JPH08214184A - 同期検出回路 - Google Patents

同期検出回路

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Publication number
JPH08214184A
JPH08214184A JP7014837A JP1483795A JPH08214184A JP H08214184 A JPH08214184 A JP H08214184A JP 7014837 A JP7014837 A JP 7014837A JP 1483795 A JP1483795 A JP 1483795A JP H08214184 A JPH08214184 A JP H08214184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
frame
frame pulse
synchronization
pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP7014837A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Aoyanagi
寿和 青柳
Tatsuya Orimo
達也 織茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズ等の影響に対する同期維持の安定性を
低下させることなく、電源投入時やチャネル切替え及び
発局切替え等による入力信号の切替え時にシステムと入
力信号との同期が確立するまでの時間を短縮する。 【構成】 フレームタイミング検出回路5は既に同期し
ているフレームタイミング以外のフレームタイミングを
検出すると、新フレームパルス108を出力する。フレ
ーム同期保護回路2は同期保護状態にある時に新フレー
ムパルス108が入力されると、同期保護をリセットす
るとともに、新フレームパルス108を初期化信号10
5として出力する。システムカウンタ回路3は初期化信
号105が入力されると、強制同期を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期検出回路に関し、特
にMUSE(multiple sub−Nyquis
t sampling encoding)方式のテレ
ビジョン信号のフレームタイミングを検出する同期検出
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高品位テレビジョン信号を帯域圧
縮してアナログ伝送する方式としてMUSE方式が用い
られている。このMUSE方式によって帯域圧縮された
信号(以下、MUSE信号とする)は、図7に示すよう
なフォーマットで伝送されている。
【0003】すなわち、MUSE信号は第1フィールド
及び第2フィールドからなり、第1フィールド及び第2
フィールドのサンプル番号1〜11はHD信号期間とな
っている。
【0004】第1フィールドのサンプル番号12〜48
0はVIT信号#1、VIT信号#2、フレームパルス
#1、フレームパルス#2、音声/独立データ(40+
4ライン)、C信号、YM 信号(516ライン)、伝送
コントロール信号、クランプレベル(レベル128)か
らなる。
【0005】また、第2フィールドのサンプル番号12
〜480は番組伝送制御信号等、音声/独立データ(4
0+4ライン)、C信号、YM 信号(516ライン)、
伝送コントロール信号、クランプレベル(レベル12
8)からなる。
【0006】MUSE信号の同期信号としてはHD信号
及びフレームパルスという2つの正極同期形式の信号が
あり、MUSE信号のデコード装置ではMUSE信号の
中からフレーム周期で到来するフレームパルスのパター
ンを検出してシステムの同期を得ている。上記のMUS
E信号の第1ラインと第2ラインとに挿入されているフ
レームパルス(フレームパルス#1,フレームパルス#
2)の波形を図8に示す。
【0007】従来のMUSE信号のデコード装置におい
て、図5に示すような構成の同期検出回路はシステムの
同期を得るために設けられている。図5において、シス
テムカウンタ回路3はシステムの同期をとるためのカウ
ンタで、フレーム同期保護回路6から供給される初期化
信号201によって強制的に同期させられる。
【0008】タイミング発生回路4はシステムカウンタ
回路3のカウンタ出力を用いてシステムに必要な各種タ
イミング信号と、システムカウンタ回路3のカウンタ出
力に同期した内部フレームパルス107とを発生する。
【0009】入力端子に入力される入力信号(MUSE
信号)100はフレームパルス検出回路1に入力され
る。フレームパルス検出回路1はMUSE信号の中から
フレームパルスの所定パターンを検出すると、検出フレ
ームパルス104を出力する。
【0010】フレーム同期保護回路6はフレームパルス
検出回路1からの検出フレームパルス104の位相とタ
イミング発生回路4からの内部フレームパルス107の
位相とを比較し、その比較結果に応じて初期化信号20
1を出力してシステムカウンタ回路3を強制的に同期さ
せる。
【0011】フレーム同期保護回路6は、図6に示すよ
うに、位相比較回路61と、アンド回路62と、同期保
護カウンタ回路63と、一致回路64と、ナンド回路6
5と、インバータ回路66とから構成されている。
【0012】位相比較回路61はフレームパルス検出回
路1からの検出フレームパルス104の位相と、タイミ
ング発生回路4からの内部フレームパルス107の位相
との一致不一致を検出する。位相比較回路61はそれら
の位相の一致を検出するとハイレベル“H”の一致信号
202を出力し、それらの位相の不一致を検出するとロ
ウレベル“L”の不一致信号203を出力する。
【0013】同期保護カウンタ回路63はフレームパル
ス検出回路1からの検出フレームパルス104の位相と
タイミング発生回路4からの内部フレームパルス107
の位相との連続不一致回数を計数するためのカウンタで
ある。同期保護カウンタ回路63は位相比較回路61か
らの一致信号202によってそのカウント値がリセット
され、アンド回路62が開いている時には位相比較回路
61からの不一致信号203によって歩進される。
【0014】一致回路64は同期保護カウンタ回路63
からのカウント出力が、入力端子に入力される同期保護
回数102と一致しているかどうかを検出する。一致回
路64は同期保護カウンタ回路63のカウント出力が同
期保護回数102と一致していればハイレベル“H”の
信号を出力し、同期保護カウンタ回路63のカウント出
力が同期保護回数102と一致していなければロウレベ
ル“L”の信号を出力する。
【0015】同期保護カウンタ回路63のカウント出力
と同期保護回数102との一致が一致回路64で検出さ
れた場合、一致回路64からの信号でナンド回路65が
開くので、ナンド回路65から検出フレームパルス10
4が初期化信号201として出力される。このとき、一
致回路64からの信号がインバータ回路66で反転され
てアンド回路62に入力されるので、アンド回路62が
閉じて同期保護カウンタ回路63のカウント値の歩進が
制限される。
【0016】一方、同期保護カウンタ回路63のカウン
ト出力と同期保護回数102との不一致が一致回路64
で検出された場合、一致回路64からの信号でナンド回
路65が閉じるので、ナンド回路65から検出フレーム
パルス104が初期化信号201として出力されるのが
制限される。このとき、一致回路64からの信号がイン
バータ回路66で反転されてアンド回路62に入力され
るので、アンド回路62が開き、位相比較回路61から
の不一致信号203で同期保護カウンタ回路63のカウ
ント値の歩進が可能となる。
【0017】ここで、同期保護カウンタ回路63のカウ
ント出力が同期保護回数102と一致している状態、つ
まり一致回路64の出力がハイレベル“H”で、同期保
護カウンタ回路63の歩進が制限され、ナンド回路65
が開いて初期化信号201が出力可能な状態を非同期状
態という。
【0018】また、同期保護カウンタ回路63のカウン
ト出力が同期保護回数102と一致していない状態、つ
まり一致回路64の出力がロウレベル“L”で、同期保
護カウンタ回路63が歩進可能であり、ナンド回路65
が閉じて初期化信号201の出力が制限されている状態
を同期状態という。
【0019】さらに、同期保護カウンタ回路63のカウ
ント値が0でなくかつ同期保護回数102に達していな
い状態、つまり同期状態で同期保護カウンタ回路63の
カウント値が0でない状態を同期保護状態という。
【0020】よって、非同期状態の時、すなわち同期保
護カウンタ回路63の歩進が制限され、ナンド回路65
が開いているときに検出フレームパルス104が入力さ
れると、ナンド回路65を通して初期化信号201が出
力され、システムカウンタ回路3が強制同期させられ
る。
【0021】この強制同期させられたシステムカウンタ
回路3のカウント値によってタイミング発生回路4から
各種タイミング信号106とともに、内部フレームパル
ス107が出力される。
【0022】内部フレームパルス107はフレーム周期
の信号で検出フレームパルス104が検出されるべき位
置を示しており、内部フレームパルス107の位置に次
の検出フレームパルス104が検出されたときには位相
比較回路61から一致信号202が出力されるので、同
期保護カウンタ回路63がリセットされて同期状態とな
る。内部フレームパルス107の位置に次の検出フレー
ムパルス104が検出されないときには同期保護カウン
タ回路63の状態は変わらず、非同期状態のままとな
る。
【0023】同期状態になると、同期保護カウンタ回路
63が歩進可能となり、ナンド回路65が閉じて初期化
信号201の出力が制限される。以後、内部フレームパ
ルス107が発生する位置に検出フレームパルス104
が検出された時には同期保護カウンタ回路63がリセッ
トされ、検出フレームパルス104が検出されなかった
時には同期保護カウンタ回路63が歩進される。
【0024】検出フレームパルス104と内部フレーム
パルス107との不一致が続き、同期保護カウンタ回路
63のカウント値が同期保護回数102に達すると、一
致回路64の出力がハイレベル“H”となって非同期状
態となる。
【0025】上記のように、フレーム同期保護回路6に
よってノイズ等の影響で検出フレームパルス104がた
またま所定の内部フレームパルス107の位置で検出さ
れないような場合でも、安定して同期状態を維持するこ
とができる。
【0026】しかしながら、同期状態の時に入力信号が
切り替わった場合には同期保護カウンタ回路63が同期
保護回数102に達して非同期状態となり、切替わった
信号の検出フレームパルス104がフレームパルス検出
回路1で検出され、これによってナンド回路65を通し
て初期化信号201が出力される。この初期化信号20
1によってシステムカウンタ回路3が強制同期された時
に、はじめて同期が切替わる。
【0027】一般に、同期保護回数は8回ぐらいに設定
されており、入力信号100が切替わった時には同期が
切替わるまでに最低8フレームの時間を要し、この間、
映像が乱れるという問題が生じている。
【0028】また、電源投入時は同期保護カウンタ回路
63のカウント値が不定となるため、同期保護カウンタ
回路63が歩進して同期保護回数に達して非同期状態に
なるまで、入力信号100にシステムカウンタ回路3を
同期させることができず、同期するまでに時間がかかる
という問題も生じている。
【0029】これらの場合、同期保護回数を減らせば、
上記の同期に要する時間を短くすることができるが、ノ
イズ等の影響に対して同期維持の安定性が低下すること
となる。
【0030】上記の問題点を解決する方法として、特開
平5−83590号公報には電源投入時やチャネル切替
え時等に外部からの信号によって同期保護カウンタ回路
を強制的に非同期状態とし、同期が切替わるまでの時間
を短縮する技術が開示されている。
【0031】しかしながら、この解決策はチャネル切替
え等のように、信号の切替えが即座に検知できる場合に
限られており、衛星放送での多元中継のように各地上送
信局からの局間で非同期な信号が衛星上で切替えられる
場合、いわゆる発局切替えのような場合には対応が難し
い。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の同期検
出回路では、電源投入時、またはチャネル切替えや発局
切替え等による入力信号の切替え時に、システムと入力
信号との同期が確立するまでに時間がかかるという問題
がある。
【0033】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ノイズ等の影響に対する同期維持の安定性を低下
させることなく、電源投入時やチャネル切替え及び発局
切替え等による入力信号の切替え時にシステムと入力信
号との同期が確立するまでの時間を短縮することができ
る同期検出回路を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明による同期検出回
路は、MUSE信号の中からフレームパルスの所定パタ
ーンを検出して検出フレームパルスを発生するフレーム
パルス検出手段と、システムの同期をとるためのシステ
ムカウンタからの巡回カウント出力を用いて内部フレー
ムパルスを発生する内部フレームパルス発生手段と、前
記検出フレームパルス及び前記内部フレームパルス各々
の位相の不一致回数が予め設定された一定回数以上連続
した時に前記検出フレームパルスを初期化信号として前
記システムカウンタに出力して前記システムを強制同期
させるフレーム同期保護手段とを含む同期検出回路であ
って、既に検出しているフレームタイミング以外のフレ
ームタイミングを検出して新フレームパルスを発生する
新フレームパルス発生手段と、前記フレーム同期保護手
段で前記不一致回数が計数されている時に入力された前
記新フレームパルスを初期化信号として前記システムカ
ウンタに出力して前記システムを強制同期させる手段と
を備えている。
【0035】本発明による他の同期検出回路は、MUS
E信号の中からフレームパルスの所定パターンを検出し
て検出フレームパルスを発生するフレームパルス検出手
段と、システムの同期をとるためのシステムカウンタか
らの巡回カウント出力を用いて内部フレームパルスを発
生する内部フレームパルス発生手段と、前記検出フレー
ムパルス及び前記内部フレームパルス各々の位相の不一
致回数を計数する計数手段と、前記計数手段の計数結果
が予め設定された一定回数以上連続した時に前記検出フ
レームパルスを初期化信号として出力する出力手段と、
既に検出しているフレームタイミング以外のフレームタ
イミングを検出して新フレームパルスを発生する新フレ
ームパルス発生手段と、前記計数手段で前記不一致回数
が計数されている時に入力された前記新フレームパルス
を初期化信号として前記システムカウンタに出力して前
記システムを強制同期させるフレーム同期保護手段とを
備えている。
【0036】本発明による別の同期検出回路は、上記の
構成のほかに、前記計数手段が前記不一致回数の計数中
に前記新フレームパルスが入力された時に前記計数手段
による前記不一致回数の計数をリセットする手段を具備
している。
【0037】
【作用】既に検出しているフレームタイミング以外のフ
レームタイミングがフレームタイミング検出回路で検出
されて新フレームパルスが発生した時に、フレーム同期
保護回路が同期保護状態であれば新フレームパルスを初
期化信号としてシステムカウンタ回路に出力してシステ
ムを強制同期させる。
【0038】これによって、同期保護回数を減らすこと
なく、つまりノイズ等の影響に対する同期維持の安定性
を低下させることなく、電源投入時やチャネル切替え及
び発局切替え等の入力信号の切替え時にシステムと入力
信号との同期が確立するまでの時間が短縮可能となる。
【0039】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0040】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例による同
期検出回路はフレームパルス検出回路1と、フレーム同
期保護回路2と、システムカウンタ回路3と、タイミン
グ発生回路4と、フレームタイミング検出回路5とから
構成されている。
【0041】図2は図1のフレームタイミング検出回路
5の構成を示すブロック図である。図において、フレー
ムタイミング検出回路5はインバータ回路51,63
と、アンド回路52,54,59,60と、位相比較回
路53と、フレームタイミング検出カウンタ回路55
と、一致回路56と、カウント値0検出回路57と、ラ
ッチ回路58と、フレームカウンタ回路61と、フレー
ムパルス発生回路62とから構成されている。
【0042】フレームカウンタ回路61はフレーム周期
を計数するカウンタで、初期化信号154によって強制
的に同期させられる。尚、フレームカウンタ回路61は
システムカウンタ回路3とは独立に計数を行うように構
成されており、フレーム周期を計数できればどのような
回路でもよい。
【0043】内部フレームパルス発生回路62はフレー
ムカウンタ回路61のカウント出力を用いて内部フレー
ムパルス155を発生する。位相比較回路53は検出フ
レームパルス151の位相と内部フレームパルス155
の位相とを比較し、それらが一致するとハイレベル
“H”の一致信号152を出力し、それらが一致しなけ
ればロウレベル“L”の不一致信号153を出力する。
【0044】ここで、検出フレームパルス151はイン
バータ回路51及びアンド回路52によって、フレーム
パルス検出回路1からの検出フレームパルス104の中
でタイミング発生回路4からの内部フレームパルス10
7の位置以外の位置で抽出された検出フレームパルスで
ある。
【0045】フレームタイミング検出カウンタ回路55
は位相比較回路53からの不一致信号153によってリ
セットされ、アンド回路54が開いている時に位相比較
回路53からの一致信号152によって歩進する。
【0046】一致回路56はフレームタイミング検出カ
ウンタ回路55のカウント出力が、入力端子から入力さ
れるフレームタイミング検出回数103と一致している
かどうかを検出する回路で、一致している時にハイレベ
ル“H”の信号を出力し、一致していない時にロウレベ
ル“L”の信号を出力する。
【0047】一致回路56でフレームタイミング検出カ
ウンタ回路55のカウント出力とフレームタイミング検
出回数103との一致が検出されると、アンド回路59
が開いてラッチ回路58にラッチされている検出フレー
ムパルス151が新フレームパルス108として出力可
能となる。
【0048】このとき、一致回路56の出力はインバー
タ回路63で反転されてアンド回路54に入力されるの
で、アンド回路54が閉じてフレームタイミング検出カ
ウンタ回路55の歩進を制限する。
【0049】また、一致回路56でフレームタイミング
検出カウンタ回路55のカウント出力とフレームタイミ
ング検出回数103との不一致が検出されると、アンド
回路59が閉じてラッチ回路58にラッチされている検
出フレームパルス151が新フレームパルス108とし
て出力されるのを制限する。
【0050】このとき、一致回路56の出力はインバー
タ回路63で反転されてアンド回路54に入力されるの
で、アンド回路54が開いてフレームタイミング検出カ
ウンタ回路55の歩進が可能となる。
【0051】カウント値0検出回路57はフレームタイ
ミング検出カウンタ回路55のカウント出力が0かどう
かを検出する回路で、カウント出力が0の時にハイレベ
ル“H”の信号を出力し、カウント出力が0以外の時に
ロウレベル“L”の信号を出力する。
【0052】フレームタイミング検出カウンタ回路55
のカウント出力が0であることをカウント値0検出回路
57が検出すると、アンド回路60が開いて検出フレー
ムパルス151が初期化信号154としてフレームカウ
ンタ回路61に出力される。フレームカウンタ回路61
は初期化信号154によって強制同期させられる。
【0053】すなわち、フレームタイミング検出回路5
はフレームパルス検出回路1の検出フレームパルス10
4から現在のフレームタイミングに一致しない検出フレ
ームパルス151を抽出し、この検出フレームパルス1
51と内部フレームパルス155とが連続して一致する
回数を計数する。フレームタイミング検出回路5はその
計数値が予め設定されているフレームタイミング検出回
数103に達した時に、検出フレームパルス155を新
フレームパルス108として出力する。
【0054】図3は図1のフレーム同期保護回路2の構
成を示すブロック図である。図において、フレーム同期
保護回路2は位相比較回路21と、アンド回路22,2
3,31と、同期保護カウンタ回路24と、一致回路2
5と、同期保護検出回路26と、ナンド回路27,28
と、インバータ回路29と、ラッチ回路(D)30とか
ら構成されている。
【0055】位相比較回路21はフレームパルス検出回
路1からの検出フレームパルス104の位相と、タイミ
ング発生回路4からの内部フレームパルス107の位相
との一致不一致を検出する。位相比較回路21はそれら
の位相の一致を検出するとハイレベル“H”の一致信号
121を出力し、それらの位相の不一致を検出するとロ
ウレベル“L”の不一致信号122を出力する。
【0056】同期保護カウンタ回路24はフレームパル
ス検出回路1からの検出フレームパルス104の位相と
タイミング発生回路4からの内部フレームパルス107
の位相との連続不一致回数を計数するためのカウンタで
ある。同期保護カウンタ回路24はアンド回路23が開
いている時には位相比較回路21からの一致信号121
によってそのカウント値がリセットされ、アンド回路2
2が開いている時には位相比較回路21からの不一致信
号122によって歩進される。
【0057】一致回路25は同期保護カウンタ回路24
からのカウント出力が、入力端子に入力される同期保護
回数102と一致しているかどうかを検出する。一致回
路25は同期保護カウンタ回路24のカウント出力が同
期保護回数102と一致していればハイレベル“H”の
信号を出力し、同期保護カウンタ回路24のカウント出
力が同期保護回数102と一致していなければロウレベ
ル“L”の信号を出力する。
【0058】同期保護カウンタ回路24のカウント出力
と同期保護回数102との一致が一致回路25で検出さ
れた場合、一致回路25からの信号でナンド回路28が
開くので、ナンド回路28から検出フレームパルス10
4が初期化信号124として出力される。このとき、一
致回路25からの信号がインバータ回路29で反転され
てアンド回路22に入力されるので、アンド回路22が
閉じて同期保護カウンタ回路24のカウント値の歩進が
制限される。
【0059】一方、同期保護カウンタ回路24のカウン
ト出力と同期保護回数102との不一致が一致回路25
で検出された場合、一致回路25からの信号でナンド回
路28が閉じるので、ナンド回路28から検出フレーム
パルス104が初期化信号124として出力されるのが
制限される。このとき、一致回路25からの信号がイン
バータ回路29で反転されてアンド回路22に入力され
るので、アンド回路22が開き、位相比較回路21から
の不一致信号122で同期保護カウンタ回路24のカウ
ント値の歩進が可能となる。
【0060】ここで、同期保護カウンタ回路24のカウ
ント出力が同期保護回数102と一致している状態、つ
まり一致回路25の出力がハイレベル“H”で、同期保
護カウンタ回路24の歩進が制限され、ナンド回路28
が開いて初期化信号124が出力可能な状態を非同期状
態という。
【0061】また、同期保護カウンタ回路24のカウン
ト出力が同期保護回数102と一致していない状態、つ
まり一致回路25の出力がロウレベル“L”で、同期保
護カウンタ回路24が歩進可能であり、ナンド回路28
が閉じて初期化信号124の出力が制限されている状態
を同期状態という。
【0062】さらに、同期保護カウンタ回路24のカウ
ント値が0でなくかつ同期保護回数102に達していな
い状態、つまり同期状態で同期保護カウンタ回路24の
カウント値が0でない状態を同期保護状態という。
【0063】同期保護検出回路26は上記の同期保護状
態を検出する回路で、同期保護状態を検出した時にハイ
レベル“H”の信号を出力することで、ナンド回路27
を開いてフレームタイミング検出回路5からの新フレー
ムパルス108を同期切替え信号123としてアンド回
路23,31に出力する。この新フレームパルス108
はアンド回路31から初期化信号105としてシステム
カウンタ3に出力される。
【0064】また、ナンド回路27から同期切替え信号
123としてハイレベル“H”が出力されるとアンド回
路23が開くので、位相比較回路21からの一致信号1
21によって同期保護カウンタ回路24のカウント値の
リセットが可能となる。
【0065】図4は本発明の一実施例による同期検出回
路の動作を示すタイミングチャートである。これら図1
〜図4を用いて本発明の一実施例による同期検出回路の
動作について説明する。
【0066】まず、非同期状態の時、すなわちフレーム
同期保護回路2において同期保護カウンタ回路24の歩
進が制限され、ナンド回路28が開いている時にフレー
ムパルス検出回路1から検出フレームパルス104が入
力されると、ナンド回路28から初期化信号124が出
力され、ラッチ回路30及びアンド回路31を通して初
期化信号105が出力されるので、この初期化信号10
5によってシステムカウンタ回路3が強制同期させられ
る。
【0067】この強制同期させられたシステムカウンタ
回路3のカウント値によってタイミング発生回路4から
各種タイミング信号106とともに、内部フレームパル
ス107が出力される。
【0068】内部フレームパルス107はフレーム周期
の信号で検出フレームパルス104が検出されるべき位
置を示しており、内部フレームパルス107の位置に次
の検出フレームパルス104が検出されたときには位相
比較回路21から一致信号121が出力されるので、同
期保護カウンタ回路24がリセットされて同期状態とな
る。内部フレームパルス107の位置に次の検出フレー
ムパルス104が検出されないときには同期保護カウン
タ回路24の状態は変わらず、非同期状態のままとな
る。
【0069】同期状態になると、同期保護カウンタ回路
24が歩進可能となり、ナンド回路28が閉じて初期化
信号124の出力が制限させる。以後、内部フレームパ
ルス107が発生する位置に検出フレームパルス104
が検出された時には同期保護カウンタ回路24がリセッ
トされ、検出フレームパルス104が検出されなかった
時には同期保護カウンタ回路24が歩進される。
【0070】検出フレームパルス104と内部フレーム
パルス107との不一致が続き、同期保護カウンタ回路
24のカウント値が同期保護回数102に達すると、一
致回路24の出力がハイレベル“H”となって非同期状
態となる。
【0071】これに対して、同期保護検出回路26が同
期保護状態を検出した時に、フレームタイミング検出回
路5で現在のフレームタイミング以外のフレームタイミ
ングが検出されて新フレームパルス108が出力される
と、新フレームパルス108がナンド回路27及びアン
ド回路31を通して初期化信号105として出力され
る。システムカウンタ回路3は初期化信号105によっ
て強制同期させられる。
【0072】すなわち、フレーム同期保護回路2は従来
のフレーム同期保護回路に、フレームタイミング検出回
路5で現在のフレームタイミング以外のフレームタイミ
ングが検出されて新フレームパルス108が出力された
時に、同期保護状態であれば、同期切替え信号123に
よってアンド回路31を通して同期保護カウンタ回路2
4をリセットするとともに、新フレームパルス108を
初期化信号105としてシステムカウンタ回路3に出力
して強制同期させ、システムの同期を切替える機能を追
加した回路である。
【0073】したがって、フレーム同期保護回路2は新
フレームパルス108が出力されない場合、つまり通常
は従来の同期検出回路と同様の動作を行うが、電源投入
時やチャネル切替え及び発局切替え等の入力信号100
の切替え時には現在のフレームタイミング以外のフレー
ムタイミングが検出され、かつ同期保護状態であれば、
システムカウンタ回路3を強制同期させてシステムの同
期を切替える動作を行う。
【0074】よって、電源投入時やチャネル切替え及び
発局切替え等の入力信号100の切替え時に、同期保護
カウンタ24が歩進して非同期状態になるのを待つこと
なく、新しいフレームタイミングが検出された時点で同
期を切替えることができるため、同期確立までの時間を
短縮することができる。
【0075】ところで、上記の実施例においてはフレー
ムタイミング検出回路5でのフレームタイミングの検出
方法として検出フレームパルス151と内部フレームパ
ルス155とが連続してフレームタイミング検出回数1
03だけ一致した時に新フレームパルス108を発生す
る方法を示している。しかしながら、フレームタイミン
グ検出回路5は既に同期しているフレームタイミング以
外のフレームタイミングを検出する手段を提供するもの
であり、この検出方法に特定されるものではない。
【0076】このように、既に検出しているフレームタ
イミング以外のフレームタイミングがフレームタイミン
グ検出回路5で検出されて新フレームパルス108が発
生した時に、フレーム同期保護回路2が同期保護状態で
あれば新フレームパルス108を初期化信号105とし
てシステムカウンタ回路3に出力してシステムを強制同
期させることによって、同期保護回数102を減らすこ
となく、つまりノイズ等の影響に対する同期維持の安定
性を低下させることなく、電源投入時やチャネル切替え
及び発局切替え等の入力信号100の切替え時に同期確
立までの時間を短縮することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、M
USE信号の中からフレームパルスの所定パターンを検
出した検出フレームパルス、及びシステムの同期をとる
ためのシステムカウンタからの巡回カウント出力を用い
て発生した内部フレームパルス各々の位相の不一致回数
が予め設定された一定回数以上連続した時に検出フレー
ムパルスを初期化信号としてシステムカウンタに出力し
てシステムを強制同期させる同期検出回路において、既
に検出しているフレームタイミング以外のフレームタイ
ミングを検出して新フレームパルスを発生し、検出フレ
ームパルス及び内部フレームパルス各々の位相の不一致
回数を計数している時に入力された新フレームパルスを
初期化信号としてシステムカウンタに出力してシステム
を強制同期させることによって、ノイズ等の影響に対す
る同期維持の安定性を低下させることなく、電源投入時
やチャネル切替え及び発局切替え等による入力信号の切
替え時にシステムと入力信号との同期が確立するまでの
時間を短縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のフレームタイミング検出回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1のフレーム同期保護回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の一実施例による同期検出回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のフレーム同期保護回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】MUSE信号の伝送フォーマットを示す図であ
る。
【図8】MUSE信号に挿入されているフレームパルス
信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
1 フレームパルス検出回路 2 フレーム同期保護回路 3 システムカウンタ回路 4 タイミング発生回路 5 フレームタイミング検出回路 21,53 位相比較回路 22,23,31,52,54,59,60 アンド回
路 24 同期保護カウンタ回路 25,56 一致回路 26 同期保護検出回路 27,28 ナンド回路 29,51,63 インバータ回路 30,58 ラッチ回路 55 フレームタイミング検出カウンタ回路 57 カウント値0検出回路 61 フレームカウンタ回路 62 内部フレームパルス発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE信号の中からフレームパルスの
    所定パターンを検出して検出フレームパルスを発生する
    フレームパルス検出手段と、システムの同期をとるため
    のシステムカウンタからの巡回カウント出力を用いて内
    部フレームパルスを発生する内部フレームパルス発生手
    段と、前記検出フレームパルス及び前記内部フレームパ
    ルス各々の位相の不一致回数が予め設定された一定回数
    以上連続した時に前記検出フレームパルスを初期化信号
    として前記システムカウンタに出力して前記システムを
    強制同期させるフレーム同期保護手段とを含む同期検出
    回路であって、既に検出しているフレームタイミング以
    外のフレームタイミングを検出して新フレームパルスを
    発生する新フレームパルス発生手段と、前記フレーム同
    期保護手段で前記不一致回数が計数されている時に入力
    された前記新フレームパルスを初期化信号として前記シ
    ステムカウンタに出力して前記システムを強制同期させ
    る手段とを有することを特徴とする同期検出回路。
  2. 【請求項2】 MUSE信号の中からフレームパルスの
    所定パターンを検出して検出フレームパルスを発生する
    フレームパルス検出手段と、システムの同期をとるため
    のシステムカウンタからの巡回カウント出力を用いて内
    部フレームパルスを発生する内部フレームパルス発生手
    段と、前記検出フレームパルス及び前記内部フレームパ
    ルス各々の位相の不一致回数を計数する計数手段と、前
    記計数手段の計数結果が予め設定された一定回数以上連
    続した時に前記検出フレームパルスを初期化信号として
    出力する出力手段と、既に検出しているフレームタイミ
    ング以外のフレームタイミングを検出して新フレームパ
    ルスを発生する新フレームパルス発生手段と、前記計数
    手段で前記不一致回数が計数されている時に入力された
    前記新フレームパルスを初期化信号として前記システム
    カウンタに出力して前記システムを強制同期させるフレ
    ーム同期保護手段とを有することを特徴とする同期検出
    回路。
  3. 【請求項3】 前記新フレームパルス発生手段は、前記
    検出フレームパルスと前記内部フレームパルスの反転出
    力とを基に前記既に検出しているフレームタイミング以
    外のフレームタイミングを検出するよう構成されたこと
    を特徴とする請求項2記載の同期検出回路。
  4. 【請求項4】 前記計数手段が前記不一致回数の計数中
    に前記新フレームパルスが入力された時に前記計数手段
    による前記不一致回数の計数をリセットする手段を含む
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の同期検
    出回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998036558A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de detection de signal de synchronisation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998036558A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de detection de signal de synchronisation
US6069667A (en) * 1997-02-12 2000-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Synchronizing signal detecting device

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