JPH08333698A - 高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置 - Google Patents
高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置Info
- Publication number
- JPH08333698A JPH08333698A JP14043895A JP14043895A JPH08333698A JP H08333698 A JPH08333698 A JP H08333698A JP 14043895 A JP14043895 A JP 14043895A JP 14043895 A JP14043895 A JP 14043895A JP H08333698 A JPH08333698 A JP H08333698A
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- Japan
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- steel sheet
- liquid
- plating
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- rolls
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 竪型電気メッキラインにおける処理液の持出
し、飛散を防止する。 【構成】 竪型処理槽内の液中を通過上昇した鋼板が方
向転換ロールに巻きつく部位において、方向転換ロール
との間に鋼板を挟む液絞りロールと、挟んだ鋼板端部の
鋼板幅方向外側に向かって気体を噴射するノズルと、少
なくとも方向転換ロール胴端部を覆う液飛散防止板を有
することを特徴とする高速処理ラインにおける鋼板の液
切り装置。
し、飛散を防止する。 【構成】 竪型処理槽内の液中を通過上昇した鋼板が方
向転換ロールに巻きつく部位において、方向転換ロール
との間に鋼板を挟む液絞りロールと、挟んだ鋼板端部の
鋼板幅方向外側に向かって気体を噴射するノズルと、少
なくとも方向転換ロール胴端部を覆う液飛散防止板を有
することを特徴とする高速処理ラインにおける鋼板の液
切り装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型タンクにおいて鋼
板を電清処理、酸洗処理、電解処理、水洗処理を行う際
に、鋼板によって持ち上げられる液を切る装置に関する
ものである。
板を電清処理、酸洗処理、電解処理、水洗処理を行う際
に、鋼板によって持ち上げられる液を切る装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の液切り装置の一例を図３に示す。
ここでは電気錫メッキラインの竪型の処理槽を示す。垂
直パスを有する場合、コンダクターロール１を経てタン
クに導入される鋼板６は、シンクロール８で方向転換さ
れて上方へ上っていく。７はメッキ用電極、９はメッキ
液を示す。従来は上方へ上っていく鋼板６の表面に付着
した液は、液絞りロール４，５と方向転換ロールを兼ね
るコンダクターロール２，３の間で絞られていた。
ここでは電気錫メッキラインの竪型の処理槽を示す。垂
直パスを有する場合、コンダクターロール１を経てタン
クに導入される鋼板６は、シンクロール８で方向転換さ
れて上方へ上っていく。７はメッキ用電極、９はメッキ
液を示す。従来は上方へ上っていく鋼板６の表面に付着
した液は、液絞りロール４，５と方向転換ロールを兼ね
るコンダクターロール２，３の間で絞られていた。
【０００３】また、高速通板条件下で液絞りの効率を良
くするために、本出願人は特開昭５３−３０４３０号公
報で「高速処理ラインにおける液絞り法」を提案した。
即ち図４に示す液絞りロール４とコンダクターロール２
の下部で鋼板にノズル１０より液を吹き付けて液絞りの
効率を良くする方法で、一定の効果がある。
くするために、本出願人は特開昭５３−３０４３０号公
報で「高速処理ラインにおける液絞り法」を提案した。
即ち図４に示す液絞りロール４とコンダクターロール２
の下部で鋼板にノズル１０より液を吹き付けて液絞りの
効率を良くする方法で、一定の効果がある。
【０００４】しかし、いずれの場合も鋼板表面に付着し
た液は切られるが、液絞りロールとコンダクターロール
で切られた液は、一部分鋼板のないコンダクターロール
と液絞りロールの隙に導かれ、通板速度を上げるとコン
ダクターロールや液絞りロールのロール端部や、コンダ
クターロールと液絞りロールの隙から飛散し、処理液の
損失や飛散した液が鋼板に付着して鋼板表面品位の低下
を招くことがあった。従って、鋼板表面品位の低下を回
避するために通板速度を下げる必要があり、経済的に難
があった。
た液は切られるが、液絞りロールとコンダクターロール
で切られた液は、一部分鋼板のないコンダクターロール
と液絞りロールの隙に導かれ、通板速度を上げるとコン
ダクターロールや液絞りロールのロール端部や、コンダ
クターロールと液絞りロールの隙から飛散し、処理液の
損失や飛散した液が鋼板に付着して鋼板表面品位の低下
を招くことがあった。従って、鋼板表面品位の低下を回
避するために通板速度を下げる必要があり、経済的に難
があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、竪型処理槽
において、処理液の持出し、飛散等を抑えることを目的
とした液切り装置である。
において、処理液の持出し、飛散等を抑えることを目的
とした液切り装置である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、竪型処
理槽内の液中を通過上昇した鋼板が方向転換ロールに巻
きつく部位において、方向転換ロールとの間に鋼板を挟
む液絞りロールと、挟んだ鋼板端部の鋼板幅方向外側に
向かって気体を噴射するノズルと、少なくとも方向転換
ロール胴端部を覆う液飛散防止板を有することを特徴と
する高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置である。
理槽内の液中を通過上昇した鋼板が方向転換ロールに巻
きつく部位において、方向転換ロールとの間に鋼板を挟
む液絞りロールと、挟んだ鋼板端部の鋼板幅方向外側に
向かって気体を噴射するノズルと、少なくとも方向転換
ロール胴端部を覆う液飛散防止板を有することを特徴と
する高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置である。
【０００７】
【実施例】本発明の一例を図１及び図２に示す。ここで
は電気メッキ錫ラインの竪型の処理槽を示す。図１にお
いて、垂直パスを有する場合、コンダクターロール１を
経てタンクに導入される鋼板６は、シンクロール８で方
向転換されて上方へ上っていく。７はメッキ用電極、９
はメッキ液を示す。４，５は液絞りロール、２，３は方
向転換ロールを兼ねるコンダクターロールを示す。
は電気メッキ錫ラインの竪型の処理槽を示す。図１にお
いて、垂直パスを有する場合、コンダクターロール１を
経てタンクに導入される鋼板６は、シンクロール８で方
向転換されて上方へ上っていく。７はメッキ用電極、９
はメッキ液を示す。４，５は液絞りロール、２，３は方
向転換ロールを兼ねるコンダクターロールを示す。
【０００８】１０は液絞りロールとコンダクターロール
の隙間から飛散する液を鋼板のエッジ部から外向きに排
除するための気体噴射ノズルであり、１１はロール端部
の周辺から飛散する液の鋼板への付着を防止する液飛散
防止板を示す。
の隙間から飛散する液を鋼板のエッジ部から外向きに排
除するための気体噴射ノズルであり、１１はロール端部
の周辺から飛散する液の鋼板への付着を防止する液飛散
防止板を示す。
【０００９】図２は液切り部の鋼板及びロール幅方向の
図を示す。６は鋼板、４は液絞りロール、２はコンダク
ターロールをそれぞれ示す。１０は液絞りロールとコン
ダクターロールの隙間から飛散する液を鋼板のエッジ部
から外向きに排除するためのガス噴射ノズルであり、１
１はロール端部の周辺から飛散する液の鋼板への付着を
防止する液飛散防止板を示す。
図を示す。６は鋼板、４は液絞りロール、２はコンダク
ターロールをそれぞれ示す。１０は液絞りロールとコン
ダクターロールの隙間から飛散する液を鋼板のエッジ部
から外向きに排除するためのガス噴射ノズルであり、１
１はロール端部の周辺から飛散する液の鋼板への付着を
防止する液飛散防止板を示す。
【００１０】本発明の液切り装置を電気メッキ錫ライン
の竪型の電気メッキ処理槽に適用した場合、ロール胴長
１１００mmの電気メッキ処理槽で鋼板厚み０．２５mm、
幅８５０mmの鋼板を通板させて電気メッキを行い、液飛
散により鋼板表面に発生する液付着ムラ発生限界通板速
度で、本発明装置の効果を調査した。
の竪型の電気メッキ処理槽に適用した場合、ロール胴長
１１００mmの電気メッキ処理槽で鋼板厚み０．２５mm、
幅８５０mmの鋼板を通板させて電気メッキを行い、液飛
散により鋼板表面に発生する液付着ムラ発生限界通板速
度で、本発明装置の効果を調査した。
【００１１】その結果、従来法では通板速度２８０mpm
で液飛散による外観ムラが発生した。これに対し本発明
では、鋼板エッジ部から距離を最小２０mm確保し、液絞
りロールとコンダクターロール端部になるにつれて１５
°の角度でノズルとロールの間隔が拡がっていくスリッ
ト型気体噴射ノズルから、５〜５０m/s の吐出速度で圧
縮空気を、液絞りロールとコンダクターロールで挟まれ
た鋼板端部からロール端部までの隙に吹き付けた。また
ロール端部の周辺を液飛散防止板でカバーした。
で液飛散による外観ムラが発生した。これに対し本発明
では、鋼板エッジ部から距離を最小２０mm確保し、液絞
りロールとコンダクターロール端部になるにつれて１５
°の角度でノズルとロールの間隔が拡がっていくスリッ
ト型気体噴射ノズルから、５〜５０m/s の吐出速度で圧
縮空気を、液絞りロールとコンダクターロールで挟まれ
た鋼板端部からロール端部までの隙に吹き付けた。また
ロール端部の周辺を液飛散防止板でカバーした。
【００１２】液飛散防止板は、液絞りロール及びコンダ
クターロールの軸部を除く端面と、鋼板端面より外側の
ロール周方向全周を囲む形状とした。その結果、液飛散
による外観ムラも発生させることなく通板速度が３５０
mpm 以上まで向上できた。
クターロールの軸部を除く端面と、鋼板端面より外側の
ロール周方向全周を囲む形状とした。その結果、液飛散
による外観ムラも発生させることなく通板速度が３５０
mpm 以上まで向上できた。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、液絞りロールと方向転換ロー
ルとの間に気体噴射ノズルを設け、かつロール端部を囲
む液飛散防止板を有するので、通板速度を大きくとって
も液飛散による外観ムラは発生しない。
ルとの間に気体噴射ノズルを設け、かつロール端部を囲
む液飛散防止板を有するので、通板速度を大きくとって
も液飛散による外観ムラは発生しない。
【図１】本発明の断面説明図。
【図２】本発明の正面図。
【図３】従来の断面説明図。
【図４】従来の断面部分図。
１，２，３：コンダクターロール ４，５ ：液絞りロール ６ ：鋼板 ７ ：メッキ用電極 ８ ：シンクロール ９ ：メッキ液 １０ ：気体噴射ノズル １１ ：液飛散防止板
Claims (1)
- 【請求項１】 竪型処理槽内の液中を通過上昇した鋼板
が方向転換ロールに巻きつく部位において、方向転換ロ
ールとの間に鋼板を挟む液絞りロールと、挟んだ鋼板端
部の鋼板幅方向外側に向かって気体を噴射するノズル
と、少なくとも方向転換ロール胴端部を覆う液飛散防止
板を有することを特徴とする高速処理ラインにおける鋼
板の液切り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14043895A JPH08333698A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14043895A JPH08333698A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08333698A true JPH08333698A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15268657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14043895A Withdrawn JPH08333698A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 高速処理ラインにおける鋼板の液切り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08333698A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002296A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Fujifilm Holdings Corp | めっき被膜付きフィルムの製造装置及び方法 |
| WO2017213021A1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 電気めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP14043895A patent/JPH08333698A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002296A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Fujifilm Holdings Corp | めっき被膜付きフィルムの製造装置及び方法 |
| WO2017213021A1 (ja) * | 2016-06-09 | 2017-12-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 電気めっき鋼板の製造方法およびその製造装置 |
| US11365489B2 (en) | 2016-06-09 | 2022-06-21 | Jfe Steel Corporation | Method and apparatus for manufacturing electroplated steel sheet |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |