JPH08275023A - 同期信号検出回路 - Google Patents

同期信号検出回路

Info

Publication number
JPH08275023A
JPH08275023A JP7071366A JP7136695A JPH08275023A JP H08275023 A JPH08275023 A JP H08275023A JP 7071366 A JP7071366 A JP 7071366A JP 7136695 A JP7136695 A JP 7136695A JP H08275023 A JPH08275023 A JP H08275023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
detection
signal
circuit
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7071366A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Oguma
忠志 小熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7071366A priority Critical patent/JPH08275023A/ja
Publication of JPH08275023A publication Critical patent/JPH08275023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、十分な強度を持った同期保護機能
を備え、しかも受信されたテレビジョン信号の同期位相
が突然不連続になった場合でも、迅速に再同期検出を完
了することができる極めて良好な同期信号検出回路を提
供することを目的としている。 【構成】テレビジョン信号の水平同期期間と一定周期の
クロックを計数して生成された水平周期のパルスとが一
致しないライン数を計数し、該計数値が所定値に達した
状態で、テレビジョン信号の水平同期信号を検出してえ
られる水平検出パルスと、一定周期のクロックを計数し
て得られたテレビジョン信号の水平周期のパルスとが一
致したライン数を計数し、該計数値が所定値に達した状
態で、同期保護機能を無効にするようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高品位テレビジョン
放送の受信システムに係り、特にその同期信号を検出す
るための同期信号検出回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高品位テレビジョン放送
方式としては、現在のところMUSE(Multiple Sub-n
yquist Sampling Encoding)方式が主流となって実用化
が進められている。そして、このMUSE方式で伝送さ
れたテレビジョン信号を受信するMUSEデコーダに
は、受信状況の劣化時にも安定した受信が行なえるよう
にするために、C/Nが数dBまで低下した状態でも同
期を保持することができるように、その同期信号検出回
路に十分な強度を持った同期保護機能が備えられてい
る。
【0003】このため、従来の同期信号検出回路では、
例えば発信局の切り替え等が原因で、受信されたテレビ
ジョン信号の同期位相が突然不連続になった場合に、新
たな同期信号を速やかに検出すること、つまり迅速な再
同期検出を行なうことができないという問題が生じるこ
とになる。そして、この場合、再同期検出が完了される
までの間は、当然のことながら再生画像に乱れが生じる
ので、視聴者に不快感を与えていることになる。
【0004】図5は、このような同期保護機能を備えた
従来の同期信号検出回路を示している。すなわち、入力
端子11に供給されたMUSE方式のテレビジョン信号
は、ALC(自動振幅制御)回路12及びクランプ制御
回路13に順次供給されて、振幅制御及びクランプ制御
が施された後、A/D(アナログ/デジタル)変換回路
14に供給されてデジタルデータに変換される。
【0005】そして、このA/D変換回路14から出力
されたデジタルデータは、出力端子15を介して、図示
しない画像及び音声の再生処理系に供給されるととも
に、FP(フレームパルス)検出回路16,HD(水平
同期信号)位相誤差検出回路17,ALC誤差検出回路
18及びクランプ誤差検出回路19に、それぞれ供給さ
れる。
【0006】ここで、FP検出回路16は、入力された
デジタルデータのMSB(最上位ビット)に基づいて、
1,2ラインに挿入されているフレームパルスからフレ
ームパルス基準点を検出し、FP検出パルスを発生して
いる。このFP検出回路16から出力されるFP検出パ
ルスは、同期保護カウンタ20をクリアするのに供され
る。
【0007】すなわち、この同期保護カウンタ20は、
タイミング信号発生回路21から出力されるFPゲート
パルスを計数するものであるが、このFPゲートパルス
の発生期間内に、FP検出回路16からFP検出パルス
が出力された場合には、このFP検出パルスに同期して
その計数値がクリアされる。そして、この同期保護カウ
ンタ20は、その計数値が0〜14までの間はL(ロ
ー)レベルとなり、15以上になるとH(ハイ)レベル
となる同期保護信号を出力している。
【0008】また、上記FP検出回路16から出力され
るFP検出パルスは、アンド回路22によって、同期保
護カウンタ20から出力される同期保護信号と論理積演
算された後、システムカウンタ23をクリアするのに供
される。このシステムカウンタ23は、MUSEデコー
ダ内で生成される一定周期のシステムクロックを循環計
数しており、その計数値がタイミング信号発生回路21
に供給されている。
【0009】このタイミング信号発生回路21は、シス
テムカウンタ23の計数値に基づいて、上記したFPゲ
ートパルスを含むMUSEデコーダ内で必要とする各種
のタイミング信号を生成し、出力端子24を介して各部
に出力している。この場合、FPゲートパルスは、シス
テムカウンタ23の計数値に基づいて、FP検出回路1
6からFP検出パルスが発生されると予測される期間
に、FP検出パルスよりも幅広なパルスとして発生され
ている。
【0010】具体的に言えば、図6の時刻T以前におい
て、同図(a)に示すように、斜線部分にフレームパル
スを有するMUSE方式のテレビジョン信号が、入力端
子11に供給されているとする。すると、FP検出回路
16からは、同図(c)に示すようにフレームパルスに
同期したHレベルのFP検出パルスが発生される。ま
た、タイミング信号発生回路21からは、図6(d)に
示すように、FP検出パルスが発生されると予測される
期間に、FP検出パルスよりも幅広なFPゲートパルス
が発生されている。
【0011】そして、この場合、FPゲートパルスの発
生期間内にFP検出パルスが出力されているので、同期
保護カウンタ20はFP検出パルスによってクリアされ
続けるため、その計数値は図6(e)に示すように0が
継続されることになる。このため、同期保護カウンタ2
0からは、図6(f)に示すようにLレベルの同期保護
信号が出力されることになるので、FP検出回路16か
ら出力されるHレベルのFP検出パルスが、アンド回路
22を通過することができず、システムカウンタ23
は、そのクリア入力端が同図(g)に示すようにLレベ
ルのままとなる。これにより、システムカウンタ23
は、図6(h)に示すように、その計数値がクリアされ
ることなく安定な循環計数動作を行なっている。
【0012】なお、上記HD位相誤差検出回路17は、
入力された水平同期信号と、上記タイミング信号発生回
路21で生成される水平同期信号抽出用パルスとを位相
比較し、その位相差成分に対応した誤差信号を出力して
いる。このHD位相誤差検出回路17から出力された誤
差信号は、ループフィルタ25により直流レベルに変換
され、D/A(デジタル/アナログ)変換回路26でア
ナログ信号に戻された後、システムクロックを生成する
VCO(電圧制御発振器)27の発振周波数の制御に供
される。
【0013】すなわち、水平同期信号に対する位相誤差
検出の結果に基づいて、システムクロックを生成するV
CO27の発振周波数を制御するPLL(位相同期ルー
プ)を構成することにより、サンプル単位での位相を合
わせ込み同期をかけるようにしている。そして、VCO
27から出力されるシステムクロックは、出力端子28
を介してシステムカウンタ23に供給される。
【0014】また、上記ALC誤差検出回路18は、入
力されたテレビジョン信号の振幅レベルと基準レベルと
をレベル比較し、そのレベル差に対応した誤差信号を生
成している。このALC誤差検出回路18から出力され
た誤差信号は、D/A変換回路29でアナログ信号に変
換された後、接続端子30を介してALC回路12にフ
ィードバックされることにより、テレビジョン信号の振
幅レベルを規定値にするための制御に供される。
【0015】さらに、上記クランプ誤差検出回路19
は、入力されたテレビジョン信号のクランプレベルと基
準レベルとをレベル比較し、そのレベル差に対応した誤
差信号を生成している。このクランプ誤差検出回路19
から出力された誤差信号は、D/A変換回路31でアナ
ログ信号に変換された後、接続端子32を介してクラン
プ制御回路13にフィードバックされることにより、テ
レビジョン信号のクランプレベルを規定値にするための
制御に供される。
【0016】しかしながら、上記のような同期保護機能
を備えた従来の同期信号検出回路では、受信しているテ
レビジョン信号の同期や振幅が正常に保たれている状態
において、同一チャンネルの送信側で中継等により突然
発信局が切り替わった場合、次のような問題が生じる。
すなわち、図6の時刻Tにおいて、入力端子11に供給
されるテレビジョン信号が、同図(b)に示すように、
図中斜線で示すフレームパルスの位相が、時刻T以前に
受信していた図6(a)に示すテレビジョン信号の位相
と同期しない信号に、突然切り替えられたとする。
【0017】すると、FP検出回路16からは、同図
(c)に示すように、同図(b)に示すテレビジョン信
号のフレームパルスに同期したHレベルのFP検出パル
スが発生されるようになる。ところが、このとき、タイ
ミング信号発生回路21からは、図6(d)に示すよう
に、時刻T以前の周期でFPゲートパルスが発生されて
いる。このため、FPゲートパルスの発生期間内にFP
検出パルスが出力されなくなるので、同期保護カウンタ
20は、FP検出パルスによってクリアされなくなり、
その計数値が図6(e)に示すようにFPゲートパルス
が入力される毎に増加することになる。
【0018】この場合、同期保護カウンタ20は、その
係数値が14までLレベルの同期保護信号を出力してお
り、係数値が15になったとき、図6(f)に示すよう
に、同期保護信号をHレベルに反転する。そして、この
状態になると、FP検出回路16から出力されるHレベ
ルのFP検出パルスが、アンド回路22を通過するの
で、システムカウンタ23のクリア入力端に図6(g)
に示すようなHレベルのクリアパルスが供給され、シス
テムカウンタ23が同図(h)に示すようにクリアされ
るようになる。
【0019】このため、タイミング信号発生回路21か
らは、システムカウンタ23の計数値に基づいて、新た
なタイミングつまりFP検出パルスが発生されると予測
されるタイミングでFPゲートパルスが発生され、ここ
に、図6(b)に示すテレビジョン信号に対して再同期
検出が行なわれるようになる。
【0020】すなわち、従来の同期信号検出回路では、
タイミング信号発生回路21から出力されるFPゲート
パルスの発生期間内に、FP検出回路16からFP検出
パルスが出力されない状態が、連続して15フレーム続
いた場合に、同期保護カウンタ20が同期保護信号をH
レベルに反転し、その後に得られるFP検出パルスでシ
ステムカウンタ23をクリアしているので、テレビジョ
ン信号が切り替えられてから再同期検出が完了するまで
に、最低でも16フレーム待たなければならないという
問題が生じている。
【0021】また、再同期検出が完了されるまでの16
フレーム期間中は、タイミング信号発生回路21から
は、それ以前に入力されていたテレビジョン信号に対応
する各種タイミング信号が出力されるので、再生画像に
破綻を来たすという不都合も生じている。特に、このよ
うな場合、入力されているテレビジョン信号に対するA
LCやクランプの制御が適切に行なえなくなるため、F
P検出パルスの検出に長時間を要し、再生画像の破綻が
数秒以上も継続するという問題も生じる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、同期保
護機能を備えた従来の同期信号検出回路では、例えば発
信局の切り替え等によって受信されたテレビジョン信号
の同期位相が突然不連続になった場合、迅速に再同期検
出を完了することができず、再生画像が長時間破綻する
という問題を有している。
【0023】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、十分な強度を持った同期保護機能を備
え、しかも受信されたテレビジョン信号の同期位相が突
然不連続になった場合でも、迅速に再同期検出を完了す
ることができる極めて良好な同期信号検出回路を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る同期信号
検出回路は、テレビジョン信号のフレームパルスを検出
して検出パルスを発生するフレームパルス検出手段と、
一定周期のクロックを計数し、該計数値に基づいてテレ
ビジョン信号の垂直周期のパルスを生成するパルス生成
手段と、このパルス生成手段で生成されたパルスと、フ
レームパルス検出手段で発生された検出パルスとが一致
しないフレーム数を計数し、該計数値が所定値に達した
状態で、フレームパルス検出手段で発生された検出パル
スに基づいて、パルス生成手段の計数値をリセットする
同期保護手段とを備えたものを対象としている。
【0025】そして、テレビジョン信号の水平同期期間
と、一定周期のクロックを計数して生成された水平周期
のパルスとが一致しないライン数を計数し、該計数値が
所定値に達した状態で、制御信号を発生する制御信号発
生手段と、この制御信号発生手段から制御信号が出力さ
れている状態で、テレビジョン信号の水平同期信号を検
出して水平検出パルスを発生する水平検出手段と、一定
周期のクロックを計数し、該計数値に基づいてテレビジ
ョン信号の水平周期のパルスを生成する水平生成手段
と、この水平生成手段で生成されたパルスと、水平検出
手段で発生された水平検出パルスとが一致したライン数
を計数し、該計数値が所定値に達した状態で、同期保護
手段の計数値を所定値にセットする制御手段とを備える
ようにしたものである。
【0026】
【作用】上記のような構成によれば、入力されたテレビ
ジョン信号の水平同期期間と、一定周期のクロックを計
数して生成された水平周期のパルスとが一致しないライ
ンが所定数続いたことにより、テレビジョン信号が切り
替わって同期検出が行なわれなくなったことを判別し、
その後に、テレビジョン信号の水平同期期間と、一定周
期のクロックを計数して生成された水平周期のパルスと
が一致したラインが所定数続いたことにより、同期保護
手段を所定値にセットするようにしたので、十分な強度
を持った同期保護機能を備えることができ、しかも受信
されたテレビジョン信号の同期位相が突然不連続になっ
た場合でも、迅速に再同期検出を完了することができる
ようになる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、図5と同一部分
には同一符号を付して示している。すなわち、上記HD
位相誤差検出回路17は、A/D変換回路14から出力
されるデジタルデータのMSBデータをHDパタン検出
回路33に出力している。このHDパタン検出回路33
は、タイミング信号発生回路21から出力される水平同
期信号抽出用パルスに同期して、入力されたMSBデー
タをラッチしている。
【0028】今、図2の時刻T以前において、入力端子
11に同図(a)に示すMUSE方式のテレビジョン信
号が安定に供給されている状態を考える。すると、HD
パタン検出回路33からは、該テレビジョン信号の図中
斜線で示す水平同期期間でHレベルとなる同図(c)に
示すようなHDパタン検出パルスが出力されることにな
る。そして、このHDパタン検出回路33から出力され
るHDパタン検出パルスは、判定カウンタ34をクリア
するのに供される。
【0029】この判定カウンタ34は、入力端子11に
供給されたテレビジョン信号を1ライン毎に計数するも
ので、HDパタン検出回路33からHDパタン検出パル
スが出力されている状態では、その計数値は図2(d)
に示すように0が継続されることになる。そして、この
判定カウンタ34は、その計数値が0〜N−1までの間
はLレベルとなり、N以上になるとHレベルとなる判定
信号を出力するように動作する。このため、時刻T以前
では、判定カウンタ34は、図2(e)に示すようにL
レベルの判定信号を出力している。
【0030】ここで、判定カウンタ34から出力される
Lレベルの判定信号は、アンド回路35の一方の入力端
に供給される。このため、アンド回路35の出力は、そ
の他方の入力端のレベルに無関係にLレベルとなる。そ
して、このアンド回路35からのLレベル出力は、エッ
ジ検出回路36に供給される。このエッジ検出回路36
は、アンド回路35の出力の極性反転時におけるエッジ
を検出してLレベルのエッジ検出パルスを発生するもの
であり、時刻T以前では図2(j)に示すようにHレベ
ルとなっている。
【0031】そして、このエッジ検出回路36の出力
は、前記同期保護カウンタ20のプリセットに供され
る。すなわち、この同期保護カウンタ20は、エッジ検
出回路36から出力されるエッジ検出パルスが供給され
ると、その計数値が15にプリセットされるようになっ
ている。このため、時刻T以前では、先に図6で説明し
たように、同期保護カウンタ20の計数値は図2(k)
に示すように0となり、同期保護カウンタ20からは同
図(l)に示すようにLレベルの同期保護信号が出力さ
れ、システムカウンタ23は同図(n)に示すように循
環計数を行ない、安定な同期検出状態となっている。
【0032】一方、前記A/D変換回路14から出力さ
れるデジタルデータは、HDパタン検出回路37に供給
されている。このHDパタン検出回路37は、詳細は後
述するが、上記判定カウンタ34からHレベルの判定信
号が出力されている状態で駆動されるもので、入力され
たデジタルデータの水平同期期間を検出して、Hレベル
のHD検出パルスを発生する。このため、時刻T以前の
状態では、HDパタン検出回路37の出力は、図2
(f)に示すようにLレベルとなっている。
【0033】そして、このHDパタン検出回路37から
出力されるHD検出パルスは、480ckカウンタ38
をクリアするのに供される。この480ckカウンタ3
8は、HD検出パルスが入力された時点から基準クロッ
クを480周期分計数することにより、ライン周期毎に
HDパタン検出回路37から出力されるHD検出パルス
よりも幅広な、Hレベルのゲートパルスを出力するもの
である。このため、時刻T以前の状態では、480ck
カウンタ38の出力は、図2(g)に示すようにLレベ
ルとなっている。
【0034】また、このHDパタン検出回路37から出
力されるHD検出パルスは、アンド回路39によって、
480ckカウンタ38の出力と論理積演算された後、
判定カウンタ40に供給される。この判定カウンタ40
は、アンド回路39を通過したHD検出パルスを計数す
るもので、時刻T以前では、その計数値は図2(h)に
示すように0になっている。
【0035】さらに、この判定カウンタ40は、その計
数値が0〜M−1までの間はLレベルとなり、M以上に
なるとHレベルとなる判定信号を出力するように動作す
る。このため、時刻T以前では、判定カウンタ40は、
図2(i)に示すようにLレベルの判定信号を出力して
いる。そして、この判定カウンタ40から出力される判
定信号は、上記アンド回路35の他方の入力端に供給さ
れている。なお、この判定カウンタ40は、上記判定カ
ウンタ34から出力される判定信号の立上がりでクリア
される。
【0036】次に、図2の時刻Tにおいて、入力端子1
1に供給されるテレビジョン信号が、同図(b)に示す
ように、図中斜線で示すフレームパルスの位相が、時刻
T以前に受信していた図2(a)に示すテレビジョン信
号の位相と同期しない信号に、突然切り替えられたとす
る。すると、上記HD位相誤差検出回路17からMSB
データが出力されるタイミングと、タイミング信号発生
回路21から水平同期信号抽出用パルスが出力されるタ
イミングとが一致しなくなるので、HDパタン検出回路
33は、水平同期信号抽出用パルスに同期してMSBデ
ータをラッチすることができなくなる。
【0037】このため、HDパタン検出回路33から
は、図2(c)に示すようにHDパタン検出パルスが出
力されなくなり、これによって、判定カウンタ34が、
図2(d)に示すように1ライン毎の計数動作を開始す
る。そして、判定カウンタ34は、その計数値がNに達
した状態で、図2(e)に示すように判定信号をHレベ
ルに反転させる。
【0038】この判定カウンタ34から出力される判定
信号がHレベルに反転されることにより、HDパタン検
出回路37が駆動状態となり、図2(f)に示すように
HD検出パルスが発生される。また、判定カウンタ34
から出力されるHレベルの判定信号は、上記ALC誤差
検出回路18に供給され、その動作を停止させる。この
ため、入力端子11に供給されるテレビジョン信号に対
しては、ALCが行なわれず振幅が一定になされる。
【0039】また、HDパタン検出回路37からHD検
出パルスが発生されることにより、480ckカウンタ
38からは、図2(g)に示すように、HD検出パルス
に同期してゲートパルスが発生される。このため、判定
カウンタ40は、アンド回路39を通過したHD検出パ
ルスを図2(h)に示すように計数し、その計数値がM
に達した状態で、同図(i)に示すように判定信号をH
レベルに反転させる。すると、アンド回路35の出力が
LレベルからHレベルに立ち上がるので、エッジ検出回
路36は、図2(j)に示すようなLレベルのエッジ検
出パルスを発生する。
【0040】このため、同期保護カウンタ20は、その
計数値が図2(k)に示すように15にプリセットされ
るので、その同期保護信号を同図(l)に示すようにH
レベルに反転させる。これにより、FP検出回路16か
ら出力されるHレベルのFP検出パルスが、アンド回路
22を通過するので、システムカウンタ23のクリア入
力端に図2(m)に示すようなHレベルのクリアパルス
が供給され、システムカウンタ23が同図(n)に示す
ようにクリアされて、ここに、再同期検出が行なわれる
ようになる。
【0041】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、まず、判定カウンタ34の計数値がNに達した、
つまり、入力されたテレビジョン信号の水平同期期間
と、タイミング信号発生回路21で生成された水平同期
信号抽出用パルスの発生期間とが一致しない状態がNラ
イン続いたことにより、テレビジョン信号が切り替わっ
て同期検出が行なわれなくなったことを判別し、入力テ
レビジョン信号に対するALCを停止させる。
【0042】そして、この状態で、判定カウンタ40の
計数値がMに達した、つまり、入力されたテレビジョン
信号の水平同期期間と、480ckカウンタ38で生成
されたライン周期のゲートパルスの発生期間とが一致し
た状態がMライン続いたことにより、同期保護カウンタ
20をプリセットしその後に得られるFP検出パルスで
システムカウンタ23をクリアして、再同期検出を行な
うようにしている。
【0043】このため、テレビジョン信号が切り替えら
れた時点から、数10ライン分程度の時間で迅速に再同
期検出を完了させることができるようになる。また、判
定カウンタ34によって、入力されたテレビジョン信号
の水平同期期間と、タイミング信号発生回路21で生成
された水平同期信号抽出用パルスの発生期間とが一致し
ない状態がNライン続いたことを検出してから、HDパ
タン検出回路37を駆動させて再同期検出を開始するよ
うにしているので、同期保護機能に対しても十分な強度
を確保することができる。
【0044】ここで、上記HDパタン検出回路37にお
ける水平同期期間の検出原理について、図3に示す水平
同期信号の波形図を参照して説明する。なお、図3
(a)はサンプリング位相が正しい場合を示し、同図
(b)はサンプリング位相が180°進相した場合を示
している。そして、このHDパタン検出回路37におけ
る水平同期期間の検出は、次の2つの原理によって実現
されている。
【0045】まず、第1の検出原理は、サンプルS2〜
S5及びサンプルS7〜S10のレベルが、それぞれ1
92/256及び64/256のいずれか(ライン反転
があるため)に規定されているため、サンプル間の差分
が0レベルになることを用いている。また、第2の検出
原理は、サンプルS2〜S5とサンプルS7〜S10と
の相対レベルが、振幅制御が正常であれば、128/2
56と規定されているため、5サンプル間の差分が約1
28レベルになることを用いている。
【0046】図4は、これら第1及び第2の検出原理を
実現する、HDパタン検出回路37の詳細な構成を示し
ている。すなわち、入力端子41に供給された上記A/
D変換回路14から出力されるデジタルデータは、水平
同期信号のライン反転を立上りか立下りかのどちらか一
方に揃えるため、EXオア(排他的論理和)回路42に
供給されてライン毎に反転される。ただし、水平同期信
号が検出されるまでは、10ck遅延回路43及びD−
FF(ディレイタイプフリップフロップ)回路44の動
作が行なわれないため、反転動作は停止している。
【0047】ここで、EXオア回路42の出力は、直列
接続されたFF回路45,46を介して5ck遅延回路
47に供給される。このため、5ck遅延回路47の出
力がある時点でサンプルS2であるとすると、FF回路
46,45及びEXオア回路42の各出力は、それぞれ
サンプルS7,S8,S9となる。そして、FF回路4
5,46の各出力は、減算回路48に供給されて差分が
算出され、この差分が比較回路49に供給される。この
比較回路49は、入力された差分が±α以内であればH
レベルを出力するものである。
【0048】その後、この比較回路49の出力は、直列
接続されたFF回路50,51に順次ラッチされる。つ
まり、FF回路50にサンプルS8とS9との差分の比
較結果がラッチされ、FF回路51にサンプルS7とS
8との差分の比較結果がラッチされる。そして、両FF
回路50,51の出力が共にHレベルのときに、アンド
回路52の出力がHレベルとなり、ここに、上記第1の
検出原理に基づく水平同期期間の検出が行なわれる。
【0049】また、FF回路46及び5ck遅延回路4
7の各出力は、減算回路53に供給されて差分が算出さ
れ、この差分が比較回路54に供給される。この比較回
路54は、入力された差分が128±β以内であればH
レベルを出力するものである。その後、この比較回路5
4の出力は、直列接続されたFF回路55〜57に順次
ラッチされる。
【0050】つまり、FF回路55にサンプルS4とS
9との差分の比較結果がラッチされ、FF回路56にサ
ンプルS3とS8との差分の比較結果がラッチされ、F
F回路57にサンプルS2とS7との差分の比較結果が
ラッチされる。そして、各FF回路55〜57の出力が
共にHレベルのときに、アンド回路58の出力がHレベ
ルとなり、ここに、上記第2の検出原理に基づく水平同
期期間の検出が行なわれる。
【0051】ここで、アンド回路52,58の各出力が
共にHレベルであるとき、つまり第1及び第2の検出原
理が共に満たされたとき、アンド回路59の出力がLレ
ベルからHレベルに反転される。そして、このアンド回
路59の出力のLレベルからHレベルへの立上りが、立
上りエッジ検出回路60で検出されることにより、立上
りエッジ検出回路60から図2(f)に示したようなH
レベルのHD検出パルスが発生され、出力端子61から
取り出される。
【0052】また、このようにして水平同期期間が検出
されHD検出パルスが発生されると、上記10ckカウ
ン遅延回路43及びD−FF回路44が駆動され、EX
オア回路42によるライン反転が行なわれるようにな
る。なお、この発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
十分な強度を持った同期保護機能を備え、しかも受信さ
れたテレビジョン信号の同期位相が突然不連続になった
場合でも、迅速に再同期検出を完了することができる極
めて良好な同期信号検出回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る同期信号検出回路の一実施例を
示すブロック構成図。
【図2】同実施例の動作を説明するために示すタイミン
グ図。
【図3】同実施例における水平同期信号の検出原理を説
明するために示す波形図。
【図4】同実施例におけるHDパタン検出回路の詳細を
示すブロック構成図。
【図5】同期保護機能を備えた従来の同期信号検出回路
を示すブロック構成図。
【図6】同従来回路の動作を説明するために示すタイミ
ング図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…ALC回路、13…クランプ制
御回路、14…A/D変換回路、15…出力端子、16
…FP検出回路、17…HD位相誤差検出回路、18…
ALC誤差検出回路、19…クランプ誤差検出回路、2
0…同期保護カウンタ、21…タイミング信号発生回
路、22…アンド回路、23…システムカウンタ、24
…出力端子、25…ループフィルタ、26…D/A変換
回路、27…VCO、28…出力端子、29…D/A変
換回路、30…接続端子、31…D/A変換回路、32
…接続端子、33…HDパタン検出回路、34…判定カ
ウンタ、35…アンド回路、36…エッジ検出回路、3
7…HDパタン検出回路、38…480ckカウンタ、
39…アンド回路、40…判定カウンタ、41…入力端
子、42…EXオア回路、43…10ck遅延回路、4
4…D−FF回路、45,46…FF回路、47…5c
k遅延回路、48…減算回路、49…比較回路、50,
51…FF回路、52…アンド回路、53…減算回路、
54…比較回路、55〜57…FF回路、58,59…
アンド回路、60…立上りエッジ検出回路、61…出力
端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号のフレームパルスを検
    出して検出パルスを発生するフレームパルス検出手段
    と、 一定周期のクロックを計数し、該計数値に基づいて前記
    テレビジョン信号の垂直周期のパルスを生成するパルス
    生成手段と、 このパルス生成手段で生成されたパルスと、前記フレー
    ムパルス検出手段で発生された検出パルスとが一致しな
    いフレーム数を計数し、該計数値が所定値に達した状態
    で、前記フレームパルス検出手段で発生された検出パル
    スに基づいて、前記パルス生成手段の計数値をリセット
    する同期保護手段とを備えた同期信号検出回路におい
    て、 前記テレビジョン信号の水平同期期間と、一定周期のク
    ロックを計数して生成された水平周期のパルスとが一致
    しないライン数を計数し、該計数値が所定値に達した状
    態で、制御信号を発生する制御信号発生手段と、 この制御信号発生手段から制御信号が出力されている状
    態で、前記テレビジョン信号の水平同期信号を検出して
    水平検出パルスを発生する水平検出手段と、 一定周期のクロックを計数し、該計数値に基づいて前記
    テレビジョン信号の水平周期のパルスを生成する水平生
    成手段と、 この水平生成手段で生成されたパルスと、前記水平検出
    手段で発生された水平検出パルスとが一致したライン数
    を計数し、該計数値が所定値に達した状態で、前記同期
    保護手段の計数値を所定値にセットする制御手段とを具
    備してなることを特徴とする同期信号検出回路。
  2. 【請求項2】 前記水平検出手段は、前記テレビジョン
    信号の連続するサンプル間のレベル差に基づいて、前記
    水平同期信号を検出する第1の検出手段と、前記テレビ
    ジョン信号の所定数おきのサンプル間のレベル差に基づ
    いて、前記水平同期信号を検出する第2の検出手段とを
    具備してなることを特徴とする請求項1記載の同期信号
    検出回路。
JP7071366A 1995-03-29 1995-03-29 同期信号検出回路 Pending JPH08275023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7071366A JPH08275023A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 同期信号検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7071366A JPH08275023A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 同期信号検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08275023A true JPH08275023A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13458442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7071366A Pending JPH08275023A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 同期信号検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08275023A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247613A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Asahi Kasei Corp Sch検出装置
US7620312B2 (en) 2005-04-11 2009-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Focus detection apparatus and signal processing method for focus detection

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247613A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Asahi Kasei Corp Sch検出装置
JP4509407B2 (ja) * 2001-02-16 2010-07-21 旭化成エレクトロニクス株式会社 Sch検出装置
US7620312B2 (en) 2005-04-11 2009-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Focus detection apparatus and signal processing method for focus detection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0159795B2 (ja)
JP3694529B2 (ja) ディジタルテレビジョンの同期化
JPH027555B2 (ja)
US4745476A (en) Television sound signal processing apparatus
JPH0620279B2 (ja) 自動利得制御装置
JP2000197016A (ja) データ抽出回路
JPH0856293A (ja) デジタルシリアル映像用クロック再生回路
JPH02301375A (ja) 検出器
JPH06510650A (ja) 同期信号発生器
US5068717A (en) Method and apparatus for synchronization in a digital composite video system
JPH0795444A (ja) 垂直同期回路
JPH08275023A (ja) 同期信号検出回路
EP0767589A2 (en) Clock signal generator
JPH11112833A (ja) 水平同期分離回路
JPH0628383B2 (ja) フレーム同期パターン分離回路
JP3050896B2 (ja) ハイビジョン受信機
JPS60139082A (ja) サンプリングクロツク再生回路
JPH08214184A (ja) 同期検出回路
JPS6229271A (ja) テレビジヨン受像機
JPH0810859B2 (ja) 位相同期回路
JPH06101803B2 (ja) 垂直同期再生回路
JPH0576049A (ja) クロツク再生装置
JPH0754965B2 (ja) 水平同期再生装置
JPS581387A (ja) サンプリングクロツク再生回路
JPS614386A (ja) 信号処理装置