JPH08251346A - 遠隔画像形成システム - Google Patents

遠隔画像形成システム

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Publication number
JPH08251346A
JPH08251346A JP7051232A JP5123295A JPH08251346A JP H08251346 A JPH08251346 A JP H08251346A JP 7051232 A JP7051232 A JP 7051232A JP 5123295 A JP5123295 A JP 5123295A JP H08251346 A JPH08251346 A JP H08251346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
machine
recording paper
remote
Prior art date
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Pending
Application number
JP7051232A
Other languages
English (en)
Inventor
Moriyuki Koike
守幸 小池
Tomonori Fukui
智則 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7051232A priority Critical patent/JPH08251346A/ja
Publication of JPH08251346A publication Critical patent/JPH08251346A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像出力装置から出力された画像信号に基づ
いて他の画像形成装置により画像を記録紙に記録する場
合の操作性を向上させる。 【構成】 画像読み取り装置3には原稿のサイズおよび
方向に一致する転写紙を自動的に選択するために原稿の
サイズと方向を検出するAPSセンサ30が設けられて
いる。依頼元PPC−Iのシステムコントローラ10は
依頼先PPC−IIに対してコピーを依頼する場合に原稿
サイズに適合する記録紙を選択させる。また、適合する
記録紙が存在しない依頼先PPC−IIのコピー分を、適
合する記録紙が存在する依頼先PPCに分担させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像出力装置がネット
ワークを介して出力する画像を1以上の画像形成装置が
受信して記録紙に形成する遠隔画像形成システムに関
し、特に複数のデジタル複写機が通信回線を介して接続
された遠隔画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、イメージスキャナ、ワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ等の画像出力装置と複数
のプリンタ等の画像形成装置をネットワークを介して組
み合わせることにより、画像出力装置から出力される画
像信号に基づいて画像形成装置により画像を記録紙に記
録するシステムが提案されている。
【0003】例えば特公平2−21190号公報には、
複数の画像出力装置と複数の画像形成装置を画像情報の
記録、記憶、通信等の各機能で有機的に結合し、任意の
場所から他の場所へ自由にアクセス可能にした画像形成
システムが提案されている。また、特開平5−3045
75号公報には、1つのデジタル複写機により読み取ら
れた原稿画像を複数のデジタル複写機が並行して複写す
ることにより、実質的な複写スピードを高めるシステム
が提案されている。
【0004】図36は遠隔画像形成システムを構成可能
な従来のデジタル複写機を示し、この複写機は画像読み
取り部3、画像書き込み部4、利用者制限機器9、CP
U10aを有するシステムコントローラ10、メモリユ
ニット11’、人体検知センサ12、時計モジュール1
3、通信コントロール装置(CSS)14などにより概
略的に構成されている。メモリユニット11’はDRA
Mブロック11aと、圧縮ブロック11cとDMAブロ
ック11dを有する。
【0005】図37は他の従来例を示し、この構成では
画像読み取り部3、画像書き込み部4、メモリユニット
11”にそれぞれCPU3a、4a、11eを設け、シ
ステムコントローラ10からCPU3a、4a、11e
に対するコマンドを制御信号線を介して伝達するように
構成され、したがって、システムのハード構成が自由で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、依頼元
の画像出力装置(操作機)から出力された画像信号に基
づいて依頼先の他の画像形成装置(リモート機)により
画像を記録紙に記録する場合、操作機側の原稿サイズに
応じた記録紙がリモート機側に有ることが前提であり、
したがって、このために操作機側に位置するユーザが前
もってリモート機側に問い合わせる必要があるので、操
作性が悪いという問題点がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像出
力装置から出力された画像信号に基づいて他の画像形成
装置により画像を記録紙に記録する場合の操作性を向上
することができる遠隔画像形成システムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、画像出力装置がネットワークを介して
出力する画像を1以上の画像形成装置が受信して記録紙
に形成する遠隔画像形成システムにおいて、前記画像出
力装置が出力する画像の原稿サイズを検出する原稿サイ
ズ検出手段と、前記画像出力装置が出力する画像を画像
形成装置が記録紙に形成する場合に、前記原稿サイズ検
出手段により検出された原稿サイズに適合する記録紙を
前記画像形成装置が選択するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】第2の手段は、第1の手段において前記制
御手段が、前記1以上の画像形成装置の何れにおいても
原稿サイズに適合する記録紙が無い場合に全ての画像形
成装置の処理を中断させることを特徴とする。
【0010】第3の手段は、第2の手段において前記制
御手段が、全ての画像形成装置の処理を中断させた後、
適合する記録紙が無い画像形成装置の分を、適合する記
録紙が有る他の画像形成装置に振り分けることを特徴と
する。
【0011】第4の手段は、第2または第3の手段にお
いて前記制御手段が、適合する記録紙が無い画像形成装
置において、適合する記録紙のサイズを表示させること
を特徴とする。
【0012】第5の手段は、第2ないし第4の手段にお
いて前記制御手段が、適合する記録紙が無い画像形成装
置が存在することを前記画像出力装置において表示させ
ることを特徴とする。
【0013】第6の手段は、第2ないし第5の手段にお
いて前記制御手段が、適合する記録紙が無い画像形成装
置において画像を90°回転すれば適合する記録紙が有
る場合に、画像を90°回転してその適合する記録紙を
選択させることを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の手段では、画像出力装置である例えば依
頼元デジタル複写機が出力する画像を画像形成装置であ
る例えば依頼先デジタル複写機が記録紙に形成する場合
に、依頼元デジタル複写機の原稿サイズ検出手段により
検出された原稿サイズに適合する記録紙を依頼先デジタ
ル複写機が自動的に選択する。
【0015】第2の手段では、1以上の依頼先デジタル
複写機の何れかにおいても原稿サイズに適合する記録紙
が無い場合に全ての依頼先デジタル複写機の処理を中断
させるので、適合する記録紙が無い依頼先デジタル複写
機のコピー分を適合する記録紙が有る依頼先デジタル複
写機に振り分ける処理を行うことができる。
【0016】第3の手段では、適合する記録紙が無い依
頼先デジタル複写機のコピー分を適合する記録紙が有る
依頼先デジタル複写機に振り分けるので、振り分け操作
を行う必要がなくなる。
【0017】第4の手段では、適合する記録紙が無い依
頼先デジタル複写機において適合する記録紙のサイズを
表示させるので、依頼元のユーザが依頼先に対して電話
で依頼する作業等を行う必要がなくなる。
【0018】第5の手段では、適合する記録紙が無い依
頼先デジタル複写機が存在することを依頼元デジタル複
写機を表示するので、その後のユーザの対応時間を短縮
することができる。
【0019】第6の手段では、画像を90°回転すれば
適合する記録紙が有る場合に、画像を90°回転してそ
の記録紙を選択させる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る遠隔画像形成システムの一実
施例における画像出力側デジタル複写機と画像形成側デ
ジタル複写機を示すブロック図、図2は図1のデジタル
複写機を概略的に示す構成図、図3〜図5は図1の画像
読み取り部に設けられている自動原稿サイズセンサを示
す図、図6は図1の人体検知センサを示す構成図、図7
は図1の通信コントロール装置により構成される画像形
成装置管理システムを示すブロック図、図8は遠隔画像
形成システムの一例を示す説明図、図9は図1の複写機
のソフトウエア構造を示す説明図、図10は図2の操作
部を示す説明図、図11は図10のタッチパネルの検出
回路を示す回路図、図12は図11の検出回路の検出論
理を示す説明図、図13は操作制御部を示すブロック
図、図14〜図26は表示画面を示す説明図、図27〜
図35は処理を示す図である。
【0021】図1は複写を依頼する複写機(操作機)P
PC−Iと複写を依頼される複写機(リモート機)PP
C−IIを示している。本実施例の遠隔画像形成システム
におけるデジタル複写機の各々は、図1および図2に示
すように原稿送り装置(ADF)1、操作部2、画像読
み取り装置3、画像形成装置4(または画像書き込み部
と言う。)、両面ユニット5、排紙仕分け装置6、3段
の給紙カセット7、拡張機能8、利用者制限機器9、C
PU10aを有するシステムコントローラ10、メモリ
ユニット11、人体検知センサ12、時計モジュール1
3、通信コントロール装置(CSS)14などにより概
略的に構成されている。
【0022】メモリユニット11には自機の画像読み取
り装置3により読み取った画像を外部のネットワーク上
に転送したり、ネットワーク上から受信した画像データ
をDRAMブロック11aに保存するためのネットワー
ク手段としてSCSI(Small Computor System Interf
ace )15とSCSIコントローラ11bが設けられて
いる。なお、SCSI15の代わりのネットワーク通信
手段として例えばイーサネットを物理手段として用い、
データ通信としてOSI(Open System Interface )参
照モデルのTCP/IP通信を用いるなど、種々の手段
を用いることができる。メモリユニット11にはまた、
圧縮ブロック11cとDMAブロック11dが設けられ
ている。
【0023】以下、各構成部材と本実施例で用いる各種
用語について詳細に説明する。図2に示すADF1は搬
送モータと排紙モータの2つのDCサーボモータを有
し、給紙部と排紙部が独立している。反転・排紙部は原
稿の表、裏を反転する反転機構を有し、両面原稿を片面
コピーすることができる。また、ADF1は複写機本体
から電源とコマンドを送受信する通信ラインを介して接
続され、複写機からのコマンド(給紙、排紙コマンド
等)に基づいて動作し、更に、原稿の有無等の状態情報
を複写機に送る。
【0024】画像読み取り装置3は光源により原稿を照
明し、その反射光を固体撮像素子(CCD)により電気
信号に変換し、「必要な画像処理」を行う。ここで、
「必要な画像処理」としては、CCDにより変換された
アナログ電気信号を2値或いは多値のデジタルデータに
変換する量子化と、原稿を照明する光源の照射むらやC
CDの感度バラツキを補正するシェーディング補正と、
光学系によるぼけを補正するMTF補正と、読み取り画
像データを用いてデータ補間して画像の読み取り密度を
変化させる変倍処理等が行われる。
【0025】画像読み取り装置3には原稿のサイズおよ
び方向に一致する転写紙を自動的に選択するためにAP
Sセンサ30が設けられている。APSセンサ30は原
稿をプリスキャンすることなく原稿の長さと幅を読み取
ることにより原稿のサイズと方向を検出するように構成
され、また、図3に示すように3個のAPSセンサ30
が設けられている。このAPSセンサ30の各々は1個
のLED31からの光を3ビームに分散させ、また、3
か所で受光するタイプの反射型センサ(受光素子)32
を使用(光学系内部で3か所に配置)している。この場
合、光学系内部よりコンタクトガラス33を透視して原
稿面からの反射光のみを受光することにより原稿の長さ
と幅を検出する。また、APSセンサ30は常時オンし
ていてサイズデータを読んでいる。
【0026】サイズデータのサンプリングは常に行って
いるが、サイズ確定には2つの方法がある。第1に、コ
ンタクトガラス33に原稿をセット後、圧板34または
ADF1の閉じ操作で圧板サイズ検知センサ35が遮蔽
無しから遮蔽有りに変化した時に確定する。第2に、圧
板34またはADF1の開放時にコピースタートキーの
オン直後に確定する。このような方法により、3つのA
PSセンサ30により図5に示すように原稿の各種サイ
ズ及び方向を検出することができる。
【0027】画像形成装置4は電気信号形式の画像を電
子写真方式、感熱方式、熱転写方式、インクジェット方
式等で普通紙や感熱紙に記録し、PPCの場合には当然
に普通紙に記録する。ここで、画像読み取り装置3によ
り変換された画像の電気信号と、画像形成装置4に入力
する画像の電気信号と、この画像の電気信号と同期を取
るための信号をまとめて「ビデオ信号」又は「画像デー
タ」と言う。また、このビデオ信号を画像読み取り装置
3や画像形成装置4、後述する「アプリケーション(=
拡張機能8)」間でやり取りするために伝達する情報を
「制御信号」又は「コマンド」と言う。
【0028】デジタルPPCでは大きな特徴として、原
稿画像を画像読み取り装置3により電気信号に変換して
読み込み、この電気信号に基づいて画像形成装置4によ
り復元する。したがって、従来のアナログ複写機以外の
分野にも応用可能であり、FAX、ページプリンタ、ス
キャナ、ファイルシステムなどの機能を実現することが
でき、また、最近では、読み取った画像データを一旦メ
モリユニット11のDRAM11a等の記憶装置に記憶
させ、必要に応じて読み出すことにより1回のスキャン
で複数枚の複写を行ったり、複数の原稿を1枚の転写紙
上に合成してプリントする機能を実現することができ
る。これらの機能を「拡張機能」または「アプリ(アプ
リケーション)」と言い、また、本実施例では、メモリ
をネットワーク上のデジタル複写機間で画像データを転
送する際の緩衝手段として利用している。
【0029】システムコントローラ10は複写モードを
実行する上で画像書き込み部4が画像を形成可能なよう
に紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙
カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、及び画像
読み取り部3が画像を読み取り可能なようにスキャナ動
作や光源のオン/オフなどを制御する。ここで、最近の
デジタルPPCでは拡張機能8を1つ搭載するのみでは
なく複数のアプリを搭載するように構成されている。
【0030】複数のアプリから共有される機能ユニット
単位を「資源」、「リソース」と表現し、システムコン
トローラ10はこのリソース単位でシステム制御を行
う。なお、本実施例のデジタルPPCにおいて管理され
ている資源は、画像読み取り装置3、画像形成装置4、
操作部2、メモリユニット11、周辺機(=ADF1、
ソータ6、両面ユニット5など)などである。なお、特
に画像形成装置4が電子写真方式の場合には紙の消費量
が多くなるので、無制限に使用を許可したくない場合に
は利用者を特定、限定、管理するためにコインラック、
キーカウンタ、キーカード、プリペイドカード等の利用
者制限機器9や暗唱コードが用いられる。
【0031】システムが複雑になるとユーザ毎の個別対
応が必要となるが、工場出荷時にこれらの対応を全て満
足させることは不可能であるので市場における対応が不
可欠となる。したがって、通常では不揮発性RAMを装
備し、客の要求に応じたシステム設定を可能とし、この
機能を「ユーザ設定」という。ユーザによる操作が行わ
れていない状態が一定期間継続した状態を「アイドル状
態」、それ以外を「ビジー状態」を表現する。「ビジー
状態」から「アイドル状態」に遷移するまでの時間は
「ユーザ設定」可能である。例えば複写動作中はもちろ
ん、複写動作が終了しても一定期間ユーザによる無操作
状態が継続しないと「アイドル状態」に遷移しないよう
に「ユーザ設定」することができる。
【0032】人体検知センサ12は赤外線発光ダイオー
ドと、この赤外線の出射方向を一定方向に制限する光学
系と、発射された赤外線の反射光を検知する赤外線受光
センサを有し、センサ12から一定距離内の物体(オペ
レータ)を検知して図6に示すようにシステムコントロ
ーラ10の本体制御板に信号を送るように構成されてい
る。また、センサ12内には検出距離切り換えスイッチ
が設けられ、例えば検出距離を2段階で切り換えること
ができる。したがって、機械の前面にセンサ12を配置
することにより機械の前に人がいるか否かを確認するこ
とにより「予熱」を制御することができる。
【0033】時計モジュール13は各曜日毎に設定され
たオン/オフ時間に応じて電源をオン/オフするウィー
クリタイマ機能を実現するために用いられる。この機能
のためには時計モジュール13を時刻合わせする操作
と、各曜日毎のオン/オフ時間を設定する操作が必要で
ある。
【0034】「予熱モード時」には、定着温度を一定温
度(例えば10°C)下げて制御し、また、操作部2の
表示を消すことにより消費電力を節約することができ
る。このモードは操作部2を介したキー入力により設定
されたり、機械の設定によっては動作および操作がなく
なった後一定時間経過後に自動的に設定される。また、
この設定されたモードは、操作部2を介したキー入力に
より解除されたり、人体検知センサ12により機械の前
に人が立っていること検出した時に解除される。
【0035】「割り込みモード」はコピー動作中および
操作中において一時的にそのコピー動作等に割り込んで
他のコピーを行うモードである。このモードを設定する
ことによりその前のコピーモード、及びコピー中であれ
ばその途中経過の情報を不揮発性RAM11aに記憶し
て割り込みモードに移行し、設定モードを初期化する。
他のコピー動作終了後に割り込みモードを解除し、不揮
発性RAM11aに記憶されたモード及び途中経過を戻
すことにより割り込みモード設定前の状態に復帰させ、
再スタートにより割り込みモード前のモードを継続する
ことができる。また、このモードの設定/解除は操作部
2のキーを介して行うことができる。
【0036】図7は通信コントロール装置14により構
成される画像形成装置管理システムを示し、通信コント
ロール装置14はユーザ側に設置されている1以上のP
PC20と、遠隔地のサービス拠点に設置されている管
理装置21を公衆回線網22を介して接続する。通信コ
ントロール装置14には電話機23やファクシミリ23
が接続可能であり、ユーザの既存の回線に挿入する形で
設置可能である。PPC20は同機種、異機種を問わ
ず、また、PPC以外の他の機器も接続可能である。
【0037】通信コントロール装置14とPPC20は
例えばRS−485規格によりマルチドロップ接続され
ている。通信制御は基本型データ伝送制御手順であり、
通信コントロール装置14を制御局としたセントラライ
ズド制御のポーリング/セレクティング方式でデータリ
ンクを確立することにより、任意のPPC20との通信
が可能である。各PPC20はアドレス設定スイッチに
より固有のアドレスが設定可能であり、この固有アドレ
スにより各PPC20のポーリングアドレス、セレクテ
ィングアドレスが決定される。
【0038】また、このようなデジタル複写機20をS
CSI15およびSCSIコントローラ10bにより接
続することにより、例えば図8に示すように8台のデジ
タル複写機PPC−I〜PPC−VIIIより成る遠隔画像
形成システムを構成することができる。なお、図8に示
すPPC20の台数は8台に限定されない。また、この
ようなシステムにおけるPPC20の各々のソフトウエ
ア構造は、図9に示すようにアプリケーション層101
と、システム制御層102とデバイス制御層103によ
り構成される。
【0039】アプリケーション層101はコピーアプリ
101−1とデーモンプロセス部101−2を有し、シ
ステム制御層102はシステム制御部(システムコント
ローラ)102−1と、操作部コントローラ102−2
と、周辺機コントローラ102−3と、画像形成装置コ
ントローラ102−4と、画像読み取り装置コントロー
ラ102−5とメモリユニット102−6を有する。デ
バイス制御層103は入出力制御部103−1とSCS
Iコントローラ103−2を有し、また、デジタル複写
機PPC−IとPPC−IIの各SCSIコントローラ1
03−2がSCSI15を介して接続される。
【0040】コピーアプリ101−1は、自機の複写動
作を実行するためのコピーシーケンスを実行するアプリ
ケーションであり、これに対して、デーモンプロセス部
101−2はネットワーク上の他の機械からプリントを
要求された場合に、メモリユニット102−5内に保存
されている画像データを読み出し、画像形成装置4に転
送する役目を有するアプリケーションとして存在してい
る。当然に、デーモンプロセス部101−2はメモリユ
ニット102−5から画像データを読み出してプリント
動作を実行する前に、ネットワーク上の他の機械からの
画像データの転送は完了していなければならない。
【0041】入出力制御部103−1はデータを論理/
物理変換するレイア(デバイスドライバ)である。操作
部コントローラ102−2はMMI(Man Machine Inte
rface )を実行するレイア(LCD表示やLED点灯/
消去、キー入力スキャン等を論理レベルで行うレイア)
であり、周辺機コントローラ102−3は自動両面ユニ
ット5やソータ6、ADF1などのようにPPC20に
装着される周辺機のコントロールを論理レベルで実行す
るレイアである。
【0042】次に、図10〜図26を参照して操作部2
の構成と表示内容について説明する。図10において、
モードクリアキー201は各種モードを標準モードに戻
すためのものであり、モードクリアキー201の操作に
よりリピート枚数は「1」枚、濃度は「自動濃度」、給
紙は「自動給紙選択」、変倍率は「等倍」に設定され、
両面などの他の機能は解除される。操作部2にはまた、
割り込みコピーを行うための割り込みキー202と、ユ
ーザが頻繁に使用するモードを選択的に登録、呼び出す
ためのプログラムキー203と、基本操作や機能説明の
表示画面を呼び出すためのガイダンスキー204と、複
写動作を開始するためのプリントキー(スタートキー)
205が設けられている。プリントキー205はレディ
/ウェイト表示用のLEDを有し、レディ時にはグリー
ンのLEDが、ウェイト時にはレッドのLEDが点灯す
る。
【0043】クリア/ストップキー206は待機中はク
リアキーの機能を有し、複写動作中はストップキーの機
能を有する。クリアキーは設定複写枚数を解除する場合
に押下され、ストップキーは複写動作を中断する場合に
押下され、その時点で複写動作が終了した時に機械が停
止する。テンキー207は複写枚数を設定したり、ズー
ム倍率、綴じ代などの数値を入力するために用いられ
る。表示部208はLCDディスプレイ(CRTでもよ
い)であって各種の機能、状態、メッセージを表示す
る。このディスプレイ208の表面にはタッチパネル2
10が配置され、各種モードを選択するためのソフトキ
ーとして用いられる。
【0044】図11及び図12を参照してタッチパネル
210の検出回路を説明する。コントローラ212は検
出端子をハイ状態にしてタッチパネル210の端子X
1、X2、Y1、Y2を図12のように設定する。タッ
チパネル210の端子Y1、Y2は抵抗Rによりプルア
ップされており、タッチパネル210がオフの時にはY
1は+5Vになり、オンの時には0Vになる。
【0045】コントローラ212はこの電圧をA/D変
換器211を介して検出し、オン状態を検出すると測定
モードに切り換える。X方向ではX1は+5V、X2は
0Vになり、入力位置の電位がY1、A/D変換器21
1を介してコントローラ212により取り込まれ、X座
標が検出される。Y方向の座標も回路を切り換えること
により同様に検出され、したがって、タッチパネル21
0の押下位置のXY座標が検出される。
【0046】次に、図13を参照して操作制御部を説明
する。操作制御部のCPU284はシステムコントロー
ラ10との間で光トランシーバ285を介してシリアル
通信でコマンドをやり取りし、システムコントローラ1
0からのコマンドを受け取るとLCD283上に表示す
る内容を決定し、CGROM285に予め記憶された多
数のビットパターンを選択的に読み出すためのコードを
VRAM281に展開し、読み出したビットパターンを
LCDコントローラ282を介してLCD283の画面
に表示する。
【0047】VRAM281内のビットパターン展開エ
リアは幾つかに区切られており、現在表示されている画
面とは別の画面のビットパターンを展開することがで
き、また、VRAM281のアドレスを変更することに
より画面を一瞬に書き換えることができる。LCDコン
トローラ282はCPU284、CGROM285、タ
ッチパネル210、LEDドライバ286により駆動さ
れるキーボード287、アドレスデコーダ288、アド
レスラッチ289等の間でアドレスやデータをやり取り
する。CPU284はアドレスラッチ289、ROM2
90、システムリセット部292を介してアドレスデコ
ーダ288等の間でアドレスやデータをやり取りする。
【0048】次に図14〜図26を参照してLCD28
3の表示画面を説明する。標準画面には図14に示すよ
うに「コピーできます」、「お待ち下さい」等のメッセ
ージが表示されるメッセージエリア301と、その右に
おいてコピーセット枚数を示すコピーセット枚数表示部
302が表示される。
【0049】また、ソフトキーとして画像濃度を自動的
に調整する処理を設定するための自動調整キー303、
転写紙を自動的に選択処理を設定するための自動用紙選
択キー304、コピー倍率を等倍に設定するための等倍
キー305、ソート処理されたコピー紙束を閉じる処理
を設定するためのステープルキー306、コピー紙をペ
ージ順に仕分けする処理を設定するためのスタックキー
307、コピー紙を一部ずつページ順に揃える処理を設
定するためのソートキー308、図8に示すようにネッ
トワークを介して接続された複写機にプリントさせる処
理を設定するための連結キー309、綴じ代モード等を
設定するための消去/移動キー310、両面モードを設
定するための両面キー311、拡大/縮小時の倍率を設
定するための変倍キー312が表示される。このソフト
キーはタッチされて選択された場合に編みかけ表示され
る。
【0050】連結キー309により連結モードが選択さ
れると、図15に示すようにプリントさせる他の複写機
(リモート機)を選択するための複写機選択キー313
が表示され、また、選択された複写機表示が編みかけさ
れる。複写機の選択操作が完了して設定終了キー314
が押下されると、図16に示すように連結キー309が
編みかけ表示された画面となる。また、この画面におい
て連結キー309が押下されると連結モードが解除され
て図14に示す画面となり、更に、連結キー309が再
押下されると図15に示す画面に切り換わる。
【0051】図17は連結動作中にリモート機「4」に
ジャムが発生して動作が停止した場合の画面を示し、リ
モート機の番号315と停止理由「ジャム」316が表
示される。なお、リモート機の用紙が無くなった場合に
も同様にそのリモート機の番号315と停止理由316
が表示され、また、リモート機の停止理由が改善される
と消去される。
【0052】図18は連結依頼側の複写機(操作機)と
リモート機の全てにおける連結動作が終了した場合の画
面を示し、そのメッセージ317と確認キー318が表
示される。また、確認キー318が押下されるとこの表
示は閉じられる。図19はリモート機「4」のコピーが
中断してその残りのコピーを操作機と、リモート機
「1」、「7」に分担させて連結動作が終了した場合の
画面を示し、そのメッセージ319と確認キー318が
表示される。また、確認キー318が押下されるとこの
表示は閉じられる。
【0053】図20はリモート機が連結動作中(リモー
ト動作中)の場合の画面を示し、そのメッセージがメッ
セージエリア301に表示される。図21はリモート機
が連結動作を開始する場合の画面を示し、そのメッセー
ジがメッセージエリア301に表示される。したがっ
て、図21に示す画面が一定時間表示された後、図20
に示す画面に切り換わる。図22はリモート機が連結動
作を中断してその残りを他の機械に分担させてコピー中
の場合の中断側のリモート機の画面を示し、図23は分
担コピーを開始した時の操作機の画面を示す。
【0054】図24は原稿サイズを検出して用紙を自動
的に選択するAPS処理を連結モードで行っている時
に、リモート機にそのサイズの用紙が無くなった場合の
操作機の画面を示し、図25はこの場合のリモート機の
画面を示す。図26はユーザの使用形態に応じて動作を
切り換えるユーザ設定画面320を示し、この画面32
0にはリモート機側に所望のサイズの用紙がない場合に
全体を停止させるAPS全体停止設定用の設定キー32
1および未設定キー322と、全体が停止後に他の機械
に分担させる再分担動作設定用の設定キー323および
未設定キー324と、終了キー325が表示される。こ
の画面320の入り方は、例えばテンキー207の
「1」、「2」、「3」を同時に押下することにより切
り換わる。
【0055】次に、図9に示すソフトウエア構造による
通信処理を図27および図28を参照して説明する。こ
こで、図1及び図2に示すハードウエア構成において操
作部2、周辺機1、5、6、画像形成装置4、画像読み
取り装置3、メモリユニット11はそれぞれのPPC2
0が保有するリソース(資源)として扱われる。図9に
おいてPPC−Iが自機の各リソースを使用して複写動
作を実行する場合(プリントスタートキー押下時)に
は、PPC−Iのコピーアプリ101−1がシステムコ
ントローラ102−1に対して画像形成装置4、画像読
み取り装置3、及び必要に応じて周辺機1、5、6、メ
モリユニット11の各リソースの使用権を要求する。
【0056】システムコントローラ102−1はコピー
アプリ101−1からの要求に対してリソースの使用権
を調停し、コピーアプリ101−1に対して調停結果を
通知する。ここで、PPC−Iがスタンドアローンで使
用される場合、すなわちネットワークに接続されていな
い場合にはPPC−Iが保有するリソースは全てコピー
アプリ101−1が占有可能であるので、即時に複写動
作が開始される。
【0057】これに対し、ネットワーク上の1以上のリ
モート機のリソースを使用して複写(リモート出力)を
行う場合には、例えば図27に示すように操作機PPC
−Iのコピーアプリ101−1がリモート機PPC−II
のシステムコントローラ102−1に対してリソースの
使用権を要求する。リモート機PPC−IIのシステムコ
ントローラ102−1は、この要求に従ってリソースの
使用権を調停し、その結果を要求元である操作機PPC
−Iのコピーアプリ101−1に対して調停結果を通知
する。
【0058】操作機PPC−Iのコピーアプリ101−
1は、使用権が許可された場合には画像の読み取りを実
行し、自機のメモリユニット102−5への画像の記憶
が完了すると、外部インタフェースであるSCSI15
を介して画像の転送を行い、リモート機PPC−IIのメ
モリユニット102−5に画像を記憶させる。この画像
転送が完了すると、操作機PPC−Iのコピーアプリ1
01−1がリモート機PPC−IIのデーモンプロセス部
101−2に対して、プリントを実行するための各種パ
ラメータ(給紙口、排紙口、プリント枚数など)を送信
した後、プリント開始コマンドを送信する。
【0059】リモート機PPC−IIのデーモンプロセス
部101−2はプリント開始コマンドを受信すると、自
機のシステムコントローラ102−1に対してプリント
開始を要求し、したがって、リモート機PPC−IIのシ
ステムコントローラ102−1によるリモート出力が行
われる。
【0060】ここで、図27のに示すように操作機P
PC−Iによりリモート機PPC−IIのメモリユニット
102−5が使用されている場合、リモート機PPC−
IIによるこのメモリユニット102−5の使用は不可と
なる。なお、図27においてリモート機PPC−IIのシ
ステムコントローラ102−1からデーモンプロセス部
101−2に対するFGATEアサートコマンドは、転
写紙の先端とメモリユニット102−5から読み出され
た画像の書き出し位置を同期させるために、給紙が実行
された転写紙がレジストローラに到達した時に発行され
るコマンドである。
【0061】また、このようなリモート出力が可能とな
る条件は、操作機PPC−Iからリモート機PPC−II
のシステムコントローラ102−1へのメモリ使用要求
コマンドに対して、使用許可コマンドが与えられた
場合のみである。すなわち、図28に示すようにリモー
ト機PPC−IIのシステムコントローラ102−1は、
操作機PPC−Iからのメモリ使用要求コマンドを受
信すると、自機やネットワーク全体のシステムの使用状
況に応じて調停処理を実行し、調停結果コマンドを操
作機PPC−Iに返信する。この場合、図27に示すよ
うに要求が許可される場合もあれば、拒否される場合も
ある。拒否された場合には操作機PPC−Iは処理を中
断するか、または自機のリソースのみを使用して処理を
継続する。
【0062】図27は単にリモート出力を実行する際の
動作時に最低限必要な情報のみを示しているが、実際に
はリモート機PPC−IIの周辺機などを使用する場合に
はメモリユニット102−5の使用権のみを要求するだ
けではなく、周辺機の使用権を合わせて要求する。特に
周辺機の一例としてソータ6の使用についての調停が不
十分な場合には、リモート機PPC−IIの排紙口におい
て操作機PPC−I側の転写紙とリモート機PPC−II
側のそれが混在するなどの不具合が発生する。
【0063】次に、図29に示すフローチャートを参照
して操作機の動作を説明する。動作開始指示(例えばプ
リントキー押下)があると(ステップS1)、連結動作
モードが設定されているか否かを判別し(ステップS
2)、設定されていない場合には通常のプリント動作、
すなわち操作機のみによるプリントを行う(ステップS
3)。他方、連結動作モードが設定されている場合には
リモート機に対してそれぞれの実行動作指示を行い(ス
テップS4)、次いで自機(操作機)の分のプリント動
作を実行する(ステップS5)。そして、連結動作中フ
ラグをセットし(ステップS6)、メインルーチンに戻
る。
【0064】次に、図30を参照してリモート機の動作
を説明する。操作機からのリモート動作依頼を受信する
と(ステップS11)、自機(リモート機)が異常中で
あったり、依頼された給紙段がペーパエンドである等の
理由がなく動作受け入れが可能な場合には、依頼された
分のプリント動作を実行する(ステップS12→S1
3)。他方、動作受け入れが不可の場合には操作機に対
して続行不能とその理由を送信し(ステップS12→S
14)、次いで操作機に対して動作終了枚数(この場合
には0枚)を送信する(ステップS15)。
【0065】また、一度コピー動作を中断した後、リモ
ート動作続行依頼を受信すると(ステップS16)、同
様に、動作受け入れが不可の場合には操作機に対して続
行不能とその理由を送信し(ステップS17→S1
4)、次いで操作機に対して中断までの動作終了枚数を
送信する(ステップS15)。他方、動作受け入れが可
能な場合には、依頼された残りの分のプリント動作を実
行し(ステップS17→S18)。
【0066】次に、図31〜図35を参照してAPS
(自動用紙選択)処理を説明する。先ず、コピー動作中
またはコピー開始(ステップS21)であってAPSモ
ードが設定され(ステップS22)、且つ転写紙のサイ
ズが確定していない場合(ステップS23)ステップS
24以下に進む。先ず、APSセンサ30により原稿の
サイズと方向を検出し(ステップS23)、次いで原稿
サイズと設定倍率に基づいて転写紙の「適合サイズ」を
確定し(ステップS24)、次いで変倍された画像を9
0°回転させたサイズと方向(例えばA4縦→A4横、
B5横→B5縦)を「回転サイズ」として確定する(ス
テップS26)。
【0067】次いで連結モードが設定されているか否か
を判別し(ステップS27)、NOの場合にはステップ
S28以下に進み、他方、YESの場合にはステップS
34以下に進む。ステップS28以下では「適合サイ
ズ」の転写紙をサーチし(ステップS28)、有ればそ
の転写紙を選択する(ステップS29)。他方、無けれ
ば「回転サイズ」の転写紙をサーチし(ステップS3
0)、有ればその転写紙を選択する(ステップS3
1)。また、両方とも無ければコピー動作を中断し(ス
テップS32)、次いで「適合サイズ」のセット指示を
表示し(ステップS33)、メインルーチンに戻る。
【0068】ステップS27において連結モードが設定
されている場合には、先ず、「選択サイズ無し機」を記
憶するためのバッファをクリアし(ステップS33)、
次いで8台の内、複写機「1」がリモート機として設定
されている場合にステップS36以下に進み、NOの場
合には図32に示すステップS41以下に進む。ステッ
プS36以下では、先ず、操作機の場合と同様に「適合
サイズ」の転写紙をサーチし(ステップS36)、有れ
ばその転写紙を選択する(ステップS37)。他方、無
ければ「回転サイズ」の転写紙をサーチし(ステップS
38)、有ればその転写紙を選択する(ステップS3
9)。そして、両方とも無ければ複写機「1」を選択サ
イズ無し機記憶バッファに記憶し(ステップS40)、
図32に示すステップS41以下に進む。
【0069】以下、他の複写機「2」〜「8」に対して
同様な処理(ステップS41〜S82)を実行し、ステ
ップS83以下に進む。ステップS83以下では、先
ず、選択サイズ無し機が有る場合にステップS84以下
に進み、他方、無い場合にステップS93に進む。ステ
ップS84以下では選択サイズ無し機に対して「適合サ
イズ」のセット指示を表示させ(ステップS84)、次
いで操作機に対して「選択サイズ無し機」を表示する
(ステップS85)。
【0070】次いで図26において説明した「全体停止
設定」がYESか否かを判別し(ステップS86)、Y
ESの場合にはステップS87以下に進み、他方、NO
の場合にステップS92に進む。ステップS92では選
択サイズ無し機の動作を中断し、ステップS93に進
む。ステップS87以下では設定されているリモート機
全ての動作を中断し、次いで図26において説明した
「再分担動作」がYESか否かを判別し(ステップS8
8)、YESの場合にはステップS89以下に進み、他
方、NOの場合にステップS93に進む。
【0071】ステップS89以下では選択サイズが無い
リモート機のコピー分を他のリモート機に依頼し、次い
で「選択サイズ無し機」において表示されている「適合
サイズ」のセット指示を消去する(ステップS90)。
次いで操作機において表示されている「選択サイズ無し
機」を消去し(ステップS91)、次いでこのサイズ確
定処理を終了する(ステップS93)。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像出力装置である例えば依頼元デジタル複
写機が出力する画像を画像形成装置である例えば依頼先
デジタル複写機が記録紙に形成する場合に、依頼元デジ
タル複写機の原稿サイズ検出手段により検出された原稿
サイズに適合する記録紙を依頼先デジタル複写機が自動
的に選択するので、操作性を向上させることができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、1以上の依
頼先デジタル複写機の何れかにおいても原稿サイズに適
合する記録紙が無い場合に全ての依頼先デジタル複写機
の処理を中断させるので、適合する記録紙が無い依頼先
デジタル複写機のコピー分を適合する記録紙が有る依頼
先デジタル複写機に振り分ける処理を行うことができ
る。
【0074】請求項3記載の発明によれば、適合する記
録紙が無い依頼先デジタル複写機のコピー分を適合する
記録紙が有る依頼先デジタル複写機に振り分けるので、
振り分け操作を行う必要がなくなり、したがって、操作
性を向上させることができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、適合する記
録紙が無い依頼先デジタル複写機において適合する記録
紙のサイズを表示させるので、依頼元のユーザが依頼先
に対して電話で依頼する作業等を行う必要がなくなり、
したがって、操作性を向上させることができる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、適合する記
録紙が存在しない依頼先デジタル複写機が存在すること
を依頼元デジタル複写機を表示するので、その後のユー
ザの対応時間を短縮することができ、したがって、ダウ
ンタイムを短縮することができる。
【0077】請求項6記載の発明によれば、画像を90
°回転すれば適合する記録紙が有る場合に、画像を90
°回転してその記録紙を選択させるので、ダウンタイム
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔画像形成システムの一実施例
における画像出力側デジタル複写機と画像形成側デジタ
ル複写機を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタル複写機を概略的に示す構成図で
ある。
【図3】図1の画像読み取り部に設けられている自動原
稿サイズセンサを示す構成図である。
【図4】図3の自動原稿サイズセンサのサンプリング機
構を示す構成図である。
【図5】図3の自動原稿サイズセンサにより検出される
原稿サイズおよび方向を示す説明図である。
【図6】図1の人体検知センサを示す構成図である。
【図7】図1の通信コントロール装置により構成される
画像形成装置管理システムを示すブロック図である。
【図8】遠隔画像形成システムの一例を示す説明図であ
る。
【図9】図1の複写機のソフトウエア構造を示す説明図
である。
【図10】図2の操作部を示す説明図である。
【図11】図10のタッチパネルの検出回路を示す回路
図である。
【図12】図11の検出回路の検出論理を示す説明図で
ある。
【図13】操作制御部を示すブロック図である。
【図14】依頼元複写機の標準画面を示す説明図であ
る。
【図15】依頼元複写機の依頼先複写機設定画面を示す
説明図である。
【図16】依頼元複写機の依頼(連結)設定画面を示す
説明図である。
【図17】依頼先複写機に異常が発生した場合の依頼元
複写機の画面を示す説明図である。
【図18】複写依頼が終了した場合の依頼元複写機の画
面を示す説明図である。
【図19】分担により複写依頼が終了した場合の依頼元
複写機の画面を示す説明図である。
【図20】依頼先複写機のコピー中の画面を示す説明図
である。
【図21】依頼先複写機のコピー開始時の画面を示す説
明図である。
【図22】コピーが中断して他機に分担された場合の依
頼先複写機の画面を示す説明図である。
【図23】依頼先複写機でコピーが中断して他の依頼先
複写機に分担された場合の依頼元複写機の画面を示す説
明図である。
【図24】原稿サイズを検出して用紙を自動的に選択す
るモードにおいて依頼先複写機でコピーが中断した場合
の依頼元複写機の画面を示す説明図である。
【図25】適合サイズのない依頼先複写機の画面を示す
説明図である。
【図26】依頼元複写機のユーザ設定画面を示す説明図
である。
【図27】依頼元複写機と依頼先複写機の通信シーケン
スを示す説明図である。
【図28】メモリ使用を要求する場合の依頼元複写機と
依頼先複写機の通信シーケンスを示す説明図である。
【図29】依頼元複写機の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図30】依頼先複写機の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図31】依頼元複写機と依頼先複写機の自動用紙選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】依頼元複写機と依頼先複写機の自動用紙選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図33】依頼元複写機と依頼先複写機の自動用紙選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図34】依頼元複写機と依頼先複写機の自動用紙選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図35】依頼元複写機と依頼先複写機の自動用紙選択
処理を説明するためのフローチャートである。
【図36】従来のデジタル複写機を示すブロック図であ
る。
【図37】他の従来のデジタル複写機を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 操作部 3 画像読み取り装置 4 画像形成装置(画像書き込み部) 10 システムコントローラ 11 メモリユニット 11b SCSIコントローラ 14 通信コントロール装置(CSS) 15 SCSI

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像出力装置がネットワークを介して出
    力する画像を1以上の画像形成装置が受信して記録紙に
    形成する遠隔画像形成システムにおいて、 前記画像出力装置が出力する画像の原稿サイズを検出す
    る原稿サイズ検出手段と、 前記画像出力装置が出力する画像を画像形成装置が記録
    紙に形成する場合に、前記原稿サイズ検出手段により検
    出された原稿サイズに適合する記録紙を前記画像形成装
    置が選択するように制御する制御手段と、を備えたこと
    を特徴とする遠隔画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記1以上の画像形成
    装置の何れにおいても原稿サイズに適合する記録紙が無
    い場合に全ての画像形成装置の処理を中断させることを
    特徴とする請求項1記載の遠隔画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、全ての画像形成装置の
    処理を中断させた後、適合する記録紙が無い画像形成装
    置の分を、適合する記録紙が有る他の画像形成装置に振
    り分けることを特徴とする請求項2記載の遠隔画像形成
    システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、適合する記録紙が無い
    画像形成装置において、適合する記録紙のサイズを表示
    させることを特徴とする請求項2または3記載の遠隔画
    像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、適合する記録紙が無い
    画像形成装置が存在することを前記画像出力装置におい
    て表示させることを特徴とする請求項2ないし4のいず
    れかに記載の遠隔画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、適合する記録紙が無い
    画像形成装置において画像を90°回転すれば適合する
    記録紙が有る場合に、画像を90°回転してその適合す
    る記録紙を選択させることを特徴とする請求項2ないし
    5のいずれかに記載の遠隔画像形成システム。
JP7051232A 1995-03-10 1995-03-10 遠隔画像形成システム Pending JPH08251346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180628B1 (en) 1998-12-17 2007-02-20 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
CN115083213A (zh) * 2022-07-13 2022-09-20 东航技术应用研发中心有限公司 基于航站维修能力进行记录纸差异化监管的系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180628B1 (en) 1998-12-17 2007-02-20 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
US7551307B2 (en) 1998-12-17 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and image formation system
CN115083213A (zh) * 2022-07-13 2022-09-20 东航技术应用研发中心有限公司 基于航站维修能力进行记录纸差异化监管的系统

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