JPH0899850A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH0899850A JPH0899850A JP6263155A JP26315594A JPH0899850A JP H0899850 A JPH0899850 A JP H0899850A JP 6263155 A JP6263155 A JP 6263155A JP 26315594 A JP26315594 A JP 26315594A JP H0899850 A JPH0899850 A JP H0899850A
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- sodium
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- eucommia
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 口臭原因菌により発生する悪臭ガス、特にH
2S、CH3SH等の揮発性硫黄化合物に対する消臭効果
に優れ、口臭原因菌による悪臭発生を満足に抑制し得る
上、使用感に優れ、かつ人体への安全性にも優れてお
り、口臭の抑制及び予防に有効な口腔用組成物を得る。 【構成】 トチュウ抽出物を配合する。
2S、CH3SH等の揮発性硫黄化合物に対する消臭効果
に優れ、口臭原因菌による悪臭発生を満足に抑制し得る
上、使用感に優れ、かつ人体への安全性にも優れてお
り、口臭の抑制及び予防に有効な口腔用組成物を得る。 【構成】 トチュウ抽出物を配合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口臭の予防及び除去効
果に優れ、かつ良好な使用感及び安全性を有し、口臭予
防製品として好適な口腔用組成物に関する。
果に優れ、かつ良好な使用感及び安全性を有し、口臭予
防製品として好適な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】植物・
天然物の中には消臭力を有するものが多数あり、例えば
特開昭57−204278号、同58−134013
号、同59−13712号、同63−60918号、同
5−161696号、同5−161697号公報等に植
物・天然物由来の消臭成分を使用した口腔用組成物が提
案されている。
天然物の中には消臭力を有するものが多数あり、例えば
特開昭57−204278号、同58−134013
号、同59−13712号、同63−60918号、同
5−161696号、同5−161697号公報等に植
物・天然物由来の消臭成分を使用した口腔用組成物が提
案されている。
【0003】しかし近年、更に高い消臭効果、安全性及
び使用感を有する口腔用組成物の開発が望まれる。
び使用感を有する口腔用組成物の開発が望まれる。
【0004】本発明は上記要望に応えるためになされた
もので、消臭効果に優れている上、安全性が高く、かつ
良好な使用感を有し、口臭の抑制及び予防に有効な口腔
用組成物を提供することを目的とする。
もので、消臭効果に優れている上、安全性が高く、かつ
良好な使用感を有し、口臭の抑制及び予防に有効な口腔
用組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、トチュウ茶
としてや食品の改善等に使用されているトチュウ抽出物
が、口臭原因菌が口腔内のタンパク質、含硫アミノ酸等
を酵素反応で代謝することにより生じる悪臭ガス、特に
H2S、CH3SH等の揮発性硫黄化合物の臭いを効果的
に抑え得る上、味がよく使用感に優れており、かつ口腔
内の菌を変えないので菌交代症などの心配もなく人体に
安全であり、比較的高濃度で配合することも可能であ
り、このため優れた口臭抑制効果を発揮し得ること、そ
れ故、トチュウ抽出物を有効成分として配合した口腔用
組成物が、口臭発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果
に優れ、口臭の抑制及び予防に有効であることを知見
し、本発明をなすに至った。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、トチュウ茶
としてや食品の改善等に使用されているトチュウ抽出物
が、口臭原因菌が口腔内のタンパク質、含硫アミノ酸等
を酵素反応で代謝することにより生じる悪臭ガス、特に
H2S、CH3SH等の揮発性硫黄化合物の臭いを効果的
に抑え得る上、味がよく使用感に優れており、かつ口腔
内の菌を変えないので菌交代症などの心配もなく人体に
安全であり、比較的高濃度で配合することも可能であ
り、このため優れた口臭抑制効果を発揮し得ること、そ
れ故、トチュウ抽出物を有効成分として配合した口腔用
組成物が、口臭発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果
に優れ、口臭の抑制及び予防に有効であることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0006】従って、本発明は、トチュウ抽出物を配合
してなることを特徴とする口腔用組成物を提供する。
してなることを特徴とする口腔用組成物を提供する。
【0007】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、洗口剤、マウスウォッシュ、トローチ、チューイ
ンガム等として調製し得るもので、有効成分としてトチ
ュウ抽出物を配合してなるものである。
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、洗口剤、マウスウォッシュ、トローチ、チューイ
ンガム等として調製し得るもので、有効成分としてトチ
ュウ抽出物を配合してなるものである。
【0008】ここで、トチュウ抽出物を得るための原料
としては、トチュウの樹皮、根、葉等を使用し得るが、
樹皮が好適に使用される。
としては、トチュウの樹皮、根、葉等を使用し得るが、
樹皮が好適に使用される。
【0009】また、抽出溶媒としては、水、エチルエー
テル、エチレンクロライド、ジオキサン、アセトン、エ
タノール、メタノール、酢酸エチル、プロピレングリコ
ール等の極性溶媒、あるいはn−ヘキサン、石油エーテ
ル、リグロイン、シクロヘキサン、四塩化炭素、クロロ
ホルム、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、ト
ルエン、ベンゼン等の非極性溶媒やこれらの混合溶媒を
抽出溶媒として用いることができる。なお、抽出方法に
特に制限はなく、通常の方法で行うことができる。
テル、エチレンクロライド、ジオキサン、アセトン、エ
タノール、メタノール、酢酸エチル、プロピレングリコ
ール等の極性溶媒、あるいはn−ヘキサン、石油エーテ
ル、リグロイン、シクロヘキサン、四塩化炭素、クロロ
ホルム、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、ト
ルエン、ベンゼン等の非極性溶媒やこれらの混合溶媒を
抽出溶媒として用いることができる。なお、抽出方法に
特に制限はなく、通常の方法で行うことができる。
【0010】上記トチュウ抽出物は、抽出溶媒を除去し
たものを配合することができ、また抽出溶媒が水、エタ
ノール等の非毒性の場合は抽出液のまま配合することが
できる。
たものを配合することができ、また抽出溶媒が水、エタ
ノール等の非毒性の場合は抽出液のまま配合することが
できる。
【0011】本発明においてトチュウ抽出物の配合量
は、抽出溶媒を除去したものとして、組成物全体の0.
001〜10%、特に0.01〜1%が好ましく、0.
001%に満たないと満足な消臭効果が得られない場合
があり、10%を超えると味が悪くなったり、製剤安定
性を損なう場合がある。
は、抽出溶媒を除去したものとして、組成物全体の0.
001〜10%、特に0.01〜1%が好ましく、0.
001%に満たないと満足な消臭効果が得られない場合
があり、10%を超えると味が悪くなったり、製剤安定
性を損なう場合がある。
【0012】本発明の口腔用組成物には、上記必須成分
以外にその他の成分としてその使用目的、組成物の剤型
に応じた適宜な任意成分を配合することができる。歯磨
類の場合は、例えば上記成分に加え、研磨剤、粘結剤、
界面活性剤、甘味剤、防腐剤、着色剤、トチュウ抽出物
以外の各種有効成分などを配合し得、これら成分を水と
混合して製造することができる。ここで研磨剤として
は、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、
ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カ
ルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、
炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライ
ト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に
用いられる。
以外にその他の成分としてその使用目的、組成物の剤型
に応じた適宜な任意成分を配合することができる。歯磨
類の場合は、例えば上記成分に加え、研磨剤、粘結剤、
界面活性剤、甘味剤、防腐剤、着色剤、トチュウ抽出物
以外の各種有効成分などを配合し得、これら成分を水と
混合して製造することができる。ここで研磨剤として
は、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、
ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カ
ルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、
炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライ
ト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に
用いられる。
【0013】粘結剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギ
ーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、カー
ボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等、
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配合し得、具体的
にはアルキル硫酸ナトリウム、N−アシルサルコシネー
ト、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステ
ル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プルロニッ
ク、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート
等、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオ
サイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックア
ルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラ
ルチン等、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステ
ル、安息香酸ナトリウム等、各種有効成分としては、正
リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化
合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒ
ノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキ
サム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコ
フェロール、α−ビサボノール、イソプロピルメチルフ
ェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニ
ウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリン
ナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニ
ウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリ
ン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナ
トリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナー
ゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共
重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステ
リン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、
トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキ
ス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物等、香料としては、1−メン
トール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン
類又はその誘導体等、着色剤としては、青色1号、黄色
4号、二酸化チタン、酸化アルミナ等が例示される。ま
た、マウスウォッシュを調製する場合には、上記成分以
外にpH調整剤、溶剤などが用いられ、pH調整剤とし
ては、クエン酸及びその塩類、リン酸及びその塩類、リ
ンゴ酸及びその塩類、酢酸及びその塩類などの有機酸及
びその塩類等が挙げられ、これら各成分、エタノール、
水などの溶剤、その他の成分を配合して混合することに
より製造することができる。なお、これら成分の配合量
は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることが
できる。
ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギ
ーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、カー
ボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等、
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配合し得、具体的
にはアルキル硫酸ナトリウム、N−アシルサルコシネー
ト、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステ
ル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プルロニッ
ク、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート
等、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオ
サイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックア
ルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラ
ルチン等、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステ
ル、安息香酸ナトリウム等、各種有効成分としては、正
リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化
合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒ
ノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキ
サム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコ
フェロール、α−ビサボノール、イソプロピルメチルフ
ェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニ
ウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリン
ナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニ
ウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリ
ン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナ
トリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナー
ゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共
重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステ
リン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、
トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキ
ス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物等、香料としては、1−メン
トール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン
類又はその誘導体等、着色剤としては、青色1号、黄色
4号、二酸化チタン、酸化アルミナ等が例示される。ま
た、マウスウォッシュを調製する場合には、上記成分以
外にpH調整剤、溶剤などが用いられ、pH調整剤とし
ては、クエン酸及びその塩類、リン酸及びその塩類、リ
ンゴ酸及びその塩類、酢酸及びその塩類などの有機酸及
びその塩類等が挙げられ、これら各成分、エタノール、
水などの溶剤、その他の成分を配合して混合することに
より製造することができる。なお、これら成分の配合量
は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることが
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、口臭原因菌に
より発生する悪臭ガス、特にH2S、CH3SH等の揮発
性硫黄化合物に対する消臭効果に優れ、比較的高濃度で
配合が可能であり、口臭原因菌による悪臭発生を満足に
抑制し得る上、使用感に優れ、かつ人体への安全性にも
優れているもので、口臭の抑制及び予防に有効である。
より発生する悪臭ガス、特にH2S、CH3SH等の揮発
性硫黄化合物に対する消臭効果に優れ、比較的高濃度で
配合が可能であり、口臭原因菌による悪臭発生を満足に
抑制し得る上、使用感に優れ、かつ人体への安全性にも
優れているもので、口臭の抑制及び予防に有効である。
【0015】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0016】〔実験例1〕口臭原因菌の発生する悪臭
(メチルメルカプタン)に対する表1に示すトチュウ抽
出物の悪臭阻害度を下記方法で評価した。結果を表1に
示す。 トチュウ抽出物の製造方法:20gのトチュウ樹皮粉末
に100mlのエタノールを加え、1時間抽出する操作
を3回繰り返し、抽出液をまとめて減圧で溶媒を留去
し、固形分0.98g(収率4.9%)で樹皮エタノー
ル抽出物を得た。同様に原料として表1に示すトチュウ
粉末を用い、このトチュウ粉末重量に対して3乃至5倍
容量の溶媒を用いて抽出し、表1に示す抽出物を得た。メチルメルカプタン消臭率の試験方法: 24mlの試験
管に表1に示す試料溶液(10%エタノール溶液)1.
0mlと、0.05Mリン酸緩衝液(pH7.5)2.
5mlを加え、これに1ppmメチルメルカプタン0.
5mlを加えて合計4.0mlとし、密栓後攪拌した。
この溶液を36℃で6分間反応させた後、ヘッドスペー
ス0.5mlを採取して下記条件でガスクロマトグラフ
(検出器:FDP)分析を行い、メチルメルカプタン量
を検出して各試料のコントロール(サンプルと同一の溶
媒のみ)に対するメチルメルカプタン消臭率を求めた。ガスクロマトグラフ分析条件: メチルメルカプタンコントロール:悪臭物質試験用標準
液(和光純薬社製) ガスクロマトグラフ:島津GC−9A(島津製作所社
製)を用いた。
(メチルメルカプタン)に対する表1に示すトチュウ抽
出物の悪臭阻害度を下記方法で評価した。結果を表1に
示す。 トチュウ抽出物の製造方法:20gのトチュウ樹皮粉末
に100mlのエタノールを加え、1時間抽出する操作
を3回繰り返し、抽出液をまとめて減圧で溶媒を留去
し、固形分0.98g(収率4.9%)で樹皮エタノー
ル抽出物を得た。同様に原料として表1に示すトチュウ
粉末を用い、このトチュウ粉末重量に対して3乃至5倍
容量の溶媒を用いて抽出し、表1に示す抽出物を得た。メチルメルカプタン消臭率の試験方法: 24mlの試験
管に表1に示す試料溶液(10%エタノール溶液)1.
0mlと、0.05Mリン酸緩衝液(pH7.5)2.
5mlを加え、これに1ppmメチルメルカプタン0.
5mlを加えて合計4.0mlとし、密栓後攪拌した。
この溶液を36℃で6分間反応させた後、ヘッドスペー
ス0.5mlを採取して下記条件でガスクロマトグラフ
(検出器:FDP)分析を行い、メチルメルカプタン量
を検出して各試料のコントロール(サンプルと同一の溶
媒のみ)に対するメチルメルカプタン消臭率を求めた。ガスクロマトグラフ分析条件: メチルメルカプタンコントロール:悪臭物質試験用標準
液(和光純薬社製) ガスクロマトグラフ:島津GC−9A(島津製作所社
製)を用いた。
【0017】カラム:Polyphenyl ethe
r 5 ring 5%,Chromosorb W
AW DMCS 80〜100メッシュ,テフロンチューブ6m×3.2
mm直径 カラム温度:70℃ キャリアーガス:N2 35ml/min 検出器:FPDメチルメルカプタンに対する消臭率の算出法: メチルメルカプタン消臭率(%)=〔(C−S)/C〕
×100 C:コントロールの試験管気相中メチルメルカプタン量 S:試料溶液の試験管気相中メチルメルカプタン量 表1の結果より、トチュウ抽出物は、メチルメルカプタ
ン消臭力に優れていることがわかった。
r 5 ring 5%,Chromosorb W
AW DMCS 80〜100メッシュ,テフロンチューブ6m×3.2
mm直径 カラム温度:70℃ キャリアーガス:N2 35ml/min 検出器:FPDメチルメルカプタンに対する消臭率の算出法: メチルメルカプタン消臭率(%)=〔(C−S)/C〕
×100 C:コントロールの試験管気相中メチルメルカプタン量 S:試料溶液の試験管気相中メチルメルカプタン量 表1の結果より、トチュウ抽出物は、メチルメルカプタ
ン消臭力に優れていることがわかった。
【0018】
【表1】
【0019】以下、実施例を示す。 〔実施例1〕練歯磨 水酸化アルミニウム 43.0% ソルビット 21.0 プロピレングリコール 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 蔗糖脂肪酸エステル 0.2 ラウリルジエタノールアミド 1.0 カラギーナン 1.0 ゼラチン 0.5 香料 1.0 l−メントール 0.2 デキストラナーゼ 0.1 トチュウ葉のエタノール抽出物 0.1 ローズマリー抽出物 0.1 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0020】 〔実施例2〕練歯磨 水酸化アルミニウム 43.0% グリセリン 15.0 ソルビット 10.0 プロピレングリコール 3.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウリルジエタノールアミド 0.2 香料 1.0 l−メントール 0.2 トチュウ樹皮のヘキサン抽出物 0.05 グルコン酸銅 0.05 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0021】 〔実施例3〕練歯磨 第2リン酸カルシウム 40.0% グリセリン 15.0 ソルビット 10.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2 カラギーナン 0.8 香料 1.1 l−メントール 0.3 トラネキサム酸 0.05 トチュウ樹皮のヘキサン抽出残渣のエタノール抽出物 0.1 チョウジ抽出物 0.1 タイム抽出物 0.1 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0022】 〔実施例4〕練歯磨 無水ケイ酸 20.0% グリセリン 30.0 ソルビット 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2 ゼラチン 1.0 香料 1.0 l−メントール 0.2 フッ化ナトリウム 0.2 トチュウ葉の酢酸エチル抽出物 0.1 タイム抽出物 0.1 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0023】 〔実施例5〕練歯磨 ジルコニウム結合ケイ酸塩 21.5% グリセリン 10.0 ソルビット 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 香料 1.0 l−メントール 0.3 トチュウ葉の水抽出物 0.1 ローズマリー抽出物 0.1 グルコン酸銅 0.05 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0024】 〔実施例6〕練歯磨 炭酸カルシウム 50.0% グリセリン 15.0 ソルビット 10.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 香料 1.0 l−メントール 0.2 トラネキサム酸 0.05 トチュウ茶の水抽出物 0.1 チョウジ抽出物 0.1 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0025】 〔実施例7〕液状歯磨 沈降性シリカ 15.0% グリセリン(85%) 33.0 プロピレングリコール 6.0 ポリアクリル酸ナトリウム 3.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 エタノール 3.0 トリクロサン 0.01 トチュウ茶の水抽出物 0.1 香料 1.2 フッ化ナトリウム 0.2 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0026】 〔実施例8〕液体歯磨 グリセリン(85%) 33.0% プロピレングリコール 6.0 ポリアクリル酸ナトリウム 3.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 エタノール 3.0 グルコン酸銅 0.05 トチュウ樹皮のベンゼン抽出物 0.1 香料 1.2 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0027】 〔実施例9〕粉歯磨 第2リン酸カルシウム・2水和物 50.0% 炭酸カルシウム 30.0 グリセリン(85%) 10.0 デキストラン 0.5 塩化亜鉛 0.02 トチュウ葉のエタノール抽出物 0.1 香料 0.7 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0028】 〔実施例10〕洗口剤 リン酸2ナトリウム 0.3% クエン酸 0.3 グリセリン(85%) 18.0 イソプロピルアルコール 18.0 ソルビタンモノオレエート 5.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 グルコン酸クロルヘキシジン 0.1 トチュウ茶の水抽出物 0.12 香料 1.3 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0029】 〔実施例11〕マウスウオッシュ エタノール(90%) 20.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 チョウジ抽出物 0.01 トチュウ樹皮のヘキサン抽出物 0.1 香料 1.0 ステビオサイド 0.05精製水 残 計 100.0%
【0030】 〔実施例12〕口腔用パスタ ポリオキシエチレンモノステアレート 2.0% ソルビタンモノオレエート 2.0 パルミチルアルコール 2.0 プロピレングリコール 15.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 ゼラチン 1.0 塩化リゾチーム 5000単位/g 塩酸クロルヘキシジン 0.01 トチュウ葉のアセトン抽出物 0.1 香料 1.3 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0031】 〔実施例13〕トローチ アラビアゴム 6.0% ブドウ糖 70.0 ゼラチン 3.0 デキストラナーゼ 0.1 グルコン酸クロルヘキシジン 0.01 ポリエチレングリコール400 0.1 トチュウ茶のエタノール抽出物 0.1 香料 0.2精製水 残 計 100.0%
【0032】 〔実施例14〕チューインガム ガムベース 40.0% 炭酸カルシウム 2.0 水アメ 15.0 粉糖 35.0 デキストラナーゼ 0.1 トチュウ樹皮の酢酸エチル抽出物 0.1 香料 0.5精製水 残 計 100.0%
【0033】 〔実施例15〕口中清涼剤(液状) エタノール 50.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0 グリセリン(95%) 15.0 トチュウ樹皮の水抽出物 0.1 香料 1.5精製水 残 計 100.0%
【0034】 〔実施例16〕口中清涼剤 乳糖 10.0% デンプン 42.0 甘草粉末 5.0 アラビアゴム液 40.0 ローズマリー抽出物 0.1 l−メントール 1.0 トチュウヘキサン抽出残渣のエタノール抽出物 0.2 香料 1.4精製水 残 計 100.0%
Claims (1)
- 【請求項1】 トチュウ抽出物を配合してなることを特
徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263155A JPH0899850A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263155A JPH0899850A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899850A true JPH0899850A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17385567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6263155A Pending JPH0899850A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899850A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302437A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Fancl Corp | 刺激緩和組成物 |
JP2005289952A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 杜仲を含有する消臭剤 |
JP2006056862A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | ポリイソプレンを含有する消臭剤 |
CN102935039A (zh) * | 2012-08-06 | 2013-02-20 | 江西普正制药有限公司 | 一种中药杜仲牙膏及其制备方法 |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP6263155A patent/JPH0899850A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302437A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Fancl Corp | 刺激緩和組成物 |
JP2005289952A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 杜仲を含有する消臭剤 |
JP2006056862A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | ポリイソプレンを含有する消臭剤 |
CN102935039A (zh) * | 2012-08-06 | 2013-02-20 | 江西普正制药有限公司 | 一种中药杜仲牙膏及其制备方法 |
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