JPH0898053A - 同期検出回路 - Google Patents

同期検出回路

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JPH0898053A
JPH0898053A JP6235555A JP23555594A JPH0898053A JP H0898053 A JPH0898053 A JP H0898053A JP 6235555 A JP6235555 A JP 6235555A JP 23555594 A JP23555594 A JP 23555594A JP H0898053 A JPH0898053 A JP H0898053A
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frame synchronization
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    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
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    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Synchronizing For Television (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号の切り換え等があった場合に、新た
な入力信号との再同期の検出を速やかに行うことができ
る同期検出回路を提供する。 【構成】 フレーム同期検出回路3は、例えばMUSE
信号等に含まれるフレームパターンとMUSEデコーダ
の内部で生成されるフレーム同期信号(信号IFP1)
との同期をとる回路であって、パターン検出回路30、
積分回路32およびスライサ回路34は協働してフレー
ムパターンを検出して信号SSとして位相比較回路36
に対して出力し、位相比較回路36、判定回路38は協
働して、信号SSと分周回路42が生成した信号IFP
1との位相差が所定の値以上であることを8フレーム連
続して検出した場合、または信号SSと信号IFP1と
の位相差が所定の値以上であって信号SSと信号IFP
2との位相差が所定の値以上でないことを2フレーム連
続して検出した場合に同期外れを検出し、ゲート回路4
0は同期外れが検出されたときに分周回路42を初期化
して信号IFP1の位相を信号SSの位相に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばMUSE方式の
映像信号のフレーム同期を検出する同期検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、衛星放送等において、高品位テレ
ビジョン(HDTV)方式が実用化されている。HDT
V方式の映像信号を放送する場合、HDTV方式の映像
信号をMUSE方式により帯域圧縮し、伝送する。MU
SE方式により帯域圧縮され、伝送された映像信号(M
USE信号)を受信して帯域伸長するMUSEデコーダ
においては、MUSEデコーダ内部の帯域伸長回路等
と、伝送されてきたMUSE信号とのフレーム同期をと
る必要がある。
【0003】MUSEデコーダ(帯域伸長回路等)とM
USE信号とのフレーム同期をとるためには、MUSE
デコーダの内部のフレーム同期信号と、MUSE信号の
フレームパルスとの同期の確立および同期外れを検出す
る必要がある。このような用途に用いられるフレーム同
期検出回路としては、例えば「MUSE受信機用クロッ
ク同期回路(萬他、1985年テレビジョン学会全国大
会予稿集13−16、頁377〜頁378)」(文献
1)に開示されたものが知られている。
【0004】文献1に開示されたフレーム同期検出回路
は、MUSEデコーダで生成された同期信号と、MUS
E信号に含まれるフレームパルスとが連続してMUSE
信号8フレーム以上、一定の値、例えば±1クロックよ
り小さい場合にフレーム同期の同期確立を検出する。ま
た、文献1に開示されたフレーム同期検出回路は、同期
確立を検出した後には、連続して8フレーム以上、同期
信号とフレームパルスの位相差が一定の値よりも大きい
場合にフレーム同期の同期外れを検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
に開示された従来のフレーム同期検出回路を用いたMU
SEデコーダにおいては、一度フレーム同期外れを検出
するまで、いかなる場合も新たに入力されたMUSE信
号に同期しないという問題がある。例えば、従来のフレ
ーム同期検出回路を用いてフレーム同期の確立を検出し
てMUSE信号を帯域伸長する場合において、受信する
放送のチャネル切り換が発生して入力映像信号(MUS
E信号)が切り替わっても、元のMUSE信号との同期
外れを検出するまで、最低、MUSE信号8フレーム分
の時間が必要となる。したがって、MUSE信号が切り
替わった後、最低8フレーム分のMUSE信号を帯域伸
長できず、その間に得られる映像に乱れが生じてしまう
という問題がある。
【0006】フレーム同期の確立を速く検出するために
は、同期外れの検出および再同期の検出までのフレーム
数を少なくすればよい。しかしながら、このフレーム数
を少なくすると、受信したMUSE信号にランダムノイ
ズが乗っている場合等に、同期外れの検出が頻発してし
まうという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、チャネル切り換え等が発生して
入力信号の入り替えがあった場合に、新たな入力信号と
の再同期の検出を速やかに行うことができる可能な同期
検出回路を提供することを目的とする。また、本発明
は、再同期の速やかな検出が可能にもかかわらず、入力
信号にランダムノイズ等が乗っている場合であっても、
不必要な同期外れの検出を頻発することがない同期検出
回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同期検出回路は、入力信号に所定の周期で
含まれる信号パターンを検出して同期パターンを生成す
る同期パターン生成手段と、前記同期パターンと同周期
の第1の同期信号を生成する第1の同期信号生成手段
と、前記同期パターンにより初期化されて前記同期パタ
ーンと同周期の第2の周期信号を生成する第2の同期信
号生成手段と、前記同期パターンと前記第1の同期信号
との第1の位相差を検出する第1の位相差検出手段と、
前記同期パターンと前記第2の同期信号との第2の位相
差を検出する第2の位相差検出手段と、前記第1の位相
差が処理の値よりも大きくなる前記周期が第1の数値以
上連続する状態または前記第1の位相差が前記所定の値
よりも大きくなると共に前記第2の位相差が所定の値以
下となる前記周期が前記第1の数値よりも小さい第2の
数値以上連続する状態を同期外れとして検出する同期外
れ判定手段と、前記同期外れ判定手段が同期外れを検出
すると前記同期パターンに応じて前記第1の同期信号生
成手段を初期化して前記第1の同期信号の位相を前記同
期パターンの位相に合わせる初期化手段とを有する。
【0009】
【作用】同期パターン生成手段は、例えばMUSE方式
の映像信号(MUSE信号)のフレームパルスを検出す
る。第1および第2の同期信号生成手段は、それぞれ独
立に、例えばMUSE方式の映像信号(MUSE信号)
のフレームパルスに同期した第1および第2の同期信号
(第2の実施例におけるフレーム同期検出回路3のフレ
ーム同期信号(IFP1,IFP2))を生成する。第
1および第2の位相差検出手段は、それぞれMUSE信
号からフレームパルスを検出して、MUSE信号のフレ
ームパルスと、第1および第2の同期信号生成手段がそ
れぞれ生成した第1および第2の同期信号との位相差が
所定の値、例えばMUSEデコーダが再生したクロック
信号で±1クロック分以下になっているか否かを検出す
る。
【0010】同期外れ判定手段は、検出されたフレーム
パルスと第1の同期信号との位相差が所定の値より大き
いフレーム周期が第1の数、例えば8以上連続した場
合、またはフレームパルスと第1の同期信号との位相差
が所定の値より大きくなる共に、検出されたフレームパ
ルスと第2の同期信号との位相差が所定の値以下となる
フレーム周期が第2の数、例えば2以上連続した場合
に、フレームパルスと同期信号との同期が外れたと判定
する。初期化手段は、この同期外れの判定に基づいて、
第1の同期信号生成手段を初期化してフレームパルスに
第1の同期信号を同期させる。
【0011】
【実施例1】以下、図1〜図7を参照して本発明の第1
の実施例を説明する。まず、図4〜図7を参照して後述
する本発明のフレーム同期検出回路9の動作説明の前提
として、図1〜図3を参照して、本発明のフレーム同期
検出回路9が用いられるMUSEデコーダ1の構成、お
よび、MUSE信号のフレームパルスを説明する。
【0012】図1は、本発明のフレーム同期検出回路9
が用いられるMUSEデコーダ1の構成を示す図であ
る。MUSEデコーダ1は、放送衛星(BS)等から、
高品位テレビジョン(HDTV)の映像信号がMUSE
方式により帯域圧縮されて放送波として伝送されてきた
映像信号(以下、単に「MUSE信号」と記す)を受信
し、音声信号の復調および映像信号の帯域伸長を行って
音声出力ASおよび映像出力VSを出力する装置であ
る。図1に示すように、MUSEデコーダ1は、受信回
路(RX)10、ローパスフィルタ(LFP)12、ア
ナログ/ディジタル変換回路(A/D変換回路)14、
信号分離回路16、音声処理回路18および映像処理回
路20から構成される。
【0013】受信回路10は、放送波を受信処理し、M
USE信号を取り出してローパスフィルタ12に対して
出力する。ローパスフィルタ12は、受信回路10から
入力されたMUSE信号の8.1MHz以下の信号成分
のみを通過させてA/D変換回路14に対して出力す
る。A/D変換回路14は、ローパスフィルタ12から
入力されたMUSE信号を16.2MHzでサンプリン
グして、8ビットのディジタル形式のMUSE信号に変
換して信号分離回路16および映像処理回路20に対し
てディジタルMUSE信号ADSとして出力する。
【0014】信号分離回路16は、A/D変換回路14
から入力されたディジタルMUSE信号ADSから、1
6.2MHzのクロック信号CK等を再生してMUSE
デコーダ1の各回路に供給し、図2および図3を参照し
て後述するフレームパルスを検出してディジタルMUS
E信号ADSとMUSEデコーダ1のフレーム同期をと
るとともに、ディジタルMUSE信号ADSから音声信
号と動きベクトルとを分離して、それぞれを音声処理回
路18と映像処理回路20とに対して出力する。
【0015】音声処理回路18は、信号分離回路16か
ら入力された音声信号を処理して音声出力ASを出力す
る。映像処理回路20は、静止画像生成装置および動画
像生成装置を有しており、ディジタルMUSE信号AD
Sと信号分離回路16から入力された動きベクトルとか
ら、MUSE信号を帯域伸長して静止画像および動画像
を生成し、これらのいずれかを映像出力VSとして出力
する。本発明のフレーム同期検出回路9は、信号分離回
路16において、フレーム同期信号IFPを生成すると
ともに、フレーム同期信号IFPとディジタルMUSE
信号ADSのフレームパルスとの同期の確立、および、
同期外れを検出するために用いられる。
【0016】以下、図2および図3を参照してMUSE
信号のフレームパルスのフレーム構成における位置、お
よび、その検出方法を説明する。図2は、MUSE信号
のフレーム構成を示す図である。図3は、MUSE信号
のフレームパルスの波形を示す図であって、(A)は図
2に示したフレームパルス#1の波形を示し、(B)は
図2に示したフレームパルス#2の波形を示す。MUS
E信号のフレーム構成は、例えば「MUSE−ハイビジ
ョン伝送方式(二宮佑一著、平成2年12月1日、電子
情報通信学会刊、45頁)」(文献2)に開示されてい
る通り、図2に示すような構成になっている。
【0017】ディジタルMUSE信号ADSのフレーム
パルスは、図2に示す第1ラインの第317サンプル〜
第480サンプルにおけるフレームパルス#1、およ
び、第2ラインの第317サンプル〜第480サンプル
におけるフレームパルス#2としてMUSEデコーダ1
の信号分離回路16に入力される。
【0018】図2に示したフレームパルス#1,#2
は、図3(A),(B)に示すように、ディジタルMU
SE信号ADSにあっては波形のハイレベルが192/
256(=3/4)、波形のローレベルが64/256
(=1/4)となる信号パターンであって、第1ライン
と第2ラインで対応する位置の波形のレベルが逆転して
いる。ディジタルMUSE信号ADSを、例えば128
/256(=2/4)をしきい値として、しきい値以上
である場合を論理値1、しきい値未満の場合を論理値0
に識別し、1ライン前の識別結果の論理値との排他的論
理和をとると、フレームパルスに対応する部分は、16
4サンプル分(16.2MHzのクロック信号CKで1
64周期分)の間、論理値1となる。
【0019】このように、ディジタルMUSE信号AD
Sを2値に識別し、その識別結果の論理値と、その1ラ
イン前の識別結果の論理値の排他的論理和の演算結果
が、例えば164サンプル分だけ論理値1となる部分を
検出することにより、MUSE信号のフレームパルスを
容易に検出することができ、検出したフレームパルスに
同期したフレーム同期信号IFPを生成することができ
る。
【0020】以下、図4および図5を参照して本発明の
フレーム同期検出回路9の構成を説明する。図4に示す
ように、フレーム同期検出回路9は、パターン検出回路
902、積分回路904、スライサ回路906、位相比
較回路(PC)908、判定回路910、ゲート回路9
12および分周回路914とから構成される。また、図
5に示すように、位相比較回路908は、分周回路91
4から入力されたフレーム同期信号IFPと、スライサ
回路906から入力されるフレームパルスSSとの反転
論理積を算出する論理回路から構成される。
【0021】判定回路910は、カウンタ回路920お
よび論理回路922から構成される。カウンタ回路92
0は、論理回路922から入力端子Eに入力される信号
が論理値1であり、位相比較回路908から入力端子C
LRに入力される信号PCSが論理値1である場合に、
入力端子CLKに入力されるフレーム同期信号IFPの
立ち上がり点を2進数の形式に計数して計数値QA〜Q
Dとして出力し、位相比較回路908から入力端子CL
Rに入力される出力信号PCSが論理値0である場合に
は計数値を初期化する(計数値を0に(クリア)す
る)。
【0022】論理回路922は、カウンタ回路920の
計数値QDの論理値を反転してカウンタ回路920の入
力端子Eに対して出力する。なお、計数値QA,QB,
QC,QDは、それぞれ数値1,2,4,8に対応す
る。ゲート回路912は、カウンタ回路920の計数値
QDと、スライサ回路906から入力されたフレームパ
ルスSSとの反転論理積を算出する。
【0023】以下、さらに図6および図7を参照してフ
レーム同期検出回路9の動作を説明する。図6は、フレ
ームパルスとフレーム同期信号IFPとの同期の確立が
検出されている場合のフレーム同期検出回路9の動作を
示すタイムチャート図であって、(A)はフレーム同期
信号IFPの波形を示し、(B)はフレームパルスSS
の波形を示し、(C)はカウンタ回路920の計数値Q
Aの値を示し、(D)は出力信号DFPの波形を示し、
(E)は信号QDの波形を示す。
【0024】図7は、フレームパルスとフレーム同期信
号IFPとの同期の外れが検出される場合のフレーム同
期検出回路9の動作を示すタイムチャート図であって、
(A)はフレーム同期信号IFPの波形を示し、(B)
はフレームパルスSSの波形を示し、(C)はカウンタ
回路920の計数値QA〜QDの値を示し、(D)は出
力信号DFPの波形を示し、(E)は信号QDの波形を
示す。なお、図6および図7における各信号は、図4お
よび図5に同一の名称を付して示した各信号に同じであ
る。
【0025】フレーム同期検出回路9は、例えば、MU
SEデコーダ1の各回路で用いられるフレーム同期信号
FPと、ディジタルMUSE信号ADSに含まれるフレ
ームパルスとが連続してMUSE信号8フレーム以上、
一定の値、例えば±1サンプル(クロック信号CKで±
1クロック)以下になっている場合にフレーム同期の同
期確立を検出する。フレーム同期検出回路9は、同期確
立を検出した後には、連続して8フレーム以上、同期信
号とフレームパルスの位相差が一定の値よりも大きい場
合にフレーム同期の同期外れを検出する。
【0026】MUSE信号は、図1に示したMUSEデ
コーダ1の受信回路10からA/D変換回路14でディ
ジタル信号に変換され、ディジタルMUSE信号ADS
としてフレーム同期検出回路9のパターン検出回路90
2に入力される。パターン検出回路902は、例えば上
述のようにディジタルMUSE信号ADSを2値に識別
し、この識別結果と1ライン前の識別値との排他的論理
和を算出して積分回路904に対して出力する。
【0027】積分回路904は、例えばクロック信号C
Kをカウントアップする(クロック信号CKが立ち上が
るたびに計数値を1ずつ増やす)カウンタであって、パ
ターン検出回路902から入力された信号が論理値0で
ある場合にはクリアされており、パターン検出回路90
2から入力された信号が論理値1である場合には、クロ
ック信号CKを計数して計数値をスライサ回路906に
対して出力する。
【0028】スライサ回路906は、積分回路904か
ら入力された計数値と数値164(A4h、hは16進
数を示す)とを比較し、計数値が164になった場合に
図2に示したフレームパルスを検出し、図6(B)およ
び図7(B)に示すフレームパルスを検出した時点から
時間幅で1サンプル(クロック信号CKで1周期)分、
論理値1となるフレームパルスSSを生成して位相比較
回路908およびゲート回路912に対して出力する。
【0029】分周回路914は、ゲート回路912から
入力される出力信号DFPが論理値0である場合に初期
化され、出力信号DFPが論理値1である場合にクロッ
ク信号CKを1/480×1125に分周して、例えば
図6(A)および図7(A)に示す3サンプル(クロッ
ク信号CKで3周期)分、論理値1となるフレーム同期
信号IFPを生成して位相比較回路908および判定回
路910に対して出力する。分周回路914で生成され
たフレーム同期信号IFPは、図1に示したMUSEデ
コーダ1の各回路においてフレーム同期信号として用い
られる。
【0030】以下、図5および図6を参照して、フレー
ムパルスSSとフレーム同期信号IFPとの同期の確立
が検出されている場合のフレーム同期検出回路9の位相
比較回路908、判定回路910およびゲート回路91
2の動作を説明する。上述のように生成されたフレーム
パルスSSは位相比較回路908とゲート回路912
に、フレーム同期信号IFPは位相比較回路908と判
定回路910とに入力される。
【0031】図6(A),(B)に示すように、フレー
ム同期信号IFPが論理値1である範囲内でフレームパ
ルスSSが論理値1となる場合、つまり、フレーム同期
信号IFPとフレームパルスSSの位相差が±1サンプ
ル(クロック信号CKで±1周期)分以下である場合、
位相比較回路908の出力信号PCSは論理値0とな
る。したがって、フレームパルスSSとフレーム同期信
号IFPとの同期がとれている限り、フレーム同期信号
IFPの1周期ごとにカウンタ回路920はクリアされ
る。
【0032】カウンタ回路920の計数値は、図6
(C)に示すように、計数値QAがフレーム同期信号I
FPの立ち上がり点からフレームパルスSSの立ち上が
り点までの間、論理値1となるだけで、図6(D)に示
すように計数値QDは常に論理値0となり、図6(E)
に示すゲート回路912から出力される出力信号DFP
は論理値1となる。
【0033】以下、図5および図7を参照して、フレー
ムパルスSSとフレーム同期信号IFPとの同期が外れ
る場合のフレーム同期検出回路9の位相比較回路90
8、判定回路910およびゲート回路912の動作を説
明する。図7(B)のタイミングa,bに示すように、
フレーム同期信号IFPが論理値1である範囲内でフレ
ームパルスSSが論理値1となならない場合、つまり、
フレーム同期信号IFPとフレームパルスSSの位相差
が±1サンプル分より大きい場合、位相比較回路908
の出力信号PCSは常に論理値1となる。したがって、
図7(C)に示すように、カウンタ回路920の計数値
QA〜QDは、フレーム同期信号IFPの立ち上がり点
が入力されるたびにカウントアップする。
【0034】カウンタ回路920の計数値QA〜QDが
数値8、つまり、計数値QDのみが論理値1で、他は論
理値0となった場合には、計数値QDの論理値が論理回
路922により論理値が反転され、論理値0がカウンタ
回路920の入力端子Eに対して出力される。カウンタ
回路920の入力端子Eに論理値0が入力されるとカウ
ンタ回路920は計数値を保持したまま、次にフレーム
同期信号IFPとフレームパルスSSとの位相差が±1
サンプル以下になって、位相比較回路908の出力信号
PCSが論理値0になるまで計数を止める。
【0035】図7(B)に示すタイミングcでフレーム
パルスSSが論理値1となると、ゲート回路912から
出力される出力信号DFPは論理値0となり、分周回路
914が初期化されてフレームパルスSSに同期したフ
レーム同期信号IFPが生成される。なお、計数値QD
は、論理値0である場合には、ディジタルMUSE信号
ADSのフレームパルスとフレーム同期信号IFPとの
同期が確立していることを示し、論理値1である場合に
は同期が外れていることを示す。計数値QDは、MUS
Eデコーダ1の各回路において、同期検出信号としてフ
レーム同期信号IFPとともに用いられる。
【0036】
【実施例2】以下、図8〜図11を参照して本発明の第
2の実施例を説明する。第1の実施例に示したフレーム
同期検出回路9は、従来の技術として示したフレーム同
期検出回路と同様な動作を行うので、例えば入力される
MUSE信号が切り替わっても、フレーム同期検出回路
9が一度フレーム同期外れを検出するまで、いかなる場
合も新たなMUSE信号のフレームパルスSSとフレー
ム同期信号IFPとの同期を検出しないという問題があ
る。以下に説明する本発明のフレーム同期検出回路3
は、第1の実施例に示したフレーム同期検出回路9を改
良し、その問題点を解決した回路であって、図1に示し
たMUSEデコーダ1において、フレーム同期検出回路
9に置換されるものである。
【0037】フレーム同期検出回路3は、フレームパル
スSSとフレーム同期信号IFP1との位相差が所定の
値より大きいことを8フレーム連続して検出した場合に
同期外れを検出し、フレームパルス信号SSとフレーム
同期信号IFP2との位相差が所定の値以下であること
を2フレーム連続して検出した場合に同期確立を検出し
てフレーム同期信号IFP1をフレームパルスSSに同
期させるように構成されている。
【0038】まず、図8および図9を参照してフレーム
同期検出回路3の構成を説明する。図8は、第2の実施
例における本発明のフレーム同期検出回路3の構成を示
す図である。図9は、図8に示した位相比較回路36、
判定回路38およびゲート回路40の構成を示す図であ
る。図8に示すように、フレーム同期検出回路3は、パ
ターン検出回路30、積分回路32、スライサ回路3
4、位相比較回路(PC)36、判定回路38、ゲート
回路40、第1の分周回路42および第2の分周回路4
4とから構成されている。なお、位相比較回路36、判
定回路38およびゲート回路40の構成は図9を参照し
て後述する。また、フレーム同期検出回路3の各部分の
内、パターン検出回路30、積分回路32およびスライ
サ回路34はそれぞれ、第1の実施例に示したフレーム
同期検出回路9のパターン検出回路902、積分回路9
04およびスライサ回路906と同一の機能を有し、同
一の動作を行うので、第2の実施例においては説明を省
略する。
【0039】以下、図9を参照して位相比較回路36、
判定回路38およびゲート回路40の構成を説明する。
位相比較回路36は、入力されたフレーム同期信号IF
P1とスライサ回路34から入力されたフレームパルス
SSとの反転論理積を算出する論理回路360、およ
び、入力されたフレーム同期信号IFP2とフレームパ
ルスSSとの論理積を算出する論理回路362から構成
される。位相比較回路36の論理回路360の出力信号
PCS1はカウンタ回路380の入力端子CLRに対し
て出力され、論理回路362の出力信号PCS2はカウ
ンタ回路386の入力端子CLKに対して出力される。
【0040】判定回路38は、第1の実施例に示したフ
レーム同期検出回路9のカウンタ回路920と同じ機能
を有するカウンタ回路380,386、カウンタ回路3
80の計数値QDの論理値を反転してカウンタ回路38
0の入力端子Eに対して出力する論理回路382、カウ
ンタ回路380の計数値QA〜QCの論理和を算出して
カウンタ回路386の入力端子CLRに対して出力する
論理回路384、カウンタ回路386の計数値QBの論
理値を反転してカウンタ回路386の入力端子Eに対し
て出力する論理回路388、および、カウンタ回路38
0の計数値QDとカウンタ回路386の計数値QBとの
論理和を算出して出力信号HSとしてゲート回路40に
対して出力する論理回路390から構成される。ゲート
回路40は、論理回路390から入力された出力信号H
Sとカウンタ回路386の計数値QBとの反転論理積を
算出して出力信号DFPとして分周回路42に対して出
力する。
【0041】以上に示したフレーム同期検出回路3の各
構成要素の内、パターン検出回路30と積分回路32と
スライサ回路34とが本発明に係わる同期パターン生成
手段に相当し、分周回路42,44が、それぞれ本発明
に係る第1および第2の同期信号生成手段に相当し、位
相比較回路36の論理回路360,362がそれぞれ第
1および第2の位相差検出手段に相当し、判定回路38
のカウンタ回路380,386および論理回路382,
386および論理回路382,384,388,390
が本発明に係る同期外れ判定回路に相当し、カウンタ回
路386、論理回路388,390およびゲート回路4
0が本発明に係る同期判定手段に相当し、ゲート回路4
0が本発明に係わる初期化手段に相当する。
【0042】以下、さらに図10および図11を参照し
てフレーム同期検出回路3の動作を説明する。図10
は、フレームパルスとフレーム同期信号IFP1との同
期の確立が検出されている場合のフレーム同期検出回路
3の動作を示すタイムチャート図であって、(A)はフ
レーム同期信号IFP1の波形を示し、(B)はフレー
ムパルスSSの波形を示し、(C)は論理回路384の
出力信号ORSの波形を示し、(D)はカウンタ回路3
86の計数値QBの論理値を示し、(E)は出力信号D
FPの波形を示す。
【0043】図11は、フレームパルスとフレーム同期
信号IFP1との同期の外れが検出される場合のフレー
ム同期検出回路3の動作を示すタイムチャート図であっ
て、(A)はフレーム同期信号IFP1の波形を示し、
(B)はフレームパルスSSの波形を示し、(C)はカ
ウンタ回路380の計数値QA〜QDの値Aを示し、
(D)は出力信号ORSの波形を示し、(E)はフレー
ム同期信号IFP2の波形を示し、(E)はカウンタ回
路386の計数値QA〜QDの値Bを示し、(D)はカ
ウンタ回路386の計数値QBの論理値を示し、(H)
は論理回路390から出力される出力信号HSの波形を
示し、(I)は出力信号DFPの波形を示す。なお、図
10および図11における各信号は、図8および図9に
同一の名称を付して示した各信号に同じである。
【0044】フレーム同期検出回路3のパターン検出回
路30、積分回路32およびスライサ回路34は、第1
の実施例に示したフレーム同期検出回路9のパターン検
出回路902、積分回路904およびスライサ回路90
6と同じ動作を行って、フレームパルスSSを生成し、
位相比較回路36、ゲート回路40および分周回路44
に対して出力する。分周回路42は、ゲート回路40か
ら入力される出力信号DFPが論理値0である場合に初
期化され、出力信号DFPが論理値1である場合にクロ
ック信号CKを1/480×1125に分周して、例え
ば図10(A)および図11(A)に示す3サンプル
(クロック信号CKで3周期)分、論理値1となるフレ
ーム同期信号IFP1を生成して位相比較回路36およ
び判定回路38に対して出力する。分周回路42で生成
されたフレーム同期信号IFP1は、第1の実施例に示
したフレーム同期検出回路9の分周回路914により生
成されるフレーム同期信号IFPと同様に、MUSEデ
コーダ1の各回路においてフレーム同期信号として用い
られる。
【0045】分周回路44は、スライサ回路34から入
力されるフレームパルスSSが論理値1である場合に初
期化され、フレームパルスSSが論理値0である場合に
クロック信号CKを1/480×1125に分周して、
例えば図11(E)に示す3サンプル(クロック信号C
Kで3周期)分、論理値1となるフレーム同期信号IF
P2を生成して位相比較回路36に対して出力する。
【0046】以下、図9および図10を参照して、フレ
ームパルスSSとフレーム同期信号IFPとの同期の確
立が検出されている場合のフレーム同期検出回路3の位
相比較回路36、判定回路38およびゲート回路40の
動作を説明する。上述のように生成されたフレームパル
スSSは位相比較回路36、ゲート回路40および分周
回路44に、フレーム同期信号IFP1は位相比較回路
36と判定回路38に、フレーム同期信号IFP2は位
相比較回路36に入力される。
【0047】図6(A),(B)に示すように、フレー
ム同期信号IFPが論理値1である範囲内でフレームパ
ルスSSが論理値1となる場合、つまり、フレーム同期
信号IFP1とフレームパルスSSの位相差が±1サン
プル分以下である場合、位相比較回路36の論理回路3
60の出力信号PCS1は論理値0となる。したがっ
て、フレームパルスSSとフレーム同期信号IFP1と
の同期がとれている限り、フレーム同期信号IFP1の
1周期ごとにカウンタ回路360はクリアされる。した
がって、論理回路360の計数値QDは常に論理値0と
なる。
【0048】論理回路384の出力信号は、図6(C)
に示すようにフレーム同期信号IFPの立ち上がり点か
らフレームパルスSSの立ち上がり点まで論理値1とな
るだけであり、図6(E)に示すようにカウンタ回路3
86の計数値QDは常に論理値0となる。よって、論理
回路390から出力される出力信号HSは常に論理値0
となり、図6(D)に示すように、ゲート回路40から
出力される出力信号DFPは常に論理値1となる。以上
の動作により、フレームパルスSSとフレーム同期信号
IFP1との同期の確立が検出されている場合には、分
周回路44は初期化されず、そのままのタイミングでフ
レーム同期信号IFP1を生成する。
【0049】以下、図9および図11を参照して、フレ
ームパルスSSとフレーム同期信号IFP1との同期が
外れる場合のフレーム同期検出回路3の位相比較回路3
6、判定回路38およびゲート回路40の動作を説明す
る。図11(B)のタイミングa,b,cに示すよう
に、フレーム同期信号IFP1が論理値1である範囲内
でフレームパルスSSが論理値1となならない場合、つ
まり、フレーム同期信号IFP1とフレームパルスSS
の位相差が±1サンプル分より大きい場合、位相比較回
路36の論理回路360の出力信号PCS1は常に論理
値1となる。したがって、図11(C)に示すように、
カウンタ回路380の計数値QA〜QDは、フレーム同
期信号IFP1の立ち上がり点が入力されるたびにカウ
ントアップする。
【0050】カウンタ回路380の計数値QA〜QCが
数値1〜数値7である場合には、計数値QA〜QCのい
ずれかが論理値1となるので、図11(D)に示すよう
に、論理回路384の出力信号ORSは常に論理値1と
なる。したがって、カウンタ回路386の入力端子CL
Rには論理値1が入力され、カウンタ回路386は初期
化されない。よって、カウンタ回路386の計数値は、
図11(F)に示すようにフレーム同期信号IFP2の
立ち上がり点が入力されるたびにカウントアップする。
一方、分周回路44はフレームパルスSSが論理値1に
なるたびに初期化されるので、図11(E)に示すよう
に、分周回路44が生成するフレーム同期信号IFP2
は常にフレームパルスSSに同期している。
【0051】カウンタ回路386の計数値が数値2とな
った場合、つまり、カウンタ回路386の計数値QBの
みが論理値1となった場合、論理回路388により論理
値が反転された計数値QBはカウンタ回路386の入力
端子Eに入力され、カウンタ回路386は計数値を保持
したまま計数を止める。したがって、図11(G)に示
すようにカウンタ回路386の計数値QBは論理値1の
ままとなり、図11(H)に示すように出力信号HSも
論理値1のままとなる。出力信号HSが論理値1の場合
には、図11(I)に示すように、ゲート回路40の出
力信号DFPは、図11(B)のタイミングcにおいて
フレームパルスSSが論理値1になった場合に論理値0
となり、論理値0のフレームパルスSSが入力された分
周回路42は初期化し、次のフレームからフレームパル
スSSに同期したフレーム同期信号IFP1を生成す
る。
【0052】ディジタルMUSE信号ADSが有意なフ
レームパルスを含まず、フレームパルスSSが連続して
8フレームの間、論理値1にならない場合には、第1の
実施例に示したフレーム同期検出回路9のカウンタ回路
920と同様に、カウンタ回路380の計数値QDが論
理値1となり、カウンタ回路380は、次にフレーム同
期信号IFP1とフレームパルスSSとが同時に論理値
1になるまで計数値を保持したまま計数を止める。一
方、カウンタ回路380が、このような状況において計
数を止めている場合においては、カウンタ回路380の
計数値QA〜QCは全て論理値0となるので、出力信号
ORSは論理値0となり、カウンタ回路386は初期化
された状態で計数を止める。
【0053】以上述べたように、第2の実施例に示した
フレーム同期検出回路3においては、正確なフレームパ
ルスSSを検出できず、不正確なフレームパルスSSと
フレーム同期信号IFP1との位相差が所定の値を、8
フレームの間連続して超えなければ同期外れを検出しな
い。したがって、MUSE信号にランダムノイズが乗っ
ているような場合であってもフレームエラーが頻発する
といった不具合が発生しにくい。また、フレームパルス
が8フレーム連続して検出されない場合にも同期外れを
検出する。一方、MUSE信号が切り替わった場合にお
いて、フレーム同期検出回路3はフレーム同期検出回路
9とは異なり、新たなMUSE信号が入力され始めてか
ら2フレーム後には、新たなMUSE信号と同期したフ
レーム同期信号IFP1を生成することができる。した
がって、チャネル切り換え等によりMUSE信号が切り
換わった場合においても、不必要に画面の映像が乱れる
ことがない。
【0054】第2の実施例に示した、カウンタ回路38
0において同期外れを検出する時間(8フレーム)、カ
ウンタ回路386において同期確立を検出する時間(2
フレーム)、および、フレームパルスSSとフレーム同
期信号IFP1の位相差の基準値(±1サンプル)等の
各値は例示であり、MUSEデコーダ1の使用条件等に
よって変更することができる。また、フレーム同期検出
回路3の回路構成は例示であり、その信号波形および論
理値等は例示である。また、フレーム同期検出回路3の
各回路を、同等の機能および性能を有する他の回路、あ
るいは、ソフトウェアによる処理に置換することが可能
である。また、位相差が「所定の値以下」であるか、あ
るいは、「所定の値より大きい」かといった表現は、位
相差を2つの状態に識別することのみを意味しており、
例えば位相差が所定の値と等しい場合をいずれの状態と
識別するかは任意である。また、フレーム同期検出回路
3は、パターン検出回路30、積分回路32およびスラ
イサ回路34を適切に変形することにより、MUSE信
号に限らず、他の種類の信号の同期検出および同期信号
の生成にも用いることができる。以上述べた第2の実施
例に示した他、例えばここに示した変形例のように、本
発明の同期検出回路は種々の構成をとることができる。
【0055】
【実施例3】以下、図12を参照して本発明の第3の実
施例を説明する。第3の実施例に示す判定回路48は、
第2の実施例に示したフレーム同期検出回路3の判定回
路38を改良して、同期確立のための動作を開始するタ
イミング、および、同期確立を検出する時間を可変とし
たものであり、MUSEデコーダ1において、判定回路
38に置換される回路である。
【0056】図12を参照して判定回路48の構成およ
び動作を説明する。図12は、第3の実施例における判
定回路48の構成を示す図である。図12に示すよう
に、判定回路48は、カウンタ回路480,486、比
較回路484,490、および、論理回路482,48
8,492から構成されている。
【0057】カウンタ回路480,486は、第1の実
施例に示したフレーム同期検出回路9のカウンタ回路9
20、および、第2の実施例に示したフレーム同期検出
回路3のカウンタ回路380,386と同じ機能を有し
ており、それぞれフレーム同期検出回路3のカウンタ回
路380,386に対応する。比較回路484は、第1
の実施例のフレーム同期検出回路3の論理回路384に
対応する回路であって、設定値Th1とカウンタ回路4
80の計数値とを比較し、後者が前者よりも大きい場合
に論理値1を出力する。比較回路490は、設定値Th
2とカウンタ回路486の計数値とを比較し、後者が前
者よりも大きい場合に論理値1を出力する。論理回路4
82,488,492は、それぞれ第2の実施例に示し
たフレーム同期検出回路3の論理回路382,388,
390に対応する動作を行う。
【0058】なお、比較回路484に設定される設定値
Th1は、フレームパルスSSとフレーム同期信号IF
P1との位相差が所定の値より大きい場合に、カウンタ
回路486の計数を開始させる時間を設定する値であっ
て、例えばMUSEデコーダ1の利用者が、例えばディ
ップスイッチ(図示せず)等を用いて設定する。また、
比較回路490に設定される設定値Th2は、フレーム
パルスSSとフレーム同期信号IFP2との位相差が所
定の値以下となった場合に、これらの信号の同期の確立
を検出する時間を設定する値であって、設定値Th1と
同様に、例えばMUSEデコーダ1の利用者が、例えば
ディップスイッチ(図示せず)等を用いて設定する。
【0059】比較回路484,490に設定値Th1,
Th2が任意に設定可能になった他は、判定回路48の
動作は第2の実施例に示したフレーム同期検出回路3の
動作に同じである。判定回路48を以上説明したように
構成し、フレーム同期検出回路3の判定回路38と置換
することにより、フレーム同期検出回路3の動作に、よ
り柔軟性を与えることができ、しかも、フレーム同期検
出回路3の用途が広くなる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の同期検出回
路によれば、チャネル切り換え等が発生して入力信号の
切り換えがあった場合に、新たな入力信号との再同期の
検出を速やかに行うことができる。また、本発明によれ
ば、再同期の速やかな検出が可能にもかかわらず、入力
信号にランダムノイズ等が乗っている場合であっても、
不必要な同期外れの検出が頻発することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレーム同期検出回路が用いられるM
USEデコーダの構成を示す図である。
【図2】MUSE信号のフレーム構成を示す図である。
【図3】MUSE信号のフレームパルスの波形を示す図
であって、(A)は図2に示したフレームパルス#1の
波形を示し、(B)は図2に示したフレームパルス#2
の波形を示す。
【図4】第1の実施例における本発明のフレーム同期検
出回路の構成を示す図である。
【図5】図4に示したフレーム同期検出回路の位相比較
回路、判定回路およびゲート回路の構成を示す図であ
る。
【図6】フレームパルスとフレーム同期信号IFPとの
同期の確立が検出されている場合のフレーム同期検出回
路の動作を示すタイムチャート図であって、(A)はフ
レーム同期信号IFPの波形を示し、(B)はフレーム
パルスSSの波形を示し、(C)はカウンタ回路の計数
値QAの値を示し、(D)は出力信号DFPの波形を示
し、(E)は信号QDの波形を示す。
【図7】フレームパルスとフレーム同期信号IFPとの
同期の外れが検出される場合のフレーム同期検出回路の
動作を示すタイムチャート図であって、(A)はフレー
ム同期信号IFPの波形を示し、(B)はフレームパル
スSSの波形を示し、(C)はカウンタ回路の計数値Q
A〜QDの値を示し、(D)は出力信号DFPの波形を
示し、(E)は信号QDの波形を示す。
【図8】第2の実施例における本発明のフレーム同期検
出回路の構成を示す図である。
【図9】図8に示した位相比較回路、判定回路およびゲ
ート回路の構成を示す図である。
【図10】フレームパルスとフレーム同期信号IFP1
との同期の確立が検出されている場合のフレーム同期検
出回路の動作を示すタイムチャート図であって、(A)
はフレーム同期信号IFP1の波形を示し、(B)はフ
レームパルスSSの波形を示し、(C)は論理回路の出
力信号ORSの波形を示し、(D)はカウンタ回路の計
数値QBの論理値を示し、(E)は出力信号DFPの波
形を示す。
【図11】フレームパルスとフレーム同期信号IFP1
との同期の外れが検出される場合のフレーム同期検出回
路の動作を示すタイムチャート図であって、(A)はフ
レーム同期信号IFP1の波形を示し、(B)はフレー
ムパルスSSの波形を示し、(C)はカウンタ回路の計
数値QA〜QDの値Aを示し、(D)は出力信号ORS
の波形を示し、(E)はフレーム同期信号IFP2の波
形を示し、(E)はカウンタ回路380の計数値QA〜
QDの値Bを示し、(D)はカウンタ回路386の計数
値QBの論理値を示し、(H)は出力信号HSの波形を
示し、(I)は出力信号DFPの波形を示す。
【図12】第3の実施例における判定回路の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1…MUSEデコーダ、3,9…フレーム同期検出回
路、902,30…パターン検出回路、904,32…
積分回路、906,34…スライサ回路、908,36
…位相比較回路、910,38…判定回路、912,4
0…ゲート回路、914,42,44…分周回路、92
0,380,386,480,486…カウンタ回路、
484,490…比較回路、922,382,384,
390,388,482,488,492…論理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に所定の周期で含まれる信号パタ
    ーンを検出して同期パターンを生成する同期パターン生
    成手段と、 前記同期パターンと同周期の第1の同期信号を生成する
    第1の同期信号生成手段と、 前記同期パターンにより初期化されて前記同期パターン
    と同周期の第2の周期信号を生成する第2の同期信号生
    成手段と、 前記同期パターンと前記第1の同期信号との第1の位相
    差を検出する第1の位相差検出手段と、 前記同期パターンと前記第2の同期信号との第2の位相
    差を検出する第2の位相差検出手段と、 前記第1の位相差が処理の値よりも大きくなる前記周期
    が第1の数値以上連続する状態または前記第1の位相差
    が前記所定の値よりも大きくなると共に前記第2の位相
    差が所定の値以下となる前記周期が前記第1の数値より
    も小さい第2の数値以上連続する状態を同期外れとして
    検出する同期外れ判定手段と、 前記同期外れ判定手段が同期外れを検出すると前記同期
    パターンに応じて前記第1の同期信号生成手段を初期化
    して前記第1の同期信号の位相を前記同期パターンの位
    相に合わせる初期化手段とを有する同期検出回路。
  2. 【請求項2】前記第1の同期信号を内部同期信号として
    供給する請求項1に記載の同期検出回路。
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