93
%)が固体生成物として得られた。
【0077】1H−NMR(DMSO−D6、δ):3.
78ppm(s,3H)、11.59ppm(s,1
H) また下記の表3に示す式(III)の化合物を例えば実
施例(III−1)と同様に製造することができた。
【0078】
【表3】
【0079】式(V)の先駆体実施例(V−1
【0080】
【化25】
【0081】メチルカルバゼート(ヒドラジンカルボン
酸メチル)121.5g(1.28モル)を最初にジエ
チルエーテル1200ml中に導入し、そして無水トリ
フルオロ酢酸310g(1.48モル)を0℃で2時間
以内に滴下しながら加えた。次に混合物を0〜20℃で
更に約90分間撹拌し、その後水流ポンプの真空下で濃
縮し;残渣をトルエン500mlと共に撹拌し、そして
結晶性生成物を吸引濾過により単離した。
【0082】融点105℃を有する2−トリフルオロア
セチルヒドラジン−1−カルボン酸メチル219g(純
度:94.4%、収率:理論値の94%)が得られた。
【0083】1H−NMR(DMSO−D6、δ):3.
647ppm(s,3H)、9.649ppm(s,1
H)、11.429ppm(s,1H)実施例(V−2)
【0084】
【化26】
【0085】メチルカルバゼート(ヒドラジンカルボン
酸メチル)18.5g(0.20モル)を最初にトルエ
ン150ml中に導入し、そしてトリフルオロ酢酸2
3.1ml(0.30モル)を内部温度80℃で35分
間以内に滴下しながら加えた。次に混合物を80℃で更
に30分間撹拌し、その後水分離器上で1時間加熱し、
次に水流ポンプの真空下で濃縮した。残渣をトルエン5
00mlと共に撹拌し、そして結晶性生成物を吸引濾過
により単離した。
【0086】融点105℃を有する2−トリフルオロア
セチルヒドラジン−1−カルボン酸メチル36.4g
(純度:90.1%、収率:理論値の88.2%)が得
られた。
【0087】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0088】1.一般式(I)
【0089】
【化27】
【0090】式中、Rはハロゲノアルキルを表わし、
そしてRは水素、ヒドロキシルまたはアミノを表わす
か、或いはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコ
キシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアル
キル、シクロアルキルアルキル、フェニルまたはフェニ
ルアルキルを表わす、のトリアゾリノンを製造する際
に、一般式(II)
【0091】
【化28】
【0092】式中、R及びRは上記の意味を有し、
そしてRは各々の場合に随時置換されていてもよいアル
キルまたはアリールを表わす、のヒドラジンカルボン酸
エステル及び/または式(II)の化合物に対して互変
異性である化合物を塩基性反応補助剤の存在下及び希釈
剤の存在下にて0乃至150℃の温度で反応させること
を特徴とする、一般式(I)のトリアゾリノンの製造方
法。
【0093】2.Rが炭素原子1〜6個を有するハロ
ゲノアルキルを表わし、そしてRが水素、ヒドロキシ
ルまたはアミノを表わすか、各々の場合に随時シアノ、
ハロゲンまたはC1〜C4−アルコキシで置換されていて
もよく、かつ各々の場合にアルキル、アルケニルまたは
アルキニル基中に炭素原子6個までを有するアルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノを表わすか、或いは各々の場合
に随時シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1
4−アルコキシまたはC1〜C4−アルコキシ−カルボ
ニルで置換されていてもよいC3〜C6−シクロアルキ
ル、C3〜C6−シクロアルキル−C1〜C2−アルキル、
フェニルまたはフェニル−C1〜C2−アルキルを表わす
ことを特徴とする、上記1に記載のトリアゾリノンの製
造方法。
【0094】3.Rが各々の場合に随時フッ素及び/
または塩素で置換されていてもよいメチル、エチル、n
−もしくはi−プロピルまたはn−、i−もしくはs−
ブチルを表わし、そしてRが各々の場合に随時フッ
素、塩素、シアノ、メトキシまたはエトキシで置換され
ていてもよいメチル、エチル、n−もしくはi−プロピ
ル、n−、i−もしくはs−ブチル、アリル、プロパル
ギル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキ
シ、n−、i−もしくはs−ブトキシ、メチルアミノ、
エチルアミノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、n
−、i−もしくはs−ブチルアミノ、ジメチルアミノま
たはジエチルアミノを表わすか、或いは各々の場合に随
時フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、n−
もしくはi−プロピル、メトキシカルボニルまたはエト
キシカルボニルで置換されていてもよいシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
フェニルまたはベンジルを表わすことを特徴とする、上
記1に記載の一般式(I)のトリアゾリノンの製造方
法。
【0095】4.一般式(II)
【0096】
【化29】
【0097】式中、Rは各々の場合に随時置換されてい
てもよいアルキルまたはアリールを表わし、Rはハロ
ゲノアルキルを表わし、そしてRは水素、ヒドロキシ
ルまたはアミノを表わすか、或いは各々の場合に随時置
換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、フェニルま
たはフェニルアルキルを表わす、のヒドラジンカルボン
酸エステル。
【0098】5.一般式(II)
【0099】
【化30】
【0100】式中、R、R及びRは上記4に記載の
意味を有する、のヒドラジンカルボン酸エステルを製造
する際に、一般式(III)
【0101】
【化31】
【0102】式中、R及びRは上記の意味を有する、
の対応するヒドラジンカルボン酸エステルを適当ならば
酸受容体の存在下及び適当ならば希釈剤の存在下にて0
乃至100℃間の温度で一般式(IV) H2N−R2 (IV) 式中、Rは上記の意味を有する、のアミノ化合物と反
応させることを特徴とする、一般式(II)のヒドラジ
ンカルボン酸エステルの製造方法。
【0103】6.一般式(III)
【0104】
【化32】
【0105】式中、Rは各々の場合に随時置換されてい
てもよいアルキルまたはアリールを表わし、そしてR
はハロゲノアルキルを表わす、のヒドラジンカルボン酸
エステル。
【0106】7.一般式(III)
【0107】
【化33】
【0108】式中、R及びRは上記6に記載の意味を
有する、のヒドラジンカルボン酸エステルを製造する際
に、一般式(V)
【0109】
【化34】
【0110】式中、R及びRは上記の意味を有する、
の対応するヒドラジンカルボン酸エステルを適当ならば
酸受容体の存在下及び適当ならば希釈剤の存在下にて0
乃至100℃間の温度で塩化スルホニルと反応させるこ
とを特徴とする、一般式(III)のヒドラジンカルボ
ン酸エステルの製造方法。
【0111】8.一般式(Va)
【0112】
【化35】
【0113】式中、Aはジクロロメチル、トリクロロ
メチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルを
表わし、そしてRは各々の場合に随時置換されていても
よいアルキルまたはアリールを表わす、のヒドラジンカ
ルボン酸エステル。
【0114】9.一般式(Va)
【0115】
【化36】
【0116】式中、A及びRは上記8に記載の意味を
有する、のヒドラジンカルボン酸エステルを製造する際
に、式(VI)
【0117】
【化37】
【0118】式中、Rは上記の意味を有する、のヒドラ
ジンカルボン酸エステルを適当ならば希釈剤の存在下に
て0乃至150℃間の温度で一般式(VII) A1−CO−X (VII) 式中、Aは上記の意味を有し、そしてXはヒドロキ
シ、ハロゲンまたは基−O−CO−Aを表わす、のカ
ルボン酸またはその誘導体と反応させることを特徴とす
る、一般式(Va)のヒドラジンカルボン酸エステルの
製造方法。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、Rはハロゲノアルキルを表わし、そしてR
    水素、ヒドロキシルまたはアミノを表わすか、或いはア
    ルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキ
    ルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、シクロ
    アルキルアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルを
    表わす、のトリアゾリノンを製造する際に、一般式(I
    I) 【化2】 式中、R及びRは上記の意味を有し、そしてRは各
    々の場合に随時置換されていてもよいアルキルまたはア
    リールを表わす、のヒドラジンカルボン酸エステル及び
    /または式(II)の化合物に対して互変異性である化
    合物を塩基性反応補助剤の存在下及び希釈剤の存在下に
    て0乃至150℃の温度で反応させることを特徴とす
    る、一般式(I)のトリアゾリノンの製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(II) 【化3】 式中、Rは各々の場合に随時置換されていてもよいアル
    キルまたはアリールを表わし、 Rはハロゲノアルキルを表わし、そしてRは水素、
    ヒドロキシルまたはアミノを表わすか、或いは各々の場
    合に随時置換されていてもよいアルキル、アルケニル、
    アルキニル、アルコキシ、 アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキル、
    シクロアルキルアルキル、フェニルまたはフェニルアル
    キルを表わす、のヒドラジンカルボン酸エステル。
  3. 【請求項3】 一般式(II) 【化4】 式中、R、R及びRは請求項2に記載の意味を有す
    る、のヒドラジンカルボン酸エステルを製造する際に、
    一般式(III) 【化5】 式中、R及びRは上記の意味を有する、の対応するヒ
    ドラジンカルボン酸エステルを適当ならば酸受容体の存
    在下及び適当ならば希釈剤の存在下にて0乃至100℃
    間の温度で一般式(IV) H2N−R2 (IV) 式中、Rは上記の意味を有する、のアミノ化合物と反
    応させることを特徴とする、一般式(II)のヒドラジ
    ンカルボン酸エステルの製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(III) 【化6】 式中、Rは各々の場合に随時置換されていてもよいアル
    キルまたはアリールを表わし、そしてRはハロゲノア
    ルキルを表わす、のヒドラジンカルボン酸エステル。
  5. 【請求項5】 一般式(III) 【化7】 式中、R及びRは請求項4に記載の意味を有する、の
    ヒドラジンカルボン酸エステルを製造する際に、一般式
    (V) 【化8】 式中、R及びRは上記の意味を有する、の対応するヒ
    ドラジンカルボン酸エステルを適当ならば酸受容体の存
    在下及び適当ならば希釈剤の存在下にて0乃至100℃
    間の温度で塩化スルホニルと反応させることを特徴とす
    る、一般式(III)のヒドラジンカルボン酸エステル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(Va) 【化9】 式中、Aはジクロロメチル、トリクロロメチル、ジフ
    ルオロメチルまたはトリフルオロメチルを表わし、そし
    てRは各々の場合に随時置換されていてもよいアルキル
    またはアリールを表わす、のヒドラジンカルボン酸エス
    テル。
  7. 【請求項7】 一般式(Va) 【化10】 式中、A及びRは請求項6に記載の意味を有する、の
    ヒドラジンカルボン酸エステルを製造する際に、式(V
    I) 【化11】 式中、Rは上記の意味を有する、のヒドラジンカルボン
    酸エステルを適当ならば希釈剤の存在下にて0乃至15
    0℃間の温度で一般式(VII) A1−CO−X (VII) 式中、Aは上記の意味を有し、そしてXはヒドロキ
    シ、ハロゲンまたは基−O−CO−Aを表わす、のカ
    ルボン酸またはその誘導体と反応させることを特徴とす
    る、一般式(Va)のヒドラジンカルボン酸エステルの
    製造方法。
JP04686096A 1995-02-13 1996-02-09 トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体 Expired - Fee Related JP4060386B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19504627.7 1995-02-13
DE19504627A DE19504627A1 (de) 1995-02-13 1995-02-13 Verfahren und neue Zwischenprodukte zur Herstellung von Triazolinonen

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007042647A Division JP2007137894A (ja) 1995-02-13 2007-02-22 トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09100271A true JPH09100271A (ja) 1997-04-15
JP4060386B2 JP4060386B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=7753761

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04686096A Expired - Fee Related JP4060386B2 (ja) 1995-02-13 1996-02-09 トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体
JP2007042647A Withdrawn JP2007137894A (ja) 1995-02-13 2007-02-22 トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007042647A Withdrawn JP2007137894A (ja) 1995-02-13 2007-02-22 トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体

Country Status (11)

Country Link
US (4) US5708183A (ja)
EP (2) EP0726258B1 (ja)
JP (2) JP4060386B2 (ja)
KR (1) KR100386312B1 (ja)
CN (2) CN1068877C (ja)
AU (1) AU4338396A (ja)
CA (1) CA2169229A1 (ja)
DE (3) DE19504627A1 (ja)
ES (2) ES2174987T3 (ja)
HU (1) HU225477B1 (ja)
TW (1) TW425384B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE245149T1 (de) * 1997-10-08 2003-08-15 Lonza Ag Verfahren zur herstellung von alkoxytriazolinonen
US6197971B1 (en) 1999-12-27 2001-03-06 Bayer Corporation Process for the manufacture of substituted triazolinones
US6222045B1 (en) 2000-09-20 2001-04-24 Bayer Corporation Process for manufacturing substituted triazolinones
ES2365129T3 (es) * 2000-10-23 2011-09-22 Tyco Healthcare Group Lp Sujetador absorbible.
SE0400850D0 (sv) * 2004-03-30 2004-03-31 Astrazeneca Ab Novel Compounds
US7439152B2 (en) * 2004-08-27 2008-10-21 Micron Technology, Inc. Methods of forming a plurality of capacitors
CN102718959A (zh) 2007-07-31 2012-10-10 三菱化学株式会社 聚碳酸酯树脂及其制备方法
KR101273895B1 (ko) * 2011-07-28 2013-06-17 케이에스랩(주) 아미노-트리아졸리논의 제조방법
KR101555653B1 (ko) * 2013-01-25 2015-09-30 케이에스랩(주) 아미카르바존의 제조방법
BR112015031291A2 (pt) 2013-06-20 2017-07-25 Bayer Cropscience Ag derivados de sulfureto de arila e derivados de arilalquil sulfóxido como acaricidas e inseticidas
CN108707121B (zh) * 2018-08-03 2020-09-15 北京怡力生物科技有限公司 一种制备3-异丙基-4-氨基-1,2,4-三唑啉-5-酮的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2123205A1 (en) * 1971-01-29 1972-09-08 Roussel Uclaf Phosphorylthio acetohydrazides - having acaricidal activity
AR205693A1 (es) * 1972-07-19 1976-05-31 Lilly Co Eli Nuevos compuestos de fosforotionato o fosforotiolationato de delta2-1, 2, 4-triazolin-1 6 4- il metilo con actividad pesticida procedimiento para su preparacion y composicion que los contiene
US4282169A (en) * 1980-02-19 1981-08-04 Olin Corporation Selected 2-acyl- or 2-thioacyl-1-trichloroacetimidoylhydrazines and their use as fungicides
IL106142A (en) * 1992-06-29 1997-03-18 Merck & Co Inc Morpholine and thiomorpholine tachykinin receptor antagonists, their preparation and pharmaceutical compositions containing them
AU679207B2 (en) * 1993-02-18 1997-06-26 Merck Sharp & Dohme Limited Azacyclic compounds, compositions containing them and their use as tachykinin antagonists

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007137894A (ja) 2007-06-07
US5977401A (en) 1999-11-02
HUP9600320A3 (en) 1999-03-29
DE19504627A1 (de) 1996-08-14
EP1172357A1 (de) 2002-01-16
HU9600320D0 (en) 1996-04-29
HUP9600320A2 (en) 1997-05-28
US5708183A (en) 1998-01-13
CA2169229A1 (en) 1996-08-14
CN1281848A (zh) 2001-01-31
ES2174987T3 (es) 2002-11-16
CN1136558A (zh) 1996-11-27
HU225477B1 (en) 2006-12-28
DE59609240D1 (de) 2002-07-04
AU4338396A (en) 1996-08-29
EP0726258A1 (de) 1996-08-14
EP1172357B1 (de) 2004-05-26
JP4060386B2 (ja) 2008-03-12
TW425384B (en) 2001-03-11
CN1068877C (zh) 2001-07-25
CN1174961C (zh) 2004-11-10
EP0726258B1 (de) 2002-05-29
ES2220650T3 (es) 2004-12-16
US5817863A (en) 1998-10-06
KR100386312B1 (ko) 2003-09-13
KR960031445A (ko) 1996-09-17
US5965768A (en) 1999-10-12
DE59611019D1 (de) 2004-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007137894A (ja) トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体
JP2006342179A (ja) アルキルチオトリアゾール誘導体およびその製造方法
JP3910652B2 (ja) アルコキシトリアゾリノン類の製造方法
JP3910653B2 (ja) アルコキシトリアゾリノン類の製造方法
CA2182148C (en) Process for the preparation of substituted aminocarbonyltriazolinones
US5686392A (en) Process for preparing substituted N-carbamoyl-Tetrazolinones
JP3775691B2 (ja) トリアゾリノンの製造方法及び新規な中間体
US6197971B1 (en) Process for the manufacture of substituted triazolinones
JP2851919B2 (ja) トリアゾロン誘導体の製造法および新規中間体
JP2001506247A (ja) 1−フェニル−ウラシル誘導体の製造法
CA2320118C (en) Process for preparing alkoxytriazolinones
US5693821A (en) Process for the preparation of substituted aminotriazolinones
JP2001506248A (ja) 3,4−ジヒドロ−2h−1,3−オキサジン−ジオン誘導体とヒドラジン(付加物)を反応させることによる3−アミノ−1−フェニル−ウラシル誘導体の製造法
US5874586A (en) Process for preparing 1-aryl-4-carbamoyl-tetrazolinones
US5877323A (en) Process for preparing 1-aryl-4-carbamoyl-tetrazolinones
US6222045B1 (en) Process for manufacturing substituted triazolinones
JP2000504675A (ja) 置換アミノアルケン酸シアノフェニルアミドからの置換シアノフェニルウラシルの製造方法
MXPA00012744A (en) Process for the manufacture of substituted triazolinones
MXPA00007788A (en) Process for preparing alkoxytriazolinones

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060824

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070808

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees