JPH0898038A - デジタル複写機のネットワークシステム - Google Patents

デジタル複写機のネットワークシステム

Info

Publication number
JPH0898038A
JPH0898038A JP6225459A JP22545994A JPH0898038A JP H0898038 A JPH0898038 A JP H0898038A JP 6225459 A JP6225459 A JP 6225459A JP 22545994 A JP22545994 A JP 22545994A JP H0898038 A JPH0898038 A JP H0898038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital copying
copying machine
image
machine
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6225459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3403830B2 (ja
Inventor
Moriyuki Koike
守幸 小池
Tomonori Fukui
智則 福井
Atsushi Doi
淳 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP22545994A priority Critical patent/JP3403830B2/ja
Publication of JPH0898038A publication Critical patent/JPH0898038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3403830B2 publication Critical patent/JP3403830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ネットワーク化したデジタル複写機各々に利
用者制限機能を有する場合に、他のデジタル複写機の機
能をリモートで使用する時、他のデジタル複写機のとこ
ろまで行くことなく、他のデジタル複写機の機能を利用
することができ、利用制限機能の操作性及び作業効率を
向上させることができる。 【構成】 少なくとも2台以上のデジタル複写機に動作
コマンド及び画像情報を通信する通信手段を設けて構成
されたデジタル複写機のネットワークシステムにおい
て、各デジタル複写機に操作機にて利用可能となってい
る場合、操作機以外の利用可能となっていないデジタル
複写機での機能を利用する動作を可能にする利用者制限
手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機のネッ
トワークシステムに係り、詳しくは、デジタル複写機の
ネットワーク技術に適用することができ、ネットワーク
化したデジタル複写機各々に利用者制限機能を有する場
合に、他のデジタル複写機の機能をリモートで使用する
時、他のデジタル複写機のところまで行くことなく他の
デジタル複写機の機能を利用することができ、利用者制
限機能の操作性及び作業効率を向上させることができる
デジタル複写機のネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成システムには、イメージ
スキャナやワードプロセッサ、及びパーソナルコンピュ
ータ等の画像信号を出力する複数の画像信号出力手段
と、それらの各画像信号出力手段から出力れる各画像信
号に基づいて各々画像イメージを形成して記録紙に記録
する複数のプリンタ等の画像形成手段とを組み合わせた
システムが提案されている。
【0003】従来、複数の画像信号出力装置と複数の画
像形成装置とを画像情報の記録、記憶及び通信等の多機
能で有機的に結合し、任意の場所から他の場所へ自由に
アクセスを行うことができる画像処理システムについて
は、特公平2−21190号公報で報告されたものがあ
る。この従来の画像処理システムは、外部機器から受信
された画像データを少なくとも1画面分記憶する記憶手
段を備え、受信されて記憶手段に記憶されている画像デ
ータを、記録材上におけるビームの各走査に同期して記
録手段から発生されるライン同期信号に基づいて、バス
ラインを介してライン毎に記録手段へDMA転送される
ように構成することにより、記録手段の記録動作速度と
は関係なく受信される画像データを、記録手段の記録動
作に合わせて、記録手段に供給することができるととも
に、ビームによって記録材上を繰り返し走査すること
で、外部機器から受信した画像データに基づく画像記録
を高速に実行することができるという利点を有する。
【0004】従来、効率的な出力先に自動的に出力する
ことができる画像形成システムについては、例えば特開
平5−276290号公報で報告れれたものがある。こ
の従来の画像形成システムは、複数の各画像信号出力手
段を構成するスキャナから複数の画像形成手段を構成す
るプリンタへの出力優先順位を各々設定することができ
るように構成し、システムコントローラにより、各スキ
ャナから出力される画像信号による画像形成動作を、予
め設定された出力優先順位の高いプリンタによって行わ
せるとともに、出力優先順位が設定されていないスキャ
ナから出力される画像信号を、優先度が最も低いと判定
された画像形成手段によって画像形成動作を行わせるよ
うに構成することにより、画像の出力先を毎回指定する
ことなく効率的な出力先に自動的に出力させることがで
きるという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタル複写機のネットワークシステムでは、ネットワ
ーク化したデジタル複写機各々に利用者制限機能を有す
る場合、ネットワーク上の他のデジタル複写機の機能を
リモートで使用する時に、そのデジタル複写機の所まで
行って利用者制限を許可にしてから使用しなければなら
ない等、面倒で操作性が悪く、作業効率が低下するとい
う問題があった。
【0006】そこで、本発明は、ネットワーク化したデ
ジタル複写機各々に利用者制限機能を有する場合に、他
のデジタル複写機の機能をリモートで使用する時、他の
デジタル複写機のところまで行くことなく、他のデジタ
ル複写機の機能を利用することができ、利用制限機能の
操作性及び作業効率を向上させることができるデジタル
複写機のネットワークシステムを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも2台以上のデジタル複写機に動作コマンド及
び画像情報を通信する通信手段を設けて構成されたデジ
タル複写機のネットワークシステムにおいて、各デジタ
ル複写機に、操作機にて利用可能となっている場合、操
作機以外の利用可能となっていないデジタル複写機での
機能を利用する動作を可能にする利用者制限手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、少なくとも2台以
上のデジタル複写機に動作コマンド及び画像情報を通信
する通信手段を設けて構成されたデジタル複写機のネッ
トワークシステムにおいて、各デジタル複写機に、利用
許可中のデジタル複写機がその他のデジタル複写機から
該デジタル複写機の機能を利用できない利用者制限手段
を有することを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、少なくとも2台以
上のデジタル複写機に動作コマンド及び画像情報を通信
する通信手段を設けて構成されたデジタル複写機のネッ
トワークシステムにおいて、各デジタル複写機に、利用
許可状態でないデジタル複写機がその他のデジタル複写
機から該デジタル複写機の機能を利用できない利用者制
限手段を有することを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1,2記載
の発明において、請求項1及び請求項3の前記利用者制
限手段の機能を設定により切り替える切り替え手段を有
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、各デジタル複写機
を、利用者制限手段により、操作機にて利用可能となっ
ている場合、操作機以外の利用可能となっていないデジ
タル複写機での機能を利用する動作を可能にするように
構成する。このため、他のデジタル複写機の機能をリモ
ートで使用する時に、そのデジタル複写機の所まで行く
ことなく、操作機の利用制限にて他のデジタル複写機の
機能を利用することができる。従って、利用者制限機能
の操作性及び作業効率を向上させることができる。
【0012】請求項2記載の発明では、各デジタル複写
機を、利用者制限手段により、利用許可中のデジタル複
写機がその他のデジタル複写機から、その機能を利用で
きないように構成する。このため、リモートで使用しよ
うとしているデジタル複写機が利用制限により利用中の
時、利用者を優先的に利用させるためにリモート使用を
制限することにより、確実に使用できる機械を各々に与
えることで、利用中のデジタル複写機は利用者が優先的
に使用することができる。従って、使用待ち時間を少な
くすることができるため、全体の仕様効率を上げること
ができる。
【0013】請求項3記載の発明では、各デジタル複写
機を、利用者制限手段により、利用許可状態でないデジ
タル複写機がその他のデジタル複写機からその機能を利
用できないように構成する。このため、管理形態により
デジタル複写機個々の管理と全体での管理で個々の管理
が必要な時は、デジタル複写機個々の利用者制限を機能
させることにより実現することができる。特に、暗証コ
ードによる利用者制限のように、そのデジタル複写機個
々にカウンタを有し管理するシステムにおいては、デジ
タル複写機毎に管理するために有効である。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1及び請
求項3記載の利用者制限手段の使用形態を切り替えるよ
うに構成する。このため、管理形態により、各デジタル
複写機の設定を行うことができるので、幅広い管理を実
現することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下に、本実施例で共通に使用される用語の説
明、定義を行う。まず、画像読み取り装置及び画像読み
取り部について説明する。デジタル複写機で用いられる
画像読み取り装置は、光源を原稿に照射し、原稿で反射
した反射光を受光して固体作像素子(CCD)で電気信
号に変換し、必要な画像処理を行う機能を有する装置が
用いられている。
【0016】ここで、必要な画像処理には、量子化、シ
ェーディング補正、MTF補正及び変倍処理等の処理が
挙げられる。量子化は、CCDで電気信号に変換された
アナログデータを2値あるいは多値データに変換する処
理であり、シェーディング補正は、原稿を照射する光源
の照射斑や、CCDの感度ばらつきを補正する処理であ
る。
【0017】MTF補正は、光学系によるボケを補正す
る処理であり、変倍処理は、画像の読み取り密度を変化
させ、読み取った画像データを用いてデータ補間する処
理である。次に、画像形成装置及び画像書き込み部につ
いて説明する。デジタル複写機で用いられる画像形成装
置又は画像書き込み部は、電気信号で送られた画像イメ
ージを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等の手
段により普通紙、感熱紙等に形成する装置である。
【0018】次に、ビデオ信号及び画像データについて
説明する。前述した画像読み取り装置で変換された画像
の電気信号、画像形成装置へ入力される画像の電気信
号、及び画像の電気信号と同期を取るための信号をまと
めてビデオ信号あるいは画像データと表現する。次に、
制御信号及びコマンドについて説明する。ビデオ信号を
画像読み取り装置、画像形成装置、アプリケーション間
で遣り取りするためには、装置間で情報を伝達し合う必
要がある。この手段を制御信号またはコマンド発行と表
現する。
【0019】次に、拡張機能、アプリケーション(以
下、アプリと記す)、メモリ機能及びメモリユニットに
ついて説明する。デジタル複写機の大きな特徴に、画像
を電気信号に変換して読み込み、電気信号を画像形成装
置で復元する。この時、読み取った電気信号を様々に変
化、伝達する手段を有することによって、従来のアナロ
グ複写機以外の分野に応用することができる。
【0020】FAX、ページプリンタ、スキャナ及びフ
ァイルシステム等の機能を実現することができる他、最
近では、複写機能の実行時においても、読み取った画像
データを一旦、DRAM等の記憶装置に記憶させ、必要
に応じて画像データを読み出すことによって、複数の複
写時には、1スキャンで複数プリントを実行したり、あ
るいは複数の原稿を1枚の転写紙にプリントする機能
(以下、メモリ機能と記す)等も実現されている。これ
らのデジタル複写機システムならでは実現できる機能
を、拡張機能あるいはアプリと表現する。
【0021】なお、本発明においては、メモリユニット
はネットワーク上にある機械間の画像データ転送時の緩
衝手段としても利用している。次に、システムコントロ
ーラ及びシステムについて説明する。複写モードを実行
するうえで、画像書き込み部で画像形成するために、紙
搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセ
ット状態(紙の有無等)等の機内監視、及び画像読み取
り部で画像を読み取るために、スキャナ動作や光源のO
N/OFF等を制御するコントローラを総称して、シス
テムコントローラと表現する。
【0022】更に、最近のデジタル複写機では、拡張機
能を1つ搭載するのみではなく、複数アプリを同時搭載
するようになってきている。このように、1つの資源を
共有するデジタル複写機をシステムと表現し、このシス
テムを制御するコントローラをシステムコントローラと
表現する場合もある。次に、資源及びリソースについて
説明する。複数のアプリから共有される機能ユニット単
位を資源、リソースと表現する。前述したシステムコン
トローラは、このリソース単位でシステム制御を行って
いる。
【0023】本実施例のデジタル複写機で管理している
資源は、画像読み取り装置、画像形成装置、操作部、メ
モリ、周辺機(ADF、ソーター、自動両面ユニット
等)等がある。次に、利用者制限について説明する。特
に、電子写真プロセスを使用している複写機は、消費量
が多いため、無制限に使用を許可したくない場合があ
る。この時、利用を特定、限定、管理するために、コイ
ンラック、キーカウンター、キーカード、プリペードカ
ード等の利用者制限機器や暗証コード等を使用する。
【0024】次に、ユーザ設定について説明する。シス
テムが複雑になると、ユーザ毎の個別対応が必要とな
る。工場出荷時にこれらの対応を全て満足することは、
実用上困難であるため、市場での対応が不可欠となる。
従って、通常は、不揮発RAMを装備し、ユーザーの要
求に応じたシステム設定を行っており、この機能をユー
ザ設定と表現する。
【0025】次に、アイドル状態について説明する。ユ
ーザーによる操作が行われていない状態が一定期間継続
した状態をアイドル状態、それ以外の状態をビジー状態
と表現する。ビジー状態からアイドル状態に遷移するま
での時間は、ユーザー設定を行うことができる。例え
ば、複写動作中はもちろん、複写動作が終了しても一定
期間、ユーザーによる無操作状態が継続しないと、アイ
ドル状態には遷移しない。
【0026】次に、人体検知センサについて説明する。
図1は人体検知センサの構成を示す図である。人体検知
センサ1は、赤外線発光ダイオードと赤外線の出射を一
定方向に制限する光学系、及び発射された赤外線の反射
光を検知する赤外線受光センサからなり、センサから一
定距離内にある物体(オペレータ)を検知して、本体制
御板2に信号を送るように構成されている。
【0027】また、人体検知センサ1内部には、検出距
離切り換えスイッチがあり、検出距離を2段階に切り換
えることができる。人体検知センサ1を画像形成装置の
前面に配置することにより、装置の前にオペレータがい
るかどうかを確認することができる。次に、ウィークリ
ータイマーについて説明する。ウィークリータイマー
は、各曜日毎に設定されたON/OFF時間に合わせ、
電源をON/OFFする機能を意味する。この機能を行
うためには、時計モジュールを時刻合わせするための操
作と各曜日毎にON/OFF時間を設定する操作が必要
である。
【0028】次に、予熱について説明する。予熱は、定
着温度を一定温度、例えば10℃下げて制御し、操作部
表示を消すことにより、消費電力を節約するモードであ
る。このモードの設定は、操作部でのキー入力や、機械
設定によっては、動作及び操作がなくなってから、一定
時間後に自動的に設定される。このモードの解除は、操
作部でのキー入力や、機械設定によって人体検知センサ
により機械の前に人が立ったことを検出した時に解除さ
れる。
【0029】次に、リロードについて説明する。定着温
度が定着可能温度に到達し、コピーできる状態をリロー
ドという。次に、割り込みモードについて説明する。割
り込みモードは、コピー動作実行中及び操作中において
一時的にコピー作業を割り込んでコピーをする時のモー
ドである。このモードを設定することにより、その前の
コピーモード及びコピー途中であれば、その途中経過情
報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行し、
モードを初期化する。
【0030】コピー動作を実行した後、割り込みモード
を解除すると、不揮発RAMに記憶したモード及び情報
を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再ス
タートにて、割り込み前のモードを継続することができ
る。このモードの設定/解除は、操作部のキーにて行う
ことができる。次に、CSS(遠隔診断システムあるい
は画像形成装置管理システム)について説明する。図2
は画像形成装置管理システムの構成を示すブロック図で
ある。
【0031】サービス拠点に設置されている管理装置5
とユーザ元に設置されている複写機6等の機器とを公衆
回線網7を介して接続している。ユーザ側には、管理装
置5との通信を制御するための通信コントロール装置8
が設置されており、ユーザ元の複写機6は、この通信コ
ントロール装置8に接続されている。通信コントロール
8には、電話機9やファクシミリ10が接続できるよう
になっており、ユーザの既存の回線に挿入する形で設置
ができるようになっている。
【0032】通信コントロール装置8には、複数の複写
機6が接続できるようになっているが、もちろん単数の
場合もある。これらの複写機6は、同型のものである必
要はなく、異なる機種でも構わず、複写機6以外の機器
でも構わない。ここでは、説明の便宜上、1台の通信コ
ントロール装置8には、最大5台の複写機6が接続でき
るものとする。通信コントロール装置8と複数の複写機
6は、RS−485規格によりマルチドロップ接続され
ている。通信コントロール装置8と各複写機6間の通信
制御は、基本型データ伝送制御手段により行われる。通
信コントロール装置8を制御局としたセントラライズド
制御のポーリング/セレクティング方式でデータリンク
の確立を行うことにより、任意の複写機6との通信を行
うことができるようになっている。各複写機は、アドレ
ス設定スイッチによって固有の値を設定できるようにな
っており、これによって、各複写機6のポリーングアド
レス、セレクティングアドレスが決定される。
【0033】次に、操作部について説明する。図3は操
作部の構成を示す外観図である。図示例の操作部は、テ
ンキー等のハードキーや液晶上に配置されたタッチパネ
ルキーにより構成されている。図3において、11はコ
ピー枚数等の設定を行うテンキーであり、12は操作の
状態やメッセージを表示するタッチパネルとなる液晶表
示画面であり、13は、機能の説明や操作の仕方を表示
するモードへ移行する時に使用するガイダンスキーであ
る。14はよく使用する設定の登録や呼出しを行う時に
使用するプログラムキーであり、15はエリア指定を行
ったり、エリア毎のコピーモードを設定したりする時に
使用するエリア加工キーであり、16は液晶表示画面の
明るさを調整する時に使用する輝度調整つまみである。
【0034】17は設定した内容の取消しや、一定時間
以上の連続押下で予熱状態になる設定を行う時に使用す
るモードクリア・予熱/タイマーキーであり、18はコ
ピー動作中に割り込み、別の原稿のコピーをする時に使
用する割り込みキーである。次に、図4はタッチパネル
検出回路の構成を示す図である。図4において、21は
タッチパネル検出回路全体を制御するコントローラであ
り、22はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータである。
【0035】コントローラ21により検出端子をHig
h状態にし、A1,A2,B1,B2を図5に示す組み
合わせ表に基づいて設定され、B1,B2の回路は、プ
ルアップされているので、タッチパネルOFFの時B1
は+5Vになり、ONの時は0Vになる。このため、A
/Dコンバータ22の出力からON/OFFの状態を確
認する。コントローラ21は、タッチパネルONの状態
を検知すると、測定モードに切り換える。A方向の時
は、A1は+5Vとなり、A2は0Vになり、入力位置
の電位がB1を通してA/Dコンバータ22に接続さ
れ、座標が算出される。また、B方向の座標も回路を切
り換えて同様に算出され、タッチパネルの押下位置が検
出される。
【0036】次に、図6は操作部ユニットの構成を示す
ブロック図である。図6において、25は本操作部全体
を制御するCPUであり、26はアドレスラッチであ
り、27はROMであり、28はCPU25に接続され
たシステムリセットである。29はアドレスデコーダで
あり、30はLEDドライバであり、31はキーボード
であり、32はLCDコントローラである。
【0037】LCDコントローラ32には、CPU25
からのアドレスバス、データバスの他に、LEDドライ
バ30、キーボード31、アナログのタッチパネル3
3、LCDモジュール34、そして表示データ用のRO
M35、RAM36等が接続されている。また、CPU
25には、外部とシリアル通信を実行する光トランシー
バ37が接続されている。
【0038】以上の構成において、CPU25からのア
ドレス信号は、アドレスラッチ26に取り込まれ、CP
U25からの信号により制御される。アドレスラッチか
ら出された信号は、その一部がアドレスデコーダ29に
入力され、ここで各ICへのチップセレクトを作り、メ
モリマップの作成に使用する。また、アドレスは、RO
M、RAM等のメモリやLCDコントローラ32に入
り、アドレス指定に使用される。
【0039】一方、CPU25からのデータバスは、メ
モリやLCDコントローラ32に接続され、データの双
方向通信が実行される。また、LCDコントローラ32
は、キーボード31からの信号や、タッチパネル33か
らの信号によりROM35、RAM36の格納データか
ら表示データを作成し、LCDモジュール34への表示
を制御する。
【0040】次に、図7は液晶表示画面の表示例を示す
図である。図7において、41は「コピーできます」、
「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセー
ジエリアであり、42は上段にセットした枚数、下段に
コピーした枚数を表示するコピー枚数表示部であり、4
3は画像濃度を自動的に調整する自動濃度キーであり、
44は転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キーであ
る。
【0041】45は転写紙サイズに合わせて自動的に拡
大/縮小処理をする用紙指定変倍キー、46はコピーを
一部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキーで
あり、47はコピーをページ毎に仕分けする処理を指定
するスタックキーであり、48はソート処理されたもの
を一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキーであ
る。49は特殊原稿送りキーであり、50は変倍キーで
あり、51は両面/ページ連写キーであり、52は消去
/移動キーであり、53は表紙/合紙キーである。
【0042】次に、図8はハードキーのエリア加工キー
押下による画面展開例を示す図である。図8(a)に示
す如く、エリア加工キーが押下されると、図8(b)に
示す如く、エリアの指定やエリア毎のモードを設定する
画面が表示される。この時、エディタからのエリア指定
入力を行うことができるようになり、操作者は、任意の
領域指定を行うことができる。
【0043】以下、本発明の実施例の構成及び動作を図
面を用いて説明する。図9は本発明に係る一実施例のデ
ジタル複写機のシステム構成を示す図である。図9に示
すように、デジタル複写機55は、原稿仕送り装置(A
DF;Auto Document Feeder)5
6、操作部57、画像読み取り装置58、画像形成装置
59、両面ユニット60、排紙仕分け装置61、給紙カ
セット62、拡張機能63、利用者制限機器64によっ
て構成されている。
【0044】原稿仕送り装置56は、原稿台にセットさ
れた複数枚のシート原稿を自動的に画像読み取り装置5
8に1枚ずつ順次に仕送る。操作部57は、MMI(M
anMachine Interface)をユーザに
提供するためのLCD表示部やLCD表示部やキー入力
部を有する。画像読み取り装置58は、光源で発光させ
た光を原稿シートに照射し、その反射光を電荷結合素子
CCD(Charge Coupled Devic
e)で電気信号に変換し、画像形成装置59は、電気信
号で送出された画像イメージを光電効果と静電吸着現象
を用いた電子写真や、パルス状の電圧を加えて発熱する
感熱記録や、ノズルから噴出するインク液滴に偏向を加
えるインクジェット記録等の画像形成手段によって普通
紙や感熱紙等の記録紙に形成する。
【0045】両面ユニット60は、両面コピーを行う際
に画像形成装置59で片面に画像形成された記録紙を一
時的に待避し、この記録紙の表裏を反転して画像形成装
置59に給紙し、排紙仕分け装置61は、ソート機能と
スタック機能を有し、ソート機能では排紙された記録紙
を排紙順に1枚毎に丁合いし、スタック機能では排紙さ
れた記録紙をページ毎に仕分ける。給紙カセット62
は、縦方向または横方向にセットされた記録紙を給紙す
るために、カセットトレイにセットした後には必要に応
じて1枚ずつ順次に仕送る。
【0046】拡張機能63は、個別ユーザの用途に応じ
たアプリケーションを提供するためのROMカードやR
OMカセットを装着することで、読み取った画像データ
を一旦記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すよ
うに制御して、例えば複数の複写時には、1回のスキャ
ンで複数枚のプリントを実行するメモリ・リテンション
機能や、複数の原稿を1枚の記録紙にプリントするイン
・ツー・ワン機能等のメモリ機能が実現できる。利用者
制限機器64は、コインラックやキーカウンタやキーカ
ードやプリペードカード等を装着して、利用者を特定す
ることや限定することで、記録紙の消費量を管理するた
めのもので、特に、電子写真プロセスを使用しているデ
ジタル複写機において有効である。
【0047】次に、図10は本発明に係る一実施例のデ
ジタル複写機の構成を示すブロック図である。図10に
示すように、デジタル複写機55は、システムコントロ
ーラ66、画像読み取り部67、画像書き込み部68、
メモリユニット69、CSS70、時計部71、利用者
制限機器72、人体検知センサ73によって構成されて
いる。
【0048】システムコントローラ66は、利用者制限
機器72に設定された利用者を特定/限定/管理するた
めの情報や、人体検知センサ73によって検出されたオ
ペレータの存在の有無をパラメータとして、内部CPU
によるプログラム制御に基づいて各部を制御する。ま
た、システムコントローラ66は、内部RAMを有し、
操作部57で設定された操作情報を一旦記憶する。
【0049】画像読み取り部67は、画像読み取り装置
58で読み取られた原稿シートの電気信号に必要な画像
処理を加えた後に、画像データを出力する。ここでの画
像処理は、例えば量子化においては、CCDで電気信号
に変換されたアナログデータを2値あるいは多値データ
に変換する。シェーディング補正においては、原稿に照
射する光源の照射ムラやCCDの感度ばらつきを補正す
る。MTF補正においては、光学系による画像ボケを補
正する。また、変倍処理においては、読み取った画像デ
ータをデータ補間して画像の読み取り密度を変更する。
【0050】画像書き込み部68は、入力された画像デ
ータを画像形成手段によって画像イメージを形成して普
通紙や感熱紙等の記録紙に複写する。メモリユニット6
9は、圧縮ブロック76とDRAM(Dynamic
Random Access Memory)ブロック
75及びDMA(Direct Memory Acc
ess)ブロック78によって内部が構成されている。
圧縮ブロック76は、DRAMブロック75の使用効率
の向上を図るために、入力された画像データをMH方式
やMR方式、及びMMR方式等の符号化復号化方式に基
づいて圧縮するとともに、圧縮されたデータを画像デー
タに伸長する。DRAMブロック75は、画像読み取り
部67から読み取った画像データをDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)
に一時記憶し、システムコントローラ66からの要求に
応じて、画像書き込む部68に保存されている画像デー
タを転送する。DMA(Direct Memory
Access)ブロック78は、入力された画像データ
をシステムコントローラ11の介在なく転送する。
【0051】CSS70は、デジタル複写機にエラーが
発生した場合に、自動的にサービスセンタに通報すると
ともに、デジタル複写機の実行状態/使用状態を遠隔地
からモニタするモニタ機能を有する。時計部71は、デ
ジタル複写機の立ち上げ時のプログラムのブートやシャ
ットダウンを行う際のウィークリータイマ機能を実現す
るために、特定時間になったとをシステムコントローラ
11に通知する。なお、ウィークリータイマ機能は、各
曜日毎に設定されたON/OFF時間に応じて電源をO
N/OFFする機能であり、時計部71の時刻を合わせ
るために各曜日毎にON/OFF時間を設定する操作が
必要である。
【0052】利用者制限機器72は、コインラックやキ
ーカウンタやキーカードやプリペードカード等を装着し
て、利用者の特定や限定を行う暗証コードを入力し、記
録紙の消費量を管理するためのもので、特に、電子写真
プロセスを使用しているデジタル複写機において有効で
ある。人体検知センサ73は、一定距離内にある人体を
検知してシステムコントローラ11に検知信号を送出す
る。
【0053】なお、メモリユニット69は、メモリ機能
を実現する場合のみ必要であり、通常のコピー機能を実
現することだけを考えれば、必要とはならない。更に、
時計部71は、ある特定の時間になった時点で、機械を
ブートしたり、シャットダウンしたりするようなウィー
クリータイマ機能を実現する場合のみ必要である。ま
た、人体検知センサ73は、予熱モード時に機械の前に
ユーザが近づいてきた時に、自動的に予熱モードを解除
する機能を実現する場合のみ必要であり、CSS70
は、遠隔診断、即ち機械のエラーが発生した場合は、自
動的にサービスセンターに通報したり、機械の実行状態
/使用状態を遠隔地からモニターしたりする機能である
ため、このような機能が必要な場合のみ装着すればよ
い。
【0054】なお、画像読み取り部67、画像書き込み
部68、メモリユニット69及びCSS70の制御は、
システムコントローラ66の1CPU77のみで制御を
行っている。図11は本発明に係る一実施例のデジタル
複写機の構成を示すブロック図である。
【0055】図11に示すように、デジタル複写機55
は、システムコントローラ79、画像読み取り部80、
画像書き込み部81、メモリユニット82、CSS8
3、時計部84、利用者制限機器85、人体検知センサ
86によって構成されている。画像読み取り部80と画
像書き込み部81及びメモリユニット82に各々コント
ローラとして各々CPU87a,87b,87cを内蔵
し、システムコントローラ79から各コントローラへの
コマンドは、制御信号線で伝達するように構成されてい
る。システムハード構成は、任意に構成しており、基本
的機能は、図10に示すデジタル複写機55と同様であ
る。
【0056】次に、図12は本発明に係る一実施例のデ
ジタル複写機のネットワークシステムの接続を示す図で
ある。図示例は、ネットワークコピーのシステム例を示
している。ここでは、図12に示すように、8台のデジ
タル複写機55a〜55hを各々接続してネットワーク
化してデジタル複写機のネットワークシステムを構成し
ているが、本発明はこれのみに限定されるものではな
く、ネットワークに接続されるデジタル複写機の台数は
2台以上であればよい。
【0057】次に、図13は本発明に係る一実施例のデ
ジタル複写機をネットワークを介して接続した構成を示
すブロック図である。図示例は、ハード構成例を示して
いる。図13に示すように、デジタル複写機55a,5
5bは、システムコントローラ66、画像読み取り部6
7、画像書き込み部68、メモリユニット69a、CS
S70、時計部71、利用者制限機器72、人体検知セ
ンサ73によって構成されている。なお、デジタル複写
機55a,55bのシステムコントローラ66、画像読
み取り部67、画像書き込み部68、CSS70、時計
部71、利用者制限機器72、人体検知センサ73は、
前述した図10のデジタル複写機55の各部機能と同様
であるので、その説明を省略する。
【0058】ここで、デジタル複写機55a、55bを
構成するメモリユニット69aについて説明する。メモ
リユニット69aは、DRAMブロック75、圧縮ブロ
ック76、DMAブロック78及びSCSIコントロー
ラ90によって構成されている。圧縮ブロック76
は、,DRAMブロック75の使用効率の向上を図るた
めに、入力された画像データをMH方式、MR方式及び
MMR方式等の符号化復号化方式に基づいて圧縮すると
ともに、圧縮されたデータを画像データに伸長する。D
RAMブロック75は、画像データをDRAM(Dyn
amic Random Access Memor
y)に一時記憶し、DMA(Direct Memor
yAccess)ブロック78は、入力された画像デー
タをシステムコントローラ66の介在なく転送する。S
CSI(Small Computer System
Interface)コントローラ90は、ディジー
チェイン方式に接続された周辺機器とのデータ転送を制
御する。特に、本実施例においては、SCSIを複数の
デジタル複写機間を接続するネットワークとして使用す
る。
【0059】図13に示すように、デジタル複写機55
a,55bのハード構成は、図10で示したものとは略
同様の構成を取っているが、メモリユニット69a内に
は読み取った画像を外部のネットワーク上に転送あるい
はネットワーク上からの画像データをメモリユニット6
9a内のDRAMブロック部75に保存するために、ネ
ットワーク手段としてSCSI及びCSCIコントロー
ラ90を用いている。
【0060】当然のことながら、ネットワーク通信手段
には、例えばイーサネットを物理手段として用い、デジ
タル通信にOSI(Open System Inte
rface)参照モデルのTCP/IP通信を用いる
等、種々の手段が考えられる。また、このような構成を
用いることにより、前述のように、画像データの転送の
みならず、ネットワーク上に存在する各機械の機内状態
通知や後述するリモート出力コマンドのような制御コマ
ンド、設定コマンドの転送も行っている。
【0061】なお、図13に示す2台のデジタル複写機
の接続形態は説明の便宜を図るためになさたものであ
り、図12に示すデジタル複写機のネットワークシステ
ムに適用することができる。図14は図13に示すデジ
タル複写機55a,55bのネットワークソフトウエア
構成を示すブロック図である。
【0062】図14に示すように、デジタル複写機55
a,55bのネットワークソフトウエアは、デバイス制
御層92、システム制御層93及びアプリケーション層
94の3層構造によって構成されている。デバイス制御
層92は、入出力制御において、デジタル複写機55a
とデジタル複写機55bの間でデータを論理/物理変換
するレイア(デバイスドライバー)である。
【0063】SCSIコントローラ90は、ディジーチ
ェイン方式に接続された周辺機器との間で、個別に設定
された相手SCSIコントローラ90のID番号を管理
し、ID番号を指定してデータ転送を制御するようにな
っており、小型コンピュータ・システム用インターフェ
イスとして広く使用されている。SCSIコントローラ
90は、メモリユニット69aを介して制御コマンドや
画像データを通信する。
【0064】なお、ここでは、SCSIコントローラ9
0を用いて構成しているが、本発明においては、SCS
Iコントローラ90に代わってLANコントローラを使
用することもできる。LANコントローラには、TCP
/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protoco
l)ソフトウエア等が挙げられる。
【0065】システム制御層93は、デジタル複写機5
5a,55bのシステムを構成する各部を制御するシス
テム制御部を構成するシステムコントローラ66と、操
作部コントローラ95と、周辺機コントローラ96と、
画像形成装置コントローラ97と、画像読み取り装置コ
ントローラ98及びメモリユニット69aによって構成
されている。
【0066】システムコントローラ66は、複写モード
時に画像書き込み部68で画像形成するための紙搬送処
理や電子写真プロセス処理を制御するとともに、異常状
態や記録紙の有無の検出を含む給紙カセット状態等の機
内監視を行うとともに、画像読み取り部67で画像を読
み取るためのスキャナ動作や光源のON/OFF等を制
御する。
【0067】操作部コントローラ95は、LCD表示や
LED点灯/消灯及びキー入力スキャン等のMMIや論
理レベルで行うレイアである。周辺機コントローラ96
は、自動両面ユニットや、ソータ及びADF等の複写機
に装着されている周辺機のコントロールを論理レベルで
実行するレイアである。画像形成装置コントローラ97
は、画像データから電子写真、感熱記録及びインクジェ
ット記録等の画像イメージを形成するように制御するレ
イアである。画像読み取り装置コントローラ98は、量
子化、シェーディング補正、MTF補正及び変倍処理等
を制御するレイアである。メモリユニット69aは、圧
縮処理やDMA転送の設定処理等を制御するレイアであ
る。 アプリケーション層94は、コピーアプリ99及
びデーモンプロセス100によって構成されている。コ
ピーアプリ99は、コピーシーケンスに基づいて複写動
作を実行するアプリケーションである。デーモンプロセ
ス100は、ネットワークを介して他のデジタル複写機
からプリント要求が依頼された場合に、メモリユニット
69a内に保存されている画像データを読み出し、自機
の画像書き込み部68に画像データを転送するアプリケ
ーションである。
【0068】当然のことながら、デーモンプロセス10
0がメモリユニット69aから画像を読み出し、プリン
ト動作を実行する前に、ネットワーク上の他の機械から
の画像転送は、終了しておかなければならない。ここ
で、操作部57、周辺機、画像形成装置59、画像読み
取り装置58、メモリユニット69aは、各々複写機が
保有するリソース(資源)として取り扱われる。デジタ
ル複写機55aが自身の各リソースを使用して複写動作
を実行する場合(プリントスタートキー押下時)には、
システムコントローラ66に対して、画像形成装置5
9、画像読み取り装置58、あるいは必要に応じて周辺
機、メモリユニット69aの各リソースをシステム制御
部を構成するシステムコントローラ66に要求する。シ
ステムコントローラ66は、コピーアプリ99からの要
求に対して、リソースの使用権の調停を行い、コピーア
プリ99にその調停結果(使用可否)を通知する。デジ
タル複写機55aがスタンドアローンで使用される場合
(ネットワーク接続されない場合)では、システムが保
有するリソースは全てコピーアプリ99が占有できる状
態であるため、即時に複写動作が実行される。
【0069】一方、本実施例のように、ネットワーク上
に存在する別の機械(以下、遠隔デジタル複写機と記
す)のリソースを使用して、プリント動作を実行する遠
隔デジタル複写機のシステムコントローラに対してリソ
ースの使用権を要求する。遠隔デジタル複写機のシステ
ムコントローラは、要求に従ってリソースの調停を行
い、その結果を要求元の機械のアプリケーションに通知
する。アプリケーションは、使用権が許可された場合
は、画像の読み取りを実行し、自身のメモリユニット内
への画像記憶が終了すると、外部インターフェース(本
実施例ではSCSI)を介して、リモート出力先の機械
のメモリユニットに画像転送を行う。
【0070】画像転送が終了すると、リモート出力先の
機械のデーモンプロセスに対してプリント実行するため
の給紙口、排紙口、プリント枚数等の各条件を送信した
後に、プリント開始コマンドを送信する。リモート出力
先のデーモンプロセスは、プリント開始コマンドを受信
すると、自身(リモート出力を実行する機械)のシステ
ムコントローラに対してプリント開始を要求し、リモー
ト出力がシステムコントローラによって実行される。
【0071】後述する図15、16に示すように、デジ
タル複写機55aによってデジタル複写機55bのメモ
リユニット69aが使用されている場合は、デジタル複
写機55bのメモリユニット69aは、デジタル複写機
55bあるいは、図12に示すような複数のデジタル複
写機がネットワーク上に接続される場合は、デジタル複
写機55a以外のデジタル複写機のアプリケーションの
使用は、不可状態となる。
【0072】なお、図15に示すシステムコントローラ
66→デーモンプロセス100へのFGATEアサート
コマンドは、給紙実行された転写紙がレジストローラ位
置に到達した時に発行されるコマンドで、転写紙の先端
部とメモリユニット69a内からの出力画像の書き出し
位置を同期させるために必要となる。次に、図15、1
6は本発明に係る一実施例のデジタル複写機55a、5
5bの動作フローを示す図である。
【0073】図15、16を参照して、デジタル複写機
55aで読み取った画像データをメモリユニット69a
に記憶し、ネットワークに接続されたデジタル複写機5
5bのメモリユニット69aの画像書き込み部68に画
像データを転送し、画像書き込み部68から複写する動
作(リモート出力)を説明する。なお、図15に示すメ
モリ使用要求は、デジタル複写機55aが自機のメモリ
ユニット69aに記憶された画像データをデジタル複写
機55bに転送して記憶させた後に複写される旨を表す
リモート出力要求と同様の制御コマンドである。
【0074】まず、デジタル複写機55aのコピーアプ
リ99は、自機のシステムコントローラ66に自機のメ
モリユニット69aの使用を要求するメモリ使用要求を
発行する。例えば操作側(自機)のデジタル複写機55
aと相手側のデジタル複写機55bで2部ずつ計4枚の
画像を複写する場合、デジタル複写機55aからデジタ
ル複写機55bに画像を送らないと、相手側のデジタル
複写機55bが複写することができないので、自機のメ
モリユニット69aのリソース要求を行っている。次
に、システムコントローラ66は、自機のメモリユニッ
ト69aが使用可能状態の場合には、使用許可をコピー
アプリ99に返す。
【0075】次に、デジタル複写機55aのコピーアプ
リ99は、自機のシステムコントローラ66に外部メモ
リ使用要求を発行し、デジタル複写機55aのSCSI
コントローラ90からSCSIネットワーク91を介し
てデジタル複写機55bのSCSIコントローラ90に
メモリ使用要求を転送する。次いで、デジタル複写機5
5bのSCSIコントローラ90からシステムコントロ
ーラ66にメモリ使用要求を転送する。
【0076】このメモリ使用要求を受けたデジタル複
写機55bのシステムコントローラ66は、自機のメモ
リユニット69aが使用可能状態の場合には、自機のS
CSIコントローラ90にメモリユニット69aの使用
を許可する使用許可を発行する。次に、デジタル複写
機55bのSCSIコントローラ90は、この使用許可
をSCSIネットワーク91を介してデジタル複写機
55aのSCSIコントローラ90に転送する。次い
で、デジタル複写機55aのSCSIコントローラ90
は、デジタル複写機55bのメモリユニット69aの使
用許可を外部メモリ使用許可として自機のシステムコン
トローラ66に転送する。次いで、自機のシステムコン
トローラ66からコピーアプリ99にこの外部メモリ使
用許可を転送する。
【0077】なお、デジタル複写機55bのメモリユニ
ット69aの使用許可を通信することで、ネットワーク
に接続された他のデジタル複写機55bは、デジタル複
写機55a、55bのメモリユニット69aの使用を禁
止する使用禁止状態になり、リソース使用の競合が回
避される。また、デジタル複写機55bのメモリユニッ
ト69aが使用禁止状態になった場合に、デジタル複写
機55bのコピーアプリ99からメモリ使用要求が発行
された時には、システムコントローラ66から自機のメ
モリユニット69aが使用禁止状態になっているため、
メモリユニット69aが使用できない旨を表すメモリ使
用不可をコピーアプリ99に発行する。
【0078】次に、外部メモリ使用許可を受けたデジタ
ル複写機55aのコピーアプリ99は、メモリユニット
69aのDMAユニットにDRAMブロック75の書き
込み先頭アドレス及び転送データ量を設定する。このよ
うにして、自機のメモリユニット69aを画像データが
転送できる待機状態に設定する。次に、コピーアプリ9
9は、自機のメモリユニット69aに画像データの読み
取りを開始する画像読み取り開始を発行するとともに、
画像読み取り部67に画像を読み取るためのスキャナ動
作や光源をONして順次に画像を読み取らせる。このよ
うにして、画像読み取り部67から出力された画像デー
タは、デジタル複写機55aのメモリユニット69aに
転送されて書き込まれる。
【0079】次に、画像読み取り部67から画像読み取
り終了を受けたデジタル複写機55aのコピーアプリ9
9は、自機のメモリユニット69aに画像データの読み
取り終了を発行する。この画像読み取り終了を受けたメ
モリユニット69aは、自機のコピーアプリ99に画像
データの読み込み終了を発行する。次に、この読み込み
終了を受けたコピーアプリ99は、自機のメモリユニッ
ト69aに記憶された画像データの転送を要求する画像
転送要求を発行する。
【0080】次に、この画像転送要求を受けたデジタル
複写機55aのSCSIコントローラ90は、デジタル
複写機55aのメモリユニット69aに記録された画像
データをSCSIネットワーク91を介してデジタル複
写機55bのメモリユニット69aに書き込むように転
送を開始する。ここで、デジタル複写機55aのメモリ
ユニット69aに記憶された画像データの転送が終了し
た場合には、デジタル複写機55bのSCSIコントロ
ーラ91に転送終了を発行する。
【0081】次に、デジタル複写機55aのSCSIコ
ントローラ90は、自機のコピーアプリ99に転送終了
を発行する。次に、この転送終了を受けたデジタル複写
機55aのコピーアプリ99は、デジタル複写機55b
にプリント動作を開始させるために、給紙口、排紙口、
プリント枚数等を設定したパラメータをSCSIコント
ローラ90に発行する。次いで、デジタル複写機55a
のSCSIコントローラ90からデジタル複写機55b
のSCSIコントローラ90にこのパラメータを転送す
る。
【0082】次に、デジタル複写機55bのSCSIコ
ントローラ90は、このパラメータを自機のデーモンプ
ロセス100に設定する。デジタル複写機55bのデー
モンプロセス100は、このパラメータから給紙口、排
紙口、プリント枚数等の必要パラメータを取得した後
に、自機のシステムコントローラ55bにこのパラメー
タを設定する。
【0083】次に、デジタル複写機55aのコピーアプ
リ99は、デジタル複写機55bにプリント動作を開始
させるために、プリント開始コマンドをSCSIコント
ローラ90に発行する。次いで、デジタル複写機55a
のSCSIコントローラ90からデジタル複写機55b
のSCSIコントローラ90にこのプリント開始コマン
ドを転送する。
【0084】次に、デジタル複写機55bのSCSIコ
ントローラ90は、このプリント開始コマンドを自機の
デーモンプロセス100に設定する。デジタル複写機5
5bのデーモンプロセス100は、このプリント開始コ
マンドに基づいて自機のシステムコントローラ66にこ
のプリント開始コマンドを発行する。次に、このプリン
ト開始コマンドを受けたデジタル複写機55bのシステ
ムコントローラ66は、プリント開始コマンドに従って
プリント動作を開始するために、デーモンプロセス10
0から指示された給紙口から転写紙の給紙を開始する。
次いで、システムコントローラ66は、給紙口から転写
紙の給紙を開始した旨を表す給紙開始をデーモンプロセ
ス100を経てSCSIコントローラ90に発行する。
【0085】次に、SCSIコントローラ90は、この
給紙開始をデジタル複写機55aのSCSIコントロー
ラ90に転送する。次いで、デジタル複写機55aのS
CSIコントローラ90は、コピーアプリ99に受けた
給紙開始を転送する。 次に、デジタル複写機55bに
おいて、給紙された転写紙は、画像形成開始位置(レジ
ストローラ位置)に到達すると、デジタル複写機55b
のデーモンプロセス100に対してFGATEアサート
許可コマンドを発行する。このFGATEアサート許可
コマンドを受けたデーモンプロセス100は、デジタル
複写機55bのSCSIコントローラ90に対して画像
書き込み部68への画像データ転送を要求し、SCSI
コントローラ90は、画像書き込み部68へ画像データ
の転送を開始する。
【0086】更に、デジタル複写機55bのシステムコ
ントローラ66は、転写紙が排紙されると、デジタル複
写機55bのデーモンプロセス100に対して排紙実行
を通知する。次いで、この排紙実行を受けたデーモンプ
ロセス100は、SCSIコントローラ90に排紙実行
を発行する。次いで、SCSIコントローラ90は、こ
の排紙実行をデジタル複写機55aのSCSIコントロ
ーラ90に転送する。次いで、デジタル複写機55aの
SCSIコントローラ90は、コピーアプリ99に受け
た排紙実行を転送する。
【0087】この排紙実行を受けてデジタル複写機55
aのコピーアプリ99は、自機のSCSIコントローラ
90に外部メモリソリース解放を発行する。次いで、デ
ジタル複写機55aのSCSIコントローラ90は、S
CSIネットワーク91を介してデジタル複写機55b
のSCSIコントローラ90に外部メモリリソース解放
を転送する。次いで、デジタル複写機55bのSCSI
コントローラ90からシステムコントローラ66に外部
メモリリソース解放を転送する。
【0088】また、図15、16においては、デジタル
複写機55aの画像読み取り部67で読み取った画像デ
ータをデジタル複写機55bの画像書き込み部68へ出
力させるフローのみを説明してある。しかしながら、デ
ジタル複写機55aからデジタル複写機55bのメモリ
ユニット69aへ画像データの転送が終了した後には、
デジタル複写機55aとデジタル複写機55bは、全く
独立に動作できるため、デジタル複写機55bでプリン
ト動作を開始している際に、デジタル複写機55aが自
機のメモリユニット69aに記憶されている画像データ
を自機の画像書き込み部68に転送してプリント動作を
させることもできる。
【0089】なお、図15、16においては、単に、デ
ジタル複写機55bでリモート出力を実行させる動作に
最低限必要な情報を記述したことにとどまった。しかし
ながら、実際に、遠隔地に存在するデジタル複写機の周
辺機等を使用する場合には、メモリユニットの使用権の
みをデジタル複写機に要求するとともに、周辺機リソー
スも合わせて使用要求する必要がある。特に、ソータ機
能を実行する排紙仕分け装置61を使用する場合に、使
用権の調停が不十分であった時には、デジタル複写機5
5bの排紙口において、デジタル複写機55aからのリ
モート出力の出力紙とデジタル複写機55bの出力紙
(転写紙)が混在する等の不具合が発生してしまう。
【0090】次に、図17は本発明に係る一実施例の2
台のデジタル複写機の調停処理の動作フローを示す図で
ある。なお、図17に示すメモリ使用要求は、デジタル
複写機55aが自機のメモリユニット69aに記憶され
た画像データをデジタル複写機55bに転送して記憶さ
せた後に複写させる旨を表すリモート出力要求と同様の
制御コマンドである。
【0091】まず、デジタル複写機55aのコピーアプ
リ99は、自機のシステムコントローラ66に自機のメ
モリユニット69の使用を要求するメモリ使用要求を発
行する。次に、システムコントローラ66は、自機のメ
モリユニット69aが使用可能状態の場合には、使用許
可をコピーアプリ99に返す。次に、デジタル複写機5
5aのコピーアプリ99は、自機のシステムコントロー
ラ66に外部メモリ使用要求を発行し、次いで、システ
ムコントローラ66からSCSIコントローラ90に外
部メモリ使用要求を発行する。次いで、デジタル複写機
55aのSCSIコントローラ90からSCSIネット
ワーク91を介してデジタル複写機55bのSCSIコ
ントローラ90にメモリ使用要求を転送する。次いで、
デジタル複写機55bのSCSIコントローラ90から
システムコントローラ66にメモリ使用要求を転送す
る。
【0092】このメモリ使用要求を受けたデジタル複
写機55bのシステムコントローラ66は、システムの
使用状況に応じて調停処理を行い、自機のSCSIコン
トローラ90に調停結果を発行する。次いで、デジタ
ル複写機55bのSCSIコントローラ90は、この調
停結果をSCSIネットワーク91を介してデジタル複
写機55aのSCSIコントローラ90に転送する。
【0093】次に、デジタル複写機55aのSCSIコ
ントローラ90は、デジタル複写機55bのメモリユニ
ット69aの調停結果を自機のシステムコントローラ6
6に転送する。次いで、自機のシステムコントローラ6
6からコピーアプリ99にこの調停結果を転送する。こ
のように、デジタル複写機55bのシステムコントロー
ラ66は、デジタル複写機55aからメモリ使用要求
を受信すると、システムの使用状況に応じて調停処理を
実行し、その調停処理の結果として、調停結果をデジ
タル複写機55aに返信するので、図15、16に示す
ように、調停結果としてデジタル複写機55bのメモリ
ユニット69aの使用許可が返信される場合がある。一
方、調停結果として使用拒否が返信された場合には、デ
ジタル複写機55aはリモート出力処理を中断するか、
あるいは、デジタル複写機55aで保有するリソースの
みを使用して複写処理を継続する。
【0094】図15、16には、前述した通り、デジタ
ル複写機55aで読み取った画像をデジタル複写機55
bの画像形成装置に転送・プリント(リモート出力)を
実行する動作フローを示してあるが、リモート出力が可
能となるのは、デジタル複写機55aからデジタル複写
機55bに対するメモリ使用要求(図15、16のの
コマンド)に対してシステムコントローラから使用許可
(図15、16ののコマンド)が与えられる場合のみ
有効となる。
【0095】すなわち、図17に示すように、デジタル
複写機55aのシステムコントローラ66は、デジタル
複写機55aからメモリ使用要求(図17ののコマン
ド)を受信すると、図17に示すように、システムの使
用状況に応じて調停処理を実行し、その調停処理の結果
(図17ののコマンド)をデジタル複写機55bに返
信する。
【0096】当然のことながら、図15、16に示すよ
うに、調停の結果、デジタル複写機55bのメモリユニ
ット69aの使用権要求が許可される場合もあれば、使
用権要求が拒否される場合もある。使用権の要求が拒否
された場合、デジタル複写機55aは、処理を中断する
か、あるいは自身で保有するリソースのみを使用して処
理を継続する。
【0097】図15、16では、単にリモート出力を実
行する動作時に最低限必要な情報しか記載していない
が、実際、遠隔デジタル複写機の周辺機等を使用する場
合には、メモリの使用権のみを遠隔デジタル複写機に要
求するだけではなく、周辺機リモートも併せて要求する
必要がある。特に、排紙仕分け装置(ソータ)の使用に
関しては、調停が不十分であると、デジタル複写機55
aとデジタル複写機55bの出力紙(転写紙)が排紙口
で混在する等の不具合が発生する。
【0098】図18は本発明に係る一実施例の他のデジ
タル複写機からの使用要求を受け付けるかを処理する処
理フローを示すフローチャートである。本実施例では、
まず、使用許可要求が他のデジタル複写機より有ると
(ステップS1)、使用中でなければ(ステップS
2)、利用制限の設定により判断する(ステップS
3)。ここで、利用制限設定とは、他のデジタル複写機
からの利用制限を利用制限の対象にするかの設定であ
る。利用制限が設定されていると(ステップS3)、こ
の機械にて他機からの要求が利用制限の対象となるの
で、使用中(許可中)の時(ステップS4)は、許可応
答を出し(ステップS5)、使用中でない時(ステップ
S6)は、許可しない。また、利用制限設定が未設定の
場合(ステップS3)に、利用制限使用中でない時(ス
テップS7)は許可し(ステップS8)、使用中の時
(ステップS7)は許可しない(ステップS9)。利用
者制限設定については、操作部58にて設定できるの
で、その設定データをメモリに記憶させておき、必要な
時にそのデータをメモリから取り出して使用する。
【0099】例えば、キーカードを差して使用するシス
テムを想定する。両方のデジタル複写機に利用者制限機
能を有する場合、一台のデジタル複写機を使用する時に
は双方のデジタル複写機にカードを挿入しないと、複写
できる状態にならないようにシステムを想定する。利用
制限が設定されて使用中になっていると(ステップS
3,S4)、即ち両方のデジタル複写機にキーが入って
いると許可応答になる(ステップS5)。これに対し、
両方のデジタル複写機にキーが入っていないと(ステッ
プS4)、相手側のデジタル複写機の機能が使用できな
いので、不許可応答になる(ステップS6)。これに対
し、利用者制限が設定されていない場合(ステップS
3)、相手側のデジタル複写機にキーが入ってなくても
相手側のデジタル複写機の機能を使用できる時(ステッ
プS7)、許可応答になる(ステップS8)。相手側の
デジタル複写機にキーが入って使用されている時(ステ
ップS7)は、そのまま不許可応答になる(ステップS
8)。
【0100】このように、本実施例(請求項1)では、
各デジタル複写機を、操作機にて利用可能となっている
場合、操作機以外の利用可能となっていないデジタル複
写機での機能を利用する動作を可能にするように構成し
ている。このため、他のデジタル複写機の機能をリモー
トで使用する時に、そのデジタル複写機の所まで行くこ
となく、操作機の利用制限にて他のデジタル複写機の機
能を利用することができる。従って、利用者制限機能の
操作性及び作業効率を上げることができる。
【0101】本実施例(請求項2)は、各デジタル複写
機を、利用許可中のデジタル複写機がその他のデジタル
複写機からその機能を利用できないように構成してい
る。このため、リモートで使用しようとしているデジタ
ル複写機が利用制限により利用中の時、利用者を優先的
に利用させるためにリモート使用を制限することによ
り、確実に使用できる機械を各々に与えることで、利用
中のデジタル複写機は利用者が優先的に使用することが
できる。従って、使用待ち時間を少なくすることができ
るため、全体の仕様効率を上げることができる。
【0102】本実施例(請求項3)は、各デジタル複写
機を、利用許可状態でないデジタル複写機がその他のデ
ジタル複写機からその機能を利用できないように構成し
ている。このため、管理形態によりデジタル複写機個々
の管理と全体での管理で個々の管理が必要な時は、デジ
タル複写個々の利用者制限を機能させることにより実現
することができる。特に、暗証コードによる利用者制限
のように、そのデジタル複写機個々にカウンタを有し管
理するシステムにおいては、デジタル複写機毎に管理す
るために有効である。
【0103】なお、本発明においては、上記請求項1及
び請求項3に係る実施例の利用者宣言機能の使用形態を
適宜設定して切り替えるように構成してもよく、この場
合、管理形態により、各デジタル複写機の設定を行うこ
とができるので、幅広い管理を実現することができる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワーク化したデ
ジタル複写機各々に利用者制限機能を有する場合に、他
のデジタル複写機の機能をリモートで使用する時、他の
デジタル複写機のところまで行くことなく、他のデジタ
ル複写機の利用者制限機能を利用することができ、操作
性及び作業効率を向上させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】人体検知センサの構成を示す図である。
【図2】画像形成装置管理システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】操作部の構成を示す外観図である。
【図4】タッチパネル検出回路の構成を示す図である。
【図5】図4に示すコントローラにより検出端子をHi
gh状態にした時、X1,X2,Y1,Y2の出力状態
を示す図である。
【図6】操作部ユニットの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】液晶表示画面の表示例を示す図である。
【図8】ハードキーをエリア加工キーを押下による画面
展開例を示す図である。
【図9】本発明に係る一実施例のデジタル複写機のシス
テム構成を示す図である。
【図10】本発明に係る一実施例のデジタル複写機の構
成を示すブロック図である。
【図11】本発明に係る一実施例のデジタル複写機の構
成を示すブロック図である。
【図12】本発明に係る一実施例のデジタル複写機のネ
ットワークシステムの接続を示す図である。
【図13】本発明に係る一実施例の2台のデジタル複写
機をネットワークを介して接続した構成を示すブロック
図である。
【図14】図13に示すデジタル複写機のネットワーク
ソフトウエア構成を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る一実施例の2台のデジタル複写
機の動作フローを示す図である。
【図16】本発明に係る一実施例の2台のデジタル複写
機の動作フローを示す図である。
【図17】本発明に係る一実施例の2台のデジタル複写
機の調停処理の動作フローを示す図である。
【図18】本発明に係る一実施例の他のデジタル複写機
からの使用要求を受け付けるかを処理する処理フローを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 人体センサ 2 本体制御板 5 管理装置 6 複写機 7 公衆回線網 8 通信コントロール装置 9 電話機 10 ファクシミリ 11 液晶表示画面 13 ガイダンスキー 14 プログラムキー 15 エリア加工キー 16 輝度調整つまみ 17 モードクリア・予熱/タイマキー 18 割り込みキー 21 コントローラ 22 A/Dコンバータ 25 CPU 26 アドレスラッチ 27,35 ROM 28 システムリセット 29 アドレスデューダ 30 LEDドライバ 31 キーボード 32 LCDコントローラ 33 タッチパネル 34 LCDモジュール 36 RAM 41 メッセージエリア 42 コピー枚数表示部 43 自動濃度キー 44 自動用紙選択キー 45 用紙指定変倍キー 46 ソートキー 47 スタックキー 48 ステープルキー 49 特殊原稿送りキー 50 変倍キー 51 両面/ページ連写キー 52 消去/移動キー 53 表紙/合紙キー 55,55a,55b,55c,55d,55e,55
f,55g,55hデジタル複写機 56 原稿仕送り装置 57 操作部 58 画像読み取り装置 59 画像形成装置 60 両面ユニット 61 排紙仕分け装置 62 給紙カセット 63 拡張機能 64,72,85 利用者制限機器 66,79 システムコントローラ 67,80 画像読み取り部 68,81 画像書き込み部 69,69a,82 メモリユニット 70,83 CSS 71,84 時計部 73,86 人体検知センサ 75 DRAMブロック 76 圧縮ブロック 77,87a,87b,87c CPU 78 DMAブロック 90 SCSIコントローラ 91 SCSIネットワーク 92 デバイス制御層 93 システム制御層 94 アプリケーション層 95 操作部コントローラ 96 周辺機コントローラ 97 画像形成装置コントローラ 98 画像読み取り装置コントローラ 99 コピーアプリ 100 デーモンプロセス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2台以上のデジタル複写機に動
    作コマンド及び画像情報を通信する通信手段を設けて構
    成されたデジタル複写機のネットワークシステムにおい
    て、各デジタル複写機に、操作機にて利用可能となって
    いる場合、操作機以外の利用可能となっていないデジタ
    ル複写機での機能を利用する動作を可能にする利用者制
    限手段を有することを特徴とするデジタル複写機のネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】少なくとも2台以上のデジタル複写機に動
    作コマンド及び画像情報を通信する通信手段を設けて構
    成されたデジタル複写機のネットワークシステムにおい
    て、各デジタル複写機に、利用許可中のデジタル複写機
    がその他のデジタル複写機から該デジタル複写機の機能
    を利用できない利用者制限手段を有することを特徴とす
    るデジタル複写機のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】少なくとも2台以上のデジタル複写機に動
    作コマンド及び画像情報を通信する通信手段を設けて構
    成されたデジタル複写機のネットワークシステムにおい
    て、各デジタル複写機に、利用許可状態でないデジタル
    複写機がその他のデジタル複写機から該デジタル複写機
    の機能を利用できない利用者制限手段を有することを特
    徴とするデジタル複写機のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】請求項1及び請求項3の前記利用者制限手
    段の機能を設定により切り替える切り替え手段を有する
    ことを特徴とする請求項1,2記載のデジタル複写機の
    ネットワークシステム。
JP22545994A 1994-09-21 1994-09-21 デジタル複写機のネットワークシステム Expired - Fee Related JP3403830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22545994A JP3403830B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 デジタル複写機のネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22545994A JP3403830B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 デジタル複写機のネットワークシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0898038A true JPH0898038A (ja) 1996-04-12
JP3403830B2 JP3403830B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=16829674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22545994A Expired - Fee Related JP3403830B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 デジタル複写機のネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3403830B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934042B1 (en) 1998-03-19 2005-08-23 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus connectable to network
US7180628B1 (en) 1998-12-17 2007-02-20 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
JP2007142574A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および利用制限方法
JP2007166212A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Ricoh Co Ltd ネットワーク画像形成システム及び画像形成装置
US8310697B2 (en) 2007-02-23 2012-11-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing system, image processing apparatus and control method of the same, and computer program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4773275B2 (ja) * 2006-06-08 2011-09-14 株式会社リコー 画像処理装置、情報処理装置、画像処理方法、情報処理方法、画像処理プログラムおよび情報処理プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934042B1 (en) 1998-03-19 2005-08-23 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus connectable to network
US7180628B1 (en) 1998-12-17 2007-02-20 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
US7551307B2 (en) 1998-12-17 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
JP2007142574A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および利用制限方法
JP2007166212A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Ricoh Co Ltd ネットワーク画像形成システム及び画像形成装置
JP4667223B2 (ja) * 2005-12-13 2011-04-06 株式会社リコー ネットワーク画像形成システム及び画像形成装置
US8310697B2 (en) 2007-02-23 2012-11-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing system, image processing apparatus and control method of the same, and computer program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3403830B2 (ja) 2003-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001169032A (ja) デジタル複写機、画像形成システム、およびデジタル複写機のスレーブ機
JPH08244317A (ja) デジタル複写機ネットワークシステム
JP3403830B2 (ja) デジタル複写機のネットワークシステム
JP2003244354A (ja) 画像形成装置
JP4090607B2 (ja) 連結画像形成装置
JP3785274B2 (ja) 複写機ネットワークシステムの連結複写方法
JPH0897959A (ja) デジタル複写機のネットワークシステム
JP3476554B2 (ja) デジタル複写機およびその画像形成方法
JPH08116429A (ja) デジタル複写機のネットワークシステム
JP3869977B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置システム
JP3461922B2 (ja) デジタル複写機
JP3315291B2 (ja) 画像形成ネットワーク装置
JP3858192B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成方法
JP3336162B2 (ja) デジタル複写機のネットワークシステム
JPH0894778A (ja) デジタル複写機のネットワークシステム
JP3716085B2 (ja) 画像形成装置
JP4136197B2 (ja) 画像形成装置
JP2000127565A (ja) 画像形成装置ネットワークシステム
JP3703520B2 (ja) 遠隔画像形成システム
JPH08220945A (ja) ネットワークシステム
JPH11231730A (ja) 画像形成装置
JP3645110B2 (ja) 複写機ネットワークシステムおよびマスター画像形成装置
JPH08251321A (ja) デジタル複写機ネットワークシステム
JPH08251346A (ja) 遠隔画像形成システム
JP2001066950A (ja) 連結複写システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees