JPH07165544A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JPH07165544A JPH07165544A JP34254793A JP34254793A JPH07165544A JP H07165544 A JPH07165544 A JP H07165544A JP 34254793 A JP34254793 A JP 34254793A JP 34254793 A JP34254793 A JP 34254793A JP H07165544 A JPH07165544 A JP H07165544A
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- JP
- Japan
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- acid
- composition
- gluconate
- sodium
- zinc
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 口臭原因菌であるフゾバクテリウム菌、バイ
オネラ菌、ポルフィロモナス菌等により発生する悪臭を
効果的に抑えて口臭を持続的かつシステマチックに抑制
し得る上、人体への安全性にも優れ、口臭の抑制及び予
防に有効な口腔用組成物を得る。 【構成】 グルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛
から選ばれる化合物とケト酸又はその塩類とを併用す
る。上記口腔用組成物にアニオン界面活性剤を配合す
る。
オネラ菌、ポルフィロモナス菌等により発生する悪臭を
効果的に抑えて口臭を持続的かつシステマチックに抑制
し得る上、人体への安全性にも優れ、口臭の抑制及び予
防に有効な口腔用組成物を得る。 【構成】 グルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛
から選ばれる化合物とケト酸又はその塩類とを併用す
る。上記口腔用組成物にアニオン界面活性剤を配合す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口臭発生原因細菌によ
る悪臭発生の抑制効果に優れ、口臭の抑制及び予防に有
効な口腔用組成物に関する。
る悪臭発生の抑制効果に優れ、口臭の抑制及び予防に有
効な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
口臭原因菌による口臭産生のメカニズムとしては、下記
反応が知られている(R.Pianotti,Lach
ette,and S.Dills,J.Dent.R
es.,65,913(1986))。
口臭原因菌による口臭産生のメカニズムとしては、下記
反応が知られている(R.Pianotti,Lach
ette,and S.Dills,J.Dent.R
es.,65,913(1986))。
【0003】
【化1】
【0004】一方、口臭の予防手段としては、ヨモギ抽
出物(特開平4−278050号公報)、ツバキ科植物
(特開昭62−142109号公報)、シソ科植物(特
開昭59−6056号公報)等により消臭する方法が提
案され、更にフレーバーを使用して口臭をマスキングす
る方法(特開昭44−97865号公報)、活性酸素を
殺菌剤として使用する方法(特開昭61−271214
号公報)も提案されている。
出物(特開平4−278050号公報)、ツバキ科植物
(特開昭62−142109号公報)、シソ科植物(特
開昭59−6056号公報)等により消臭する方法が提
案され、更にフレーバーを使用して口臭をマスキングす
る方法(特開昭44−97865号公報)、活性酸素を
殺菌剤として使用する方法(特開昭61−271214
号公報)も提案されている。
【0005】しかしながら、上記方法はその効果の持続
性、安全性などの点で口臭の抑制及び予防手段として十
分満足し得る方法とは言い難く、より効果的な手段の開
発が望まれる。
性、安全性などの点で口臭の抑制及び予防手段として十
分満足し得る方法とは言い難く、より効果的な手段の開
発が望まれる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
口臭発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果に優れ、口
臭の抑制及び予防に有効な口腔用組成物を提供すること
を目的とする。
口臭発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果に優れ、口
臭の抑制及び予防に有効な口腔用組成物を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、グルコン酸
銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物と
ケト酸又はその塩類とを併用した口腔用組成物が、口臭
発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果に優れ、更に上
記成分と共にアニオン界面活性剤を併用すると、上記効
果が飛躍的に向上し得、口臭の抑制及び予防に有効であ
ることを見出した。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、グルコン酸
銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物と
ケト酸又はその塩類とを併用した口腔用組成物が、口臭
発生原因細菌による悪臭発生の抑制効果に優れ、更に上
記成分と共にアニオン界面活性剤を併用すると、上記効
果が飛躍的に向上し得、口臭の抑制及び予防に有効であ
ることを見出した。
【0008】即ち、本発明者は、口臭の予防技術として
その効果の持続性、安全性を考慮すると、口臭菌の特定
代謝系に選択的に作用し、かつ生体の代謝系に影響が少
ない成分を口腔用組成物に配合することが好適であるこ
とに鑑み、かかる口腔用組成物につき検討した結果、グ
ルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる
化合物とケト酸又はその塩類、更に好ましくはアニオン
界面活性剤とを併用した場合、かかる成分が相乗的に作
用し、口臭原因菌であるフゾバクテリウム菌、バイオネ
ラ菌、ポルフィロモナス菌等の悪臭ガス産生系代謝を特
異的に阻害し、上記口臭原因菌の増殖を殺菌剤を使うこ
となく抑えて高い消臭除去効果を発揮し得ると共に、発
生した悪臭はグルコン酸銅等による強い消臭作用により
除去が可能であり、このため口臭を持続的かつシステマ
チックに抑制し得、しかも口臭原因菌に対して特定的に
阻害可能であることから、口腔内の菌 を変えないので
菌交代症などの心配もなく人体に安全であり、上記条件
を満足し得ることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
その効果の持続性、安全性を考慮すると、口臭菌の特定
代謝系に選択的に作用し、かつ生体の代謝系に影響が少
ない成分を口腔用組成物に配合することが好適であるこ
とに鑑み、かかる口腔用組成物につき検討した結果、グ
ルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる
化合物とケト酸又はその塩類、更に好ましくはアニオン
界面活性剤とを併用した場合、かかる成分が相乗的に作
用し、口臭原因菌であるフゾバクテリウム菌、バイオネ
ラ菌、ポルフィロモナス菌等の悪臭ガス産生系代謝を特
異的に阻害し、上記口臭原因菌の増殖を殺菌剤を使うこ
となく抑えて高い消臭除去効果を発揮し得ると共に、発
生した悪臭はグルコン酸銅等による強い消臭作用により
除去が可能であり、このため口臭を持続的かつシステマ
チックに抑制し得、しかも口臭原因菌に対して特定的に
阻害可能であることから、口腔内の菌 を変えないので
菌交代症などの心配もなく人体に安全であり、上記条件
を満足し得ることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
【0009】従って、本発明は、グルコン酸銅、グルコ
ン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物とケト酸又は
その塩類とを併用してなることを特徴とする口腔用組成
物、、更に上記口腔用組成物にアニオン界面活性剤を併
用した口腔用組成物を提供する。
ン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物とケト酸又は
その塩類とを併用してなることを特徴とする口腔用組成
物、、更に上記口腔用組成物にアニオン界面活性剤を併
用した口腔用組成物を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、マウスウォッシュ、トローチ、チューイングガム
等として調製し得るもので、有効成分としてグルコン酸
銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物と
ケト酸又はその塩類とを含有する。
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨等の歯
磨類、マウスウォッシュ、トローチ、チューイングガム
等として調製し得るもので、有効成分としてグルコン酸
銅、グルコン酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物と
ケト酸又はその塩類とを含有する。
【0011】ここで、グルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及
び塩化亜鉛から選ばれる化合物の配合量は、口腔用組成
物全体の0.00001〜2%(重量%、以下同様)、
特に0.001〜0.5%とすることが望ましく、0.
00001%に満たないと口臭原因菌による悪臭発生の
抑制効果に劣る場合があり、2%を越えると使用感に悪
影響を与える場合がある。
び塩化亜鉛から選ばれる化合物の配合量は、口腔用組成
物全体の0.00001〜2%(重量%、以下同様)、
特に0.001〜0.5%とすることが望ましく、0.
00001%に満たないと口臭原因菌による悪臭発生の
抑制効果に劣る場合があり、2%を越えると使用感に悪
影響を与える場合がある。
【0012】また、ケト酸としては、α−ケトカルボン
酸、β−ケトカルボン酸、γ−ケトカルボン酸等のケト
カルボン酸を使用することが好適であるが、その他のケ
ト酸、例えばケトフォスフォン酸、ケトフォスフィン
酸、ケトスルフォン酸、ケトスルフィン酸等を使用する
こともできる。ケトカルボン酸として具体的には、α−
ケト−D−グルコン酸、α−ケト酪酸、α−ケトオクタ
ノイック酸、α−ケトカプロン酸、α−ケト−4−メチ
ル吉草酸、β−ケトグルタール酸、γ−ケト−吉草酸
(レブリン酸)等が例示される。更に、ケト酸の塩類と
しては、上記ケト酸のアルカリ金属塩、例えばナトリウ
ム塩、カリウム塩などが用いられる。
酸、β−ケトカルボン酸、γ−ケトカルボン酸等のケト
カルボン酸を使用することが好適であるが、その他のケ
ト酸、例えばケトフォスフォン酸、ケトフォスフィン
酸、ケトスルフォン酸、ケトスルフィン酸等を使用する
こともできる。ケトカルボン酸として具体的には、α−
ケト−D−グルコン酸、α−ケト酪酸、α−ケトオクタ
ノイック酸、α−ケトカプロン酸、α−ケト−4−メチ
ル吉草酸、β−ケトグルタール酸、γ−ケト−吉草酸
(レブリン酸)等が例示される。更に、ケト酸の塩類と
しては、上記ケト酸のアルカリ金属塩、例えばナトリウ
ム塩、カリウム塩などが用いられる。
【0013】ケト酸又はその塩類の配合量は、口腔用組
成物全体の0.001〜10%、特に0.01〜1%と
することが望ましく、0.001%に満たないと口臭原
因菌による悪臭発生の抑制効果に劣る場合があり、10
%を越えると使用感に悪影響を与える場合がある。
成物全体の0.001〜10%、特に0.01〜1%と
することが望ましく、0.001%に満たないと口臭原
因菌による悪臭発生の抑制効果に劣る場合があり、10
%を越えると使用感に悪影響を与える場合がある。
【0014】更に、本発明では、上記成分に加えてアニ
オン界面活性剤を配合することが好ましい。アニオン界
面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ミ
リスチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8〜
18である高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、α−
オレフィンスルフォネート、ソジウムラウリルモノグリ
セライドスルフォネート、ソジウムココナッツモノグリ
セライドスルフォネート等の脂肪酸基の炭素数が10〜
18である高級脂肪酸ソジウムモノグリセライドモノサ
ルフェート、ソジウム−N−メチル−N−パルミトイル
タウライド、ソジウム−N−ラウロイル−β−アラニ
ン、ソジウム−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸などが挙
げられる。
オン界面活性剤を配合することが好ましい。アニオン界
面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ミ
リスチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8〜
18である高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、α−
オレフィンスルフォネート、ソジウムラウリルモノグリ
セライドスルフォネート、ソジウムココナッツモノグリ
セライドスルフォネート等の脂肪酸基の炭素数が10〜
18である高級脂肪酸ソジウムモノグリセライドモノサ
ルフェート、ソジウム−N−メチル−N−パルミトイル
タウライド、ソジウム−N−ラウロイル−β−アラニ
ン、ソジウム−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸などが挙
げられる。
【0015】上記アニオン界面活性剤の配合量は、組成
物全体の0.001〜10%、特に0.01〜3%であ
ることが好ましく、0.001%に満たないと口臭原因
菌による悪臭抑制効果が満足に向上しない場合があり、
10%を越えると使用感に悪影響を与える場合がある。
物全体の0.001〜10%、特に0.01〜3%であ
ることが好ましく、0.001%に満たないと口臭原因
菌による悪臭抑制効果が満足に向上しない場合があり、
10%を越えると使用感に悪影響を与える場合がある。
【0016】本発明の口腔用組成物には、上記必須成分
以外にその他の成分としてその使用目的、組成物の剤型
に応じた適宜な任意成分を配合することができる。歯磨
類の場合は、例えば上記成分に加え、研磨剤、粘稠剤、
粘結剤、アニオン界面活性剤以外の界面活性剤、甘味
剤、防腐剤、着色剤、各種有効成分などを配合し得、こ
れら成分を水と混合して製造することができる。
以外にその他の成分としてその使用目的、組成物の剤型
に応じた適宜な任意成分を配合することができる。歯磨
類の場合は、例えば上記成分に加え、研磨剤、粘稠剤、
粘結剤、アニオン界面活性剤以外の界面活性剤、甘味
剤、防腐剤、着色剤、各種有効成分などを配合し得、こ
れら成分を水と混合して製造することができる。
【0017】ここで、研磨剤としては、沈降性シリカ、
シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート
等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及
び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第
3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウ
ム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。粘稠剤と
しては、例えばソルビット、グリセリン、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチッ
ト、ラクチット等が挙げられる。粘結剤としては、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチル
セルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キ
サンタンガム、カーボポール、グアガム、モンモリロナ
イト、ゼラチン等、アニオン界面活性剤以外の界面活性
剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性
剤等を配合し得、具体的には2−アルキル−N−カルボ
キシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイ
ド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノステアレート等、甘味剤としては、サッカ
リンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パ
ラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジル
ジヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、
パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、
各種有効成分としては、正リン酸のカリウム塩、ナトリ
ウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒ
ドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン
酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、
塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカ
プロン酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロー
ル、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン
塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレ
チン酸、銅クロロフィリンナトリウム、乳酸アルミニウ
ム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、
ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリ
ウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、ア
ミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合
体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリ
ン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、ト
リクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキ
ス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物等、香料としては、1−メン
トール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン
類又はその誘導体等、着色剤としては、青色1号、黄色
4号、二酸化チタン等が例示される。また、マウスウォ
ッシュを調製する場合には、上記成分以外にpH調整
剤、溶剤などが用いられ、pH調整剤としては、クエン
酸及びその塩類、リン酸及びその塩類、リンゴ酸及びそ
の塩類、酢酸及びその塩類などの有機酸及びその塩類等
が挙げられ、これら各成分、エタノール、水などの溶
剤、その他の成分を配合して混合することにより製造す
ることができる。なお、これら成分の配合量は、本発明
の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート
等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及
び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第
3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウ
ム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。粘稠剤と
しては、例えばソルビット、グリセリン、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチッ
ト、ラクチット等が挙げられる。粘結剤としては、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチル
セルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キ
サンタンガム、カーボポール、グアガム、モンモリロナ
イト、ゼラチン等、アニオン界面活性剤以外の界面活性
剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性
剤等を配合し得、具体的には2−アルキル−N−カルボ
キシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイ
ド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノステアレート等、甘味剤としては、サッカ
リンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パ
ラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジル
ジヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、
パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等、
各種有効成分としては、正リン酸のカリウム塩、ナトリ
ウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒ
ドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン
酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、
塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカ
プロン酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロー
ル、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン
塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレ
チン酸、銅クロロフィリンナトリウム、乳酸アルミニウ
ム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、
ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリ
ウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、ア
ミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合
体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリ
ン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、ト
リクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキ
ス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物等、香料としては、1−メン
トール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン
類又はその誘導体等、着色剤としては、青色1号、黄色
4号、二酸化チタン等が例示される。また、マウスウォ
ッシュを調製する場合には、上記成分以外にpH調整
剤、溶剤などが用いられ、pH調整剤としては、クエン
酸及びその塩類、リン酸及びその塩類、リンゴ酸及びそ
の塩類、酢酸及びその塩類などの有機酸及びその塩類等
が挙げられ、これら各成分、エタノール、水などの溶
剤、その他の成分を配合して混合することにより製造す
ることができる。なお、これら成分の配合量は、本発明
の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、口臭原因菌で
あるフゾバクテリウム菌、バイオネラ菌、ポルフィロモ
ナス菌等の増殖を抑えて高い消臭除去効果を発揮し得る
と共に、発生した悪臭をグルコン酸銅等による強い消臭
作用により除去が可能であり、このため口臭を持続的か
つシステマチックに抑制し得る上、人体への安全性にも
優れているもので、口臭の抑制及び予防に有効である。
あるフゾバクテリウム菌、バイオネラ菌、ポルフィロモ
ナス菌等の増殖を抑えて高い消臭除去効果を発揮し得る
と共に、発生した悪臭をグルコン酸銅等による強い消臭
作用により除去が可能であり、このため口臭を持続的か
つシステマチックに抑制し得る上、人体への安全性にも
優れているもので、口臭の抑制及び予防に有効である。
【0019】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
【0020】〔実験例〕口臭原因菌に対する表1に示す
薬剤の増殖抑制効果を下記に示す方法で評価した。
薬剤の増殖抑制効果を下記に示す方法で評価した。
【0021】表1に示す薬剤溶液0.5mlを0.05
%システイン含有トッド・ヘビット・ブロース培地(D
IFCO社製)4.5mlに添加し、更にこれに2日間
前培養した口臭原因菌のフゾバクテリウム・ヌクレイタ
ム1436菌の培養液0.05mlを添加した後、嫌気
性条件(N2 :80%、H2:10%、CO2:10
%)下、37℃で2日間培養した。この培養液の吸光度
をスペクトロニック20A(島津製作所社製)により測
定し、口臭原因菌の増殖抑制効果を評価した。なお、コ
ントロールとしては、薬剤溶液として無菌水を添加した
滅菌培地に口臭菌(フゾバクテリウム・ヌクレイタム1
436菌)0.05mlを加えて嫌気培養したものを使
用した。結果を表1に示す。
%システイン含有トッド・ヘビット・ブロース培地(D
IFCO社製)4.5mlに添加し、更にこれに2日間
前培養した口臭原因菌のフゾバクテリウム・ヌクレイタ
ム1436菌の培養液0.05mlを添加した後、嫌気
性条件(N2 :80%、H2:10%、CO2:10
%)下、37℃で2日間培養した。この培養液の吸光度
をスペクトロニック20A(島津製作所社製)により測
定し、口臭原因菌の増殖抑制効果を評価した。なお、コ
ントロールとしては、薬剤溶液として無菌水を添加した
滅菌培地に口臭菌(フゾバクテリウム・ヌクレイタム1
436菌)0.05mlを加えて嫌気培養したものを使
用した。結果を表1に示す。
【0022】表1の結果より、ケト酸又はその塩類を単
独で使用した場合に比較して、グルコン酸銅、グルコン
酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物とケト酸又はそ
の塩類とを併用した場合、フゾバクテリウム菌を効果的
に抑制し得、しかもこれにアニオン界面活性剤を併用す
ると、その抑制効果が飛躍的に向上することが確認され
た。
独で使用した場合に比較して、グルコン酸銅、グルコン
酸亜鉛及び塩化亜鉛から選ばれる化合物とケト酸又はそ
の塩類とを併用した場合、フゾバクテリウム菌を効果的
に抑制し得、しかもこれにアニオン界面活性剤を併用す
ると、その抑制効果が飛躍的に向上することが確認され
た。
【0023】
【表1】
【0024】 〔実施例1〕練歯磨 水酸化アルミニウム 43 % ソルビット 20 カルボキシメチルセルロースナトリウム 2 ラウリル硫酸ナトリウム 2 香料 1 サッカリンナトリウム 0.1 α−ケトオクタノイック酸 0.1 グルコン酸銅 0.02水 残 計 100.0 %
【0025】 〔実施例2〕練歯磨 第2リン酸カルシウム 43 % ソルビット 20 プロピレングリコール 2 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 カラギーナン 0.8 香料 1 サッカリンナトリウム 0.1 α−ケト吉草酸(レブリン酸) 0.1 塩化亜鉛 0.05水 残 計 100.0 %
【0026】 〔実施例3〕練歯磨 第2リン酸カルシウム・2水和物 40 % ソルビット 10 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1 ミリストイルサルコシン酸ナトリウム 1 デキストラナーゼ 0.01 香料 1 サッカリンナトリウム 0.1 γ−ケト吉草酸(レブリン酸) 0.1 グルコン酸亜鉛 0.05水 残 計 100.0 %
【0027】 〔実施例4〕液状歯磨 ポリアクリル酸ナトリウム 50 % グリセリン 30 香料 0.9 サッカリンナトリウム 0.1 グルコン酸銅 0.1 α−ケト−D−グルコン酸 0.2 ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 0.2水 残 計 100.0 %
【0028】 〔実施例5〕マウスウオッシュ エタノール 20 % ソルビット 10 サッカリンナトリウム 0.08 塩化亜鉛 0.05 クロルヘキシジン塩酸塩 0.005 α−ケトアジピン酸 0.05 β−ケトグルタール酸 0.05 ソジウム−N−ラウロイル−β−アラニン 0.2 デキストラナーゼ 0.003 香料 0.9水 残 計 100.0 %
【0029】 〔実施例6〕マウスウオッシュ エタノール 15 % ソルビット 10 サッカリンナトリウム 0.04 塩化亜鉛 0.05 α−ケトロイシン 0.05 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3 ソジウム−N−メチル−N−パルミトイルタウライド 0.1 デキストラナーゼ 0.003 香料 0.9水 残 計 100.0 %
【0030】 〔実施例7〕トローチ アラビアゴム 6.0 % ブドウ糖 70.0 ゼラチン 3.0 ミリストイルサルコシン酸ナトリウム 0.1 α−ケトロイシン 0.05 グルコン酸亜鉛 0.01 香料 0.2水 残 計 100.0 %
【0031】 〔実施例8〕チュウーイングガム ガムベース 40.0 % 炭酸カルシウム 2.0 水アメ 15.0 粉糖 35.0 香料 0.5 ミリスチル硫酸ナトリウム 0.1 α−ケト酪酸 0.05 グルコン酸銅 0.01水 残 計 100.0 %
Claims (2)
- 【請求項1】 グルコン酸銅、グルコン酸亜鉛及び塩化
亜鉛から選ばれる化合物とケト酸又はその塩類とを併用
してなることを特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項2】 アニオン界面活性剤を配合する請求項1
記載の口腔用組成物。
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- 1993-12-14 JP JP34254793A patent/JPH07165544A/ja active Pending
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