JPH089895B2 - 小屋組 - Google Patents

小屋組

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JPH089895B2
JPH089895B2 JP63146608A JP14660888A JPH089895B2 JP H089895 B2 JPH089895 B2 JP H089895B2 JP 63146608 A JP63146608 A JP 63146608A JP 14660888 A JP14660888 A JP 14660888A JP H089895 B2 JPH089895 B2 JP H089895B2
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JP
Japan
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house
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roof
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JP63146608A
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Inventor
隆司 太田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋根パネルを支持しかつ構造を合理化した
小屋組に関する。
〔従来の技術〕
近年、壁、屋根、床などをパネル体を用いて形成する
パネル工法の家屋が多用されつつある。
他方、居住者の好みに応じて、このようなパネル工法
の建築物においても、外観の多様化が望まれている。そ
のため、第5図に例示するごとく、このような工法によ
って製作の容易な例えば総二階の家屋本体部Aに、該家
屋本体部Aよりも低層階の家屋付属部Bを設けた、いわ
ゆる部分平屋の家屋とすることにより、外観変化を与え
かつ居住性を高めることが行われており、又このような
家屋付属部Bは、家屋本体部Aの骨組構造を変更するこ
となく、しかも、施工性よくかつ簡易に小屋組を形成す
ることが望まれる。
一方、家屋本体部Aに隣設される家屋付属部Bの小屋
組として、第6図に例示するごとく、家屋本体部Aを通
る本体梁Cと、家屋付属部Bを通る付属梁Dとの間に継
ぎ梁Eを架け渡し、かつ該家屋付属部Bを覆う屋根形成
用の屋根パネルPの棟部を、前記継ぎ梁E上に設けたト
ラス梁Fによって支持させるものが提案されている。な
お本体梁Cと付属梁Dとの間に前記継ぎ梁Eを架設する
構造は、本出願前においては公知、周知ではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなトラス梁Fを用いる小屋組
は、部材コストを高めるばかりでなく、トラス梁Fは継
ぎ梁E上に配されることによって、該部分での強度が過
大となり、過剰品質となる。
又継ぎ梁Eが、荷重負担ではなく、単に本体梁Cと付
属梁Dとを継ぐ機能しか発揮しえず、全体としてコスト
を増大する結果となるという問題が予想される。
本発明は、継ぎ梁上の壁横束と、束とを用いて屋根パ
ネルを取付け可能とすることにより、小屋組構成を合理
化でき、コストダウンを可能とする、新規な構成の小屋
組の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、角柱(11)、(11)と、その間に架け渡さ
れる本体梁(12)とを含む壁架構体を具えた家屋本体部
Aの前記壁架構体に隣設され家屋本体部Aよりも低層の
家屋付属部Bの屋根を形成する小屋根であって、家屋付
属部Bは、家屋本体部Aの前記角柱(11)と向き合う付
属角柱(29)、(29)、前記角柱(11)と付属角柱(2
9)との間に架け渡される梁材(26)、(26)、付属角
柱(29)、(29)間に架け渡され前記本体梁(12)と平
行な付属梁(30)、および前記本体梁(12)とこの付属
梁(30)とを継ぐ継ぎ梁(2)を具えるとともに、前記
梁材(26)、付属梁(30)は前記本体梁(12)と略同高
さとし、前記継ぎ梁(2)の家屋本体部A側の内端に立
設した壁横束(3)と、該壁横束(3)よりも外方に同
じ高さに位置して前記継ぎ梁(2)に立設した束(6)
とを具え、その上に屋根パネルPを設け、家屋本体部A
からのびる棟部(5)を形成する。
〔作用〕
家屋本体部Aに隣設される家屋付属部Bの屋根の棟部
を、壁横束と、束との上に屋根パネルを設けることによ
り形成する。
又壁横束と束とは、家屋本体部Aの本体梁と、家屋付
属部Bの付属梁との間に架け渡した継ぎ梁上に立設され
ることによって、該壁横束、束に作用する荷重を継ぎ梁
に伝達でき、該継ぎ梁を荷重負担のために役立たせるこ
とができる。
このように、継ぎ梁、家屋本体部の柱等を有効に利用
しつつ、壁横束、束により屋根パネルを支持させるた
め、過剰な部材がなく、安価なかつ簡易な構成の小屋組
となる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1〜4図は、家屋の家屋付属部Bの小屋組1を例示
している。
部材を模式化して全体構造を概略的に示す第1図にお
いて、小屋組1は、家屋本体部Aに隣設される家屋付属
部Bの屋根の棟部5を、継ぎ梁2上の壁横束3と、束6
との上に屋根パネルPを設けることにより形成する。
家屋本体部Aは、第5図に例示したごとく、総二階の
家屋であって、家屋付属部Bが隣設される側の壁体を形
成する壁架構体は、両端に立設される角柱11、11と、そ
の間に架け渡され家屋本体部Aの例えば床梁である本体
梁12とを含んでいる。
又角柱11は、階上にのびる通し柱であって、各角柱11
には、家屋本体部A側にのびる他の梁材13が、前記本体
梁12と直角に水平に延在している。
又本体梁12、梁材13は、第3図に例示するごとく、例
えばラチス梁を用いており、該ラチス梁は、溝部を上下
に向き合わせて配した溝形鋼からなる上弦材21、下弦材
22の各両端を垂直な端板23により結合するとともに、所
定のピッチで垂直かつ上、下弦材21、22と面一な取付面
を有する継ぎ板24…を架設しかつラチス25…を架け渡し
ている。又この本体梁12は、前記端板23の各端面を、角
柱11間に接続することにより、その間に架設される。
又家屋付属部Bは、前記角柱11から外方に突出する梁
材26、26の外端に立設された付属角柱29、29を具えると
ともに、該付属角柱29、29間には、本体梁12と平行な付
属梁30を架け渡している。
又本体梁12と付属梁30との間には、内端4A、外端4Bを
梁12、30に接続した前記継ぎ梁2が架設される。
なお継ぎ梁2、梁材26、付属梁30は、第3図に例示す
るごとく、本体梁12と断面同一のラチス梁を用いてお
り、又夫々同一高さに配設される。
又家屋付属部Bを覆う屋根パネルPは、本例では、第
2、3図に一点鎖線で示すように、屋根パネルP1、P2、
P3を用いている。
屋根パネルP1は横長矩形のパネル体であって、一方の
長辺T1を家屋本体部Aの壁面に沿わせかつその内側点U1
を前記継ぎ梁2の家屋本体部A側の前記内端4A上方に位
置させることにより、内側点U1から外側点U2までの短辺
Vによって屋根の棟部5を形成する。また、他方の短辺
が前記梁材26から張り出す軒先部を形成する。
屋根パネルP2、P3は、いずれも直角三角形形状のパネ
ル体であって、屋根パネルP2、P2は、直角を挟む一方の
辺を互いに向き合わすとともに、その頂点を、前記棟部
5の外方端W1、束ち屋根パネルP1の前記外側点U2に位置
させることによって、他方の辺が、前記付属梁30から張
出す軒先部を形成する。
又屋根パネルP3、P3は、直角を挟む一方の辺を、屋根
パネルP1の他方の長辺に沿わせかつ頂点を、棟部5外方
端W1に位置させ、これによって、他方の辺は、前記梁材
26から突出する軒先部を形成する。
又屋根パネルP1、P2、P3は、第4図に略示するごと
く、周囲に、溝形鋼からなる枠材33を配しかつ取付けに
より水平となる向きに木質の他の枠材34…を並設した枠
組の上面に、野地板材35を添設している。なお本例で
は、軒先部に配する枠材33外面には木質の下地材36を設
けるとともに、溝形鋼を背中合わせに配した断面H字状
の中の枠材37を介在させ、補強している。
又該屋根パネルP1の内側点U1の部分を壁横束3によ
り、屋根パネルP1の外側点U2、及び屋根パネルP2、P3の
前記頂点の部分を束6により夫々支持させる。
壁横束3は第3図に示すように、継ぎ梁2の前記内端
4A状にボルト結合される脚片39上面に、H形鋼からなる
柱片40を立設し且つその上端に受け金具41を固着してい
る。
受け金具41は、前記柱片40外面に溶着される前板片42
と、柱片40上端の水平片43とを設けるとともに、水平片
43両側には前記屋根パネルP1の傾斜に合う受け片45、45
を形成する。この受け片45により屋根パネルP1の内側点
U1の部分を支持しかつ前記枠材33の下のフランジをボル
ト結合により固定できる。
又受け金具41は、本例では水平片43の外縁に、異なる
他種の屋根形成において使用される受け片46がステーに
より補強されて外方に向かってかつ下方に傾斜して突設
される。
又束6は、前記壁横束3から外方に離れた前記外方端
W1下方に位置するとともに、継ぎ梁2上にボルト結合さ
れる脚片49上面に、角管鋼からなる柱片50を立設しかつ
その上端に一対の受け金具51を固着している。
受け金具51は、前記柱片50側面で溶着される側片52を
具え、該側片52上端には前記屋根パネルP1、P3の傾斜に
合う受け片53と、前記屋根パネルP2の傾斜に合う受け片
54とを形成している。
これによって受け片53は、屋根パネルP1の外側点U2、
および屋根パネルP3の頂点の部分を支持する。又受け片
54は屋根パネルP2の頂点の部分を支持しうるとともに、
前記受け金具41と同様、屋根パネルP1〜P3の各枠材33を
ボルト結合することにより固定できる。
又屋根パネルP1の軒先部は、第2、3図に示すように
梁材26に配した接続金具55、及び接続金具55と略同構成
の他の接続金具56を用いて支持される。
接続金具55は、梁材26にボルト止めされる脚片57上面
に立片58を介して屋根パネルP1と同傾斜の受け片59を設
けており両側部はステーにより連結している。その結
果、屋根パネルP1は、前記内側点U1、外側点U2、従って
棟部5を壁横束3、束6によって固定されるとともに、
軒先部に接続金具55、56によって固定される。
又他方の屋根パネルP2、P3の軒先部は、同様な接続金
具61、梁材26と付属梁30とのコーナ部に設けたコーナ接
続金具62、前記接続金具56、及びコーナ部に配した前記
コーナ接続金具62などを用いて固定される。
このように、本発明の小屋組1は、継ぎ梁2上の壁横
束3と、束6とによって屋根パネルPの東部5を固定で
き、屋根パネルP1の取付け構造の無駄をなくした合理的
な施工が可能となる。
〔発明の効果〕
このように、家屋本体部に隣設される家屋付属部の屋
根の棟部を、壁横束と束との上に屋根パネルを設けて形
成し、又壁横束、束を家屋本体部の本体梁と、家屋付属
部の付属梁との間に架け渡した継ぎ梁上に立設されるこ
とによって、該壁横束、束に作用する荷重を継ぎ梁に伝
達でき、継ぎ梁、家屋本体部の柱等を有効に利用しつ
つ、屋根パネルを強固に支持しうるとともに、過剰な部
材がなく、安価なかつ簡易な構成の小屋組となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を、各部材を模式的に示す斜
視図、第2図はその平面図、第3図はその斜視図、第4
図は家屋本体部近傍で小屋組を断面して示す断面図、第
5図は本発明の小屋組が採用されうる家屋を例示する斜
視図、第6図は本発明に先行した小屋組の構造を示す線
図である。 2……継ぎ梁、3……壁横束、5……棟部、6……束、
11……角柱、 12……本体梁、30……付属梁、A……家屋本体部、B…
…家屋付属部、 P,P1,P2,P3……屋根パネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角柱(11)、(11)と、その間に架け渡さ
    れる本体梁(12)とを含む壁架構体を具えた家屋本体部
    Aの前記壁架構体に隣設され家屋本体部Aよりも低層の
    家屋付属部Bの屋根を形成する小屋根であって、 家屋付属部Bは、家屋本体部Aの前記角柱(11)と向き
    合う付属角柱(29)、(29)、前記角柱(11)と付属角
    柱(29)との間に架け渡される梁材(26)、(26)、付
    属角柱(29)、(29)間に架け渡され前記本体梁(12)
    と平行な付属梁(30)、および前記本体梁(12)とこの
    付属梁(30)とを継ぐ継ぎ梁(2)を具えるとともに、 前記梁材(26)、付属梁(30)は前記本体梁(12)と略
    同高さとし、 前記継ぎ梁(2)の家屋本体部A側の内端に立設した壁
    横束(3)と、該壁横束(3)よりも外方に位置して同
    じ高さに前記継ぎ梁(2)に立設した束(6)とを具
    え、その上に屋根パネルPを設け、家屋本体部Aからの
    びる棟部(5)を形成したことを特徴とする小屋組。
JP63146608A 1988-06-14 1988-06-14 小屋組 Expired - Lifetime JPH089895B2 (ja)

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