JPH08993B2 - 金属ストリツプの電解処理装置 - Google Patents

金属ストリツプの電解処理装置

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JPH08993B2
JPH08993B2 JP62061997A JP6199787A JPH08993B2 JP H08993 B2 JPH08993 B2 JP H08993B2 JP 62061997 A JP62061997 A JP 62061997A JP 6199787 A JP6199787 A JP 6199787A JP H08993 B2 JPH08993 B2 JP H08993B2
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electrolytic
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D7/00Electroplating characterised by the article coated
    • C25D7/06Wires; Strips; Foils
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属ストリップの電気亜鉛めっき、電気鉛
めっき、電気金めっき等の電気めっき、化成処理等の表
面処理、その他電解洗浄等に用いられるラジアル型セル
による金属ストリップの電解処理装置に関する。
〈先行技術とその問題点〉 従来のラジアル型セルでは、第4図に示すように、金
属ストリップ2が巻き付けられた巻き付けロール3の最
下部より電解液を電解液通路9に流入させ、ストリップ
入側方向および出側方向に電解液流を2分する形式が一
般的であった。
この方向では、金属ストリップ2の通過速度が比較的
遅い場合は、第5図に示すように電解液15がストリップ
入側方向および出側方向の両方の電解液通路9,9に十分
に供給されるが、金属ストリップ2の通過速度が早い場
合第6図に示すように、電解液15がストリップ入側方向
の電解液通路9に十分供給されないという欠点があっ
た。
第7図に示すように、ストリップ2の入側に電解液噴
出ノズル7を設置し、電解液15の流れの方向をストリッ
プの通過方向と一致させた(これをパラレルフローとい
う)装置では、ストリップ表面近傍の電解液の攪拌効果
が少なく、金属ストリップ表面における電解イオンの授
受が困難となり、正常な電解処理が行われないという欠
点がある。
これに対し、第8図に示すように、ストリップ2の出
側に電解液噴出ノズル7を設置し、電解液15の流れの方
向をストリップの通過方向と逆にした(これをカウンタ
ーフローという)装置では、ストリップ表面近傍の電解
液の攪拌効果が大きく、金属ストリップ表面における電
解イオンの授受が十分に行なわれ、正常な電解処理が行
なわれるという利点がある。しかし、第9図に示すよう
に、ストリップの通過速度が比較的遅い場合には電解液
15が十分電解液通路9内に流れるが、第10図に示すよう
に、ストリップの通過速度が早くなると電解液の粘性に
より電解液がストリップに付着してノズル7の背面方向
へ逆流する量が増しノズル噴出量(噴出圧力)を増加し
ない限り電解液通路9に十分な量の電解液15を流すこと
が不可能となり、正常な電解処理が行われなくなるとい
う欠点がある。
このように、カウンターフローの電解処理装置におけ
るストリップ高速通板では、電解液通路に十分な量の電
解液を供給することが必要であるが、さらに電解液噴出
ノズル後背面等への電解液の漏出をも防止する必要があ
る。即ち、電解液の漏出により電解液通路内への電解液
供給量(圧力)が減少し、また漏出した電解液が周辺機
器を汚染するおそれがあり、しかも電解液を不必要に消
費することとなるからである。
このような電解液の漏出を防止する手段としては、電
解液通路の開口付近に、巻き付けロールに巻き付けられ
たストリップに押し付けられたシールロールを設置し、
電解液のシールを行う装置が提案されている。即ち、こ
の装置は、第11図に示すように、電解液通路の開口部10
(ストリップ入側および出側)付近にシールロール6,6
を設け、ストリップ出側のシールロール6は、電極サポ
ート4の上端部に、巻き付けロール3側へ開口するよう
形成された凹部16内に軸受17と共に収納され、その凹部
16内に配置したバネ18によって軸受17を巻き付けロール
3側へ付勢し、シールロール6を巻き付けロール3に押
し付けるよう構成されている。
しかるに、この装置は、バネ18等の構成部品が電解液
15によって腐食され易い上に、構造が複雑であるため、
頻繁に保守点検を行なわなければならず、かつその作業
が面倒であるなどの欠点がある。
また、この装置を改良し、メンテナンス性を向上させ
たシール装置が特開昭60-215800号公報において提案さ
れているが、このシール装置もやはり構造が複雑で、部
品点数が多く、また可動部品が多いために耐久性に問題
がある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、
カウンターフローの電解処理装置において、ストリップ
の通板速度が高速でも電解液通路に十分な電解液を供給
しつつ、電解液通路開口部からの電解液の露出を簡易な
手段により確実に防止することができる金属ストリップ
の電解処理装置を提供することにある。
〈発明の構成〉 このような目的を達成するために、本発明者らは、鋭
意研究の結果、 電解液流をカウンターフローとし、 電解液噴出ノズルの噴出方向を電解液流路に対し45
°以下とし、 電解液通路のストリップ出側および入側の開口部
に、該開口部を封止するシールロールおよびすき間を補
助的にシールする弾性シール部材を設置することによ
り、このシールロール、弾性シール部材およびストリッ
プ等で限定される静圧力室を構成し、 また、これらに加えて、電解液噴出ノズルの噴出口
とシールロールとの間(ノズル後背部)に金属ストリッ
プに沿って流路抵抗を増大せしめる凹凸を有する部材を
設置することにより、電解液通路からの電解液の露出を
確実に防止しうることを見い出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、金属ストリップを巻き付ける回転ロ
ールと、このロールの金属ストリップの巻き付け部分に
相対して回転ロールの半径方向に離間設置される不溶性
電極を有するサポートとで回転ロールの周方向に電解液
通路を形成し、この電解液通路に電解液を金属ストリッ
プの通過方向と逆方向に流すとともに不溶性電極と金属
ストリップ間に電位差を与えて電解処理をする金属スト
リップの電解処理装置において、 前記電解液通路に電解液を流入せしめるノズルの噴出
方向と、ノズル噴出口における電解液通路とのなす角度
が45°以下となるようにノズルを金属ストリップ出側に
設置し、 前記電解液通路の回転ロール周方向開口部に、該開口
部を封止するように、前記金属ストリップが巻き付けら
れた回転ロールに当接するシールロールおよびこれを補
助する弾性シール部材を設けることを特徴とする金属ス
トリップの電解処理装置を提供するものである。
また、本発明は、金属ストリップを巻き付ける回転ロ
ールと、このロールの金属ストリップの巻き付け部分に
相対して回転ロールの半径方向に離間設置される不溶性
電極を有するサポートとで回転ロールの周方向に電解液
通路を形成し、この電解液通路に電解液を金属ストリッ
プの通過方向と逆方向に流すとともに不溶性電極と金属
ストリップ間に電位差を与えて電解処理をする金属スト
リップの電解処理装置において、 前記電解液通路に電解液を流入せしめるノズルの噴出
方向と、ノズル噴出口における電解通路とのなす角度が
45°以下となるようにノズルを金属ストリップ出側に設
置し、 前記電解液通路の回転ロール周方向開口部に、該開口
部を封止するように、前記金属ストリップが巻き付けら
れた回転ロールに当接するシールロールおよびこれを補
助する弾性シール部材を設け、 前記ノズル噴出口と前記シールロールとの間に流路抵
抗を増大せしめる凹凸を有する部材を金属ストリップに
沿って設置したことを特徴とする金属ストリップの電解
処理装置を提供するものである。
以下、本発明の金属ストリップの電解処理装置を添付
図面に示す好適実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明の金属ストリップの電解処理装置の
部分側面断面図である。
同図に示すように、本発明の金属ストリップの電解処
理装置1は、巻き付けロール3に図中矢印方向に連続的
に走行する金属ストリップ2が巻き付けられ、その外側
にストリップ2と対面して不溶性電極5が配置された電
極サポート4を有し、これら巻き付けロール3と電極サ
ポート4との間に巻き付けロールの周方向に電解液通路
9が形成されるよう構成されている。
この電解液通路9には、ストリップ出側に電解液を供
給するための電解液噴出ノズル7およびストリップ入側
に使用済の電解液を排出するための電解液排出口8がそ
れぞれ連結され、電解液流15がストリップ2の走行方向
と逆方向となるような、いわゆるカウンターフローが採
用される。
電解液通路9のストリップ入側および出側には、スト
リップ2が出入りするための開口部10,10が形成されて
いる。本発明ではこれらの開口部10、特にストリップ出
側の開口部10より電解液が露出するのを防止するため
に、次に述べるような構造となっている。
第3図は、本発明の金属ストリップの電解処理装置の
ストリップ出側付近の部分拡大断面図である。ストリッ
プ出側の開口部10では、ストリップ2の通板速度が早い
場合、電解液の粘性により電解液がストリップ2に付着
して、電解液噴出ノズル7の背面方向へ逆流する量が増
大する。従って、この電解液の逆流を防止するために、
第3図に示すようにノズル7の噴出方向(ノズル7の軸
線方向)と、ノズル噴出口a付近における電解液通路
(ストリップ2の接線方向)とのなす角度θを比較的小
さくし、即ちθが45°以下となるようにノズル7を設置
する。
ここで、第12図に示すノズル設置角度θとノズル背面
への電解液の漏れ量との関係のグラフを参照すると、角
θが小さいほど電解液の漏れ量が少ないことがわかり、
特に、角θが45°以下の範囲において、電解液の漏れ量
が著しく少ないことが確認される。
しかしながら、ノズル7の設置角度θを45°以下とし
ても、ノズル噴出口背面bからある程度の電解液が逆流
する。従って、この流路抵抗を増大さしめるようにノズ
ル7の噴出口と後述するシールロール6との間(ノズル
7の後背部)に、金属ストリップに沿って凹凸を有する
部材、即ち本実施例ではラビリンスシール11を設ける。
ただし、凹凸を有する部材としては、ラビリンスリール
11に限らず、電解液の流路抵抗を増大せしめるようなも
のであれば、いかなるものでもよく、例えば多数の突起
を有するブラシのようなものでもよい。また、凹凸の形
状、数、配設パターン等も特に限定されない。
なお、このラビリンスシール11は、ストリップ入側の
電解液排出口8の後背部付近にも併せて設置することが
できる。また、第1図に示すように、ラビリンスシール
11の設置を省略することも可能である。
さらに、本発明では、ラビリンスシール11に出側にス
トリップ2に当接するシールロール6およびすき間を補
助的にシールする弾性シール部材12を設置し、開口部10
を封止する。
シールロール6、弾性シール部材12およびストリップ
2等により静圧室13が限定され、この静圧室13の存在に
よりラビリンスシールの出側に背圧を保つことができ
る。
このような構成としたことにより、ノズル噴出口a、
ノズル噴出口背面b、ラビリンスシール出側cおよびシ
ールロールとストリップの接点dにおける電解の圧力の
関係は、a>b>c>d>大気圧となっており、その結
果、ストリップの高速通板においても電解液の漏出を確
実に防止することができ、電解液通路9に十分な電解液
15を供給することが可能となる。
なお、本発明においては、シールロール6を通電ロー
ルとして用いることも可能である。この場合には金属ス
トリップ2内に流れる電流の通電長さを最短にすること
が可能となり、電力ロスおよび金属ストリップ2の昇温
を低減することができるので好ましい。ここでシールロ
ール6を通電ロールとする発明は、本願出願人により特
願昭60-237887号にて既に開示されており、この発明を
本願発明に組み合せて適用することも可能である。
ただし、本発明においては、不溶性電極5とストリッ
プ2との間の通電方法は、上記に限定されるものではな
く、任意の手段が可能である。
なお、第2図に示すように電解液通路9を形成する巻
き付けロール3と電極サポート4との間にもすき間が生
じるので、電極サポート4の流路カバー41にシール部材
14を固着し、巻き付けロール3の両側面の周縁部付近を
サイドシールする。
このシール部材14は本出願人が実願昭60-038680号に
て既に開示している極間シール部材を用いるのがよい。
即ちこの考案は、ラジアル形めっき層の巻き付けロール
3と電極5または、電極5側の流路カバー41との間隙に
設置される極間シール部材において、該極間シール部材
は絶縁弾性材料で構成され、巻き付けロールに対応して
長手方向に円弧状にわん曲する薄肉部と、前記電極また
は電極側の流路カバー41に固定される固定部を有し、前
記薄肉部が液圧によってロールに押圧接触するようにし
たことを特徴とする極間シール部材であり、巻き付けロ
ールとの接触面圧が少なく、摩耗が少ないという利点を
有する。
上述のようなシール部材12および14は、ゴム、樹脂等
の弾性材料で構成されているのがよく、特に耐摩耗性に
優れる材料、例えばクロロブレンゴムを用いるのが好ま
しい。
なお、本発明の金属ストリップの電解処理装置は、電
気亜鉛めっきをはじめ、錫めっき、ニッケルめっき、金
めっき、亜鉛系合金めっき等、各種金属および合金めっ
きに使用することができるのみならず、化成処理等の表
面処理、その他電解洗浄等、広義の電解処理にも広く用
いることができる。
〈作用〉 以下に本発明の金属ストリップの電解処理装置の作用
を簡単に説明する。
第1図に示すように金属ストリップ2は、巻き付けロ
ール3に巻き付けられ、図中矢印方向に連続的に走行し
ている。
一方、電解液15は、電解液噴出ノズル7より噴出さ
れ、電解液通路9を図中矢印15方向に、即ちストリップ
2の走行方向と逆方向に流れ、電解液排出口8より排出
される。
電解液15の供給と同時にストリップ2と、電極5との
間に通電することにより、電解液通路9内において、ス
トリップ2に電気めっき、電解洗浄のような電解処理が
なされる。
電解液通路9では、第2図に示すようにシール部材14
により、巻き付けロール3の両側面の周縁部物付近をシ
ールしているため、電解液が巻き付けロール3と電極サ
ポート4とのすき間からめっき液通路9外へ漏れ出すこ
とはない。
このように、電解液通路9へ送りこむ電解液供給圧力
は流路抵抗に打ち勝つための圧力が必要である。また、
カウンターフローにおいては、電解液15の粘性により、
電解液がストリップ2に付着し逆流を生じるが、特にス
トリップの通板速度が速いと、これが顕著となり、電解
液ノズル7の背面方向へ逆流する電解液の量が増大し、
電解液の噴出量(噴出圧力)を増さない限り電解液通路
9への電解液の十分な供給が困難となる。
そこで、これを防ぐために、第3図に示すように、ま
ず、電解液噴出ノズル7の設置角度を前述した角θ≦45
°とし、これによって、電解液のノズル背面への逆流を
大部分抑制する。
さらに、ノズル7の背面に電解液が逆流したとして
も、その位置にラビリンスシール11が設けられていれ
ば、ラビリンスシール11の複数の凹凸により流路抵抗が
増大されるので、逆流した電解液は減速、減圧され、静
圧室13への流入が阻止され、電解液の漏出防止に寄与す
る。なお、ラビリンスシール11が設けられていなくて
も、電解液の漏出防止がなされることはもちろんであ
る。
ラビリンスシール11の出側には、ストリップ2に当接
するシール6およびすき間を補助的にシールする弾性シ
ール部材12が設置され、開口部10を封止する。即ちシー
ルロール6、弾性シール部材12およびストリップ2等で
限定される静圧室13の存在により、ラビリンスシールの
出側に背圧を保つことができノズル出側の背圧が大きく
保て、電解液の漏出をほぼ確実に防止する。
〈実施例〉 (実施例1) 第1図〜第3図に示す構造の金属ストリップの電解処
理装置であって、以下に示す仕様の装置を用い、電解液
噴出ノズルの設置角度θを種々変更して、角θとノズル
背面への電解液漏れ量(ノズル総噴出量に対する割合)
との関係を調べた。その結果を第12図のグラフに示す。
このグラフの結果から、いずれの装置においても電解液
噴出ノズルの設置角θが45°以下の範囲で、電解液の漏
出量が著減されていることがわかる。
[装置No.1] ラビリンスシールおよび静圧室(シールロールおよび
シール板)を設けず(第8図に示す構造)。
電解液通路長 :1.5m 極 間 寸 法 :10mm ストリップ板巾 :900mm ストリップ板厚 :0.9mm 巻き付けロール巾 :1200mm 巻き付けロール直径:2000mm ノズル設置角θ :0°<θ≦75° ストリップ通板速度:100m/min 電解液噴出流速 :1m/sec [装置No.2] ラビリンスシールを設けず、静圧室(ゴム製のシール
ロールおよびシール板)を設ける(第1図に示す構
造)。
ノズル後背部の狭通路の長さl=200mm、ストリップ
との間隙距離m=5mmおよび静圧室のヘッドH=200mmと
した。
その他の条件は装置No.1と同様。
[装置No.3] ラビリンスシールおよび静圧室(ゴム製のシールロー
ルおよびシール板)を設ける(第3図に示す構造)。
ラビリンスシールの長さL=200mm、その凸部の高さ5
mm、凸部の幅(通板方向)5mmおよび静圧室のヘッドH
=200mmとした。
その他の条件は装置No.1と同様。
(実施例2) 上記装置No.1〜3の装置を用い、これらの装置におい
て、電解液噴出ノズルの設置角度θを30°、電解液噴出
流速を2m/secとし、ストリップ通板速度を50〜300m/min
の範囲で種々変更してストリップ通板速度とノズル背面
への電解液の漏れ量(ノズル総噴出量に対する割合)と
の関係を調べた。
その結果を第13図のグラフに示す。このグラフの結果
から、本発明の装置No.2および3では、電解液の漏れが
ほとんどなく、特にストリップ通板速度が高速でも電解
液の漏れ量が少ないことがわかる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明の金属ストリップの電解処
理装置によれば、カウンターフローを採用した電解処理
装置において、ストリップの通板速度が高速でも、電解
液噴出ノズル背面への電解液の逆流を抑制し、電解液通
路開口部からの電解液の漏出を簡易な構成、手段により
確実に防止することができる。
その結果、所定のノズル噴出圧力で電解液通路内へ十
分な量の電解液を供給することができ、正常な電解処理
が行われるとともに、漏出した電解液により周辺機器を
汚染することもなく、また電解の不必要な消費を抑える
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の金属ストリップの電解処理装置の好
適な構成例を示す部分側面断面図である。 第2図は、第1図に示す装置のII-II線での部分断面図
である。 第3図は、本発明の金属ストリップの電解処理装置のス
トリップ出側付近の部分拡大断面図である。 第4図〜第11図は、それぞれ従来のラジアル型電解処理
装置の構成を模式的に示す部分側面断面図である。 第12図は、実施例における電解液噴出ノズルの設置角度
θと、ノズル背面への電解液の漏れ量との関係を示すグ
ラフである。 第13図は、実施例におけるストリップ通板速度と電解液
噴出ノズル背面への電解液の漏れ量との関係を示すグラ
フである。 符号の説明 1……金属ストリップの電解処理装置、2……ストリッ
プ、3……巻き付けロール、4……電極サポート、41…
…流路カバー、5……電極、6……シールロール、7…
…電解液供給ノズル、8……電解液排出口、9……電解
液通路、10……開口部、11……ラビリンスシール、12…
…弾性シール部材、13……静圧室、14……シール部材、
15……電解液(流)、16……凹部、17……軸受、18……
バネ、a……ノズル噴射口、b……ノズル噴射口背面、
c……ラビリンスシール出側、d……シールロールとス
トリップの接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップを巻き付ける回転ロール
    と、このロールの金属ストリップの巻き付け部分に相対
    して回転ロールの半径方向に離間設置される不溶性電極
    を有するサポートとで回転ロールの周方向に電解液通路
    を形成し、この電解液通路に電解液を金属ストリップの
    通過方向と逆方向に流すとともに不溶性電極と金属スト
    リップ間に電位差を与えて電解処理をする金属ストリッ
    プの電解処理装置において、 前記電解液通路に電解液を流入せしめるノズルの噴出方
    向と、ノズル噴出口における電解液通路とのなす角度が
    45°以下となるようにノズルを金属ストリップ出側に設
    置し、 前記電解液通路の回転ロール周方向開口部に、該開口部
    を封止するように、前記金属ストリップが巻き付けられ
    た回転ロールに当接するシールロールおよびこれを補助
    する弾性シール部材を設けることを特徴とする金属スト
    リップの電解処理装置。
  2. 【請求項2】金属ストリップを巻き付ける回転ロール
    と、このロールの金属ストリップの巻き付け部分に相対
    して回転ロールの半径方向に離間設置される不溶性電極
    を有するサポートとで回転ロールの周方向に電解液通路
    を形成し、この電解液通路に電解液を金属ストリップの
    通過方向と逆方向に流すとともに不溶性電極と金属スト
    リップ間に電位差を与えて電解処理をする金属ストリッ
    プの電解処理装置において、 前記電解液通路に電解液を流入せしめるノズルの噴出方
    向と、ノズル噴出口における電解通路とのなす角度が45
    °以下となるようにノズルを金属ストリップ出側に設置
    し、 前記電解液通路の回転ロール周方向開口部に、該開口部
    を封止するように、前記金属ストリップが巻き付けられ
    た回転ロールに当接するシールロールおよびこれを補助
    する弾性シール部材を設け、 前記ノズル噴出口と前記シールロールとの間に流路抵抗
    を増大せしめる凹凸を有する部材を金属ストリップに沿
    って設置したことを特徴とする金属ストリップの電解処
    理装置。
JP62061997A 1987-03-17 1987-03-17 金属ストリツプの電解処理装置 Expired - Lifetime JPH08993B2 (ja)

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JP62061997A JPH08993B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 金属ストリツプの電解処理装置
CA000561425A CA1308059C (en) 1987-03-17 1988-03-14 Apparatus for continuous electrolytic treatment of metal strip and sealing structure for electrolytic cell therefor
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