JPH036395A - 水平型めっき槽 - Google Patents

水平型めっき槽

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JPH036395A
JPH036395A JP13770789A JP13770789A JPH036395A JP H036395 A JPH036395 A JP H036395A JP 13770789 A JP13770789 A JP 13770789A JP 13770789 A JP13770789 A JP 13770789A JP H036395 A JPH036395 A JP H036395A
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JP
Japan
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strip
plating
roll
liquid supply
supply nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP13770789A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Sakurai
桜井 昭雄
Takao Ikenaga
池永 孝雄
Shinjiro Murakami
村上 進次郎
Hiroshi Horyoda
法領田 宏
Ryoichi Mukai
亮一 向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH036395A publication Critical patent/JPH036395A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、金属帯(以下ストリップという)に高い電流
密度で、かつ高いストリップ走行速度でめっきするのに
適した水平型めっき槽に関する。
〈従来の技術〉 ストリップの電気めっきにおいて、高い電流密度で高速
処理を可能にする多くの技術が開示されている。
高電流密度処理を可能とするためには、i) 高電流密
度によって発生量の増大するガスを、ストリップ表面や
電極表面からいかにして除去するか、 it)限界電流密度をいかに高めるか、あるいはめっき
金属イオンの供給不足によって生ずるめっぎ効率低下を
いかにして防ぐか、 という点が最大のポイントである。
ストリップ表面あるいは電極表面からのガス除去、ある
いは限界電流密度を増大する方法として、いわゆるカウ
ンターフロー、すなわちストリップの進行方向と反対の
方向にめっき液を強制的に循環させることが効果を有す
ることは、古くから知られ実施されている。 すなわち
、限界電流密度を向上するには、ストリップ界面でのめ
フき金属イオンの供給を高めるために、めっき液とスト
リップの相対速度を高めることが重要であり、それには
カウンターフローの形にした方が有利である。
ストリップの電解処理においてカウンターフローな効果
的に行なうために、ストリップの両面に対向して設けた
画電極の側面部に該ストリップのエツジ部を囲う側壁を
設けた断面矩形の筒状のめっき槽とする方法が、特公昭
50−8020号公報などに示されている。
しかし、特公昭50−8020号の技術は高ラインスピ
ード化を目的としたものではあるが、ストリップ速度が
大きくなるにつれてストリップに引っ張られてストリッ
プ進行方向出側に持ち出されるめっき液量が多くなる(
供給されるめっ封液の約40%が持ち出される)ため、
めフき液の供給量が不十分となってストリップ進行方向
入側の電極端部で液切れ(すなわち、電極とストリップ
の間にめっき液が充満しない状態)が発生しやすい。
従って、めっき液を出側に持ち出そうとするストリップ
の力に打ち勝って、液切れを起こさないだけのめっき液
吐出量を与えてやる必要があるため、ストリップ速度が
大きくなるほど、非常に大容量のめつき液供給ポンプが
必要となる。
また、ストリップの走行によってめっき液が液供給方向
(ノズルからの吐出方向)とは反対側に容易に持ち出さ
れてしまうため、ストリップとめっき液の界面近傍にお
けるストリップとめっき液の相対速度は比較的小さくな
ってしまい、カウンターフローによる限界電流密度向上
等の効果が小さいという問題点もある。
その他、下記のような問題点がある。
■ノズル背面からのめフき液の流出量がライン速度の変
化に伴ワて変るため、操業性が悪くなる。
■めっき液の流出により極間のめっき液流速分布が乱れ
、めっき品質が低下する。
■極間を流れるめっき液量が少なく、かつ流速が低いた
め、極間発生ガスの排出が不十分となり、めっき品質が
低下する。
■ノズル背面でストリップ上面にめっき液が乗るため、
カテナリー量が犬きくなり、極間距離を小さくできない
そこで、これらの問題点の改善策としてストリップ進行
方向大、出側にエアカーテンを付けた方法が、例えば実
開昭52−125023号公報に開示されている。
また、ストリップ進行方向出側のめっき液供給用主ノズ
ルの背面頃、シール用補助ノズルを設けることにより、
主ノズル背面をシールする方法が、例えば特開昭51−
18231号公報に開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記改善技術にも下記のような問題があり完
全な解決策とはなっていない。
実開昭52−125023号では、めっき液の流出を完
全にはシールできない。 また、ストリップ幅方向に不
均一に液切れが生じる。
また、スプラッシュが発生する。
特開昭51−18231号も実開昭52125023号
と同様にめっき液の流出を完全にはシールできない。
本発明は、これら従来技術の問題点を解決して、給液ノ
ズル背面(通板方向下流側)からのめっき液の流出を防
止し、かつ極間におけるめっき液流速分布を均一に保持
するとともにめっきに伴う気泡を効率的に排除すること
ができる水平型めっき槽を提供することを目的としてい
る。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明によれば、通過する
ストリップの両面に対向して配置した1対の不溶性陽極
およびサイドシールで構成された断面筒状のめっき槽内
に、ストリップの通板方向と対向するようストリップ出
側から入側に向けてストリップ面に平行にめフき液を噴
出するための給液ノズルを有し、前記めっぎ槽の上流側
および前記給液ノズルの下流側にそれぞれ通電ロールお
よびバックアップロールな有する水平型めっき槽におい
て、 前記給液ノズルの下流側背面にて前記給液ノズルと、そ
の下流側の通電ロールおよびバックアップロールとの間
にそれぞれ前記ロールと摺動接触するリップ状シールを
設けたことを特徴とする水平型めっき槽が提供される。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す水平型め
っき槽の一部断面側面図および平面図である。
ストリップ1は第1図において左から右の方向へ走行し
ながら電気めっきされる。
不溶性陽極2は走行するストリップ1の上下両面に対向
するよう断面筒状のめっき槽3内に設けられ、そのスト
リップ1対向面の全面が通電面であってもよく、また一
部を電気絶縁材でシールして通電面を制限してもよい。
サイドシール4は、ストリップ1の幅方向の上下各年溶
性陽極2端部間に設けられ、前記1対の不溶性陽極2と
でめっき空間を構成し、ストリップ1の幅方向両サイド
からめっき液が流出しないように設けられている。
給液ノズル5は、ストリップ1の通板方向と対向するよ
うにストリップ1の下流側より上流側に向けて、めフき
液を供給するためのもので、1対の不溶性陽極2の通板
方向下流側端部に接触して設けられ、それぞれストリッ
プ1の上面および下面に向けて開口している。 6は給
液ヘッダーである。
1対のリップ状シール7は、前記給液ノズル5の下流側
背面にて前記給液ノズル5およびその下流側の通電ロー
ル8またはバックアップロール9とシール状態で摺動接
触するように配設されている。
また、前記1対のリップ状シール7の両側面は前記サイ
ドシール4の延長部にシール状態で配設されている。
従って、ストリップ1幅方向の不溶性陽極2、給液ノズ
ル6およびリップ状シール7の各側端面を同一面に揃え
るようにすれば、前記サイドシール4の形状が単純化さ
れるので好ましい。 サイドシール4およびリップ状シ
ール7の材質としては、塩化ビニル、FRPなと、めっ
き液に対する耐薬品性、電気絶縁性および十分な機械強
度を兼ね備えた材料であれば、何を用いてもかまわない
めっき槽3のストリップ1入側開口部にはめっき液が不
当に漏出しないように適宜の背圧保持板10が設けられ
ている。 また、11および12はそれぞれ、ストリッ
プ1進行方向人側の、通電ロールおよびバックアップロ
ールである。
つぎに、本発明の水平型めっき槽の動作例について説明
する。
めフき液をストリップ1の進行方向に対し自流方向に給
液ノズル5から図示しないポンプで圧送し噴出させると
、めっき液はめっき槽3内をストリップ1人側に向って
流れストリップ1入側開口部から排出される。
一方、ストリップ1は通電ロール11とバックアップロ
ール12の間からめりき槽3内へ導入され所定の条件下
でめっきされたのち、通電ロール8とバックアップロー
ル9の間を通って排出される。
給液ノズル5と通電ロール8およびバックアップロール
9との間はサイドシール4とリップ状シール7によって
めっき液が保持されるので、給液ノズル5からのめっき
液噴射量を調節することによりめっき液の出側に設けた
背圧保持板10にて極間におけるめっき液流速分布を均
−に保つとともにノズル背面においてストリップ1にめ
っき液重量がかからないためカテナリー量を小さくする
ことができる。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 第1図に示す水平型めっき槽を用い、Zn−Niめっき
液を用いて、厚さ0.7mm、幅100’Ommの銅帯
に下記条件でめフきを行なった。
陽極長・全長1000mm、 有効長500mm 陽極幅: 1200mm 陽極−ストリップ間距離15mm 通板速度:120m/分 ストリップ入側通電ロール軸心−めっき槽入口間300
mm めっき検出ローストリップ出側通電ロール軸心間400
mm その結果を第1表および第3図に示す。 なお、第3図
における実線および破線はそれぞれめっき槽のめっき液
給液側におけるストリップ上側および下側の流速分布を
示す。
(比較例) 実施例1と同じ鋼帯を用い、リップ状シール7を取り外
した同じめっき槽を用いたほかは実施例1と同じ条件で
めフきを行なった。
その結果を第1表および第4図に示す。 なお、第4図
における実線および破線はそれぞれめっ籾槽のめっき液
給液側におけるストリップ上側および下側の流速分布を
示す。 比較例では第5図に網目で示すようにノズル背
面でのめっき液の液もれが発生している。
本発明のめっき槽を用いることにより、給液ノズル背面
(通板方向下流側)からのめっき液の流出を防止し、か
つ極間におけるめっき液流速分布を均一に保持できた。
 また、発生ガスが完全に排出できた。
1 2 第    1    表 〈発明の効果〉 本発明は以上説明したように構成されているので、給液
ノズル背面からのめつき液流出を実質的に皆無とし、か
つめっき液流速分布を均一に保持でき、めっき品質が向
上できる。
また、本発明により、従来技術に比べて著しく小容量の
めつき液供給ポンプでカウンターフローを確実に与える
ことができ、消費電力が低減できる。 また、ストリッ
プ表面近傍でのストリップ−めっき液間相対速度が大き
くできるため、限界電流密度向上効果が得られるととも
に、めっき金属イオン欠乏による陰極効率低下を防止す
る効果も著しい。
また、極間のめっき液重量および流速が増加できること
により極間発生ガスの排出性が向上する。
また、給液ノズル背面において、ストリップにめっき液
重量がかからないためカテナリー量が小さくなり、極間
距離を短縮できる。
また、極間のめっき液流量および流速がライン速度に依
存しないため、操業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す水平型めっき槽の一
部断面側面図である。 第2図は、本発明の一実施例を示す水平型めっき槽の平
面図である。 第3図は、めっき槽のめっき液給液側における板幅方向
のめっき液流速分布を示すグラフである。 第4図は、比較例のめ−)き液流速分布を示すグラフで
ある。 第5図は、比較例におけるめっき液の液もれ状態を示す
図である。 符号の説明 1・・・ストリップ、 2・・・不溶性陽極、 3・・・めっき槽、 4・・・サイドシール、 5・・・給液ノズル、 6・・・給液ヘッダー 7・・・リップ状シール、 8.11・・・通電ロール、 9.12・・・バックアップロール、 10・・・背圧保持板 F I G、 3

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通過するストリップの両面に対向して配置した1
    対の不溶性陽極およびサイドシールで構成された断面筒
    状のめっき槽内に、ストリップの通板方向と対向するよ
    うストリップ出側から入側に向けてストリップ面に平行
    にめっき液を噴出するための給液ノズルを有し、前記め
    っき槽の上流側および前記給液ノズルの下流側にそれぞ
    れ通電ロールおよびバックアップロールを有する水平型
    めっき槽において、 前記給液ノズルの下流側背面にて前記給液ノズルと、そ
    の下流側の通電ロールおよびバックアップロールとの間
    にそれぞれ前記ロールと摺動接触するリップ状シールを
    設けたことを特徴とする水平型めっき槽。
JP13770789A 1989-05-31 1989-05-31 水平型めっき槽 Pending JPH036395A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205496A (ja) * 1983-05-02 1984-11-21 Kawasaki Steel Corp 電気めつき装置
JPS6324095A (ja) * 1986-03-27 1988-02-01 Nippon Kokan Kk <Nkk> 電気めつき方法及びその装置
JPS63227798A (ja) * 1987-03-17 1988-09-22 Kawasaki Steel Corp 金属ストリツプの電解処理装置

Patent Citations (3)

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