JP2701789B2 - 全2重伝送回路 - Google Patents

全2重伝送回路

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JP2701789B2
JP2701789B2 JP12740195A JP12740195A JP2701789B2 JP 2701789 B2 JP2701789 B2 JP 2701789B2 JP 12740195 A JP12740195 A JP 12740195A JP 12740195 A JP12740195 A JP 12740195A JP 2701789 B2 JP2701789 B2 JP 2701789B2
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/08Speed or phase control by synchronisation signals the synchronisation signals recurring cyclically

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話線路上の符号化さ
れた信号の160Kビット/秒の伝送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の伝送回路は、いわゆるNUME
RIS伝送モード(統合サービスを伴うデジタル伝送)
に従って、従来の2線式電話線路上で音声、画像又はデ
ータを伝送するように設計されている。この回路は、電
話線路の両端において、線路変換器の上流の電話交換機
の線路終端カードと統合される。NUMERIS伝送モ
ードは、周波数80KHzのいわゆる2B1Q標準に従
って伝送される情報の線路符号化に基づいている。この
伝送標準は、160Kビット/秒の容量を有しており、
音声又はデータを差別なく流すことができるBチャネル
と称される2つの64Kビット/秒のチャネルと、デー
タを流すことの多いDチャネルと称する1つの16Kビ
ット/秒のチャネルとを含んでいる。残りの16Kビッ
ト/秒は、システムの動作に必要なワードを伝送するの
に使用される。
【0003】2B1Q標準に従った情報の符号化は、2
つの連続する2値符号を4値符号の4つのレベルの1つ
に変換し、これにより周波数80KHzで160Kビッ
ト/秒の流れを可能としている。図1は、2B1Q標準
に従ってなされた2値符号の例示的な符号化のタイミン
グ図である。
【0004】4値符号の4つのレベル(3、1、−1、
−3)の1つは、次の表による連続するビット対の各々
に対応する。
【表1】
【0005】4値符号のピークトゥーピーク振幅は、N
UMERIS伝送で5ボルトである。使用周波数が80
KHzであるため、各4値符号は12.5μ秒の幅を有
している。
【0006】4値符号は、図2のタイミング図に示すよ
うに、18ビット又は9つの4値符号の同期ワード(S
W)、2つのBチャネルとDチャネルとに対応する情報
用の216ビット又は108の4値符号、及びデータの
復号に必要な指示を含む6ビット又は3つの4値符号
(OB)を連続して含むフレームで伝送される。スーパ
ーフレームワード(SFW)として参照される同期ワー
ドが、8同期ワード(SW)毎に挿入される。図2は理
解を容易にするため実尺で示していないが、データワー
ド2B+Dの長さは実際には同期ワードの長さよりはる
かに長い。
【0007】図3は、2B1Q標準による従来の伝送回
路のブロック図である。この種の回路は、本出願人によ
ってST5410なる型番で市販されている。
【0008】この回路は、送信ユニット(Tx)1及び
受信ユニット(Rx)2を含んでいる。ユニット1及び
2は、それらの出力及び入力によって、これらユニット
と2線式電話線路4との間のU−インタフェースとして
動作する線路変換器3にそれぞれ接続されている。この
回路は、さらに、電話交換機で得られる8KHzの参照
周波数に同期しているフェーズロックドループ(PL
L)5と、データ受信ユニット6と、データ送信ユニッ
ト7とを含んでいる。
【0009】データ送信ユニット7は、4値符号メッセ
ージ(Me)を80KHzの周波数を有するアナログ信
号に変換する。このアナログ信号の振幅は、送信のため
に、メッセージ「Me」の線路符号化によって変調され
る。
【0010】受信ユニット6は、80KHzの周波数で
サンプリングするアナログ−デジタル(A/D)変換器
8と、受信したデータの検出を行うための回路9とを含
んでいる。回路9は、線路上の全2重伝送に基づくエコ
ーを抑圧するため及び情報を2値の形(「Me」)で再
格納するための自己適応型信号プロセッサを含んでい
る。受信ユニット6は、さらに、線路遅延カウンタ10
と、演算及び論理ユニット(ALU)11と、後にその
動作を説明する復号器12とを含んでいる。
【0011】情報が全2重モードで伝送されるため、受
信ユニット6は、約5ボルトの振幅で送信される信号
を、線路によってかなり減衰せしめられており(約40
dB)約30mV程度の振幅を有するのみである受信信
号から解離できるものでなければならない。この解離は
送信信号及び受信信号間の位相差を計算することによっ
てなされる。この位相差は線路の構成に依存し、その初
期値は遷移トレーニング段階中にユニット6によって測
定される。
【0012】このタイプの伝送によって生じる第1の問
題点は、サンプリング信号の位相を、初期トレーニング
状態中に測定された初期位相シフトに対する定常状態時
の受信信号のジッタの関数として、サーボ制御する必要
があることである。このジッタは、例えば線路の温度変
化に基づくものである。
【0013】第2の問題点は、受信信号が小振幅である
ことによってエコーについて情報が誤ることを防止する
ために、信号をそのピーク値の近傍でサンプリングする
必要があることである。
【0014】これらの制約は、クロックが、受信信号の
ピーク値の近傍であるサンプリング信号のエッジに位置
するように、80KHzのサンプリング信号に対して高
い周波数であることを要求する。さらに、回路の全ての
クロックが、電話交換機で得られる8KHzの参照周波
数に同期することが要求される。
【0015】このために、図3に表わした回路は、第1
の入力が8KHzの参照クロック信号を受け取るように
構成された比較及びループフィルタユニット13をその
PLL5内に含んでいる。このユニット13は、8KH
zの矩形波クロック信号(CLK0)と、PLLによっ
て合成され直されて比較ユニット13の第2の入力に供
給される8KHzのクロック信号及び参照周波数間の比
較結果を表わす2つの信号とを周波数同期回路14に供
給する。第1の信号(AV/RET)は、参照周波数に
対する8KHzのクロック信号の進み又は遅れを表わ
す。第2の信号(GEL)は、ループのロックを、即ち
比較ユニット13の2つの入力間で位相シフトがあるか
どうかを表わしている。
【0016】周波数同期回路14は、3つの信号AV/
RET、GEL及びCLK0に加えて、2つのキャパシ
タC1及びC2と15.36MHzの水晶振動子Xとに
よって構成される水晶セルから供給されるクロック信号
を受け取る。この回路14は、8KHzの周波数(CL
K0)に同期した15.36MHzの信号CLK1を供
給する。
【0017】回路14の構成の細部は、図4に概略的に
示されている。この回路14は、19段のリング発振器
16を含んでいる。発振器16は、19個のインバータ
I(i)を含んでいる。インバータI(i)の出力は次
のインバータI(i+1)の入力に接続されており、最
後のインバータI(19)の出力は最初のインバータI
(1)の入力に接続されている。リング発振器の周波数
及び位相は、後述するフェーズロックドループ(PL
L)によって、水晶振動子Xからのクロックにロックさ
れている。
【0018】このPLLは、水晶セルによって生成され
た15.36MHzのクロック信号を受け取る第1の入
力を有する比較器17を含んでいる。水晶振動子Xの2
つの端子は、抵抗R1及びその出力が15.36MHz
のクロック信号を供給するインバータIに並列に接続さ
れている。比較器17の第2の入力は、発振器16の最
後のインバータI(19)によって発生せしめられた信
号を受け取る。比較器17の2つの出力のうちの、入力
間の位相シフトの方向に依存する、どちらか一方は、そ
の持続時間が位相差の振幅に依存する信号を供給する。
これら2つの出力は、MOSトランジスタT1及びT2
のゲートにそれぞれ接続されている。MOSトランジス
タT1はPチャネルトランジスタであり、MOSトラン
ジスタT2はNチャネルトランジスタである。トランジ
スタT1のソースは、高い方の供給電源Vddに接続さ
れている。トランジスタT2のソースは、低い方の供給
電源(アース)に接続されている。トランジスタT1及
びT2の共通のドレインは、抵抗R2及びR3とキャパ
シタC3とによって構成されるループフィルタ回路18
を介して第2の端子が接地されているキャパシタC4の
第1の端子に接続されている。これによりキャパシタC
4は、比較器17の入力における位相シフトの方向に依
存して負荷状態又は無負荷状態となる。キャパシタC4
の両端間の電圧は、電流−電圧変換器19によって電流
に変換される。変換器19は、例えば演算増幅器AI、
供給電源Vddとアースとの間に直列接続された抵抗R
4及びPチャネルMOSトランジスタT3を含んでお
り、この回路は図4に示すように接続されている。MO
SトランジスタT3を流れる電流は、PチャネルMOS
トランジスタT4によって再生され、リング発振器16
の複数のインバータI(i)をバイアスするために用い
られる。この回路は、リング発振器16の周波数及び位
相が水晶発振器のそれらと同一となったときに安定化さ
れる。
【0019】好ましい例では、製造上の特定の技術にお
いて、各インバータI(i)により15.36MHzの
周波数に対応して3.4n秒平均の遅延が生じ、その結
果として65n秒の遅れとなるので19段のリング発振
器が用いられる。
【0020】15.36MHzの周波数の8KHzのク
ロック信号CLK0に対する同期は、「1」循環式のシ
フトレジスタ20によってなされる。インバータI
(i)の出力を選択して信号CLK1を抽出するために
このレジスタ20が用いられる。シフトレジスタ20
は、8KHzのクロック信号CLK0によって制御され
る。レジスタ20は、その19個のフリップフロップB
(j)の1つ内の「1」によって初期化される。他のフ
リップフロップは「0」に初期化されている。シフトの
制御は、比較器13の信号AV/RET及びGELによ
ってなされる。各フリップフロップB(j)の状態は、
インバータI(i)の出力を選択して信号CLK1を抽
出するマルチプレクサ21のスイッチK(i)を制御す
るべく転送される。
【0021】実際には、2つの隣り合うフリップフロッ
プB(j)及びB(j+1)の状態が、2つの隣り合っ
ていないスイッチK(i)及びK(i+2)を制御すべ
く転送される。これにより、循環の「1」がフリップフ
ロップB(j)から隣り合うフリップフロップB(j+
1)又はB(j−1)それぞれシフトされる毎に、信号
CLK1が6.8n秒(リング発振器16の2つのイン
バータの伝搬時間に対応する)だけそれぞれ遅延させら
れるか又は進められる。
【0022】図3に戻って説明すると、同期回路14に
よって発生せしめられた信号CLK1は、192分する
デバイダとして動作するように設計された8ビットカウ
ンタ15の入力に供給される。その結果、カウンタ15
は、8KHzの周波数に同期した80KHzのクロック
信号(CLK2)を供給する。信号CLK2は、データ
送信ユニット7の送信クロックを構成すると共にデータ
受信ユニット6の線路遅延カウンタ10のクロックを構
成する。
【0023】カウンタ10は、送信情報及び受信情報間
の位相シフトの表示を8ビット上に含んでいる。カウン
タ10は、トレーニングステップ中に、主に線路の長さ
に起因するこの位相エラーの初期値に初期化される。次
いで定常状態時において、この初期位相シフトに対して
位相エラーが生じた時に、カウンタ10はその内容を訂
正する。この目的で、カウンタ10のアップ/ダウン入
力が、検出回路9から供給される位相エラー信号「e」
によって制御される。実際には、信号「e」は、回路9
の信号プロセッサが定常状態において受信信号位相の、
カウンタ10内の前の位相シフト値に対する、変動を検
出した際の、アップ/ダウンカウントのイネーブルを表
わしている。アップ/ダウンカウントの周波数は、80
KHz周波数の1:8に即ち10KHzに対応してい
る。カウンタ10の内容は、0.1m秒毎に変化せしめ
られるであろう。実際には、線路遅延カウンタ10は1
6ビットカウンタであり、その8ビットのみが回路を動
作させるのに使用される。
【0024】カウンタ10の値は、ALU11によって
カウンタ15から供給される8ビットに加えられる。こ
の値がカウンタ15の192個の65n秒ステップ中
(80KHzの周波数に対応)に変化しないため、AL
U11は、カウンタ15の各状態の間、即ち65n秒毎
にカウンタ10内に含まれる位相シフト値を含んでい
る。
【0025】ALU11の9ビットの結果は、15.3
6MHzのクロック信号CLK1によって制御される復
号器12に供給される。復号器12は、A/D変換器8
に80KHzのサンプリング信号(CLK3)を供給す
る。このサンプリングパルスの幅は、復号器12を制御
する15.36MHzの周波数によって決定され、従っ
てその幅は65n秒となる。サンプリング信号CLK3
は、カウンタ10に含まれかつALU11によってカウ
ンタ15の各状態時に供給される値により、信号CLK
2に対してさらにシフトされる。
【0026】カウンタ10の状態が1つだけ変化する
と、ALU11の各状態が1つだけ変化する。従って、
復号器12は、サンプリング信号位相CLK3に、65
n秒(15.36MHzの周波数に対応)の振幅を有す
る位相スキップを与える。位相スキップの方向は、カウ
ンタ10をアップカウント又はダウンカウントにセット
する信号「e」の極性によって決定される。
【0027】エコーキャンセルプロセッサが適切に動作
するようにA/D変換器8が信号を正しくサンプリング
可能とするため、復号器12は、ALU11から供給さ
れる信号の56及び248の状態検出にサンプリング信
号をロックする。これは、80KHzの周波数で即ち1
2.5μ秒の幅で送信された符号について、符号の始ま
りの後、56×65n秒=3.64μ秒でサンプリング
が実行されることを意味している。この値は、エコーキ
ャンセルプロセッサが適切に動作できるように、このよ
うにして定められる。
【0028】図5は、理解を容易にするため実尺で示し
ていないが、送信符号「Se」の位置に対する受信符号
「Sr」の位置のタイミング図である。2つの信号間の
位相シフト値はφである。サンプリング信号のパルス
は、64n秒(15.36MHzの周波数に対応)の幅
を有している。これらパルスのピーク値は送信符号の始
まりからφ+3.64μ秒の位置である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このような回路の欠点
は、信号プロセッサによる最適な検出を可能とするため
に、サンプリング周波数の位相スキップの幅があまりに
も重要となってしまうことにある。実際、位相エラーが
生じた際に、位相スキップの幅が大きくなるほどA/D
変換器8が現在受信した符号を誤った値でサンプリング
しその結果誤ったメッセージを再格納してしまう危険が
高くなる。
【0030】従来技術の他の欠点は、2B1Q標準によ
って受信したいかなる任意の4値符号についてもサンプ
リング信号の位相スキップが生じてしまうことである。
これら位相スキップは、信号プロセッサによるデータの
誤った解釈がを引き起こし、その結果通信の誤った解釈
を発生させるかもしれない。エコー抑圧信号プロセッサ
が最適に動作するために数ボー必要であるため、エラー
は数個の符号に影響を与えるかもしれない。実際、信号
プロセッサが、位相スキップによってデータチャネルの
1つの4値符号に発散するので、この符号上のサンプリ
ング位置における位相シフトに起因するこの符号につい
ての誤った解釈のみならず、プロセッサが正しく再収束
するまでこれに続く符号の誤った解釈を招くかもしれな
い。
【0031】本発明の目的は、伝送回路についてできる
だけ少ない変更を加えることにより位相スキップの幅を
小さくすることによって、上述した欠点を解消すること
にある。
【0032】本発明の他の目的は、2B1Q標準で受信
した信号の同期ワード上に位相スキップを位置させるこ
とによって、従来技術による回路を構成する部品の他に
部品を用いることなく、従来技術回路の上述した欠点を
解消することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】これら目的を達成するた
め、本発明によれば、線路及びフレームに従って符号化
されると共にデータワードと交番する同期ワードを有す
る信号の全2重伝送回路は、そのタイプの参照周波数に
同期した送信クロック信号を供給するようになされてお
り、周波数同期器及び周波数カウンタ/デバイダを含む
PLLを含んでいる。ループ同期器によって、その位相
が送信信号及び受信信号間の位相シフトにロックされて
いるアナログ−デジタル変換器用のサンプリング信号
が、受信側において、復号器に供給されるクロック信号
を使用して供給される。さらに、サンプリング信号の起
こり得る位相スキップの持続時間が減少するように、周
波数逓倍機能を周波数同期器に与える回路が含まれてい
る。
【0034】本発明の実施態様によれば、相互にシフト
された位相を有しておりかつ周波数同期及び逓倍回路の
リング発振器から発生したの2つの出力のエクスクルー
シブオア結合を行うようになされた論理ゲートを含んで
いる。
【0035】本発明の実施態様によれば、リング発振器
の2つの出力間の位相シフトの選択が、「1」循環式の
シフトレジスタによって制御されるマルチプレクサによ
ってなされる。
【0036】本発明の実施態様によれば、リング発振器
が、水晶振動子によって供給された信号を基に位相をル
ープ制御することにより発生せしめられた電流によって
バイアスされたn個のインバータを含んでいる。また、
マルチプレクサが、リング発振器から出力をそれぞれ抽
出するn個のスイッチの2つのシリーズを含んでおり、
リング発振器の第1の出力信号をインバータから抽出す
る第1のシリーズのスイッチの制御が、第1の出力信号
に対してm個のインバータ内の信号の伝搬時間に対応す
る遅れを有する、発振器の第2の出力信号をインバータ
から抽出する第2のシリーズのスイッチの制御に対応し
ている。シフトレジスタが、n個のフリップフロップを
含んでおり、隣り合う2つのフリップフロップの状態
が、各シリーズ内の隣り合わないスイッチの制御信号を
それぞれ構成しており、これにより論理ゲートによって
供給されるクロック信号が水晶振動子の周波数の2倍に
等しい周波数を有することとなる。
【0037】本発明の実施態様によれば、シフトレジス
タが参照クロック信号によって制御され、状態「1」の
フリップフロップから次のフリップフロップ又は前のフ
リップフロップへのシフトが、復号器のクロック信号が
参照クロック信号に同期するように、PLLの比較器に
よって発生せしめられる信号によって制御される。
【0038】本発明の実施態様によれば、復号器が、P
LLの周波数カウンタ/デバイダの値と線路遅延カウン
タの値とを加算する演算及び論理ユニットの計算結果を
用いてサンプリング信号をアナログ−デジタル変換器に
供給する。線路遅延カウンタが送信信号及び受信信号間
の位相シフトの値を含んでおり、このカウンタのアップ
/ダウンカウント周波数がフレームの同期ワードの周波
数に対応している。
【0039】本発明の実施態様によれば、線路遅延カウ
ンタが、そのクロック入力において、その持続時間が受
信符号の持続時間に対応しかつその発生周波数がフレー
ム上の同期ワードの周波数に対応するパルスを各同期ワ
ードの位置に有する信号を受け取り、さらにそのアップ
/ダウンカウント入力において、位相エラーの有り無し
を示す信号を受け取る。これら2つの信号は、受信デー
タを検出する回路によって供給される。
【0040】本発明の実施態様によれば、線路遅延カウ
ンタの信号のパルスが、各同期ワードの最初の符号が発
生した際に供給される。
【0041】本発明の実施態様によれば、伝送回路は、
2B1Q標準に従った4値符号に符号化された線路信号
の160Kビット/秒伝送に適用される。
【0042】本発明の実施態様によれば、リング発振器
が19個のインバータを含んでおり、マルチプレクサ及
びシフトレジスタが19個のスイッチの2つのシリーズ
及び19個のフリップフロップをそれぞれ含んでおり、
2つの信号間の位相シフトが4つのインバータの伝搬時
間に対応しており、送信及びサンプリング周波数が80
KHzであり、復号器のクロック信号の周波数が30.
72MHzであり、検出回路によって供給されるクロッ
ク信号の周波数が約666.6MHzであり、サンプリ
ングパルスの持続時間及び位相スキップの持続時間が3
2.5n秒である。
【0043】本発明によれば、周波数同期回路に周波数
逓倍機能を与えることにより、復号器に30.72MH
zの周波数を供給することができ、その結果サンプリン
グ周波数の位相スキップの持続時間を半減することがで
きる。
【0044】さらに、この結果は、回路の非常に僅かな
修正で、実際にはマルチプレクサのみを変更するのみで
達成される。
【0045】このような構造は、さらに、サンプリング
パルスの持続時間をも半減し、これは伝送回路の検出の
信頼性をより増大させる。
【0046】本発明によれば、同期ワードの発生に検出
回路によってロックせしめられたクロックが線路遅延カ
ウンタに供給されているので、位相スキップが定常状態
時に2B1Q標準の同期ワードに位置することとなる。
これにより、それらのデータを含む3つの情報ワード2
B+Dの間、いかなる位相スキップの発生が阻止され
る。これは、伝送エラーを実質的に制限する。
【0047】同期ワード上に位相スキップが位置するの
は、このフィールドの感度が低いためである。確かに、
6つの連続するエラー同期ワードは回路が非同期となる
前に検出されねばならない。そして実際には、定常位相
における位相スキップは10フレーム毎、即ち10同期
ワード毎のみに発生可能である。
【0048】従って、データの誤った解釈の危険を抑圧
しつつ、非同期の発生を避けるために極めて充分な安全
マージンが得られる。
【0049】線路遅延カウンタのクロックを同期ワード
の最初の4値符号にロックさせることは、この信頼性を
最適化する。実際、信号プロセッサが最適に再収束する
ためには数ボー必要であるため、このプロセッサがデー
タワードの始まりでその収束を終わらせてしまうという
危険はなくなる。プロセッサは、収束のために同期ワー
ドの次の8つの符号を使用することができしかも9つの
符号を含んでいるため、実際には充分となる。
【0050】このように本発明によれば、部品の点数を
実質的に増大させることなく回路の動作が最適化され、
従って製造コストの低減化を図ることができる。
【0051】
【実施例】本発明の上述した及び他の目的、構成、態様
及び効果は、添付図面を参照した本発明の以下の詳細な
説明によって明らかとなるであろう。
【0052】本発明の第1の実施例によれば、図4のマ
ルチプレクサ21はマルチプレクサ21′に置き換えら
れている。図6に示すように、マルチプレクサ21′
は、ここでは、共にリング発振器16から抽出された1
5.36MHzの周波数信号を供給する2つの出力S1
及びS2を有している。なお、図3、図4、この図6及
び図8において、同じ要素には同じ参照符号が記されて
いる。2つの出力S1及びS2は、4つのインバータの
伝搬時間に対応する13.6n秒だけ相互にシフトされ
る。実際、レジスタ20のフリップフロップB(j)の
状態は、第1のシリーズのスイッチK(i)を制御する
ため及び前に述べたようにインバータI(i)から抽出
された出力信号S1を供給するために使用され、さら
に、第2のシリーズの他のスイッチK′(i+4)を制
御するために使用される。このスイッチK′(i+4)
は、この実施例においてインバータI(i+4)の出力
から抽出される第2の信号S2を供給する。2つの信号
S1及びS2は、信号CLK1を供給するエクスクルー
シブオア(EXOR)ゲート22に入力される。簡単化
するために、リング発振器16、マルチプレクサ21′
及びシフトレジスタ20のみが図6に示されている。リ
ング発振器16をバイアスするためのフェーズロックド
ループは、図4に示した例と同じである。
【0053】図7は、インバータI(i)の出力、マル
チプレクサ21′の出力信号S1及びS2、並びに信号
CLK1のタイミング図を含んでいる。シフトレジスタ
20の循環の「1」が最初にフリップフロップB(1)
に存在すると仮定する。次いで、比較器13によって発
生せしめられた信号AV/RETの正のパルスの影響に
より、循環の「1」がフリップフロップB(2)に存在
すると仮定する。レジスタ20のシフト周波数が8KH
zの信号との同期を維持するべくクロックCLK0によ
って決まるため、必要であれば信号CLK1の位相差は
12.5μ秒毎に定まる。
【0054】図7に示すように、信号CLK1は、最初
にはスイッチK(1)及びK′(5)によってそれぞれ
制御される、インバータI(1)及びI(5)の出力信
号のEXOR結合出力に対応する。同期及び逓倍回路1
4′は、信号AV/RETのパルスが発生するまで及び
信号GELがリセットされるまで、この状態に留まる。
信号AV/RETのパルスが正であるため、循環の
「1」はフリップフロップB(1)からフリップフロッ
プB(2)に移動し、これによってスイッチK(1)及
びK′(5)がオフとなりスイッチK(3)及びK′
(7)がオンとなる。その結果、信号CLK1は、イン
バータI(3)及びI(7)の出力信号のEXOR結合
出力に対応することとなる。次いで、信号CLK1が
6.8n秒だけ遅延され、これにより、カウンタ15′
によって再統合された8KHzの周波数が電話交換機の
8KHzの参照周波数に再びロックされるように遅延せ
しめられることとなる。
【0055】本発明によれば、ALU11′カウンタ1
5′から受け取った信号及び線路遅延カウンタ10′か
ら受け取った信号を9ビット上で加算する。カウンタ1
5′は、9ビットカウンタとなるようにかつ80KHz
の信号CLK2を供給する384分のデバイダとして動
作するように、付加的な段を有している。9ビットでカ
ウントを行うように、付加的な1つのビットが線路遅延
カウンタ10′に加えられる。従って、ALUはカウン
タ10′内に含まれている値をカウンタ15′の各状態
に加える。信号CLK1は、前述したように、クロック
信号として復号器12に供給される。ただし、この場
合、30.72MHzの周波数を有している。これによ
り、復号器12は、112及び496の状態を検出し、
これにより位相スキップの場合にそのスキップが32.
5n秒の持続時間を有することとなる。A/D変換器8
のサンプリングパルスは、32.5n秒の幅を有してい
る。
【0056】カウンタ15に段を追加することなく、同
期及び逓倍回路14′の信号S1をクロック信号として
供給することも可能である。これによりこのカウンタ
は、前述したように、192分のカウンタ/デバイダと
して動作する。その結果、信号CLK1によって決まる
32.5n秒の持続時間を有するサンプリング位相スキ
ップが維持されるが、サンプリングパルスは65n秒の
幅を維持する必要がある。
【0057】各インバータI(i)の伝搬時間に起因し
て、信号CLK1は、矩形波信号ではないが、4つのイ
ンバータI(i)の伝搬時間に対応する13.6n秒の
幅のパルスを有している。15.36MHzの周波数に
対する差によって決まるその静止時間は、従って18.
9n秒である。伝送回路の動作にはクロック信号CLK
1の立ち上がりエッジのみが使用されるのでこれは欠点
とはならない。
【0058】本発明の第2の実施例においては、図8に
示すように、線路遅延カウンタ10′のクロック入力が
検出回路9からの信号CLK4を受け取る。信号CLK
4は、同期ワードの最初の4値符号の検出にロックされ
る。換言すれば、検出回路9は、単純又はスーパーフレ
ーム同期ワードの最初の4値符号毎にパルスを供給す
る。このパルスの幅は、80KHzの周波数によって固
定されており、従って12.5μ秒である。受信信号を
復号するべくその機能が正確であるので、この信号CL
K4の出力は検出回路9を損なうものではない。復号さ
れたフレームはこの回路内に供給される。
【0059】同期ワードの最初の符号がフレーム上で1
20個の符号毎に発生するため、同期ワードのこの最初
の符号の発生周期は1.5m秒となる。これは、カウン
タ10′にクロック周波数として供給され、従ってカウ
ント周波数は約666.6Hzとなる。
【0060】位相エラー信号「e」は、位相エラーの無
し又は有り(進み若しくは遅れ)に応じてゼロ、正又は
負の値を有する。従って、位相エラー信号は、カウンタ
10′を禁止位置、又はアップ/ダウンカウント位置に
それぞれセットする。カウンタ10′の値は、各クロッ
クパルスCLK4毎に信号「e」の値に応じて変化しな
いか、増加させられるか又は減少させられる。
【0061】図9は、簡略化のために実尺で示されてい
ないが、信号CLK4及びCLK2の波形と、位相エラ
ーがない場合、位相の進みがある場合、及び位相の遅れ
がある場合それぞれの信号「e」及びCLK3の波形と
を示すタイミング図である。図を簡略化するために、送
信信号及び受信信号間の位相シフトφの初期値は、この
例では、位相エラーがない場合の信号CLK(0)が信
号CLK2と同期するように、180°であるとする。
【0062】図9に示されているように、信号CLK4
のパルスは、12.5μ秒の幅を有しており、同期ワー
ドの各最初の符号SW(1)で発生する。これらパルス
の周期は1.5m秒である。信号CLK2は、80KH
zの送信クロックに対応しており、12.5μ秒の周期
を有している。
【0063】第1のエラー信号e(0)は、位相エラー
が無いことを示す信号である。従って、32.5n秒の
幅を有するパルスを備えた80KHzのサンプリング信
号を構成する信号CLK3は、送信クロックCLK2に
対してφだけシフトされる。
【0064】受信信号の位相がその初期値に対して遅れ
ている場合、エラー信号e(1)は、この位相エラーを
検出した時点で立ち上がりエッジを有することとなり、
これにより線路遅延カウンタ10′がアップカウントモ
ードにセットされる。しかしながら、カウンタ10′の
クロックが信号CLK4によって供給されるため、この
カウンタは、同期ワードの最初の符号SW(1)の入力
に対応する次のクロックパルスが生じた時のみ1だけ増
大せしめられる。信号CLK3(1)は、次いで、復号
器12の30.72MHzのクロック周波数に対応する
32.5n秒の値だけシフトされる。
【0065】受信信号の位相が初期値に対して進んでい
る場合、エラー信号e(−1)は、この位相エラーを検
出した時点で立ち下がりエッジを有することとなり、こ
れにより線路遅延カウンタ10′がダウンカウントモー
ドにセットされる。前の場合と同様に、カウンタは、信
号CLK4にパルスが生じた時のみ1だけ増大せしめら
れ、信号CLK3(−1)は、次いで、反対方向にシフ
トされる。
【0066】e(1)及びe(−1)の両方の場合にお
いて、信号「e」は、位相エラーが消滅するやいなや、
即ちカウンタ10′の値が送信信号及び受信信号間の現
在の位相シフトに対応するやいなや、ゼロに復帰する。
【0067】当業者によれば明らかのように、以上述べ
た好ましい実施例について種々の修正を行うことができ
る。より特定的には、上述した各構成要素は、同じ機能
を有する1つ又はそれ以上の構成要素によって置換する
ことができる。
【0068】本発明の少なくとも1つの例示的な実施例
について記載してきたが、種々の変更、修正及び改良が
当業者によれば容易に行うことができる。このような変
更、修正及び改良は、本発明の精神及び範囲内で行われ
るものである。従って、以上の記載は単なる例であって
本発明を限定しようとするものではない。本発明は、特
許請求の範囲及びその均等物についてのみ規定されるべ
きものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の状態及び問題点を説明するためのも
のであり、2B1Q標準に従ってなされた2値信号の例
示的な符号化のタイミング図である。
【図2】従来技術の状態及び問題点を説明するためのも
のであり、4値符号のタイミング図である。
【図3】従来技術の状態及び問題点を説明するためのも
のであり、2B1Q標準による従来の伝送回路のブロッ
ク図である。
【図4】従来技術の状態及び問題点を説明するためのも
のであり、図3の同期回路の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。
【図5】従来技術の状態及び問題点を説明するためのも
のであり、送信符号の位置に対する受信符号の位置のタ
イミング図である。
【図6】本発明による周波数同期及び逓倍回路の一部を
示すブロック図である。
【図7】図6の同期及び逓倍回路の主信号間の相関を表
わすタイミング図である。
【図8】本発明による、2B1Q標準に基づく160K
ビット信号の伝送回路のブロック図である。
【図9】図8の回路における位相スキップの位置を示す
概略的なタイミング図である。
【符号の説明】
1 送信ユニット 2 受信ユニット 3 線路変換器 4 2線式電話線路 5 フェーズロックドループ 6 データ受信ユニット 7 データ送信ユニット 8 アナログ−デジタル変換器 9 検出回路 10、10′ 線路遅延カウンタ 11 演算及び論理ユニット 12 復号器 13 比較及びループフィルタユニット 14 周波数同期回路 14′ 周波数同期及び逓倍回路 15、15′ 周波数カウンタ/デバイダ 16 リング発振器 17 比較器 18 ループフィルタ回路 19 電流−電圧変換器 20 シフトレジスタ 21、21′ マルチプレクサ 22 エクスクルーシブオアゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン セベンハンス ベルギー, ビー−2930 ブラスチャー ト, プリンス カベレイ 126番地 (56)参考文献 IEEE JOURNAL OF S OLID−STATE CIRCUIT S.,vol.25,no.6,Dece mber 1990,p.1414−1425.

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路及びフレームに従って符号化される
    と共にデータワード(2B+D)と交番する同期ワード
    (SW)を有する信号の全2重伝送回路であって、 そのタイプの参照周波数(CLK0)に同期した送信ク
    ロック信号(CLK2)を供給するようになされてお
    り、発振器(X、C1、C2、R1)によって供給され
    る周波数を再生するためのリング発振器(16)を備え
    た周波数同期器(14)と、前記参照周波数を再生する
    周波数カウンタ/デバイダ(15)とを含むフェーズロ
    ックドループ(5)と、 前記リング発振器(16)によって復号器(12)に供
    給されかつその周波数がサンプリング信号(CLK3)
    の起こり得る位相スキップの持続時間を決定するクロッ
    ク信号(CLK1)を用いて、アナログ−デジタル変換
    器(8)用のその位相が送信信号及び受信信号間の位相
    シフト(φ)にロックされている前記サンプリング信号
    (CLK3)を受信側において供給する手段と、 サンプリング信号(CLK3)の起こり得る位相スキッ
    プの持続時間が減少するように、前記周波数同期器(1
    4)に付加されており前記リング発振器(16)からの
    周波数を逓倍する手段と、を備えたことを特徴とする全
    2重伝送回路。
  2. 【請求項2】 相互にシフトされた位相を有しておりか
    つ周波数同期及び逓倍回路(14′)のリング発振器
    (16)から発生した2つの信号(S1、S2)のエク
    スクルーシブオア型の結合を行うようになされた論理ゲ
    ート(22)を含んでいることを特徴とする請求項1に
    記載の伝送回路。
  3. 【請求項3】 前記リング発振器(16)の2つの出力
    (S1、S2)間の位相シフトの選択が、「1」循環式
    のシフトレジスタ(20)によって制御されるマルチプ
    レクサ(21′)によってなされることを特徴とする請
    求項2に記載の伝送回路。
  4. 【請求項4】 前記リング発振器(16)が、水晶振動
    子(X)によって供給された信号を基に位相をループ制
    御することにより発生せしめられた電流によってバイア
    スされたn個のインバータ(I(1)、…、I(i)、
    …、I(n))を含んでおり、 前記マルチプレクサ(21′)が、前記リング発振器
    (16)から出力(S1;S2)をそれぞれ抽出するn
    個のスイッチの2つのシリーズ(K(1)、…、K
    (i)、…、K(n);K′(1)、…、K′(i)、
    …、K′(n))を含んでおり、インバータ(I
    (i))から発振器(16)の出力信号(S1)を抽出
    する第1のシリーズのスイッチ(K(i))の制御が、
    インバータ(I(i+m))から発振器(16)の出力
    信号(S2)を抽出する第2のシリーズのスイッチ
    (K′(i+m))の制御に対応しており、該出力信号
    (S2)が前記出力信号(S1)に対してm個のインバ
    ータ内の信号の伝搬時間に対応する遅れを有しており、 前記シフトレジスタ(20)が、n個のフリップフロッ
    プ(B(1)、…、B(j)、…、B(n))を含んで
    おり、隣り合う2つのフリップフロップ(B(j)、B
    (j+1))の状態が、各シリーズ内の隣り合わないス
    イッチ(K(i)、K(i+m/2);K′(i+
    m)、K(i+m+m/2))の制御信号をそれぞれ構
    成しており、これにより論理ゲート(22)によって供
    給されるクロック信号(CLK1)が水晶振動子(X)
    の周波数の2倍に等しい周波数を有することを特徴とす
    る請求項3に記載の伝送回路。
  5. 【請求項5】 前記シフトレジスタが参照クロック信号
    (CLK0)によって制御され、状態「1」のフリップ
    フロップ(B(j))から次のフリップフロップ(B
    (j+1))又は前のフリップフロップ(B(j−
    1))へのシフトが、復号器(12)のクロック信号
    (CLK1)が参照クロック信号(CLK0)に同期す
    るように、前記フェーズロックドループ(5)の比較器
    (13)によって発生せしめられる信号(AV/RE
    T)によって制御されることを特徴とする請求項3又は
    4に記載の伝送回路。
  6. 【請求項6】 前記復号器(12)が、前記フェーズロ
    ックドループ(5)の前記周波数カウンタ/デバイダ
    (15′)の値と線路遅延カウンタ(10′)の値とを
    加算する演算及び論理ユニット(11′)の計算結果を
    用いて前記サンプリング信号(CLK3)を前記アナロ
    グ−デジタル変換器(8)に供給し、前記線路遅延カウ
    ンタ(10′)が送信信号及び受信信号間の位相シフト
    (φ)の値を含んでおり、該カウンタのアップ/ダウン
    カウント周波数がフレームの同期ワード(SW)の周波
    数に対応していることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれか1項に記載の伝送回路。
  7. 【請求項7】 前記線路遅延カウンタ(10′)が、そ
    のクロック入力において、その持続時間が受信符号の持
    続時間に対応しかつその発生周波数がフレーム上の同期
    ワード(SW)の周波数に対応するパルスを各同期ワー
    ド(SW)の位置に有する信号(CLK4)を受け取
    り、さらにそのアップ/ダウンカウント入力において、
    位相エラーの有り無しを示す信号(「e」)を受け取
    り、前記2つの信号(CLK4、「e」)が受信データ
    を検出する回路(9)によって供給されることを特徴と
    する請求項6に記載の伝送回路。
  8. 【請求項8】 前記線路遅延カウンタ(10′)の前記
    信号(CLK4)の前記パルスが、各同期ワード(S
    W)の最初の符号(SW(1))が発生した際に供給さ
    れることを特徴とする請求項7に記載の伝送回路。
  9. 【請求項9】 2B1Q標準に従った4値符号に符号化
    された線路信号の160Kビット/秒伝送に適用される
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載
    の伝送回路。
  10. 【請求項10】 前記リング発振器(16)が19個の
    インバータを含んでおり、前記マルチプレクサ(2
    1′)及び前記シフトレジスタ(20)が19個のスイ
    ッチの2つのシリーズ及び19個のフリップフロップを
    それぞれ含んでおり、2つの信号(S1、S2)間の位
    相シフトが4つのインバータ(I(i))の伝搬時間に
    対応しており、送信(CLK2)及びサンプリング(C
    LK3)周波数が80KHzであり、前記復号器(1
    2)のクロック信号(CLK1)の周波数が30.72
    MHzであり、検出回路(9)によって供給されるクロ
    ック信号(CLK4)の周波数が約666.6MHzで
    あり、サンプリングパルスの持続時間及び位相スキップ
    の持続時間が32.5n秒であることを特徴とする請求
    項9に記載の伝送回路。
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